JP6135905B2 - アース・ソーラーシステム - Google Patents

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Description

石油、ガス、電気等の人口エネルギーの浪費を抑え、太陽光や地中の地熱を有効に活用して住宅の室温調節を行うための、エネルギーコストが低く構造が簡単な冷暖房装置に関する。
従来の、小規模な住宅における室温調整は、夏期にはクーラーを使用し、冬期には電気、ガス、石油等のエネルギーを利用して冷暖房を行って来たが、近年では地球温暖化防止の観点から、エネルギー消費に伴うCO2排出量の削減が急務となり、エネルギー消費量の削減や、さらに自然エネルギーへの代替が早急に望まれている。
これに伴い、自然エネルギーの利用手段として、現在、一般的に普及しているものは、太陽エネルギーを利用した、太陽熱温水器(熱効率50〜60%)と太陽光発電(変換効率10〜15%)があるが、いずれも、太陽エネルギーだけを利用する省エネ技術は天候に左右され易く、不安定な点から単独では利用が出来ず、他のエネルギーと兼用して利用されて来たため、なお一層の改良が求められている。
これに対して、地下4〜5mの地中は、年間を通じて安定した温度を保つことから、夏期は外気と比べて低温となり、冬期は外気と比べて暖温となる。そのため、従来からこのような地中熱を利用した設備は、大型の建物や公共設備等で実験的に施工されているが、その利用方法は、冬の間に自然界で出来た氷を保存しておき、その氷を夏期に地下に設けた蓄熱槽に移して冷水を作り、その冷水を各室に循環させて冷房を行うことが一般的であり、大掛かりな工事が必要となり、しかも、定期的に蓄熱層に氷を補充しなければならず、小規模な住宅用としては不向きであった。
さらに、地中熱を利用したヒートポンプ方式で、家庭内の給湯と、家内の冷暖房を行う方法も行われているが、水平ループ方式(地中に深さ1〜2mの堀を堀り、そこに採熱用パイプを這わせて埋設する)では、建て坪100mの住宅の熱源を得るために400〜600mの採熱用パイプを埋設することが必要であり、又、垂直ループ方式(地中に深さ50〜100mの井戸を堀り、そこに採熱用パイプを埋設する)では2本の井戸が必要となり、一般住宅用で300〜500万円の費用を要すると共に、ヒートポンプの稼動コスト(電気代)が、深夜電力を利用した電気温水器の約75%かかるといった問題があった。
また、平成15年7月に建築基準法が改正され、「シックハウス対策」として、居室の24時間換気(1時間で居室体積の0.5回分を換気させる事)が義務づけられた。
そこで、本出願人は、特許文献1に記載された、建築基準法に対応できる「アース・ソーラーシステム(二層式)」を発明し出願した。この発明によれば、貯水タンクと、貯温水タンクの2つのタンクを地中に埋設し、その双方のタンク内に、外気取入口から各室の24時間給気パイプに連通する熱交換パイプを配管し、貯水タンクを雨水又は地下水又は水道水で満たすと共に、貯温水タンクは太陽熱温水器からの温水で満たし、前記、熱交換パイプに設けた開閉バルブを操作する事により、夏期においては、冬期の冷たい外気で冷やしておいた貯水タンク内の冷水を利用して、外気を貯水タンク内の熱交換パイプを経由させ、暑い外気を冷やして各室に送り込むため、効率よく冷風運転を行うことが出来る。また、冬期においては、夏期の暑い外気で温めておいた貯水タンクの弱温水に冷たい外気を熱交換バイプを経由して暖めると共に、さらに太陽熱温水器を利用した、貯温水タンク内の温水中の熱交換パイプを経由するため、各室に温風を送り込むことが可能となった。
特願2007−42895
しかしながら、本出願人の出願した特許文献1の発明においては、貯水タンクと貯温水タンクの2つのタンクを必要としたため、配管が複雑になり、開閉バルブの数も増え、高価格になると共に、施工するための工期も長く必要であった。
そこで、本出願人は、特許文献2に記載された、「アース・ソーラーシステム(一層式)」を発明して出願した。この発明によれば、建物の下部の地中に、建物の基礎部と一体に構成したコンクリート製タンクを構築し、コンクリート製タンク内に熱交換パイプを配管し、コンクリート製タンク内を雨水、又は水道水、又は地下水で満たし、全熱交換型換気扇からの供給空気をコンクリート製タンク内の熱交換パイプに導き、夏期は、全熱交換型換気扇からの供給空気を、地中熱で冷やされたコンクリート製タンク内の水と、熱交換パイプとの間で熱交換して冷やした後、給気パイプを経由して各階に給気し、冬期は、太陽熱温水器からの温水を、コンクリート製タンク内に循環させて、コンクリート製タンク内を温水状態とし、全熱交換型換気扇からの供給空気を、コンクリート製タンク内の熱交換パイプに導き、コンクリート製タンク内の温水と、熱交換パイプとの間で熱交換して暖めた後、給気パイプを経由して各階に給気した事により、各室に温風を送り込むことが可能となった。
特願2008−134783
しかしながら、本出願人の出願した特許文献2の発明においても、建物の下部の地中にコンクリート製タンクを必要としたため、高価になると共に、施工するための工期も長く必要であった。
そこで、本出願人は、特許文献3に記載された、「アース・ソーラーシステム(地中熱回収パイプ方式)」を発明して出願した。この発明によれば、建物の基礎部に外部との通気口を設置せず、1階床下内部の空気を外気と遮断して密封状態とし、建物の室内に取付けた全熱交換型換気扇が室内側に供給する新鮮な外気を、建物の1階床下内部に送り込むと共に、1階床下の基礎底盤に下部をU字形に成形した複数の地中熱回収パイプを、両端を基礎底盤より1階床下部に突き出すように地中に埋設し、地中熱回収パイプの一端には送風機を取付け、その送風機を作動させる事により1階床下内部の空気が地中熱回収パイプに吸い込まれ、その地中熱回収パイプに吸い込まれた空気は、冬期は地中熱により地中熱回収パイプの中で暖められると共に、さらに、1階床下部に設けた温水蓄熱槽に太陽熱温水器で温めた温水を循環させて1階床下内部の空気を暖め、また、夏期は1階床下部に設けた温水蓄熱槽に太陽熱温水器からの温水を循環させず、地中熱により地中熱回収パイプの中で冷やされた空気が1階床下内部に給気され、その1階床下の空気をダクトを通して各階の天井内部に給気し、天井内部に給気した空気を各室天井に設けたガラリより室内に給気した事により、冬期には弱暖房された暖かい空気を各室に送り込むと共に、夏期には弱冷風された涼しい空気を各室に送り込むことが可能となった。
特願2009−158863
しかしながら、本出願人の出願した特許文献3の発明においても、雨や曇りの日が続いた場合、太陽熱温水器のお湯の温度が上がらず、雨や曇りの日と、晴天の日の温度差が大きいといった問題が発生した。
そこで、本出願人は、特許文献4に記載された、「アース・ソーラーシステム(地中熱回収パイプ方式)」を発明して出願した。この発明によれば、冬期においては、建物の基礎部に外部との通気口を設置せず、1階床下内部の空気を外気と遮断して密封状態とし、建物の室内に取付けた全熱交換型換気扇が室内側に供給する新鮮な外気を、建物の1階床下部に送り込むと共に、1階床下の基礎底盤に下部をU字形に成形した複数の地中熱回収パイプを、両端を基礎底盤より1階床下部に突き出すように地中に埋設し、地中熱回収パイプの一端には送風機を取付け、その送風機を稼動させる事により1階床下内部の空気が地中熱回収パイプに吸い込まれ、地中熱により地中熱回収パイプの中で暖められて1階床下内部の空気を暖めると共に、太陽熱温水器からの温水をお風呂で利用した後、温水蓄熱槽に流して溜湯したため、雨や曇りが続いた場合においても、1階床下内部の空気の温度を地中熱だけに頼らず暖かくする事が可能となり、これまで排水溝に流していた温かい風呂の残り湯のエネルギーを再利用する事により、1階床下内部の弱暖房された暖かい空気を各室に給気する事が可能となった。また、夏期においては、温水蓄熱槽に風呂の残り湯を供給せず、全熱交換型換気扇から1階床下内部に送り込まれた外気は、地中熱により地中熱回収パイプの中で冷やされて1階床下部の空気と混ぜ合わされた後、各階天井内部に設けられたダクトの送風機を稼動させる事により、1階床下内部からダクトを経由して各階の天井内部に送られ、天井に設けたガラリより室内に給気して室内を冷やす事が可能となった。
特願2010−56088
しかしながら、本出願人の出願した特許文献4の発明においても、床下に設置する温水蓄熱槽の長期耐久性に問題が残ると共に、冬期において風呂の残り湯と地中熱だけでは暖房効果が不足するといった問題が発生した。
また、従来から地中熱交換機を利用した建物の空調換気システムとして知られている、特許文献5に記載したジオパワーシステムの場合、冬期において、地中熱だけでは暖房効果(地下5mでも地中温度は約18度前後だから、外気を地中熱により暖めても、それ以下の温度にしかならない)が低く、さらに価格が高いため、一般住宅に施工する場合はコストの面で問題があった。
特開2007−303693
さらに、太陽エネルギーを利用するソーラーシステムとして知られている、特許文献6に記載したOMソーラーの場合、雨や曇りの日が続いた場合には暖房効果が下がるため補助暖房装置が必要になるといった問題と、さらに夏期においては冷風運転が出来ないといった欠点があった。
特開平08−005161
本発明は、このような、従来の欠点に鑑みて、自然との調和を図る事を目的とし、石油、ガス、電気等の人工エネルギーの浪費を抑え、太陽熱や、風呂の温かい残り湯や、地中の地中熱を有効に利用して、住宅の室温調整を行うものであり、エネルギーコストが低く、構造が簡単な冷暖房装置を提供する事を課題とする。
本出願人の出願した特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4による発明では、上記のような問題が発生したため、当社では、新たに、特許文献4の発明を改良して、冬期においては、屋根に設置した太陽熱集熱器で暖めた外気をダクトで1階床下内部に送り込むと共に、風呂の残り湯を、1階床下内部の基礎底盤の上に設置した温水放熱パイプに流し、温水放熱パイプに風呂の温かい残り湯を溜湯させるように改良すると共に、温水放熱パイプにコストを抑えた塩ビパイプを採用し、本発明を特許出願すると同時に、本製品の発売に踏み切る事とした。
かかる課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、建物の室内に取付けた全熱交換型換気扇が室内に給気する新鮮な外気を、建物の1階床下に送り込むと共に、1階床下の基礎底盤に、下部をU字形に構成した内径100ミリメートル、地中に埋め込む深さ4メートルの塩ビパイプの地中熱回収パイプの両端を、基礎底盤より1階床下内部に突き出すように地中に埋設し、地中熱回収パイプの一端に送風機を取付けて稼動させる事により、1階床下内部の空気が地中熱回収パイプに吸い込まれ、その地中熱回収パイプに吸い込まれた空気は、冬期においては地中熱により地中熱回収パイプの中で暖められて1階床下内部を暖めると共に、1階床下の基礎底盤の上部に基礎に沿って四角形状になるように構成した温水放熱パイプの高さを調整するため下部を平板状の台座とネジ山のある2本の受けボルトで形成し、前記受けボルトにナットを取付け、ナットの上部に温水放熱パイプの塩ビパイプを受止めるためのU字形をした受台の左右に開けた穴を2本の受けボルトに挿入し、受台に塩ビパイプを乗せ、塩ビパイプを基礎底盤に対して同一高さになるようにナットで受台の高さを調整したあと、逆U字形をして左右に前記受けボルトを通すための穴を開けた固定カバーを塩ビパイプに被せ、ナットで受台と固定カバーを固定し、温水放熱パ イプの後端部に、前記塩ビパイプの内部の上部が、逆U字形トラップの頂点の内部の下部と同一高さになるように逆U字形トラップを接続し、さらに逆U字形トラップの端部を排水パイプに接続し、温水放熱パイプに風呂の温かい残り湯を流して溜湯させる事により、1階床下内部の空気をさらに暖め、さらに屋根に黒色のガルバリウム鋼板の両側を屋根と集熱盤の間の隙間が3cmになるようにコの字形に折り曲げ、前記集熱盤の太陽光を受ける面には、集熱盤を補強するため6mmの凸状の補強用折曲部を形成し、集熱盤の上端には太陽光で暖められた暖かい空気を集めるため、黒色のガルバリウム鋼板を直方体に成形した集熱箱を取付けた太陽熱集熱器を取付け、太陽光で暖められた太陽熱集熱器の内部の暖かい空気を送風機で1階床下内部に給気して1階床下内部を暖め、このようにして暖められた1階床下内部の空気を各階の室内に給気して室内を暖め、また、夏期においては地中熱により地中熱回収パイプの中で冷やされた1階床下内部の空気を各階の室内に給気して室内を冷やした事を特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、建物の室内に取付けた全熱交換型換気扇が室内に給気する新鮮な外気を、建物の1階床下に送り込むと共に、1階床下の基礎底盤に、下部をU字形に構成した内径100ミリメートル、地中に埋め込む深さ4メートルの塩ビパイプの地中熱回収パイプの両端を、基礎底盤より1階床下内部に突き出すように地中に埋設し、地中熱回収パイプの一端に送風機を取付けて稼動させる事により、1階床下内部の空気が地中熱回収パイプに吸い込まれ、その地中熱回収パイプに吸い込まれた空気は、冬期においては地中熱により地中熱回収パイプの中で暖められて1階床下内部を暖めると共に、1階床下の基礎底盤の上部に基礎に沿って四角形状になるように構成した温水放熱パイプの高さを調整するため下部を平板状の台座とネジ山のある2本の受けボルトで形成し、前記受けボルトにナットを取付け、ナットの上部に温水放熱パイプの塩ビパイプを受止めるためのU字形をした受台の左右に開けた穴を2本の受けボルトに挿入し、受台に塩ビパイプを乗せ、塩ビパイプを基礎底盤に対して同一高さになるようにナットで受台の高さを調整したあと、逆U字形をして左右に前記受けボルトを通すための穴を開けた固定カバーを塩ビパイプに被せ、ナットで受台と固定カバーを固定し、温水放熱パイプの後端部に、前記塩ビパイプの内部の上部が、逆U字形トラップの頂点の内部の下部と同一高さになるように逆U字形トラップを接続し、さらに逆U字形トラップの端部を排水パイプに接続し、温水放熱パイプに風呂の温かい残り湯を流して溜湯させる事により、1階床下内部の空気をさらに暖め、さらに屋根に黒色のガルバリウム鋼板の両側を屋根と集熱盤の間の隙間が3cmになるようにコの字形に折り曲げ、前記集熱盤の太陽光を受ける面には、集熱盤を補強するため6mmの凸状の補強用折曲部を形成し、集熱盤の上端には太陽光で暖められた暖かい空気を集めるため、黒色のガルバリウム鋼板を直方体に成形した集熱箱を取付けた太陽熱集熱器を取付け、太陽光で暖められた太陽熱集熱器の内部の暖かい空気を送風機で1階床下内部に給気して1階床下内部を暖め、このようにして暖められた1階床下内部の空気を各階の室内に給気して室内を暖め、また、夏期においては地中熱により地中熱回収パイプの中で冷やされた1階床下内部の空気を各階の室内に給気して室内を冷やした事により、エネルギー消費が少なく、省エネにも貢献する冷暖房装置を提供する事が出来るようになり、エネルギーコスト(電気・ガス・灯油代)を大幅に削減する事が可能となった。
以下、この発明の実施の形態1について説明する。
[発明の実施の形態1]
図1乃至図8には、この発明の実施の形態1を示す。
図1は、本発明の太陽熱集熱器5と温水放熱パイプ47と地中熱回収パイプ31、35、40、42を利用した、住宅1の立体解説図である。以下に、太陽熱と地中熱と風呂の温かい残り湯を利用した住宅の冷暖房システムを説明する。
図1は、本発明のアース・ソーラーシステムを分かりやすく説明するため、アース・ソーラーシステムを組み込んだ住宅1を立体解説図で示したものである。屋根2の上に太陽熱集熱器5を設置すると共に、基礎底盤23の上部には温水放熱パイプ47を設置し、この温水放熱パイプ47に風呂15の温かい残り湯を供給するため、風呂15の排水パイプ53に電気切替弁52を取付け、風呂15の温かい残り湯を温水放熱パイプ47に供給する場合は、電気切替弁52のスイッチ(図示せず)を排水パイプ46方向から温水放熱パイプ47方向に切り替える事により、風呂15の温かい残り湯が温水放熱パイプ47に供給される。さらに、基礎底盤23の四隅には2本の塩ビパイプ(4mの塩ビパイプ)の下部を塩ビ製の90°エルボと塩ビパイプで継いで、下部をU字形(図2の拡大図で示す)に構成した4組の塩ビパイプの地中熱回収パイプ31、35、40、42が、両端を基礎底盤23より1階床下内部に突き出すように地中に埋設され、地中熱回収パイプ31の1階床下内部に突き出した塩ビパイプの先端には塩ビ製の90°エルボ24、90°エルボ26が取付けられ、塩ビ製の90°エルボ26の先端には送風機27が取付けられる。同様に、地中熱回収パイプ35の1階床下内部に突き出した塩ビパイプの先端には塩ビ製の90°エルボ32、90°エルボ33が取付けられ、塩ビ製の90°エルボ33の先端には送風機37が取付けられる。同様に、地中熱回収パイプ40の1階床下内部に突き出した塩ビパイプの先端には塩ビ製の90°エルボ16、90°エルボ17が取付けられ、塩ビ製の90°エルボ17の先端には送風機56が取付けられる。同様に、地中熱回収パイプ42の1階床下内部に突き出した塩ビパイプの先端には塩ビ製の90°エルボ48、90°エルボ49が取付けられ、塩ビ製の90°エルボ49の先端には送風機50が取付けられると共に、地中熱回収パイプ31、35、40、42を構成する2本の塩ビパイプに取付けた塩ビ製の90°エルボの空気取入口と空気吐出口を互いに直角になるように構成し、隣り合う4組の地中熱回収パイプの空気排出口と、空気取入口が互いに向き合うように配置される。
さらに、太陽熱集熱器5の集熱盤10で暖められた屋根2と集熱盤10の間の空気が上昇して集熱箱3に集められ、室内ダクト13に取付けられた送風機19を稼動させる事により、集熱箱3に集められた外気は外気導入ダクト6から室内に取付けられた室内ダクト13を経由して1階床下内部に給気される。この場合、集熱箱3に取付けられ断熱材で囲まれた外気導入ダクト6の内部の外気は、冬期の冷たい外気による温度低下を防ぐため、屋根2の直下の壁面から室内に導入し、断熱材で囲まれた室内ダクト13を経由して矢印18で示すように1階床下内部に給気される。
さらに、風呂15で利用した後の温かい残り湯は、排水パイプ53に取付けられた電機切替弁52(排水パイプ53の中の排水を、排水パイプ46方向、又は温水放熱パイプ47方向へ流すための電気モーターを使用した排水経路の切替弁)を温水放熱パイプ47方向に切り替える事により風呂15の温かい残り湯は温水放熱パイプ47に流れ込み、温水放熱パイプ47の中に溜湯(図7で詳細に説明する)され1階床下内部の空間を暖める。
さらに、図6で示すように、送風機27、37、50、56を稼動させる事により、地中熱回収パイプ31が吸い込んだ1階床下内部の空気は、地中熱回収パイプ31の中を矢印30方向から矢印29方向に流れて地中熱により温度調整され、送風機27により1階床下内部に排出される。このようにして1階床下内部に排出された空気は矢印28方向に送風され、1階床下内部の空気と混ぜ合わされて温度が均一になるように調整され、塩ビ製の90°エルボ32から再び地中熱回収パイプ35に吸い込まれ、地中熱回収パイプ35の中を矢印34方向から矢印36方向に流れて地中熱により温度調整され、送風機37により1階床下内部に排出される。このようにして1階床下内部に排出された空気は矢印44方向に送風され、1階床下内部の空気と混ぜ合わされて温度が均一になるように調整され、塩ビ製の90°エルボ48から再び地中熱回収パイプ42に吸い込まれ、地中熱回収パイプ42の中を矢印43方向から矢印41方向に流れて地中熱により温度調整され、送風機50により1階床下内部に排出される。このようにして1階床下内部に排出された空気は矢印51方向に送風され、1階床下内部の空気と混ぜ合わされて温度が均一になるように調整され、塩ビ製の90°エルボ16から再び地中熱回収パイプ40に吸い込まれ、地中熱回収パイプ40の中を矢印39方向から矢印38方向に流れて地中熱により温度調整され、送風機56により1階床下内部に排出される。このようにして1階床下内部に排出された空気は矢印22方向に送風され、1階床下内部の空気と混ぜ合わされて温度が均一になるように調整され、塩ビ製の90°エルボ24から再び地中熱回収パイプ31に吸い込まれる。このように基礎底盤23の四隅に配置された地中熱回収パイプ31、35、40、42の空気取入口(塩ビ製の90°エルボ24、32、48、16)と、地中熱回収パイプの空気排出口(塩ビ製の90°エルボ26、33、49、17)を、互いに向き合うように構成する事により、1階床下内部の空気は、床下内部の場所によって澱む事が無くまぜ合わされ、床下内部の空気の温度が何れの場所でも均一になるように調整される。
さらに、1階床下の基礎底盤23の四隅に、地中熱回収パイプ31、35、40、42を互いに離して埋め込む事により、地中内部において地中熱回収パイプから発生する熱による、お互いの地中熱回収パイプ同士による熱干渉を少なくする事が可能となる。特に、狭小地に地中熱回収パイプを埋め込む場合、地中熱回収パイプ同士の熱による熱干渉により、地中の温度が変化(夏期には暑い外気を地中熱回収パイプに送り込むため地中の温度が上昇し、冬期には寒い外の外気を地中熱回収パイプに送り込むため地中の温度が下がる)してしまい、地中熱回収パイプのメリットが減少する事となる。
このように、地中熱回収パイプ31、35、40、42に各々1台の送風機を取付け地中熱を回収した事により地中熱を効率良く回収する事が可能となった。さらに、それぞれの地中熱回収パイプ31、35、40、42に独立して1台づつ送風機を取付けた事により、1階床下内部の空気の温度が、夏(冬)の初めに冷え(暖か)すぎる場合には、4本の地中熱回収パイプ31、35、40、42の内の数本のみ稼動させ、他の地中熱回収パイプの稼動を停止させる事により、1階床下内部の温度を調節する事が可能となった。なお、当社では、この発明の実施の形態1で説明している地中熱回収パイプを4組み使用したアース・ソーラーシステムは、述べ床面積40坪迄の住宅仕様とし、それ以上の述べ床面積の住宅の場合には、述べ床面積に応じて地中熱回収パイプを増設して対応している。
本発明において、地中熱回収パイプ31、35、40、42には内径100ミリメートルの塩ビパイプを使用し、地中に埋め込む深さは約4メートルである。その理由は、塩ビパイプの標準的な長さは4メートルで入手しやすい上に価格が安く、さらに関東地区の地中4〜5メートルの温度は、年間を通して約17℃〜19℃と温度変化が少ないためです。ちなみに、東京都足立区大谷田の、当社ショールーム(地下室付)で、毎日、地中1メートル、3メートル、5メートルの地中温度を測定しているが、その測定結果によると地中5メートルの地中温度は、毎年5月〜6月の間で最低温度の17.1℃となり、11月〜12月の間で最高温度の19.3℃となる。外気の最低気温(2月頃)に対して地中5メートルの最低温度が5月〜6月となるのは、地表面の温度が地中に浸透するのに時間がかかるためである。夏期の場合も同様である。
さらに、地中熱回収パイプ31、35、40、42を地中に埋設する際は、小型重機(穴堀建柱車等)にオーガーを取付け、オーガーで地中に穴を掘り、その穴に地中熱回収パイプを埋め込むため、工期を短縮し安価に施工する事が可能である。
なお、一般的な住宅の1階床下の基礎は、1階床下内部に湿気が溜まるのを防ぐため、外気と1階床下内部の空気が常に通気するように、基礎と土台の間に通気基礎パッキンを使用しているが、本発明においては、1階床下内部を外気温度調整槽として利用するため、ベタ基礎を施工し、外気が1階床下部に直接流入しないように、基礎と建物の土台の間に気密基礎パッキンを使用し、1階床下内部が外気と通気せず密封状態となるように施工する。
以上のような構成において、図2において冬期における居室の弱温風運転について説明する。
最初に、一般的な全熱交換型換気扇の使用方法では、全熱交換型換気扇の内部で熱交換を終えた新鮮な外気は居室に給気されるが、本発明のアース・ソーラーシステムでは全熱交換型換気扇の内部で熱交換を終えた新鮮な外気を1階床下内部90に給気する方法について説明する。1階の居室Aの室内側吐出空気(よごれた室内空気)は、全熱交換型換気扇72に吸い込まれダクト74を経由してフード83から室外に排気される。その際、全熱交換型換気扇72が排気する室内の空気(室内側吐出空気)と、フード83から室内に給気する外気(室外側吸込空気)とが全熱交換型換気扇72の内部で熱交換されると共に、全熱交換型換気扇72が吸い込んだ室外側吸込空気(新鮮な空気)は全てダクト78を経由して1階床下内部90に供給される。同様にして、2階の居室Bの室内側吐出空気(よごれた室内空気)は、全熱交換型換気扇67に吸い込まれダクト68を経由してフード75から室外に排気される。その際、全熱交換型換気扇67が排気する室内の空気(室内側吐出空気)と、フード75から室内に給気する外気(室外側吸込空気)とが全熱交換型換気扇67の内部で熱交換されると共に、全熱交換型換気扇67が吸い込んだ室外側吸込空気(新鮮な空気)は全てダクト70を経由して1階床下内部90に供給される。
このように、全熱交換型換気扇67、72を使用する事により、冬期における室内の暖かい空気を、外の冷たい外気と入れ替える(換気する)際に、室内の暖かい空気の温度が下がるのを最小限に抑える事が可能となる。ちなみに、三菱電機株式会社のホームページでは、ロスナイ(全熱交換型換気扇の商品名)の熱交換機能を、「外気温度0℃、室内温度20℃、温度交換効率75%の場合」、室内温度20℃の空気をロスナイで換気した場合、外気(0℃)の空気の温度は熱交換機の働きで15℃となって室内に給気(新鮮空気)されると説明している。
つづいて、このようにして1階床下内部90に供給された全熱交換型換気扇67、72からの外気(室外側吸込空気)が、どのようにして1階床下内部90で熱交換されて弱温風になるかを説明する。
ダクト70、78から供給された全熱交換型換気扇67、72からの外気は、1階床下内部90の空気と混ざり合い、地中熱回収パイプ92に取付けられた送風機93を稼動させる事により、1階床下内部90の空気は、矢印91方向から地中熱回収パイプ92に吸い込まれ、地中熱回収パイプ92の中で地中熱により暖められて弱温風となり、送風機93により矢印94方向に示すように1階床下内部90に排気される。同様にして、地中熱回収パイプ96に取付けられた送風機97を稼動させる事により、1階床下内部90の空気は、矢印95方向から地中熱回収パイプ96に吸い込まれ、地中熱回収パイプ96の中で地中熱により暖められて弱温風となり、送風機97により矢印98方向に示すように1階床下内部90に排気される。同様にして、地中熱回収パイプ100に取付けられた送風機101を稼動させる事により、1階床下内部90の空気は、矢印99方向から地中熱回収パイプ100に吸い込まれ、地中熱回収パイプ100の中で地中熱により暖められて弱温風となり、送風機101により矢印102方向に示すように1階床下内部90に排気される。同様にして、地中熱回収パイプ105に取付けられた送風機109を稼動させる事により、1階床下内部90の空気は、矢印104方向から地中熱回収パイプ105に吸い込まれ、地中熱回収パイプ105の中で地中熱により暖められて弱温風となり、送風機109により矢印110方向に示すように1階床下内部90に排気される。
さらに、冬期では、風呂123で利用した後の温かい残り湯を、電気切替弁115で矢印116方向に示す温水放熱パイプ82に流すように切り替える事により、風呂の123の温かい残り湯が温水放熱パイプ82に溜湯される。このようにして温水放熱パイプ82に溜湯された温かい風呂123の残り湯により1階床下内部90の空気が暖められる。なお、温水放熱パイプ82の長さは風呂123の浴槽の湯量を基にして決める事により、風呂123の温かい残り湯を無駄なく活用する事が可能になると共に、温水放熱パイプ82から溢れ出る、温水放熱パイプ82の中の冷めた風呂の残り湯は、温かい風呂123の残り湯に押し出されて矢印81方向から矢印113方向に流れ排水溝111に排水される。このように構成する事により、常に温水放熱パイプ82の中の冷めた残り湯が押し出され、温水放熱パイプ82の中は温かい風呂123の残り湯で満たされる。
このようにして、風呂123で使用した後の温かい残り湯を、1階床下内部90の基礎底盤89の上に設置した温水放熱パイプ82に流して溜湯させる事により、地中熱回収パイプ92、96、100、105の中で地中熱により暖められた1階床下内部90の空気は、さらに温水放熱パイプ82の中の風呂123の温かい残り湯により暖められる。
さらに、屋根66の上に取付けた太陽熱集熱器61の集熱盤64と屋根66の間の空気が太陽光により暖められ上昇して集熱箱63に集められ、送風機(図1で説明した送風機19)を稼動させる事により外気導入ダクト65と、室内に取付けられた室内ダクト(図1で説明した室内ダクト13)を経由して1階床下内部90に供給される。この場合、集熱箱63に取付けられ断熱材で保温された外気導入ダクト65は、冬期の寒い外気による温度低下を防ぐため屋根66の直下の壁面から室内に導入するように施工し、断熱材で保温された室内ダクトを経由して1階床下内部90に供給する事により、さらに1階床下内部90の空気を暖める。
このように、1階床下内部90で弱温風となった外気は、1階床を暖める事により1階の居室Aを暖めると共に、弱温風となった1階床下内部90の空気は、1階床下に取付けられた送風機87を稼動させる事により、ガラリ86から矢印85方向に給気されて1階室内を暖め、さらに1階床下内部90から2階床に配管されたダクト120の送風機117を稼動させる事により、1階床下内部90の弱温風はダクト120を経由してガラリ121より矢印122方向に給気され2階の居室Bを暖める。
このように、冬期においては風呂123で利用した後の温かい残り湯を、1階床下内部90の基礎底盤89の上部に設置した温水放熱パイプ82に流して溜湯させる事により、曇りや雨の日が続いた場合でも、地中熱回収パイプ92、96、100、105の中で地中熱により暖められた1階床下内部90の空気を、さらに温水放熱パイプ82の中の温かい風呂の残り湯で暖め、弱温風として1階の居室A、2階の居室Bに給気する事が可能となる。
つづいて、図3において夏期における居室の弱冷風運転について説明する。
最初に、一般的な全熱交換型換気扇の使用方法では、全熱交換型換気扇の内部で熱交換を終えた新鮮な外気は居室に給気されるが、本発明のアース・ソーラーシステムでは全熱交換型換気扇の内部で熱交換を終えた新鮮な外気を1階床下内部90に給気する方法について説明する。1階の居室Aの室内側吐出空気(よごれた室内空気)は、全熱交換型換気扇72に吸い込まれダクト74を経由してフード83から室外に排気される。その際、全熱交換型換気扇72が排気する室内の空気(室内側吐出空気)と、フード83から室内に給気する外気(室外側吸込空気)とが全熱交換型換気扇72の内部で熱交換されると共に、吸い込んだ室外側吸込空気(新鮮な空気)は全てダクト78を経由して1階床下内部90に供給される。同様にして、2階の居室Bの室内側吐出空気(よごれた室内空気)は、全熱交換型換気扇67に吸い込まれダクト68を経由してフード75から室外に排気される。その際、全熱交換型換気扇67が排気する室内の空気(室内側吐出空気)と、フード75から室内に給気する外気(室外側吸込空気)とが全熱交換型換気扇67の中で熱交換されると共に、吸い込まれた室外側吸込空気(新鮮な空気)は全てダクト70を経由して1階床下内部90に供給される。
このようにして、全熱交換型換気扇67、72を使用する事により、夏期における涼しい室内の空気を、外の暑い外気と入れ替える(換気する)際に、涼しい室内の空気の温度の上昇を最小限に抑える事が可能となる。
つづいて、このようにして1階床下内部90に供給された全熱交換型換気扇67、72からの外気(室外側吸込空気)が、どのようにして1階床下内部90で熱交換されて弱冷風になるかを説明する。ダクト70、78から供給された全熱交換型換気扇67、72からの外気は、1階床下内部90の空気と混ざり合い、地中熱回収パイプ92に取付けられた送風機93を稼動させる事により、1階床下内部90の空気は、矢印91方向から地中熱回収パイプ92に吸い込まれ、地中熱回収パイプ92の中で地中熱により冷やされて弱冷風となり、送風機93により矢印94方向で示すように1階床下内部90に排気される。同様にして、地中熱回収パイプ96に取付けられた送風機97を稼動させる事により、1階床下内部90の空気は、矢印95方向から地中熱回収パイプ96に吸い込まれ、地中熱回収パイプ96の中で地中熱により冷やされて弱冷風となり、送風機97により矢印98方向で示すように1階床下内部90に排気される。同様にして、地中熱回収パイプ100に取付けられた送風機101を稼動させる事により、1階床下内部90の空気は、矢印99方向から地中熱回収パイプ100に吸い込まれ、地中熱回収パイプ100の中で地中熱により冷やされて弱冷風となり、送風機101により矢印102方向で示すように1階床下内部90に排気される。同様にして、地中熱回収パイプ105に取付けられた送風機109を稼動させる事により、1階床下内部90の空気は、矢印104方向から地中熱回収パイプ105に吸い込まれ、地中熱回収パイプ105の中で地中熱により冷やされて弱冷風となり、送風機109により矢印110方向で示すように1階床下内部90に排気される。
このようにして、1階床下内部90で弱冷風となった外気は、1階床を冷やす事により1階の居室Aを冷やすと共に、弱冷風となった1階床下内部90の空気は、1階床下に取付けられた送風機87を稼動させる事により、ガラリ86から矢印85方向に示すように1階の居室Aに給気され1階室内を冷やす。さらに1階床下内部90から2階床に配管されたダクト120に取付けられた送風機117を稼動させる事により、1階床下内部90の弱冷風はダクト120を経由してガラリ121から矢印122方向に示すように2階の居室Bに給気され2階の居室Bを冷やす。
なお、夏期においては、電気切替弁115を切り替え、風呂123の残り湯を矢印124方向に排水する事により、1階床下内部90の基礎底盤89の上部に設置した温水放熱パイプ82に風呂123の残り湯を供給せず、夏期においては温水放熱パイプ82は利用しない。さらに図1で説明した太陽熱集熱器5の室内ダクト13に取付けられた送風機19を停止し、送風機19の送風口に断熱材を取付けたキャップを取付けて送風口を塞ぎ、太陽熱集熱器5からの暖かい温風が1階床下内部90に流れ込まないようにする。
図4は、本発明における住宅60を、次世代省エネタイプの断熱材で施工(構成)した状態を示す。屋根の断熱に関しては、屋根断熱材130(一般的には、厚さ160mmの発泡ウレタン)を屋根裏側に施工する。外壁の断熱に関しては、外壁断熱材131(一般的には、厚さ75mmの発泡ウレタン)を壁内部に施工する。窓のサッシに関しては、各社から発売されている断熱等級4(次世代省エネタイプ)の断熱樹脂サッシ132を使用する。基礎の断熱に関しては、基礎外断熱材133(一般的には、厚さ50mmの発泡スチロール板)を基礎コンクリートの外側に施工したあと、発泡スチロール板の外側に無収縮コンクリートを厚さ10〜20ミリメートル施工する。但し、ここに書かれた断熱材の種類と材質に関しては、例えば、発泡スチロール板であっても、密度の違いにより断熱効果に変化が生じるため、同一メーカーであっても、密度により厚さが変わる場合がある。なお、次世代省エネタイプの住宅においては、1階床下、1階天井裏、2階天井裏に断熱材を施工しているが、本発明においては、住宅の各々室内同士の温度を出来るだけ均一に保つため、1階床下1や1階天井裏、2階天井裏には断熱材を施工しない。本発明における住宅60の断熱性能に関しては、最大限の省エネ効果を得るためにも、図4で説明した次世代省エネタイプの断熱を必ず施工する事が必要である。
つづいて、図5により、全熱交換型換気扇142の機能と、全熱交換型換気扇142の設置場所について説明する。
図5bに示すように、全熱交換型換気扇本体136の下面には室内空気取込口141が設けられ、室内空気取込口141から吸い込まれた室内の空気は、排気用配管140を経由して排気139方向(室外)に排気され、その際、全熱交換型換気扇142が排気139する室内の空気(室内側排出空気)と、外気取込配管137を経由して全熱交換型換気扇142に吸い込まれる外気138とが全熱交換型換気扇本体136の内部で熱交換されると共に、吸い込まれた外気138は4本の給気パイプ144に分岐されて各居室に給気143されるように構成される。
このように構成された全熱交換型換気扇142を、図5a(図2、図3で説明した符号と同一符号で説明する)で示すように1階の天井部分に全熱交換型換気扇72(図5bで説明した全熱交換型換気扇142と同一製品)を取付け、全熱交換型換気扇72を稼働させる事により、居室Aの室内空気が矢印80方向から廊下Eに流れ込み全熱交換型換気扇72に吸い込まれ、吸い込まれた室内空気はダクト74を経由して室外に排気されると共に、全熱交換型換気扇72内部で新鮮な外気と熱交換され、全ての給気はダクト78を経由して1階床下内部90に供給される。同様に、2階の天井部分に全熱交換型換気扇67(図5bで説明した全熱交換型換気扇142と同一製品)を取付け、全熱交換型換気扇67を稼働させる事により、居室Bの室内空気が矢印73方向から廊下Dに流れ込み全熱交換型換気扇67に吸い込まれ、吸い込まれた室内空気はダクト68を経由して室外に排気されると共に、フード75から吸い込まれた外気は全熱交換型換気扇67内部で熱交換され、全ての外気はダクト70を経由して1階床下内部90に供給される。このようにして1階床下内部90に供給された新鮮な外気は、図2、図3で説明したように、1階床下内部90よりダクトとガラリを経由して1階の居室A、2階の居室Bに給気される。このようにして、各階に全熱交換型換気扇を1台づつ設置する事により、居室のみならず廊下も含めて建物全体の室温調節が可能となるばかりでなく、さらにフィルターの清掃作業も各階1台の清掃で済むようになる。
図7は、図1で説明した基礎底盤23の上部に設置した温水放熱パイプ47を示す。温水放熱パイプ47は、図1乃至図3で説明したように1階床下内部の基礎底盤23の上部に設置され、1階床下内部を均等に暖めるように基礎に沿って四角形状になるように構成され、温水放熱パイプ47の高さを調整するため、図7bで示すように、下部が平板状の台座168(鋼板)とネジ山164のある2本の受けボルト166で形成され、その受けボルト166にナット165を取付け、ナット165の上部に、温水放熱パイプ47の塩ビパイプ154を受止めるためのU字形をした受台167の左右に開けた穴を2本のネジ山164に挿入し、受台167に塩ビパイプ154を乗せ、基礎底盤23から塩ビパイプ154までの高さを揃えるため、ナット165で受台167の高さを調整し、基礎底盤23から塩ビパイプ154の高さを同一高さになるように調整したあと、逆U字形をして左右に受けボルト166を通すための穴161が開けられた固定カバー162を塩ビパイプ154に被せナット163で受台167と固定カバー162を固定する。このように、複数のパイプ固定用台座156で温水放熱パイプ47の塩ビパイプ154を支える事により、温水放熱パイプ47の傾きを水平に調整する事が出来るようになり、風呂15の温かい残り湯が偏る事なく温水放熱パイプ47の中に滞留する事が出来るようになった。
さらに、基礎底盤23の上部に配置された塩ビパイプ154の両端に、塩ビキャップ148、塩ビキャップ149を取付け塩ビパイプ154の両端を塞ぐと共に、風呂15の排水が流れ込む温水放熱パイプ47の先端部と電気切替弁52を、図7cで示すように電気切替弁52の排水口の底部の高さと、塩ビパイプ154の底部の高さが同一高さになるように高さを調整した上、塩ビの接続パイプ169で接続する事により、風呂15の排水がスムーズに温水放熱パイプ47に流れ込む事が出来るようになる。さらに温水放熱パイプ47の後端部は、図7dで示すように塩ビパイプ154の内部の上部が、逆U字形トラップ158の頂点の内部の下部と同一高さになるように逆U字形トラップ158を構成し、排水パイプ46と塩ビパイプ154を逆U字形トラップ158で接続する事により、風呂15から流れ出た温かい風呂15の残り湯が温水放熱パイプ47の中の冷めた風呂15の残り湯を逆U字形トラップ158から押し出し、冷めた風呂15の残り湯は排水パイプ46を経由して排水溝45に排水され、温かい風呂15の残り湯は塩ビパイプ154の中に溜湯される。
図8は、図1で説明した屋根2の上に設置する太陽熱集熱器5の構造を示す。太陽熱集熱器5の集熱盤10は、黒色のガルバリウム鋼板の両端を、屋根2と集熱盤10の間の隙間が約3cmになるようにコの字形に折り曲げ(折曲部180で示す)、集熱盤10の太陽光を受ける面には、集熱盤10を補強するためプレス機で約6mmの凸状の補強用折曲部175を形成し、集熱盤10の上部に位置する上端の接合部174には、集熱盤10と集熱箱3を接合するための複数の穴173を開けると共に、集熱箱3は黒色のガルバリウム鋼板を四角形の直方体に折り曲げ、集熱盤10の接合部174と重ねて接合するため、集熱箱3が集熱盤10の接合部174が接合する部分に約3cmの開口部を開けL形形状の接合部178を形成したうえ、集熱盤10に開けられた穴173に対応する位置に穴172を開け、集熱箱3の一方の直方体の部分はガルバリウム鋼板を折り曲げて塞ぎ、他方は、ガルバリウム鋼板を折り曲げて給気口176を開け、集熱箱3の接合部178と集熱盤10の接合部174を重ねて複数のビス171で固定したあと、接合部178と接合部174の接合部分をコーキング材で塞ぎ、このように構成した太陽熱集熱器5を屋根2の上に固定し、サイド部179と屋根2の隙間をコーキング材で塞ぎ、給気口176に外気導入ダクト6の取付部177を固定する事により、集熱盤10と屋根2の間の外気導入口11から外気が給気され、太陽光により集熱盤10と屋根2の間で暖められた外気は上昇して集熱箱3に集められ、このようにして集熱箱3に集められた暖かい外気は、図1で説明した送風機19を稼動させる事により外気導入ダクト6を経由して1階床下内部に給気される。なお、当社の埼玉県さいたま市緑区にある浦和支所の展示場において、本発明の太陽熱集熱器5を設置して温度測定を実施しているが、真冬(2月)の日中の外気温度が10℃の場合でも、日当たりの良い日中10時〜14時の時間帯において集熱箱3内の温度は約45度Cに達し、1時間当たり230立米の空気を送風する送風機を連続使用して集熱箱3内の空気を1階床下内部に給気しても、集熱箱3内部の外気の温度は下がらず約45度Cを保ったまま温度低下しない。この事実からも、冬期においては太陽熱集熱器を利用して1階床下内部に蓄熱する事により、夜間においても1階床下内部が暖かく保たれ、電気、ガス、石油等のエネルギーの消費を削減すると共に、省エネに大きく貢献する事が出来るようになった。
以下、この発明の実施の形態2について説明する。
[発明の実施の形態2]
図9、図10は、この発明の実施の形態2を示す。上記発明の実施の形態1では、図2(冬期)、図3(夏期)の何れの季節においても、1階床下内部90の空気を1階の居室Aに給気する場合、1階床に穴を開け、その穴の床上部にガラリ86を取付けると共に、穴の床下内部に送風機87を取付け、送風機87を稼動させる事により1階床下内部90の空気を1階の居室Aに給気し、さらに1階床下内部90の空気を2階の居室Bに給気する場合は、1階床下内部90から2階床部にダクト120を取付け、ダクト120の2階床部にガラリ121を取付けると共に、1階床下内部90に送風機117を取付け、送風機117を稼動させる事により1階床下内部90の空気を2階の居室Bに給気していたのに対して、この発明の実施の形態2では、図9、図10で示すように、1階床下内部214から1階の居室Dと2階の居室Eに連通するダクト217を取付け、そのダクト217の1階の居室Dの天井下部に送風機216とガラリ215を取付けると共に、ダクト217の2階の居室Eの天井下部に送風機221とガラリ220を取付け、送風機216、221を稼動させる事により、1階床下内部214の空気を1階の居室Dと2階の居室Eに給気するように構成した。
このように構成する事により、図10で示す夏期の弱冷風運転において、1階床下内部214の空気をダクト217を経由して1階の居室Dと2階の居室Eの天井下部から給気する事が可能となり、弱冷気を居室の天井部分から床面に向かって給気する事により、冷房効果が一層増して効率よく居室を冷やす事が可能となる。なお、このように夏期において1階床下内部214の空気をダクト217を経由して1階の居室Dと2階の居室Eに給気する際は、1階の居室Dのガラリ199と2階の居室Eのガラリ218に蓋を取付け、送風機200と送風機211の稼動を停止させる。
さらに、図9で示すように、冬期において1階床下内部214の空気を、1階床下内部214の送風機200、送風機211を稼動させて1階の居室Dと2階の居室Eに給気する場合は、ダクト217の1階の居室Dのガラリ215と2階の居室Eのガラリ220に蓋を取付け、送風機216と送風機221の稼動を停止させる。このように1階床下内部214の空気を1階の居室Dと2階の居室Eに給気する際、夏期と冬期で給気するガラリの位置を変更する理由は、室温に比べ、熱い空気は上昇し、冷たい空気は下降するためである。その他の構造においては、この発明の実施の形態1と同様である。
最後に、当社が販売しているアース・ソーラーシステムを装備した注文住宅の場合、お客様の要望(例えば、冬期の暖房を強化してほしい等)に応じ、費用対効果を考慮して各種バリエーション(屋根の上に設置する太陽熱集熱器、地中に埋設して地熱を利用する地中熱回収パイプ、風呂の残り湯を利用する温水放熱パイプ)を組み合わしたアース・ソーラーシステムを販売中である。本発明におけるアース・ソーラーシステムは、その商品(バリエーション)の内の一つである。
以上、実施の形態に基づいて、本発明に係るアース・ソーラーシステムについて詳細に説明してきたが、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において各種の改変をなしても、本発明の技術的範囲に属するのはもちろんである。
図1において、風呂15の残り湯を、排水パイプ53から温水放熱パイプ47方向に切り替えるため、電気切替弁52を使用すると説明したが、電気切替弁52に限らず、機械式切替バルブ、電磁式切替弁、手動式切替バルブを使用する事も、もちろん可能である。
図8において、集熱盤10にはガルバリウム鋼板を使用する、と説明したが、集熱盤10にガルバリウムの波板鋼板を使うことは、もちろん可能である。
図9、図10において、ダクト217の1階居室部分と2階居室部分に、それぞれ一台の送風機216と送風機221を取付けたが、コストを抑えるために1階居室の送風機216と2階居室の送風機221を取り外し、ダクト217の1階床下内部214の空気取込口に一台の送風機を取付け、1階居室と2階居室を同時に給気する事も、もちろん可能である。
この発明の実施の形態1に係る、アース・ソーラーシステムの立体図である。 同実施の形態に係る、冬期の住宅断面図における太陽熱集熱器と全熱交換型換気扇と地中熱回収パイプと温水放熱パイプを利用したアース・ソーラーシステムの弱温風システム図である。 同実施の形態に係る、夏期の住宅断面図における全熱交換型換気扇と地中熱回収パイプを利用したアース・ソーラーシステムの弱冷風システム図である。 同実施の形態に係る、住宅に、屋根断熱材、外壁断熱材、断熱樹脂サッシ、基礎外断熱材を施工した状態の断面図である。 同実施の形態に係る、天井取付専用型の全熱交換型換気扇を設置する場所を示した住宅断面図である。 同実施の形態に係る、地中熱回収パイプと1階床下空間の空気の流れを説明した斜視図である。 同実施の形態に係る、風呂の残り湯を溜湯するための、温水放熱パイプの斜視図である。 同実施の形態に係る、太陽熱集熱器の斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る、冬期において居室を暖めるための弱温風の給気経路を示す住宅断面図である。 同実施の形態に係る、夏期において居室を冷やすための弱冷風の給気経路を示す住宅断面図である。
1 住宅
2 屋根
3 集熱箱
4 矢印
5 太陽熱集熱器
6 外気導入ダクト
7 矢印
8 フード
9 矢印
10 集熱盤
11 外気導入口
12 外気導入ダクト
13 室内ダクト
14 ダクト
15 風呂
16 90°エルボ
17 90°エルボ
18 矢印
19 送風機
20 矢印
21 矢印
22 矢印
23 基礎底盤
24 90°エルボ
25 基礎
26 90°エルボ
27 送風機
28 矢印
29 矢印
30 矢印
31 地中熱回収パイプ
32 90°エルボ
33 90°エルボ
34 矢印
35 地中熱回収パイプ
36 矢印
37 送風機
38 矢印
39 矢印
40 地中熱回収パイプ
41 矢印
42 地中熱回収パイプ
43 矢印
44 矢印
45 排水溝
46 排水パイプ
47 温水放熱パイプ
48 90°エルボ
49 90°エルボ
50 送風機
51 矢印
52 電気切替弁
53 排水パイプ
54 給水管
55 風呂給湯器
56 送風機
60 住宅
61 太陽熱集熱器
62 太陽
63 集熱箱
64 集熱盤
65 外気導入ダクト
66 屋根
67 全熱交換型換気扇
68 ダクト
69 矢印
70 ダクト
71 矢印
72 全熱交換型換気扇
73 矢印
74 ダクト
75 フード
76 矢印
77 矢印
78 ダクト
79 矢印
80 矢印
81 矢印
82 温水放熱パイプ
83 フード
84 矢印
85 矢印
86 ガラリ
87 送風機
88 基礎
89 基礎底盤
90 1階床下内部
91 矢印
92 地中熱回収パイプ
93 送風機
94 矢印
95 矢印
96 地中熱回収パイプ
97 送風機
98 矢印
99 矢印
100 地中熱回収パイプ
101 送風機
102 矢印
103 矢印
104 矢印
105 地中熱回収パイプ
106 塩ビパイプ
107 エルボ
108 塩ビパイプ
109 送風機
110 矢印
111 排水溝
112 上水道
113 矢印
114 給水管
115 電気切替弁
116 矢印
117 送風機
118 風呂給湯器
119 矢印
120 ダクト
121 ガラリ
122 矢印
123 風呂
124 矢印
130 屋根断熱材
131 外壁断熱材
132 断熱樹脂サッシ
133 基礎外断熱材
136 全熱交換型換気扇本体
137 外気取込配管
138 外気
139 排気
140 排気用配管
141 室内空気取込口
142 全熱交換型換気扇
143 給気
144 給気パイプ
147 矢印
148 塩ビキャップ
149 塩ビキャップ
150 排水パイプ
151 矢印
152 矢印
153 矢印
154 塩ビパイプ
155 エルボ
156 パイプ固定用台座
157 矢印
158 逆U字形トラップ
159 矢印
160 矢印
161 穴
162 固定カバー
163 ナット
164 ネジ山
165 ナット
166 受けボルト
167 受台
168 台座
169 接続パイプ
171 ビス
172 穴
173 穴
174 接合部
175 補強用折曲部
176 給気口
177 取付部
178 接合部
179 サイド部
180 折曲部
181 太陽
182 太陽熱集熱器
183 外気導入ダクト
184 屋根
185 全熱交換型換気扇
186 ダクト
187 室内ダクト
188 矢印
189 ダクト
190 全熱交換型換気扇
191 ダクト
192 フード
193 矢印
194 フード
195 矢印
196 矢印
197 ダクト
198 矢印
199 ガラリ
200 送風機
201 地中熱回収パイプ
202 送風機
203 地中熱回収パイプ
204 送風機
205 地中熱回収パイプ
206 送風機
207 地中熱回収パイプ
208 送風機
209 矢印
210 矢印
211 送風機
212 送風機
213 ダクト
214 1階床下内部
215 ガラリ
216 送風機
217 ダクト
218 ガラリ
219 矢印
220 ガラリ
221 送風機
223 矢印
224 矢印
225 矢印

Claims (1)

  1. 建物の室内に取付けた全熱交換型換気扇が室内に給気する新鮮な外気を、建物の1階床下に送り込むと共に、1階床下の基礎底盤に、下部をU字形に構成した内径100ミリメートル、地中に埋め込む深さ4メートルの塩ビパイプの地中熱回収パイプの両端を、基礎底盤より1階床下内部に突き出すように地中に埋設し、地中熱回収パイプの一端に送風機を取付けて稼動させる事により、1階床下内部の空気が地中熱回収パイプに吸い込まれ、その地中熱回収パイプに吸い込まれた空気は、冬期においては地中熱により地中熱回収パイプの中で暖められて1階床下内部を暖めると共に、1階床下の基礎底盤の上部に基礎に沿って四角形状になるように構成した温水放熱パイプの高さを調整するため下部を平板状の台座とネジ山のある2本の受けボルトで形成し、前記受けボルトにナットを取付け、ナットの上部に温水放熱パイプの塩ビパイプを受止めるためのU字形をした受台の左右に開 けた穴を2本の受けボルトに挿入し、受台に塩ビパイプを乗せ、塩ビパイプを基礎底盤に対して同一高さになるようにナットで受台の高さを調整したあと、逆U字形をして左右に前記受けボルトを通すための穴を開けた固定カバーを塩ビパイプに被せ、ナットで受台と固定カバーを固定し、温水放熱パイプの後端部に、前記塩ビパイプの内部の上部が、逆U字形トラップの頂点の内部の下部と同一高さになるように逆U字形トラップを接続し、さらに逆U字形トラップの端部を排水パイプに接続し、温水放熱パイプに風呂の温かい残り湯を流して溜湯させる事により、1階床下内部の空気をさらに暖め、さらに屋根に黒色のガルバリウム鋼板の両側を屋根と集熱盤の間の隙間が3cmになるようにコの字形に折り曲げ、前記集熱盤の太陽光を受ける面には、集熱盤を補強するため6mmの凸状の補強用折曲部を形成し、集熱盤の上端には太陽光で暖められた暖かい空気を集めるため、黒色のガルバリウム鋼板を直方体に成形した集熱箱を取付けた太陽熱集熱器を取付け、太陽光で暖められた太陽熱集熱器の内部の暖かい空気を送風機で1階床下内部に給気して1階床下内部を暖め、このようにして暖められた1階床下内部の空気を各階の室内に給気して室内を暖め、また、夏期においては地中熱により地中熱回収パイプの中で冷やされた1階床下内部の空気を各階の室内に給気して室内を冷やした事を特徴とするアース・ソーラーシステム。
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