JP3204724B2 - 樋用伸縮継手 - Google Patents

樋用伸縮継手

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JP3204724B2
JP3204724B2 JP08871992A JP8871992A JP3204724B2 JP 3204724 B2 JP3204724 B2 JP 3204724B2 JP 08871992 A JP08871992 A JP 08871992A JP 8871992 A JP8871992 A JP 8871992A JP 3204724 B2 JP3204724 B2 JP 3204724B2
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新吾 須藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建物の軒などに取り
付けられる樋を伸縮自在に連結する樋用伸縮継手に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建物の軒などに取り付けられる樋を流水
可能に連結する樋用伸縮継手の一例が図6に示されてい
る。この従来の樋用伸縮継手は、矢印601の方向か
ら。断面コ字状の樋が挿入されて固定される断面コ字状
第1継手部70と、矢印602の方向から断面コ字状
樋が挿入されて固定される断面コ字状の第2継手部8
0とを備えている。そして、第2継手部80は、矢印6
03の方向から第1継手部70の内側に挿入される。
【0003】これにより、図7に示すように、例えば樋
1と樋2とが、第1継手部70と第2継手部80とによ
り、連結される。この場合、樋1と樋2とがcの距離だ
け離れている。樋用伸縮継手は、設置される環境の変
化、例えば季節の違いによる外気温の変化により、樋1
や樋2が長手方向に伸縮して、距離cが変化しても、樋
用伸縮継手が伸縮可能であるので、この伸縮の変化を吸
収する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示す
ような、従来の樋用伸縮継手では、設置される環境の変
化、例えば季節の違いによる外気温度の変化により、第
1継手部70、第2継手部80が熱膨脹を繰り返すと
の底壁71,81が内側に湾曲する。この状態で、樋に
水を流すと、樋用伸縮継手の湾曲した所で漏水が発生す
る。
【0005】この発明の目的は、このような欠点を除
き、設置される環境が変化しても、漏水の発生を防止で
きる樋用伸縮継手を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、その目的を
達成するため、一方の樋が固定される断面コ字状の第1
継手部と、他方の樋が固定され、前記第1継手部の内側
に挿入されると共に、前記一方の樋と前記他方の樋との
間を流水可能に伸縮自在に連結する断面コ字状の第2継
手部とを備える樋用伸縮継手において、前記第2継手部
は、一端側に設けられた断面コ字状の樋取付部と、他端
側に設けられた断面がU字状に湾曲している摺動部とか
ら形成され、断面U字状の摺動部の外壁に面接した状態
摺動する補強部を前記第1継手部の両側壁の内側と底
壁の内側とにまたがってU字状に湾曲させて設けてい
る。
【0007】
【作用】このような構成により、第2継手部の摺動部の
外壁が第1継手部に設けられた補強部に面接させると、
第2継手部の外壁が第1継手部に補強部に摺動自在に接
合され、摺動面は環境が変化しても密接した状態を維持
する。また、第1継手部に設けられている補強部は、第
1継手部の両側壁とこれらの側壁の間の底壁とにまたが
ってU字状に湾曲して固着されているので、樋用伸縮継
手が設置される環境が変化しても、第1継手部の底壁の
変形が防止される。さらに、第2継手部の摺動部の断面
がU字状をしているので、樋用伸縮継手が設置される環
境が変化しても、第2継手部の摺動部の変形が防止され
る。
【0008】これにより、設置される環境が変化して
も、第2継手部の外壁が第1継手部に設けられた補強部
に常に当接し、環境の変化による漏水が防止できる。
【0009】
【実施例】次に、この発明の実施例を、図面を用いて説
明する。
【0010】[実施例1] 図1は、この発明の実施例1を示す斜視図である。この
樋用伸縮継手は、第1継手部10と、第2継手部20と
を備えている。
【0011】第1継手部10は、断面がコ字状であり、
内部には仕切部11を備えている。第1継手部10に
は、断面コ字状の樋が矢印101の方向から仕切部11
まで挿入可能である。
【0012】第1継手部10の内側には、全体がU字状
湾曲していると共に、断面がコ字状の溝12Aを有す
補強部材12が固着されている。このとき、補強部材
12の両端が第1継手部10の側壁13,13にそれぞ
れ固着され、補強部材12の中央が底壁14に固着され
ている。補強部材12の溝12Aには、漏水防止用の止
水材(図示を省略)が埋め込まれる。なお、補強部材1
2と止水材(図示を省略)とにより、補強部が構成され
る。
【0013】側壁13,13の上側には、断面がコ字状
のガイド部15,15が設けられている。
【0014】第2継手部20は、一端側に設けられた
面がコ字状である樋取付部21と、他端側に設けられた
断面がU字状に湾曲している摺動部22とから形成され
てお り、この摺動部22の外壁が前記第1継手部10の
補強部に面接した状態で摺動するようになっている。
【0015】断面コ字状の樋取付部21には、矢印10
2の方向から断面コ字状の樋が挿入可能である。
【0016】摺動部22の外壁は、第1継手部10の補
強部材12に埋め込まれた止水材(図示を省略)と摺動
する形状になっている。摺動部22の両側には、第1継
手部10のガイド部15,15と嵌合する、断面がコ字
状のガイド部23,23が設けられている。
【0017】このような樋用伸縮継手は、次のようにし
て樋を連結する。
【0018】連結される樋の一方が、矢印101の方向
から第1継手部10の仕切部11で挿入されて、固定さ
れる。他方の樋は、第2継手部20の樋取付部21に矢
印102の方向から挿入されて、固定される。
【0019】この後、第2継手部20が矢印103の方
向から第1継手部10に挿入されて、樋が連結される。
このとき、第2継手部20のガイド部23,23が第1
継手部10のガイド部15,15の内側を移動すると共
に、第2継手部20の摺動部22の外壁が補強部材12
に埋め込まれた止水材(図示を省略)と摺動する。これ
により、第2継手部20の摺動部22の外壁が補強部材
12の止水材(図示を省略)に当接した状態で、樋が連
結される。
【0020】これにより、第1継手部10のガイド部材
15,15と、第2継手部20のガイド部材23,23
により、第2継手部20の上方への移動が阻止されるの
で、第2継手部20の外壁と、補強部材12に埋め込ま
れた止水材(図示を省略)との接触が保たれ、水が樋に
流れたときの漏水が防止される。
【0021】このように、実施例1により、樋用伸縮継
手が設置された環境が変化しても、摺動部22がU字状
に湾曲しているので、摺動部22の変形が防止できると
共に、側壁13,13と底壁14とが補強部材12で固
着されているので、底壁14が湾曲せず、摺動部22と
補強部材12に埋め込まれた止水材との密着状態が保た
れ、漏水の発生が防止される。
【0022】なお、実施例1では、補強部材12は、断
面がコ字状の棒状のものを湾曲させた形状であるが、補
強部材12の形状は、これに限定されることなく、例え
ば補強部材12と側壁13,13と、底壁14との隙間
を埋めるような形状でもよい。
【0023】[実施例2] 図2は、この発明の実施例2を示す斜視図である。この
実施例2では、実施例1の第1継手部10のガイド部1
5,15の内側に、長さaの凸状スライダー15A,1
5Aを設けている。凸状スライダー15A,15Aは、
断面が四辺形の棒状をしており、挿入方向201と平行
に、ガイド部15,15にそれぞれ設けられている。
【0024】一方、第2継手部20のガイド部23,2
3の外側には、第1継手部10の凸状スライダー15
A,15Aが嵌合する、長さbの凹状スライダー23
A,23Aが、ガイド部材23の端から挿入方向201
と平行に設けられている。この凹状スライダー23A,
23Aの長さbは、第1継手部10の凸状スライダー1
5A,15Aの長さaより長くなっている。
【0025】この実施例2の第2継手部20が第1継手
部10に挿入方向201から挿入されると、第2継手部
20が伸縮自在に第1継手部10に取り付けられると共
に、第2継手部20の凹状スライダー23A,23Aが
第1継手部10の凸状スライダー15A,15Aと嵌合
するので、図4に示す状態になり、第2継手部20の上
下方向401のブレが防止できる。
【0026】このように、実施例2により、凸状スライ
ダー15A,15Aと凹状スライダー23A,23Aと
により、第2継手部20の外壁と、補強部材12に埋め
込まれた止水材(図示を省略)との接触が確かなものに
なり、樋を連結したときの漏水の防止が確実になる。
【0027】また、凸状スライダー15A,15Aと凹
状スライダー23A,23Aとが摺動しながら、第2継
手部20が第1継手部10を挿入方向201に移動する
ので、第2継手部20の移動がスムースになる。
【0028】さらに、凸状スライダー15A,15Aと
凹状スライダー23A,23Aとにより、補強部材12
と第2継手部20との間隔を一定にできるので、補強部
12の止水材(図示を省略)に厚みのムラがあって
も、漏水の発生を防止できる。
【0029】なお、実施例2では、凹状スライダー23
A,23Aがガイド部23,23の端から設けられてい
るが、凹状スライダー23A,23Aを設ける位置は、
これに限定されることなく、例えばガイド部23,23
の端から所定長だけ離して設けてもよい。これにより、
第2継手部20が第1継手部10から抜け出ることが防
止できる。
【0030】[実施例3] 図3は、この発明の実施例3を示す斜視図である。この
実施例3では、実施例1の第1継手部10のガイド部1
5,15の内側に、凹状スライダー15B,15Bを設
け、第2継手部20のガイド部材23,23の外側に凸
状スライダー23B,23Bを設けている。これは、実
施例2で、凸状スライダー15A,15Aと凹状スライ
ダー23A,23を設ける位置を逆にした状態である。
【0031】この実施例3の第2継手部20が第1継手
部10に挿入方向301から挿入されると、凸状スライ
ダー23B,23Bが凹状スライダー15B,15Bと
嵌合するので、図5に示す状態になり、第2継手部20
の上下方向501のブレが防止できる。
【0032】このように、実施例3により、凹状スライ
ダー15B,15Bと凸状スライダー23B,23Bと
により、第2継手部20の外壁と、補強部材12に埋め
込まれた止水材(図示を省略)との接触が確かなものに
なり、樋を連結したときの漏水の防止が確実になる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明により、
第2継手部に形成されたの断面U字状の摺動部の外壁が
第1継手部に設けられたU字状に湾曲した補強部に摺動
し、かつ、補強部が第1継手部の両側壁とこれらの側壁
の間の底壁とに固着されているので、樋用伸縮継手が取
り付けらている環境が変化しても、第1継手部の底壁の
変形が防止される。これにより、第2継手部の外壁が第
1継手部に設けられた補強部に常に当接するので、環境
の変化による漏水が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す斜視図である。
【図2】この発明の実施例2を示す斜視図である。
【図3】この発明の実施例3を示す斜視図である。
【図4】実施例2の継手部の嵌合の様子を示す断面図で
ある。
【図5】実施例3の継手部の嵌合の様子を示す断面図で
ある。
【図6】従来の樋用伸縮継手の一例を示す斜視図であ
る。
【図7】従来の樋用伸縮継手による樋の連結の一例を示
す側面図である。
【符号の説明】
10 第1継手部 12 補強部材 13 側壁 14 底壁 20 第2継手部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の樋が固定される断面コ字状の第1
    継手部と、他方の樋が固定され、前記第1継手部の内側
    に挿入されると共に、前記一方の樋と前記他方の樋との
    間を流水可能に伸縮自在に連結する断面コ字状の第2継
    手部とを備える樋用伸縮継手において、前記第2継手部は、一端側に設けられた断面コ字状の樋
    取付部と、他端側に設けられた断面がU字状に湾曲して
    いる摺動部とから形成され、断面U字状の摺動部の外壁
    に面接した状態で 摺動する補強部を前記第1継手部の両
    側壁の内側と底壁の内側とにまたがってU字状に湾曲さ
    せて設けたことを特徴とする樋用伸縮継手。
JP08871992A 1992-04-09 1992-04-09 樋用伸縮継手 Expired - Lifetime JP3204724B2 (ja)

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