JP3206823U - 消火栓用蓋体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 消火栓に取り付けることで消火栓から排出される水量の調節を可能とする消火栓用蓋体を提供する。【解決手段】消火栓蓋体1は、消火栓10のホース接続口11を覆うように取付可能な本体部2と、当該本体部2に設けられ、ホース接続口11から本体部2内へ排出された水を、本体部2外へ排出するための蛇口6とを備え、蛇口6により本体部2外へ排出される水量を調節可能とした。【選択図】図1

Description

本考案は、消火栓のホース接続口に取り付けられる消火栓用蓋体に関する。
従来より、床の清掃において使用される洗浄水は、洗面所や便所など予め蛇口が設けられた場所から供給していたため、蛇口が清掃場所の近辺にない場合は、水源の確保が困難であった。
これに対し、蛇口が清掃場所の近辺になくても、消火栓の水を使用すれば水源を確保することが可能である(特許文献1)。
特開2012−239485号公報
しかしながら、このような消火栓の水は、消火時の放水に使用することは可能であるものの、他の用途に使用することまでは想定されていなかった。従って、消火栓の水を洗浄水として使用しようとすると、水量の調節が困難であるという問題があった。
そこで、本考案の目的は、上記従来の問題点を解消し、消火栓に取り付けることで消火栓から排出される水量の調節を可能とする消火栓用蓋体を提供することにある。
本考案のうち、請求項1に記載された考案は、消火栓のホース接続口を覆うように取付可能な本体部と、当該本体部に設けられ、前記ホース接続口から前記本体部内へ排出された水を、前記本体部外へ排出するための蛇口とを備え、
前記蛇口により、前記本体部外へ排出される水量を調節可能としたことを特徴とするものである。
請求項1に記載された考案によれば、消火栓の排出する水量の調節が可能となり、場所を選ばず水源を確保することができる。
消火栓用蓋体を消火栓に取り付けた状態を示す説明図である。 消火栓用蓋体を示す説明図である。 消火栓用蓋体の背面側を示す説明図である。
以下、本考案の消火栓蓋体の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、消火栓用蓋体を消火栓に取り付けた状態を示す説明図である。図2は、消火栓用蓋体の正面側を示す説明図である。図3は、消火栓用蓋体の背面側を示す説明図である。
先ず初めに、図1に示すように、消火栓蓋体1は、収納箱15内に配置される消火栓10のホース接続口11に接続される本体部2と、この本体部2の前面側に設けられた蛇口6とで構成される。
次に、本体部2は金属製の円盤で、従来からホース接続口11に取り付けられているキャップである。図2に示すように、外周にはリング状のゴム5が嵌入されている。また、図3に示すように、本体部2の背面側には、中央にホース接続口11の外径より僅かに大きい円形の凹部3が形成されており、この凹部3の内周壁面には、バネによって内径側に突出した状態の係止爪4,4・・が一定の間隔を隔てて設けられている。
このようにして構成される消火栓蓋体1は、以下のようにして使用される。
先ず始めに、図1に示すように、消火栓10のホース接続口11に、凹部3の係止爪4,4・・が係止する位置まで本体部2を挿嵌する。すると、消火栓10に消火栓蓋体1が取り付けられた状態となる。この状態でバルブ12を回転して栓を開いた後、ノブ7をひねると蛇口6から消火栓10の水が供給され、このノブ7の開度に応じて水量の調節が行われる構造である。
一方、消火栓蓋体1をホース接続口11から取り外す場合は、先ず始めにバルブ12を回転して栓を閉め、ノブ7をひねって蛇口6から消火栓蓋体1内に残った水を排出する。次に、ホース接続口11の先端側軸部分に設けられるリング状の取り外し機構13をホース接続口11の軸方向手前側に引くと、取り外し機構13の端部で係止爪4,4・・が凹部3内に押し下げられることとなる。その結果、係止爪4,4・・によるホース接続口11の係止が解除され、消火栓蓋体1が消火栓10から取り外し可能な状態になる。
上記の如く構成される消火栓蓋体1は、消火栓10のホース接続口11を覆うように取付可能な本体部2と、当該本体部2に設けられ、ホース接続口11から本体部2内へ排出された水を、本体部2外へ排出するための蛇口6とを備え、蛇口6により本体部2外へ排出される水量を調節可能とした。その結果、消火栓10の排出する水量の調節が可能となり、場所を選ばず水源を確保することができる。
なお、本考案にかかる消火栓蓋体の構成は、上記した実施の形態に何ら限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、本体部の大きさや厚み、形状等を適宜変更することができる。
例えば、消火栓蓋体1は、凹部3の内径がホース接続口11の外径に合わせたものを使用すれば良く、適宜変更可能である。
他にも、係止片4,4・・によるホース接続口11への係止は、水が外部に漏れない構造であれば良く、適宜変更可能である。
また、蛇口6には、ホースを直結したり、分岐ジョイントを連結しても良い。
1・・消火栓蓋体、2・・本体部、3・・凹部、4・・係止片、5・・ゴム、6・・蛇口、7・・ノブ、10・・消火栓、11・・ホース接続口、12・・バルブ、13・・取り外し機構、15・・収納箱。

Claims (1)

  1. 消火栓のホース接続口を覆うように取付可能な本体部と、当該本体部に設けられ、前記ホース接続口から前記本体部内へ排出された水を、前記本体部外へ排出するための蛇口とを備え、
    前記蛇口により、前記本体部外へ排出される水量を調節可能としたことを特徴とする消火栓用蓋体。
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