JP3205727B2 - 心理状態分析装置 - Google Patents

心理状態分析装置

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JP3205727B2
JP3205727B2 JP09001398A JP9001398A JP3205727B2 JP 3205727 B2 JP3205727 B2 JP 3205727B2 JP 09001398 A JP09001398 A JP 09001398A JP 9001398 A JP9001398 A JP 9001398A JP 3205727 B2 JP3205727 B2 JP 3205727B2
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輝幸 小松
光子 大守
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有限会社イソップ
大守 伸次
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被験者が設定画面
上に配置した所定形状のオブジェクトの位置、およびこ
のオブジェクトに被験者が着色した色から、被験者の心
理状態を分析する心理状態分析装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】
【0003】心理分析方法には、図6に示すように、矩
形の平面100に、6つの領域101〜106を配置す
ると、この平面100を見た被験者は自然に、領域10
1には「理想」、「目標」または「願望」をイメージ
し、領域102には「内省の投影」または「欲求」をイ
メージし、領域103には「現在の自分」または「現実
の自分」をイメージし、領域104には「周囲への気持
ち」、「外向的な部分」または「エネルギー感」をイメ
ージし、領域105には「自分への原点」、「過去への
思い」または「感受性の源泉」をイメージし、領域10
6には「現実対応力」または「周囲との関係」をイメー
ジする、ということを用いるものがある。また、通常、
矩形の平面100の左上部110には「意識的に内向す
る心の動き」、右上部111には「外へと向かう意識的
な心の動き」、右下部112には「外に対する無意識な
心の動き」、左下部113には「無意識に内向する心の
動き」が反映される。そこで、被験者に、例えば、外枠
のみで着色されていない6つの領域101〜106が配
置された矩形の用紙を与え、この領域101〜106に
着色させると、各領域に付された色から、被験者の現
在、未来および過去に対する心理状態を把握することが
できる。
【0004】また、矩形の平面100と同様に、図7に
示すように、矩形の平面120では、左上角部121は
「大気」、「光:宇宙からの流入」、「無・空虚」、
「憧憬」または「欲求」の象徴、中央上端部122は
「精神」、「超感覚・神性」または「意識」の象徴、右
上角部123は「火」、「至高の場所」、「目標」、
「終末」または「死」の象徴、左中央端部124は「母
親」、「過去」または「内向」の象徴、右中央端部12
5は「父親」、「未来」または「外向」の象徴、左下角
部126は「発端」、「出生」、「起源」または「水」
の象徴、中央下端部127は「物質」、「下意識・無意
識」または「集合的意識」の象徴、右下角部は「物
質」、「洞窟」、「堕落」または「悪魔」の象徴である
という理論がある。この理論においても、左上部130
は「受動性の領域」、右上部131は「生への能動性の
領域」、右下部132は「衝動・本能」、左下部133
は「幼児期への固着」が反映される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような理論に基づ
き、矩形の平面を用いて被験者の心理状態を分析するこ
とが可能であるが、分析方法としては矩形の平面として
用紙を用意して行うようなものしかなかった。しかし、
例えば、用紙上に被験者にクレパス等で着色させたり、
矩形の平面上に描いた図形を移動させたりする場合、着
色のし直し、図形の描き直しといった作業は困難であっ
た。
【0006】また、用紙を使用して心理状態を分析する
場合、着色された用紙等から被験者の心理状態を分析す
るのは専門家であるため、被験者が一人で気軽に心理テ
ストを体験することはできなかった。
【0007】そこで本発明は、オブジェクトの移動や色
の塗り直しといった作業を簡単にして、心理状態を自動
分析する心理状態分析装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の心理状態分析装置は、設定画面と、1つ以
上の心理状態の象徴を前記設定画面上に割り当てる割り
当て手段と、前記象徴からの距離および色に対応した心
理状態を示す文字または図形を記憶する記憶手段と、前
記設定画面上に被験者が配置した所定形状のオブジェク
トから前記各象徴までの距離を測定し、前記オブジェク
トに被験者が着色した色を判別し、この測定した距離お
よびこの判別した色に基づき前記記憶手段の文字または
図形を選別して出力する心理状態分析手段とを備える。
【0009】この構成によれば、被験者は設定画面にオ
ブジェクトを配置して着色すればよいので、用紙上にク
レパス等で着色する場合に比べて、オブジェクトの移動
および着色のし直し等の作業が容易である。また、心理
状態分析手段が、オブジェクトから象徴までの距離およ
び着色された色に基づき心理状態を示す文字等を出力す
るので、正確かつ迅速な心理状態の自動分析を行うこと
ができる。
【0010】本発明の心理状態分析装置の好ましい実施
形態では、さらに、被験者が着色した前記色および被験
者が配置した前記オブジェクトの配置に基づき被験者の
イメージを現すイメージカラーを決定するイメージカラ
ー決定手段を備える。ここでイメージとは、人格または
人柄などをいう。この構成によれば、イメージカラー決
定手段で容易に被験者のイメージカラーを決定し、出力
することができる。また、色が出力されるので、被験者
の視覚に強く訴えることとなる。
【0011】本発明の心理状態分析装置の好ましい実施
形態では、さらに、被験者が着色した前記色および被験
者が配置した前記オブジェクトの配置に基づき被験者に
アクセントを付ける被験者のアクセントカラーを決定す
るアクセントカラー決定手段を備える。ここで、アクセ
ントを付けるとは、被験者のイメージをより一層引き立
たせることをいい、アクセントカラーは、そのために被
験者が服装や携帯品等に採用すればよいと思われる色で
ある。この構成によれば、アクセントカラー決定手段で
容易に被験者のアクセントカラーを決定し、出力するこ
とができる。また、色が出力されるので、被験者の視覚
に強く訴え、被験者にとっては、今後服装や携帯品等に
採用することが好ましい色を一目で理解できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。図1には、本発明の実施形態にか
かる心理状態分析装置を示す。心理状態分析装置1は、
CRTまたは液晶ディスプレー等からなる表示手段3
と、マウスおよびキーボード等からなる入力手段4とを
備える。表示手段3は設定画面2を有し、被験者は設定
画面2に表示される文字や図形を見ながら、入力手段4
を操作して、設定画面2に設定を行う。心理状態分析装
置1は、また、カラープリンタのような印刷手段5を備
え、心理状態の分析結果を表示手段3だけでなく、印刷
手段5からも出力することができる。
【0013】心理状態分析装置1は、さらに、割り当て
手段6を備える。割り当て手段6は、図2に示すよう
に、設定画面2上に心理状態の象徴S1〜S9を割り当
てる。象徴S1〜S9は、図6の矩形平面100におけ
るイメージ、および図7の矩形平面120の各部分の象
徴121〜128を基礎とするものであり、図6の矩形
平面100において、矩形の平面空間の中央は被験者の
現在の自分のイメージを連想することから、設定画面2
上の中心部には、被験者の「現在」を象徴する象徴S1
を割り当てる。図7の矩形平面120の各部分の象徴1
21〜128に従うと、平面空間の左上は憧憬または欲
求などを連想することから、設定画面2上の左上の角部
には、被験者の「欲求」を象徴する象徴S2を割り当て
る。同様に、被験者の「意識」を象徴する象徴S3、被
験者の「目標」を象徴する象徴S4、被験者の「過去」
を象徴する象徴S5、被験者の「未来」を象徴する象徴
S6、被験者の「幼児期」を象徴する象徴S7、被験者
の「無意識」を象徴する象徴S8、被験者の「本能」を
象徴する象徴S9をそれぞれ設定画面2上に割り当て
る。これらの設定画面2上に割り当てた象徴S1〜S9
は設定画面2には表示しないので、被験者は設定画面に
象徴S1〜S9が割り当てられていることを知ることな
く、設定画面2に設定を行うことができる。
【0014】割り当て手段6は、また、設定画面2上
に、各象徴S2〜S9のそれぞれについて、象徴S2〜
S9から特定の距離の位置を結ぶ線を割り当てる。例え
ば、象徴S2から第1の距離の位置を結ぶ線は、1点鎖
線で示す円弧A2nである。次に、この円弧A2nの外
側に、象徴S2から第2の距離の位置を結ぶ2点鎖線で
示す円弧A2mを割り当てる。この円弧A2mは、円弧
A2nと設定画面2の左枠線21および上枠線22およ
び円弧A2mとが囲む領域R2mの面積が、円弧A2n
と設定画面2の左枠線21および上枠線22とが囲む領
域R2nと等しくなるように割り当てた線である。領域
R2nは、象徴S2からの距離が小さいため、象徴S2
が象徴する「欲求」が強い位置と判断でき、領域R2m
は象徴S2からの距離が領域R1nよりも大きいため、
欲求がある位置と判断でき、領域R2mの外側、つまり
象徴S2から離れている位置は、欲求が薄い位置と判断
できる。
【0015】象徴S3〜S9についても同様に、領域R
2n,R2mと等しい面積となる領域R3n,R3m,
R4n,R4m,R5n,R5m,R6n,R6m,R
7n,R7m,R8n,R8m,R9n,R9mを画定
する円弧A3n,A3m,A4n,A4m,A5n,A
5m,A6n,A6m,A7n,A7m,A8n,A8
m,A9n,A9mを設定画面2上に割り当てる。尚、
被験者の「現在」を象徴する象徴1については、強さの
判断の対象としないため、象徴1から特定の距離の位置
を結ぶ線は割り当てない。
【0016】図1の記憶手段7は、このように、各象徴
からの距離によって判断できる各象徴S2〜S9の強
さ、およびその位置における色に対応した心理状態を示
す文字または図形を記憶している。色に対応した心理状
態とは、赤に近い暖色系は積極的な心理を反映すること
が多く、青に近い寒色系は、保守的な心理を反映するこ
とが多いので、象徴S2〜S9までに色を対応させる
と、各象徴についての心理状態が反映されることにな
る。例えば、「意識」を象徴する象徴S3からの距離が
小さい領域R3n(図2)における青色は、「意識」に
対する保守的な心理が反映されているので、「自己を冷
静に見つめ、何事に対してもじっくり取り組もうとする
姿勢がみられます。あやふやな言動をとることも無く、
強い意志を持って計画的に行動できる人です。」という
コメントを記憶手段6が記憶している。
【0017】各象徴からの距離が大きい場合は、各象徴
へのこだわり等が薄いことを意味するので、色には対応
させずに、例えば、象徴S2からの距離が大きい領域、
つまり領域R2nおよび領域R2m以外は、「自分自身
の中へ深く内向してゆくようなことがありません。いつ
までも悩み続けて、くよくよ考えこむことも無いでしょ
う。」というコメントを記憶手段6が記憶している。
【0018】図3に示すように、記憶手段7は、象徴S
2から象徴S9の各象徴ごとに、各象徴からの距離およ
び色に応じて各コメントを記憶している。象徴からの距
離が小さい場合、または距離が中間、つまり小さくもな
く大きくもない場合は、色に応じて各コメントを用意し
ている。しかし、象徴からの距離が大きい場合は、色に
は対応させずに一つのコメントのみを用意している。本
実施形態においては、8(象徴数)×(12(色の種
類)×1(距離が小さい場合)+12(色の種類)×1
(距離が中間の場合)+1(距離が大きい場合))=2
00種類のコメントを記憶している。
【0019】本実施形態では象徴からの距離を小さい、
中間、大きいの3段階に区分しているが、さらに細分化
してもよい。また、逆に、小さい、大きいの2段階に区
分してもよい。本実施形態では記憶手段6は、象徴、象
徴からの距離および色に対応したコメントを、心理を反
映するものとして記憶しているが、心理を反映するもの
として図形などを記憶してもよい。
【0020】次に、被験者の心理状態を分析する方法を
説明する。図4(a)に示すように、心理状態分析装置
1(図1)の表示手段3の被験者が設定を行う前の設定
画面2には、着色されていない風船の形をした6つのオ
ブジェクトO1〜O6が表示されている。表示手段3に
は、また、赤、橙、黄、緑、青、水色、紫、桃色、灰
色、茶、白および黒色の12個の着色用ボタン11と、
分析ボタン12と、印刷ボタン13と、その他の操作ボ
タン14が表示されている。
【0021】被験者は、例えば、入力手段4(図1)の
マウスを操作して、各オブジェクトO1〜O6を設定画
面2上のあらゆる位置に移動させることができる。具体
的には、設定画面2上の移動させたいオブジェクトにマ
ウスポインタを移動し、マウスボタンをクリックして選
択し、マウスボタンを押したままマウスを移動するマウ
スのドラッグによってそのオブジェクトを設定画面2上
で移動させる。また、被験者は、着色用ボタン11をマ
ウスで選択して、各オブジェクトO1〜O6の楕円形の
内部をそれぞれ着色することができる。具体的には、着
色または色を変更したいオブジェクトにマウスポインタ
を移動し、マウスボタンをクリックして選択し、その次
に着色用ボタン11中の一色にマウスポインタを移動
し、マウスボタンをクリックして色を選択する。この操
作によって、選択されたオブジェクトはの内部は選択さ
れた色に着色される。このオブジェクトO1〜O6の移
動および着色は、マウスの操作のみなので、コンピュー
タ操作ができる被験者であれば、容易に行うことができ
る。被験者は同様の操作を繰り返すことで、何回でも各
オブジェクトO1〜O6を移動させて位置を変更するこ
とができる。また、何回でも各オブジェクトO1〜O6
を着色し直すことができる。以上の操作で、設定画面2
の状態、すなわちオブジェクトO1〜O6の配置および
色を被験者が決定すると、被験者は分析ボタン12をマ
ウス操作で選択入力する。
【0022】分析ボタン12が選択入力されると、心理
状態分析装置1の心理分析手段8(図1)は、割り当て
手段6が設定画面2上に割り当てた各象徴S2〜S9と
被験者が配置した各オブジェクトの中心との距離を測定
し、この距離が最小であるオブジェクトの色を判別す
る。例えば、図4(b)の設定画面2では、象徴S2に
一番近いオブジェクトO1が領域R2n内に配置されて
着色された色が青色であれば、心理分析手段8は、図3
の記憶手段7から、象徴=象徴S2、象徴からの距離=
小さい、色=青に該当するコメントを検索して、第5の
コメントを選別する。象徴S3に一番近いオブジェクト
O2が領域R3m内に配置されて色が赤色であれば、心
理分析手段8は、図3の記憶手段7から、象徴=象徴S
3、象徴からの距離=中間、色=赤のコメントを選別す
る。象徴S4に一番近いオブジェクトが領域R4nまた
は領域R4mに配置されていない場合は、心理分析手段
8は、図3の記憶手段7から、象徴=象徴S4、象徴か
らの距離=大きいに該当するコメントを選別する。
【0023】以上の方法で、心理分析手段8は、各象徴
S2〜S9に対応するコメントを図3の記憶手段7から
選別して、表示手段3に表示して出力する。被験者が図
4(b)の設定画面2の状態を決定した時に、分析ボタ
ン12の代わりに印刷ボタン13をマウス操作で選択入
力すると、心理分析手段8は分析ボタン12が選択入力
された場合と同様にコメントを選別するが、表示手段3
に表示する代わりに印字手段5で印字して出力する。こ
のように、心理分析手段8がオブジェクトO1〜O6か
ら象徴S2〜S9までの距離およびオブジェクトO1〜
O6に着色された色に基づき心理状態を示すコメントを
出力するので、正確かつ迅速な心理状態の自動分析が実
行される。
【0024】次に、イメージカラー決定手段9(図1)
によるイメージカラーの決定方法について説明する。図
5の設定画面2の状態で被験者がオブジェクトO1〜O
6の配置および色を決定して分析ボタン13(図4
(b))を選択入力すると、イメージカラー決定手段9
は、各オブジェクトの着色された色、および位置を判断
して、イメージカラーを各オブジェクト毎に決定する。
オブジェクトの位置は、心理分析手段8と同様に、オブ
ジェクトの中心で判断する。イメージカラーを決定する
には、色の心理的三属性である色相、彩度および明度を
以下の方法で決定する。
【0025】まず、各オブジェクトのイメージカラーの
色相は、各オブジェクト毎の色相である。イメージカラ
ーの彩度は、図6の右上部111の「外へと向かう意識
的な心の動き」、および右下部112の「外に対する無
意識な心の動き」、つまり「外向」の領域であるR2お
よびR4に関連しているので、設定画面2の右半分の領
域R2およびR4に含まれるオブジェクトの比率で現す
ことができる。但し、領域R2およびR4に含まれるオ
ブジェクト数が0個の場合は彩度=0%、オブジェクト
数が6個の場合は彩度=100%となり、あざやか色ま
たは鈍い色となるので、オブジェクト数が0個の場合は
彩度=5.0%、オブジェクト数が6個の場合は彩度=
95.0%とし、オブジェクト数が1個の場合は彩度=
16.7%、2個の場合は33.3%、3個の場合は5
0.0%、4個の場合は66.7%、5個の場合は8
3.3%である。このように、6つのオブジェクトのイ
メージカラーが決定されるので、6つのオブジェクトか
ら決定されるイメージカラーの彩度は、全て等しい。図
5の場合、領域R2およびR4に含まれるオブジェクト
の比率は50.0%であり、6つのイメージカラーの彩
度は全て50.0%である。
【0026】イメージカラーの明度は、図6の左上部1
10の「意識的に内向する心の動き」、および右上部1
11の「外へと向かう意識的な心の動き」、つまり「意
識」の領域であるR1およびR2に関連しているので、
設定画面2の上半分の領域R1およびR2に含まれるオ
ブジェクトの比率で現すことができる。但し、領域R1
およびR2に含まれるオブジェクト数が0個の場合は明
度=0%、オブジェクト数が6個の場合は明度=100
%となり、白または黒となるので、オブジェクト数が0
個の場合は明度=5.0%、オブジェクト数が6個の場
合は明度=95.0%とし、オブジェクト数が1個の場
合は明度=16.7%、2個の場合は33.3%、3個
の場合は50.0%、4個の場合は66.7%、5個の
場合は83.3%である。このように、6つのオブジェ
クトのイメージカラーが決定されるので、6つのオブジ
ェクトから決定されるイメージカラーの明度は、全て等
しい。図5の場合、領域R1およびR2に含まれるオブ
ジェクトの比率は66.7%であり、6つのイメージカ
ラーの明度は全て66.7%である。
【0027】以上の方法で、イメージカラー決定手段9
は、色相、彩度および明度の色の心理的三属性からオブ
ジェクト数に対応するイメージカラーを決定し、上述の
心理分析手段が選択したコメントとともに、表示手段3
に表示して出力する。被験者が図4(b)の設定画面2
の状態を決定した時に、分析ボタン12の代わりに印刷
ボタン13をマウス操作で選択入力すると、イメージカ
ラー決定手段9は分析ボタン12が選択入力された場合
と同様にイメージカラーを決定するが、表示手段3に表
示する代わりに印字手段5で印字して出力する。
【0028】このように、イメージカラー決定手段9が
イメージカラーを自動的に決定するので、容易に被験者
の人格または人柄を現すイメージカラーが決定される。
また、表示手段3または印字手段5にカラーで表示また
は印字されると、被験者の視覚に強く訴えることにな
る。
【0029】次に、アクセントカラー決定手段によるア
クセントカラーの決定方法について説明する。アクセン
トカラーは、イメージカラーと同様にオブジェクト数だ
け決定し、本実施形態では6つのアクセントカラーを決
定する。アクセントカラー決定手段10(図1)は、イ
メージカラー決定手段9が求めたイメージカラーの色
相、明度および彩度からアクセントカラーを決定する。
アクセントカラーは、被験者のイメージをより一層引き
立たせるために、被験者が服装や携帯品等に採用すれば
よいと思われる色であり、本実施形態では、イメージカ
ラーを中和する色として位置付け、以下の方法で求め
る。
【0030】アクセントカラーの色相は、0〜360°
の色相環において、イメージカラーの色相の補色、つま
りイメージカラーの色相+180°であり、例えば、イ
メージカラーの色相が赤であれば、アクセントカラーの
色相は青緑である。アクセントカラーの彩度は、100
%−イメージカラーの彩度である。したがって、例え
ば、イメージカラーが鮮やかであれば、アクセントカラ
ーは鈍くなる。アクセントカラーの明度は、100%−
イメージカラーの明度である。したがって、例えば、イ
メージカラーが明るい色であれば、アクセントカラーは
暗い色となる。
【0031】以上の方法で、アクセントカラー決定手段
10は、オブジェクト数に対応するアクセントカラーを
決定し、上述の心理分析手段8が選択したコメントおよ
びイメージカラー決定手段9が決定したイメージカラー
とともに、表示手段3に表示して出力する。被験者が図
4(b)の設定画面2の状態を決定した時に、分析ボタ
ン12の代わりに印刷ボタン13をマウス操作で選択入
力すると、アクセントカラー決定手段10は分析ボタン
12が選択入力された場合と同様にアクセントカラーを
決定するが、表示手段3に表示する代わりに印字手段5
で印字して出力する。
【0032】このように、アクセントカラー決定手段1
0がアクセントカラーをイメージカラーから自動的に決
定するので、容易に被験者のイメージをより一層引き立
たせるアクセントカラーが決定される。また、表示手段
3または印字手段5にカラーで表示または印字される
と、被験者の視覚に強く訴え、被験者は今後、服装や携
帯品等に採用することが好ましい色を一目で理解するこ
とができる。
【0033】本実施形態の心理状態分析装置は、被験者
が図4(b)の設定画面2の状態を決定した時に、設定
画面2の状態を保存することが可能である。したがっ
て、設定画面2の状態を一旦保存しておいて、後日、設
定画面2の状態を変更することができる。また、設定画
面2の状態は、被験者毎に保存できるので、多数の被験
者が一つの心理状態分析装置を共有することができる。
【0034】本実施形態では、オブジェクトは風船の形
の楕円形状としたが、円形状等でもよく、所定の形状で
あればいかなる形状でもよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明の心理状態分析装
置によれば、被験者は設定画面にオブジェクトを配置し
て着色すればよいので、用紙上にクレパス等で着色する
場合に比べて、オブジェクトの移動および着色のし直し
等の作業が容易である。また、心理状態分析手段が、オ
ブジェクトから象徴までの距離および着色された色に基
づき心理状態を示す文字等を出力するので、正確かつ迅
速な心理状態の自動分析を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる心理状態分析装置を
示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる心理状態分析装置の
設定画面に象徴を割り当てた状態を示す図である。
【図3】本発明の実施形態にかかる心理状態分析装置の
記憶手段を示す図である。
【図4】(a)は本発明の実施形態にかかる心理状態分
析装置の表示手段の設定前の状態の一例を示す図であ
り、(b)は本発明の実施形態にかかる心理状態分析装
置の表示手段の設定後の状態の一例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態にかかる心理状態分析装置の
設定画面の一例を示す図である。
【図6】本発明の基礎である矩形平面のイメージを示す
図である。
【図7】本発明の基礎である矩形平面の象徴を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…心理状態分析装置、2…設定画面、6…割り当て手
段、7…記憶手段、8…心理分析手段、9…イメージカ
ラー決定手段、10…アクセントカラー決定手段、O1
〜O6…オブジェクト、S1〜S9…象徴。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−336041(JP,A) 特開 昭56−116446(JP,A) 特開 平4−9144(JP,A) 実開 平5−63507(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/16 A61B 10/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定画面と、 1つ以上の心理状態の象徴を前記設定画面上に割り当て
    る割り当て手段と、 前記象徴からの距離および色に対応した心理状態を示す
    文字または図形を記憶する記憶手段と、 前記設定画面上に被験者が配置した所定形状のオブジェ
    クトから前記各象徴までの距離を測定し、前記オブジェ
    クトに被験者が着色した色を判別し、この測定した距離
    およびこの判別した色に基づき前記記憶手段の文字また
    は図形を選別して出力する心理状態分析手段とを備えた
    心理状態分析装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、さらに、被験者が着
    色した前記色および被験者が配置した前記オブジェクト
    の配置に基づき被験者のイメージを現すイメージカラー
    を決定して出力するイメージカラー決定手段を備えた心
    理状態分析装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、さらに、被
    験者が着色した前記色および被験者が配置した前記オブ
    ジェクトの配置に基づき被験者にアクセントを付ける被
    験者のアクセントカラーを決定して出力するアクセント
    カラー決定手段を備えた心理状態分析装置。
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