JP3204601U - 遊戯乗物用安全ベルトとその接続具 - Google Patents

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典之 岡本
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Abstract

【課題】誤作動によっても乗客を拘束するベルトの接続が直ちに解除されることを抑止できる遊戯乗物用安全ベルトの接続具を提供する。【解決手段】ジェットコースター等の遊戯乗物に設けられた遊戯乗物用安全ベルトの接続具5であって、遊戯乗物に設けられた主ベルト1と副ベルト2の少なくとも2本のベルトを接続することにより、乗客の身体を拘束するものであり、誤作動にて前記接続が解除されることを防止する解除防止部4を備えた。接続金具4は、基体31の裏面側に配置されものであり、副ベルト2を通す副挿通部7と、第1貫通部81と第2貫通部82の2つの貫通部を備える。貫通部の夫々と副挿通部7とは、板状の接続金具4の表面から裏面側貫通する貫通孔である。副挿通部7は、第1貫通部81の下流側に位置し、第1貫通部81は第2貫通部82の下流側に位置するように形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、遊戯乗物用安全ベルトとその接続具の改良に関するものである。
遊園地やテーマパーク、ゲームセンターなどに設置されたジェットコースターその他の遊戯乗物には、稼働する遊戯乗物から乗客が脱落するのを防止するため、乗客を拘束する安全ベルトが備えられる(特許文献1)。
例えば特許文献1に示された回動遊戯機の乗客保持装置は、回動遊戯機の座席の頭部後方部の水平軸を回動軸とし座席手前上側から腰部に向けて上下開閉自在で乗員前部を保持する乗員保持アームの先端にシートベルト先端保持機構を設け、当該シートベルト先端保持機構にて座席の左右下両側からの腰用シートベルトを保持することを特徴とする(請求項1及び図3)。
特許文献1の図3及び3頁左欄45行目から同欄8行目には、左右の腰用シートベルト21,21のタング22,22を着脱自在にし、ボタン23を押すことによって腰用シートベルト21、21を取り外すことが可能なバックルロック機構12を備える点示されている。
実用新案登録第2511676号公報
上記特許文献1に示された回動遊戯機の乗客保持装置において、乗客が誤ってボタン23を押すことにより、左右の腰用シートベルト21,21の接続が解除される危惧がある。
そこで、本考案の考案者は、特許文献1に示す安全ベルトの接続構造に代わる、より安全なベルトの接続構造を模索した。特に乗客による上記の誤作動が生じても直ちにシートベルトの接続が生じない接続構造について鋭意検討を重ねた。
上記検討の過程で本考案の考案者は、図4へ示すスキューバダイビングにおいて胴回りにウエイトを取り付けるウエイトベルトの構造に着目した。
図4へ示す通り、上記のウエイトベルトは、一本のベルトの一端側を主ベルトd1とし、当該ベルトの他の一端側を副ベルトd2として、バックルd3にて主ベルトd1へ副ベルトd2を接続することにより、ウエイトベルトを環状に閉じダイバーの腰回りに固定するものである。
具体的には、主ベルトd1にバックルd3が固定されており、当該バックルd3は、主ベルトd1を取り付ける基体d31と、基体d31に対して開閉自在に軸止されたレバーd33とレバーd33の基部付近に設けられた爪d34とを備える。
図4(A)へ示す通り、基体d31に対し開放したレバーd32と基体d31との間へ、副ベルト2を挿入した後、図4(B)へ示す通り指先で回転させてレバーd32を閉じ前記挿入された副ベルトd2へ爪d33を立てることにより、爪d33と基体d31との間に副ベルトd2の前記挿入された部分を挟んで保持するものである。主ベルトd1と副ベルトd2との接続の解除は、基体d31からレバーd32を開いて爪d33を副ベルトd2から外すことにより行うことができる。
上記の通り、図4へ示すベルトの接続構造は、ボタンを押し込んで解除操作する特許文献1の接続構造とは異なり、バックルd3のレバーd32の回転によりベルトの上記接続の解除を行うものである。
しかし、特許文献1のボタン23と構造が異なるとは言え、上記レバーd33も、乗客の誤作動にて開かれベルトの上記接続を解除してしまうという危惧がある。例えば遊戯乗物への搭乗前、乗客へ接続具に触れないよう告知し注意を促すものとしても、乗客が子供の場合など遊戯乗物の稼働中悪戯にレバーd33を開いてしまい、遊戯乗物から投げ出されるという危惧が依然残る。
スキューバダイビングでは、上記ウエイトベルトが不意に外れてもウエイトが脱落して体が軽くなるだけであり、潜水し難くなるものの直ちに深刻な事故に繋がるものではなく、上記ベルトの接続解除の解決は必ずしも急務とされていない。
結局このようなウエイトベルトの構造をそのまま、遊戯乗物用安全ベルトの接続具に採用しても、上記誤作動による事故の危惧を払拭することはできない。
そこで、本考案は、接続具の誤作動によっても乗客を拘束するベルトの接続が直ちに解除されることを抑止できる遊戯乗物用安全ベルトの接続具を提供して上記課題の解決を図る。
本考案は、ジェットコースター等の遊戯乗物に設けられた遊戯乗物用安全ベルトの接続具であって、前記遊戯乗物に設けられた主ベルトと副ベルトの少なくとも2本のベルトを接続することにより、乗客の身体を拘束するものであり、誤作動にて前記接続が解除されることを防止する解除防止部を備えた遊戯乗物用安全ベルトの接続具を提供する。
尚、ジェットコースター等の遊戯乗物とは、ジェットコースターを含む他、ウォーターライド、ゴーカート、回動遊戯機、その他の遊戯乗物を含む。
また本考案では、前記接続具は、前記主ベルトへ取り付けられる基体と、前記基体に対し開閉自在に軸止された開閉部材とを備えたバックルであり、前記開閉部材を開くことによって前記基体と前記開閉部材との間に前記副ベルトを通すことができ、前記開閉部材を閉じることによって前記副ベルトを前記基体と前記開閉部材とで挟み前記接続を行うことができるものであり、前記解除防止部は、前記基体と一体に形成され或いは前記基体とは別体に形成されて前記基体へ取り付けられるものであり、前記解除防止部は、前記基体と前記開閉部材との間に通された前記副ベルトの先を挿通する挿通部を備えた遊戯乗物用安全ベルトの接続具を提供できた。
更に本考案は、前記解除防止部は、前記バックルと別体に形成された補助金具であり、少なくとも前記主ベルトへ前記基体と共に前記解除防止部が取り付けられることにて、前記解除防止部が前記基体へ取り付けられるものである遊戯乗物用安全ベルトの接続具をできた。
また更に本考案では、前記開閉部材は、前記基体に対して開閉するレバーと、前記レバーに設けられてレバーと一体に回動する爪とを備え、前記レバーを閉じた際前記爪が前記基体へ押し付けられて前記爪と前記基体との間に前記副ベルトを挟むことができ、前記解除防止部は、前記基体と前記開閉部材との間に通された前記副ベルトの先を挿通する前記挿通部を副挿通部として少なくとも1つ備え、前記基体には前記主ベルトを通す少なくとも2つの主挿通部が設けられ、前記主ベルトの前記一方の主挿通部に通されて他方の前記主挿通部から引き出された部分が、前記主ベルトの前記一方の主挿通部に通されていない部分へ、縫い合されて前記基体へ前記主ベルトが固定されるものである遊戯乗物用安全ベルトを提供できた。
更にまた本考案では、前記基体において乗客の体と対面する側を裏面とし当該裏面と反対側を表面として、前記レバーは前記基体の表面に対し開閉でき、前記レバーを基体の前記表面へ閉じることにて前記爪を前記副ベルトへ押し付けることができ、前記補助金具は前記基体の前記裏面側に配置されたものであり、前記基体は、前記副ベルトの挿入方向に沿って配列された、第1主挿通部と第2主挿通部と第3主挿通部の少なくとも3つの前記主挿通部を備え、前記各主挿通部は、前記基体の表面側から前記基体の裏面側へ貫通する貫通孔であり、副ベルトの前記挿入方向について、前記第1主挿入部は前記第2挿入部より下流側に位置し、前記第2挿入部は前記第3挿入部より下流側に位置するものであり、前記副挿通部は、前記補助金具の前記表面から裏面に貫通する貫通孔であり、更に前記補助金具には、前記副挿通部と共に前記副ベルトの挿入方向に沿って配列され且つ前記補助金具の表面側から裏面側へ貫通する第1貫通部と第2貫通部の少なくとも2つの貫通孔を備え、前記補助金具が基体の前記裏面側に対面した状態において、副ベルトの前記挿入方向について、前記副挿通部は前記第1貫通部の下流側に位置し、前記第1貫通部は前記第2貫部の下流側に位置し、前記第1貫通部は前記第1主挿通部と対応し、前記第2貫通部は前記第2主挿通部と対応し、前記副挿通部は、前記基体において副ベルトの前記挿入方向について下流側の端部にて基体の前記裏面からはみ出し、前記主ベルトは、前記補助金具の裏面側から前記第1貫通部へ入れられ前記第1主挿通部を通じて基体の前記表面側から第3主挿通部を通り基体の前記裏面側へ露出するものであり、更に前記主ベルトの当該露出した部分は、補助金具の前記裏面側にて前記第2貫通部へ入り前記主第2挿通部を通じて基体の前記表面側へ入り、主ベルトの他の部分と縫い合わされることにて、前記基体が前記補助金具と共に前記主ベルトへ取り付けられるものであり、前記副ベルトは、前記開閉部材の前記爪と前記基体との間へ通され、前記主挿通部の夫々へは挿入されずに前記主挿通部の夫々を越えて補助金具の前記表面側から前記副挿通部へ挿入されるものであることを特徴とする遊戯乗物用安全ベルトの接続具を提供できた。
また本考案は、上記接続具を備えた遊戯乗物用安全ベルトを提供できた。
本考案は、接続具を誤作動させてしまっても、解除防止部により直ちにベルトの接続が解除されることを抑止できる。
特に本考案は、解除防止部の挿通部即ち上記副挿通部へ副ベルトを通して置くことにより、バックルから副ベルトが抜け出るためには副ベルトは先に上記副挿通部から抜け出る必要があるため、レバーが開かれても一気に副ベルトが主ベルトから分離するということがないのである。
また解除防止部として上記補助金具を採用することにより既存のスキューバダイビングのウエイトベルトの接続具を利用して遊戯乗物用安全ベルトの接続具を提供することができる。
(A)は本考案の一実施の形態に係る遊戯乗物用安全ベルトの接続具においてレバーを閉じる前の斜視図、(B)は(A)の接続具のレバーを閉じた底面図。 (A)は図1の(A)(B)の接続具が備えるバックルの底面図、(B)は図1の(A)(B)の接続具が備える補助金具の底面図、(C)は図1(A)(B)の接続具全体の底面図。 (A)は図1(A)の縦断面図、(B)は(A)のレバーを閉じた状態の縦断面図。 (A)は従来のスキューバダイビングのウエイトベルトにおいてバックルのレバーを閉じる前の縦断面図、(B)は(A)のレバーを閉じた状態の縦断面図。
以下、図面に基づき本願考案の実施の形態を説明する。
図1へ示す通り、この遊遊戯乗物用安全ベルトは、主ベルト1と、副ベルト2と、主ベルト1へ副ベルト2を接続する接続具5とを備える。
この例では、主ベルト1と副ベルト2とを接続することにより乗客の胴回りを拘束する。但し、主ベルト1と副ベルト2とを接続することにより、乗客の左右の一方の肩から左右の他の一方の腰に掛けて拘束するものとしてもよいし、或いは、左右一対の遊遊戯乗物用安全ベルトにて左右の肩夫々を拘束するものとしても実施できる。
以下この遊遊戯乗物用安全ベルトについて具体的に説明する。
(主ベルト1と副ベルト2)
主ベルト1と副ベルト2は、夫々遊戯乗物の座席或は座席の付近に固定されたベルトである。この例では、主ベルト1と副ベルト2は、互いに別体の2本ベルトとして形成され、主ベルト1と副ベルト2の各固定端側が遊戯乗物の座席或は座席の付近に固定され、上記接続具5にて主ベルト1の自由端側へ副ベルト2の自由端側が接続されるものとする。但し、主ベルト1は1本のベルトの一端側とし、副ベルト2は当該1本のベルトの他の一端側とするものであってもよい。即ち、1本のベルトの両端間において、固定区間として遊戯乗物の座席或は座席の付近へ取り付けられる区間を設けて、当該のベルトの両端を自由端とするものとし、自由端の一方を上記主ベルト1とし自由端の他の一方を上記副ベルト2として上記接続を行うものとしてもよい。
(接続具5)
接続具5は、解除防止部4を備える。
この例では接続具5は、図1乃至図3へ示す通りバックル3と補助金具とにより構成される。
当該補助金具が上記解除防止部4である(以下必要に応じて当解除防止部4を補助金具4と呼ぶ)。
上記バックル3には、図4へ示すスキューバダイビングのウエイトベルトのバックルd3を採用することができる。また上記ベルト自体も、浮力調整のウエイトを支持する強度を備えた上記スキューバダイビングのウエイトベルトに用いるものを採用することができる。
上記バックル3は、基体31と開閉部材30とを備える。開閉部材30は、軸35にて基体31へ軸止され基体31の表面に対し先端側を開閉することができる(図3(A)(B))。
以下、基体31について、乗客の体と対面する側を裏面とし、当該裏面と反対側を表面として説明する。
基体31には、この例では、第1主挿通部61と第2主挿通部62と第3主挿通部63の、3つの主挿通部6が設けられている。各挿通部6は、基体31の表面側から裏面側へ貫通する貫通孔である。
開閉部材30は、開閉部材30の本体であるレバー32と、爪33とを備える。
この例では、爪33は、レバー32の基端側に設けられレバー32の開閉によりレバー32と共に回動するものであり、爪33は基体31へ閉じられた際開閉部材32の基体31を臨む面から突出する。
図1(A)及び図3(A)へ示す通り、開閉部材30のレバー32を開くことにて、副ベルト2を上記レバー32と基体31との間へ通すことができる。図1及び図3において、各図の右側から左側へ向けて副ベルト2が基体31とレバー32との間へ挿入されるものとして描いてある。即ち上記レバー32と基体31との間への挿入方向について、副ベルト2の図1(A)(B)及び図3(A)(B)の、右側が上流側となり左側が下流側となる。
副ベルト2の上記挿入後、図3(B)へ示す通り、レバー32を基体31表面に対し閉じることによって、爪33を副ベルト2へ立てて、爪33と基体31との間に副ベルトを挟むことができる。
図1(A)及び図3(A)(B)へ示す通り、この例では、基体31の表面にも2つの突起34が設けられており、レバー32を閉じた際、図3(B)へ示す通り爪33と共に上記突起34が副ベルト2へ食い込む。
レバー32と基体31との間への副ベルト2の上記挿入方向について、上記の第1主挿通部61は第2主挿通部62よりも下流側に位置し、第2主挿通部62は第3主挿通部63よりも下流側に位置し、第3主挿通部63はレバー32の上記軸35よりも下流側に位置する。レバー32を閉じた状態において、レバー32と基体31との間への副ベルト2の上記挿入方向について、上記突起34の一方は爪33よりも上流側に位置し、上記突起34の他の一方は爪33よりも下流側に位置する。レバー32と基体31との間への副ベルト2の上記挿入方向について、爪33よりも下流側に位置する上記突起34は、第3主挿通部63よりも上流側に位置する。
上記接続金具4は、上記基体31の裏面側に配置されものであり、副ベルト2を通す副挿通部7と、第1貫通部81と第2貫通部82の2つの貫通部8を備える。貫通部8の夫々と副挿通部7とは、板状の接続金具4の表面から裏面側貫通する貫通孔である。レバー32と基体31との間への副ベルト2の上記挿入方向について、副挿通部7は、第1貫通部81の下流側に位置し、第1貫通部81は第2貫通部82の下流側に位置するように形成されている。
上記基体31の裏面側において、接続金具4を、レバー32と基体31との間への副ベルト2の挿入方向についての基体31下流側端部より下流にはみ出すように配置し、特に当該はみ出す部分に副挿通部7が含まれるよう配置する。
即ち、補助金具4が基体31の裏面側に対面した状態において、副ベルト2の上記挿入方向について、副挿通部7は第1貫通部81の下流側に位置し、第1貫通部81は第2貫通部82の下流側に位置し、第1貫通部81は第1主挿通部61と対面し、第2貫通部82は第2主挿通部62と対面し、副挿通部7は、基体31において副ベルト2の上記挿入方向について下流側の端部にて基体31の裏面からはみ出すのである。
図1(B)及び図3(A)へ示す通り、主ベルト1は、補助金具4の裏面側から第1貫通部81へ入れられ第1主挿通部61を通じて基体31の表面側から第3主挿通部63を通り基体31の裏面側へ露出する。主ベルト1の当該露出した部分11は、補助金具4の裏面側にて第2貫通部82へ入れられ第2挿通部82を通じて基体31の表面側へ入り、主ベルト1の他の部分12と縫い合わされることにて、基体31が補助金具4と共に主ベルト1へ取り付けられる。
前述のバックル3への副ベルト2の挿入において、図1(A)(B)及び図3(A)(B)へ示す通り、副ベルト2は、爪33と前記基体31との間へ通され、第1、第2、第3の主挿通部6の夫々へ挿入されずに主挿通部6の夫々を超えて補助金具4の表面側から副挿通部7へ挿入される。
即ち、補助金具4の上記基体31と対面する面を補助金具4の表面とし補助金具4の当該表面と反対側を補助金具4の裏面として、副ベルト2は、補助金具4の上記はみ出す部分にて、補助金具4の表面側から副挿通部7へ通され上記裏面側へ出る。
(変更例)
上記実施の形態において、解除防止部4は、補助金具としてバックル3と別体に形成され、主ベルト1により基体31へ取り付けられるものとした。この他補助金具4は、ロウ付けその他の周知の固定手段によって、主ベルト1によらずにバックル3の基体1裏面へ固定されるものとしても実施できる。更には、解除防止部4は、バックル3と別体に形成されたものとする他、当初よりバックル3の一部としてバックル3と一体に形成されたものとしても実施できる。即ちバックル3の基体31には、主挿通部6と共に副挿通部7が形成されたものであってもよい。
また、上記において、基体31には、第1、第2、第3の3つの主挿通部6が設けられるものとしたが、基体31へ主ベルト1を取り付けることができるものであれば良く、第1及び第2の2つの主挿通部6のみ設けるものとしても、或いは4つ以上の主挿通部6を備えるものとしても実施できる。
更に上記において、解除防止部4は、副挿通部7を1つ備えるものとしたが、副挿通部7を2つ以上備えるものとしても実施できる。
例えば、解除防止部4は、2つ以上の副挿通部7を備えるものとし、補助金具4の表面側から一方の副挿通部7へ通し補助金具4の裏面側へ出た副ベルト2の先端側を更に他の一方の副挿通部7へ通し補助金具4の表面側へ出すものとしてもよい。
また、解除防止部4は、貫通孔を挿通部(副挿通部7)とするものに限定されない。例えば、副挿通部7は、副ベルト2を通すことができる切欠部であってもよい。
また、解除防止部4へ、副ベルト2を通す上記貫通孔や切欠部を設けることに限定するものではない。例えば、解除防止部4は、副挿通部7に代え、副ベルト2を係止する係止部を備えるものとしてもよい。上記係止部については、先端が基部よりも径の大きな或いは先端が鉤として曲がった、突起部を例示することができ、バックル3へ挿入された副ベルトに当該突起部を引っ掛ける穴を設けて、副ベルトの当該穴へ前記突起部を引っ掛ければよいのである。また、この他、解除防止部4には、前記係止部として雌雄一対のスナップの一方が設けられ、スナップの他の一方を副ベルト2へ設けるものとしても実施だきる。また、このスナップに変えて起毛面ファスナを採用してもよい。また、解除防止部4には、上記の各種副挿通部7や各種係止部を2種以上併設するものとしても実施できる。
上記実施の形態において、接続具5は、開閉部材30としてレバー32を備えるものとした。この他接続具5は、上記レバー32を備える以外の周知の接続機構を有するものとしても実施できる。例えば、レバー32に代えてバックルから出没するボタンを備えるものとし、当該ボタンを押し込むことにて上記爪33その他の挟持部材を作動させて副ベルト2を保持する接続機構を、採用して実施することも可能である。
この場合、誤作動防止具として、バックル3の前面から出没するボタンを覆い、ボタンの押し込み面の一部のみを露出させる貫通部を備えたカバーをバックル3に設けて実施することも可能である(図示しない)。このようなカバーを用いることにより、前記貫通部よりも小径の棒状の工具を前記貫通部からカバー内へ挿入することにてボタンの操作を行うものとし、前記前記貫通部は指先の侵入が困難な大きさの開口径を備えるものとしておき、乗客が誤ってボタンを作動できないものとすれば、より安全な遊戯乗物への乗車が可能となる。
1 主ベルト
2 副ベルト
3 (接続具5の)バックル
4 (接続具5の)補助金具(解除防止部)
5 接続具
6 主挿通部
7 副挿通部
8 貫通部
31 (バックルd3)の基体
32 (基体d31)のレバー
33 (基体d31)の爪
34 突起
35 軸
61 第1主挿通部
62 第2主挿通部
63 第3主挿通部
81 第1貫通部
82 第2貫通部

Claims (6)

  1. ジェットコースター等の遊戯乗物に設けられた遊戯乗物用安全ベルトの接続具であって、
    前記遊戯乗物に設けられた主ベルトと副ベルトの少なくとも2本のベルトを接続することにより、乗客の身体を拘束するものであり、
    誤作動にて前記接続が解除されることを防止する解除防止部を備えた遊戯乗物用安全ベルトの接続具。
  2. 前記接続具は、前記主ベルトへ取り付けられる基体と、前記基体に対し開閉自在に軸止された開閉部材とを備えたバックルであり、
    前記開閉部材を開くことによって前記基体と前記開閉部材との間に前記副ベルトを通すことができ、前記開閉部材を閉じることによって前記副ベルトを前記基体と前記開閉部材とで挟み前記接続を行うことができるものであり、
    前記解除防止部は、前記基体と一体に形成され或いは前記基体とは別体に形成されて前記基体へ取り付けられるものであり、
    前記解除防止部は、前記基体と前記開閉部材との間に通された前記副ベルトの先を挿通する挿通部を備えた請求項1記載の遊戯乗物用安全ベルトの接続具。
  3. 前記解除防止部は、前記バックルと別体に形成された補助金具であり、
    少なくとも前記主ベルトへ前記基体と共に前記解除防止部が取り付けられることにて、前記解除防止部が前記基体へ取り付けられるものである請求項2記載の遊戯乗物用安全ベルトの接続具。
  4. 前記開閉部材は、前記基体に対して開閉するレバーと、前記レバーに設けられてレバーと一体に回動する爪とを備え、前記レバーを閉じた際前記爪が前記基体へ押し付けられて前記爪と前記基体との間に前記副ベルトを挟むことができ、
    前記解除防止部は、前記基体と前記開閉部材との間に通された前記副ベルトの先を挿通する前記挿通部を副挿通部として少なくとも1つ備え、
    前記基体には前記主ベルトを通す少なくとも2つの主挿通部が設けられ、前記主ベルトの前記一方の主挿通部に通されて他方の前記主挿通部から引き出された部分が、前記主ベルトの前記一方の主挿通部に通されていない部分へ、縫い合されて前記基体へ前記主ベルトが固定されるものである請求項3記載の遊戯乗物用安全ベルト。
  5. 前記基体において乗客の体と対面する側を裏面とし当該裏面と反対側を表面として、前記レバーは前記基体の表面に対し開閉でき、前記レバーを基体の前記表面へ閉じることにて前記爪を前記副ベルトへ押し付けることができ、
    前記補助金具は前記基体の前記裏面側に配置されたものであり、
    前記基体は、前記副ベルトの挿入方向に沿って配列された、第1主挿通部と第2主挿通部と第3主挿通部の少なくとも3つの前記主挿通部を備え、
    前記各主挿通部は、前記基体の表面側から前記基体の裏面側へ貫通する貫通孔であり、副ベルトの前記挿入方向について、前記第1主挿入部は前記第2挿入部より下流側に位置し、前記第2挿入部は前記第3挿入部より下流側に位置するものであり、
    前記副挿通部は、前記補助金具の前記表面から裏面に貫通する貫通孔であり、更に前記補助金具には、前記副挿通部と共に前記副ベルトの挿入方向に沿って配列され且つ前記補助金具の表面側から裏面側へ貫通する第1貫通部と第2貫通部の少なくとも2つの貫通孔を備え、
    前記補助金具が基体の前記裏面側に対面した状態において、副ベルトの前記挿入方向について、前記副挿通部は前記第1貫通部の下流側に位置し、前記第1貫通部は前記第2貫通部の下流側に位置し、前記第1貫通部は前記第1主挿通部と対応し、前記第2貫通部は前記第2主挿通部と対応し、前記副挿通部は、前記基体において副ベルトの前記挿入方向について下流側の端部にて基体の前記裏面からはみ出し、
    前記主ベルトは、前記補助金具の裏面側から前記第1貫通部へ入れられ前記第1主挿通部を通じて基体の前記表面側から第3主挿通部を通り基体の前記裏面側へ露出するものであり、更に前記主ベルトの当該露出した部分は、補助金具の前記裏面側にて前記第2貫通部へ入り前記第2主挿通部を通じて基体の前記表面側へ入り、主ベルトの他の部分と縫い合わされることにて、前記基体が前記補助金具と共に前記主ベルトへ取り付けられるものであり、
    前記副ベルトは、前記開閉部材の前記爪と前記基体との間へ通され、前記主挿通部の夫々へは挿入されずに前記主挿通部の夫々を越えて補助金具の前記表面側から前記副挿通部へ挿入されるものであることを特徴とする請求項4記載の遊戯乗物用安全ベルトの接続具。
  6. 請求項5記載の遊戯乗物用安全ベルトの接続具を備えた遊戯乗物用安全ベルト。
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