JP3205477U - 衣服用ベルトのバックル - Google Patents
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Abstract
【課題】衣服用ベルトの自由端の抜け落ちを防止するのに十分な剛性を有し、しかも衣服用ベルトの損傷を防止できるバックルを提供する。【解決手段】衣服用ベルト2の固定端2aを金属製の天板3の端部に固定するベルト固定具4、および、衣服用ベルトの自由端2bを天板の他方の端部からベルト固定具の方向へ誘導する金属製のベルトガイド具5、および、ベルト固定具とベルトガイド具との中間に配設されて衣服用ベルトを天板に押し付ける金属製のベルト押圧具6、および、ベルト押圧具を回動可能に保持する金属製の押圧支持具7、を有するとともに、ベルト押圧具の押圧部を天然ゴムで被覆してなる衣服用ベルトのバックル。【選択図】図1
Description
本考案は、使用者の腰部に衣服を保持するための衣服用ベルトに穴を開けずに使用するバックル(いわゆる徳尾錠)に関するものであり、詳しくは、衣服用ベルトに損傷(たとえば疵、窪み、折れ曲がり等)を発生させずに使用できるバックルに関するものである。
衣服(たとえばズボン等)に装着して使用者の腰部にその衣服を保持するために使用する衣服用ベルトのバックルは、
(a)衣服用ベルトに設けた穴に針状の留め金を通して使用するバックル
と、
(b)衣服用ベルトに穴を開けずに使用するバックル(特許文献1参照)
に大別される。上記(b)のバックルは一般に徳尾錠と呼ばれるものであり、その徳尾錠を使用する場合は、衣服用ベルトに穴を設ける必要はなく、したがって、バックルに針状の留め金を取り付ける必要はない。
以下の記載にてバックルは、上記(b)の態様のバックル(いわゆる徳尾錠)を指すものとする。
(a)衣服用ベルトに設けた穴に針状の留め金を通して使用するバックル
と、
(b)衣服用ベルトに穴を開けずに使用するバックル(特許文献1参照)
に大別される。上記(b)のバックルは一般に徳尾錠と呼ばれるものであり、その徳尾錠を使用する場合は、衣服用ベルトに穴を設ける必要はなく、したがって、バックルに針状の留め金を取り付ける必要はない。
以下の記載にてバックルは、上記(b)の態様のバックル(いわゆる徳尾錠)を指すものとする。
上記(b)の態様のバックルは、衣服用ベルトの片方の端部(以下、固定端という)をバックルから脱落しないように予め固定しておき、衣服用ベルトの他方の端部(以下、自由端という)をバックル内に挿入して、板状の部材(以下、天板という)と、その天板に衣服用ベルトを押し付ける部材(以下、ベルト押圧具という)との間で、衣服用ベルトを挟持することによって、使用者の腰部に衣服用ベルトを保持し、ひいては衣服を腰部に保持するものである。
したがって、ベルト押圧具に十分な剛性を持たせて、衣服用ベルトの自由端がバックルから抜け落ちるのを防止する必要がある。そこで金属製のベルト押圧具を採用して剛性を付与し、さらに、衣服用ベルトを押圧する部位(以下、押圧部という)に線状の突起あるいは点状の突起を多数設けて、その突起を衣服用ベルトの自由端の内側表面に食い込ませることによって、衣服用ベルトの自由端が抜け落ちるのを防止するバックルが、従来から広く普及している。
しかし、ベルト押圧具の押圧部に設けた突起を食い込ませることによって、衣服用ベルトに疵、窪み、折れ曲がり等の損傷が生じる。そして、衣服用ベルトを繰り返し使用すれば、押圧部の突起が衣服用ベルトの同じ位置に繰り返し食い込むので、衣服用ベルトの自由端の損傷が次第に進行増大していき、衣服用ベルトの亀裂や破断を引き起こす惧れがある。
そこで、衣服用ベルトの損傷を防止できるバックルが求められているが、未だ実用化されていない。
そこで、衣服用ベルトの損傷を防止できるバックルが求められているが、未だ実用化されていない。
本考案は、従来の技術の問題点を解消し、衣服用ベルトの自由端の抜け落ちを防止するのに十分な剛性を有し、しかも衣服用ベルトの損傷を防止できるバックルを提供することを目的とする。
本考案者は、バックルを構成するベルト押圧具の押圧部が衣服用ベルトに損傷を与えるのを防止するための材料として、天然ゴムに着目した。そして、天然ゴムの効果を調査する実験の準備として、押圧部が天然ゴムのみからなるベルト押圧具をバックルに取り付けて、そのバックルに衣服用ベルトの固定端を固定した。次いで、その衣服用ベルトを衣服に装着して使用者の腰部に保持する実験を繰り返し行なった。その実験の後で衣服用ベルトを目視で検査したところ、衣服用ベルトの損傷は皆無であった。しかし、衣服用ベルトを衣服に装着して腰部に保持した状態で使用者が身体を動かすと、その動きの大きさや速さによって、衣服用ベルトの自由端がバックルから抜け落ちる場合があった。つまり、天然ゴムのみからなる押圧部は、剛性が不足することが分かった。
そこで、金属製の押圧部を備えたベルト押圧具を作製し、その金属製の押圧部を天然ゴムで被覆して、バックルに取り付けた。そのバックルを用いて上記と同様の実験を行なったところ、使用者が様々に身体を動かしても、衣服用ベルトの自由端がバックルから抜け落ちるのを防止できた。
本考案は、このような知見に基づいてなされたものである。
すなわち本考案は、使用者の腰部に衣服を保持するための衣服用ベルトに穴を開けずに使用するバックルであって、衣服用ベルトの固定端を金属製の天板の端部に固定するベルト固定具、および、衣服用ベルトの自由端を天板の他方の端部からベルト固定具の方向へ誘導する金属製のベルトガイド具、および、ベルト固定具とベルトガイド具との中間に配設されて衣服用ベルトを天板に押し付ける金属製のベルト押圧具、および、ベルト押圧具を回動可能に保持する金属製の押圧支持具、を有するとともに、ベルト押圧具の押圧部を天然ゴムで被覆してなる衣服用ベルトのバックルである。
すなわち本考案は、使用者の腰部に衣服を保持するための衣服用ベルトに穴を開けずに使用するバックルであって、衣服用ベルトの固定端を金属製の天板の端部に固定するベルト固定具、および、衣服用ベルトの自由端を天板の他方の端部からベルト固定具の方向へ誘導する金属製のベルトガイド具、および、ベルト固定具とベルトガイド具との中間に配設されて衣服用ベルトを天板に押し付ける金属製のベルト押圧具、および、ベルト押圧具を回動可能に保持する金属製の押圧支持具、を有するとともに、ベルト押圧具の押圧部を天然ゴムで被覆してなる衣服用ベルトのバックルである。
本考案のバックルにおいては、天板およびベルトガイド具および押圧支持具が、一体的に成形された亜鉛ダイキャスト製の単一の部材であることが好ましい。また、ベルト押圧具を押圧姿勢に復元させるための復元バネを、押圧支持具に配設される回動軸に装着することが好ましい。
本考案によれば、衣服用ベルトの自由端の抜け落ちを防止するのに十分な剛性を有し、しかも衣服用ベルトの損傷を防止できるバックルを得ることができ、産業上格段の効果を奏する。
図1は、本考案のバックルの例を模式的に示す側面図である。本考案のバックル1は、金属製の天板3の片方の端部にベルト固定具4を有し、そのベルト固定具4を介して衣服用ベルト2の固定端2aを固定する。ベルト固定具4は、衣服用ベルト2の固定端2aを天板3に固定するためのものであり、必ずしも金属製である必要はない。天板3の他方の端部には、衣服用ベルト2の自由端2bをバックル1の内部へ誘導するための金属製のベルトガイド具5を設ける。
ベルト固定具4とベルトガイド具5との中間には、衣服用ベルト2を天板3に押し付けるための金属製のベルト押圧具6と、そのベルト押圧具6を回動可能に保持する金属製の押圧支持具7を設ける。ベルト押圧具6は金属製の回動軸8を中心として回動するものであり、その回動軸8を金属製の押圧支持具7が支持する。ベルト押圧具6は、図2に示すように、操作部6aと押圧部6bからなり、押圧部6bは天然ゴム9で被覆される。なお、ここで使用する天然ゴム9は、天然ゴムが100%のものを指す。
このような構成を有するバックル1に衣服用ベルト2の固定端2aを予め固定しておき、衣服用ベルト2を衣服に装着して使用者の腰部に保持する際には、使用者がベルト押圧具6の操作部6aを手指で操作して、ベルト押圧具6を開放姿勢(図1中の鎖線)に保ちながら、衣服用ベルト2の自由端2bをベルトガイド具5から押圧支持具7へ挿入する。その後、使用者がベルト押圧具6の操作部6aを手指で操作して、ベルト押圧具6を押圧姿勢(図1中の実線)に復元させる。その結果、ベルト押圧具6の押圧部6bが衣服用ベルト2を天板3に押し付ける。
なお、ベルト押圧具6を開放姿勢から押圧姿勢に復元させるためのバネ(以下、復元バネという)を回動軸8に装着することによって、復元バネの弾力を活用して、使用者が手指で操作することなく、ベルト押圧具6を開放姿勢から押圧姿勢に復元させることが可能となる。ただし復元バネを回動軸8に装着しても、ベルト押圧具6を押圧姿勢から開放姿勢に移行させる時には、使用者が手指で操作部6aを操作して、ベルト押圧具6を回動させる必要がある。
金属製のベルト押圧具6の押圧部6bが衣服用ベルト2を天板3に押し付けることによって、衣服用ベルト2の反発力が生じるが、金属製の押圧部6bは衣服用ベルト2の反発力に十分に対抗し得る剛性を備えている。しかも、金属製の押圧部6bは衣服用ベルト2に接触せず、押圧部6bを被覆する天然ゴム9が衣服用ベルト2に接触するので、衣服用ベルト2の損傷は発生しない。
このようにして、本考案のバックル1は、衣服用ベルト2の自由端2bがバックル1から抜け落ちるのを確実に防止できる。
バックル1を使用する際の強度や耐久性、製造する際の加工性やコスト等の要素をバランス良く兼ね備えたバックル1を得るために、金属製の天板3およびベルトガイド具5および押圧支持具7は、一体的に成形された亜鉛ダイキャスト製の単一の部材として作製することが好ましい。ベルト押圧具6ならびに回動軸8は夫々単体で個別に作製してバックル1を組み立てるが、それらも亜鉛ダイキャスト製の部材として作製することが好ましい。また、美麗な外観を得るために、表面に装飾のための加工(たとえばメッキ等)を施すことが好ましい。
バックル1を使用する際の強度や耐久性、製造する際の加工性やコスト等の要素をバランス良く兼ね備えたバックル1を得るために、金属製の天板3およびベルトガイド具5および押圧支持具7は、一体的に成形された亜鉛ダイキャスト製の単一の部材として作製することが好ましい。ベルト押圧具6ならびに回動軸8は夫々単体で個別に作製してバックル1を組み立てるが、それらも亜鉛ダイキャスト製の部材として作製することが好ましい。また、美麗な外観を得るために、表面に装飾のための加工(たとえばメッキ等)を施すことが好ましい。
ベルト押圧具6の押圧部6bを被覆する天然ゴム9は、同様に強度、耐久性、加工性、コスト等を良好なバランスで兼ね備えているので、本考案では使用するのに好適な材料である。
亜鉛ダイキャスト製のベルト押圧具6の押圧部6bを天然ゴム9で被覆(図2参照)して、そのベルト押圧具6を復元バネとともにバックル1に取り付けた(図1参照)。バックル1を構成する天板3、ベルトガイド具5、押圧支持具7は亜鉛ダイキャスト製の単一の部材として作製した。
そのバックル1を用いて衣服用ベルト2を腰部に保持した状態で、使用者が様々に身体を動かしても、衣服用ベルト2の自由端2bの抜け落ちは発生しなかった。そして、使用者がベルト押圧具6の操作部6aを手指で操作して開放姿勢を保ちながら、衣服用ベルト2の自由端2bを抜き出して目視で検査したところ、衣服用ベルト2の損傷は認められなかった。
1 バックル
2 衣服用ベルト
2a 固定端
2b 自由端
3 天板
4 ベルト固定具
5 ベルトガイド具
6 ベルト押圧具
6a 操作部
6b 押圧部
7 押圧支持具
8 回動軸
9 天然ゴム
2 衣服用ベルト
2a 固定端
2b 自由端
3 天板
4 ベルト固定具
5 ベルトガイド具
6 ベルト押圧具
6a 操作部
6b 押圧部
7 押圧支持具
8 回動軸
9 天然ゴム
Claims (3)
- 使用者の腰部に衣服を保持するための衣服用ベルトに穴を開けずに使用するバックルであって、前記衣服用ベルトの固定端を金属製の天板の端部に固定するベルト固定具、および、前記衣服用ベルトの自由端を前記天板の他方の端部から前記ベルト固定具の方向へ誘導する金属製のベルトガイド具、および、前記ベルト固定具と前記ベルトガイド具との中間に配設されて前記衣服用ベルトを前記天板に押し付ける金属製のベルト押圧具、および、該ベルト押圧具を回動可能に保持する金属製の押圧支持具、を有するとともに、前記ベルト押圧具の押圧部を天然ゴムで被覆してなることを特徴とする衣服用ベルトのバックル。
- 前記天板および前記ベルトガイド具および前記押圧支持具が、一体的に成形された亜鉛ダイキャスト製の単一の部材であることを特徴とする請求項1に記載の衣服用ベルトのバックル。
- 前記ベルト押圧具を押圧姿勢に復元させるための復元バネを、前記押圧支持具に配設される回動軸に装着してなることを特徴とする請求項1または2に記載の衣服用ベルトのバックル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016002214U JP3205477U (ja) | 2016-05-16 | 2016-05-16 | 衣服用ベルトのバックル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3205477U true JP3205477U (ja) | 2016-07-28 |
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Family Applications (1)
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2016
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