JP3204621U - 雨量計設置台 - Google Patents
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Abstract
【課題】製作から設置に至るまでに要する手間と時間と費用を大幅に軽減できる雨量計設置台を提供する。【解決手段】所定量の水又は砂を充填するタンクからなる雨量計設置台本体2の上部中央から連結用Uボルト6を立ち上がらせる。連結用Uボルト6の上端部にナット7で支持基板8を固定し、支持基板8を水平に保持する。支持基板8に、雨量計の支持脚に連結する連結ボルト9を、その頭部を下にして垂直に固定する。連結ボルト9に、雨量計の支持脚を上下から挟んで連結する上ナット11と下ナット12を螺合する。雨量計設置台本体2の上面と支持基板8の下面との間における、雨量計の支持脚に連結する連結ボルト9の位置に、連結ボルト9の頭部が載る所定の厚みを有する弾性板13を配設する。【選択図】図2
Description
本考案は雨量計設置台に関し、更に詳細には、製作から設置に至るまでに要する手間と時間と費用を従来に比して大幅に軽減することができるようになした雨量計設置台に係わる。
雨量計、例えば、所定量の雨水が溜まると左右に交互に転倒する転倒升の転倒回数に基づいて雨量を計測する転倒升式の雨量計において、該雨量計を地面に設置するときにおいては、図6に示す如きコンクリート製の設置台を用いていた。尚、該図6において100は雨量計、101は雨量計設置台を示す。
そして、該雨量計設置台101は、次の如くにして製作されている。
施工順序として、先ず地面102に所要の大きさ及び深さの穴103を掘削し、次に該穴103の底に割栗石104を敷き詰め、次に型枠(図示せず。)を組み、次にこの型枠内に生コンクリートを流し込み、そしてその後該生コンクリートの自然な硬化を待って、最後にアンカーボルト105の埋め込み作業を行うものである。
施工順序として、先ず地面102に所要の大きさ及び深さの穴103を掘削し、次に該穴103の底に割栗石104を敷き詰め、次に型枠(図示せず。)を組み、次にこの型枠内に生コンクリートを流し込み、そしてその後該生コンクリートの自然な硬化を待って、最後にアンカーボルト105の埋め込み作業を行うものである。
そして、このようにして完成したコンクリート製の雨量計設置台101の上に、雨量計100を、その支持脚100Aをアンカーボルト105に連結して設置するものである。尚、具体的には、雨量計設置台101の上面に垂直に植立したアンカーボルト105の上端部を、予め下ナット107を螺合した状態において、雨量計100の支持脚100Aにおける直角に折曲した水平部のボルト挿通孔(図示せず。)に挿通し、水準器(図示せず。)によって水平を測りながら各下ナット107の位置を調整し、最後に上ナット106をアンカーボルト105に螺合し、これら上ナット106と下ナット107で締め付け固定するものである。
上記の如く、従来のコンクリート製の雨量計設置台101は、その制作から設置に至るまでにおいて多大な手間と時間と費用(材料費、手間賃)を要するものであった。また、コンクリート製であるため堅固で且つ重いから、撤去して廃棄するには専門業者に依頼しなければならず、その分の費用が必要であった。更にまた、地面に埋め込まれた状態であるから、設置場所の周囲の状況変化があったときにおいて、雨量計を他の場所に容易に移動させることもできなかった。
本考案は上記の点に鑑みなされたものであって、所定量の水又は砂を充填するタンクをもって雨量計設置台本体とし、該雨量計設置台本体上に垂直に立ち上がる、雨量計の支持脚に連結するための連結ボルトを、少ない部品による簡素な構成によって保持し、もって、従来の如き、穴の掘削や割栗石の敷き詰め、型枠を組んだ後での生コンクリートの流し込み、更にはその後のアンカーボルトの埋め込み作業等に伴う製作から設置に至るまでに要する多大な手間と時間と費用を大幅に軽減することができると共に、撤去して廃棄するときには専門業者に依頼することなく自分だけで行うことができ、加えて地面に置くだけで済むことにより、容易に移動可能であり、設置場所の周囲の状況変化に対応して常に雨量計を最適な場所に設置することができるようになした雨量計設置台を提供しようとするものである。
而して、本考案の要旨とするところは、所定量の水又は砂を充填するタンクからなる雨量計設置台本体と、該雨量計設置台本体の上部中央から立ち上がる連結ボルトと該連結ボルトに螺合したナットとをもって該雨量計設置台本体の上部に水平に保持される支持基板と、該支持基板に頭部を下にして垂直に固定される、雨量計の支持脚に連結する連結ボルトと、該連結ボルトの上端部に螺合される上ナット及び下ナットとからなることを特徴とする雨量計設置台にある。
また、上記構成において、タンクとしてはポリタンクを用いることが好ましい。
また、上記構成において、雨量計設置台本体の上部中央から立ち上がる連結ボルトとしては、Uボルトであることが好ましい。
また、上記構成において、雨量計設置台本体の上面と支持基板の下面との間における、雨量計の支持脚に連結する連結ボルトの位置に、該連結ボルトの頭部が載る所定の厚みを有する弾性板を配設することが好ましい。
本考案は上記の如き構成であり、所定量の水又は砂を充填するタンクをもって雨量計設置台本体とし、該雨量計設置台本体上に垂直に立ち上がる、雨量計の支持脚に連結するための連結ボルトを、少ない部品による簡素な構成によって保持したものであるから、従来の如き、穴の掘削や割栗石の敷き詰め、型枠を組んだ後での生コンクリートの流し込み、更にはその後のアンカーボルトの埋め込み作業等に伴う製作から設置に至るまでに要する多大な手間と時間と費用を大幅に軽減することができるものである。また、撤去して廃棄するときには専門業者に依頼することなく自分だけで行うことができ、加えて地面に置くだけで済むことにより、容易に移動可能であり、設置場所の周囲の状況変化に対応して常に雨量計を最適な場所に設置することができるようになるものである。
また、タンクとしてポリタンクを用いる場合には、軽量であるから、設置するまでの不使用時において保管や運搬に便利である。
また、雨量計設置台本体の上部中央から立ち上がる連結ボルトとしてUボルトを用いる場合には、該Uボルトを雨量計設置台本体の上部中央から立ち上がらせるときに、雨量計設置台本体の中央部に設けた上下の面に貫通する二つの穴に下側から挿通し、U字形の基部をこれら二つの穴に挟まれた間の部分に掛ければよく、そして、その両方の上端部を支持基板の中央のボルト挿通孔に挿通して、該支持基板の上面からナットをもって締め付けると、該支持基板は中央の2か所によって固定されるから、その保持状態が安定するものである。
また、雨量計設置台本体の上面と支持基板の下面との間における、雨量計の支持脚に連結する連結ボルトの位置に、該連結ボルトの頭部が載る所定の厚みを有する弾性板を配設する場合には、雨量計を連結して所定の場所に設置したときにおいて、風圧や地震等によって雨量計が横揺れしたときに、雨量計の支持脚に連結する連結ボルトの頭部が雨量計設置台本体の上面に強く擦れて該雨量計設置台本体が破損することを防ぐことができるものである。且つまた、Uボルト及びこれに螺合するナットを用いて雨量計設置台本体の上部に支持基板を水平に保持するときにおいて、該支持基板に既に固定してある雨量計の支持脚に連結する、所定の間隔をとって開いた3本の連結ボルトの頭部が該弾性板に載っているから、支持基板が水平に安定し、Uボルトの挿通やナットの締め付け作業をスムーズに行うことができるものである。
以下、本考案を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
図中、1は雨量計設置台である。また、2は該雨量計設置台1を構成する、タンクからなる雨量計設置台本体であり、所定量の水又は砂を充填するものである。尚、本実施形態においては、充填するものが水である場合には12kg、砂である場合には22kgになる程度の容量のものを用いている。また、タンクとしてポリタンクを用いている。また、該雨量計設置台本体2を構成するタンクは、充填口3と、把手部4と、中央部に上下の面に貫通する二つの穴5、5を設け、そして、これら二つの穴5、5の夫々に下側から後記連結用Uボルトを挿通し、該連結用UボルトのU字形の基部をこれら二つの穴5、5に挟まれた間の部分2Aに掛けるようになしている。
6は前記雨量計設置台本体2を構成するタンクの二つの穴5、5に挿通し、雄ねじを刻設した両端部を上方に突出せしめた連結用Uボルトであり、両端部を後記支持基板の連結ボルト挿通孔に挿通し、該支持基板の上面側から雄ねじに夫々ナット7、7を螺合して締め付けるものである。
8は前記連結用Uボルト6及びナット7をもって前記雨量計設置台本体2の上部に水平に保持される支持基板である。また、該支持基板8は、本実施形態においては台形をなし、また、ステンレスの板を用いている。また、該支持基板8は、その中央部に前記連結用Uポルト6の挿通孔8Aを穿設すると共に、周縁近傍の三か所に、後記雨量計の支持脚に連結する連結ボルトの挿通孔8Bを穿設している。
9は前記支持基板8に頭部を下にして垂直に固定される、雨量計の支持脚に連結する連結ボルトである。また、該連結ボルト9は、前記支持基板8の連結ボルト挿通孔8Bの夫々に頭部を下にして挿通し、該支持基板8の上面側からナット10を螺合して締め付けるものである。
11は前記連結ボルト9の夫々に螺合する上ナット、12は前記連結ボルト9の夫々に螺合する下ナットであり、雨量計の支持脚に穿設した連結ボルト挿通孔に、予め下ナット12を螺合した前記連結ボルト9の上端部を挿通し、水準器(図示せず。)をもって水平を測りながら各下ナット12の位置を決め、その後上ナット11を螺合して雨量計の支持脚の上面側から締め付け、固定するものである。
13は前記雨量計設置台本体2の上面と前記支持基板8の下面との間における、前記雨量計の支持脚に連結する連結ボルト9の位置に配設した、該連結ボルト9の頭部が載る所定の厚みを有する弾性板である。また、該弾性板13は、本実施形態ではゴム板を用いている。また、その他、図中14は雨量計、14Aは該雨量計の支持脚、14A´は連結ボルト挿通孔である。
次に、本実施形態の作用について説明する。
組み立てるときには、先ず、雨量計設置台本体2を構成するタンクに、その充填口3から水又は砂(図示せず。)を充填する。次に、連結用Uボルト6を雨量計設置台本体2を構成するタンクの下側から穴5、5に挿通して立ち上がらせる。次に、該連結用Uボルト6の上端側を支持基板8に穿設した連結用Uボルトの挿通孔8Aに挿通し、該支持基板8の上面側から該連結用Uボルト6の雄ねじに夫々ナット7、7を螺合し、締め付けるものである。これにより支持基板8に頭部を下にして垂直に固定される、雨量計の支持脚に連結する連結ボルト9は、雨量計設置台本体2の上部に垂直に固定されることになるものである。そして、この状態において連結ボルト9の上端部に上ナット11と下ナット12をもって雨量計14の支持脚14Aを連結するものである。
組み立てるときには、先ず、雨量計設置台本体2を構成するタンクに、その充填口3から水又は砂(図示せず。)を充填する。次に、連結用Uボルト6を雨量計設置台本体2を構成するタンクの下側から穴5、5に挿通して立ち上がらせる。次に、該連結用Uボルト6の上端側を支持基板8に穿設した連結用Uボルトの挿通孔8Aに挿通し、該支持基板8の上面側から該連結用Uボルト6の雄ねじに夫々ナット7、7を螺合し、締め付けるものである。これにより支持基板8に頭部を下にして垂直に固定される、雨量計の支持脚に連結する連結ボルト9は、雨量計設置台本体2の上部に垂直に固定されることになるものである。そして、この状態において連結ボルト9の上端部に上ナット11と下ナット12をもって雨量計14の支持脚14Aを連結するものである。
1 雨量計設置台
2 雨量計設置台本体
5、5 穴
6 連結用Uボルト
7、7 ナット
8 支持基板
8A 連結用Uボルトの挿通孔
8B 連結ボルトの挿通孔
9 連結ボルト
10 ナット
11 上ナット
12 下ナット
13 弾性板
2 雨量計設置台本体
5、5 穴
6 連結用Uボルト
7、7 ナット
8 支持基板
8A 連結用Uボルトの挿通孔
8B 連結ボルトの挿通孔
9 連結ボルト
10 ナット
11 上ナット
12 下ナット
13 弾性板
Claims (4)
- 所定量の水又は砂を充填するタンクからなる雨量計設置台本体と、該雨量計設置台本体の上部中央から立ち上がる連結ボルトと該連結ボルトに螺合したナットとをもって該雨量計設置台本体の上部に水平に保持される支持基板と、該支持基板に頭部を下にして垂直に固定される、雨量計の支持脚に連結する連結ボルトと、該連結ボルトの上端部に螺合される上ナット及び下ナットとからなることを特徴とする雨量計設置台。
- 前記タンクがポリタンクである請求項1記載の雨量計設置台。
- 前記雨量計設置台本体の上部中央から立ち上がる連結ボルトがUボルトである請求項1又は2記載の雨量計設置台。
- 前記雨量計設置台本体の上面と前記支持基板の下面との間における、前記雨量計の支持脚に連結する連結ボルトの位置に、該連結ボルトの頭部が載る所定の厚みを有する弾性板を配設してなる請求項1、2又は3記載の雨量計設置台。
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