JPH0733888U - 帯じめ等の房の収納具 - Google Patents
帯じめ等の房の収納具Info
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- JPH0733888U JPH0733888U JP7184393U JP7184393U JPH0733888U JP H0733888 U JPH0733888 U JP H0733888U JP 7184393 U JP7184393 U JP 7184393U JP 7184393 U JP7184393 U JP 7184393U JP H0733888 U JPH0733888 U JP H0733888U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用後の帯じめ等の房を容易に整えることが
でき、その整えた状態で収納できるようにする。 【構成】 柔軟性を有する正方形又は長方形のシート状
収納具本体10の対向する一対の側部の一方にその辺に
沿って2個の突起12が設けられ、一対の側部の他方に
は、その一対の側部が重なるように収納具本体10を湾
曲させて筒体を形成したきに、突起12に対応する位置
に突起12が嵌め込まれる穴14があけられている。本
体10を筒状に湾曲させたときに内側となる面には、筒
体となったときの一方の開口部となる辺に沿って櫛の歯
が配列された帯状の櫛状面16が形成されており、他方
の開口部となる辺に沿って摩擦係数を大きくするための
粗面18が帯状に形成されている。
でき、その整えた状態で収納できるようにする。 【構成】 柔軟性を有する正方形又は長方形のシート状
収納具本体10の対向する一対の側部の一方にその辺に
沿って2個の突起12が設けられ、一対の側部の他方に
は、その一対の側部が重なるように収納具本体10を湾
曲させて筒体を形成したきに、突起12に対応する位置
に突起12が嵌め込まれる穴14があけられている。本
体10を筒状に湾曲させたときに内側となる面には、筒
体となったときの一方の開口部となる辺に沿って櫛の歯
が配列された帯状の櫛状面16が形成されており、他方
の開口部となる辺に沿って摩擦係数を大きくするための
粗面18が帯状に形成されている。
Description
【0001】
本考案は和服の帯を締める帯じめの房、男子の羽織の紐の房、又は和額の房等 を収納する際、それらの房が乱れないようにするための収納具に関するものであ る。
【0002】
帯じめは図1に示されるように多数の糸を編んで1m程度の長さの紐2とした ものであり、その両端には糸が束ねられて形成された房4が飾りとして取りつけ られている。帯じめの房に限らず、羽織の紐の房や和額の房等も、新品のときは 整えられ、乱れないようにセロファンなどのシートで包まれている。
【0003】
帯じめを使用するときは房のシートを取り除く。そして、使用後、箪笥などに 収納するときは、紐2は折りたたみ、房4は露出したままにしておくのが普通で ある。しかし、房4が露出していると、房が広がったり、糸が乱れたりして、次 に使用する際には房4に乱れた状態の癖がついてしまい、せっかくの帯じめの見 栄えが悪くなってしまう。
【0004】 もし、使用した帯じめを収納する際、その房が乱れないように整えて収納しよ うとすれば、櫛などで房4を整えた後、紙やセロファンなどのシートで包み込み 、そのシートが解けないようにセロテープなどで綴じておかなければならない。 しかし、そのような操作は手間がかかって煩わしいものである。このような事情 は、他の房についても同様である。 本考案は使用後の房を容易に整えることができ、その整えた状態で収納できる ようにする収納具を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案の収納具は、柔軟性を有する矩形のシート状の収納具本体と、この収納 具本体を湾曲させて房の外径程度の内径の筒体とできるように収納具本体の対向 する一対の側部間を固着する固着部と、収納具本体を筒体としたときに筒体の内 側となる面に、その筒体の少なくとも一方の開口部の近くで、周方向のほぼ一周 の長さにわたって形成された櫛状面とを備えている。
【0006】
使用後の帯じめを収納するときは、収納具本体を広げた状態で、その内側とな る面上に、帯じめをその房の先端部が櫛状面の形成されている端部側になり、か つその房の基端が櫛状面よりも外側に出るように置く。次に、収納具本体を筒状 に湾曲させ、固着部によって一対の側部間を固着して収納具本体を筒体とする。 そして、その筒体を房の基端から先端方向に沿ってずらすと、櫛状面が房と接し ながら先端方向に移動する際に房の糸の乱れが整えられる。櫛状面が房の全体を 整える位置まで収納具の筒体を移動させた後、房にこの筒状の収納具をつけたま まで帯じめを箪笥などに収納する。
【0007】 次回その帯じめを使用するときは、収納具の筒体を房の先端方向に向って移動 させて抜き取るか、筒状の収納具本体を開くと、糸の整えられた房が現われる。 他の房を収納するときも同様にしてこの収納具を使用することができる。 収納具本体が柔軟性を有しているので、平打ちの帯じめや羽織の紐のように断 面形状が円形でなく扁平なものなどであっても、収納具本体を湾曲させてそれら の形状に適応させることができる。
【0008】
図2は一実施例を表わす。(A)は平面図、(B)はその右側面図である。 柔軟性を有する正方形又は長方形のシート状収納具本体10の対向する一対の 側部の一方にはその辺に沿って2個の突起12が設けられている。突起12は尖 端をもち、基端部がくびれた形状に形成されている。一対の側部の他方には、そ の一対の側部が重なるように収納具本体10を湾曲させて筒体を形成したきに、 突起12に対応する位置に突起12の最も太い部分よりもやや小さい径の穴14 があけられている。突起12と穴14が固着部を構成している。本体10を筒状 に湾曲させて両側部を重ね、突起12を穴14に嵌め込んで両側部間を固着した ときに、形成された筒体の内径が帯じめの房の外形にほぼ等しくなるように、突 起12と穴14との距離が設定されている。
【0009】 収納具本体10を筒状に湾曲させたときに内側となる面には、筒体となったと きの一方の開口部となる辺に沿って櫛の歯が配列された帯状の櫛状面16が形成 されており、他方の開口部となる辺に沿って摩擦係数を大きくするための粗面1 8が帯状に形成されている。
【0010】 この実施例の材質は例えばポリエチレンやポリ塩化ビニールなどの軟質の樹脂 である。好ましい例では、本体10、突起12、櫛状面16及び粗面18が一体 成型により形成されている。しかし、櫛状面16と粗面18を本体10とは別に 形成し、突起12と穴14が形成されたシート状本体10に接着したものであっ てもよい。粗面18は凹凸面であってもよく、本体10とは異なる材質のスポン ジ状のものであってもよい。
【0011】 図3は櫛状面の他の例を示したものである。図3の櫛状面16aは図2の三角 形の櫛の歯状の櫛状面16とは異なり、面に垂直に立った針状の隆起が形成され ている。このように、本考案での櫛状面は櫛の歯の形状をしたものに限定されな い。
【0012】 図4は図2の実施例を使用する際に湾曲して筒状にした状態を表わしている。 固着部が設けられている側部が重なるように筒状に湾曲させて突起12を穴14 に嵌め込む。
【0013】 図5は図2の実施例の使用方法を示したものである。 (A)に示されるように、本体10の内側に、房14が櫛状面16方向を向き 、かつ房4が本体10よりも外側にくるように配置して本体10を筒状に湾曲さ せ、突起12を穴14に嵌め込んで本体10の筒体を形成する。その状態で、( B)に示されるように、本体10の筒体を房4の方向にずらせると、櫛状面16 が房4の糸を整えながら房の先端方向に移動する。櫛状面16が房4の先端を通 り越して房4から外れた位置で移動をやめる。この状態で房4の糸が整えられ、 しかも房4が本体10の筒体で包み込まれた状態となる。粗面18は(B)の状 態で本体10の筒体が房4から抜け落ちるのを防止する。
【0014】 図5(B)の状態では、櫛状面16が房4から離れているようにこの収納具の 大きさを設定しておくのが好ましい。もし、櫛状面16が房4と接触した状態で 収納しなければならないような収納具の大きさである場合には、櫛状面16の櫛 の歯の形状によっては収納中に房4に櫛の歯の形状の癖がつくおそれがあるから である。
【0015】 図6は他の実施例を表わしたものである。(A)は平面図、(B)はその右側 面図である。本体10の一対の端部の一方に沿って櫛状面16が形成され、他方 の端部に沿って粗面18が形成されている点は図2と同じである。図6では固着 部として対向する一対の側部の内面側に、辺に沿って着脱可能なマジックファス ナーの一方20を取りつけ、他方の側部の外側には辺に沿ってマジックファスナ ーの他方22を取りつけている。
【0016】 この実施例では本体10を筒状に湾曲させたときに、マジックファスナー20 と22を重ねて押しつけることによって互いに係合して筒体を形成する。またマ ジックファスナー20と22を容易に引き離すこともできる。
【0017】 図7はさらに他の実施例を表わしたものである。(A)は平面図、(B)はそ のX−X’線位置での断面図である。図2の実施例と比較すると、櫛状面16a が一対の一方の端部から他方の端部にわたる広い面積にわたって形成されている 。この櫛状面16aはX−X’線方向に切断した断面が櫛の歯状になっており、 その山と谷がY方向に伸びて形成されている。
【0018】 図7の実施例では図5(A)に示されるように房4が本体の外側になる状態で 本体10による筒体を形成し、その筒体を房の先端方向にスライドさせたとき、 房が整えられるとともに、櫛状面16aの櫛の歯状の隆起部が房4の糸の間に入 った状態となり、本体10が房4から抜け落ちるのが防止される。そのため、粗 面18を形成する必要がない。もちろん、櫛状面16aの一端側に粗面18を設 けておいてもよい。
【0019】 図8はさらに他の実施例を表わしたものである。(A)は平面図、(B)はそ の右側面図である。図2の実施例と比較すると、櫛状面が16−1と16−2に 示されるように、本体10を筒体としたときに周方向となる方向に沿って2つの 帯状に形成されている。図8でも図7と同様に、筒体を形成し、房の先端方向に ずらせた状態で、櫛状面16−2が房と噛み合った状態となるので、抜落ちが防 止される。
【0020】 図7や図8の実施例では図5(A)に対応するように、本体10で筒体を形成 する位置は、房4の一部が本体内にあるような位置に設定しても、房の先端方向 に移動させるとき、櫛状面16aの一部又は櫛状面16−2によって房4の基端 部側が整えられるので、房4をたやすく整えることができるようになる。
【0021】 本体2、櫛状面16,16a,16−1,16−2、粗面18の材質は例示し たような軟質樹脂製のものに限らず、本体10を布製にしたり、他の材質で置き 換えてもよい。本体10を透明な材質にすれば、房4を整える作業がより容易に なる。
【0022】 固着部としてはホックなど、収納具本体の側部間を重ねて止めることができる ものであれば種々の部材を用いることができる。また、固着部を軟質樹脂製とす れば、固着部として粘着剤を塗布し、使用前はその上に剥離紙を貼りつけておい てもよい。 実施例では帯じめの房に使用する場合を例として示しているが、他の房に対し ても同様に適用することができる。
【0023】
本考案の収納具は帯じめ等の房を包み込むように湾曲させて筒体とし、それを 房の先端方向に移動させるだけで房の糸の乱れを整えることができ、その状態で 収納することができるので、房の乱れを容易に整えて次回使用するまでその状態 で収納することができるようになる。
【図1】帯じめを示す斜視図である。
【図2】一実施例を示す図であり、(A)は内面側の平
面図、(B)は(A)の右側面図である。
面図、(B)は(A)の右側面図である。
【図3】他の実施例における側面図である。
【図4】図2の実施例の使用状態を示す斜視図である。
【図5】図2の実施例の使用方法を示す図であり、
(A)は本体の筒体をスライドさせる前の状態を示す正
面図、(B)は本体の筒体をスライドさせて収納する状
態を示す正面図である。
(A)は本体の筒体をスライドさせる前の状態を示す正
面図、(B)は本体の筒体をスライドさせて収納する状
態を示す正面図である。
【図6】さらに他の実施例を示す図であり、(A)は内
面側の平面図、(B)は(A)の右側面図である。
面側の平面図、(B)は(A)の右側面図である。
【図7】さらに他の実施例を示す図であり、(A)は内
面側の平面図、(B)は(A)のX−X’線位置での断
面図である。
面側の平面図、(B)は(A)のX−X’線位置での断
面図である。
【図8】さらに他の実施例を示す図であり、(A)は内
面側の平面図、(B)は(A)の右側面図である。
面側の平面図、(B)は(A)の右側面図である。
2 帯じめの紐 4 房 10 収納具本体 12 固着部の突起 14 固着部の穴 16,16a,16−1,16−2 櫛状面 18 粗面
Claims (1)
- 【請求項1】 柔軟性を有する矩形のシート状の収納具
本体と、この収納具本体を湾曲させて帯じめ等の房の外
径程度の内径の筒体とできるように収納具本体の対向す
る一対の側部間を固着する固着部と、収納具本体を筒体
としたときに筒体の内側となる面に、その筒体の少なく
とも一方の開口部の近くで、周方向のほぼ一周の長さに
わたって形成された櫛状面とを備えたことを特徴とする
帯じめ等の房の収納具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7184393U JPH0733888U (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 帯じめ等の房の収納具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7184393U JPH0733888U (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 帯じめ等の房の収納具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0733888U true JPH0733888U (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=13472232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7184393U Pending JPH0733888U (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 帯じめ等の房の収納具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733888U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015037930A1 (ko) * | 2013-09-12 | 2015-03-19 | Park Soyeon | 세로수납을 위한 패키지 |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP7184393U patent/JPH0733888U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015037930A1 (ko) * | 2013-09-12 | 2015-03-19 | Park Soyeon | 세로수납을 위한 패키지 |
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