JP3204870B2 - 中空成形機のエアー吹込方法及びその装置 - Google Patents

中空成形機のエアー吹込方法及びその装置

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/58Blowing means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空成形機のエアー吹
込方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられている中空成形機のエア
ー吹込装置の動作について説明する。
【0003】まず、金型を型開し、この金型のキャビテ
ィ内に、クロスヘッドなどから垂下するパリソンを位置
させ、金型を型閉させて、金型の上方のパリソンをパリ
ソン切断装置によって切断する。次に、金型をエアー吹
込装置の直下に移動させて、図2に示すように、エアー
吹込ノズルを13をパリソンの上端に挿入する。する
と、金型24の上部のカウンタープレート15とエアー
吹込ノズル13の先端のカットリング14が接触して、
余分のパリソンである上バリb1が切断されて、ボトル
口部b2が形成される。この状態で、前記ノズル13の
内部からエアーがパリソン内に供給され、ボトル成形品
Bが得られる。
【0004】次に、上述のエアー吹込装置のエアー吹込
ノズル13の調節について説明する。
【0005】上述したように、エアー吹込ノズル13が
1本の場合には、エアー吹込ノズル13のカットリング
14を、金型24の口部の芯に合わせて挿入すると、上
バリb1が切断されて、ボトル口部b2が形成される。し
かし、エアー吹込ノズル13が2本以上の場合には、各
エアー吹込ノズル13のカットリング14を、金型24
の口部の芯に合わせると共に金型のカウンタープレート
15に同時に当たるようにエアー吹込ノズル13の高さ
を調節する必要がある。従来、このエアー吹込ノズル1
3の高さの調節は、エアー吹込ノズル13が取付られて
いるねじのねじ込み量の調節によって行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の中空成形機のエ
アー吹込ノズルの調節は、以上のようにして行われるた
め、次のような問題点があった。すなわち、各エアー吹
込ノズルのカットリングを、金型の口部の芯に合わせた
後に、エアー吹込ノズルの高さを調節すると、ねじの隙
間がずれて、エアー吹込ノズルが金型の口部の芯からず
れてしまう。そのため、エアー吹込ノズルの金型の口部
に対する芯出しと高さの調節を何回も行うこととなり、
作業時間が長くなる。また、調節が不十分となり不良品
が成形される原因となる。
【0007】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものであって、エアー吹込ノズルの金型
の口部に対する芯出しおよび高さの調節が容易な中空成
形機のエアー吹込方法及びその装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による中空成形機
のエアー吹込方法は、エアー吹込ノズルの高さ調節を、
合せ面が傾斜面とされた上部テーパプレートを下部テー
パープレートに対して水平方向に摺動させて行うことを
特徴とする。
【0009】さらに詳細には、エアー吹込ノズルの金型
の口部に対する円周方向の芯出しを、下部にエアー吹込
ノズルを有するナットを下部テーパプレートに対して水
平方向に摺動させて行うことを特徴とする。
【0010】本発明による中空成形機のエアー吹込装置
は、合せ面が傾斜面とされた上部・下部テーパプレート
と、下部テーパプレートの下部に相接して設けられたナ
ットと、上部・下部テーパプレートとナットをノズル取
付板に取付けるブロックとからなり、該ブロックとナッ
トの対向面間には、弾性部材によって隙間が設けられ、
前記ブロックの上側部には、前記上部テーパプレートを
水平方向にスライドさせる上部調節ボルトが設けられ、
下側部には、前記ナットを水平方向にスライドさせる下
部調節ボルトが設けられていることを特徴とする。
【0011】
【作用】エアー吹込ノズルの芯を、その下方位置に配設
された金型の口部の芯に合わせるには、ブロックの下側
部に設けられた下部調節ボルトによって、ナットを水平
方向にスライドさせて行う。また、エアー吹込ノズルの
高さの調節は、ブロックの上側部に設けられた上部調節
ボルトによって、前記上部テーパープレートを水平方向
にスライドさせて行う。2本以上のエアー吹込ノズルの
調節は、まず各エアー吹込ノズルの円周方向の芯出しを
行った後に、各エアー吹込ノズルの高さ方向の調節を行
う。
【0012】
【実施例】以下、図面と共に本発明による中空成形機の
エアー吹込装置について説明する。図2において、符号
21で示されるものは図示しない基台に固定して設けら
れた一対の板21a,21bからなる固定部であり、こ
の固定部21に設けられた複数のガイド筒22には複数
のガイドバー23が上下動自在に設けられていると共
に、このガイドバー23の下端にはノズル取付板11が
固定されたノズル取付台12が一体状に取付けられてい
る。
【0013】前記ノズル取付板11の下部には後述する
ノズル調節装置1が設けられている。このノズル調節装
置1の下部には、エアー吹込ノズル13が設けられると
共に、このエアー吹込ノズル13の下方位置には、一対
の金型部24a,24bからなる金型24が配設され、
この金型24内に位置するパリソン25には前記エアー
吹込ノズル13を介してエアーが吹込まれるように構成
されている。
【0014】前記ノズル取付台12の上部には、ナット
部材26が一体状に設けられている。前記板21a上に
は電動機27が設けられ、この電動機27の回転軸28
にはスラストベアリング29を介してボールねじ等から
なる回転ねじ30が一体状に接続されていると共に、こ
の回転ねじ30は前記ナット部材26を貫通して螺合し
ている。従って、前記回転ねじ30の回転によりナット
部材26を介してノズル取付台12が矢印Aに沿って上
下動するようになっている。
【0015】次に、図1を参照して、前記ノズル調節装
置1について詳細に説明する。
【0016】ノズル調節装置1は、合せ面が傾斜面とさ
れた上部・下部テーパプレー2,3と、下部テーパプレ
ート3の下部に相接して設けられたナット4と、上部・
下部テーパプレート2,3とナット4を後述する弾性部
材としてのスプリング6を介してノズル取付板11に取
付けるブロック7とからなっている。前記ナット4の下
部には、エアー吹込ノズル13が螺合され、ロックナッ
ト5で固定されている。
【0017】このブロック7の上側部には、前記上部テ
ーパプレート2を水平方向にスライドさせる上部調節ボ
ルト8用の穴7aが設けられ、下側部には、前記ナット
4を水平方向にスライドさせる下部調節ボルト9用の長
穴7bが設けられている。前記下部テーパプレート3
は、ブロック7に上下方向に摺動自在に設けられてい
る。また、上部調節ボルト8により、上部テーパプレー
ト2を水平方向に摺動して、下部テーパプレート3を上
下方向に摺動するために、前記ブロック7とナット4間
には隙間Sが設けられている。この隙間Sには、前記ナ
ット4を下部テーパプレート3に常に接触させ、かつ上
部テーパプレート2が極力小さな力で摺動するように弾
性部材としての複数のスプリング6が設けられている。
また、両テーパプレート2,3の合せ面には、極力小さ
な力で摺動するように、例えば硬質クロームメッキなど
の表面処理がなされている。
【0018】次に、上述したエアー吹込ノズル調節装置
1の動作について説明する。
【0019】エアー吹込ノズル13の芯を、その下方位
置に配設された金型24の口部の芯に合わせるには、ブ
ロック7の下側部に設けられた下部調節ボルト9によっ
て、ナット4を水平方向にスライドさせて行う。また、
エアー吹込ノズル13の高さの調節は、ブロック7の上
側部に設けられた上部調節ボルト8によって、前記上部
テーパープレート2を水平方向にスライドさせて行う。
2本以上のエアー吹込ノズル13の調節は、まず各エア
ー吹込ノズル13の円周方向の芯出しを行った後に、各
エアー吹込ノズル13の高さの調節を行う。
【0020】
【発明の効果】本発明による中空成形機のエアー吹込方
法及びその装置は、以上のように構成されているため、
次のような効果を得ることができる。すなわち、エアー
吹込ノズルの円周方向の芯出しと高さの調節が互いに影
響されることなく行えるので、誰でも簡単に調節できる
ようになり、不良品の低減および調節時間の短縮が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による中空成形機のノズル調節装置を示
す縦断面図である。
【図2】本発明による中空成形機のエアー吹込装置を示
す構成図である。
【図3】エアー吹込ノズルの金型への圧着状態を示す図
である。
【符号の説明】
1 ノズル調節装置 2 上部テーパプレート 3 下部テーパプレート 4 ナット 5 ロックナット 6 スプリング(弾性部材) 7 ブロック 8 上部調節ボルト 9 下部調節ボルト 11 ノズル取付板 12 ノズル取付台 13 エアー吹込ノズル 14 カットリング 15 カウンタプレート S 隙間 B ボトル成形品 b1 上バリ b2 ボトル口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−19221(JP,A) 特開 平7−60828(JP,A) 特開 平4−175142(JP,A) 特開 平7−32461(JP,A) 特開 平5−305414(JP,A) 特公 昭44−31563(JP,B1) 特公 昭37−16181(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 49/00 - 49/80

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアー吹込ノズル(13)の高さ調節
    を、合せ面が傾斜面とされた上部テーパプレート(2)
    を下部テーパープレート(3)に対して水平方向に摺動
    させて行うことを特徴とする中空成形機のエアー吹込方
    法。
  2. 【請求項2】 エアー吹込ノズル(13)の金型(2
    4)の口部に対する円周方向の芯出しを、下部にエアー
    吹込ノズル(13)を有するナット(4)を下部テーパ
    プレート(3)に対して水平方向に摺動させて行うこと
    を特徴とする請求項1記載の中空成形機のエアー吹込方
    法。
  3. 【請求項3】 合せ面が傾斜面とされた上部・下部テー
    パプレート(2,3)と、下部テーパプレート(3)の
    下部に相接して設けられたナット(4)と、上部・下部
    テーパプレート(2,3)とナット(4)をノズル取付
    板(11)に取付けるブロック(7)とからなり、該ブ
    ロック(7)とナット(4)の対向面間には、弾性部材
    (6)によって隙間(S)が設けられ、前記ブロック
    (7)の上側部には、前記上部テーパプレート(2)を
    水平方向にスライドさせる上部調節ボルト(8)が設け
    られ、下側部には、前記ナット(4)を水平方向にスラ
    イドさせる下部調節ボルト(9)が設けられていること
    を特徴とする中空成形機のエアー吹込装置。
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