JP3204827B2 - 感熱記録材料 - Google Patents
感熱記録材料Info
- Publication number
- JP3204827B2 JP3204827B2 JP32450093A JP32450093A JP3204827B2 JP 3204827 B2 JP3204827 B2 JP 3204827B2 JP 32450093 A JP32450093 A JP 32450093A JP 32450093 A JP32450093 A JP 32450093A JP 3204827 B2 JP3204827 B2 JP 3204827B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- undercoat layer
- recording material
- group
- sensitive recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
Description
のであり、さらに詳細には発色性、生保存性および発色
画像の安定性を向上させた電子供与性無色染料と電子受
容性化合物を含有する発色層を支持体上に設けた感熱記
録材料に関する。
を使用した記録材料は、感圧紙、感熱紙、感光感圧紙、
通電感熱記録紙、感熱転写紙等として既によく知られて
いる。たとえば英国特許第2,140,449号、米国
特許第4,480,052号、同第4,436,920
号、特公昭60−23992号、特開昭57−1798
36号、同60−123556号、同60−12355
7号などに詳しい。特に、感熱記録材料は特公昭43−
4160号、特公昭45−14039号公報等に詳し
い。これらの感熱記録システムはファクシミリ、プリン
ター、ラベル等の多分野に応用され、ニーズが拡大して
いる。しかし、感熱記録材料が溶剤等によりカブリが生
じてしまう欠点、および発色体が油脂、薬品等により変
褪色を起こしてしまう欠点を有しているために、ラベル
類、伝票類、ワープロ用紙、プロッター用紙等の分野に
おいては、特に商品価値を著しく損ねてきた。本発明者
らは、電子供与性無色染料、電子受容性化合物のそれぞ
れについて、その油溶性、水への溶解度、分配係数、p
Ka、置換基の極性、置換基の位置に着目して、良好な
記録材料用素材および記録材料の開発を追求してきた。
度で、生保存性、発色画像の安定性が良好な印字品質の
感熱記録材料を提供することにある。
る課題は、 支持体上に顔料を主成分とする下塗り層を
設け、該下塗り層の上に電子供与性無色染料と電子受容
性化合物を含有する感熱発色層を設けてなる感熱記録材
料において、感熱発色層中に下記一般式(I)で表され
るN−置換アントラニル酸誘導体の亜鉛塩を含有し、か
つ前記下塗り層の塗液は顔料分散液にバインダーを混合
して得られ、該バインダーの量は5〜95質量%であ
り、前記下塗り層は焼成カオリン、炭酸カルシウム、非
晶質シリカから選ばれる少なくとも一種の顔料を含み、
該下塗り層の乾燥塗布量が3.0〜20.0g/m2で
あることを特徴とする感熱記録材料により達成された。
ル基またはアリール基を、R2はフェニル基及びフェノ
キシ基を置換基として有するアルキル基、アリール基、
アルキルオキシ基、アリールオキシ基を、Xは酸素原子
または硫黄原子を表す。)
は水素原子、炭素数1〜4の直鎖または分岐のアルキル
基、炭素数6〜10の単環または縮合環のアリール基、
R2はフェニル基及びフェノキシ基を置換基として有す
るアルキル基、炭素数6〜10の単環または縮合環のア
リール基、置換アリール基(置換基としては、炭素数1
〜20のアルキル基、水酸基、アリール基、カルボキシ
ル基、スルホ基、スルホアミノ基、アシルアミノ基、等
がある。)、炭素数1〜20のアルキルオキシ基、置換
アルキルオキシ基(置換基としては、アリール基、カル
ボキシル基、スルホ基、スルホアミノ基、アシルアミノ
基等がある。)、炭素数1〜20のアリールオキシ基、
置換アリールオキシ基(置換基としては、炭素数1〜2
0のアルキル基、水酸基、アリール基、カルボキシル
基、スルホ基、スルホアミノ基、アシルアミノ基等があ
る。)が挙げられる。特に好ましくは、R1は水素原子
であり、R2はフェニル基及びフェノキシ基を置換基と
して有するアルキル基、炭素数7〜17のアルキルオキ
シ基、アラルキルオキシ基、炭素数6〜18のアリール
基、アルキル置換アリール基である。
を示す。(1)N−(ドデシルフェニルカルバモイル)
アントラニル酸、
(3)N−(4−クロロベンゾイル)アントラニル酸、
(4)N−(4−メトキシベンゾイル)アントラニル
酸、(5)N−(2−メトキシベンゾイル)アントラニ
ル酸、(6)N−(2−メチルチオベンゾイル)アント
ラニル酸、(7)N−(2−クロロベンゾイル)アント
ラニル酸、(8)N−(フェノキシアセチル)アントラ
ニル酸、(9)N−(4−メトキシフェノキシアセチ
ル)アントラニル酸、(10)N−(フェニルアセチ
ル)アントラニル酸、(11)N−(フェノキシカルボ
ニル)アントラニル酸、(12)N−(ベンジルオキシ
カルボニル)アントラニル酸、(13)N−(2−フェ
ノキシプロピオニル)アントラニル酸、(14)N−
(3−フェノキシプロピオニル)アントラニル酸、(1
5)N−(メトキシアセチル)アントラニル酸、(1
6)N−(メトキシカルボニル)アントラニル酸、(1
7)N−(エトキシカルボニル)アントラニル酸、(1
8)N−(n−ブチルオキシカルボニル)アントラニル
酸の亜鉛塩、などが挙げられる。中でも、N−(フェノ
キシアセチル)アントラニル酸の亜鉛塩が好ましい。
ニル酸誘導体の亜鉛塩は、亜鉛、アルミニウム、チタ
ン、けい素、ほう素、マグネシウム、またはカルシウム
等の酸化物、水酸化物、炭酸塩、カルボン酸塩の一種以
上と併用すると画像保存性がさらに向上する。特に併用
する金属化合物の中で酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、
炭酸カルシウム、二酸化けい素、けい酸アルミニウムが
好ましく、特に酸化亜鉛が好ましい。
導体の亜鉛塩のサンドミル等での微粒化後の分散粒径
は、発色感度を得るためなるべく3μm以下、好ましく
は2μm以下まで微粒化するのが好ましい。
誘導体の亜鉛塩に、既によく知られているサリチル酸誘
導体、芳香族カルボン酸の金属塩、フェノール誘導体、
フェノール樹脂、ノボラック樹脂、金属処理ノボラック
樹脂、金属錯体、酸性白土、ベントナイト等の電子受容
性化合物を併用して用いてもよい。これらの例は特公昭
40−9309号、特公昭45−14039号、特開昭
52−140483号、特開昭48−51510号、特
開昭57−210886号、特開昭58−87089
号、特開昭59−11286号、特開昭60−1767
95号、特開昭61−95988号等に記載されてい
る。
ルフェノール、4−フェニルフェノール、2,2’−ジ
ヒドロキシビフェニール、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン(ビスフェノールA)、4,4’
−sec−ブチリデンジフェノール、4,4’−シクロ
ヘキシリデンジフェノール、ビス(3−アリル−4−ヒ
ドロキシフエニル)スルホン、4−ヒドロキシフエニル
−3’,4’ジメチルフエニルスルホン、4−(4−イ
ソプロポキシフエニルスルホニル)フエノール、4,
4’−ジヒドロキシジフェニルサルファイド、1,4−
ビス−(4’−ヒドロキシクミル)ベンゼン、1,3−
ビス−(4’−ヒドロキシクミル)ベンゼン、4,4’
−チオビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノ
ール)、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフォ
ン,4−ヒドロキシ安息香酸ベンジルエステル、3,5
−ジ−tert−ブチルサリチル酸、3−フェニル−5
−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3−クミ
ル−5−t−オクチルサリチル酸、3,5−ジ−t−ブ
チルサリチル酸、3−フェニル−5−t−オクチルサリ
チル酸、3−メチル−5−α−メチルベンジルサリチル
酸、3−メチル−5−クミルサリチル酸、3,5−ジ−
t−オクチルサリチル酸,3,5−ビス(α−メチルベ
ンジル)サリチル酸,3−クミル−5−フェニルサリチ
ル酸、5−n−オクタデシルサリチル酸、4−ペンタデ
シルサリチル酸、3,5−ビス(α,α−ジメチルベン
ジル)サリチル酸、3,5−ビス−t−オクチルサリチ
ル酸、4−β−ドデシルオキシエトキシサリチル酸、4
−メトキシ−6−ドデシルオキシサリチル酸、4−β−
フェノキシエトキシサリチル酸、4−β−p−エチルフ
ェノキシエトキシサリチル酸、4−β−p−メトキシフ
ェノキシエトキシサリチル酸等及びこれらの金属塩等が
ある。本発明による電子受容性化合物であるN−置換ア
ントラニル酸誘導体に対して、上記の電子受容性化合物
は、10〜100重量%の割合で混合するのが好まし
い。また上記の電子受容性化合物を2種以上併用しても
よい。
の50〜800重量%使用することが好ましく、さらに
好ましくは100〜500重量%である。
亜鉛塩を用いた場合に、白地部および画像部の耐薬品性
は非常に良好であるが、高温下に保存した場合に白地部
が発色する問題点がある。本発明者らが鋭意研究した結
果、顔料を主成分とする下塗り層を設けた支持体上に発
色層を設けることで解決できることを見いだした。本発
明において、顔料としては、焼成カオリン、炭酸カルシ
ウム、非晶質シリカから選ばれる少なくとも一種を含
む。特に、焼成カオリンが好ましい。
ンダーを混合して得られる。このバインダーの量は、5
〜95重量%であり、好ましいのは8〜30重量%であ
る。
面活性剤、サイズ剤やワックス等を加えてもよい。特
に、アルケニルコハク酸塩,アルキルケテンダイマー,
ロジン化合物等のサイズ剤、パラフィンワックス,マイ
クロクリスタリンワックス,カルナバロウワックス,モ
ンタンワックス,ポリエチレンワックス等の撥水剤を添
加すると白地部の保存性がさらに高くなる。サイズ剤,
撥水剤の使用量は、下塗り層に含有される顔料に対し、
0.2〜20重量%、好ましくは0.5〜5重量%であ
る。得られた下塗り層塗液を、支持体上にバーコータ
ー、エアナイフコーター、ブレードコーター、カーテン
コーター等の装置を用い、塗布乾燥して、本発明の下塗
り層を得る。このように設けた下塗り層上に感熱発色層
を塗設して感熱記録材料を得る。下塗り層は感熱発色層
と同時に塗布しても、下塗り層塗布後、一旦下塗り層を
乾燥させた後に感熱発色層を塗布してもよい。本発明の
下塗り層の乾燥塗布量は3.0〜20.0g/m2 であ
り、好ましくは5.0〜12.0g/m2である。塗設
量が少ないと著しく熱感度が低下し、多いと塗膜強度、
紙強度が充分ではない。下塗り層塗布後、および感熱発
色層塗布後必要に応じてキャレンダー処理を施しても良
い。
は、トリフェニルメタンフタリド系化合物、フルオラン
系化合物、フエノチアジン系化合物、インドリルフタリ
ド系化合物、ロイコオーラミン系化合物、ローダミンラ
クタム系化合物、トリフエニルメタン系化合物、トリア
ゼン系化合物、スピロピラン系化合物、フルオレン系化
合物など各種の化合物がある。フタリド類の具体例は米
国再発行特許明細書第23,024号、米国特許明細書
第3,491,111号、同第3,491,112号、
同第3,491,116号および同第3,509,17
4号、フルオラン類の具体例は米国特許明細書第3,6
24,107号、同第3,627,787号、同第3,
641,011号、同第3,462,828号、同第
3,681,390号、同第3,920,510号、同
第3,959,571号、スピロジピラン類の具体例は
米国特許明細書第3,971,808号、ピリジン系お
よびピラジン系化合物類は米国特許明細書第3,77
5,424号、同第3,853,869号、同第4,2
46,318号、フルオレン系化合物の具体例は特願昭
61−240989号等に記載されている。
−3−H、ハロゲン又はアルキル−6−置換アミノフル
オランが有効である。具体例としてたとえば2−アニリ
ノ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−
アニリノ−3−メチル−6−N−シクロヘキシル−N−
メチルアミノフルオラン、2−p−クロロアニリノ−3
−メチル−6−ジブチルアミノフルオラン、2−アニリ
ノ−3−クロロ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−
アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−N−イソアミ
ルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−
N−エチル−N−ドデシルアミノフルオラン、2−o−
クロロアニリノ−6−ジブチルアミノフルオラン、2−
アニリノ−3−ペンタデシル−6−ジエチルアミノフル
オラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ジブチルアミ
ノフルオラン、2−アニリノ−3−エチル−6−ジブチ
ルアミノフルオラン、2−m−トルイジノ−3−メチル
−6−ジイソプロピルアミノフルオラン、2−アニリノ
−3−メチル−6−N−イソブチル−N−エチルアミノ
フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−N−エチ
ル−N−テトラヒドロフルフリルアミノフルオラン、2
−アニリノ−3−クロロ−6−N−エチル−N−イソア
ミルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6
−N−メチル−N−γ−エトキシプロピルアミノフルオ
ラン、2−アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−N
−γ−エトキシプロピルアミノフルオラン、2−アニリ
ノ−3−メチル−6−N−エチル−N−γ−プロポキシ
プロピルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル
−6−N−メチル−N−プロピルアミノフルオランなど
が挙げられる。
外に増感剤を添加してもよい。増感剤の例としては、特
開昭58−57989号、特開昭58−87094号、
特開昭63−39375号等に開示されている化合物が
挙げられる。芳香族エーテル(特に、ベンジルエーテル
類、ジ(置換フェノキシ)アルカン類)、芳香族エステ
ル及び又は脂肪族アミド、ウレア又は芳香族アミド又は
ウレアなどがその代表である。特に、芳香族エステルが
好ましく、さらに、しゅう酸ジベンジルエステル誘導体
が特に好ましい。
いて述べる。電子供与性無色染料、電子受容性化合物、
増感剤は、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子水溶
液とともにボールミル、サンドミル等を用い数ミクロン
以下まで分散される。増感剤は、電子供与性無色染料、
電子受容性化合物のいずれ、または両方に加え、同時に
分散するか、場合によっては予め電子供与性無色染料な
いし電子受容性化合物との共融物を作成し、分散しても
良い。これらの分散物は、分散後混合され、必要に応じ
顔料、界面活性剤、バインダー、金属石鹸、ワックス、
酸化防止剤、紫外線吸収剤等を加え感熱塗液とする。得
られた感熱塗液は、本発明の下塗り層を有する上質紙、
合成紙、プラスチックフィルム等に塗布乾燥された後、
キャレンダー処理により平滑性を付与し、目的の感熱記
録材料となる。この際、JIS−8119で規定される
平滑度が500秒以上、特に、800秒以上の支持体を
用いるのがドット再現性の点から特に好ましい。
5重量%以上溶解する化合物が好ましく、具体的には、
ポリビニルアルコール(カルボキシ変性、アセトアセチ
ル変性、イタコン酸変性、マレイン酸変性、シリカ変性
等の変性ポリビニルアルコールを含む)、メチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、デンプン類(変性
デンプンを含む)、ゼラチン、アラビアゴム、カゼイ
ン、スチレン−無水マレイン酸共重合体加水分解物、ポ
リアクリルアミド、酢酸ビニル−ポリアクリル酸共重合
体の鹸化物等があげられる。これらのバインダーは分散
時のみならず、塗膜強度を向上させる目的で使用される
が、この目的に対してはスチレン・ブタジエン共重合
物、酢酸ビニル共重合物、アクリロニトリル・ブタジエ
ン共重合物、アクリル酸メチル・ブタジエン共重合物、
ポリ塩化ビニリデンのごとき合成高分子のラテックス系
のバインダーを併用することもできる。また、必要に応
じこれらバインダーの種類に応じて、適当なバインダー
の架橋剤を添加しても良い。
酸カルシウム、硫酸バリウム、リトポン、ロウ石、カオ
リン、シリカ、非晶質シリカなどがある。
いられ、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、
ステアリン酸アルミニウムなどが用いられる。更に必要
に応じて界面活性剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、消泡
剤、導電剤、蛍光染料、着色染料などを添加してもよ
い。塗布された感熱記録材料は乾燥されキャレンダー等
の処理をほどこして使用に供される。また、必要に応じ
て感熱発色層の上に保護層を設けても良い。保護層は感
熱記録材料の保護層として公知の物であればいづれのも
のでも使用することができる。さらに、必要に応じて感
熱記録材料の支持体の感熱発色層とは反対の面にバック
コート層を設けても良い。バックコート層は感熱記録材
料のバックコート層として公知の物であればいずれのも
のでも使用することができる。以下実施例を示し本発明
を具体的に説明するが、本発明は以下実施例のみに限定
されるものではない。
ンゲルハルト社)80gをヘキサメタリン酸ソーダ0.
5%溶液160gと共にホモジナイザーで分散し、この
分散液に10%ポリビニルアルコール(クラレPVA−
105)水溶液100gを添加して下塗り層塗液を得
た。この下塗り層塗液を坪量50g/m2の上質紙上に
ワイヤーバーを用いて下塗り層の乾燥重量が7.0g/
m2になるように塗布し、50℃で1分間乾燥して下塗
り紙を得た。このようにして得られた下塗り紙をキャレ
ンダーで表面処理し、平滑度がベック平滑度として30
0±100秒になるよう調整し、下塗り紙を得た。次
に、電子供与性無色染料として、2−アニリノ−3−メ
チル−6−ジブチルアミノフルオラン、電子受容性化合
物としてN−ベンゾイルアントラニル酸亜鉛、増感剤と
してシュウ酸ジ(p−メチルベンジル)エステル、各々
20gを100gの5%ポリビニルアルコール(クラレ
PVA−105)水溶液と共に一昼夜ボールミルで分散
し、平均粒径を1.5μm以下にし、各々の分散液を得
た。また、炭酸カルシウム80gをヘキサメタリン酸ソ
ーダ0.5%溶液160gと共にホモジナイザーで分散
し、顔料分散液を得た。以上のようにして作成した各分
散液を電子供与性無色染料分散液5g、電子受容性化合
物分散液10g、シュウ酸ジ(p−メチルベンジル)エ
ステル分散液10g、炭酸カルシウム分散液を5gの割
合で混合し、さらに21%ステアリン酸亜鉛エマルジョ
ン3gを添加して感熱塗液を得た。この感熱発色層塗布
液を先に得られた下塗り紙上にワイヤーバーを用いて塗
布層の乾燥重量が5g/m2になるように塗布し、50
℃で1分間乾燥して感熱記録紙を得た。
に15.5%アルキルケテンダイマー化合物(荒川化学
社製サイズパインK903)15gを添加して下塗り塗
液を調製した以外は同様の方法により感熱記録材料を得
た。
ンダイマー化合物(荒川化学社製サイズパインK90
3)を使用する代わりに、アルキルケテンダイマー化合
物(荒川化学社製サイズパインK287)12gを使用
して下塗り塗液を調製した以外は同様の方法により感熱
記録材料を得た。
ンダイマー化合物(荒川化学社製サイズパインK90
3)を使用する代わりに、30%パラフィンワックス分
散液(荒川化学社製サイズパインW116H)9gを使
用して下塗り塗液を調製した以外は同様の方法により感
熱記録材料を得た。
ンダイマー化合物(荒川化学社製サイズパインK90
3)を使用する代わりに、30%パラフィンワックス分
散液(中京油脂製HidrinD−337)9gを使用
して下塗り塗液を調製した以外は同様の方法により感熱
記録材料を得た。
ンダイマー化合物(荒川化学社製サイズパインK90
3)を使用する代わりに、30%パラフィンワックス分
散液(中京油脂製HidrinP−7)9gを使用して
下塗り塗液を調製した以外は同様の方法により感熱記録
材料を得た。
ンダイマー化合物(荒川化学社製サイズパインK90
3)を使用する代わりに、30%強化ロジンサイズ剤
(荒川化学社製サイズパインE)9gを使用して下塗り
塗液を調製した以外は同様の方法により感熱記録材料を
得た。
ンダイマー化合物(荒川化学社製サイズパインK90
3)を使用する代わりに、炭素数12のアルケニル基で
ある化合物のカリウム塩(40%)6gを使用して下塗
り塗液を調製した以外は同様の方法により感熱記録材料
を得た。
て、N−ベンゾイルアントラニル酸亜鉛を使用する代わ
りに、N−(フェニルアセチル)アントラニル酸亜鉛を
使用して感熱塗液を調製した以外は同様の方法により感
熱記録紙を得た。
て、N−ベンゾイルアントラニル酸亜鉛を使用する代わ
りに、N−(ベンジルオキシカルボニル)アントラニル
酸亜鉛を使用して感熱塗液を調製した以外は同様の方法
により感熱記録紙を得た。
て、N−ベンゾイルアントラニル酸亜鉛を使用する代わ
りに、N−(2−フェノキシプロピオニル)アントラニ
ル酸亜鉛を使用して感熱塗液を調製した以外は同様の方
法により感熱記録紙を得た。
て、N−ベンゾイルアントラニル酸亜鉛を使用する代わ
りに、N−(フェノキシアセチル)アントラニル酸亜鉛
を使用して感熱塗液を調製した以外は同様の方法により
感熱記録紙を得た。
て、N−ベンゾイルアントラニル酸亜鉛を使用する代わ
りに、N−(フェノキシアセチル)アントラニル酸を使
用して感熱塗液を調製した以外は同様の方法により感熱
記録紙を得た。
て、N−ベンゾイルアントラニル酸亜鉛を使用する代わ
りに、N−(フェノキシアセチル)アントラニル酸を使
用し、さらに、酸化亜鉛80gをヘキサメタリン酸ソー
ダ0.5%溶液160gと共にホモジナイザーで分散し
た分散液1gを添加して感熱塗液を調製した以外は同様
の方法により感熱記録紙を得た。
リンを使用する代わりに、炭酸カルシウム(カルライト
KT,白石中央研究所)を使用して下塗り塗液を調製し
た以外は同様の方法により感熱記録紙を得た。
リンを使用する代わりに、非晶質シリカ(Mizuka
sil P−832,水沢化学)を使用して下塗り塗液
を調製した以外は同様の方法により感熱記録紙を得た。
リン80gを使用する代わりに、焼成カオリン70g+
炭酸カルシウム10gを使用して感熱塗液を調製した以
外は同様の方法により感熱記録紙を得た。
リン80gを使用する代わりに、焼成カオリン60g+
炭酸カルシウム20gを使用して感熱塗液を調製した以
外は同様の方法により感熱記録紙を得た。
ルアントラニル酸亜鉛を使用する代わりに、ビスフェノ
ールAを用いて、感熱塗液を調製した以外は同様の方法
により感熱記録紙を得た。
ルアントラニル酸亜鉛を使用する代わりに、4−ヒドロ
キシ安息香酸ベンジルエステルを用いて、感熱塗液を調
製した以外は同様の方法により感熱記録紙を得た。
ルアントラニル酸亜鉛を使用する代わりに、4−(4−
イソプロポキシフエニルスルホニル)フエノールを用い
て、感熱塗液を調製した以外は同様の方法により感熱記
録紙を得た。
塗り層を塗設せずに感熱記録紙を得た。
キャレンダーで表面処理し、平滑度がベック平滑度とし
て300±50秒になるよう調整し、感熱記録材料を得
た。感熱記録紙の評価は以下の様に行った。(1)発色
濃度は京セラ製印字試験機で印字エネルギー25mJ/
mm2で印字し発色濃度をマクベス濃度計で測定した。
この値が高いほうが、感熱記録紙の感度が高い。(2)
耐薬品性テストは、マイラーテープ(日東電工製)を上
記の方法で得られた記録紙の発色面に貼り合わせて白地
部のカブリおよび発色部の消色(変褪色)の度合いを評
価した。(3)耐熱性テストは記録紙を60°C30%
RHの恒温恒湿槽に24時間保管した後の白地部濃度を
測定した。以上の結果を表1,表2に示す。
発明の記録材料が感度が高く、薬品によるカブリ発色あ
るいは発色部の消色等が発生せず、白地部耐熱性が極め
て優れた性能を有していることがわかる。
Claims (4)
- 【請求項1】 支持体上に顔料を主成分とする下塗り層
を設け、該下塗り層の上に電子供与性無色染料と電子受
容性化合物を含有する感熱発色層を設けてなる感熱記録
材料において、感熱発色層中に下記一般式(I)で表さ
れるN−置換アントラニル酸誘導体の亜鉛塩を含有し、
かつ前記下塗り層の塗液は顔料分散液にバインダーを混
合して得られ、該バインダーの量は5〜95質量%であ
り、前記下塗り層は焼成カオリン、炭酸カルシウム、非
晶質シリカから選ばれる少なくとも一種の顔料を含み、
該下塗り層の乾燥塗布量が3.0〜20.0g/m2で
あることを特徴とする感熱記録材料。 【化1】 (上式において、R1は水素原子、アルキル基またはア
リール基を、R2はフェニル基及びフェノキシ基を置換
基として有するアルキル基、アリール基、アルキルオキ
シ基、アリールオキシ基を、Xは酸素原子または硫黄原
子を表す。) - 【請求項2】 下塗り層に顔料として焼成カオリンを含
有することを特徴とする請求項1に記載の感熱記録材
料。 - 【請求項3】 下塗り層にサイズ剤を含有することを特
徴とする請求項1〜2に記載の感熱記録材料。 - 【請求項4】 下塗り層にワックスを含有することを特
徴とする請求項1〜3に記載の感熱記録材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32450093A JP3204827B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 感熱記録材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32450093A JP3204827B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 感熱記録材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07179041A JPH07179041A (ja) | 1995-07-18 |
JP3204827B2 true JP3204827B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=18166506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32450093A Expired - Fee Related JP3204827B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 感熱記録材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3204827B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3053753A4 (en) * | 2013-10-04 | 2017-10-18 | Oji Holdings Corporation | Heat-sensitive recording material |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8114812B2 (en) * | 2006-03-03 | 2012-02-14 | Ncr Corporation | Two-sided thermal paper |
ATE518661T1 (de) | 2007-03-29 | 2011-08-15 | Jujo Paper Co Ltd | Thermisches aufzeichnungsmaterial |
US8283284B2 (en) | 2007-05-10 | 2012-10-09 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | Thermosensitive recording medium |
CN101835623B (zh) | 2007-08-21 | 2013-04-03 | 日本制纸株式会社 | 热敏记录介质 |
CN101842246B (zh) * | 2007-08-29 | 2012-07-04 | 日本制纸株式会社 | 热敏记录介质 |
WO2010110209A1 (ja) | 2009-03-24 | 2010-09-30 | 日本製紙株式会社 | 感熱記録体 |
US8673812B2 (en) | 2009-06-05 | 2014-03-18 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | Thermosensitive recording medium |
WO2011114780A1 (ja) | 2010-03-15 | 2011-09-22 | 日本製紙株式会社 | 感熱記録体 |
JP6327085B2 (ja) * | 2014-09-19 | 2018-05-23 | 王子ホールディングス株式会社 | 感熱記録体 |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP32450093A patent/JP3204827B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3053753A4 (en) * | 2013-10-04 | 2017-10-18 | Oji Holdings Corporation | Heat-sensitive recording material |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07179041A (ja) | 1995-07-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3204827B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JP3122977B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
EP0521706B1 (en) | Heat-sensitive color recording material | |
JP3204826B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JP3426330B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JP3353989B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JP3177544B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JPH089269B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JP2730977B2 (ja) | 感熱記録紙 | |
EP0675002B1 (en) | Heat-sensitive recording material | |
JP2790731B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JP2874812B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JPH0444591B2 (ja) | ||
JP2816055B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JPH07172044A (ja) | 感熱記録材料 | |
JPH0489283A (ja) | 感熱記録材料 | |
JPH07149045A (ja) | 感熱記録材料 | |
JPH07205544A (ja) | 感熱記録材料 | |
JPH07144469A (ja) | 感熱記録材料 | |
JPH0410977A (ja) | 感熱記録材料 | |
JPH04135788A (ja) | 感熱記録材料 | |
JPH07144471A (ja) | 感熱記録材料 | |
JPH07144470A (ja) | 感熱記録材料 | |
JPH0437798B2 (ja) | ||
JPH05124333A (ja) | 電子受容性顕色剤及び感熱記録材料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080629 Year of fee payment: 7 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080629 Year of fee payment: 7 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |