JP3206514U - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】シールエンド型の蓋部を1アクションで容易に開封又は解体することができる包装箱を提供する。【解決手段】箱体形成片12には、筒体を形成する後板14、第一側板16、前板18、第二側板20が連接されている。前板18は、連接方向に対して直角方向の端部に、組み立て状態で筒体の一端部を塞ぐ底蓋部となる内側底蓋片58を備える。第一側板16は、組み立て状態で前板18と隣り合って交差する板であって、内側底蓋片58側の端部に、組み立て状態で内側底蓋片58の内側に重なる台形状の第一サイドフラップ48を備える。前板18と内側底蓋片58との境界部に破断線60を備える。第一サイドフラップ48の2つの先端角部のうち、前板18から遠い方の先端角部は、第一折罫線48bで斜めに区切られて略三角形の第一折り曲げ部48aになっている。【選択図】図2

Description

本考案は、シールエンド型の蓋部を有した包装箱に関する。
従来、例えば特許文献1に開示されているように、側板、前板、後板、側板により胴部が形成され、後板の下辺に連設された底内板と前板の下辺に連設された底板を重ねて貼り合わせて底蓋部が形成されるカートンであって、後板の下縁中央部に摘み部切れ目線を設け、後板と底内板との折れ線上に、摘み部切れ目線の両端から外向きに延びる破断切れ目線を設けた減容化カートンがあった。この減容化カートンは、廃棄するとき、摘み部を押し込んで摘み部切れ目線を破断させ、摘み部と底部を摘まんで引き上げることによって破断切れ目線を破断させることによって底蓋部を解体する(開く)ことができ、薄く折り畳んだ状態で廃棄することができる。
特開2005−263279号公報
しかし、特許文献1の減容化カートンの場合、底部を開いて廃棄用に解体するときに2アクション(摘み部を押し込む動作、摘み部と底部を摘まんで引き上げる動作)が必要になる。したがって、より廃棄作業を容易にした1アクションで簡単に蓋部を解体できる包装箱が求められていた。
本考案は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、シールエンド型の蓋部を1アクションで簡単に解体することができる包装箱を提供することを目的とする。
本考案は、一枚の箱体形成片から成り、前記箱体形成片は、互いに平行に連接され、組み立て状態で四角形の筒体を形成する複数の側面板を有し、前記複数の側面板の中の1つである前板は、前記連接方向に対して直角方向の端部に、組み立て状態で前記筒体の一方の端部を塞ぐ蓋部となる蓋片が延設され、前記複数の側面板の中の1つである第一側板は、組み立て状態で前記前板と隣り合って交差する板であって、前記蓋片側の端部に、組み立て状態で前記蓋片の内側に重なる第一サイドフラップが延設され、前記前板と前記蓋片との境界部に破断線が設けられ、前記第一サイドフラップの2つの先端角部のうち、組み立て状態で前記前板から遠くなる方の先端角部は、第一折罫線で斜めに区切られて略三角形の第一折り曲げ部になっており、組み立て状態で、使用者が前記前面及び第一側板が交差する角部を内向きに押し込むことにより、前記筒体が変形して前記破断線が破断するとともに、前記第一折り曲げ部が、前記前板に対向する前記側面板の内面に接して前記第一折罫線で屈曲可能に形成されている包装箱である。
前記前板と第一側板とが交差する角部に、前記蓋部を開くときに押圧する位置を示す押圧位置表示が設けられていてもよい。
前記複数の側面板の中の1つである第二側板は、組み立て状態で前記前板と隣り合って交差するとともに前記第一側板と対向する板であって、前記蓋片側の端部に、組み立て状態で前記蓋片の内側に重なる台形状の第二サイドフラップが延設され、前記第二サイドフラップ2つの先端角部のうち、組み立て状態で前記前板から遠くなる方の先端角部は、第二折罫線で斜めに区切られて略三角形の第二折り曲げ部になっており、組み立て状態で、使用者が前記筒体の前記前面及び第二側板が交差する角部を内向きに押し込むことにより、前記筒体が変形して前記破断線が破断するとともに、前記第二折り曲げ部が、前記前板に対向する前記側面板の内面に接して前記第二折罫線で屈曲可能に形成されている構成でもよい。
この場合、前記前板と前記第一側板とが交差する角部、及び前記前板と前記第二側板とが交差する角部に、前記蓋部を開くときに押圧する位置を示す押圧位置表示がそれぞれ設けられていてもよい。
さらに、前記第一サイドフラップの前記第一折り曲げ部の前記第一折罫線には、切り込み線が設けられているとよい。
本考案の包装箱によれば、シールエンド型の蓋部を、1アクションで簡単に開いて解体することができ、使用済みの包装箱の処理を容易にする。
本考案の包装箱の一実施形態の組み立て状態を示す図であって、天蓋部が見える角度の斜視図(a)、底蓋部が見える角度の斜視図(b)である。 この実施形態の開封用包装箱の箱体形成片を表面側から見た展開図(a)、押圧位置表示の部分を拡大した図(b)である。 底蓋部の組み立て工程を示す底面図(a),(b),(c)である。 底蓋部の破断線を破断するときの動作を示す図であって、底蓋部及び筒体の動きを示す底面図(a)、第一サイドフラップ、第二サイドフラップ及び筒体の動きを示す底面図(b)である。
以下、本考案の包装箱の一実施形態について、図面に基づいて説明する。この実施形態の包装箱10は、図1に示すように、略直方体の箱体であり、厚紙等で形成された一枚の箱体形成片12を組み立てることによって形成される。
箱体形成片12は、図2(a)に示すように、互いに平行に連接された4つの側面板14,16,18,20を有している。4つの側面板14,16,18,20は、連接方向と直交する幅方向の長さが同じであり、連接方向の長さは、側面板14,18が長くて互いにほぼ等しく、側面板16,20が短くて互いにほぼ等しい。側面板14側の端部には、組み立て状態で側面板20の端部の裏面に糊付けされる糊付け片22が設けられている。糊付け片22と4つの側面板14,16,18,20は、各々折罫線24,26,28,30で区切られている。以下、側面板14,16,18,20を、それぞれ後板14、第一側板16,前板18及び第二側板20と称する。
後板14の、連接方向に対して直角方向の一端部には、略矩形の天蓋片32が延設され、折罫線34で後板14と区切られている。天蓋片32の延出方向長さは、第一及び第二側板16,20の連接方向長さとほぼ同じである。天蓋片32の、折罫線34と反対側の端部には、差し込み片36が延設され、折罫線38で天蓋片32と区切られている。また、後板14の他端部には、ほぼ天蓋片32と同形の外側底蓋片40が延設され、折罫線42で後板14と区切られている。
第一側板16の、後板14の折罫線34に連続する端部には、台形状のサイドフラップ44が延設され、折罫線46で第一側板16と区切られている。第一側板16の他端部には、台形状の第一サイドフラップ48が延設され、折罫線50で第一側板16と区切られている。第一サイドフラップ48の2つの先端角部のうち、前板18から遠い方の先端角部は、第一折罫線48bで斜めに区切られて略三角形の第一折り曲げ部48aになっている。第一折罫線48bは、例えば、所定長さの切り込み線等で形成されている。
前板18の、第一側板16の折罫線46に連続する端辺52の内側には、指で押圧できる大きさの押圧部54が設けられている。押圧部54は、端辺52の中央部とU字状の破断線56とで囲まれ、周囲と区切られている。また、前板18の他端部には、外側底蓋片40より僅かに小さい内側底蓋片58が延設され、破断線60で前板18と区切られている。
第一側板16及び前板18の境界部の、破断線60に近い位置には、押圧位置表示62が印刷されている。押圧位置表示62は、例えば図2(b)に示すように、「PUSH」の文字とU字状の記号とを組み合わせた図柄等である。押圧位置表示62については後で説明する。
第二側板20の、前板18の端辺52に連続する端部には、台形状のサイドフラップ64が延設され、折罫線66で第二側板20と区切られている。第二側板20の他端部には、台形状の第二サイドフラップ68が延設され、折罫線70で第二側板20と区切られている。第二サイドフラップ68の2つの先端角部のうち、前板18から遠い方の先端角部は、二折罫線68bで斜めに区切られて略三角形の第二折り曲げ部68aになっている。第二折罫線68bは、例えば、所定長さの切り込み線等で形成されている。
次に、包装箱10の組み立て方法の一例を説明する。ここで、箱体形成片12の表面が凸になる折り方を正折り、そして裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、折罫線24を正折して、糊付け片22を後板14に重ね、糊付け片22の表面に糊を塗布する。そして、折罫線28を正折りして、第二側板20の裏面の端部を糊付け片22の表面に糊付けする。箱体形成片12は、この折り畳まれた状態で出荷される。
次に商品を包装する工場等において、折罫線24,26,28,30を各々90°に正折りし、四角形の筒体72を形成する。その後、筒体72の一端部を塞ぐ底蓋部74を設けるため、図3(a)、(b)、(c)に順に示すように、折罫線50,70でサイドフラップ48,68を各々90°に正折りし、破断線60で内側底蓋片58を90°に正折りする。その後、外側底蓋片40の裏面の中央部に糊76を塗布し、折罫線42で外側底蓋片40を90°に正折りし、外側底蓋片40の裏面を内側底蓋片60の表面に糊付し、外側底蓋片40と内側底蓋片58が一体になった底蓋部74が形成される。これで筒体72の一端部が閉鎖されたので、開放している他端部から商品等を入れる。
商品等を入れた後、筒体72の他端部を塞ぐ天蓋部74を設けるため、折罫線46,66でサイドフラップ44,64を各々90°に正折りし、差し込み片36の表面中央部に糊を塗布する。そして、折罫線34で天蓋片32を90°に正折りし、折罫線38で差し込み片36を90°に正折りし、差し込み片36を前板18の内側に差し込んで押圧部54の裏面に糊付けし、天蓋片32で成る天蓋部74により、箱体の他端部も閉鎖される。これで商品の包装作業が終了して図1(a)、(b)に示す組み立て状態となり、この状態で商品が出荷され、商店等で販売される。なお、組み立ての手順は、先に天蓋部78を設け、商品を入れた後で底蓋部74を設けるようにしてもよい。
包装箱10は、図1に示すように、天蓋部78側と底蓋部74側のそれぞれに、開封及び解体を容易にする構造が設けられている。商品を購入した使用者は、天蓋部78側を開封して商品の出し入れを行う。そして、箱体を折り畳んで廃棄するとき、底蓋部74側も開いて箱体を解体する。本考案の要部は、底蓋部74側の構造である。
使用者が天蓋部78側を開封するときは、前板18の押圧部54を指で押して破断線56を破断させ、押圧部54を前板18から分離させる。そして、差し込み片36及び天蓋片32を引き上げると、天蓋部78で塞がれていた筒体72の端部が開放し、中の商品を取り出すことができる。押圧部54は、前板18から分離するが、差し込み片36に糊付けされているので、ゴミにならない。
開封した天蓋部78側を再封するときは、サイドフラップ44,64を90°に正折りし、天蓋片32を90°に正折りし、差し込み片36をサイドフラップ44,64と前板18との隙間に差し込んで係合させ、箱体の端部を閉鎖する。差し込み片36の先端部の形状は、両角をとって差し込みやすくしておくのが好ましい。また、差し込み片36の折罫線38の両端部に切り込みを設けておけば、再封した状態で、この切り込みにサイドフラップ44,64が引っ掛かって強く係合し、差し込み片36が抜けにくくすることができる。
次に、使用者が箱体を解体して廃棄するため、底蓋部74側を開く操作を説明する。まず、筒体72を片手で把持し、把持している手の親指等で、押圧位置表示62の位置(前面18及び第一側板16が交差する角部)を内向きに押し込む。すると、底蓋部74は、図4(a)に示すように、筒体72が変形して破断線60が破断することにより、内側底蓋片58が前板18から分離される。このとき、底蓋部74の内側にある第一サイドフラップ48は、押圧位置表示62の位置が押し込まれると、図4(b)に示すように、第一折り曲げ部48aが前板18に対向する後板14の内面にぶつかった後、自動的に第一折罫線48bで正折りされ、押圧位置表示62の押圧時の抵抗となることが回避される。第一折り曲げ部48aは、表面側に底蓋部74があるので、底蓋部74と反対側に屈曲することになる。
このように、使用者が押圧位置表示62の位置を押し込むと、筒体72が変形する過程で、第一折り曲げ部48aが自動的に屈曲するので、第一サイドフラップ48は、筒体72が変形するのを妨げる障害物にならず、押し込む力が効果的に破断線60に伝達される。したがって、破断線60を円滑に破断させることができ、底蓋部74を簡単に開封することができる。また、第二サイドフラップ68については、前板18側の先端角部が切離した破断線60の部分から突出することができるので、特に障害にはならない。
使用者は、底蓋部74を開封した後、天蓋部78も開いて箱体を薄く折り畳み、容積を小さくした状態で廃棄する。
包装箱10には、第二サイドフラップ68に第二折り曲げ部68a及び第二折罫線68bが設けられているので、底蓋部74の開封は、押圧位置表示62の位置ではなく、前面18及び第二側板20が交差する角部を内向きに押し込んでも、同様に行うことができる。例えば、商品をたくさん購入している使用者は、包装箱10の底蓋部74の開封操作を何回も経験し、「筒体72を、いずれか一方の対角線の向きに押圧して変形させれば開封できる」ということが分かってくるので、押圧位置表示62をいちいち確認せずに開封することができる。
この場合、前面18及び第二側板20が交差する角部に、2つ目の押圧位置表示を追加してもよい。ただし、押圧位置表示が2箇所にあると、使用者は「2箇所を同時に押圧しなければ開封できない」と誤解するおそれがあるので、いずれか一方を押圧操作するように表示する。
以上説明したように、包装箱10は、筒体72を片手で把持し、把持している手の親指等で、前面18及び第一側板16が交差する角部、あるいは前面18及び第二側板20が交差する角部を内向きに押し込む操作を行うことによって、シールエンド型の底蓋部74を1アクションで簡単に開いて解体することができる。
なお、本考案の包装箱は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の包装箱10の天蓋部78は再封可能な構造になっているが、天蓋部に再封機能が不要な場合は、本考案の蓋部の構造(例えば、底蓋部74の構造)に置き換えてもよい。
その他、箱体形成片に設けられる複数の側面板の数は4つ以上でもよく、組み立て状態で四角形の筒体が形成されるものであればよい。また、複数の側面板の一部に、筒体を形成する以外の機能を持たせてもよい。例えば、特定の側面板の一部を切り離して表示カードとして使用できる構造にしてもよい。
10 包装箱
12 箱体形成片
14 後板(側面板)
16 第一側板(側面板)
18 前板(側面板)
20 第二側板(側面板)
48 第一サイドフラップ
48a 第一折り曲げ部
48b 第一折罫線
58 内側底蓋片(蓋片)
60 破断線
62 押圧位置表示
68 第二サイドフラップ
68a 第二折り曲げ部
68b 第二折罫線
72 筒体
74 底蓋部
本考案は、一枚の箱体形成片から成り、前記箱体形成片は、互いに平行に連接され、組み立て状態で四角形の筒体を形成する複数の側面板を有し、前記複数の側面板の中の1つである前板は、前記連接方向に対して直角方向の端部に、組み立て状態で前記筒体の一方の端部を塞ぐ蓋部となる蓋片が延設され、前記複数の側面板の中の1つである第一側板は、組み立て状態で前記前板と隣り合って交差する板であって、前記蓋片側の端部に、組み立て状態で前記蓋片の内側に重なる第一サイドフラップが延設され、前記前板と前記蓋片との境界部に破断線が設けられ、前記第一サイドフラップの2つの先端角部のうち、組み立て状態で前記前板から遠くなる方の先端角部は、第一折罫線で斜めに区切られて略三角形の第一折り曲げ部になっており、組み立て状態で、使用者が前記前及び第一側板が交差する角部を内向きに押し込むことにより、前記筒体が変形して前記破断線が破断するとともに、前記第一折り曲げ部が、前記前板に対向する前記側面板の内面に接して前記第一折罫線で屈曲可能に形成されている包装箱である。
前記複数の側面板の中の1つである第二側板は、組み立て状態で前記前板と隣り合って交差するとともに前記第一側板と対向する板であって、前記蓋片側の端部に、組み立て状態で前記蓋片の内側に重なる台形状の第二サイドフラップが延設され、前記第二サイドフラップ2つの先端角部のうち、組み立て状態で前記前板から遠くなる方の先端角部は、第二折罫線で斜めに区切られて略三角形の第二折り曲げ部になっており、組み立て状態で、使用者が前記筒体の前記前及び第二側板が交差する角部を内向きに押し込むことにより、前記筒体が変形して前記破断線が破断するとともに、前記第二折り曲げ部が、前記前板に対向する前記側面板の内面に接して前記第二折罫線で屈曲可能に形成されている構成でもよい。
次に、使用者が箱体を解体して廃棄するため、底蓋部74側を開く操作を説明する。まず、筒体72を片手で把持し、把持している手の親指等で、押圧位置表示62の位置(前18及び第一側板16が交差する角部)を内向きに押し込む。すると、底蓋部74は、図4(a)に示すように、筒体72が変形して破断線60が破断することにより、内側底蓋片58が前板18から分離される。このとき、底蓋部74の内側にある第一サイドフラップ48は、押圧位置表示62の位置が押し込まれると、図4(b)に示すように、第一折り曲げ部48aが前板18に対向する後板14の内面にぶつかった後、自動的に第一折罫線48bで正折りされ、押圧位置表示62の押圧時の抵抗となることが回避される。第一折り曲げ部48aは、表面側に底蓋部74があるので、底蓋部74と反対側に屈曲することになる。
包装箱10には、第二サイドフラップ68に第二折り曲げ部68a及び第二折罫線68bが設けられているので、底蓋部74の開封は、押圧位置表示62の位置ではなく、前18及び第二側板20が交差する角部を内向きに押し込んでも、同様に行うことができる。例えば、商品をたくさん購入している使用者は、包装箱10の底蓋部74の開封操作を何回も経験し、「筒体72を、いずれか一方の対角線の向きに押圧して変形させれば開封できる」ということが分かってくるので、押圧位置表示62をいちいち確認せずに開封することができる。
この場合、前18及び第二側板20が交差する角部に、2つ目の押圧位置表示を追加してもよい。ただし、押圧位置表示が2箇所にあると、使用者は「2箇所を同時に押圧しなければ開封できない」と誤解するおそれがあるので、いずれか一方を押圧操作するように表示する。
以上説明したように、包装箱10は、筒体72を片手で把持し、把持している手の親指等で、前18及び第一側板16が交差する角部、あるいは前18及び第二側板20が交差する角部を内向きに押し込む操作を行うことによって、シールエンド型の底蓋部74を1アクションで簡単に開いて解体することができる。

Claims (5)

  1. 一枚の箱体形成片から成り、前記箱体形成片は、互いに平行に連接され、組み立て状態で四角形の筒体を形成する複数の側面板を有し、
    前記複数の側面板の中の1つである前板は、前記連接方向に対して直角方向の端部に、組み立て状態で前記筒体の一方の端部を塞ぐ蓋部となる蓋片が延設され、
    前記複数の側面板の中の1つである第一側板は、組み立て状態で前記前板と隣り合って交差する板であって、前記蓋片側の端部に、組み立て状態で前記蓋片の内側に重なる第一サイドフラップが延設され、
    前記前板と前記蓋片との境界部に破断線が設けられ、
    前記第一サイドフラップの2つの先端角部のうち、組み立て状態で前記前板から遠くなる方の先端角部は、第一折罫線で斜めに区切られて略三角形の第一折り曲げ部になっており、
    組み立て状態で、使用者が前記前面及び第一側板が交差する角部を内向きに押し込むことにより、前記筒体が変形して前記破断線が破断するとともに、前記第一折り曲げ部が、前記前板に対向する前記側面板の内面に接して前記第一折罫線で屈曲可能に形成されていることを特徴とする包装箱。
  2. 前記前板と第一側板とが交差する角部に、前記蓋部を開くときに押圧する位置を示す押圧位置表示が設けられている請求項1記載の包装箱。
  3. 前記複数の側面板の中の1つである第二側板は、組み立て状態で前記前板と隣り合って交差するとともに前記第一側板と対向する板であって、前記蓋片側の端部に、組み立て状態で前記蓋片の内側に重なる台形状の第二サイドフラップが延設され、
    前記第二サイドフラップ2つの先端角部のうち、組み立て状態で前記前板から遠くなる方の先端角部は、第二折罫線で斜めに区切られて略三角形の第二折り曲げ部になっており、
    組み立て状態で、使用者が前記筒体の前記前面及び第二側板が交差する角部を内向きに押し込むことにより、前記筒体が変形して前記破断線が破断するとともに、前記第二折り曲げ部が、前記前板に対向する前記側面板の内面に接して前記第二折罫線で屈曲可能に形成されている請求項1記載の包装箱。
  4. 前記前板と前記第一側板とが交差する角部、及び前記前板と前記第二側板とが交差する角部に、前記蓋部を開くときに押圧する位置を示す押圧位置表示がそれぞれ設けられている請求項3記載の開封容易尾包装箱。
  5. 前記第一サイドフラップの前記第一折り曲げ部の前記第一折罫線には、切り込み線が設けられている請求項1記載の包装箱。
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