JP3206360B2 - 半導体基板のエッチング方法およびエッチング装置 - Google Patents
半導体基板のエッチング方法およびエッチング装置Info
- Publication number
- JP3206360B2 JP3206360B2 JP08752295A JP8752295A JP3206360B2 JP 3206360 B2 JP3206360 B2 JP 3206360B2 JP 08752295 A JP08752295 A JP 08752295A JP 8752295 A JP8752295 A JP 8752295A JP 3206360 B2 JP3206360 B2 JP 3206360B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- etching
- semiconductor substrate
- positive voltage
- tank
- applying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000005530 etching Methods 0.000 title claims description 218
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims description 45
- 239000000758 substrate Substances 0.000 title claims description 43
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 37
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 39
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 claims description 39
- 239000010703 silicon Substances 0.000 claims description 39
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 28
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 20
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims description 16
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 5
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 2
- 235000012431 wafers Nutrition 0.000 description 55
- KWYUFKZDYYNOTN-UHFFFAOYSA-M Potassium hydroxide Chemical compound [OH-].[K+] KWYUFKZDYYNOTN-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 12
- 230000035484 reaction time Effects 0.000 description 9
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 6
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N platinum Chemical compound [Pt] BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- HEMHJVSKTPXQMS-UHFFFAOYSA-M Sodium hydroxide Chemical compound [OH-].[Na+] HEMHJVSKTPXQMS-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 3
- OAKJQQAXSVQMHS-UHFFFAOYSA-N Hydrazine Chemical compound NN OAKJQQAXSVQMHS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052581 Si3N4 Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000007598 dipping method Methods 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 238000007654 immersion Methods 0.000 description 2
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 2
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 2
- HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N silicon nitride Chemical compound N12[Si]34N5[Si]62N3[Si]51N64 HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
- WGTYBPLFGIVFAS-UHFFFAOYSA-M tetramethylammonium hydroxide Chemical compound [OH-].C[N+](C)(C)C WGTYBPLFGIVFAS-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 2
- MFGOFGRYDNHJTA-UHFFFAOYSA-N 2-amino-1-(2-fluorophenyl)ethanol Chemical compound NCC(O)C1=CC=CC=C1F MFGOFGRYDNHJTA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- VHUUQVKOLVNVRT-UHFFFAOYSA-N Ammonium hydroxide Chemical compound [NH4+].[OH-] VHUUQVKOLVNVRT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- JBRZTFJDHDCESZ-UHFFFAOYSA-N AsGa Chemical compound [As]#[Ga] JBRZTFJDHDCESZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910001218 Gallium arsenide Inorganic materials 0.000 description 1
- GPXJNWSHGFTCBW-UHFFFAOYSA-N Indium phosphide Chemical compound [In]#P GPXJNWSHGFTCBW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000002378 acidificating effect Effects 0.000 description 1
- QGZKDVFQNNGYKY-UHFFFAOYSA-N ammonia Natural products N QGZKDVFQNNGYKY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- ONRPGGOGHKMHDT-UHFFFAOYSA-N benzene-1,2-diol;ethane-1,2-diamine Chemical compound NCCN.OC1=CC=CC=C1O ONRPGGOGHKMHDT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- HUCVOHYBFXVBRW-UHFFFAOYSA-M caesium hydroxide Inorganic materials [OH-].[Cs+] HUCVOHYBFXVBRW-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 238000003486 chemical etching Methods 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000007865 diluting Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000002250 progressing effect Effects 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Weting (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板をケミカル
エッチングによりエッチングする方法およびその方法の
実施に使用されるエッチング装置に関する。
エッチングによりエッチングする方法およびその方法の
実施に使用されるエッチング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体圧力ゲージや加速度センサのダイ
ヤフラム等を形成するために、半導体基板であるシリコ
ン等のウェハ表面をケミカルエッチングして所望の段差
パターンを形成することがおこなわれている。
ヤフラム等を形成するために、半導体基板であるシリコ
ン等のウェハ表面をケミカルエッチングして所望の段差
パターンを形成することがおこなわれている。
【0003】図5はエッチングを行う前の半導体圧力ゲ
ージのシリコンウェハWを示すもので、シリコンウェハ
Wは裏面(非エッチング面)にゲージ部W1とアルミニ
ウム配線部W2を形成し、表面(被エッチング面)に、
エッチング液に耐性を有するシリカ、窒化けい素等から
なるエッチングマスクW4を、上記ゲージ部W1に対向
する位置が開口するように形成している。
ージのシリコンウェハWを示すもので、シリコンウェハ
Wは裏面(非エッチング面)にゲージ部W1とアルミニ
ウム配線部W2を形成し、表面(被エッチング面)に、
エッチング液に耐性を有するシリカ、窒化けい素等から
なるエッチングマスクW4を、上記ゲージ部W1に対向
する位置が開口するように形成している。
【0004】上記シリコンウェハWのエッチングを行う
には図6に示すように、まず非エッチング面がエッチン
グ液と反応しないようにワックス等の保護材81を介し
てセラミック板82に接合したシリコンウェハWを用意
し、これを所定枚数、ウェハキャリア8内に設置する。
そして、図7に示すように、シリコンウェハWの設置
(工程201)後、このウェハキャリア8を水酸化カリ
ウム等のエッチング液L1の入ったエッチング槽9に浸
漬する(工程202)。これによりシリコンウェハWの
上記エッチングマスクW4の開口部に臨む部位W5がエ
ッチング液温度等に応じたエッチングレートで選択的に
エッチングされ、上記ゲージ部W1上に所定の厚さのシ
リコンダイヤフラムW3を得、半導体圧力ゲージの要部
が完成する。その後、上記ウェハキャリア8をエッチン
グ槽9から取出し(工程203)、純水L2の入った水
洗槽10に浸漬して(工程204)シリコンウェハWを
洗浄し、エッチングを終了する。
には図6に示すように、まず非エッチング面がエッチン
グ液と反応しないようにワックス等の保護材81を介し
てセラミック板82に接合したシリコンウェハWを用意
し、これを所定枚数、ウェハキャリア8内に設置する。
そして、図7に示すように、シリコンウェハWの設置
(工程201)後、このウェハキャリア8を水酸化カリ
ウム等のエッチング液L1の入ったエッチング槽9に浸
漬する(工程202)。これによりシリコンウェハWの
上記エッチングマスクW4の開口部に臨む部位W5がエ
ッチング液温度等に応じたエッチングレートで選択的に
エッチングされ、上記ゲージ部W1上に所定の厚さのシ
リコンダイヤフラムW3を得、半導体圧力ゲージの要部
が完成する。その後、上記ウェハキャリア8をエッチン
グ槽9から取出し(工程203)、純水L2の入った水
洗槽10に浸漬して(工程204)シリコンウェハWを
洗浄し、エッチングを終了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記方法で
は通常、エッチング量は上記エッチング槽9における、
浸漬時間、エッチング液温度により管理されているが、
実際には、図7(B)に示すようにエッチング反応時間
Tと管理時間T´で示すエッチング液浸漬時間は一致し
ていない。これはエッチング槽9に浸漬後、実際にエッ
チング反応が起こるまでの未反応時間やエッチング槽9
から取出した後、ウェハW表面に残存しているエッチン
グ液を純水等の洗浄液により稀釈、冷却するまでにエッ
チング反応が進行する残反応時間があるためである。
は通常、エッチング量は上記エッチング槽9における、
浸漬時間、エッチング液温度により管理されているが、
実際には、図7(B)に示すようにエッチング反応時間
Tと管理時間T´で示すエッチング液浸漬時間は一致し
ていない。これはエッチング槽9に浸漬後、実際にエッ
チング反応が起こるまでの未反応時間やエッチング槽9
から取出した後、ウェハW表面に残存しているエッチン
グ液を純水等の洗浄液により稀釈、冷却するまでにエッ
チング反応が進行する残反応時間があるためである。
【0006】しかも上記未反応時間は、上記エッチング
マスクW4形成後におこなう残渣除去のためのエッチン
グ等で半導体基板Wの表面状態が異なることや、上記エ
ッチング槽9に浸漬した直後のエッチング液温度がバッ
チ内の処理枚数等で変化することから半導体基板間でば
らつきがある。また、上記残反応時間も、半導体基板W
を上記エッチング槽9から取出してから上記純水槽10
に移すまでの時間が作業する毎に異なる。したがって所
望のエッチング精度を確保するのが難しかった。
マスクW4形成後におこなう残渣除去のためのエッチン
グ等で半導体基板Wの表面状態が異なることや、上記エ
ッチング槽9に浸漬した直後のエッチング液温度がバッ
チ内の処理枚数等で変化することから半導体基板間でば
らつきがある。また、上記残反応時間も、半導体基板W
を上記エッチング槽9から取出してから上記純水槽10
に移すまでの時間が作業する毎に異なる。したがって所
望のエッチング精度を確保するのが難しかった。
【0007】エッチングばらつきを解消するため、例え
ば特開平1ー309332号公報記載のエッチング装置
のようにエッチング液を再使用するごとにエッチング液
接触時間を長くして、エッチング液の劣化によるエッチ
ングレートの低下を補うようにしたものがある。しかし
ながら上記手段でもエッチング反応時間を正確に管理で
きないという問題は依然として残る。また、構成が複雑
でコスト高となる不具合があった。
ば特開平1ー309332号公報記載のエッチング装置
のようにエッチング液を再使用するごとにエッチング液
接触時間を長くして、エッチング液の劣化によるエッチ
ングレートの低下を補うようにしたものがある。しかし
ながら上記手段でもエッチング反応時間を正確に管理で
きないという問題は依然として残る。また、構成が複雑
でコスト高となる不具合があった。
【0008】そこで本発明は、エッチング反応時間を正
確に管理しエッチング量のばらつきを低減してエッチン
グ精度を向上することの可能なエッチング方法、さらに
上記方法を実現するための装置を提供することを目的と
する。
確に管理しエッチング量のばらつきを低減してエッチン
グ精度を向上することの可能なエッチング方法、さらに
上記方法を実現するための装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体基板Wの
エッチング方法は、図1に示すように、半導体基板Wに
正電圧を印加する工程と、正電圧を印加した状態でエッ
チング処理槽P内において上記半導体基板Wの被エッチ
ング面をエッチング液L1と接触せしめる工程と、正電
圧を切断してエッチングを開始する工程と、所定のエッ
チング量が得られた時点で再度正電圧を印加してエッチ
ングを停止する工程と、正電圧の印加を継続した状態
で、上記エッチング処理槽P内に洗浄液を導入して上記
エッチング液を希釈することによりエッチング反応を停
止させ、その後、正電圧の印加を終了する工程とにより
半導体基板のエッチングを行う(請求項1)。半導体基
板Wとしては具体的にはシリコンが挙げられ、この場合
にはエッチング液L1としてアルカリ性エッチング液を
用いることが望ましい(請求項2)。上記半導体基板W
に印加される正電圧は1V以上とすることが望ましく
(請求項3)、また半導体基板Wに安定に正電圧を印加
するには半導体基板Wの非エッチング面の少なくとも一
部に正電圧を印加する金属導電層を形成するのが望まし
い(請求項4)。また正電圧を切断してエッチングを開
始するのは、上記エッチング処理槽P内のエッチング液
の温度が設定温度に達したときとするのが望ましい(請
求項5)。
エッチング方法は、図1に示すように、半導体基板Wに
正電圧を印加する工程と、正電圧を印加した状態でエッ
チング処理槽P内において上記半導体基板Wの被エッチ
ング面をエッチング液L1と接触せしめる工程と、正電
圧を切断してエッチングを開始する工程と、所定のエッ
チング量が得られた時点で再度正電圧を印加してエッチ
ングを停止する工程と、正電圧の印加を継続した状態
で、上記エッチング処理槽P内に洗浄液を導入して上記
エッチング液を希釈することによりエッチング反応を停
止させ、その後、正電圧の印加を終了する工程とにより
半導体基板のエッチングを行う(請求項1)。半導体基
板Wとしては具体的にはシリコンが挙げられ、この場合
にはエッチング液L1としてアルカリ性エッチング液を
用いることが望ましい(請求項2)。上記半導体基板W
に印加される正電圧は1V以上とすることが望ましく
(請求項3)、また半導体基板Wに安定に正電圧を印加
するには半導体基板Wの非エッチング面の少なくとも一
部に正電圧を印加する金属導電層を形成するのが望まし
い(請求項4)。また正電圧を切断してエッチングを開
始するのは、上記エッチング処理槽P内のエッチング液
の温度が設定温度に達したときとするのが望ましい(請
求項5)。
【0010】そしてこのような方法は、図2に示すエッ
チング処理槽P内に一対の電極1、2を対向して設け
て、一方の電極1に、半導体基板Wをその被エッチング
面が他方の電極2と対向するように保持せしめるように
なし、上記エッチング処理槽Pには、エッチング開始に
際してはエッチング液L1を槽内に供給し、エッチング
終了に際しては洗浄液を槽内に供給する供給口4と、こ
れらエッチング液または洗浄液を槽外に排液する排液口
を設け、かつ上記一対の電極1、2間に上記半導体基板
W側が正となるように電圧を印加する電圧印加手段であ
って、上記エッチング処理槽P内にエッチング液L1を
供給した後に、上記電極1、2への電圧の印加を停止し
てエッチングを開始させ、所定のエッチング量が得られ
た時点で上記洗浄液を槽内に供給するに先立って再度上
記電極1、2に電圧を印加してエッチングを停止させる
電圧印加手段3を設けたエッチング装置により容易に実
施することができる(請求項6)。
チング処理槽P内に一対の電極1、2を対向して設け
て、一方の電極1に、半導体基板Wをその被エッチング
面が他方の電極2と対向するように保持せしめるように
なし、上記エッチング処理槽Pには、エッチング開始に
際してはエッチング液L1を槽内に供給し、エッチング
終了に際しては洗浄液を槽内に供給する供給口4と、こ
れらエッチング液または洗浄液を槽外に排液する排液口
を設け、かつ上記一対の電極1、2間に上記半導体基板
W側が正となるように電圧を印加する電圧印加手段であ
って、上記エッチング処理槽P内にエッチング液L1を
供給した後に、上記電極1、2への電圧の印加を停止し
てエッチングを開始させ、所定のエッチング量が得られ
た時点で上記洗浄液を槽内に供給するに先立って再度上
記電極1、2に電圧を印加してエッチングを停止させる
電圧印加手段3を設けたエッチング装置により容易に実
施することができる(請求項6)。
【0011】
【作用】本発明方法による半導体基板Wのエッチングに
おいて、半導体基板Wに正電圧を印加した状態でこれを
エッチング液L1と接触させると、上記半導体基板Wの
被エッチング面に陽極酸化による酸化膜が形成される。
この酸化膜はエッチング液L1に対し耐性があるためエ
ッチングマスクとして作用し、正電圧を印加している間
はエッチング反応は実質的に開始しない。その後、エッ
チング液L1の温度が所定の温度に達し、エッチングの
開始が可能になった時点で正電圧を切断する。これによ
り上記酸化膜は直ちにエッチング除去されエッチング反
応が開始する。なお、この酸化膜は自然酸化膜程度の膜
厚であるからエッチング液L1により極く短時間のうち
にエッチングされ、この時間のエッチング量への影響は
無視できる。そして所定のエッチング量が得られた時点
で再度、正電圧を印加すると再び酸化膜が形成されるの
でエッチング反応は実質的に停止する。この正電圧が印
加された状態で上記半導体基板Wを洗浄液L2に接触せ
しめると、エッチング反応が実質的に停止したまま上記
洗浄液L2により上記半導体基板Wに残存しているエッ
チング液L1が稀釈、冷却されて残反応が進行すること
なくエッチング反応は完全に停止する。
おいて、半導体基板Wに正電圧を印加した状態でこれを
エッチング液L1と接触させると、上記半導体基板Wの
被エッチング面に陽極酸化による酸化膜が形成される。
この酸化膜はエッチング液L1に対し耐性があるためエ
ッチングマスクとして作用し、正電圧を印加している間
はエッチング反応は実質的に開始しない。その後、エッ
チング液L1の温度が所定の温度に達し、エッチングの
開始が可能になった時点で正電圧を切断する。これによ
り上記酸化膜は直ちにエッチング除去されエッチング反
応が開始する。なお、この酸化膜は自然酸化膜程度の膜
厚であるからエッチング液L1により極く短時間のうち
にエッチングされ、この時間のエッチング量への影響は
無視できる。そして所定のエッチング量が得られた時点
で再度、正電圧を印加すると再び酸化膜が形成されるの
でエッチング反応は実質的に停止する。この正電圧が印
加された状態で上記半導体基板Wを洗浄液L2に接触せ
しめると、エッチング反応が実質的に停止したまま上記
洗浄液L2により上記半導体基板Wに残存しているエッ
チング液L1が稀釈、冷却されて残反応が進行すること
なくエッチング反応は完全に停止する。
【0012】このように実際のエッチング反応の時間T
は正電圧を切断してからつぎに正電圧を印加するまでの
時間であるから、この間の時間を管理することにより上
記エッチング反応の時間Tと管理時間T´を一致させる
ことができる。よってエッチング量のばらつきが抑制さ
れエッチング精度が大きく向上する。
は正電圧を切断してからつぎに正電圧を印加するまでの
時間であるから、この間の時間を管理することにより上
記エッチング反応の時間Tと管理時間T´を一致させる
ことができる。よってエッチング量のばらつきが抑制さ
れエッチング精度が大きく向上する。
【0013】
【実施例】本発明のエッチング方法の実施例をエッチン
グ装置とともに説明する。エッチング装置は、図2に示
すように円盤上のウェハベース1の外周に設けた立壁1
2内に円筒状の枠体P1を嵌着してなるエッチング槽P
を有している。ウェハベース1はニッケルやステンレス
等の導電性材料によりなり、その中央部を一段高い平坦
な円形台座11として、その上に被エッチング物である
シリコンウェハWが載置されるようにしてある。上記枠
体P1はテフロン樹脂等の、耐蝕性や絶縁性、耐熱性を
備えた材料よりなり、枠体P1の下部端面に貼付けたパ
ッキンP3をシリコンウェハWの周縁部に圧接せしめて
ある。上記枠体P1の側壁にはエッチング液L1または
純水等の洗浄液を上記エッチング槽Pに供給する供給口
4が設けてあり、供給口4の下方にはこれらエッチング
液L1や洗浄液を排出する排液口5が設けてあって、エ
ッチング槽Pの液面が排液口5をこえるとエッチング液
L1や洗浄液が排液口5からオーバーフローするように
なっている。
グ装置とともに説明する。エッチング装置は、図2に示
すように円盤上のウェハベース1の外周に設けた立壁1
2内に円筒状の枠体P1を嵌着してなるエッチング槽P
を有している。ウェハベース1はニッケルやステンレス
等の導電性材料によりなり、その中央部を一段高い平坦
な円形台座11として、その上に被エッチング物である
シリコンウェハWが載置されるようにしてある。上記枠
体P1はテフロン樹脂等の、耐蝕性や絶縁性、耐熱性を
備えた材料よりなり、枠体P1の下部端面に貼付けたパ
ッキンP3をシリコンウェハWの周縁部に圧接せしめて
ある。上記枠体P1の側壁にはエッチング液L1または
純水等の洗浄液を上記エッチング槽Pに供給する供給口
4が設けてあり、供給口4の下方にはこれらエッチング
液L1や洗浄液を排出する排液口5が設けてあって、エ
ッチング槽Pの液面が排液口5をこえるとエッチング液
L1や洗浄液が排液口5からオーバーフローするように
なっている。
【0014】シリコンウェハW上方には排液口5より下
位に、白金からなる環状の電極2がシリコンウェハWに
対向して設けてある。電極2は白金に限るものではない
がエッチング液L1に対し不溶性の材質であることが望
ましい。そして、上記ウェハベース1が正電極に、上記
環状の電極2が負電極になるように電圧印加手段たる定
電圧電源3が接続してあり、スイッチ32でON、OF
Fするようにしてある。
位に、白金からなる環状の電極2がシリコンウェハWに
対向して設けてある。電極2は白金に限るものではない
がエッチング液L1に対し不溶性の材質であることが望
ましい。そして、上記ウェハベース1が正電極に、上記
環状の電極2が負電極になるように電圧印加手段たる定
電圧電源3が接続してあり、スイッチ32でON、OF
Fするようにしてある。
【0015】上記ウェハベース1の下側には、ウェハベ
ース1を介してシリコンウェハWおよびエッチング液L
1を加熱するヒータ部6が設けてある。そしてエッチン
グ槽P内にはエッチング液L1中へ突出する測温体7を
配し、この測温体7の検出するエッチング液温度に応じ
て、図示しないヒータ制御部により上記ヒータ6を作動
し、エッチング液L1を一定温度に保つようにしてあ
る。さらに、保温性を保つため上記枠体P1の上端開口
部は蓋板P2にて閉鎖してあり、枠体P1と蓋板P2の
間をシールリングP5により封じてある。
ース1を介してシリコンウェハWおよびエッチング液L
1を加熱するヒータ部6が設けてある。そしてエッチン
グ槽P内にはエッチング液L1中へ突出する測温体7を
配し、この測温体7の検出するエッチング液温度に応じ
て、図示しないヒータ制御部により上記ヒータ6を作動
し、エッチング液L1を一定温度に保つようにしてあ
る。さらに、保温性を保つため上記枠体P1の上端開口
部は蓋板P2にて閉鎖してあり、枠体P1と蓋板P2の
間をシールリングP5により封じてある。
【0016】上記台座11と上記立壁12の間の凹部と
上記パッキンP3で囲まれた空間は真空ポンプVにより
負圧としてあり、上記シリコンウェハWとパッキンP3
の間の気密性を高めて上記エッチング槽Pに供給したエ
ッチング液L1が漏れないようにしてある。また上記枠
体P1の外周に形成した溝に沿って設けたシールリング
P4により上記枠体P1と上記立壁12の間の空気の流
通を防止している。
上記パッキンP3で囲まれた空間は真空ポンプVにより
負圧としてあり、上記シリコンウェハWとパッキンP3
の間の気密性を高めて上記エッチング槽Pに供給したエ
ッチング液L1が漏れないようにしてある。また上記枠
体P1の外周に形成した溝に沿って設けたシールリング
P4により上記枠体P1と上記立壁12の間の空気の流
通を防止している。
【0017】次にかかるエッチング装置を用いた本発明
のエッチング方法を図1により説明する。先ず、上記図
2のエッチング装置にシリコンウェハWをセットする
(工程101)。シリコンウェハWは、上記図5のごと
く予め非エッチング面にゲージ部W1と金属導電層であ
るアルミニウム配線部W2が形成してある。このアルミ
ニウム配線部W2により上記ウェハベース1とシリコン
ウェハWの導通が安定裡におこなわれる。なお、アルミ
ニウム配線部W2が形成されていないシリコンウェハW
のエッチングを行うには予め非エッチング面にアルミニ
ウム等の金属を蒸着しておくのが好ましい。
のエッチング方法を図1により説明する。先ず、上記図
2のエッチング装置にシリコンウェハWをセットする
(工程101)。シリコンウェハWは、上記図5のごと
く予め非エッチング面にゲージ部W1と金属導電層であ
るアルミニウム配線部W2が形成してある。このアルミ
ニウム配線部W2により上記ウェハベース1とシリコン
ウェハWの導通が安定裡におこなわれる。なお、アルミ
ニウム配線部W2が形成されていないシリコンウェハW
のエッチングを行うには予め非エッチング面にアルミニ
ウム等の金属を蒸着しておくのが好ましい。
【0018】被エッチング面にはエッチング液L1に耐
性を有するシリカ、窒化けい素等からなり、上記ゲージ
部W1に対向する位置を開口部とするエッチングマスク
W4が形成してある。上記シリコンウェハWを被エッチ
ング面を上にして上記ウェハベース1に載置し、さらに
上記枠体P1を嵌着し、真空ポンプVを作動してシリコ
ンウェハWと枠体P1の気密およびシリコンウェハWと
ウェハベース1の接触を充分にしておく。また、シリコ
ンウェハWを上記ヒータ6により予熱しておく。次いで
定電圧電源3のスイッチ32をONして上記シリコンウ
ェハWに正電圧を印加する(工程102)。印加電圧は
1V以上とすることが望ましい。
性を有するシリカ、窒化けい素等からなり、上記ゲージ
部W1に対向する位置を開口部とするエッチングマスク
W4が形成してある。上記シリコンウェハWを被エッチ
ング面を上にして上記ウェハベース1に載置し、さらに
上記枠体P1を嵌着し、真空ポンプVを作動してシリコ
ンウェハWと枠体P1の気密およびシリコンウェハWと
ウェハベース1の接触を充分にしておく。また、シリコ
ンウェハWを上記ヒータ6により予熱しておく。次いで
定電圧電源3のスイッチ32をONして上記シリコンウ
ェハWに正電圧を印加する(工程102)。印加電圧は
1V以上とすることが望ましい。
【0019】図3は印加電圧とエッチングレートの関係
についての発明者等の実験結果を示すもので印加電圧が
1V以上でエッチングレートが低下し、シリコンのエッ
チング反応が実質的に停止する顕著な作用があることが
確認された。従って、印加電圧は1V以上で適宜、設定
すればよい。好ましくは1〜6Vの範囲が適当である。
についての発明者等の実験結果を示すもので印加電圧が
1V以上でエッチングレートが低下し、シリコンのエッ
チング反応が実質的に停止する顕著な作用があることが
確認された。従って、印加電圧は1V以上で適宜、設定
すればよい。好ましくは1〜6Vの範囲が適当である。
【0020】しかる後、供給口4より予め図示しない別
のヒータにより所定温度にしてあるエッチング液L1を
上記エッチング槽Pに所定量供給する(工程103)
と、上記被エッチング面で陽極酸化反応が起こり自然酸
化膜程度の厚さの酸化膜が形成される。すなわち該酸化
膜がエッチングマスクとなるのでエッチング反応は実質
的に開始しない。なお、エッチング液L1は水酸化カリ
ウムやエチレンジアミンピロカテコール、ヒドラジン、
水酸化ナトリウム、水酸化セシウム、アンモニア水、水
酸化テチラメチルアンモニウム等のアルカリ性エッチン
グ液が使用され、エッチング液温度はエッチング量等に
応じて適宜、設定すればよい。供給するエッチング液L
1の量は150〜300ml程度でよく、シリコンウェ
ハWのサイズ等により適宜、設定すればよい。そして、
ヒータ6によりエッチング液温度が設定温度に達し、所
定の待ち時間を経過したら、スイッチ32をOFFする
(工程104)。
のヒータにより所定温度にしてあるエッチング液L1を
上記エッチング槽Pに所定量供給する(工程103)
と、上記被エッチング面で陽極酸化反応が起こり自然酸
化膜程度の厚さの酸化膜が形成される。すなわち該酸化
膜がエッチングマスクとなるのでエッチング反応は実質
的に開始しない。なお、エッチング液L1は水酸化カリ
ウムやエチレンジアミンピロカテコール、ヒドラジン、
水酸化ナトリウム、水酸化セシウム、アンモニア水、水
酸化テチラメチルアンモニウム等のアルカリ性エッチン
グ液が使用され、エッチング液温度はエッチング量等に
応じて適宜、設定すればよい。供給するエッチング液L
1の量は150〜300ml程度でよく、シリコンウェ
ハWのサイズ等により適宜、設定すればよい。そして、
ヒータ6によりエッチング液温度が設定温度に達し、所
定の待ち時間を経過したら、スイッチ32をOFFする
(工程104)。
【0021】スイッチ32を切るとシリコンウェハWの
被エッチング面に形成された酸化膜は極く短時間のうち
にエッチング液L1により溶解し、エッチング反応が開
始される。そしてエッチング量に応じた設定時間経過
後、再び上記スイッチ32をONし(工程105)、シ
リコンウェハWに正電圧を印加すると酸化膜が形成され
エッチング反応が停止する。
被エッチング面に形成された酸化膜は極く短時間のうち
にエッチング液L1により溶解し、エッチング反応が開
始される。そしてエッチング量に応じた設定時間経過
後、再び上記スイッチ32をONし(工程105)、シ
リコンウェハWに正電圧を印加すると酸化膜が形成され
エッチング反応が停止する。
【0022】その後、上記供給口4から純水を供給する
(工程106)。上記エッチング槽P内のエッチング液
L1は充分少ないので上記エッチング液L1は直ちに稀
釈、冷却され、エッチング液L1は純水とともに排液口
5から排出される。そしてエッチング液L1が十分稀
釈、冷却されシリコンウェハWが洗浄されてエッチング
反応が完全に停止する時点で上記スイッチ32を切る
(工程107)。
(工程106)。上記エッチング槽P内のエッチング液
L1は充分少ないので上記エッチング液L1は直ちに稀
釈、冷却され、エッチング液L1は純水とともに排液口
5から排出される。そしてエッチング液L1が十分稀
釈、冷却されシリコンウェハWが洗浄されてエッチング
反応が完全に停止する時点で上記スイッチ32を切る
(工程107)。
【0023】次に本発明のエッチング方法の効果を確認
するため試験を行った。上記のエッチング装置を用い、
上記図1の工程にしたがってエッチングを行った結果を
以下に示す。
するため試験を行った。上記のエッチング装置を用い、
上記図1の工程にしたがってエッチングを行った結果を
以下に示す。
【0024】エッチング液L1は水酸化カリウムを25
0ml使用し、液温を80℃に設定した。エッチングに
供したシリコンウェハWは上記図5のごとく半導体圧力
センサのダイヤフラムを形成するためにエッチングを行
う前のシリコンウェハである。エッチング時間は正電圧
切断から正電圧再印加までの時間を100分とした。正
電圧は3Vとし、その印加時間はエッチング反応開始ま
でを5分、エッチング反応終了後を3分とした。このよ
うな条件で複数のシリコンウェハWをエッチングし、そ
のばらつきを調べたところエッチング量のウェハ間ばら
つきは1μm以下であった。
0ml使用し、液温を80℃に設定した。エッチングに
供したシリコンウェハWは上記図5のごとく半導体圧力
センサのダイヤフラムを形成するためにエッチングを行
う前のシリコンウェハである。エッチング時間は正電圧
切断から正電圧再印加までの時間を100分とした。正
電圧は3Vとし、その印加時間はエッチング反応開始ま
でを5分、エッチング反応終了後を3分とした。このよ
うな条件で複数のシリコンウェハWをエッチングし、そ
のばらつきを調べたところエッチング量のウェハ間ばら
つきは1μm以下であった。
【0025】また、比較のため、図6および図7に示し
た従来のバッチ式によるエッチングを液温80℃のエッ
チング液で行った。シリコンウェハWのエッチング槽へ
の浸漬時からエッチング液槽から取出すまでの時間を1
00分とした。
た従来のバッチ式によるエッチングを液温80℃のエッ
チング液で行った。シリコンウェハWのエッチング槽へ
の浸漬時からエッチング液槽から取出すまでの時間を1
00分とした。
【0026】その結果、従来の方法ではエッチング量の
ウェハ間ばらつきは±7μmであった。本発明の方法を
用いることによりエッチング精度を大幅に改善できるこ
とがわかる。
ウェハ間ばらつきは±7μmであった。本発明の方法を
用いることによりエッチング精度を大幅に改善できるこ
とがわかる。
【0027】また、本発明により高速エッチングをおこ
なったときのウェハ間ばらつきを調べた。高速エッチン
グを行うにはエッチング液温度を高くすることによりエ
ッチングレートを上げてエッチングを行うことが必要で
ある。しかしながら、従来のバッチ式によるエッチング
はエッチング反応時間がばらつき、エッチングレートを
上げると、これに比例してエッチング量のばらつきが顕
著にあらわれるため高速エッチングは不可能であった。
なったときのウェハ間ばらつきを調べた。高速エッチン
グを行うにはエッチング液温度を高くすることによりエ
ッチングレートを上げてエッチングを行うことが必要で
ある。しかしながら、従来のバッチ式によるエッチング
はエッチング反応時間がばらつき、エッチングレートを
上げると、これに比例してエッチング量のばらつきが顕
著にあらわれるため高速エッチングは不可能であった。
【0028】上述のエッチング液温80℃における、本
発明のエッチング方法と従来のバッチ式によるエッチン
グ方法の比較を行った試験と同様に、上記のエッチング
装置と同一仕様のシリコンウェハを用い、本発明による
上記図1の工程にしたがって液温110℃のエッチング
を行った。エッチング時間は正電圧切断から正電圧再印
加までの時間を、高速エッチングのため30分とし、8
0℃の場合と同量のエッチング量が得られるようにし
た。エッチング液L1は80℃の場合と同様に水酸化カ
リウムを250ml使用した。正電圧は80℃の場合と
同様に3Vとした。その印加時間はエッチング中の液温
が一定になるように設定する必要がある。そこでエッチ
ング液L1供給後の液温の経時変化を予め測定したとこ
ろ、図4に示すようにエッチング液L1供給後3分程度
で設定温度である110℃に達しシリコンウェハW洗浄
のため純水L2を供給するまで安定し、純水L2を供給
すると速やかに液温は低下した。この結果からエッチン
グ反応開始までを5分、エッチング反応終了後を3分
と、80℃の場合と同じにした。このような条件で11
0℃のエッチングを行い、エッチング量のばらつきを調
べたところ、本発明の上記80℃のエッチングと同等の
エッチング量ばらつきに抑えることができた。このよう
な本発明によればエッチングレートを高くした高速エッ
チングによりエッチング時間を短縮することが可能とな
る。
発明のエッチング方法と従来のバッチ式によるエッチン
グ方法の比較を行った試験と同様に、上記のエッチング
装置と同一仕様のシリコンウェハを用い、本発明による
上記図1の工程にしたがって液温110℃のエッチング
を行った。エッチング時間は正電圧切断から正電圧再印
加までの時間を、高速エッチングのため30分とし、8
0℃の場合と同量のエッチング量が得られるようにし
た。エッチング液L1は80℃の場合と同様に水酸化カ
リウムを250ml使用した。正電圧は80℃の場合と
同様に3Vとした。その印加時間はエッチング中の液温
が一定になるように設定する必要がある。そこでエッチ
ング液L1供給後の液温の経時変化を予め測定したとこ
ろ、図4に示すようにエッチング液L1供給後3分程度
で設定温度である110℃に達しシリコンウェハW洗浄
のため純水L2を供給するまで安定し、純水L2を供給
すると速やかに液温は低下した。この結果からエッチン
グ反応開始までを5分、エッチング反応終了後を3分
と、80℃の場合と同じにした。このような条件で11
0℃のエッチングを行い、エッチング量のばらつきを調
べたところ、本発明の上記80℃のエッチングと同等の
エッチング量ばらつきに抑えることができた。このよう
な本発明によればエッチングレートを高くした高速エッ
チングによりエッチング時間を短縮することが可能とな
る。
【0029】なお、本実施例では半導体基板としてシリ
コンウェハを用いたが本発明方法はガリウムヒ素やイン
ジウムリン等の半導体基板のエッチングにも適用でき
る。このときエッチング液として酸性エッチング液を使
用してもよい。
コンウェハを用いたが本発明方法はガリウムヒ素やイン
ジウムリン等の半導体基板のエッチングにも適用でき
る。このときエッチング液として酸性エッチング液を使
用してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上のごとく、本発明によれば実際のエ
ッチング反応時間を正電圧の切断から再び正電圧を印加
するまでの時間で管理することができるので、この管理
時間により正確にエッチング量を制御することができ
る。このため、ウエハ間のエッチング量のばらつきを低
減する極めて顕著な効果が得られ、エッチング精度を大
幅に向上させることができる。また、管理時間により正
確にエッチング量を制御できるからエッチング液温度を
高くして高速エッチングを行うことが可能である。
ッチング反応時間を正電圧の切断から再び正電圧を印加
するまでの時間で管理することができるので、この管理
時間により正確にエッチング量を制御することができ
る。このため、ウエハ間のエッチング量のばらつきを低
減する極めて顕著な効果が得られ、エッチング精度を大
幅に向上させることができる。また、管理時間により正
確にエッチング量を制御できるからエッチング液温度を
高くして高速エッチングを行うことが可能である。
【図1】本発明のエッチング方法の手順を示す工程図で
ある。
ある。
【図2】本発明のエッチング方法を実施するために使用
したエッチング装置の全体断面図である。
したエッチング装置の全体断面図である。
【図3】本発明のエッチング方法における印加電圧とエ
ッチングレートの関係を示すグラフである。
ッチングレートの関係を示すグラフである。
【図4】本発明のエッチング方法により高速エッチング
を行った手順を説明するグラフである。
を行った手順を説明するグラフである。
【図5】エッチングを行った半導体基板の断面図の一例
である。
である。
【図6】従来のエッチング方法により半導体基板をウェ
ハキャリア内に設置した状態を示す断面図である。
ハキャリア内に設置した状態を示す断面図である。
【図7】図7(A)は従来のエッチング方法の手順を示
す図であり、図7(B)は従来のエッチング方法の手順
を示す別の図である。
す図であり、図7(B)は従来のエッチング方法の手順
を示す別の図である。
W シリコンウェハ(半導体基板) W2 アルミニウム配線部(金属導電層) P エッチング処理槽 1、2 電極 3 定電圧電源(電圧印加手段) 4 供給口 5 排液口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 充 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 谷口 敏尚 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 伊藤 基樹 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−203570(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/306,21/3063,21/308
Claims (6)
- 【請求項1】 半導体基板に正電圧を印加する工程と、
正電圧を印加した状態でエッチング処理槽内において上
記半導体基板の被エッチング面をエッチング液に接触さ
せる工程と、正電圧を切断してエッチングを開始する工
程と、所定のエッチング量が得られた時点で再度、正電
圧を印加してエッチングを停止する工程と、正電圧の印
加を継続した状態で、上記エッチング処理槽内に洗浄液
を導入して上記エッチング液を希釈することによりエッ
チング反応を停止させ、その後、正電圧の印加を終了す
る工程とからなることを特徴とする半導体基板のエッチ
ング方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体基板のエッチング
方法において、上記半導体基板をシリコン基板とし、上
記エッチング液をアルカリ性エッチング液とする半導体
基板のエッチング方法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体基板のエ
ッチング方法において、上記正電圧を1V以上とする半
導体基板のエッチング方法。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の半
導体基板のエッチング方法において、上記半導体基板と
して非エッチング面の少なくとも一部に正電圧を印加す
る金属導電層を形成した半導体基板を用いる半導体基板
のエッチング方法。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の半
導体基板のエッチング方法において、上記エッチング処
理槽内のエッチング液の温度が設定温度に達したときに
正電圧を切断してエッチングを開始する半導体基板のエ
ッチング方法。 - 【請求項6】 エッチング処理槽内に相対向する一対の
電極を設けて、一方の電極に、被エッチング面が他方の
電極と対向するよう半導体基板を保持せしめるようにな
し、上記エッチング処理槽に、エッチング開始に際して
はエッチング液を槽内に供給し、エッチング終了に際し
ては洗浄液を槽内に供給する供給口と、これらエッチン
グ液または洗浄液を槽外に排液する排液口を設け、かつ
上記一対の電極間に上記半導体基板側が正となるように
電圧を印加する電圧印加手段であって、上記エッチング
処理槽内にエッチング液を供給した後に、上記電極への
電圧の印加を停止してエッチングを開始させ、所定のエ
ッチング量が得られた時点で上記洗浄液を槽内に供給す
るに先立って再度上記電極に電圧を印加してエッチング
を停止させる電圧印加手段を設けた半導体基板のエッチ
ング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08752295A JP3206360B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 半導体基板のエッチング方法およびエッチング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08752295A JP3206360B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 半導体基板のエッチング方法およびエッチング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08264504A JPH08264504A (ja) | 1996-10-11 |
| JP3206360B2 true JP3206360B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=13917334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08752295A Expired - Fee Related JP3206360B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 半導体基板のエッチング方法およびエッチング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3206360B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6284670B1 (en) | 1997-07-23 | 2001-09-04 | Denso Corporation | Method of etching silicon wafer and silicon wafer |
-
1995
- 1995-03-20 JP JP08752295A patent/JP3206360B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08264504A (ja) | 1996-10-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6200878B1 (en) | SOI substrate processing method | |
| JP4148547B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| JP3206360B2 (ja) | 半導体基板のエッチング方法およびエッチング装置 | |
| KR100369731B1 (ko) | 양극화성장치 및 양극화성처리방법과 반도체기체의 제조방법 | |
| JP3508547B2 (ja) | Siウエハのエッチング方法 | |
| US6716365B2 (en) | Method for wet etching and wet etching apparatus | |
| JP3509275B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| JP3129569B2 (ja) | 陽極化成装置及び陽極化成法 | |
| JPH0294435A (ja) | エッチング装置 | |
| JP3100699B2 (ja) | 化合物半導体ウエハのエッチング方法 | |
| JP3506036B2 (ja) | シリコンウエハのエッチング方法 | |
| JP2000133632A (ja) | 多孔質体のエッチング方法及び多孔質体のエッチング装置 | |
| JP2000277483A (ja) | 表面処理装置 | |
| JPH01145816A (ja) | ウエットエッチング法 | |
| KR0137937Y1 (ko) | 반도체 웨이퍼 식각장치 | |
| JPH0626944A (ja) | 薄膜の応力測定法と応力測定用試験片の製造方法及び製造装置 | |
| JP2000031501A (ja) | シリコンウエハのエッチング方法 | |
| JPS639124A (ja) | 半導体エツチング装置 | |
| JPS63221627A (ja) | ウエ−ハ裏面のウエツトエツチング装置 | |
| JP4067643B2 (ja) | 半導体装置の製造方法及び半導体装置を製造するための製造装置 | |
| JP3651509B2 (ja) | 酸化膜のエッチング方法および薄膜トランジスタの製造方法 | |
| JPS5815238A (ja) | 半導体装置の製造法 | |
| CN111564366A (zh) | 蚀刻方法 | |
| JPH0270077A (ja) | 板状体のケミカルエッチング方法 | |
| JPS5848425A (ja) | 半導体ウエ−ハの片面処理方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706 Year of fee payment: 10 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |