JP3206492U - 縦収納のためのパッケージ - Google Patents

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Abstract

【課題】食品の縦収納のためのパッケージを提供する。【解決手段】衣類を始めとする各種の被収納品を引き出しなどに収納する時、被収納品が同一な規格で立てられるように包装して収納することによって、収納効率の極大化は勿論、被収納品を使用するために探す時にも容易に識別できるようにすることは勿論、揃えて収納された被収納品が乱れないようにしたものであるところ、衣類などの被収納品を所定の幅と厚さで包んで立て掛けることができるように背面部110と前面部120、130を備え、背面部110と前面部120、130との間は折って広げることができるヒンジ部140、150が備えられ、背面部110と前面部120、130にはパッケージ100が自立状態を維持するための硬質の補強シート160が備えられ、背面部110または前面部120には被収納品を包んだ状態で固定させる固定具170が備えられる。【選択図】図1

Description

本考案は縦収納のためのパッケージに関し、より詳しくは、衣類や冷蔵庫保管食品を始めとする各種被収納品を引き出しやたんす、または冷蔵庫の中に収納する時、被収納品がほぼ同一な規格で立てられることができ、一定水準の体積も圧縮されるように包装して収納することによって、収納効率の極大化は勿論、被収納品を使用するために探す時にも容易に識別できるようにし、取り出し後にも揃えて収納された被収納品の整列状態が乱れないようにした縦収納のためのパッケージに関する。
一般に、家庭で引き出しとたんす、またはたんすの棚などに着物を整理する時、着物を畳んで横にしてきちんきちんと積む横整理が普遍化されているが、これは収納された着物を探すことが不便で、下に深く収納された被収納品を取り出す時、他の着物の整頓状態が乱れるようになる短所がある。
一方、一般的な横整理に比べて縦整理をするようになれば、容易に探すことができるという長所はあるが、着物の形態や大きさなどがそれぞれ異なり、着物が立てられた状態を安定的に維持できなくなることで、引き出しの内部に格子型に固定型または可変型の仕切りを設置するか、または別途の小さい籠のような補助的な収納道具を使用しなければならなかったので、非経済的であるだけでなく、この収納道具によって空間活用度がむしろ落ちる問題点がある。
このような問題点を解決するための従来技術には、特許文献1‘着物引き出しの縦整理道具’、特許文献2‘衣類収納のためのパッケージ’などが開示されている。
前述した従来技術による縦整理道具は、これを設置するための空間が必要であり、むしろ収納戸棚の内部の美観を阻害する問題点があり、衣類収納のためのパッケージにおいては、それぞれの着物を一定の大きさや形態に個別的に畳んで立てることはできなかったので、引き出しなどに縦収納を行うことが難しかった。
韓国公開特許第10−2012−0130878号公報(2012.12.04.公開)、発明の名称:着物引き出し縦整理道具 韓国公開実用新案第20−2011−0004690号公報(2011.06.12.公開)、考案の名称:衣類収納のためのパッケージ
本考案は前記の問題点を解決するために案出されたものであって、本考案の目的は衣類や冷蔵庫保管食品を始めとする各種の被収納品の縦収納のための手段を提供し、かつ大きさと形態が多様な被収納品をほぼ均一な規格に包装して収納できるようにすることによって、衣類などの被収納品が安定的に立てられた状態を維持できるようにすることは勿論、被収納品の表面が汚染されることがないように保護することができ、収納された被収納品のうちの一部を取り出しても隣接した被収納品が突き出たり乱れたりする現象が発生しないようにすることにある。
前記の目的を達成するために本考案の一実施形態では、ビニールなどの軟質樹脂や不織布または網紗などの柔軟性を有する材質からなり、かつ衣類や冷蔵庫保管食品などの各種の被収納品を所定の幅と厚さで包んで立て掛けることができるように背面部と前面部を備え、前記背面部と前面部との間は折って広げることができるヒンジ部が備えられ、前記背面部と前面部の少なくともある一方には立てられた状態を維持するための硬質の補強シートが備えられ、前記背面部または前面部には被収納品を包んだ状態で固定させる固定具が備えられた縦収納のためのパッケージを提供する。
好ましくは、前記パッケージの前面部と背面部及びヒンジ部を構成する素材は、透明または網紗のように内部が見える素材や窓または孔を有する形態からなって、包装された被収納品を外部から肉眼で容易に確認可能にする。
好ましい実施形態において、前記背面部と前面部及びヒンジ部は一体からなり、前記背面部や前面部の少なくともある一方または両方には形態維持のための補強シートが熱または高周波溶着や接着剤により付着されるか、または前記背面部と前面部が二重構造からなって、補強シートが内部に挿入される方式により設置できる。
好ましくは、前記補強シートは所定厚さの樹脂フィルムやごわごわした紙からなることができ、素材の節約のために薄い厚さで製作する場合には補強リブを形成して安定した形態が維持できるようにする。
より好ましくは、前記パッケージの内部には衣類などが外部に容易に取り出されることを防止するための滑り防止具がさらに備えられることができ、この滑り防止具はゴムやスポンジまたは表面摩擦力に優れるシリコンパッドなどを使用することができる。
また、本考案は前記背面部と前面部は同一素材で製作し、ヒンジ部は伸縮性に優れる異なる素材で製作することによって、大きさと体積が相異する多様な被収納品に互換的に使用できるようにする。
本考案の他の実施形態では、衣類などの被収納品を所定の幅と厚さで包んで立て掛けることができるように背面部と前面部を備え、前記背面部と前面部との間は折って広げることができるヒンジ部が備えられ、前記背面部と前面部はパッケージが自立状態を維持するための硬質のプラスチックシートからなり、前記背面部または前面部には被収納品を包んだ状態で固定させる固定具が備えられた縦収納のためのパッケージが提供される。
本考案の更に他の実施形態では、衣類や冷蔵庫保管食品などの被収納品を所定の幅と厚さで包んで立て掛けることができるように硬質のプラスチックシートからなる背面部の左・右側に軟質のビニールシートからなる前面部が各々付着され、別途の補強シートが備えられて被収納物の収納時、前記前面部の内側に挟んで被収納物に圧力を加えることができるようにし、前記背面部または前面部には被収納品を包んだ状態で固定させる固定具が備えられた縦収納のためのパッケージが提供される。
本考案の実施形態による縦収納のためのパッケージを使用するようになれば、引き出しやたんす、または冷蔵庫などの収納空間の内部に収納される衣類や食品などをほぼ均一な規格の幅を有するように包装して立てた状態で縦収納できるようになり、この際、衣類や食品などの被収納品はパッケージにより立てられた形態を安定的に維持できるので、乱れが防止されることは勿論、多種多様な被収納品をほぼ同一な規格にして揃えて収納することができ、これによって、探す被収納品をより速かに探すことができることは勿論、被収納品を取り出しても他の被収納品は整理された状態が乱れないようになるので、これをまた整理しなければならない煩わしさもなく、体積も一定水準圧縮されて包装されるので、収納空間をより多く確保することができる。
本考案の第1実施形態による縦収納のためのパッケージの展開状態斜視図である。 図1に図示されたパッケージの折畳状態の斜視図である。 図1に図示されたパッケージで衣類を包装した状態図である。 引き出しの内部に縦収納された状態図である。 冷蔵庫の内部に縦収納された状態図である。 本考案の第2実施形態による縦収納のためのパッケージの展開状態斜視図である。 本考案の第3実施形態による縦収納のためのパッケージの展開状態斜視図である。 本考案の第4実施形態による縦収納のためのパッケージの展開状態斜視図である。 本考案の第6実施形態による縦収納のためのパッケージの斜視図である。 本考案によるパッケージを使用してたんすの棚に衣類を縦収納した状態図である。 本考案の第7実施形態による縦収納のためのパッケージの展開状態斜視図である。 図11に図示された縦収納のためのパッケージの折畳状態斜視図である。 本考案の第8実施形態による縦収納のためのパッケージの展開状態斜視図である。 図13に図示された縦収納のためのパッケージの折畳状態斜視図である。 本考案の第9実施形態による縦収納のためのパッケージの展開状態斜視図である。 図15に図示された縦収納のためのパッケージの折畳状態斜視図である。 格子枠形態の補強シートを示す斜視図である。
以下、本考案を限定しない好ましい実施形態を添付した図面に基づいて詳細に説明する。
図1から図4には本考案の第1実施形態による縦収納のためのパッケージ及びその使用状態が図示されている。
図面に図示したように、本実施形態によるパッケージ100は透明ビニールのような軟質樹脂材質からなり、かつ衣類や各種の肉類や細かく刻んだニンニクなどの薬味のような冷蔵庫保管食品などの被収納品を所定の幅と厚さで包んで立て掛けることができるように背面部110と前面部120、130を備え、前記背面部110と前面部120、130との間は折って広げることができるヒンジ部140、150が備えられ、前記背面部110と前面部120、130にはパッケージ100が自立状態を維持するための硬質の補強シート160が備えられ、前記前面部120の内側には脱着可能な固定具170が備えられた構造からなっている。
本実施形態において、パッケージ100の背面部110と前面部120、130及びヒンジ部140、150を構成する素材は軟質の透明ビニール素材からなって、包装された被収納品を外部から肉眼で容易に確認可能になっている。
本実施形態において、前記背面部110と前面部120、130及びヒンジ部140、150は一体型となっており、前記背面部110と前面部120、130には形態の維持のための補強シート160が内部に挿入されたものであって、本実施形態では前記背面部110と前面部120、130が二重構造からなっており、背面部110と前面部120、130の枠部分が熱または高周波溶着により接合された状態を成している。
本実施形態において、前記背面部110と前面部120、130の内面の一側は開放されて補強シート160を挿入または取出できるようになっているが、前記補強シート160は所定厚さの除電ビニールなどを含む樹脂フィルムからなっており、素材の節約のために薄い厚さで製作する場合には補強シート160自体に横及び縦方向に補強リブを形成して安定した形態が維持できるようにすればよい。
本考案において、前記前面部左側120の横幅と右側の130の横幅との和は背面部110の横幅より短くなく、左側前面部の横幅は背面部の横幅とヒンジ部の横幅(厚さ)の差より長くないか、または同一な幅で製作すればよいが、本実施形態では左側前面部130の横幅は背面部110の横幅の約2/3位の大きさからなっており、右側前面部120の横幅は背面部110の横幅の約1/2位の大きさからなっており、前記背面部110と右側前面部130との間に形成されるヒンジ部150の厚さは背面部110横幅の約1/3位からなっている。
一方、前記右側前面部120側のヒンジ部140横幅(厚さ)も左側ヒンジ部150の横幅(厚さ)と同一である。
本考案において、前記ヒンジ部140、150はビニールや硬質フィルムの折畳処理の他にも背面部110と前面部120、130との間の柔軟な折畳と繰広げが可能な多様な方式と多様な素材を適用できることは勿論である。
本実施形態において、前記右側前面部120と左側前面部130の横幅が異なる理由は、被収納品を包装する時、相対的に幅の広い左側前面部130が内側に位置し、その上に右側前面部120が重なった後、右側前面部120の内側に付着された固定具170が左側前面部130の表面に適正な張力で引っ張られて付着できるようにするためのものであって、これにより厚さの薄い被収納品の場合にもパッケージ100の内部に堅く固定されながらすり落ちらないようになる。
また、本実施形態において、被収納品の厚さによって左・右側前面部120、130の重畳程度が変わるが、被収納品の厚さが厚くなるほど、左・右側前面部120、130の間の重畳が小さくなる。
前記補強シート160は所定厚さの樹脂フィルムやごわごわした紙などで作られることができ、前記補強シート160の内面または外面には広告または広報のための文字やイメージなどを印刷するか、または使用者がペンでメモするか、または別途の用紙を付着するために空欄を形成することもできる。
本実施形態において、前記補強シート160の幅は図面に図示したように、背面部110と前面部120、130の縦幅をほぼ同一に形成することが好ましいが、前記補強シート160はパッケージ100が立てられた状態を維持できるようにするためのフレームの役割を果たしさえすればよいので、単純な矩形の形態に形成することもできることは勿論、構造的な強度は低下させないながらも軽量化及び素材の節約のために補強シート160の内側を格子型や多様なパターンなどに穿孔することができる。
本実施形態において、前記固定具170は反復的に着脱を反復することができる粘着式テープを使用しているが、このような粘着式テープからなる固定具170は、使用時ごとに内容物の体積によってその付着位置が変わってもほぼ同一な粘着力を維持するようになり、固定具170が付着される他部位には別途の対応する固定具を付着しなくても滑らかなビニール表面に固定具170がそのまま付着できるものである。
本実施形態において、前記パッケージ100の内部には図面に図示したように、衣類などが外部に容易に取り出されることを防止するための滑り防止具180がさらに備えられており、この滑り防止具180はゴムやスポンジ、または表面摩擦力に優れるシリコンパッドなどを使用することができ、前記滑り防止具180の付着位置は図面に図示された隅部の他にも中間や上・下部に横または縦方向に連続するようにすることもできることは勿論である。
このように構成された本実施形態のパッケージを使用する方法について説明すると、まず、パッケージ100を底に広げた状態でその上に上衣、下衣の一着で構成される衣類や寝具などの被収納品Pを折り畳んだ後、積み重ねて、前面部120、130を覆いながら圧力を加えて固定具170を締結すれば、被収納品の体積を容易に圧縮することができるが、これは既存に真空清掃機を用いて被収納品を圧縮する圧縮パックに比べて圧縮率は高くないが、それだけ衣類などの被収納品の損傷やしわが少なく、取り出しが便利であるという長所がある。また、本実施形態のパッケージは被収納品の圧縮と共に、図3に示すように、立てられることができる状態で包装が完了し、これを図4に図示されたように引き出しDの内部に縦に立てて収納すればよいが、このように本実施形態のパッケージ100を使用して衣類などの被収納品Pを包装して縦収納するようになれば、既存の横収納に比べて空間活用度を極大化して同一な空間に一層多い量の衣類などを収納することができる。
図5には、肉類や各種薬味などの冷蔵または冷凍保管食品である被収納品Pを本実施形態のパッケージ100に盛って冷蔵庫Fの冷蔵室または冷凍室に収納した状態が図示されているが、図5ではパッケージ100が図4のように立てられた状態で縦収納されず、横にした状態で縦収納された状態である。
このように、本考案における縦収納の意味は、図4に示すように、パッケージ100を正しく立てて収納することだけを意味するものでなく、図5に示すように、横にして、即ち、ヒンジ部140、150のうちのある一方を底に触れるように横に立てて縦に収納する場合も含むものである。
また、引き出しや冷蔵庫の中を開いて見る時、被収納品がほぼ同一な大きさで縦横に整列されているので、落ち着いて整頓された状態を成して、見る目にも良いだけでなく、着ようとする着物や探そうとする冷凍(冷蔵)保管食品を探すことも速かに行うことができることは勿論、必要とする着物や食品を取り出しても残りの衣類や食品の整頓された状態が乱れないので、これを再整理しなくてもよい長所がある。
一方、本実施形態によるパッケージは、上・下部が開放されているので、衣類や食品などを縦収納した状態で被収納品を容易に探した場合、固定具170を取り外さなくてもパッケージを片手で握った状態で若干圧力を加えて背面部110と前面部120、230が丸くなるようにした後、他の手で被収納品をパッケージから引き抜いて取り出すこともできるので、より迅速な取り出しが可能な利点もある。
図6には、本考案の第2実施形態による縦収納のためのパッケージが図示されているが、本実施形態によるパッケージ100は、図1及び図2に図示された実施形態のパッケージが二重からなったこととは異なり、一重からなった差異点があるが、本実施形態では、背面部110と前面部120、130の内側に補強シート160が接着テープや接着剤、または熱または高周波溶着などの方法により付着されている。
本実施形態のパッケージ100は一重からなった差があるだけであり、その機能は前述した第1実施形態と同一であるので、重複する説明は省略する。
本実施形態では、補強シート160が背面部110と前面部120、130の内側に固着されているが、本考案はこれに限定されず、補強シートを背面部と前面部から分離可能に付着することもできることは勿論である。
図7には、本考案の第3実施形態による縦収納のためのパッケージ100が図示されているが、本実施形態ではパッケージ100の背面部110と前面部120、130は透明なビニールなどの同一素材で製作し、ヒンジ部140、150は伸縮性に優れるゴムシートやスパン織物などの素材で製作して、隣接した部位を相互裁縫または溶着することによって、大きさと体積が相異する多様な被収納品に互換的に使用できるようになっている。
本実施形態のパッケージ100は、内容物(被収納品)の体積が異なっても、包装をすれば、その左右幅は背面部110の横幅に相当するので同一であり、但し、内容物の体積によってヒンジ部140、150の伸縮作用により包装された状態のパッケージ厚さのみ異なるので、その収納時、揃っている整列が可能である。
図8には、本考案の第4実施形態による縦収納のためのパッケージが図示されているが、本実施形態では固定具170が前述した実施形態で使われた粘着テープでない雌雄一対のベルクロテープからなる差異点があり、一対のベルクロテープのうち、ある1つは一方の前面部130に付着され、他の1つは他方の前面部120に付着されて相互脱着可能になっている。
本実施形態において、前記固定具170は細い帯形態からなっているが、本考案はこれに限定されず、固定具170の形態と付着位置及び個数は多様に変化させることができることは勿論であるが、この固定具170の他の例には公知のゴムひものような弾性バンドや各種ファイル綴じや文具などの収納用具などに使われている内容物の体積調節が可能であるように形成された雌雄形態の結合具、または反復的な脱着が可能なPVC軟質ビニール粘着シートを使用することができる。
図9には,本考案の第6実施形態による縦収納のためのパッケージが図示されているが、本実施形態によるパッケージ100は前述した実施形態のパッケージでは透明なビニール素材を使用したこととは異なり、網紗生地を使用した差異点があり、ある程度の伸縮性を有する網紗生地を使用して背面部110と前面部120、130及びヒンジ部140、150を2重で形成して枠部分を裁縫し、前記背面部110と前面部120、130の内側に補強シート160を挿入して形態を維持できるようになっており、残りの部分は前述した実施形態と同一である。
本実施形態による網紗生地からなるパッケージは網紗からなっているので、網紗のメッシュの間に内部が見えるようになり、網紗生地自体の伸縮性によりヒンジ部140、150が伸縮されて体積が多様な被収納品を同一な規格に包装することができ、特に、網紗生地自体の優れる通気性により衣類などを包装しても衣類にかびが生えるか、またはその他の湿気などによる被害を防止することができる利点がある。
また、本考案で図面上に図示されてはいないが、前記パッケージ100の内に除湿のための除湿剤(シリカゲルなど)を収納するか、または除湿不織布を付着して使用することもできることは勿論である。
図10には、本考案のパッケージ100を大型に製作してたんすの棚の中に冬期用ジャンパーやパーカのように比較的大きくて体積の大きい外套などの被収納品Pを比較的平たく圧縮して縦収納した状態を図示しているが、このように本実施形態のパッケージを大型に製作して外套などをたんすに縦収納するようになる場合には、たんすの内部の空間活用度を極大化できることは勿論、外套などの衣類を揃えて保管することができ、容易に探すことができ、既存の圧縮パックを使用していた方式に比べて衣類の損傷も最小化できる利点がある。
図10に図示された実施形態では、パッケージ100が外套などを平たく圧縮して縦収納が可能であるようになっているが、本考案はこれに限定されず、パッケージ100自体に環状の掛止部を一体形成してパッケージ100をたんすの内部の掛止棒に掛けることができるように製作することもできることは勿論である。
前述した実施形態では、折り畳んで収納する方法などについて説明したが、本考案のパッケージはその規格を多様に製作して、アイロンのかかったワイシャツなどを畳まなくて、折れ無しで広げられた状態そのまま包装して旅行用かばんに収納することもできることは勿論であり、この時にはワイシャツの腕部分が内側に折れる部分に丸くて長い棒型のスポンジを挟むことによって、しわが発生しないようにすることもできる。
図11及び図12には、本考案の第7実施形態による縦収納のためのパッケージが図示されている。
本実施形態のパッケージ100も衣類や冷凍(冷蔵)保管食品などの被収納品を所定の幅と厚さで包んで立て掛けることができるように背面部110と前面部120、130を備え、前記背面部110と前面部120、130との間は折って広げることができるヒンジ部140、150が備えられ、前記背面部110と前面部120、130はパッケージ100が自立状態を維持するための硬質のシートからなり、前記前面部120には脱着可能な固定具170が備えられたものであって、形態の維持のための別途の補強シートの代わりに背面部110と前面部120、130を硬質プラスチック素材のシートで製作し、背面部110と前面部120、130との間を連結するヒンジ部140、150は軟質のビニールフィルムで製作して前記背面部と前面部側に高周波や超音波熱溶着を行って一体形成したものである。
図面中、符号116は溶着部である。
本実施形態において、前記左・右側の前面部120、130には図11のように被収納物を保管するために覆う時、厚さを調節できるように雌・雄ベルクロテープからなる固定具170が備えられているが、左側の前面部120には外側に、右側の前面部130には内側に付着されている。
また、本実施形態において、前記背面部110の内面上・下側には被収納物が収納された状態で縦収納を行うために立て掛ける時、被収納物が抜けるか、または下に垂れることを防止するための係止段112、114が形成されているが、前記係止段112、114は図面に図示したように左右方向に長く突出したビード形態に形成されることが好ましいが、これに限定されるものではなく、より好ましくは、前記係止段112、114の表面に滑り防止のためのシリコンコーティングなどを追加することによって、衣類やビニール包装された食物を入れた時、滑り(すり落ちる)を効果的に防止してパッケージが膨らむ現象を防止できるようにする。
本実施形態において、前記係止段112、114はシート型の硬質合成樹脂からなる背面部110及び前面部120、130と同一素材により一体に成形されるか、または係止段112、114部分だけ硬質合成樹脂でない軟質シリコン樹脂などの異種素材で形成(二重射出などの方法で)されることもできることは勿論である。
本実施形態において、前記背面部110と前面部120、130は透明な合成樹脂シートで製作することが好ましく、前面部120、130やヒンジ部140、150側に脱着可能な表紙を付着して縦収納された状態で表紙を見て被収納物を確認して取出できるようにすることに助けになることができる。
本実施形態のパッケージも前述した実施形態と同一な方法により使用すればよいので、その具体的な使用方法に対する重複説明は省略する。
一方、本考案では前記実施形態の係止段112、114の代わりに背面部110の内面を滑り防止のために摩擦力を有する素材で製作するか、または格子型などの滑り防止形態に形成するものに取り替えることもできる。
また、本考案では前記実施形態の係止段112、114や前述した摩擦力を有する素材や滑り防止形態の代わりに内容物の滑り(すり落ちる)を防止するために背面部110上・下端の少なくとも片方に折畳可能なヒンジ部を有する軟質または硬質のスカートを付着して背面110の内側に内容物を収納し、ヒンジ部に延びた下端のスカートを上に折って上げた後、左・右側の前面120、130を重ねれば、内容物がすり落ちないように保管することもでき、前記スカートの上下の長さは約背面部横長さの1/3位が適当である。
図13及び図14には、本考案の第8実施形態による縦収納のためのパッケージが図示されているが、衣類や冷蔵保管食品などの被収納品を所定の幅と厚さで包んで立て掛けることができるように背面部110と前面部120、130を備え、前記背面部110と前面部120、130との間は折って広げることができるヒンジ部140、150が備えられ、前記背面部110と前面部120、130はパッケージ100が自立状態を維持するための硬質のシートからなり、前記前面部120には脱着可能な固定具170が備えられたものであって、形態の維持のための別途の補強シートの代わりに背面部110と前面部120、130を硬質プラスチック素材のシートで製作し、背面部110と前面部120、130との間を連結するヒンジ部140、150も硬質プラスチック素材のシートで製作し、かつ柔軟に折畳できるように縦方向に複数の折畳溝142、152が平行に形成されたものである。
本実施形態でも、前記左・右側の前面部120、130には図13のように被収納物を保管するために覆う時、厚さを調節できるように雌・雄ベルクロテープからなる固定具170が備えられているが、左側の前面部120には外側に、右側の前面部130には内側に付着されている。
本実施形態でも前記背面部110の内面の上・下側には被収納物が収納された状態で縦収納を行うために立て掛ける時、被収納物が抜けるか、または下に垂れることを防止するための係止段112、114が形成されているが、これは前述した第7実施形態で説明されたものと同一であるので、重複する説明は省略する。
図15及び図16には、本考案の第9実施形態による縦収納のためのパッケージが図示されているが、本実施形態では背面部110は硬質のプラスチックシートからなり、前記背面部110の左・右側には軟質のビニールシートからなる前面部120、130が各々付着されており、別途の補強シート160が追加的に備えられて前記前面部120、130の内側に挟まれるようにすることで、パッケージの前方が膨らむことを防止できるようになっている。
本実施形態では、背面部110と前面部120、130との間に別途のヒンジ部無しで前面部120、130自体が柔軟なビニールシートからなっているので、前面部120、130を被収納物の厚さに合うように折り畳むことができるようになっている。
本実施形態では、別途の補強シート160が分離されているので、衣類の収納時、分離された補強シート160を用いて、この頃整理の達人ブログによく登場するファイルを用いた着物畳み方法の通り、着物を一定のサイズと形態に容易に畳むことができるだけでなく、既存の方法と異なり、どの角度でも(ヒンジ部が底に触れる状態でも)やさしく立てることができる利点があるが、これは前述した他の実施形態では上下開放された面のみに容易に立てられ、ヒンジ部が底面に触れる形態で立てる場合、容易に立てられなかった短所を解消することができる長所がある。
また、本実施形態のパッケージを使用して食物を冷凍室や冷蔵室に収納する時にも既存の前面部補強シートの機能、即ち、食品を平たく圧縮成形するか、または立て掛ける機能に加えて、食品が希望の形態に凍られた後には、前面部補強シート160のみ別に取り出すことができるので、結果的に製品の体積が減るので、冷凍室(または、冷蔵室)の収納可能容積も少しでも増えるようになる利点があり、図17に示すように、補強シート160の内側(食品と触れる部分)をまるで既存の冷蔵庫の氷枠と同一な方式で多様な形態と大きさの収容溝162を形成して食品の種類によって希望の形態に成形して凍らせることができ、ニンニクや肉などを必要な量だけ容易に取り外すことができる利点がある。
本実施形態において、前記海面部110の係止段112、114と前面部120、130の固定具170に対する内容は前述した実施形態と同一であるので重複する説明は省略する。
前述した実施形態では、本考案のパッケージが衣類などの収納に使われた場合を主に説明したが、本考案はこれに限定されず、布団などの寝具類は勿論、冷蔵庫やその他の物品の保管のための収納庫などに肉類や薬味などを始めとする各種の食品を収納するための用途にも使用できることは勿論であり、各構成部の材質も前述した実施形態で言及された材質に限定されるものではない。
100 パッケージ
110 背面部
112、114 係止段
116 溶着部
120、130 前面部
140、150 ヒンジ部
160 補強シート
162 収容溝
170 固定具
180 滑り防止具
D 引き出し
F 冷蔵庫
P 被収納品(衣類や食品など)

Claims (7)

  1. 被収納品を所定の幅と厚さで包んで立て掛けることができるように背面部110と前面部120、130を備え、前記背面部110と前面部120、130との間は折って広げることができるヒンジ部140、150が備えられ、前記背面部110と前面部120、130はパッケージ100が自立状態を維持するための硬質のプラスチックシートからなり、前記背面部110または前面部120には被収納品を包んだ状態で固定させる固定具170が備えられたことを特徴とする、食品の縦収納のためのパッケージ。
  2. 前記ヒンジ部140、150は 硬質プラスチック素材のシートからなり、かつ柔軟に折畳できるように縦方向に複数の折畳溝142、152が平行に形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の食品の縦収納のためのパッケージ。
  3. 前記背面部110の内面の上・下側には被収納物が収納された状態で縦収納を行うために立て掛ける時、被収納物が抜けるかまたは下に垂れることを防止するための係止段112、114が形成されたことを特徴とする、請求項1または2に記載の食品の縦収納のためのパッケージ。
  4. 前記背面部110の上・下端の少なくとも一方にはヒンジ部を有するスカートが付着されて被収納品Pを背面部110に安置した状態でスカートを内側に折り畳んで被収納品が外部に流出されないようになったことを特徴とする、請求項1または2に記載の食品の縦収納のためのパッケージ。
  5. 前記パッケージ100はその自体に環状の掛止部が一体形成されてパッケージ100を掛けて保管できるようになったことを特徴とする、請求項1に記載の食品の縦収納のためのパッケージ。
  6. ヒンジ部140、150は、柔軟な素材からなることを特徴とする、請求項1または2に記載の食品の縦収納のためのパッケージ。
  7. 前記背面部110の内面には、 被収納物が抜けるかまたは下に垂れることを防止するための滑り防止具180が備えられることを特徴とする、請求項1または2に記載の食品の縦収納のためのパッケージ。
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