JP3204673U - コンクリート仕上げ装置 - Google Patents

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英宏 内野
英宏 内野
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Abstract

【課題】省力化することができ、作業の効率をよくすることができるコンクリート仕上げ装置を提供する。【解決手段】コンクリート材2が流し込まれた型枠4の両縁6間で型枠4の上方を渡って配置したバイブ用本体部21と、型枠4の両縁6に備えたレール部8に沿って移動するバイブ用走行部25と、型枠4の上方から吊り下げてコンクリート材2に挿入する複数の棒状バイブレータ22とから、走行式バイブレータ装置20を構成し、この走行式バイブレータ装置20を備えてコンクリート仕上げ装置10を構成する。【選択図】図1

Description

本考案は、コンクリート板を製造する過程で用いられるコンクリート仕上げ装置に関するものである。
従来、例えばコンクリート床板などのコンクリート板を製造する工場などでは、格子状に鉄筋が張られた矩形の型枠に流動性のコンクリート材が充填されて締め固められ、コンクリート板が製造される。その際の行程として、例えば、コンクリート材にバイブレータを挿入して充填性を高める手順、コンクリート材の表面を均して荒仕上げする手順、コンクリート材の表面を平坦に締め固める手順などがある。各手順は作業者によって実行され、例えば、作業者が手で持ったバイブレータをコンクリート材に挿入し、または道具を用いてコンクリート材の表面を均し、締め固める。
しかし、上記したとおり、従来、コンクリート板を製造する際の各手順は、作業者の人力によって実行されていたため、例えば、以下の課題がある。各手順において、作業者が乗る足場を型枠に渡す必要がある。充填性を高める手順において、作業者が、自身の感覚に頼って手動でバイブレータを操作すると、型枠の底や鉄筋にバイブレータが接触して破損する場合や、バイブレータを挿入する深さや位置が適切な状態に至らないことから充填性に斑が生じる。荒仕上げする手順において、コンクリート材の表面を均す道具を水平に移動させる際、コンクリート材からの抗力を越える相当の力を人力で賄う必要がある。平坦に締め固める手順において、作業者が、コンクリート材の表面で道具を万遍なく移動させる必要がある。このように、多くの労力と、その労力を実現するための人員とを要し、作業の効率がよくなかった。
本考案は、上記の実情に鑑みて提案されたものである。すなわち、省力化することができ、作業の効率をよくすることができるコンクリート仕上げ装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係るコンクリート仕上げ装置は、コンクリート材が流し込まれた型枠の両縁間で前記型枠の上方を渡って配置されたバイブ用本体部と、前記バイブ用本体部に設けられ、前記型枠の両縁に備えられたレール部に沿って移動するバイブ用走行部と、前記バイブ用本体部に取り付けられて前記型枠の上方に配置され、前記コンクリート材に挿入される棒状の複数のバイブレータと、から構成された走行式バイブレータ装置が備えられた、ことを特徴とする。
本考案に係るコンクリート仕上げ装置は、複数の前記バイブレータが、前記型枠の両縁間に並べられると共に、前記バイブ用走行部の移動方向において前後にずれて配置された、ことを特徴とする。
本考案に係るコンクリート仕上げ装置は、前記型枠の両縁間で前記型枠の上方を渡って配置された仕上げ用本体部と、前記仕上げ用本体部に設けられ、前記レール部に沿って移動する仕上げ用走行部と、前記型枠の両縁間に渡って真っ直ぐに形成されると共に、前記仕上げ用本体部に取り付けられて前記型枠の両縁に載置され、前記コンクリート材の表面に沿って前記仕上げ用走行部の移動方向に摺動する摺動部と、から構成された走行式仕上げ装置が備えられた、ことを特徴とする。
本考案に係るコンクリート仕上げ装置は、前記型枠の両縁間で前記型枠の上方を渡って配置された回転仕上げ用本体部と、前記回転仕上げ用本体部に設けられ、前記レール部に沿って移動する回転仕上げ用走行部と、前記コンクリート材の表面と対面して配置されると共に前記回転仕上げ用本体部に取り付けられ、回転しながら前記コンクリート材の表面に沿って摺動するブレードと、から構成された走行式回転仕上げ装置が備えられた、ことを特徴とする。
本考案に係るコンクリート仕上げ装置は上記した走行式バイブレータ装置が備えられている。この構成により、バイブ用走行部がレール部に沿って移動することで、バイブ用本体部が型枠の上方を移動し、このバイブ用本体部に取り付けられた棒状のバイブレータが、コンクリート材の上方の任意の位置に配置される。すなわち、走行式バイブレータ装置として自動化されたことで、労力や人員を要しない。しがたって、省力化することができ、作業の効率をよくすることができる。また、棒状のバイブレータが適切に配置されることで、コンクリート材の充填性を斑なく高めることができる。
本考案に係るコンクリート仕上げ装置は、複数のバイブレータが、型枠の両縁間に並べられると共に、バイブ用走行部の移動方向において前後にずれて配置されている。この構成により、棒状のバイブレータから発生した振動が伝搬する範囲が、バイブ用走行部の移動方向において前後にずれるため、振動が伝搬する範囲が不必要に重ならず、一度の作業で広範囲を処理することができる。
本考案に係るコンクリート仕上げ装置は、上記した走行式仕上げ装置が備えられている。この構成により、仕上げ用走行部がレール部に沿って移動することで、仕上げ用本体部が型枠の上方を移動し、この仕上げ用本体部に取り付けられた摺動部が、コンクリート材の表面に沿って摺動する。すなわち、走行式仕上げ装置として自動化されたことで、労力や人員を要しない。しがたって、省力化することができ、作業の効率をよくすることができる。また、型枠の表面から盛り上がった余分なコンクリート材を均す際、コンクリート材からの抗力に対抗する力で移動することができ、コンクリート材を水平に均すことができる。
本考案に係るコンクリート仕上げ装置は、上記した走行式回転仕上げ装置が備えられている。この構成により、回転仕上げ用走行部がレール部に沿って移動することで、回転仕上げ用本体部が型枠の上方を移動し、この回転仕上げ用本体部に取り付けられたブレードが、回転しながらコンクリート材の表面に沿って摺動する。すなわち、走行式回転仕上げ装置として自動化されたことで、労力や人員を要しない。しがたって、省力化することができ、作業の効率をよくすることができる。また、自在に摺動することでコンクリート材の表面を万遍なく締め固めることができる。
本考案の実施形態に係るコンクリート仕上げ装置の走行式バイブレータ装置が示された前方図である。 本考案の実施形態に係るコンクリート仕上げ装置の走行式バイブレータ装置が示された側面図である。 本考案の実施形態に係るコンクリート仕上げ装置の走行式バイブレータ装置が示された上面図である。 本考案の実施形態に係るコンクリート仕上げ装置の走行式仕上げ装置が示された前方図である。 本考案の実施形態に係るコンクリート仕上げ装置の走行式仕上げ装置が示された側面図である。 本考案の実施形態に係るコンクリート仕上げ装置の走行式仕上げ装置が示された上面図である。 本考案の実施形態に係るコンクリート仕上げ装置の走行式回転仕上げ装置が示された前方図である。 本考案の実施形態に係るコンクリート仕上げ装置の走行式回転仕上げ装置が示された側面図である。 本考案の実施形態に係るコンクリート仕上げ装置の走行式回転仕上げ装置が示された上面図である。
本考案の実施形態に係るコンクリート仕上げ装置10は、型枠4に充填された流動性のコンクリート材2を締め固めてコンクリート床版を製造する際、コンクリート材2に棒状のバイブレータ22を挿入して充填性を高める手順、コンクリート材2の表面を均して荒仕上げする手順、コンクリート材2の表面を平坦に締め固める手順を実行するものである。
以下に、本考案の実施形態に係るコンクリート仕上げ装置10を図面に基づいて説明する。図1、図2および図3は、本考案の実施形態に係るコンクリート仕上げ装置10の走行式バイブレータ装置20が示されている。走行式バイブレータ装置20は、コンクリート材2に棒状バイブレータ22を挿入して充填性を高めるものである。
図1および図2に示されているとおり、コンクリート仕上げ装置10で用いられる型枠4は、例えば長方形であり、上面が開放され、側面部5がスライドすることで展開することができる構造である。型枠4の内側は、鉄筋3が格子状に張られている。長方形の型枠4のうち、長手の側面部5における両縁6の上面は、レール部8が備えられている。なお、以下の説明では、レール部8が敷かれた型枠4の長手方向(レール部8に沿って各部が移動する方向)を長さ方向の前後とし、レール部8と交差する方向を幅方向の左右とし、型枠4の深さ方向を上下とする。
図1から図3に示されているとおり、走行式バイブレータ装置20は、次の各部から構成されている。すなわち、コンクリート材2が流し込まれた型枠4の両縁6間で型枠4の上方を渡って配置されたバイブ用本体部21と、型枠4の側面部5における両縁6に備えられたレール部8に沿って前後に移動するバイブ用走行部25と、バイブ用本体部21に取り付けられてコンクリート材2に挿入される複数の棒状バイブレータ22とから、走行式バイブレータ装置20が構成されている。
バイブ用本体部21は、前方から視してゲート状に形成されたフレームであり、複数の棒状バイブレータ22がシリンダー23を介して吊り下げられている。棒状バイブレータ22は、型枠4の両縁6間において幅方向に並べられると共に、長さ方向において前後にずれて配置されている。詳説すれば、図3に示されているとおり、棒状バイブレータ22は、後方側寄りに配置されたものと、前方側寄りに配置されたものとが互い違いに配置されている。棒状バイブレータ22同士の間隔は、棒状バイブレータ22から発生した振動が伝搬する範囲が不必要に重ならない程度に空けられ、また、図1および図2に示されているとおり、型枠4に張られた鉄筋3に接触しない程度に空けられている。棒状バイブレータ22は、外部ホース24を介してバイブ用制御盤28に接続されている。
図1から図3に示されているとおり、各棒状バイブレータ22を上下に昇降させるシリンダー23は、棒状バイブレータ22毎に取り付けられている。シリンダー23は、例えば空圧式や油圧式などである。
バイブ用本体部21の両端の下方に取り付けられたバイブ用走行部25は、レール部8に嵌合する車輪26と、この車輪26を稼働させる走行モータ27とから構成されている。
バイブ用本体部21は、インバータ30や、棒状バイブレータ22およびバイブ用走行部25をインバータ制御するバイブ用制御盤28が備えられている。このバイブ用制御盤28により、例えば、シリンダー23の昇降、棒状バイブレータ22の振動時間、バイブ用走行部25の走行速度(低速、高速)などが制御される。バイブ用制御盤28による制御は、無線式または有線式のバイブ用操作部29からの信号に基づいて行われる。その他、バイブ用本体部21は、コンプレッサ31などの各機器が備えられている。
以上のとおり、走行式バイブレータ装置20が構成されている。
次に、本考案の実施形態に係るコンクリート仕上げ装置10の走行式仕上げ装置40を図面に基づいて説明する。図4、図5および図6は、本考案の実施形態に係るコンクリート仕上げ装置10の走行式仕上げ装置40が示されている。走行式仕上げ装置40は、コンクリート材2の表面を均して荒仕上げするものである。
図4から図6に示されているとおり、走行式仕上げ装置40は、次の各部から構成されている。すなわち、型枠4の両縁6間で型枠の上方を渡って配置された仕上げ用本体部41と、レール部8に沿って前後に移動する仕上げ用走行部45と、コンクリート材2の表面に前後に摺動する摺動部42とから、走行式仕上げ装置40が構成されている。
仕上げ用本体部41は、前方から視してゲート状に形成されたフレームであり、摺動部42が昇降用モータ43を介して吊り下げられている。摺動部42は、型枠4の両縁6間に渡って幅方向において真っ直ぐに形成されると共に、仕上げ用本体部41に取り付けられて型枠4の両縁6の上に載置され、仕上げ用本体部41に対して平行に配置されている。また、摺動部42は、複数の摺動部用振動モータ44が取り付けられている。摺動部用振動モータ44は、摺動部42を振動させ、振動をコンクリート材2に伝搬させるものである。
仕上げ用本体部41の両端の下方に取り付けられた仕上げ用走行部45は、レール部8に嵌合する車輪26と、この車輪26を稼働させる走行モータ27とから構成されている。
仕上げ用本体部41は、仕上げ用走行部45をインバータ制御する仕上げ用制御盤46が備えられている。この仕上げ用制御盤46により、例えば、摺動部42の昇降、摺動部用振動モータ44の振動時間、仕上げ用走行部45の走行速度(低速、高速)などが制御される。仕上げ用制御盤46による制御は、無線式または有線式の仕上げ用操作部47からの信号に基づいて行われる。
以上のとおり、走行式仕上げ装置40が構成されている。
次に、本考案の実施形態に係るコンクリート仕上げ装置10の走行式回転仕上げ装置60を図面に基づいて説明する。図7、図8および図9は、本考案の実施形態に係るコンクリート仕上げ装置10の走行式回転仕上げ装置60が示されている。走行式回転仕上げ装置60は、コンクリート材2の表面を平坦に締め固めるものである。
図7から図9に示されているとおり、走行式回転仕上げ装置60は、次の各部から構成されている。すなわち、型枠4の両縁6間で型枠4の上方を渡って配置された回転仕上げ用本体部61と、レール部8に沿って前後に移動する回転仕上げ用走行部68と、回転しながらコンクリート材2の表面に沿って摺動するブレード62とから、走行式回転仕上げ装置60が構成されている。
回転仕上げ用本体部61は、前方から視してゲート状に形成されたフレームであり、ブレード62が、スライド機構63および昇降機構65を介して吊り下げられている。詳説すれば、スライド機構63は、スライド用モータ64が備えられ、このスライド用モータ64によって、回転仕上げ用本体部61に対して幅方向にブレード62を自在に移動させる。スライド機構63には昇降機構65が備えられている。昇降機構65は、昇降用モータ66が備えられ、この昇降用モータ66によってブレード62を自在に昇降させる。
ブレード62は、コンクリート材2の表面と対面した円盤状に形成されると共に、スライド機構63および昇降機構65を介して回転仕上げ用本体部61に取り付けられている。また、ブレード62は、ブレード回転用モータ71が備えられ、ブレード調整ハンドル67によってブレード62の角度が調整される。なお、ブレード62は、複数の羽根から構成されていてもよい。
回転仕上げ用本体部61の両端の下方に取り付けられた回転仕上げ用走行部68は、レール部8に嵌合する車輪26と、この車輪26を稼働させる走行モータ27とから構成されている。
回転仕上げ用本体部61は、回転仕上げ用走行部68をインバータ制御する回転仕上げ用制御盤69が備えられている。この回転仕上げ用制御盤69により、例えば、ブレード62の昇降、スライド、回転仕上げ用走行部68の走行速度(低速、高速)などが制御される。回転仕上げ用制御盤69による制御は、無線式または有線式の回転仕上げ用操作部70からの信号に基づいて行われる。
以上のとおり、走行式回転仕上げ装置60が構成されている。
上記したコンクリート仕上げ装置10は、走行式バイブレータ装置20、走行式仕上げ装置40、走行式回転仕上げ装置60が、順番に長さ方向に連結されて一体となった構成でもよく、また、各装置20,40,60が独立していてもよい。
次に、本考案の実施形態に係るコンクリート仕上げ装置10の動作を説明する。
図1から図3において、型枠4にコンクリート材2が充填された状態で、走行式バイブレータ装置20を設置する。詳説すれば、バイブ用走行部25をレール部8に設置し、棒状バイブレータ22をコンクリート材2の上方に配置する。棒状バイブレータ22を稼働させると、棒状バイブレータ22が下降してコンクリート材2に挿入される。すべてのシリンダー23を同時に動作させれば棒状バイブレータ22は同時に下降し、個別に動作させれば棒状バイブレータ22は個別に下降する。下降する際は、棒状バイブレータ22がコンクリート材2に挿入されて型枠4の底面部7に接触する手前で止まる。この状態で所定時間シリンダー23が停止し、棒状バイブレータ22が振動する。棒状バイブレータ22の振動がコンクリート材2に伝搬し、コンクリート材2は、型枠4への充填性が高まる。なお、シリンダー23の上限および下限は予め設定しておく。
所定時間経過後、棒状バイブレータ22を上昇させてコンクリート材2から引き抜く。バイブ用走行部25を前進させ、再び棒状バイブレータ22を下降させてコンクリート材2に挿入する。
次に、図4から図6において、走行式仕上げ装置40を設置する。詳説すれば、仕上げ用走行部45をレール部8に設置し、摺動部42をコンクリート材2の上方に設置する。摺動部42を稼働させると、摺動部42が下降し、型枠4の両縁6に接触すると共にコンクリート材2の表面に押し当てられる。摺動部42がコンクリート材2の表面に押し当てられた状態で仕上げ用走行部45が前進し、摺動部42は、水平な状態を保ちながら、型枠4の表面から盛り上がった余分なコンクリート材2を水平に均す。その際、摺動部用振動モータ44が稼働し、摺動部42を介して振動がコンクリート材2に伝搬する。
次に、図7から図9において、走行式回転仕上げ装置60を設置する。詳説すれば、回転仕上げ用走行部68をレール部8に設置し、ブレード62をコンクリート材2の上方に設置する。ブレード62を稼働させると、昇降機構65が駆動してブレード62が下降し、ブレード62がコンクリート材2の表面に当てられる。スライド機構63が駆動すると、ブレード62は、回転しながら左右に移動する。さらに回転仕上げ用走行部68を前進させ、コンクリート材2の表面を万遍なく平坦に締め固める。
なお、上記した走行式バイブレータ装置20、走行式仕上げ装置40、走行式回転仕上げ装置60の各動作は、作業者1が各操作部29,47,70を操作することで実現するが、予め設定されたプログラムに基づいて各制御盤28,46,69を稼働させ、各装置20,40,60を自動で稼働させてもよい。また、型枠4を長さ方向に縦列し、型枠4の各レール部8同士を連結させ、各装置20,40,60がレール部8に沿って一度に複数の型枠4を縦断する構成としてもよい。
次に、本実施形態の効果を説明する。
上記したとおり、本実施形態によれば、コンクリート材2が流し込まれた型枠4の両縁6間で型枠4の上方を渡って配置されたバイブ用本体部21と、レール部8に沿って前後に移動するバイブ用走行部25と、バイブ用本体部21に取り付けられてコンクリート材2に挿入される複数の棒状バイブレータ22とから、走行式バイブレータ装置20が構成されている。この構成により、バイブ用走行部25がレール部8に沿って移動することで、バイブ用本体部21が型枠4の上方を移動し、このバイブ用本体部21に取り付けられた棒状バイブレータ22が、コンクリート材2の上方に配置される。棒状バイブレータ22が稼働し、コンクリート材2に挿入されて型枠4の底面部7に接触する手前で止まる。この状態で棒状バイブレータ22が振動し、振動がコンクリート材2に伝搬する。コンクリート材2は型枠4への充填性が高まる。
すなわち、走行式バイブレータ装置20として自動化されたことで、労力や人員を要しない。しがたって、省力化することができ、作業の効率をよくすることができる。また、棒状バイブレータ22が適切に配置されることで、コンクリート材2の充填性を斑なく高めることができる。
本実施形態によれば、棒状バイブレータ22は、型枠4の両縁6間において幅方向に並べられると共に、長さ方向において、後方側寄りに配置されたものと、前方側寄りに配置されたものとが互い違いに配置されている。この構成により、棒状バイブレータ22から発生した振動が伝搬する範囲が不必要に重ならず、一度の作業で広範囲を処理することができる。
本実施形態によれば、型枠4の両縁6間で型枠4の上方を渡って配置された仕上げ用本体部41と、レール部8に沿って前後に移動する仕上げ用走行部45と、コンクリート材2の表面に沿って仕上げ用走行部45の移動方向に摺動する摺動部42とから、走行式仕上げ装置40が構成されている。この構成により、仕上げ用走行部45がレール部8に沿って移動することで、仕上げ用本体部41が型枠4の上方を移動し、この仕上げ用本体部41に取り付けられた摺動部42が、コンクリート材2の表面に沿って摺動する。
すなわち、走行式仕上げ装置40として自動化されたことで、労力や人員を要しない。しがたって、省力化することができ、作業の効率をよくすることができる。また、型枠4の表面から盛り上がった余分なコンクリート材2を均す際、コンクリート材2からの抗力に対抗する力で移動することができ、コンクリート材2を水平に均すことができる。
本実施形態によれば、型枠4の両縁6間で型枠4の上方を渡って配置された回転仕上げ用本体部61と、レール部8に沿って前後に移動する回転仕上げ用走行部68と、回転しながらコンクリート材2の表面に沿って摺動するブレード62とから、走行式回転仕上げ装置60が構成されている。この構成により、回転仕上げ用走行部68がレール部8に沿って移動することで、回転仕上げ用本体部61が型枠4の上方を移動し、この回転仕上げ用本体部61に取り付けられたブレード62が、回転しながらコンクリート材2の表面に沿って摺動する。
すなわち、走行式回転仕上げ装置60として自動化されたことで、労力や人員を要しない。しがたって、省力化することができ、作業の効率をよくすることができる。また、ブレード62が自在に摺動することでコンクリート材2の表面を万遍なく締め固めることができる。
以上、本考案の実施形態を詳述したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではない。そして本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
1 作業者
2 コンクリート材
3 鉄筋
4 型枠
5 側面部
6 両縁
7 底面部
8 レール部
10 コンクリート仕上げ装置
20 走行式バイブレータ装置
21 バイブ用本体部
22 棒状バイブレータ(バイブレータ)
23 シリンダー
24 外部ホース
25 バイブ用走行部
26 車輪
27 走行モータ
28 バイブ用制御盤
29 バイブ用操作部
30 インバータ
31 コンプレッサ
40 走行式仕上げ装置
41 仕上げ用本体部
42 摺動部
43 昇降用モータ
44 摺動部用振動モータ
45 仕上げ用走行部
46 仕上げ用制御盤
47 仕上げ用操作部
60 走行式回転仕上げ装置
61 回転仕上げ用本体部
62 ブレード
63 スライド機構
64 スライド用モータ
65 昇降機構
66 昇降用モータ
67 ブレード調整ハンドル
68 回転仕上げ用走行部
69 回転仕上げ用制御盤
70 回転仕上げ用操作部
71 ブレード回転用モータ

Claims (4)

  1. コンクリート材が流し込まれた型枠の両縁間で前記型枠の上方を渡って配置されたバイブ用本体部と、
    前記バイブ用本体部に設けられ、前記型枠の両縁に備えられたレール部に沿って移動するバイブ用走行部と、
    前記バイブ用本体部に取り付けられて前記型枠の上方に配置され、前記コンクリート材に挿入される棒状の複数のバイブレータと、
    から構成された走行式バイブレータ装置が備えられた、
    ことを特徴とするコンクリート仕上げ装置。
  2. 複数の前記バイブレータが、前記型枠の両縁間に並べられると共に、前記バイブ用走行部の移動方向において前後にずれて配置された、
    ことを特徴とする請求項1に記載されたコンクリート仕上げ装置。
  3. 前記型枠の両縁間で前記型枠の上方を渡って配置された仕上げ用本体部と、
    前記仕上げ用本体部に設けられ、前記レール部に沿って移動する仕上げ用走行部と、
    前記型枠の両縁間に渡って真っ直ぐに形成されると共に、前記仕上げ用本体部に取り付けられて前記型枠の両縁に載置され、前記コンクリート材の表面に沿って前記仕上げ用走行部の移動方向に摺動する摺動部と、
    から構成された走行式仕上げ装置が備えられた、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたコンクリート仕上げ装置。
  4. 前記型枠の両縁間で前記型枠の上方を渡って配置された回転仕上げ用本体部と、
    前記回転仕上げ用本体部に設けられ、前記レール部に沿って移動する回転仕上げ用走行部と、
    前記コンクリート材の表面と対面して配置されると共に前記回転仕上げ用本体部に取り付けられ、回転しながら前記コンクリート材の表面に沿って摺動するブレードと、
    から構成された走行式回転仕上げ装置が備えられた、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載されたコンクリート仕上げ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019143421A (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 五洋建設株式会社 自動締固め装置

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