JP3206623B2 - 船外機 - Google Patents
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/006—Camshaft or pushrod housings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、クランク軸を縦方向に
配したエンジンをカウリングで被って成る船外機に関す
る。
配したエンジンをカウリングで被って成る船外機に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】船外機に搭載される４サイクルエンジン
においては、ブローバイガスの気液分離を目的としたブ
リーザ室とオイル注入口をシリンダヘッドカバーに設け
ることは知られている。
においては、ブローバイガスの気液分離を目的としたブ
リーザ室とオイル注入口をシリンダヘッドカバーに設け
ることは知られている。
【０００３】例えば、特開平３−３２９９８号公報に
は、シリンダヘッドの内部にブリーザ室を形成し、その
側部にオイル注入口を取り付ける旨の開示がなされてい
る。
は、シリンダヘッドの内部にブリーザ室を形成し、その
側部にオイル注入口を取り付ける旨の開示がなされてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シリンダヘ
ッド合面とブリーザ室の間にはブローバイガスが容易に
通過するための空間が必要である。
ッド合面とブリーザ室の間にはブローバイガスが容易に
通過するための空間が必要である。
【０００５】従って、ブリーザ室をシリンダヘッドカバ
ーの内部に形成した場合には、シリンダヘッドカバーの
高さ必然的に高くなり、シリンダヘッドカバーの高さが
高くなると、エンジンを被うカウリング及び船外機全体
が大型化及び高重量化してコストアップを招くととも
に、カウリングの脱着性も悪化するという問題が生ず
る。
ーの内部に形成した場合には、シリンダヘッドカバーの
高さ必然的に高くなり、シリンダヘッドカバーの高さが
高くなると、エンジンを被うカウリング及び船外機全体
が大型化及び高重量化してコストアップを招くととも
に、カウリングの脱着性も悪化するという問題が生ず
る。
【０００６】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、シリンダヘッドカバーとカウ
リングの大型化、高重量化及びカウリングの脱着性の悪
化を招くことなく、必要な容積のブリーザ室の確保とエ
ンジン補機の配置が可能である船外機を提供することに
ある。
で、その目的とする処は、シリンダヘッドカバーとカウ
リングの大型化、高重量化及びカウリングの脱着性の悪
化を招くことなく、必要な容積のブリーザ室の確保とエ
ンジン補機の配置が可能である船外機を提供することに
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、クランク軸を縦方向に配したエンジンをカウリ
ングで被って成る船外機において、前記エンジンのシリ
ンダヘッドカバーの前面の一部にブリーザケースを設け
てブリーザ室を形成するとともに、前記カウリングの内
壁面とブリーザケースの壁面及びシリンダヘッドカバー
の前面で囲まれる空間にエンジン補機を配置したことを
その特徴とする。
発明は、クランク軸を縦方向に配したエンジンをカウリ
ングで被って成る船外機において、前記エンジンのシリ
ンダヘッドカバーの前面の一部にブリーザケースを設け
てブリーザ室を形成するとともに、前記カウリングの内
壁面とブリーザケースの壁面及びシリンダヘッドカバー
の前面で囲まれる空間にエンジン補機を配置したことを
その特徴とする。
【０００８】又、本発明は、前記ブリーザケースを前記
シリンダヘッドカバー前面の上半部に設けるとともに、
同シリンダヘッドカバー前面の下半部であって、且つ、
ブリーザケースの下方の凹部に前記エンジン補機を配置
し、ブローバイガスの前記ブリーザ室への入口をシリン
ダヘッドカバー前面に開口せしめたことをその特徴とす
る。
シリンダヘッドカバー前面の上半部に設けるとともに、
同シリンダヘッドカバー前面の下半部であって、且つ、
ブリーザケースの下方の凹部に前記エンジン補機を配置
し、ブローバイガスの前記ブリーザ室への入口をシリン
ダヘッドカバー前面に開口せしめたことをその特徴とす
る。
【０００９】
【作用】本発明によれば、シリンダヘッドカバーとカウ
リングには大幅な変更を加えず、シリンダヘッドカバー
の前面にブリーザケースを取り付けてその内部に必要な
容積のブリーザ室を形成し、カウリングとブリーザケー
スの壁面及びシリンダヘッドカバーの前面で囲まれる空
間（即ち、カウリングの脱着に支障を来たさない空間）
にエンジン補機を配置したため、シリンダヘッドカバー
とカウリングの大型化、高重量化及びカウリングの脱着
性の悪化を招くことなく、必要な容積のブリーザ室の確
保とエンジン補機の配置が可能となる。
リングには大幅な変更を加えず、シリンダヘッドカバー
の前面にブリーザケースを取り付けてその内部に必要な
容積のブリーザ室を形成し、カウリングとブリーザケー
スの壁面及びシリンダヘッドカバーの前面で囲まれる空
間（即ち、カウリングの脱着に支障を来たさない空間）
にエンジン補機を配置したため、シリンダヘッドカバー
とカウリングの大型化、高重量化及びカウリングの脱着
性の悪化を招くことなく、必要な容積のブリーザ室の確
保とエンジン補機の配置が可能となる。
【００１０】又、シリンダヘッドカバーに漏れ出たブロ
ーバイガスは上昇するが、本発明ではブリーザケースが
エンジンの上部に設けられるため、ブローバイガスの気
液分離が効率良くなされるとともに、ブリーザケースの
下方に形成される凹部にエンジン補機を合理的に配置す
ることができる。
ーバイガスは上昇するが、本発明ではブリーザケースが
エンジンの上部に設けられるため、ブローバイガスの気
液分離が効率良くなされるとともに、ブリーザケースの
下方に形成される凹部にエンジン補機を合理的に配置す
ることができる。
【００１１】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【００１２】先ず、図７に基づいて船外機１の概略構成
を説明すると、該船外機１は推進ユニット２を有し、該
推進ユニット２の上部には４サイクル縦型エンジン３が
搭載され、下部にはエンジン３によって回転駆動される
プロペラ４が設けられている。
を説明すると、該船外機１は推進ユニット２を有し、該
推進ユニット２の上部には４サイクル縦型エンジン３が
搭載され、下部にはエンジン３によって回転駆動される
プロペラ４が設けられている。
【００１３】ところで、上記エンジン３はカウリング５
によって被われており、該カウリング５は樹脂製のトッ
プカウリング５Ａとアルミニウム製のボトムカウリング
５Ｂとで構成されている。
によって被われており、該カウリング５は樹脂製のトッ
プカウリング５Ａとアルミニウム製のボトムカウリング
５Ｂとで構成されている。
【００１４】而して、船外機１は船体６の後端部に取り
付けられるが、船体６の後尾板６ａにはクランプブラケ
ット７が固定されており、該クランプブラケット７には
スイベルブラケット８がチルト軸９によって回動自在に
枢着されている。そして、スイベルブラケット８には前
記推進ユニット２が不図示の操舵軸回りに回動可能に枢
着されている。
付けられるが、船体６の後尾板６ａにはクランプブラケ
ット７が固定されており、該クランプブラケット７には
スイベルブラケット８がチルト軸９によって回動自在に
枢着されている。そして、スイベルブラケット８には前
記推進ユニット２が不図示の操舵軸回りに回動可能に枢
着されている。
【００１５】ここで、前記エンジン３周りの構成を図１
乃至図６に基づいて説明する。尚、図１は船外機上部
（エンジン部分）の側断面図、図２は同正断面図、図３
は同平断面図、図４は船外機上部のエンジンを破断して
示す側断面図、図５はシリンダヘッドカバーを内側から
見た図、図６は図５のＡ−Ａ線拡大断面図である。
乃至図６に基づいて説明する。尚、図１は船外機上部
（エンジン部分）の側断面図、図２は同正断面図、図３
は同平断面図、図４は船外機上部のエンジンを破断して
示す側断面図、図５はシリンダヘッドカバーを内側から
見た図、図６は図５のＡ−Ａ線拡大断面図である。
【００１６】前記縦型４気筒エンジン３は４つの気筒を
縦方向に配列して構成され、これのシリンダブロック１
０の側方であって、且つ、船の進行方向（図１の右方）
には縦方向に長いサイレンサ１１が配置されている。
縦方向に配列して構成され、これのシリンダブロック１
０の側方であって、且つ、船の進行方向（図１の右方）
には縦方向に長いサイレンサ１１が配置されている。
【００１７】上記サイレンサ１１には後方（図１の左
方）に向かって延出する吸気マニホールド１２が接続さ
れており、該吸気マニホールド１２には、各気筒に対応
する計４つのキャブレタ１３（１３Ａ，１３Ｂ，１３
Ｃ，１３Ｄ）が縦方向に配列されて接続されている。そ
して、各キャブレタ１３Ａ〜１３Ｄにはシリンダヘッド
１４から一体に導出する吸気管１５（１５Ａ，１５Ｂ，
１５Ｃ，１５Ｄ）がそれぞれ接続されている。
方）に向かって延出する吸気マニホールド１２が接続さ
れており、該吸気マニホールド１２には、各気筒に対応
する計４つのキャブレタ１３（１３Ａ，１３Ｂ，１３
Ｃ，１３Ｄ）が縦方向に配列されて接続されている。そ
して、各キャブレタ１３Ａ〜１３Ｄにはシリンダヘッド
１４から一体に導出する吸気管１５（１５Ａ，１５Ｂ，
１５Ｃ，１５Ｄ）がそれぞれ接続されている。
【００１８】而して、本実施例においては、エンジン３
のシリンダヘッドカバー１６の前面の上半部にはブリー
ザケース１７が一体に突設されており、図５及び図６に
示すように、該ブリーザケース１７の内側（裏側）には
プレート１８が複数のビス１９によって結着されてお
り、ブリーザケース１７とプレート１８によって囲まれ
る空間には迷路状の流路を有するブリーザ室Ｓが形成さ
れている。
のシリンダヘッドカバー１６の前面の上半部にはブリー
ザケース１７が一体に突設されており、図５及び図６に
示すように、該ブリーザケース１７の内側（裏側）には
プレート１８が複数のビス１９によって結着されてお
り、ブリーザケース１７とプレート１８によって囲まれ
る空間には迷路状の流路を有するブリーザ室Ｓが形成さ
れている。
【００１９】上記ブリーザケース１７の前面の上半部は
図示のようにテーパ状に成形され、従って、ブリーザ室
Ｓは上方に向かって狭くなっている。そして、プレート
１８の上部（ブリーザ室Ｓが狭くなる部分）には、ブロ
ーバイガスの該ブリーザ室Ｓへの入口２０が開口してお
り、ブリーザケース１７の下部側壁にはブローバイガス
の出口を構成するプラグ２１が取り付けられている。
図示のようにテーパ状に成形され、従って、ブリーザ室
Ｓは上方に向かって狭くなっている。そして、プレート
１８の上部（ブリーザ室Ｓが狭くなる部分）には、ブロ
ーバイガスの該ブリーザ室Ｓへの入口２０が開口してお
り、ブリーザケース１７の下部側壁にはブローバイガス
の出口を構成するプラグ２１が取り付けられている。
【００２０】又、図１に示すように、ブリーザ室Ｓは、
前記プラグ２１に接続されたガス配管２２を介して前記
サイレンサ１１に連通されている。
前記プラグ２１に接続されたガス配管２２を介して前記
サイレンサ１１に連通されている。
【００２１】更に、図６に示すようブリーザケース１７
の底壁には、ブローバイガスから分離されたオイルを通
すためのオイル孔２３が形成されている。
の底壁には、ブローバイガスから分離されたオイルを通
すためのオイル孔２３が形成されている。
【００２２】ところで、シリンダヘッドカバー１６の前
面の前記ブリーザケース１７の下方の部位にはオイル注
入口２４が設けられており、該オイル注入口２４にはキ
ャップ２５が螺着されている。従って、オイルの注入性
を悪化させることなく、カウリング５の脱着を容易に行
なうことができる。
面の前記ブリーザケース１７の下方の部位にはオイル注
入口２４が設けられており、該オイル注入口２４にはキ
ャップ２５が螺着されている。従って、オイルの注入性
を悪化させることなく、カウリング５の脱着を容易に行
なうことができる。
【００２３】又、シリンダヘッドカバー１６の前面の下
半部であって、且つ、前記カウリング５とブリーザケー
ス１７の壁面及びシリンダヘッドカバー１６の前面で囲
まれる空間には、燃料ポンプ２６と燃料フィルタ２７が
配設されている。
半部であって、且つ、前記カウリング５とブリーザケー
ス１７の壁面及びシリンダヘッドカバー１６の前面で囲
まれる空間には、燃料ポンプ２６と燃料フィルタ２７が
配設されている。
【００２４】上記燃料ポンプ２６は最下方のキャブレタ
１３Ｄよりも上方であって、且つ、最上方のキャブレタ
１３Ａよりも下方に配され、これは図４に示すロッカー
アーム２８によって駆動される。斯かるレイアウトを採
用することによって、各気筒への燃料の分配を均等化す
ることができる。
１３Ｄよりも上方であって、且つ、最上方のキャブレタ
１３Ａよりも下方に配され、これは図４に示すロッカー
アーム２８によって駆動される。斯かるレイアウトを採
用することによって、各気筒への燃料の分配を均等化す
ることができる。
【００２５】又、前記燃料フィルタ２７は燃料ポンプ２
６の下方に配され、これには不図示の燃料タンクから導
出する燃料配管２９が接続されており、燃料フィルタ２
７から導出する燃料配管３０は燃料ポンプ２６の下部に
接続されている。
６の下方に配され、これには不図示の燃料タンクから導
出する燃料配管２９が接続されており、燃料フィルタ２
７から導出する燃料配管３０は燃料ポンプ２６の下部に
接続されている。
【００２６】ところで、燃料ポンプ２６には上下に２個
の吐出口が形成されており、各吐出口からは燃料配管３
１，３２がそれぞれ導出しており、これらの燃料配管３
１，３２を経て全てのキャブレタ１３Ａ〜１３Ｄに必要
量の燃料が安定的に供給される。
の吐出口が形成されており、各吐出口からは燃料配管３
１，３２がそれぞれ導出しており、これらの燃料配管３
１，３２を経て全てのキャブレタ１３Ａ〜１３Ｄに必要
量の燃料が安定的に供給される。
【００２７】而して、シリンダヘッドカバー１６内に漏
れ出たブローバイガスはプレート１８の上部に開口する
前記入口２０からブリーザケース１７内のブリーザ室Ｓ
内に流入するが、このブローバイガスは、先ずブリーザ
ケース１７のテーパ部内壁面（傾斜面）に衝突すること
によってオイル分を除去された後、ブリーザ室Ｓの迷路
状流路を流れる間にもオイル分を除去され、分離された
オイルはブリーザケース１７の底壁に開口する前記オイ
ル孔２３から流出し、未燃ガスはガス配管２２を経てサ
イレンサ１１に戻されてエンジン３での燃焼に供され
る。
れ出たブローバイガスはプレート１８の上部に開口する
前記入口２０からブリーザケース１７内のブリーザ室Ｓ
内に流入するが、このブローバイガスは、先ずブリーザ
ケース１７のテーパ部内壁面（傾斜面）に衝突すること
によってオイル分を除去された後、ブリーザ室Ｓの迷路
状流路を流れる間にもオイル分を除去され、分離された
オイルはブリーザケース１７の底壁に開口する前記オイ
ル孔２３から流出し、未燃ガスはガス配管２２を経てサ
イレンサ１１に戻されてエンジン３での燃焼に供され
る。
【００２８】ところで、本実施例においては、シリンダ
ヘッドカバー１６とカウリング５には大幅な変更を加え
ておらず、ブリーザケース１７、オイル注入口２４、燃
料ポンプ２６及び燃料フィルタ２７をカウリング５の脱
着に支障を来たさない空間に合理的に配置している。つ
まり、トップカウリグ５Ａをその前端のフック部５ａを
ヒンジとして図１の時計方向に回動させた場合、該トッ
プカウリング５Ａの後端部は図１に鎖線Ｃにて示す軌跡
を描くが、ブリーザケース１７、オイル注入口２４、燃
料ポンプ２６及び燃料フィルタ２７はトップカウリング
５Ａと干渉せず、これらがトップカウリング５Ａの脱着
を阻害することがない。
ヘッドカバー１６とカウリング５には大幅な変更を加え
ておらず、ブリーザケース１７、オイル注入口２４、燃
料ポンプ２６及び燃料フィルタ２７をカウリング５の脱
着に支障を来たさない空間に合理的に配置している。つ
まり、トップカウリグ５Ａをその前端のフック部５ａを
ヒンジとして図１の時計方向に回動させた場合、該トッ
プカウリング５Ａの後端部は図１に鎖線Ｃにて示す軌跡
を描くが、ブリーザケース１７、オイル注入口２４、燃
料ポンプ２６及び燃料フィルタ２７はトップカウリング
５Ａと干渉せず、これらがトップカウリング５Ａの脱着
を阻害することがない。
【００２９】又、本実施例においては、シリンダヘッド
カバー１６の高さ寸法の大幅な増加を招くことなく、必
要な容積のブリーザ室Ｓが形成されている。
カバー１６の高さ寸法の大幅な増加を招くことなく、必
要な容積のブリーザ室Ｓが形成されている。
【００３０】従って、本実施例によれば、シリンダヘッ
ドカバー１６とカウリング５の大型化、高重量化及びカ
ウリング５の脱着性の悪化を招くことなく、必要な容積
のブリーザ室Ｓの確保と燃料ポンプ２６、燃料フィルタ
２７等のエンジン補機の合理的な配置が可能となる。
ドカバー１６とカウリング５の大型化、高重量化及びカ
ウリング５の脱着性の悪化を招くことなく、必要な容積
のブリーザ室Ｓの確保と燃料ポンプ２６、燃料フィルタ
２７等のエンジン補機の合理的な配置が可能となる。
【００３１】又、シリンダヘッドカバー１６に漏れ出た
ブローバイガスは上昇するが、本実施例ではブリーザケ
ース１７がエンジン３の上部に設けられるため、ブロー
バイガスの気液分離が効率良くなされる。
ブローバイガスは上昇するが、本実施例ではブリーザケ
ース１７がエンジン３の上部に設けられるため、ブロー
バイガスの気液分離が効率良くなされる。
【００３２】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、本発明によ
れば、クランク軸を縦方向に配したエンジンをカウリン
グで被って成る船外機において、前記エンジンのシリン
ダヘッドカバーの前面の一部にブリーザケースを設けて
ブリーザ室を形成するとともに、前記カウリングの内壁
面とブリーザケースの壁面及びシリンダヘッドカバーの
前面で囲まれる空間にエンジン補機を配置したため、シ
リンダヘッドカバーとカウリングの大型化、高重量化及
びカウリングの脱着性の悪化を招くことなく、必要な容
積のブリーザ室の確保とエンジン補機の配置が可能とな
るという効果が得られる。
れば、クランク軸を縦方向に配したエンジンをカウリン
グで被って成る船外機において、前記エンジンのシリン
ダヘッドカバーの前面の一部にブリーザケースを設けて
ブリーザ室を形成するとともに、前記カウリングの内壁
面とブリーザケースの壁面及びシリンダヘッドカバーの
前面で囲まれる空間にエンジン補機を配置したため、シ
リンダヘッドカバーとカウリングの大型化、高重量化及
びカウリングの脱着性の悪化を招くことなく、必要な容
積のブリーザ室の確保とエンジン補機の配置が可能とな
るという効果が得られる。
【図１】本発明に係る船外機上部（エンジン部分）の側
断面図である。
断面図である。
【図２】本発明に係る船外機上部（エンジン部分）の正
断面図である。
断面図である。
【図３】本発明に係る船外機上部（エンジン部分）の平
断面図である。
断面図である。
【図４】本発明に係る船外機上部のエンジンを破断して
示す側断面図である。
示す側断面図である。
【図５】シリンダヘッドカバーを内側から見た図であ
る。
る。
【図６】図５のＡ−Ａ線拡大断面図である。
【図７】本発明に係る船外機の側面図である。
１ 船外機 ３ 縦型エンジン ５ カウリング １６ シリンダヘッドカバー １７ ブリーザケース ２０ ブローバイガス入口 ２６ 燃料ポンプ（エンジン補機） ２７ 燃料フィルタ（エンジン補機） Ｓ ブリーザ室
Claims (2)
- 【請求項１】 クランク軸を縦方向に配したエンジンを
カウリングで被って成る船外機において、前記エンジン
のシリンダヘッドカバーの前面の一部にブリーザケース
を設けてブリーザ室を形成するとともに、前記カウリン
グの内壁面とブリーザケースの壁面及びシリンダヘッド
カバーの前面で囲まれる空間にエンジン補機を配置した
ことを特徴とする船外機。 - 【請求項２】 前記ブリーザケースを前記シリンダヘッ
ドカバー前面の上半部に設けるとともに、同シリンダヘ
ッドカバー前面の下半部であって、且つ、ブリーザケー
スの下方の凹部に前記エンジン補機を配置し、ブローバ
イガスの前記ブリーザ室への入口をシリンダヘッドカバ
ー前面に開口せしめたことを特徴とする請求項１記載の
船外機。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22127693A JP3206623B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 船外機 |
| US08/301,122 US5501202A (en) | 1993-06-09 | 1994-09-06 | Engine component layout for outboard motor |
| US08/927,958 US6035836A (en) | 1993-09-06 | 1997-09-11 | Engine component layout for outboard motor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22127693A JP3206623B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 船外機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0777056A JPH0777056A (ja) | 1995-03-20 |
| JP3206623B2 true JP3206623B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=16764245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22127693A Expired - Fee Related JP3206623B2 (ja) | 1993-06-09 | 1993-09-06 | 船外機 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3206623B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5387270B2 (ja) * | 2009-09-18 | 2014-01-15 | スズキ株式会社 | 船外機の燃料配管配設構造 |
-
1993
- 1993-09-06 JP JP22127693A patent/JP3206623B2/ja not_active Expired - Fee Related
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