JP3205770U - 基礎ブロック - Google Patents

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修一 桑原
修一 桑原
紀之 山田
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【課題】単純な構造で安価に製造可能であり、ブロックの位置合わせ及び連結が容易な基礎ブロックを提供する。【解決手段】設置物を支持・固定するための基礎ブロック1であって、中央部に中央ブロックが嵌合する凹部21が設けられた外周ブロック11と、前記凹部21に嵌合する中央ブロック51と、を有し、前記外周ブロック11は、設置物を固定するボルトが螺合するねじ孔41、レベル調整用のボルト又は杭を取付け可能な貫通孔31を有し、前記中央ブロック51は、少なくとも対向する2つの側面が傾斜面であり、前記中央ブロック51が前記外周ブロック11に嵌め込まれた状態で使用される。【選択図】図1

Description

本考案は、発電ユニットなど重量のある機器を設置する際に使用する基礎ブロックに関する。
近年、燃料電池ユニット(発電ユニット)、給湯設備、自動販売機など大型で重量のある機器の設置にプレキャストコンクリート製の基礎ブロックが多く使用されている。プレキャストコンクリート製の基礎ブロックを使用することで、現場打ち工法に比較して、基礎工事に要する時間を短縮することができる。
機器を設置するためのプレキャストコンクリート製の基礎ブロックは、これまでに用途等に応じ種々の形態のものが開発されている。例えば基礎ブロックの搬入、設置を容易にすべく2以上のブロックからなる基礎ブロック、分割されたブロックを連結し使用する基礎ブロックがある(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
また機器の設置を容易にする基礎ブロック(例えば特許文献3参照)、多様な態様の機器を設置可能とする基礎ブロックもある(例えば特許文献4参照)。
特開2011−179213号公報 特開2008−223399号公報 特開2012−202019号公報 特開2011−80243号公報
特許文献1〜4に記載の基礎ブロックを含め、これまでに提案されている2以上のブロックを連結し使用するタイプの基礎ブロックは構造が複雑であり、製造コストが高くなる。またブロックの位置合わせ、連結にも時間を要する。
本考案の目的は、単純な構造で安価に製造可能であり、ブロックの位置合わせ及び連結が容易な基礎ブロックを提供することである。
本考案は、設置物を支持・固定するための基礎ブロックであって、中央部に中央ブロックが嵌合する嵌合部が設けられた外周ブロックと、前記嵌合部に嵌合する中央ブロックと、を有し、前記外周ブロックは、設置物を固定するボルトが螺合するねじ孔、レベル調整用のボルト又は杭を取付け可能な貫通孔を有し、前記中央ブロックは、少なくとも対向する2つの側面が傾斜面であり、前記中央ブロックが前記外周ブロックに嵌め込まれた状態で使用される基礎ブロックである。
本考案の基礎ブロックは、中央ブロックと外周ブロックとを有し、外周ブロックに設けられた嵌合部に中央ブロックを嵌め込み使用する基礎ブロックであるから、運搬、設置が容易であり、さらに構造が単純なので安価に製造することができる。また中央ブロックは、対向する2つの傾斜面を備えるので外周ブロックの嵌合部への嵌め込みが簡単であり、中央ブロックと外周ブロックとの位置合わせ及び連結を簡単に行える。
本考案の基礎ブロックにおいて、前記中央ブロックは、上面が底面に比較して広く、正面視において両側面が底面方向に向って互いの距離を縮めるように傾斜しており、前記嵌合部は、前記外周ブロックの高さ方向に貫通し、形状が前記中央ブロックの外形形状と同一であり、前記中央ブロックは、前記嵌合部に隙間なく嵌り込むことを特徴とする。
本考案の基礎ブロックは、中央ブロックが下向きに先細りであり、さらに中央ブロックは外周ブロックの嵌合部に隙間なく嵌り込むため、中央ブロックを嵌合部に嵌め入れるだけで中央ブロックは外周ブロックにしっかりと固定される。
本考案の基礎ブロックにおいて、前記貫通孔の少なくとも一部は、ボルトが螺合可能なねじ孔となっていることを特徴とする。
外周ブロックに設けられた貫通孔は、少なくとも一部がねじ孔となっているためボルトを取付けること、さらにねじ孔の内径よりも小さい杭を打ち込むことも可能であり、傾斜した地面、土の地面に対しても本基礎ブロックを安定的に設置することができる。
本考案の基礎ブロックにおいて、前記中央ブロックは、上面に当該中央ブロックを持ち上げる際に使用する治具を装着可能な治具装着手段を備えることを特徴とする。
本考案の基礎ブロックは、中央ブロックを外周ブロックの嵌合部に嵌め込むときに、中央ブロックを外周ブロックの厚さ(高さ)以上に持ち上げる必要があるが、中央ブロックの上面には治具装着手段が設けられているので、これに持ち上げ用の治具を装着することで中央ブロックを簡単に持ち上げることができる。
本考案の基礎ブロックにおいて、前記外周ブロック及び中央ブロックの底面に滑り止め加工が施されていることを特徴とする。
本考案の基礎ブロックは、外周ブロック及び中央ブロックの底面に滑り止め加工が施されているので、安定的に設置することができる。
本考案の基礎ブロックにおいて、前記外周ブロックは、前記設置物を固定するボルトが螺合するねじ孔に代えて、前記設置物を固定するボルトをスライド自在に保持可能な保持部を有することを特徴とする。
本考案の基礎ブロックにおいて、設置物を固定するボルトをスライド自在に保持可能な保持部、例えばボルトがスライド自在でボルトの頭が係止するレールを設けることで多様な機器の設置が可能となる。
本考案によれば、単純な構造で安価に製造可能であり、ブロックの位置合わせ及び連結が容易な基礎ブロックを提供することができる。
本考案の第1実施形態の基礎ブロック1の外観図である。 本考案の第1実施形態の基礎ブロック1の平面図及び底面図である。 本考案の第1実施形態の基礎ブロック1の外周ブロック11及び中央ブロック51の断面図である。 本考案の第1実施形態の基礎ブロック1の断面図である。 本考案の第1実施形態の基礎ブロック1の貫通孔31の使用例を示す図である。 本考案の第1実施形態の基礎ブロック1の設置例を示す図である。
図1は、本考案の第1実施形態の基礎ブロック1の外観図であり、(a)が外周ブロック11、(b)が中央ブロック51、(c)が基礎ブロック1である。図2は、(a)が基礎ブロック1の平面図、(b)が底面図、(c)が基礎ブロック1の底面の変形例である。図3は、外周ブロック11及び中央ブロック51の断面図、図4は、図2(a)の切断線ABCDEFの断面図、(b)が図2(a)の切断線H−Hの断面図である。
本考案の第1実施形態の基礎ブロック1は、燃料電池ユニット(発電ユニット)、給湯設備、自動販売機など大型で重量のある機器の設置に使用する機器設置用基礎ブロックであり、中央部に位置する中央ブロック51と、中央ブロック51が嵌り込む外周ブロック11とからなる。
外周ブロック11は、鉄筋コンクリート製のプレキャストコンクリートブロックであり、直方体形状のブロックであり、端面は面取りが施されている。外周ブロック11は、寸法的には、幅W>奥行きD>高さHであるが(図1〜3参照)、これに限定されるものではない。外周ブロック11の中央部には、中央ブロック51が嵌り込む嵌合部である凹部21が設けられている。
凹部21は、中央ブロック51の外形形状と同一の形状を有し、図3(a)に示されるように外周ブロック11の高さ方向に貫通している。凹部21は、外周ブロック11の中心から左右対称に設けられており、上面12側の開口部22及び底面13側の開口部23は、共に矩形形状である。
開口部22の寸法は、幅W>奥行きDであり、開口部23の寸法は、幅W>奥行きDであり、幅W>幅W、奥行きD=奥行きDである。このため凹部21を形成する4つの壁面のうち、長手方向の対向する2つの壁面は傾斜面24であり、上面12から底面13に向って互いの距離を縮めるように傾斜している(図3(a)参照)。一方、凹部21を形成する他の2つの壁面25は、ともに上面12、底面13に直交するように形成されている(図4(b)参照)。
外周ブロック11の両側面14には、持ち手となる凹部18が設けられている。
外周ブロック11には、基礎ブロック1を地面101に設置する際に使用するレベル調節用ボルト71(図5(a)参照)、又は固定用杭75を装着可能な貫通孔31が、凹部21の周囲に4カ所設けられている。貫通孔31の上部にはボルトの頭部又はナットを収納可能な座ぐり部32が設けられ、中間部にはレベル調節用ボルト71が螺合する雌ねじ部33が設けられている。つまり貫通孔31は、一部がねじ孔となっている。
また外周ブロック11には、上面12に臨むように機器固定用のボルトが螺合する有底のねじ孔41が設けられている。ねじ孔41は、ナットのような内面に雌ねじが施されたインサート42が埋設され形成されている。本基礎ブロック1では、4つのねじ孔41が貫通孔31よりも内側に設けられているが、ねじ孔41の個数及び位置は、設置する機器に対応するものであればよく、本実施形態に限定されるものではない。
外周ブロック11の底面13には、滑り止め加工が施されている。具体的には、図2(b)に示すように長手方向に平行に直線状の凹溝16が4本施されている。本基礎ブロック1においては、中央ブロック51の底面53にも凹溝56が設けられ、外周ブロック11に設けられた凹溝16と中央ブロック31に設けられた凹溝56とが一直線上になるように配置されているが、この形態に限定されるものではない。また凹溝16の数、大きさ、形状も特に限定されるものではない。
外周ブロック11の底面13の滑り止め加工は、直線状の凹溝16に限定されるものではなく、図2(c)に示すように小さな凹部17を設け、底面13に凹凸を設けてもよい。この点は中央ブロック51についても同様である。
外周ブロック11の底面13及び中央ブロック51の底面53に滑り止め加工を施すことで、設置した際に地面101との摩擦力が高まり、基礎ブロック1を地面101に安定的に設置することができる。また傾斜した地面101に基礎ブロック1を設置する場合において(図6参照)、地面101と基礎ブロック1の底面との間にモルタル102を充填する場合でも滑り止め加工がアンカー効果を発揮し、基礎ブロック1とモルタル102とが強固に結合される。
中央ブロック51は、使用の際に外周ブロック11に設けられた凹部21に嵌め込まれる鉄筋コンクリート製のプレキャストコンクリートブロックであり、凹部21と同一の形状、寸法からなり、凹部21に隙間なく嵌り込む。
具体的には、中央ブロック51の上面52は、幅W、奥行きDの矩形形状、底面53は、幅W、奥行きDの矩形形状、高さHは、外周ブロック11の高さHと同じであり、正面視において対向する2つの側面54は、上面52から底面53に向って互いの距離を縮めるように傾斜した傾斜面であり(図3(b)参照)、他の2つの側面55は、ともに上面52、底面53に直交するように形成されている(図4(b)参照)。中央ブロック51の端面は、面取りが施されている。
側面54の傾斜角度α(図3(b)参照)は、特に限定されるものではないが、5〜10°程度が好ましい。中央ブロック51は、2つの側面54の傾斜角度αを含め、前後左右を対称に形成することで、凹部21に嵌め入れるときに方向を合わせる必要がない。ここで前後とは、中央ブロック51の正面背面を、左右とは中央ブロック51を正面に見たときの左右である。なお中央ブロック51の正面視とは、側面55を正面に見た状態をいう。
中央ブロック51には、上面52に臨むようにボルトが螺合する有底のねじ孔61が2つ設けられている。このねじ孔61は、当該中央ブロック51を持ち上げる際に使用する治具、例えばアイボルトを取付けるためのものである。ねじ孔61は、ナットのように内面に雌ねじが施されたインサート62が埋設され形成されており、長手方向に平行な中心線上に、中心点から左右同じ位置に設けられている。
本基礎ブロック1を使用するときには、中央ブロック51を外周ブロック11の凹部21に嵌め込む必要がある。このとき中央ブロック51を外周ブロック11の厚さ(高さ)H以上に持ち上げる必要があるが、ねじ孔61を利用しここに持ち上げ用の治具を装着することで中央ブロック51を簡単に持ち上げることができる。
基礎ブロック1の大きさは、設置する機器の寸法、重量等により決まる。外周ブロック11と中央ブロック51との寸法比は、特に限定されるものではないが、設置する機器は、外周ブロック11に固定するため、中央ブロック51の上面52の大きさは、少なくとも機器固定用ねじ孔41を結ぶ領域よりも小さく設定する。また中央ブロック51は、2人で運搬できる程度の重量、50〜60kg程度以下であることが望ましい。
基礎ブロック1の大きさ、仕様の一例を示せば、外周ブロック11の幅W=1000mm,奥行きD=410mm、厚さH=160mm、中央ブロック51の幅W=700mm、奥行きD=250mm、厚さH=160mm、側面54の傾斜角度α≒5.5°である。なお基礎ブロック1の大きさ、仕様は、上記数値に限定されるものではない。
外周ブロック11及び中央ブロック51は、公知の鉄筋コンクリート製のプレキャストコンクリートブロックと同様に、型枠に鉄筋を配し、コンクリートを打設することで容易に製造することができる。外周ブロック11の貫通孔31の形成要領も特に限定されるものではないが、以下の要領で簡単に設けることができる。
塩化ビニル製の異径ソケット34に塩化ビニル製のパイプ35を接着し、その中を外周ブロック11の高さH以上の長さの全ネジボルト(図示省略)を挿通させる。全ネジボルトの途中にダブルナット(図示省略)を取付け、当該ナットを異径ソケット34の傾斜部に掛止させ、さらにパイプ35の先端部から突出した全ネジボルトに板付きナット36を螺合させ、ダブルナットと板付きナット36とで異径ソケット34及びパイプ35を挟み込む。
さらに板付きナット36の先端部から突出している全ネジボルトに塩化ビニル製のパイプ37を挿通させ、その先にナット(図示省略)を取付ける。これにより全ネジボルトを介して異径ソケット34、パイプ35、板付きナット36及びパイプ37を連結させた貫通孔形成部材を得ることができる。この貫通孔形成部材を型枠内に配置し、コンクリートを打設後、パイプ37の先端部のナットを取外し、全ネジボルトを板付きナット36から外せば、異径ソケット34、パイプ35、板付きナット36及びパイプ37からなる貫通孔31を形成することができる。
上記貫通孔形成部材において、パイプ35とパイプ37との内径を同一とし、さらにパイプ35及びパイプ37の内径を板付きナット36の谷の径よりも僅かに大きくすることで、後述のように貫通孔31にレベル調節用ボルト71及び固定用杭75を取付け易くなる。なお上記要領で形成された貫通孔31では、異径ソケット34が座ぐり32に該当し、板付きナット36が雌ねじ部33に該当する。
基礎ブロック1の使用方法を説明する。図5は、基礎ブロック1の貫通孔31の使用例を示す図であり、(a)がレベル調節用ボルト71、(b)が固定用杭75を装着した図である。図6は、基礎ブロック1の設置例を示す図である。ここに示す貫通孔31は、上記貫通孔形成部材を用いて形成された貫通孔とする。
設置面101が傾斜したコンクリート面である場合には、外周ブロック11の貫通孔31にレベル調節用ボルト71を装着し、図6に示すように外周ブロック11の上面12が水平となるように外周ブロック11を設置する。貫通孔31の途中には、板付きナット36が装着されているので、レベル調節用ボルト71を簡単に装着することができる。このとき、パイプ35、37の内径を板付きナット36の谷の径よりも僅かに大きくすることで、レベル調節用ボルト71のパイプ35、37への接触が回避され、レベル調節用ボルト71を楽に装着することができる。
次に中央ブロック51を外周ブロック11の凹部21に嵌め込む。中央ブロック51には、ねじ孔61が設けられているので、これにアイボルトを取付け、このアイボルトを利用することで中央ブロック51を容易に運搬することができる。また凹部21の上部開口部22に比較して中央ブロック51の底面53は小さく、さらに中央ブロック51の側面54は、傾斜面となっているので、簡単に嵌め入れることができる。また位置決めも不要である。
その後、再度、外周ブロック11の上面の水平を確認、調整し、設置面101と外周ブロック11の底面13及び中央ブロック51の底面53との隙間にモルタル102を充填する。これにより基礎ブロック1の設置が終了する。その後、基礎ブロック1の上面に機器を載せ、機器固定用ねじ孔41を利用して機器の脚部をボルト止めする。これにより機器の設置が完了する。
設置面101が土の地面である場合は、設置面101を整地にした後、外周ブロック11を設置し、水平出しを行った後、4つの貫通孔31それぞれに固定用杭75を挿通し、地面に打ち込み外周ブロック11を固定する(図5(b)参照)。このとき固定用杭75に、外径が板付きナット36の内径よりも小さいものを使用することで、板付きナット36に邪魔されることなく固定用杭75を打ち込むことができる。
その後、中央ブロック51を外周ブロック11の凹部21に嵌め込み、最後に基礎ブロック1の上面に機器を設置、固定する。
以上のように本基礎ブロック1は、部品点数が少なく構造が単純である。また中央ブロック51の側面54が先細り形状となっているので外周ブロック11と中央ブロック51との位置合わせが容易である。さらに外周ブロック11に中央ブロック51を嵌め込むだけで楔効果により、自然に外周ブロック11と中央ブロック51とが強固に連結され、連結具を用いて連結することなく十分な強度の基礎ブロックを得ることができる。
上記実施形態の基礎ブロックにおいて、基礎ブロックを機器設置用の基礎ブロックとして説明したが、本基礎ブロックを設備、装置等の基礎ブロックとして使用可能なことは当然である。
本考案に係る基礎ブロックは、上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で変更することができる。例えば第1実施形態の基礎ブロック1は、中央ブロック51のうち対向する2つの側面54のみが傾斜面となっているが、4つの側面全てを傾斜面としてもよい。あるいは長手方向に平行な側面55を傾斜面とし、短手方向に平行な側面54を鉛直面としてもよい。要すれば、中央ブロック51の4つの側面のうち少なくとも対向する2つの側面が傾斜面であればよい。
第1実施形態の基礎ブロック1では、機器を固定するためのねじ孔41が設けられているが、ねじ孔41に代えて、例えばボルトがスライド可能でボルトの頭部が係止するレールを設けてもよい。このようなレールは、基礎ブロックにおいて多く使用されており、これにより多様な機器の設置が可能となる。
また当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更及び修正を容易に想定するであろう。従って、そのような変更及び修正は、請求の範囲から定まる考案の範囲内のものと解釈される。
1 基礎ブロック
11 外周ブロック
12 外周ブロックの上面
13 外周ブロックの底面
16 凹溝
17 凹部
21 凹部
22 凹部の上部開口部
23 凹部の下部開口部
24 凹部の側面
25 凹部の側面
31 アンカーボルト用貫通孔
32 アンカーボルト用貫通孔の座ぐり
33 アンカーボルト用貫通孔の雌ねじ部
36 板付きナット
41 機器固定用ねじ孔
51 中央ブロック
52 中央ブロックの上面
53 中央ブロックの底面
54 中央ブロックの側面
55 中央ブロックの側面
56 凹溝
57 凹凸
61 ねじ孔
71 レベル調節用ボルト
75 固定用杭
101 地面

Claims (6)

  1. 設置物を支持・固定するための基礎ブロックであって、
    中央部に中央ブロックが嵌合する嵌合部が設けられた外周ブロックと、
    前記嵌合部に嵌合する中央ブロックと、
    を有し、
    前記外周ブロックは、設置物を固定するボルトが螺合するねじ孔、レベル調整用のボルト又は杭を取付け可能な貫通孔を有し、
    前記中央ブロックは、少なくとも対向する2つの側面が傾斜面であり、
    前記中央ブロックが前記外周ブロックに嵌め込まれた状態で使用される基礎ブロック。
  2. 前記中央ブロックは、上面が底面に比較して広く、正面視において両側面が底面方向に向って互いの距離を縮めるように傾斜しており、
    前記嵌合部は、前記外周ブロックの高さ方向に貫通し、形状が前記中央ブロックの外形形状と同一であり、
    前記中央ブロックは、前記嵌合部に隙間なく嵌り込むことを特徴とする請求項1に記載の基礎ブロック。
  3. 前記貫通孔の少なくとも一部は、ボルトが螺合可能なねじ孔となっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の基礎ブロック。
  4. 前記中央ブロックは、上面に当該中央ブロックを持ち上げる際に使用する治具を装着可能な治具装着手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の基礎ブロック。
  5. 前記外周ブロック及び中央ブロックの底面に滑り止め加工が施されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の基礎ブロック。
  6. 前記外周ブロックは、前記設置物を固定するボルトが螺合するねじ孔に代えて、前記設置物を固定するボルトをスライド自在に保持可能な保持部を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の基礎ブロック。
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