JP2005091005A - 色評価装置 - Google Patents

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Hiromi Takahashi
裕美 高橋
Fumie Chiyuuzai
史江 中財
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Abstract

【課題】 特定の色領域ごとの個別評価を行うことができる統計結果を得る。
【解決手段】 色特性比較評価の対象となる画像出力装置10,20に、画像データ提供手段110から画像データを与え、N個の評価色を含むカラーチャート11,21を出力させる。両チャート11,21上の各評価色の出力結果を測色手段120で測定し、対応する各評価色についての色差を色差演算手段130で計算する。特定色選択手段140は、カラーチャート11上のN個の評価色の出力結果の中から、オペレータの指示により決定された選択基準に合致するM個(1<M<N)の評価色を特定色として選択する。色差統計手段150は、M個の特定色について求めた色差について統計処理を施し、その結果が、評価結果提示手段160より出力される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、色評価装置に関し、特に、印刷機による印刷結果、プリンタによるプリント結果、カラーモニタによる表示結果などについての色を客観的に評価するための装置に関する。
デジタルカラー画像を取り扱うデバイスは、印刷機、プリンタ、カラーモニタと多岐にわたっているが、個々のデバイスごとにそれぞれ色再現性が異なるため、同一の色データを用いても、実際の出力結果として得られる色は、デバイスごとにそれぞれ異なってしまう。そこで、複数のデバイスによって出力された色をできるだけ一致させるため、様々なカラーマッチングの手法が提案されており、個々のデバイス内で色修正処理が実施されている。
このようなカラーマッチングの手法に役立てるために、複数のデバイス間の色再現性を比較評価する機能をもった色評価装置が利用されている。たとえば、下記の特許文献1には、複数の評価色を含むカラーチャートを複数のデバイスによって出力し、対応する評価色の出力結果から両者の色差を測定し、これを色差分布チャートとして提示する色評価装置が開示されている。色差の測定対象となる評価色を含むカラーチャートとしては、ISO12642(1996)に規定されたチャートなどが利用されている。
特開2003−14544号公報
上述したように、同一のカラーチャートを複数のデバイスを用いて出力させ、得られた出力結果を相互に比較することにより、両デバイスの色差に関する評価を行う色評価装置は従来から利用されている。しかしながら、従来の色評価装置は、全色領域に関する総合的な評価結果を提示することに主眼がおかれているため、特定の色領域についての個別評価を行うことができないという問題がある。
たとえば、肌色領域、赤色領域、緑色領域、青色領域など個別の色領域についての色再現性の比較評価や、特定の明度をもったグレイ領域についての色再現性の比較評価は、人間の記憶色と強く関係していると考えられており、複数のデバイスについて、これら特定の色領域についての色の違いを評価することは非常に重要である。しかしながら、従来の一般的な色評価装置では、このような特定の色領域ごとの評価を行うことができず、特定の色領域ごとの色の相違を解析する上では、十分な情報を得ることができなかった。
そこで本発明は、特定の色領域ごとの個別評価を行うことができる色評価装置を提供することを目的とする。
(1) 本発明の第1の態様は、第1の画像出力装置と第2の画像出力装置とについて、色に関する出力結果を比較評価する色評価装置において、
複数N個の評価色を含むカラーチャートを出力するためのカラーチャート用画像データを、第1の画像出力装置および第2の画像出力装置に提供することにより、それぞれ第1のカラーチャートおよび第2のカラーチャートを出力させる画像データ提供手段と、
出力された第1のカラーチャートおよび第2のカラーチャートについて、各評価色の出力結果を測定する測色手段と、
オペレータの指示入力により決定された所定の選択基準と測色手段による測定結果とを比較し、第1のカラーチャート上のN個の評価色の出力結果の中から選択基準に合致するM個(1<M<N)の評価色を特定色として選択する特定色選択手段と、
少なくともM個の特定色について、第1のカラーチャート上での出力結果と第2のカラーチャート上での出力結果とを比較し、両者の色差を数値として求める色差演算手段と、
M個の特定色について求めた色差について統計処理を施す色差統計手段と、
この統計処理の結果を、選択基準を示す情報とともに提示する評価結果提示手段と、
を設けるようにしたものである。
(2) 本発明の第2の態様は、上述の第1の態様に係る色評価装置において、
測色手段として、印刷機による印刷結果、プリンタによるプリント結果、もしくはカラーモニタによる表示結果に対して測定を行うことができる分光光度計を用いるようにしたものである。
(3) 本発明の第3の態様は、上述の第1または第2の態様に係る色評価装置において、
特定色選択手段が、N個の評価色の中からM個の評価色を選択するための複数L通りの選択基準を予め記憶しており、オペレータの指示入力に基づき、このL通りの選択基準の中の所定の選択基準を採用することにより、特定色の選択を行うようにしたものである。
(4) 本発明の第4の態様は、上述の第3の態様に係る色評価装置において、
特定色選択手段が、所定の数値パラメータを必要とする選択基準を記憶しており、オペレータの指示入力に基づき、当該数値パラメータの値を決定するようにしたものである。
(5) 本発明の第5の態様は、上述の第4の態様に係る色評価装置において、
数値パラメータとして、明度、彩度、もしくは色相の範囲を示すパラメータを用いるようにしたものである。
(6) 本発明の第6の態様は、上述の第3の態様に係る色評価装置において、
特定色選択手段が、肌色、グレイ、赤色、緑色、もしくは青色に属する評価色を選択するようにしたものである。
(7) 本発明の第7の態様は、上述の第3の態様に係る色評価装置において、
特定色選択手段が、第1の画像出力装置の色再現範囲を示す情報と第2の画像出力装置の色再現範囲を示す情報とを入力する機能を有し、第1の画像出力装置の色再現範囲のうち、第2の画像出力装置の色再現範囲に含まれる部分の色を選択する選択基準に基づいて特定色の選択を行うようにしたものである。
(8) 本発明の第8の態様は、上述の第3の態様に係る色評価装置において、
特定色選択手段が、第1の画像出力装置の色再現範囲を示す情報と第2の画像出力装置の色再現範囲を示す情報とを入力する機能を有し、第1の画像出力装置の色再現範囲のうち、第2の画像出力装置の色再現範囲に含まれない部分の色を選択する選択基準に基づいて特定色の選択を行うようにしたものである。
(9) 本発明の第9の態様は、上述の第3〜第8の態様に係る色評価装置において、
特定色選択手段が、予め記憶している複数の選択基準の論理積もしくは論理和またはその組み合わせによって定義される選択基準に基づいて特定色の選択を行うようにしたものである。
(10) 本発明の第10の態様は、上述の第1〜第9の態様に係る色評価装置において、
特定色選択手段が、複数K組の選択基準に基づいて、K組の特定色を選択する機能を有し、色差統計手段が、このK組の特定色ごとに、それぞれ統計処理を施す機能を有するようにしたものである。
(11) 本発明の第11の態様は、上述の第1〜第10の態様に係る色評価装置において、
色差演算手段が、第1のカラーチャート上での出力結果として得られる色と、第2のカラーチャート上での出力結果として得られる色と、についての所定の色空間上でのユークリッド距離を、色差を示す数値として求めるようにしたものである。
(12) 本発明の第12の態様は、上述の第1〜第11の態様に係る色評価装置において、
色差統計手段が、M個の特定色についてそれぞれ求めた色差の平均値、最大値、もしくは標準偏差を求める統計処理を行い、その結果を評価結果提示手段により提示させるようにしたものである。
(13) 本発明の第13の態様は、上述の第12の態様に係る色評価装置において、
色差統計手段が、M/Nの値を求める統計処理を行い、その結果を評価結果提示手段により提示させるようにしたものである。
(14) 本発明の第14の態様は、上述の第1〜第13の態様に係る色評価装置において、
評価結果提示手段が、N個の評価色についての色差をカラーチャート上の対応位置に表示した色差分布チャートを提示する機能を更に有するようにしたものである。
(15) 本発明の第15の態様は、上述の第14の態様に係る色評価装置において、
色差の値をその大きさに応じて複数のグループに分け、個々のグループごとにそれぞれ異なる表示態様で色差の表示が行われるようにしたものである。
(16) 本発明の第16の態様は、上述の第14または第15の態様に係る色評価装置において、
特定色については、特定色以外の評価色とは異なる表示態様で色差の表示が行われるようにしたものである。
(17) 本発明の第17の態様は、上述の第14または第15の態様に係る色評価装置において、
特定色についてのみ色差の表示を行うようにしたものである。
(18) 本発明の第18の態様は、上述の第1〜第17の態様に係る色評価装置の構成要素となる特定色選択手段、色差演算手段、色差統計手段、評価結果提示手段により、測色結果解析装置を構成するようにしたものである。
(19) 本発明の第19の態様は、上述の第18の態様に係る測色結果解析装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムを用意し、このプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して配付できるようにしたものである。
本発明の色評価装置によれば、特定色の選択を行うことにより、当該特定色に関する個別の統計評価が可能になるので、必要に応じて、特定の色領域ごとの個別評価を行うことができるようになる。
以下、本発明を図示する実施形態に基づいて説明する。
<<< §1.基本的な実施形態 >>>
図1は、本発明の一実施形態に係る色評価装置の基本構成を示すブロック図である。図に一点鎖線で囲って示す部分が、本発明に係る色評価装置100であり、第1の画像出力装置10と第2の画像出力装置20とについて、色に関する出力結果を比較評価する機能を有する。各画像出力装置10,20は、たとえば、印刷機、プリンタ、カラーモニタなどのデジタルデバイスである。図示のとおり、この色評価装置100は、画像データ提供手段110、測色手段120、色差演算手段130、特定色選択手段140、色差統計手段150、評価結果提示手段160の各構成要素からなる。
画像データ提供手段110は、複数N個の評価色を含むカラーチャートを出力するためのカラーチャート用画像データを、第1の画像出力装置10および第2の画像出力装置20に提供することにより、それぞれ第1のカラーチャート11および第2のカラーチャート21を出力させる機能をもった構成要素である。図2は、このようにして出力されたカラーチャートの一例を示す平面図である。図示の例は、正方形状のセルを7x10に配列した合計70個のセルから構成されるカラーチャートであり、1つのセルに1つの評価色が割り当てられている(すなわち、N=70)。もっとも、この図2に示す例は、図示の便宜上、N=70という比較的少ない評価色を含む例を示したものであり、実用上は、より多数の評価色を含むカラーチャートを利用するのが好ましい。具体的には、たとえば、ISO12642(1996)に規定されたカラーチャートには、928個の評価色が含まれている(すなわち、N=928)。
図2に示すカラーチャートでは、近似色が隣接セルに集まるような色配置がなされており、たとえば、1行目のセルの大部分は赤系統の色が配置されており、同様に、2〜7行目のセルの大部分には、それぞれ図示のとおり各色系統の色が配置されている。また、右上部分には肌色系統の色が配置され、右下部分にはグレイ系統の色が配置されている。本発明で利用するカラーチャートは、必ずしも近似色が隣接セルに集まるような色配置にする必要はないが、実用上は、そのような色配置をもつカラーチャートを利用するのが好ましい。前掲のISO12642(1996)に規定されたカラーチャートにおいても、近似色が隣接セルに集まるような色配置が採られている。
画像データ提供手段110は、上述したとおり、このようなカラーチャートを出力するためのカラーチャート用画像データを提供する機能を有している。この画像データ上では、個々の評価色は、複数の原色の階調値の組み合わせとして表現されることになる。たとえば、画像出力装置としてカラーモニタを用いる場合は、RGBの三原色の階調値の組み合わせとして個々の評価色が表現された画像データが提供され、画像出力装置として印刷機やプリンタを用いる場合は、CMYの三原色にKを加えた4色の階調値の組み合わせとして個々の評価色が表現された画像データが提供される。
第1の画像出力装置10および第2の画像出力装置20は、画像データ提供手段110から与えられた画像データに基づいて、それぞれ第1のカラーチャート11および第2のカラーチャート21を出力する。各画像出力装置10,20がカラーモニタの場合、これらカラーチャート11,21はディスプレイ画面上の表示として出力されることになり、各画像出力装置10,20が印刷機やプリンタの場合、これらカラーチャート11,12は紙面上の印刷物として出力されることになる。
ここで、同一の評価色については、画像データ提供手段110から同一の色を示す画像データが提供されているにもかかわらず、各デバイスの色再現性の相違により、第1のカラーチャート11上に出力された色と第2のカラーチャート21上に出力された色の間には、色の違いが生じてしまうことになる。具体的には、カラーモニタの場合は、各画素の発色特性の相違やグラフィック処理回路の処理特性の相違により、出力結果にデバイス固有の色特性が生じることになり、印刷機やプリンタの場合は、用いるインキの色や印字ヘッド制御回路の制御特性の相違により、出力結果にデバイス固有の色特性が生じることになる。本発明に係る色評価装置は、このような個々のデバイスごとの色の違いを比較評価するための装置である。また、このように、デバイスごとに色が異なるため、ICCプロファイルによるカラーマッチング技術など、デバイスごとの色を合わせる技術も種々提案されている。このようなカラーマッチング技術を利用すれば、両者の出力色を近づけることが可能であるが、各デバイス固有の色再現範囲、ICCプロファイルの精度、色変換モジュールの種類などによって、その効果は様々である。本発明に係る色評価装置は、用いたカラーマッチング技術の効果を評価するためにも利用することができる。
測色手段120は、第1のカラーチャート11および第2のカラーチャート21について、各評価色の出力結果を測定する機能をもった構成要素である。この実施形態の場合、測色手段120は、カラーチャートの印刷機による印刷結果、プリンタによるプリント結果、もしくはカラーモニタによる表示結果に対して、色を客観的な数値として測定することができる分光光度計によって構成されている。この分光光度計は、ディスプレイ画面上に表示された個々の評価色あるいは紙面上に印刷された個々の評価色の情報を物理的なスペクトルデータとして取り込む機能を有しており、第1のカラーチャート11上に出力された各評価色および第2のカラーチャート21上に出力された各評価色を、所定の表現形式に基づく測色値データとして取り込むことができる。
たとえば、図2に示すような70個の評価色を含むカラーチャートを出力させた場合、図3に示すように、第1のカラーチャート11に基づいて、70個の評価色についての各測色値を得ることができ、また、第2のカラーチャート12に基づいても、同様に、70個の評価色についての各測色値を得ることができる。しかしながら、同一の評価色についての出力結果であっても、両測色値は必ずしも一致せず、色に違いが生じることは既に述べたとおりである。たとえば、図3に示すように、第i番目の評価色について、第1のカラーチャート11上の出力結果から測定された測色値Ci1と、第2のカラーチャート21上の出力結果から測定された測色値Ci2とは、必ずしも一致しない。
測色手段120によって得られる測色値の表現形式には、種々の形式が知られている。たとえば、CIE(国際照明委員会)で定められた「CIE1976L」表色系では、図4に示すように、明度を示すL軸、第1の色調を示すa軸、第2の色調を示すb軸という3軸をもったL色空間内の1座標点として、任意の色を表現することができ、当該色の測色値は、L,a,bなる各変数値の組み合わせとして定義される。図4には、図3に示す2つの測色値Ci1,Ci2を、このL色空間内にプロットした状態が例示されている。この他にも、たとえば、「CIE1976L」表色系など様々な表色系が知られているが、測色手段120により得られる測色値は、どのような表色系を用いて表現してもかまわない。ただし、使用した表色系は明記する必要がある。
色差演算手段130は、同一の評価色に関して、第1のカラーチャート上での出力結果と第2のカラーチャート上での出力結果とを比較し、両者の色差を数値として求める処理を行う。たとえば、第i番目の評価色については、図3に示すように、第1のカラーチャート11上での出力結果の測色値がCi1であり、第2のカラーチャート21上での出力結果の測色値がCi2であるから、測色値Ci1と測色値Ci2との色差が求められることになる。一般に、色差を定義する方法にはいくつかの方法が知られているが、実用上は、第1のカラーチャート11上での出力結果として得られる色と、第2のカラーチャート21上での出力結果として得られる色と、についての所定の色空間上でのユークリッド距離を、色差を示す数値として求めるのが好ましい。
たとえば、図4に示す例のように、各測色値を「CIE1976L」表色系で表した場合、図の下段に示すように、2つの色の色差ΔEabは、ΔEab=√((ΔL+(Δa+(Δb)として定義することができる。ここで、ΔL,Δa,Δbは、比較対照となる2つの色を図4に示すL座標空間内に座標点としてプロットした場合のL,a,bなる各座標値の差である。もちろん、色差を定義する方法は、採用する表色系によっても異なるので、色差演算手段130における色差の演算は、必ずしも上述の式に基づいて行う必要はない。ただし、表色系同様、使用した色差演算式もしくはその説明は明記する必要がある。
特定色選択手段140は、オペレータの指示入力により決定された所定の選択基準と測色手段120による測定結果とを比較し、第1のカラーチャート上のN個の評価色の出力結果の中から、当該選択基準に合致するM個(1<M<N)の評価色を特定色として選択する処理を行う。この処理を、前述の具体例に基づいて説明しよう。
いま、第1の画像出力装置10および第2の画像出力装置20に対して、図2に示すようなカラーチャートを出力するための画像データを与えた結果、図3に示すような第1のカラーチャート11および第2のカラーチャート21が出力されたものとしよう。特定色選択手段140は、この第1のカラーチャート11上の70個の評価色の出力結果の中から、所定の選択基準に合致するM個(1<M<70)の評価色を特定色として選択する処理を行う。ここで、所定の選択基準は、特定の色領域に属する色を選択することができる基準であれば、どのような基準であってもかまわない。特定の色領域は、図4に示す色空間において、たとえば、図示のような球状の閉領域αの内部として定義することができる。この場合、この球状の閉領域αの内部に所属する色が、選択基準に合致した色ということになる。もちろん、座標値Lが50以上の領域内というような領域定義を行うことも可能であるし、いわゆる飛び地となるような領域定義を行ってもかまわない。ただし、その定義方法は明記する必要がある。
第1のカラーチャート11上の70個の評価色の出力結果については、前述したとおり、測色手段120によってそれぞれ測色値が求められている。この測色値は、図4に示す色空間内での1座標点を示すものになるので、個々の測色値が、所定の選択基準に合致するか否かは、当該測色値の座標点が、選択基準に対応する閉領域内に位置するか否かによって判定することができる。
もう少し具体的な例を挙げて、説明を続けよう。たとえば、図4に示すL色空間では、L軸上にプロットされる色は、無彩色の色に相当する。したがって、図示のように、半径rを有し、L軸を中心軸とする円柱状の閉領域を定義すると、半径rの値が小さければ、この円柱状の閉領域β内の色は、肉眼で観察した場合、無彩色のグレイとして認識されることになろう。したがって、円柱状の閉領域βの内部に所属する色、というような選択基準を設定すれば、この選択基準は、肉眼観察時にグレイとして認識される色領域に属する色を選択するための基準として機能する。
このように、色空間内での三次元領域は、特定の色領域に対応しているので、たとえば、肌色として認識される色領域に対応する三次元領域を色空間内に定義することも可能であるし、赤色、緑色、青色として認識される色領域に対応する三次元領域を色空間内に定義することも可能である。結局、特定色選択手段140における選択処理に用いられる選択基準とは、色空間内での所定の三次元領域として定義することができ、この三次元領域の内部に位置する色は当該選択基準に合致するものと判定されることになる。
この選択基準は、オペレータが特定色選択手段140に対して直接入力するようにしてもかまわないが、実際には、色空間内での所定の三次元領域を定義するためのデータをオペレータが直接入力することは現実的ではない。たとえば、肌色として認識される色領域に対応する三次元領域を色空間内に定義するためのデータを、オペレータが直接入力することは、理論的には可能であるが、色空間内のどの部分が肌色に対応する領域であるかをオペレータが把握することは困難であり、現実的ではない。そこで本実施形態では、特定色選択手段140内に、予め複数L通りの選択基準を記憶させておき、オペレータの指示入力に基づき、このL通りの選択基準の中の所定の選択基準を採用するような配慮を行っている。
たとえば、グレイ、肌色、赤色、緑色、青色といった色についての選択基準(すなわち、色空間内での各色に対応する三次元領域)を示すデータを、予め特定色選択手段140内に用意しておけば、オペレータが、「肌色」という色を選択する指示入力を行えば、特定色選択手段140において、この肌色を選択するための選択基準が採用されることになり、第1のカラーチャート11上に出力されたN個の評価色についての測色値の中から、採用された選択基準に合致するM個の色が特定色として選択されることになる。
なお、「肌色」の範疇に含めてよい測色値は、たとえば、マンセル表色系で定められた顔の一部(額、頬など)に相当する色の測色値として定義してもよいし、実際に人の肌について測定して得られた測色値を用いるようにしてもよい。こうして、「肌色」の範疇に含めてよいすべての測色値を集めることができたら、これらすべての測色値を含む最小の三次元空間を、たとえば、凸法などの手法で算出すれば、色空間内で「肌色」に対応する三次元領域を定義することができる。
結局、この実施形態の場合、特定色選択手段140は、N個の評価色の中からM個の評価色を選択するための複数L通りの選択基準を予め記憶しており、オペレータの指示入力に基づき、このL通りの選択基準の中の所定の選択基準を採用することにより、第1のカラーチャート11上のN個の評価色の出力結果の中から、採用した選択基準に合致するM個(1<M<N)の評価色を特定色として選択することになる。
たとえば、オペレータが、「肌色」という色を選択する選択基準を指示する入力を行えば、特定色選択手段140において、この肌色を選択するための選択基準が採用され、図2に示すカラーチャートが用いられた場合、70個の評価色についての測色値の中から、右上のセルに示された肌色系統の6つの評価色についての測色値が、「肌色」なる選択基準に合致するものと判断され、当該6つの評価色が特定色として選択されることになる。もちろん、第1の画像出力装置10の色再現性によっては、本来は肌色系統とされている6つの評価色のすべてが、「肌色」なる特定色として選択されるとは限らず、このうちの5つのみが特定色として選択されるような場合もあるし、逆に、本来は肌色系統とはされていない余分な評価色までが「肌色」なる特定色として選択され、合計7つの特定色が選択されるような可能性もある。
なお、ここに示す実施形態では、特定色選択手段140における特定色の選択は、第1のカラーチャート11上の出力結果に基づいて行われるが、これは第1のカラーチャート11を基準画像とし、第2のカラーチャート21を被評価画像とする取り扱いを行っているためである。もちろん、第2のカラーチャート21を基準画像とし、第1のカラーチャート11を被評価画像とする取り扱いを行うのであれば、特定色選択手段140による特定色選択処理を、第2のカラーチャート21上の出力結果に基づいて行うようにすればよい。
色差統計手段150は、特定色選択手段140によって選択された特定色に関して、色差演算手段130が求めた色差についての統計処理を行う機能を有する。たとえば、上述の例のように、「肌色」という色を選択する選択基準が採用され、図2に示すカラーチャートの右上に示す肌色系統の6つの評価色が特定色として選択された場合、この6つの評価色に関する色差についての統計処理が施される。別言すれば、図3に示す第1のカラーチャート11の右上の6つのセルの測色値と、第2のカラーチャート21の右上の6つのセルの測色値と、についての色差が求められ、この6つの色差について、統計処理が施される。
評価結果提示手段160は、こうして得られた統計処理の結果を、選択基準を示す情報とともに提示する機能を有する。たとえば、上述の例の場合、「肌色」なる選択基準を設定することにより、6つの色差についての統計処理が施されたので、当該統計処理の結果が、「肌色」なる選択基準を示す情報とともに、評価結果提示手段160によって、オペレータに提示されることになる。この評価結果の提示は、ディスプレイ画面上への表示という形式で行ってもよいし、紙面上への印字という形式で行ってもよい。
ここに示す実施形態では、色差統計手段150により、M個の特定色についてそれぞれ求めた色差の平均値、最大値、標準偏差を求める統計処理を行い、その結果を評価結果提示手段160により提示させるようにしている。また、色差統計手段150により、M/Nの値を求める統計処理を行い、その結果を評価結果提示手段160により提示させるようにしている。たとえば、上述の例の場合、「肌色」なる選択基準により特定色として選択された6つの評価色に関して得られた6つの色差の平均値、最大値、標準偏差と、6/70(M/Nの値)なる値(全評価色の数に対する特定色の数の割合)とからなる統計処理結果が、「肌色」なる選択基準を示す情報とともに提示されることになる。
なお、上述の実施形態の場合、色差統計手段150では、特定色についての統計処理が行われ、特定色以外の評価色についての統計処理は行われない。したがって、色差演算手段130では、原理的には、特定色についての色差演算処理を行えば足りる。たとえば、上述の例の場合、「肌色」なる6つの特定色についてのみ色差を求める演算を行えばよい。ただ、実用上は、色差演算手段130において、色差演算の対象が特定色か否かを判定しながら処理を行うことは煩雑なので、実用上は、色差演算手段130では、全評価色について、色差演算処理を実施してかまわない。
<<< §2.具体的な実施形態 >>>
続いて、本発明の具体的な実施形態を、実際の実施結果を示しながら説明する。以下に示す実施結果は、いずれも、第1の画像出力装置10として印刷機を用い、第2の画像出力装置20としてプリンタを用い、画像データ提供手段110から、ISO12642(1996)に規定されたカラーチャート(928個の評価色が含まれている)の画像データを提供することにより得られた結果である。
図5は、特定色として「肌色」を指定する入力を行うことによって実際に得られた評価結果を示す。ここでは、選択基準を示す情報として、「肌色」なる文字列が提示されており、統計処理結果を示す情報として、平均色差、最大色差、標準偏差、特定色の割合が数値として提示されている。このような評価結果の提示を行うことにより、オペレータは、全928個の評価色のうち、「肌色」なる選択基準に合致した40個の特定色が選択され、当該特定色の割合は4%であり、当該特定色に関する限りの色差の平均が3.65、最大値が8.22、標準偏差が1.50であることを認識することができる。
もちろん、肌色以外の選択基準を指示すれば、別な色に関しても同様の評価結果を得ることができるので、オペレータは、特定の色領域ごとの個別評価の結果を得ることができる。これにより、たとえば、グレイの色領域に関する色差は比較的小さいが、肌色の色領域に関する色差がかなり大きいことが確認できたとしよう。この場合、第1の画像出力装置10としての印刷機によってモノクロ画像の印刷を行う前に、第2の画像出力装置20としてのプリンタによる出力画像によりチェックを行うことは可能だが、人物が入ったカラー画像の印刷チェックを行うのは不適当である、というような判断を行うことができる。また、このような評価結果から、カラーマッチングを施すための方向づけを与える情報を入手することもできる。
図6は、パラメータの異なる3組の選択基準に基づいて、3組の特定色を選択し、この3組の特定色ごとに、それぞれ統計処理を施し、これを提示した例を示す図である。具体的には、図4に示すL色空間上で、座標値Lの値が60以上という選択基準を満たす第1の特定色(明度の高い色領域に属する色)、同値が30以上60未満という選択基準を満たす第2の特定色(明度が中間の色領域に属する色)、同値が30未満という選択基準を満たす第3の特定色(明度が低い色領域に属する色)という3組の特定色が定義され、各特定色ごとに統計結果の表示が行われている。統計結果の表示項目は、図5に示す例と全く同様である。
このように実用上は、特定色選択手段140が、複数K組の選択基準に基づいて、K組の特定色を選択する機能を有し、色差統計手段150が、このK組の特定色ごとに、それぞれ統計処理を施す機能を有するようにしておくのが好ましい。
また、特定色選択手段140には、所定の数値パラメータを必要とする選択基準を記憶させておき、オペレータの指示入力に基づき、この数値パラメータの値を決定することができるようにしておくと便利である。たとえば、図6の例では、座標値Lの値に関して、30および60という数値パラメータが設定されているが、オペレータの指示入力に基づき、この数値パラメータの値を決定できるようにしておけば、たとえば、25および63というような任意のパラメータ値を入力することにより、より自由度の高い選択基準を設定することができるようになる。
なお、図6に示す例は、明度に対応する座標値Lの値に関する数値パラメータを用いて選択基準を設定したものであるが、数値パラメータとしては、明度だけでなく、彩度や色相の範囲を示すパラメータを用いることも可能である。
更に、特定色選択手段140に設定する選択基準として、画像出力装置の色再現範囲に関する基準を設定することもできる。一般に、個々の画像出力装置は、それぞれ固有の色再現性を有しており、固有の色再現範囲をもっている。実際、印刷機、プリンタ、カラーモニタという個々のデバイスは、図4に示す色空間内のすべての色を再現できるわけではなく、どうやっても再現不可能な色領域が存在するので、物理的には、所定の色再現範囲内の色しか再現することはできない。そして、当然ながら、この色再現範囲は、個々のデバイスごとに異なっている。
いま、図7に示すように、第1の画像出力装置10の色再現範囲R1と、第2の画像出力装置20の色再現範囲R2と、をそれぞれ平面上の円として表したとしよう。この場合、第1の画像出力装置10にとっては、領域XおよびY内の色が、色再現範囲R1内の色であるため再現可能であり、第2の画像出力装置20にとっては、領域ZおよびY内の色が、色再現範囲R2内の色であるため再現可能である。ところが、領域X内の色は、第2の画像出力装置20の色再現範囲R2の外にあるため、第2の画像出力装置20によって再現することはできない。同様に、領域Z内の色は、第1の画像出力装置10の色再現範囲R1の外にあるため、第1の画像出力装置10によって再現することはできない。
前述したように、ここに示す実施形態では、第1のカラーチャート11を基準画像とし、第2のカラーチャート21を被評価画像とする取り扱いを行っているため、特定色選択手段140における特定色の選択は、第1のカラーチャート11上の出力結果に基づいて行われる。ここで、第1のカラーチャート11上の出力結果は、当然、図7に示す色再現範囲R1内の色、すなわち、領域XまたはY内の色ということになる。そこで、特定色選択手段140に設定する選択基準として、「領域X内の色」という設定を行ったり、逆に、「領域Y内の色」という設定を行ったりすることが可能である。
このような選択基準を設定するには、予め、特定色選択手段140内に、第1の画像出力装置10の色再現範囲R1を示す情報と、第2の画像出力装置20の色再現範囲R2を示す情報と、を用意しておけばよい。印刷機、プリンタ、カラーモニタといった画像出力装置の色再現範囲を測定する一般的な手法は公知であるため、ここでは説明を省略するが、このような公知の手法で測定した色再現範囲R1,R2を示す情報を、特定色選択手段140に予め入力しておけば、上述した選択基準に合致するか否かの判定を行うことが可能になる。
要するに、「領域Y内の色」という選択基準は、第1の画像出力装置10の色再現範囲R1のうち、第2の画像出力装置20の色再現範囲R2に含まれる部分の色を選択する選択基準ということになり、第2の画像出力装置20から見たときの色再現範囲内(いわゆる「ガマット内」)の色を選択する基準ということになる。これに対して、「領域X内の色」という選択基準は、第1の画像出力装置10の色再現範囲R1のうち、第2の画像出力装置20の色再現範囲R2に含まれない部分の色を選択する選択基準ということになり、第2の画像出力装置20から見たときの色再現範囲外(いわゆる「ガマット外」)の色を選択する基準ということになる。
図8は、特定色として「第2の画像出力装置20から見たときの色再現範囲内(いわゆる「ガマット内」)の色」を選択する選択基準を設定することによって実際に得られた評価結果を示す。図示のとおり、選択基準を示す情報として、「色再現範囲内」なる文字列が提示されており、統計処理結果を示す情報として、平均色差、最大色差、標準偏差、特定色の割合が数値として提示されている。
このように、第2の画像出力装置20から見たときの色再現範囲内の色領域に関する評価結果と、色再現範囲外の色領域に関する評価結果とを個別に得ることは非常に重要である。すなわち、前者の評価結果は、理論的には、色差が0になるまで改善できる可能性があるのに対し、後者の評価結果は、理論的に、色差を0にすることはできない宿命にある。これは、図7を参照すれば、容易に理解できよう。領域Y内の色であれば、理論的には、第2の画像出力装置20によって必ず再現できるのに対し、領域X内の色については、理論的に、第2の画像出力装置20によって再現することはできない。したがって、図8に示すように、色再現範囲内の特定色について、色差がかなり生じている場合には、適正なカラーマッチング処理を施すことにより、色差を更に低減させることが可能であることを認識できる。
なお、特定色選択手段140には、予め記憶している複数の選択基準の論理積もしくは論理和またはその組み合わせによって定義される選択基準に基づいて特定色の選択を行う機能をもたせておくのが好ましい。たとえば、「肌色」なる選択基準と、「明度に対応する座標値Lの値が60以上」なる選択基準との論理積によって定義される選択基準に基づいて特定色の選択を行えば、「明るい肌色」という色領域に関する統計処理の結果を得ることが可能になる。
図9は、「色再現範囲内」なる選択基準と、その他の複数通りの選択基準との論理積によって定義される選択基準に基づいて、複数通りの特定色を選択し、各特定色ごとに統計処理の結果を提示した例を示す図である。たとえば、第1組目の評価結果は、「色再現範囲内の肌色」という色領域に関する統計処理結果であり、第2組目の評価結果は、「色再現範囲内のグレイ」という色領域に関する統計処理結果である。また、第3組目の評価結果は、「色再現範囲内の明るいグレイ」という色領域に関する統計処理結果であり、第6組目の評価結果は、「色再現範囲内の明るい色」という色領域に関する統計処理結果である。
<<< §3.色差分布チャートの提示 >>>
これまで述べた実施形態では、評価結果提示手段160は、色差統計手段150によって施された特定色に関する統計処理の結果を数値で提示していた。ここでは、このような数値による評価結果の提示に加えて、更に、評価結果提示手段160によって色差分布チャートを提示させるいくつかの例を説明する。
図10は、評価結果提示手段160によって提示された色差分布チャートの一例を示す平面図である。この色差分布チャートは、N個の評価色についての色差を、カラーチャート上の対応位置に数値として表示したものであり、図10に示す例は、図2に示すカラーチャートに対応させて、全70個の各評価色について得られた色差を、それぞれ数値で示したものである。各評価色の色差は、前述したとおり、色差演算手段130によって求められているので、評価結果提示手段160は、この色差を所定位置に数値として表示すればよい。たとえば、図3に示す例では、第i番目の測色値Ci1,Ci2の色差が、第i番目のセル(図示の例では、第2行、第3列目のセル)に表示されることになる。このように、個々の評価色の色差を数値で示した色差分布チャートは、色差を直感的に把握する用途には向かないが、個々の評価色ごとの色差を正確に把握する上では適している。
図11は、色差の直感的な把握が可能になるような表示態様をとった変形例である。この変形例では、色差が1以下の評価色については、色差を示す数値をイタリック体(斜体)で示し、色差が10以上の評価色については、色差を示す数値をゴシック体(太字体)で示してある。このような色差分布チャートを、図2に示すカラーチャートと比較して観察すれば、主として黄系統の評価色については色差が小さいが、主としてグレイ系統の評価色については色差が大きい、という大まかな色差の程度の分布状態を直感的に把握することができる。
この図11に示す例では、色差の値をその大きさに応じて、1以下、2〜9、10以上という3つのグループに分け、個々のグループごとにそれぞれ数字の字体を変えて色差の表示を行う方法を採っているが、数字の字体を変える代わりに、数字の色を変えたり、数字を丸、三角、四角などの図形で囲って示したり、セルの内部を異なる色で着色したりすることもできる。要するに、色差の値をその大きさに応じて複数のグループに分け、個々のグループごとにそれぞれ異なる表示態様で色差の表示が行われるようにすれば、個々のグループをどのような表示態様で区別してもかまわない。
本発明の特徴は、既に述べたとおり、特定色選択手段140により特定色を選択し、この特定色についての色差を統計的に表示する点にある。そこで、色差分布チャート上においても、当該特定色を区別して表示できるようにすると便利である。図12は、図2に示すカラーチャート上での肌色系統の評価色(全6色)が特定色として選択された場合に、この6つの特定色についての色差を表示するセルの内部を異なる色で着色表示(図では、便宜上、セル内をハッチング表示してある)したものである。このような表示を行うことにより、特定の色領域(この例では、肌色領域)についての色差を、他の色領域についての色差と比較することが容易になる。もちろん、特定色については、特定色以外の評価色とは異なる表示態様で色差の表示が行われるようにすればよいので、数字の字体を変えたり、数字の色を変えたり、数字を所定の図形で囲って示したりすることも可能である。
図13は、特定色についてのみ色差の表示を行うようにした色差分布チャートの一例である。具体的には、図2に示すカラーチャート上での肌色系統の評価色(全6色)が特定色として選択された場合に、この6つの特定色についての色差のみを表示するようにした例である。特定の色領域に関する色差のみに着目したい場合には、このような表示は便利である。
<<< §4.測色結果解析装置 >>>
以上、本発明の一実施形態に係る色評価装置100を、図1のブロック図に基づいて説明したが、この図1に示すブロック図において、色差演算手段130、特定色選択手段140、色差統計手段150、評価結果提示手段160の4つの構成要素からなる装置は、結局、測色手段120による測色結果を解析する測色結果解析装置として機能していることになり、この測色結果解析装置を単独で利用することも可能である。また、色差演算手段130、特定色選択手段140、色差統計手段150、評価結果提示手段160の各機能は、いずれもコンピュータプログラムにより実行できる機能なので、この測色結果解析装置は、コンピュータに専用のプログラムを組み込むことにより実現することが可能である。
図14は、コンピュータを利用して、上述した測色結果解析装置を構成した場合に、ディスプレイ画面上に表示される指示入力画面の一例を示す平面図である。オペレータは、この指示入力画面から、所定の指示入力を行うことにより、所望の評価結果の提示を得ることができる。
この指示入力画面の第1欄210は、基準画像および被評価画像に対応する画像ファイルを選択するための入力欄である。ここで、基準画像は、図1に示す第1のカラーチャート11に対する測色を行ったデータファイルに対応し、被評価画像は、第2のカラーチャート21に対する測色を行ったデータファイルに対応する。図示の例では、基準画像として、「印刷機Xのデータファイル」が指定され、被評価画像として、「プリンタZのデータファイル」が指定されている。これにより、印刷機Xの色再現特性とプリンタZの色再現特性とが比較評価されることになる。なお、右方の「実行」ボタンは、以下に述べる各欄への入力操作が完了した後にクリックするボタンであり、このボタンをクリックすることにより、各欄に入力した内容に基づく統計処理および提示処理が実行されることになる。
第2欄220および第3欄230は、いずれも予め用意された所定の特定色を選択することにより、選択された特定色についての統計処理結果および色差分布チャートを得るための入力欄である。この例では、2種類の特定色をそれぞれ別個独立して指定できる仕様になっており、第1の特定色に関する指示入力は第2欄220に対して行い、第2の特定色に関する指示入力は第3欄230に対して行うことになる。
第2欄についての入力操作は次のとおりである。まず、「第1の特定色による評価」なる入力欄には、「あり/なし」のいずれかをクリックしてチェックを入れる操作を行う。ここで、「なし」にチェックを入れた場合には、当該特定色による評価は行われない。「あり」にチェックを入れた場合には、次の「選択基準」なる入力欄で、いずれかの色にチェックを入れる。図示の例では、「肌色」にチェックを入れることにより、「肌色」を特定色として指定している。この結果、図5に示すような統計結果の表示が得られることになる。なお、「その他」にチェックを入れた場合には、別なダイアログウインドウから、所望の特定色を定義するデータの読込操作を行うことになる。
一方、「表示方法」なる入力欄は、§3で述べた色差分布チャートの表示方法を指定する入力欄である。「色差字体変更」にチェックを入れた場合は、図11に示す例のように、色差の数値を示す文字の字体を、色差の大きさに応じて変更した色差分布チャートが表示され、「色差文字色変更」にチェックを入れた場合は、色差の数値を示す文字の色を、色差の大きさに応じて変更した色差分布チャートが表示される。また、「部分色付け」にチェックを入れた場合は、図12に示す例のように、特定色(この例では肌色)のセルの部分だけに着色表示を行った色差分布チャートが表示され、「評価色のみ表示」にチェックを入れた場合は、図13に示す例のように、特定色(この例では肌色)のセルの部分だけに色差の数値表示を行った色差分布チャートが表示される。
第3欄230に対する入力操作も、上述した第2欄220に対する入力操作と全く同様である。図示の例では、第3欄230については、「第2の特定色による評価」なる入力欄の「なし」にチェックが入れられているので、第2の特定色による評価は行われない。
第4欄240は、色の三属性による評価を指定するための欄である。すなわち、「色の三属性評価」の欄の「明度」、「彩度」、「色相」のいずれかにチェックを入れると、当該属性により指定された特定色についての評価が行われることになる。図示の例では、「明度」にチェックが入っており、明度を選択基準として選択された特定色についての評価が行われることになる。「明度」がチェックされた場合は、前述したように、測色値のLの値が選択基準として用いられる。また、「彩度」がチェックされた場合は、たとえば、測色値のCabの値が選択基準として用いられ、「色相」がチェックされた場合は、たとえば、測色値のHabの値が選択基準として用いられる。なお、「なし」にチェックを入れた場合、この色の三属性による評価は行われない。
続く、「分割数」の欄は、三属性の値をいくつに分割かを示す数値である。図示の例では、分割数=3に指定されているので、明度の範囲が3つに分割される。更に、「分割レベル」の欄は、分割する際の境界となる三属性値を指定する欄である。この例では、分割数を3に設定したため、その境界となる2つのレベル値として、60および30なる値が指定されている。このような設定を行うと、結局、明度値が60以上、60未満30以上、30未満、という3つの選択基準に基づいて、明るい色、中間の色、暗い色という3つの特定色の指定が行われることになり、図6に示すような統計結果の表示が得られることになる。なお、「表示方法」なる入力欄は、上述した第2欄220における「表示方法」欄と同様に、統計結果とともに表示される色差分布チャートの表示方法を指定する入力欄である。
第5欄250は、色再現内外評価を指定するための欄である。すなわち、「色再現内外評価」なる入力欄の「あり」をチェックした上で、「評価選択」欄の「色再現範囲内」または「色再現範囲外」のいずれかをチェックすると、「色再現範囲内」または「色再現範囲外」の特定色についての評価が行われることになる。図示のように、「色再現範囲内」にチェックを入れた場合、たとえば、図8に示すような統計結果の表示が得られることになる。なお、「表示方法」なる入力欄は、上述した第2欄220における「表示方法」欄と同様に、統計結果とともに表示される色差分布チャートの表示方法を指定する入力欄である。
なお、第1の画像出力装置10に対する第2の画像出力装置20の色再現性評価を目的とする場合は、カラーマッチング用のデータ(たとえば、ICCプロファイルなど)を用いて、第2の画像出力装置20の内部でカラーマッチング処理を行った上で、第2のカラーチャート21を出力させ、その出力結果についての評価を行えばよい。もちろん、本発明に係る装置は、このようなカラーマッチングを目的とせず、単に、2つのデバイスの色の相違を示し、その結果から個々のデバイスの特徴を把握する目的で利用することもできる。
本発明の一実施形態に係る色評価装置の基本構成を示すブロック図である。 本発明で用いられるカラーチャートの一例を示す平面図である。 2つの異なる画像出力装置により出力されたカラーチャートを示す平面図である。 「CIE1976L」表色系における色空間を示す図である。 特定色として「肌色」を指定する入力を行うことによって実際に得られた評価結果を示す図である。 パラメータの異なる3組の選択基準に基づいて、3組の特定色を選択し、この3組の特定色ごとに、それぞれ統計処理を施し、これを提示した例を示す図である。 2つのデバイスの色再現領域の相違を示す平面図である。 特定色として「第2の画像出力装置20から見たときの色再現範囲内(いわゆる「ガマット内」)の色」を選択する選択基準を設定することによって実際に得られた評価結果を示す図である。 「色再現範囲内」なる選択基準と、その他の複数通りの選択基準との論理積によって定義される選択基準に基づいて、複数通りの特定色を選択し、各特定色ごとに統計処理結果を提示した例を示す図である。 本発明に係る色評価装置よって提示された色差分布チャートの一例を示す平面図である。 色差の直感的な把握が可能になるような表示態様をとった色差分布チャートを示す平面図である。 6つの特定色についての色差を表示するセルの内部を異なる色で着色表示した色差分布チャートを示す平面図である。 特定色についてのみ色差の表示を行うようにした色差分布チャートを示す平面図である。 本発明に係る測色結果解析装置をコンピュータを利用して構成した場合に、ディスプレイ画面上に表示される指示入力画面の一例を示す平面図である。
符号の説明
10…第1の画像出力装置
11…第1のカラーチャート
20…第2の画像出力装置
21…第2のカラーチャート
100…色評価装置
110…画像データ提供手段
120…測色手段
130…色差演算手段
140…特定色選択手段
150…色差統計手段
160…評価結果提示手段
210〜250…指示入力画面の各欄
Ci1,Ci2…測色値
r…円柱状領域の半径
R1…第1の画像出力装置10の色再現範囲
R2…第2の画像出力装置20の色再現範囲
X,Y,Z…色再現範囲に関する領域
α…球状の閉領域
β…円柱状の閉領域

Claims (19)

  1. 第1の画像出力装置と第2の画像出力装置とについて、色に関する出力結果を比較評価する色評価装置であって、
    複数N個の評価色を含むカラーチャートを出力するためのカラーチャート用画像データを、前記第1の画像出力装置および前記第2の画像出力装置に提供することにより、それぞれ第1のカラーチャートおよび第2のカラーチャートを出力させる画像データ提供手段と、
    前記第1のカラーチャートおよび前記第2のカラーチャートについて、各評価色の出力結果を測定する測色手段と、
    オペレータの指示入力により決定された所定の選択基準と前記測色手段による測定結果とを比較し、前記第1のカラーチャート上のN個の評価色の出力結果の中から前記選択基準に合致するM個(1<M<N)の評価色を特定色として選択する特定色選択手段と、
    少なくとも前記M個の特定色について、前記第1のカラーチャート上での出力結果と前記第2のカラーチャート上での出力結果とを比較し、両者の色差を数値として求める色差演算手段と、
    前記M個の特定色について求めた色差について統計処理を施す色差統計手段と、
    前記統計処理の結果を、前記選択基準を示す情報とともに提示する評価結果提示手段と、
    を備えることを特徴とする色評価装置。
  2. 請求項1に記載の色評価装置において、
    測色手段として、印刷機による印刷結果、プリンタによるプリント結果、もしくはカラーモニタによる表示結果に対して測定を行うことができる分光光度計を用いることを特徴とする色評価装置。
  3. 請求項1または2に記載の色評価装置において、
    特定色選択手段が、N個の評価色の中からM個の評価色を選択するための複数L通りの選択基準を予め記憶しており、オペレータの指示入力に基づき、前記L通りの選択基準の中の所定の選択基準を採用することにより、特定色の選択を行うことを特徴とする色評価装置。
  4. 請求項3に記載の色評価装置において、
    特定色選択手段が、所定の数値パラメータを必要とする選択基準を記憶しており、オペレータの指示入力に基づき、前記数値パラメータの値を決定することを特徴とする色評価装置。
  5. 請求項4に記載の色評価装置において、
    数値パラメータとして、明度、彩度、もしくは色相の範囲を示すパラメータを用いることを特徴とする色評価装置。
  6. 請求項3に記載の色評価装置において、
    特定色選択手段が、肌色、グレイ、赤色、緑色、もしくは青色に属する評価色を選択するための選択基準を予め記憶していることを特徴とする色評価装置。
  7. 請求項3に記載の色評価装置において、
    特定色選択手段が、第1の画像出力装置の色再現範囲を示す情報と第2の画像出力装置の色再現範囲を示す情報とを入力する機能を有し、前記第1の画像出力装置の色再現範囲のうち、前記第2の画像出力装置の色再現範囲に含まれる部分の色を選択する選択基準に基づいて特定色の選択を行うことを特徴とする色評価装置。
  8. 請求項3に記載の色評価装置において、
    特定色選択手段が、第1の画像出力装置の色再現範囲を示す情報と第2の画像出力装置の色再現範囲を示す情報とを入力する機能を有し、前記第1の画像出力装置の色再現範囲のうち、前記第2の画像出力装置の色再現範囲に含まれない部分の色を選択する選択基準に基づいて特定色の選択を行うことを特徴とする色評価装置。
  9. 請求項3〜8のいずれかに記載の色評価装置において、
    特定色選択手段が、予め記憶している複数の選択基準の論理積もしくは論理和またはその組み合わせによって定義される選択基準に基づいて特定色の選択を行うことを特徴とする色評価装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の色評価装置において、
    特定色選択手段が、複数K組の選択基準に基づいて、K組の特定色を選択する機能を有し、色差統計手段が、前記K組の特定色ごとに、それぞれ統計処理を施す機能を有することを特徴とする色評価装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の色評価装置において、
    色差演算手段が、第1のカラーチャート上での出力結果として得られる色と、第2のカラーチャート上での出力結果として得られる色と、についての所定の色空間上でのユークリッド距離を、色差を示す数値として求めることを特徴とする色評価装置。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の色評価装置において、
    色差統計手段が、M個の特定色についてそれぞれ求めた色差の平均値、最大値、もしくは標準偏差を求める統計処理を行い、その結果を評価結果提示手段により提示させるようにしたことを特徴とする色評価装置。
  13. 請求項12に記載の色評価装置において、
    色差統計手段が、M/Nの値を求める統計処理を行い、その結果を評価結果提示手段により提示させるようにしたことを特徴とする色評価装置。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載の色評価装置において、
    評価結果提示手段が、N個の評価色についての色差をカラーチャート上の対応位置に表示した色差分布チャートを提示する機能を更に有することを特徴とする色評価装置。
  15. 請求項14に記載の色評価装置において、
    色差の値をその大きさに応じて複数のグループに分け、個々のグループごとにそれぞれ異なる表示態様で色差の表示が行われるようにしたことを特徴とする色評価装置。
  16. 請求項14または15に記載の色評価装置において、
    特定色については、特定色以外の評価色とは異なる表示態様で色差の表示が行われるようにしたことを特徴とする色評価装置。
  17. 請求項14または15に記載の色評価装置において、
    特定色についてのみ色差の表示を行うようにしたことを特徴とする色評価装置。
  18. 請求項1〜17のいずれかに記載の色評価装置を構成する特定色選択手段、色差演算手段、色差統計手段、評価結果提示手段を備えることを特徴とする測色結果解析装置。
  19. 請求項18に記載の測色結果解析装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムまたはこのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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