JP3206307U - 彫刻刀収納具 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトにすることができる彫刻刀収納具を提供する。【解決手段】第1壁2と第2壁3を備え、第1壁2及び第2壁3を対向配置させた状態で、内部に複数本の彫刻刀8を収納可能な彫刻刀収納具であって、第1壁2の内側及び第2壁3の内側には、彫刻刀8を収納可能な収納部5、6が設けられている。【選択図】図2
Description
本発明は、彫刻刀収納具に関する。
従来、彫刻刀を収納、保管するための彫刻刀収納具として、特許文献1に記載されるような彫刻刀ケースが知られている。図7に示すように、特許文献1に記載される彫刻刀ケースは、ケース本体100と、ケース本体100を被覆する蓋体200とを備えて構成されている。ケース本体100は、5本の彫刻刀300が並設されて収納可能に構成されている。
小学校の図画工作の授業では、版画を製作する際に彫刻刀を使用する場合がある。使用者(児童)は机の上に彫刻刀ケースを置き、ケース本体100から蓋体200を外して、内部に収納されている彫刻刀300を取り出して使用する。この場合、従来の彫刻刀ケースでは、ケース本体100の横にケース本体100から外した蓋体200が存在するため、机の面積に対して彫刻刀ケースの占める割合が大きくなり、作業スペースが割譲されて狭くなってしまうといった問題があった。
上記特許文献1では、蓋体200をケース本体100に回動可能に取り付け、蓋体200をケース本体100の底面にまで回動させて、蓋体200をケース本体100の台として使用することができる構成としている。また、蓋体をケース本体の底面に折り畳んで留めることができるようにする彫刻刀ケースも提案されている。しかし、彫刻刀を使用する都度、このような作業を行うことは、使用者(児童)にとって煩わしいものであった。
本考案は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、彫刻刀収納具をコンパクトにすることである。
上記の目的を達成するための彫刻刀収納具は、第1壁と第2壁を備え、前記第1壁及び第2壁を対向配置させた状態で、内部に複数本の彫刻刀を収納可能な彫刻刀収納具であって、前記第1壁の内側及び前記第2壁の内側には、彫刻刀を収納可能な収納部が設けられている。
上記構成によれば、対向配置される2つの壁のそれぞれに、複数の彫刻刀を分散させて収納することができる。したがって、対向配置される2つの壁の幅を小さくすることができ、彫刻刀収納具をコンパクトにすることができる。
前記収納部には、彫刻刀を独立に挿入可能な挿入部が設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、複数の彫刻刀をそれぞれ独立した挿入部に挿入することができる。したがって、彫刻刀を1本ずつ安定して収納することができる。
上記構成によれば、複数の彫刻刀をそれぞれ独立した挿入部に挿入することができる。したがって、彫刻刀を1本ずつ安定して収納することができる。
前記第1壁及び第2壁は、正面視略長方形状に形成され、前記挿入部は、前記第1壁及び第2壁における短手方向に並設され、各挿入部に彫刻刀を挿入して前記第1壁に前記第2壁を対向配置した状態で、前記第1壁の挿入部に挿入された彫刻刀の軸線と、前記第2壁の挿入部に挿入された彫刻刀の軸線が、前記第1壁及び第2壁の対向する方向に重なり合わないように構成されていることが好ましい。
上記構成によれば、第1壁と第2壁が対向配置された状態で、複数の彫刻刀は、その軸線が重なり合わないような状態で収納される。通常、彫刻刀は断面略円形状であるため、軸線が重なり合わないような状態であると、一方の壁に収納された彫刻刀の間に、他方の壁に収納された彫刻刀が入り込むような態様とできる。このため、対向配置される第1壁と第2壁の間の距離を短くすることができる。彫刻刀収納具をよりコンパクトにすることができる。
本考案によれば、彫刻刀収納具をコンパクトにすることができる。
以下、本考案を具体化した一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の彫刻刀収納具1は、略長方形状に形成されて対向配置される第1壁2と第2壁3を備え、第1壁2の一方の長側辺2aと第2壁3の一方の長側辺3aが、連結壁4で連結されて構成されている。また、第1壁2の長側辺2a以外の3つの側辺近傍と、第2壁3の長側辺3a以外の3つの側辺近傍との間には、ファスナー7が配置されている。ファスナー7を閉めることにより、彫刻刀収納具1は、第1壁2、第2壁3、連結壁4、及びファスナー7によって囲まれた略直方体形状となって、内部には、複数本の彫刻刀を収納可能な収納空間が形成される。図2に示すように、ファスナー7を開けると、第1壁2が連結壁4に対して回動するとともに、連結壁4が第2壁3に対して回動し、第1壁2、第2壁3、及び連結壁4はほぼ平面状となる。
図1に示すように、本実施形態の彫刻刀収納具1は、略長方形状に形成されて対向配置される第1壁2と第2壁3を備え、第1壁2の一方の長側辺2aと第2壁3の一方の長側辺3aが、連結壁4で連結されて構成されている。また、第1壁2の長側辺2a以外の3つの側辺近傍と、第2壁3の長側辺3a以外の3つの側辺近傍との間には、ファスナー7が配置されている。ファスナー7を閉めることにより、彫刻刀収納具1は、第1壁2、第2壁3、連結壁4、及びファスナー7によって囲まれた略直方体形状となって、内部には、複数本の彫刻刀を収納可能な収納空間が形成される。図2に示すように、ファスナー7を開けると、第1壁2が連結壁4に対して回動するとともに、連結壁4が第2壁3に対して回動し、第1壁2、第2壁3、及び連結壁4はほぼ平面状となる。
図3に示すように、第1壁2、第2壁3、及び連結壁4は、一対の樹脂製軟質シート1a、1cの間に樹脂製補強材1bが積層され、周囲が縫製により結合された板材として形成されている。また、周囲の縫製部分には、ファスナー7が共縫いされている。本実施形態の彫刻刀収納具1は、所謂縫製バッグとして構成されている。
図2に示すように、本実施形態の彫刻刀収納具1は、内部の収納空間に5本の彫刻刀8を収納可能に構成されている。第1壁2の内側には、2本の彫刻刀8を収納可能な収納部5が設けられている。また、第2壁3の内側には、3本の彫刻刀8を収納可能な収納部6が設けられている。
収納される彫刻刀8は、刃体の形状の異なる5種類(丸刀、小丸刀、三角刀、平刀、切出し刀)で構成されている。各彫刻刀8は、断面略円形状の彫刻刀本体81と、彫刻刀本体81先端の刃体を覆う保護キャップ82を備えている。保護キャップ82が彫刻刀本体81に装着された状態では、彫刻刀本体81先端の刃体は完全に覆われ、使用者が刃体に接触しないように構成されている。5種類の彫刻刀8のうち、平刀、及び切出し刀の2種類の彫刻刀8は、第1壁2の内側の収納部5に収納されている。また、5種類の彫刻刀8のうち、丸刀、小丸刀、及び三角刀の3種類の彫刻刀8は、第2壁3の内側の収納部6に収納されている。
図2、図3に示すように、収納部5、6は、長方形状の伸縮性シート材で構成されている。第1壁2の収納部5は、長方形状の伸縮性シート材の長手方向が第1壁2の短手方向に沿うように配置され、長方形状の伸縮性シート材の一対の短辺近傍と、一対の短辺の間の中間部分1箇所との合計3箇所で、第1壁の長辺に沿う縫合線5aにより、第1壁2の内側(内側の樹脂製軟質シート1a)に直接縫合されている。隣り合う縫合線5aの間では、伸縮性シート材が弛んだ形状となっており、伸縮性シート材の内面と、樹脂製軟質シート1aの内面との間に空間が形成されている。隣り合う縫合線5aの間に形成された当該空間が、彫刻刀8を挿入する挿入部5bとされる。これにより、第1壁2の収納部5には2つの挿入部5bが形成され、2つの挿入部5bは第1壁2の短手方向に並設されている。
図2に示すように、第1壁2の収納部5に形成された挿入部5bは、挿入された彫刻刀8の軸線Pが、第1壁2の長辺に沿うように形成されている。また、図3に示すように、挿入された彫刻刀8の間には、所定の隙間Lが存在するように形成されている。
同様に、第2壁3の収納部6は、長方形状の伸縮性シート材の長手方向が第2壁3の短手方向に沿うように配置され、長方形状の伸縮性シート材の一対の短辺近傍と、一対の短辺の間の中間部分2箇所との合計4箇所で、第2壁の長辺に沿う縫合線6aにより、第2壁3の内側(内側の樹脂製軟質シート1a)に直接縫合されている。隣り合う縫合線6aの間では、伸縮性シート材が弛んだ形状となっており、伸縮性シート材の内面と、樹脂製軟質シート1aの内面との間に空間が形成されている。隣り合う縫合線6aの間に形成された当該空間が、彫刻刀8を挿入する挿入部6bとされる。これにより、第2壁3の収納部6には3つの挿入部6bが形成され、3つの挿入部6bは第2壁3の短手方向に並設されている。
図2に示すように、第2壁3の収納部6に形成された挿入部6bは、挿入された彫刻刀8の軸線Qが、第2壁3の長辺に沿うように形成されている。また、図3に示すように、挿入された彫刻刀8の間には、所定の隙間Mが存在するように形成されている。
図4に示すように、彫刻刀収納具1のファスナー7を閉じると、第1壁2と第2壁3が対向配置されて、第1壁2の収納部5に形成された挿入部5bと、第2壁3の収納部6に形成された挿入部6bも対向配置される。収納部5、6は、挿入部5b、6bが対向配置された状態で、第1壁2の挿入部5bに挿入された彫刻刀8の軸線Pと、第2壁3の挿入部6bに挿入された彫刻刀8の軸線Qが、第1壁2及び第2壁3の対向する方向に重なり合わないように形成されている。
次に、本実施形態の彫刻刀収納具1の作用について説明する。
図2に示すように、本実施形態の彫刻刀収納具1は、ファスナー7を開くと、第1壁2、連結壁4、第2壁3が並列配置される。第1壁2には、2本の彫刻刀8が収納され、第2壁3には、3本の彫刻刀8が収納されている。ファスナー7を開いた状態で並列配置される第1壁2及び第2壁3には、彫刻刀8が分散して配置され、2つの壁2、3は、ともに彫刻刀8の収納場所として機能する。
図2に示すように、本実施形態の彫刻刀収納具1は、ファスナー7を開くと、第1壁2、連結壁4、第2壁3が並列配置される。第1壁2には、2本の彫刻刀8が収納され、第2壁3には、3本の彫刻刀8が収納されている。ファスナー7を開いた状態で並列配置される第1壁2及び第2壁3には、彫刻刀8が分散して配置され、2つの壁2、3は、ともに彫刻刀8の収納場所として機能する。
図4に示すように、彫刻刀収納具1のファスナー7を閉じて、第1壁2と第2壁3が対向配置された状態では、第1壁2の挿入部5bに挿入された彫刻刀8の軸線Pと、第2壁3の挿入部6bに挿入された彫刻刀8の軸線Qが、第1壁2及び第2壁3の対向する方向に重なり合わないように構成されている。また、第1壁2の挿入部5bに挿入された彫刻刀8の間には、所定長の隙間Lが存在し、第2壁3の挿入部6bに挿入された彫刻刀8の間には、所定長の隙間Mが存在する。
このため、彫刻刀収納具1のファスナー7を閉じた状態では、第2壁3の収納部6に収納された3本の彫刻刀8の間の隙間Mに、第1壁2の収納部5に収納された2本の彫刻刀8がそれぞれ位置する状態となる。また、第1壁2の収納部5に収納された2本の彫刻刀8の間の隙間Lに、第2壁3の収納部6に収納された3本の彫刻刀8のうち中央の彫刻刀8が位置し、第1壁2の収納部5に収納された2本の彫刻刀8の外側に、第2壁3の収納部6に収納された3本の彫刻刀8のうち外側の2本の彫刻刀8がそれぞれ位置する状態となる。一方の壁に収納された彫刻刀8の間の隙間が、他方の壁に収納された彫刻刀8の収納空間として機能する。
次に、本実施形態の彫刻刀収納具1の効果について説明する。
(1)本実施形態の彫刻刀収納具1は、ファスナー7を閉じたときに対向配置される第1壁2及び第2壁3に、複数本の彫刻刀8を分散して収納可能としている。このため、彫刻刀収納具1の幅を小さくすることができて、全体の大きさをコンパクトにすることができる。収納性、携帯性にも優れた彫刻刀収納具1とすることができる。
(1)本実施形態の彫刻刀収納具1は、ファスナー7を閉じたときに対向配置される第1壁2及び第2壁3に、複数本の彫刻刀8を分散して収納可能としている。このため、彫刻刀収納具1の幅を小さくすることができて、全体の大きさをコンパクトにすることができる。収納性、携帯性にも優れた彫刻刀収納具1とすることができる。
(2)本実施形態の彫刻刀収納具1は、ファスナー7を開いたときに並列配置される第1壁2及び第2壁3に、複数本の彫刻刀8を分散して収納可能としている。このため、彫刻刀収納具1を開いた状態で使用しても、作業スペースが割譲されることを抑制することができる。また、作業スペースを確保するために、蓋を折り返したり、折り畳んだりするといった煩わしい操作が不要である。
(3)本実施形態の彫刻刀収納具1は、第1壁2の挿入部5bに挿入された彫刻刀8の間の隙間Lが、第2壁3の挿入部6bに挿入された彫刻刀8の収納空間として機能し、第2壁3の挿入部6bに挿入された彫刻刀8の間の隙間Mが、第1壁2の挿入部5bに挿入された彫刻刀8の収納空間として機能する。このため、ファスナー7を閉じたときに対向配置される第1壁2と第2壁3の間の距離を小さくすることができて、彫刻刀収納具1全体の大きさをさらにコンパクトにすることができる。
(4)第1壁2の収納部5には、独立した2つの挿入部5bが形成されている。また、第2壁3の収納部6には、独立した3つの挿入部6bが形成されている。このため、彫刻刀8は1本ずつ、独立した挿入部5b、6bに挿入可能である。彫刻刀8を1本ずつ安定して収納、保持することができる。
(5)本実施形態の彫刻刀収納具1は、第1壁2、第2壁3の挿入部5b、6bに挿入された彫刻刀8の間に所定長の隙間L、Mが形成されるように挿入部5b、6bを構成している。このため、彫刻刀8を取り出しやすくなり、作業性が向上する。
(6)本実施形態の彫刻刀収納具1は、第1壁2と第2壁3に複数本の彫刻刀8を分散して収納している。このため、第1壁2、第2壁3の挿入部5b、6bに挿入された彫刻刀8の間に所定長の隙間L、Mが形成されるようにしても、彫刻刀収納具1全体の大きさをコンパクトにすることができる。
(7)本実施形態の彫刻刀収納具1は、一対の樹脂製軟質シート1a、1cの間に樹脂製補強材1bが積層され、周囲が縫製により結合された板材で形成され、ファスナー7で開閉可能に構成されている。このため、構造が簡易で軽量であり、携帯性に優れている。
(8)彫刻刀8は、彫刻刀本体81と、彫刻刀本体81先端の刃体を覆う保護キャップ82を備えている。保護キャップ82が彫刻刀本体81に装着された状態では、彫刻刀本体81先端の刃体は完全に覆われている。このため、一対の樹脂製軟質シート1a、1cと、樹脂製補強材1bが積層された板材を縫製して構成された所謂縫製バッグであっても、彫刻刀8の刃体により傷付けられることが抑制される。また、彫刻刀8の刃体による縫製バッグの傷付きを回避するためのプラスチックトレイを不要とすることができるため、彫刻刀収納具1全体の大きさをコンパクトにすることができる。
(9)本実施形態の彫刻刀収納具1では、第1壁2の収納部5に平刀、及び切出し刀の2種類の彫刻刀8が収納され、第2壁3の収納部6に丸刀、小丸刀、及び三角刀の3種類の彫刻刀8が収納されている。使用頻度の高い丸刀、小丸刀、及び三角刀の彫刻刀8をまとめて収納することで、使い勝手が向上する。
なお、本実施形態は、以下のような別の実施形態に変更してもよい。これらの変更例は適宜組み合わせて実施することができる。
・ 本実施形態では、第1壁2と第2壁3を対向配置した状態で、第1壁2の挿入部5bに挿入された彫刻刀8の軸線Pと、第2壁3の挿入部6bに挿入された彫刻刀8の軸線Qが、第1壁2及び第2壁3の対向する方向に重なり合わないように構成したが、これに限定されない。図5(a)の模式断面図に示すように、軸線Pと軸線Qが、第1壁2及び第2壁3の対向する方向に重なり合うように挿入部5b、6bを形成してもよい。
・ 本実施形態では、第1壁2と第2壁3を対向配置した状態で、第1壁2の挿入部5bに挿入された彫刻刀8の軸線Pと、第2壁3の挿入部6bに挿入された彫刻刀8の軸線Qが、第1壁2及び第2壁3の対向する方向に重なり合わないように構成したが、これに限定されない。図5(a)の模式断面図に示すように、軸線Pと軸線Qが、第1壁2及び第2壁3の対向する方向に重なり合うように挿入部5b、6bを形成してもよい。
・ 図4では、第1壁2、第2壁3の挿入部5b、6bに挿入された彫刻刀8の間の隙間L、Mが、断面略円形状の彫刻刀8の直径より小さい状態を図示したが、隙間L、Mの大きさは適宜設定することができる。例えば、図5(b)に示すように、隙間L、Mを、彫刻刀8の直径とほぼ同じ大きさとしてもよい。この場合、第1壁2の挿入部5bに挿入された彫刻刀8(図5(b)における彫刻刀8a)が、第2壁3の挿入部6bに挿入された彫刻刀8(図5(b)における彫刻刀8b)の隙間に完全に入り込み、それぞれの軸線P、Qが、第1壁2及び第2壁3の短手方向に一致する状態とできる。このため、ファスナー7を閉じたときに対向配置される第1壁2と第2壁3の間の距離をさらに小さくすることができる。
・ 本実施形態では、第1壁2の収納部5で、長方形状の伸縮性シート材の中間部分1箇所を縫合線5aにより縫合し、第2壁3の収納部6で、長方形状の伸縮性シート材の中間部分2箇所を縫合線6aにより縫合して、独立した挿入部5b、6bを形成したが、これに限定されない。図6に示すように、中間部分の縫合線5a、6aを省略して、挿入部5b、6bを連続した1つの形状としてもよい。この場合、図5(c)に示すように、隣り合う彫刻刀8間に隙間L、Mが形成されることなくコンパクトに収納される。
・ 本実施形態では、内部に5本の彫刻刀8が収納されている場合について説明したが、彫刻刀8の本数はこれに限定されない。また、奇数本、偶数本いずれであってもよい。偶数本の場合、例えば図5(d)に示すような形状で配置されるように挿入部5b、6bを形成することができる。
・ 本実施形態では、一方の壁に収納された彫刻刀8が、他方の壁に収納された彫刻刀8の隙間に1本ずつ配置されるように挿入部5b、6bを形成したが、これに限定されない。図5(e)に示すように、一方の壁に収納された複数本の彫刻刀8が、他方の壁に収納された彫刻刀8の隙間に配置されるようにしてもよい。
・ 本実施形態では、彫刻刀収納具1を、一対の樹脂製軟質シート1a、1cと、樹脂製補強材1bが積層された板材を縫製して構成された所謂縫製バッグのみで構成したが、これに限定されない。内部に彫刻刀8を収納可能なものであれば、その材質、形状は問わない。硬質樹脂製のケースで構成されていてもよく、縫製バッグと硬質樹脂製トレイ(プラスチックトレイ)で構成されていてもよい。また、織物や編物等の布製であってもよい。この場合、例えば、一対の布製シート1a、1cと、樹脂製補強材1bが積層された板材として構成することができる。
・ 本実施形態では、彫刻刀収納具1を、一対の樹脂製軟質シート1a、1cと、樹脂製補強材1bが積層された板材を縫製して三層構造として構成したが、板材はこの構成に限定されない。樹脂製軟質シート1a、1c、及び樹脂製補強材1bのうち少なくとも一つを省略して一層構造、或いは二層構造としてもよい。
・ 本実施形態では、収納部5、6を長方形状の伸縮性シート材で形成したが、彫刻刀8を収納、固定できるものであればその材質、形状は問わない。
・ 本実施形態では、彫刻刀8が保護キャップ82を備える構成としたが、保護キャップ82を省略することもできる。
・ 本実施形態では、彫刻刀8が保護キャップ82を備える構成としたが、保護キャップ82を省略することもできる。
・ 本実施形態では、第1壁2及び第2壁3の収納部5、6として、長方形状の伸縮性シート材を、内側の樹脂製軟質シート1aに直接縫合する構成としたが、内側の樹脂製軟質シート1a及び樹脂製補強材1bに直接縫合する構成としてもよい。
・ 本実施形態では、第1壁2の収納部5に平刀、及び切出し刀の2種類の彫刻刀8が収納され、第2壁3の収納部6に丸刀、小丸刀、及び三角刀の3種類の彫刻刀8が収納される構成としたが、各種の彫刻刀8の収納場所は適宜決定することができる。
1…彫刻刀収納具、2…第1壁、3…第2壁、5、6…収納部、5b、6b…挿入部、8…彫刻刀、P、Q…軸線。
Claims (3)
- 第1壁と第2壁を備え、前記第1壁及び第2壁を対向配置させた状態で、内部に複数本の彫刻刀を収納可能な彫刻刀収納具であって、
前記第1壁の内側及び前記第2壁の内側には、彫刻刀を収納可能な収納部が設けられていることを特徴とする彫刻刀収納具。 - 前記収納部には、彫刻刀を独立に挿入可能な挿入部が設けられている請求項1に記載の彫刻刀収納具。
- 前記第1壁及び第2壁は、正面視略長方形状に形成され、
前記挿入部は、前記第1壁及び第2壁における短手方向に並設され、
各挿入部に彫刻刀を挿入して前記第1壁に前記第2壁を対向配置した状態で、前記第1壁の挿入部に挿入された彫刻刀の軸線と、前記第2壁の挿入部に挿入された彫刻刀の軸線が、前記第1壁及び第2壁の対向する方向に重なり合わないように構成されている請求項2に記載の彫刻刀収納具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016003099U JP3206307U (ja) | 2016-06-29 | 2016-06-29 | 彫刻刀収納具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016003099U JP3206307U (ja) | 2016-06-29 | 2016-06-29 | 彫刻刀収納具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3206307U true JP3206307U (ja) | 2016-09-08 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2016003099U Active JP3206307U (ja) | 2016-06-29 | 2016-06-29 | 彫刻刀収納具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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2016
- 2016-06-29 JP JP2016003099U patent/JP3206307U/ja active Active
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