JP3204555B2 - ガスの圧力制御装置 - Google Patents
ガスの圧力制御装置Info
- Publication number
- JP3204555B2 JP3204555B2 JP28899192A JP28899192A JP3204555B2 JP 3204555 B2 JP3204555 B2 JP 3204555B2 JP 28899192 A JP28899192 A JP 28899192A JP 28899192 A JP28899192 A JP 28899192A JP 3204555 B2 JP3204555 B2 JP 3204555B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- pressure
- gas
- pilot
- pilot pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Control Of Fluid Pressure (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスの２次圧を予め定
める圧力に設定するための圧力制御装置に関する。
める圧力に設定するための圧力制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、ガスの２次圧を一定に保つた
めに、１次側の管路と２次側の管路との間にメインガバ
ナが設けられ、このメインガバナには、パイロットガバ
ナからのパイロット圧が与えられ、２次圧の低下時に、
その２次圧がパイロット管路を介してパイロットガバナ
に与えられ、そのパイロット圧によってメインガバナの
開度を大きくし、こうして２次圧を一定に保つ（たとえ
ば実開昭５７−６０９６７）。
めに、１次側の管路と２次側の管路との間にメインガバ
ナが設けられ、このメインガバナには、パイロットガバ
ナからのパイロット圧が与えられ、２次圧の低下時に、
その２次圧がパイロット管路を介してパイロットガバナ
に与えられ、そのパイロット圧によってメインガバナの
開度を大きくし、こうして２次圧を一定に保つ（たとえ
ば実開昭５７−６０９６７）。
【０００３】パイロットガバナのパイロット管路は、メ
インガバナの下流側で、流れが安定した位置に接続され
なければならず、さもなければパイロットガバナの安定
した動作を達成することができず、そのためメインガバ
ナから下流側に、２次側の管路の内径をＤとするとき、
たとえば２Ｄ〜１０Ｄもの比較的長距離にわたって離れ
た位置で２次側の管路とパイロットガバナとが接続され
る。
インガバナの下流側で、流れが安定した位置に接続され
なければならず、さもなければパイロットガバナの安定
した動作を達成することができず、そのためメインガバ
ナから下流側に、２次側の管路の内径をＤとするとき、
たとえば２Ｄ〜１０Ｄもの比較的長距離にわたって離れ
た位置で２次側の管路とパイロットガバナとが接続され
る。
【０００４】このようなメインガバナから比較的長い距
離だけ離れた位置でパイロットガバナに小口径の管路が
溶接などによって接続されるので、現場での作業が面倒
であり、またメインガバナおよびパイロットガバナを収
納したユニットから離れた位置で、そのパイロットガバ
ナから延びる管路が２次側の管路に接続されることにな
るので、土壌の掘削工時に不注意で前記管を破損してし
まうおそれがある。このような管が破損されると、ガス
が漏洩することになり、また２次圧を希望する値に一定
に保つことが不可能になり、２次圧が上昇し、あるいは
ガスの供給が不可能になる。
離だけ離れた位置でパイロットガバナに小口径の管路が
溶接などによって接続されるので、現場での作業が面倒
であり、またメインガバナおよびパイロットガバナを収
納したユニットから離れた位置で、そのパイロットガバ
ナから延びる管路が２次側の管路に接続されることにな
るので、土壌の掘削工時に不注意で前記管を破損してし
まうおそれがある。このような管が破損されると、ガス
が漏洩することになり、また２次圧を希望する値に一定
に保つことが不可能になり、２次圧が上昇し、あるいは
ガスの供給が不可能になる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、構成
を小形化し、これによってメインガバナから比較的離れ
た位置で２次圧を検出する配管の必要をなくしたガスの
圧力制御装置を提供することである。
を小形化し、これによってメインガバナから比較的離れ
た位置で２次圧を検出する配管の必要をなくしたガスの
圧力制御装置を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧力制御され
るべきガスが供給される第１の管５７と、第１のパイロ
ット圧に応答し、第１管５７からのガスを遮断する第１
の緊急遮断弁６１と、第２のパイロット圧に応答し、こ
の第２パイロット圧によって、第１緊急遮断弁６１から
与えられるガスの２次側出口６４の圧力を変化する第１
のメインガバナ３と、第１メインガバナ３の２次側出口
６４からのガスを開閉する第１開閉弁６５と、第３のパ
イロット圧に応答し、第１管５７からのガスを遮断する
第２の緊急遮断弁６１Ａと、第４のパイロット圧に応答
し、この第４のパイロット圧によって、第２緊急遮断弁
６１Ａから与えられるガスの２次側出口６４Ａの圧力を
変化する第２のメインガバナ３Ａと、第２メインガバナ
３Ａの２次側の出口６４Ａからのガスを開閉する第２開
閉弁６５Ａと、第１および第２開閉弁６５，６５Ａから
のガスが与えられるチー６６と、チー６６に接続され、
下流側になるにつれて内径が大きく形成されるレジュー
サ６８と、レジューサ６８の下流側に設けられ、多数の
細孔７６が形成される整流板６９と、整流板６９の下流
側に設けられ、整流板６９からのガスを層流として供給
する管体７０と、管体７０の内径未満の内径を有し、管
体７０の側部に分岐して接続されるヘッダ１７と、ヘッ
ダ１７の側部に分岐して接続され、第１緊急遮断弁６１
のための第１パイロット圧を与える第１パイロット圧用
管６２と、ヘッダ１７の側部に分岐して接続される第２
パイロット圧用管６７と、ヘッダ１７の側部に分岐して
接続され、第２緊急遮断弁６１Ａのための第３パイロッ
ト圧を与える第３パイロット圧用管６２Ａと、ヘッダ１
７の側部に分岐して接続される第４パイロット圧用管６
７Ａと、第２パイロット圧用管６７からの２次圧を検出
して第１メインガバナ３のための第２パイロット圧を変
化して与える第１パイロットガバナ５と、第４パイロッ
ト圧用管６７Ａからの２次圧を検出して第２メインガバ
ナ３Ａのための第４パイロット圧を変化して与える第２
パイロットガバナ５Ａとを含むことを特徴とするガスの
圧力制御装置である。
るべきガスが供給される第１の管５７と、第１のパイロ
ット圧に応答し、第１管５７からのガスを遮断する第１
の緊急遮断弁６１と、第２のパイロット圧に応答し、こ
の第２パイロット圧によって、第１緊急遮断弁６１から
与えられるガスの２次側出口６４の圧力を変化する第１
のメインガバナ３と、第１メインガバナ３の２次側出口
６４からのガスを開閉する第１開閉弁６５と、第３のパ
イロット圧に応答し、第１管５７からのガスを遮断する
第２の緊急遮断弁６１Ａと、第４のパイロット圧に応答
し、この第４のパイロット圧によって、第２緊急遮断弁
６１Ａから与えられるガスの２次側出口６４Ａの圧力を
変化する第２のメインガバナ３Ａと、第２メインガバナ
３Ａの２次側の出口６４Ａからのガスを開閉する第２開
閉弁６５Ａと、第１および第２開閉弁６５，６５Ａから
のガスが与えられるチー６６と、チー６６に接続され、
下流側になるにつれて内径が大きく形成されるレジュー
サ６８と、レジューサ６８の下流側に設けられ、多数の
細孔７６が形成される整流板６９と、整流板６９の下流
側に設けられ、整流板６９からのガスを層流として供給
する管体７０と、管体７０の内径未満の内径を有し、管
体７０の側部に分岐して接続されるヘッダ１７と、ヘッ
ダ１７の側部に分岐して接続され、第１緊急遮断弁６１
のための第１パイロット圧を与える第１パイロット圧用
管６２と、ヘッダ１７の側部に分岐して接続される第２
パイロット圧用管６７と、ヘッダ１７の側部に分岐して
接続され、第２緊急遮断弁６１Ａのための第３パイロッ
ト圧を与える第３パイロット圧用管６２Ａと、ヘッダ１
７の側部に分岐して接続される第４パイロット圧用管６
７Ａと、第２パイロット圧用管６７からの２次圧を検出
して第１メインガバナ３のための第２パイロット圧を変
化して与える第１パイロットガバナ５と、第４パイロッ
ト圧用管６７Ａからの２次圧を検出して第２メインガバ
ナ３Ａのための第４パイロット圧を変化して与える第２
パイロットガバナ５Ａとを含むことを特徴とするガスの
圧力制御装置である。
【０００７】また本発明は、レジューサ６８の下流側の
端部と、整流板６９と、管体７０の上流側の端部とは、
この順序でフランジ接合されることを特徴とする。
端部と、整流板６９と、管体７０の上流側の端部とは、
この順序でフランジ接合されることを特徴とする。
【０００８】また本発明は、地面５０に設けられ、圧力
制御されるべきガスを供給する立上り管５１と、地面５
０の上方で立上り管５１の上端部に設けられた第１フラ
ンジ５３と、地面５０に設けられ、２次圧のガスを供給
する立下り管２と、地面５０の上方で立下り管２の上端
部に設けられた第２フランジ５４と、第１の管５７の上
流側の端部に設けられ、第１フランジ５３に接続される
第３フランジ７１と、管体７０の下流側の端部に設けら
れ、第２フランジ５４に接続される第４フランジ７２と
を含むことを特徴とする。
制御されるべきガスを供給する立上り管５１と、地面５
０の上方で立上り管５１の上端部に設けられた第１フラ
ンジ５３と、地面５０に設けられ、２次圧のガスを供給
する立下り管２と、地面５０の上方で立下り管２の上端
部に設けられた第２フランジ５４と、第１の管５７の上
流側の端部に設けられ、第１フランジ５３に接続される
第３フランジ７１と、管体７０の下流側の端部に設けら
れ、第２フランジ５４に接続される第４フランジ７２と
を含むことを特徴とする。
【０００９】
【作用】本発明に従えば、第１管５７からの圧力制御さ
れるべきガスは、一方の組合わせである第１緊急遮断弁
６１、第１メインガバナ３および第１開閉弁６５の系列
と、他方の組合わせである第２緊急遮断弁６１Ａ、第２
メインガバナ３Ａおよび第２開閉弁６５Ａの系列とに、
流れる。これらの第１および第２開閉弁６５，６５Ａか
らのガスは、チー６６に与えられ、このチー６６からの
第１または第２メインガバナ３，３Ａによって２次圧が
制御されたガスは、レジューサ６８から整流板６９に与
えられて層流となり、管体７０から、供給される。レジ
ューサ６８は、第１および第２メインガバナ３，３Ａか
らの２次側のガスの速度を低減する。
れるべきガスは、一方の組合わせである第１緊急遮断弁
６１、第１メインガバナ３および第１開閉弁６５の系列
と、他方の組合わせである第２緊急遮断弁６１Ａ、第２
メインガバナ３Ａおよび第２開閉弁６５Ａの系列とに、
流れる。これらの第１および第２開閉弁６５，６５Ａか
らのガスは、チー６６に与えられ、このチー６６からの
第１または第２メインガバナ３，３Ａによって２次圧が
制御されたガスは、レジューサ６８から整流板６９に与
えられて層流となり、管体７０から、供給される。レジ
ューサ６８は、第１および第２メインガバナ３，３Ａか
らの２次側のガスの速度を低減する。
【００１０】管体７０内では、ガスは、層流の状態とな
っており、この管体７０の側部に、ヘッダ１７が分岐し
て接続され、このヘッダ１７からの２次圧を、第１およ
び第３パイロット圧用管６２，６２Ａを介して、第１お
よび第２緊急遮断弁６１，６１Ａに与えるとともに、さ
らに第２および第４パイロット圧用管６７，６７Ａを介
して、第１および第２パイロットガバナ５，５Ａに与
え、これによって第１および第２メインガバナ３，３Ａ
のための第２および第４パイロット圧が得られる。
っており、この管体７０の側部に、ヘッダ１７が分岐し
て接続され、このヘッダ１７からの２次圧を、第１およ
び第３パイロット圧用管６２，６２Ａを介して、第１お
よび第２緊急遮断弁６１，６１Ａに与えるとともに、さ
らに第２および第４パイロット圧用管６７，６７Ａを介
して、第１および第２パイロットガバナ５，５Ａに与
え、これによって第１および第２メインガバナ３，３Ａ
のための第２および第４パイロット圧が得られる。
【００１１】こうして整流板６９を介するヘッダ１７か
らの２次圧を、第１および第２緊急遮断弁６１，６１Ａ
ならびに第１および第２パイロットガバナ５，５Ａに与
えるようにしたので、第１〜第４パイロット圧用管６
２，６７，６２Ａ，６７Ａをできるだけ短くすることが
でき、第１および第２メインガバナ３，３Ａの下流側に
近接してヘッダ１７を配置することが可能になる。これ
によって構成の小形化を図ることができる。
らの２次圧を、第１および第２緊急遮断弁６１，６１Ａ
ならびに第１および第２パイロットガバナ５，５Ａに与
えるようにしたので、第１〜第４パイロット圧用管６
２，６７，６２Ａ，６７Ａをできるだけ短くすることが
でき、第１および第２メインガバナ３，３Ａの下流側に
近接してヘッダ１７を配置することが可能になる。これ
によって構成の小形化を図ることができる。
【００１２】また前記一方および前記他方の各組合せの
系列における第１および第２開閉弁６５，６５Ａからの
ガスは、共通のチー６６に与えられる。したがってレジ
ューサ６８、整流板６９、管体７０およびヘッダ１７
は、これらの前記一方および前記他方の各組合わせの系
列に共通に用いられることができる。そのためレジュー
サ６８から下流の整流板６９を含む構成を簡単にし、構
成の小形化を図ることができる。
系列における第１および第２開閉弁６５，６５Ａからの
ガスは、共通のチー６６に与えられる。したがってレジ
ューサ６８、整流板６９、管体７０およびヘッダ１７
は、これらの前記一方および前記他方の各組合わせの系
列に共通に用いられることができる。そのためレジュー
サ６８から下流の整流板６９を含む構成を簡単にし、構
成の小形化を図ることができる。
【００１３】また整流板６９は、板状であるので、小形
に実現される。本発明に従えば、レジューサ６８の下流
側の端部と、整流板６９と、管体７０の上流側の端部と
が、この順序でフランジ接合され、組立作業が容易であ
り、また小形化が可能となる。
に実現される。本発明に従えば、レジューサ６８の下流
側の端部と、整流板６９と、管体７０の上流側の端部と
が、この順序でフランジ接合され、組立作業が容易であ
り、また小形化が可能となる。
【００１４】さらに本発明に従えば、管体７０の側部に
ヘッダ１７が分岐して接続され、このヘッダ１７の側部
に、第１〜第４パイロット圧用管６２，６７，６２Ａ，
６７Ａがそれぞれ接続され、こうして従来のように現場
での溶接作業は、本発明では不要となり、現場での組立
作業が容易になる。
ヘッダ１７が分岐して接続され、このヘッダ１７の側部
に、第１〜第４パイロット圧用管６２，６７，６２Ａ，
６７Ａがそれぞれ接続され、こうして従来のように現場
での溶接作業は、本発明では不要となり、現場での組立
作業が容易になる。
【００１５】また本発明に従えば、地面５０には、立上
り管５１と立下り管５２とが設けられ、それらの上端部
に第１および第２フランジ５３，５４が、地面５０の上
方で設けられ、これらの第１および第２フランジ５３，
５４に、第１管５７の第３フランジ７１と管体７０の第
４フランジ７２とがそれぞれ接続される。これによって
現場において本発明に従うガスの圧力制御装置５５を容
易に装着することができる。
り管５１と立下り管５２とが設けられ、それらの上端部
に第１および第２フランジ５３，５４が、地面５０の上
方で設けられ、これらの第１および第２フランジ５３，
５４に、第１管５７の第３フランジ７１と管体７０の第
４フランジ７２とがそれぞれ接続される。これによって
現場において本発明に従うガスの圧力制御装置５５を容
易に装着することができる。
【００１６】
【実施例】図１は、本発明の一実施例の簡略化した全体
の系統図である。地面５０にはガスが供給される１次側
の立上り管５１が設けられ、また予め定める２次圧のガ
スが供給される立下り管２が設けられ、フランジ継手５
３，５４によって、本発明に従うユニット化された圧力
制御装置５５が取付けられる。圧力制御装置５５は、ハ
ウジング５６によって覆われる。立上り管５１にフラン
ジ５３，７１によって接続される管路５７は、管路５８
に分岐され、フィルタ５９によって除塵され、管路６０
から緊急遮断弁６１に導かれる。この緊急遮断弁６１
は、管路６２のパイロット圧が異常に低下したとき、遮
断し、これによって２次圧が異常に昇圧することを防
ぐ。
の系統図である。地面５０にはガスが供給される１次側
の立上り管５１が設けられ、また予め定める２次圧のガ
スが供給される立下り管２が設けられ、フランジ継手５
３，５４によって、本発明に従うユニット化された圧力
制御装置５５が取付けられる。圧力制御装置５５は、ハ
ウジング５６によって覆われる。立上り管５１にフラン
ジ５３，７１によって接続される管路５７は、管路５８
に分岐され、フィルタ５９によって除塵され、管路６０
から緊急遮断弁６１に導かれる。この緊急遮断弁６１
は、管路６２のパイロット圧が異常に低下したとき、遮
断し、これによって２次圧が異常に昇圧することを防
ぐ。
【００１７】緊急遮断弁６１の下流側には、管路７５を
介してメインガバナ３が接続される。このメインガバナ
３の出口のガスは、管路６４から開閉弁６５を経て、チ
ー６６に接続される。メインガバナ３はパイロット圧に
よって２次側の出口である管路６４の圧力を変化する機
能を有し、このメインガバナ３を動作させるために、パ
イロットガバナ５が設けられる。パイロットガバナ５は
管路６７に接続される。これらのパイロットガバナ５
は、メインガバナ３による２次圧を検出してパイロット
ガバナ５のためのパイロット圧を変化させる。フィルタ
５９、緊急遮断弁６１、メインガバナ３およびパイロッ
トガバナ５などの組合わせの系列は、もう１組、設けら
れており、同一の参照符に添え字Ａを付して示す。チー
６６には、レジューサ６８が接続される。
介してメインガバナ３が接続される。このメインガバナ
３の出口のガスは、管路６４から開閉弁６５を経て、チ
ー６６に接続される。メインガバナ３はパイロット圧に
よって２次側の出口である管路６４の圧力を変化する機
能を有し、このメインガバナ３を動作させるために、パ
イロットガバナ５が設けられる。パイロットガバナ５は
管路６７に接続される。これらのパイロットガバナ５
は、メインガバナ３による２次圧を検出してパイロット
ガバナ５のためのパイロット圧を変化させる。フィルタ
５９、緊急遮断弁６１、メインガバナ３およびパイロッ
トガバナ５などの組合わせの系列は、もう１組、設けら
れており、同一の参照符に添え字Ａを付して示す。チー
６６には、レジューサ６８が接続される。
【００１８】図２は、レジューサ６８付近の断面図であ
る。レジューサ６８は、下流側（図１および図２の下
方）になるにつれて内径が大きく形成されており、これ
によってガスの流速が低減される。レジューサ６８の下
流側には整流板６９が設けられる。整流板６９は、図３
に示されるように、多数の細孔７６が形成され、その細
孔７６は、整流板６９の厚み方向に平行である。したが
って整流板６９を通過するガスは、その整流板６９の下
流側に設けられる管体７０の内部７１で層流となる。管
体７０には、その側部に分岐してヘッダ１７が接続され
る。ヘッダ１７の内径は、管体７０の内径未満に定めら
れる。ヘッダ１７の側部には、図１に明らかに示される
ように、管６２，６２Ａ，６７，６７Ａがそれぞれ接続
される。レジューサ６８の下流側の端部、整流板６９お
よび管体７０の上流側の端部は、図２に明らかに示され
るように、この順序で重ねられてフランジ接合される。
る。レジューサ６８は、下流側（図１および図２の下
方）になるにつれて内径が大きく形成されており、これ
によってガスの流速が低減される。レジューサ６８の下
流側には整流板６９が設けられる。整流板６９は、図３
に示されるように、多数の細孔７６が形成され、その細
孔７６は、整流板６９の厚み方向に平行である。したが
って整流板６９を通過するガスは、その整流板６９の下
流側に設けられる管体７０の内部７１で層流となる。管
体７０には、その側部に分岐してヘッダ１７が接続され
る。ヘッダ１７の内径は、管体７０の内径未満に定めら
れる。ヘッダ１７の側部には、図１に明らかに示される
ように、管６２，６２Ａ，６７，６７Ａがそれぞれ接続
される。レジューサ６８の下流側の端部、整流板６９お
よび管体７０の上流側の端部は、図２に明らかに示され
るように、この順序で重ねられてフランジ接合される。
【００１９】図４は圧力制御装置５５のユニット化され
た構成を示す右側面図であり、図５はその正面図であ
り、図６はその左側面図であり、図７はその平面図であ
る。管路５７のフランジ７１と管体７０のフランジ７２
とを、立上り管５１のフランジ５３および立下り管２の
フランジ５４にそれぞれ接続することによって、現場に
おいて本発明に従うガスの圧力制御装置５５を容易に装
着することができる。地面５０に設けられた立上り管５
１の上端部には、地面５０の上方で第１フランジ５３が
設けられ、また地面５０に設けられた立下り管２の上端
部には、地面５０の上方で第２フランジ５４が設けられ
る。第１フランジ５３には、第１管５１の上流側の端部
に設けられた第３フランジ７１が接続され、第２フラン
ジ５４には、管体７０の下流側の端部に設けられた第４
フランジ７２が接続される。
た構成を示す右側面図であり、図５はその正面図であ
り、図６はその左側面図であり、図７はその平面図であ
る。管路５７のフランジ７１と管体７０のフランジ７２
とを、立上り管５１のフランジ５３および立下り管２の
フランジ５４にそれぞれ接続することによって、現場に
おいて本発明に従うガスの圧力制御装置５５を容易に装
着することができる。地面５０に設けられた立上り管５
１の上端部には、地面５０の上方で第１フランジ５３が
設けられ、また地面５０に設けられた立下り管２の上端
部には、地面５０の上方で第２フランジ５４が設けられ
る。第１フランジ５３には、第１管５１の上流側の端部
に設けられた第３フランジ７１が接続され、第２フラン
ジ５４には、管体７０の下流側の端部に設けられた第４
フランジ７２が接続される。
【００２０】従来では、レジューサ６８、整流板６９お
よび管体７０などが設けられておらず、パイロットガバ
ナ５を含む単一の前記組合わせの系列における管路６７
を、立下り管２に、土壌５０内で、ハウジング５６の外
で作業者によって溶接して接続し、これによってガバナ
３の出口の流れが安定した位置での２次圧の検出を行う
ようにされたけれども、本発明では、ガバナ３，３Ａの
下流側に近接してヘッダ１７を設けることができ、従来
の溶接作業が不要となり、現場での組立作業が容易にな
るとともに、土壌５０を掘削するとき、誤って管６７を
損傷するなどのおそれが全くない。
よび管体７０などが設けられておらず、パイロットガバ
ナ５を含む単一の前記組合わせの系列における管路６７
を、立下り管２に、土壌５０内で、ハウジング５６の外
で作業者によって溶接して接続し、これによってガバナ
３の出口の流れが安定した位置での２次圧の検出を行う
ようにされたけれども、本発明では、ガバナ３，３Ａの
下流側に近接してヘッダ１７を設けることができ、従来
の溶接作業が不要となり、現場での組立作業が容易にな
るとともに、土壌５０を掘削するとき、誤って管６７を
損傷するなどのおそれが全くない。
【００２１】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第１管５
７からの圧力制御されるべきガスは、一方の組合わせで
ある第１緊急遮断弁６１、第１メインバガナ３および第
１開閉弁６５の系列と、他方の組合わせである第２緊急
遮断弁６１Ａ、第２メインガバナ３Ａおよび第２開閉弁
６５Ａの系列とに、流れ、前記一方および前記他方の各
組合わせの系列の下流側に、チー６６とレジューサ６８
と整流板６９と管体７０とをこの順序で設け、管体７０
におけるガスの流れを、低速度で層流とし、この管体７
０に分岐して接続されたヘッダ１７には、第１〜第４パ
イロット圧用管６２，６７，６２Ａ，６７Ａが分岐して
接続され、これによって第１および緊急遮断弁６１，６
１Ａのための第１および第３パイロット圧を与えるとと
もに、第１および第２パイロットガバナ５，５Ａに２次
圧を与えて、第１および第２パイロットガバナ５，５Ａ
から第１および第２メインガバナ３，３Ａのための第２
および第４パイロット圧を与えるように構成したので、
第１および第２メインガバナ３，３Ａの下流側に近接し
て、レジューサ６８、整流板６９および管体７０、さら
にヘッダ１７などを配置することができる。そのため全
体の構成を小形化することが可能になり、また第１〜第
４パイロット圧用管６２，６７，６２Ａ，６７Ａをでき
るだけ短くすることができるようになる。
７からの圧力制御されるべきガスは、一方の組合わせで
ある第１緊急遮断弁６１、第１メインバガナ３および第
１開閉弁６５の系列と、他方の組合わせである第２緊急
遮断弁６１Ａ、第２メインガバナ３Ａおよび第２開閉弁
６５Ａの系列とに、流れ、前記一方および前記他方の各
組合わせの系列の下流側に、チー６６とレジューサ６８
と整流板６９と管体７０とをこの順序で設け、管体７０
におけるガスの流れを、低速度で層流とし、この管体７
０に分岐して接続されたヘッダ１７には、第１〜第４パ
イロット圧用管６２，６７，６２Ａ，６７Ａが分岐して
接続され、これによって第１および緊急遮断弁６１，６
１Ａのための第１および第３パイロット圧を与えるとと
もに、第１および第２パイロットガバナ５，５Ａに２次
圧を与えて、第１および第２パイロットガバナ５，５Ａ
から第１および第２メインガバナ３，３Ａのための第２
および第４パイロット圧を与えるように構成したので、
第１および第２メインガバナ３，３Ａの下流側に近接し
て、レジューサ６８、整流板６９および管体７０、さら
にヘッダ１７などを配置することができる。そのため全
体の構成を小形化することが可能になり、また第１〜第
４パイロット圧用管６２，６７，６２Ａ，６７Ａをでき
るだけ短くすることができるようになる。
【００２２】また本発明によれば、前記一方および前記
他方の各組合わせの系列における第１および第２開閉弁
６５，６５Ａからのガスがチー６６に与えられて、これ
らの各組合わせの系列に共通に、前述のようにレジュー
サ６８、整流板６９、管体７０、ヘッダ１７が用いられ
るので、構成を簡単にし、小形化することがさらに可能
になる。
他方の各組合わせの系列における第１および第２開閉弁
６５，６５Ａからのガスがチー６６に与えられて、これ
らの各組合わせの系列に共通に、前述のようにレジュー
サ６８、整流板６９、管体７０、ヘッダ１７が用いられ
るので、構成を簡単にし、小形化することがさらに可能
になる。
【００２３】ヘッダ１７には、第１および第２緊急遮断
弁６１，６１Ａのための第１および第３パイロット圧用
管６２，６２Ａが接続され、また第１および第２パイロ
ットガバナ５，５Ａのための第２および第４パイロット
圧用管６７，６７Ａが接続され、こうしてヘッダ１７付
近のスペースを節約することができ、小形化を図ること
ができる。整流板６９は板状であり、このことによって
もまた小形化を図ることができる。
弁６１，６１Ａのための第１および第３パイロット圧用
管６２，６２Ａが接続され、また第１および第２パイロ
ットガバナ５，５Ａのための第２および第４パイロット
圧用管６７，６７Ａが接続され、こうしてヘッダ１７付
近のスペースを節約することができ、小形化を図ること
ができる。整流板６９は板状であり、このことによって
もまた小形化を図ることができる。
【００２４】本発明によれば、レジューサ６８の下流側
の端部と、整流板６９と、管体７０の上流側の端部と
は、この順序でフランジ接合され、構成が簡単であり、
小形化が可能であり、現場での組立作業が容易になる。
の端部と、整流板６９と、管体７０の上流側の端部と
は、この順序でフランジ接合され、構成が簡単であり、
小形化が可能であり、現場での組立作業が容易になる。
【００２５】さらに本発明によれば、立上り管５１と立
下り管２とには、第１の管５７と管体７０とが、第１〜
第４フランジ５３，５４，７１，７２によって接続さ
れ、したがって現場において本発明に従うガスの圧力制
御装置５５を容易に装着することができる。
下り管２とには、第１の管５７と管体７０とが、第１〜
第４フランジ５３，５４，７１，７２によって接続さ
れ、したがって現場において本発明に従うガスの圧力制
御装置５５を容易に装着することができる。
【図１】本発明の一実施例の全体の簡略化した系統図で
ある。
ある。
【図２】レジューサ６８、整流板６９および管体７０な
どを示す断面図である。
どを示す断面図である。
【図３】整流板６９の斜視図である。
【図４】本発明の一実施例の圧力制御装置５５の右側面
図である。
図である。
【図５】圧力制御装置５５の正面図である。
【図６】圧力制御装置５５の左側面図である。
【図７】圧力制御装置５５の平面図である。
３，３Ａ メインガバナ ５，５Ａ パイロットガバナ １７ ヘッダ ５９，５９Ａ フィルタ ６１，６１Ａ 緊急遮断弁 ６８ レジューサ ６９ 整流板 ７０ 管体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−261790（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−60967（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G05D 16/00 - 16/20 G01L 19/00,19/06
Claims (3)
- 【請求項１】 圧力制御されるべきガスが供給される第
１の管５７と、 第１のパイロット圧に応答し、第１管５７からのガスを
遮断する第１の緊急遮断弁６１と、 第２のパイロット圧に応答し、この第２パイロット圧に
よって、第１緊急遮断弁６１から与えられるガスの２次
側出口６４の圧力を変化する第１のメインガバナ３と、 第１メインガバナ３の２次側出口６４からのガスを開閉
する第１開閉弁６５と、 第３のパイロット圧に応答し、第１管５７からのガスを
遮断する第２の緊急遮断弁６１Ａと、 第４のパイロット圧に応答し、この第４のパイロット圧
によって、第２緊急遮断弁６１Ａから与えられるガスの
２次側出口６４Ａの圧力を変化する第２のメインガバナ
３Ａと、 第２メインガバナ３Ａの２次側の出口６４Ａからのガス
を開閉する第２開閉弁６５Ａと、 第１および第２開閉弁６５，６５Ａからのガスが与えら
れるチー６６と、 チー６６に接続され、下流側になるにつれて内径が大き
く形成されるレジューサ６８と、 レジューサ６８の下流側に設けられ、多数の細孔７６が
形成される整流板６９と、 整流板６９の下流側に設けられ、整流板６９からのガス
を層流として供給する管体７０と、 管体７０の内径未満の内径を有し、管体７０の側部に分
岐して接続されるヘッダ１７と、 ヘッダ１７の側部に分岐して接続され、第１緊急遮断弁
６１のための第１パイロット圧を与える第１パイロット
圧用管６２と、 ヘッダ１７の側部に分岐して接続される第２パイロット
圧用管６７と、 ヘッダ１７の側部に分岐して接続され、第２緊急遮断弁
６１Ａのための第３パイロット圧を与える第３パイロッ
ト圧用管６２Ａと、 ヘッダ１７の側部に分岐して接続される第４パイロット
圧用管６７Ａと、 第２パイロット圧用管６７からの２次圧を検出して第１
メインガバナ３のための第２パイロット圧を変化して与
える第１パイロットガバナ５と、 第４パイロット圧用管６７Ａからの２次圧を検出して第
２メインガバナ３Ａのための第４パイロット圧を変化し
て与える第２パイロットガバナ５Ａとを含むことを特徴
とするガスの圧力制御装置。 - 【請求項２】 レジューサ６８の下流側の端部と、整流
板６９と、管体７０の上流側の端部とは、この順序でフ
ランジ接合されることを特徴とする請求項１記載のガス
の圧力制御装置。 - 【請求項３】 地面５０に設けられ、圧力制御されるべ
きガスを供給する立上り管５１と、 地面５０の上方で立上り管５１の上端部に設けられた第
１フランジ５３と、 地面５０に設けられ、２次圧のガスを供給する立下り管
２と、 地面５０の上方で立下り管２の上端部に設けられた第２
フランジ５４と、 第１の管５７の上流側の端部に設けられ、第１フランジ
５３に接続される第３フランジ７１と、 管体７０の下流側の端部に設けられ、第２フランジ５４
に接続される第４フランジ７２とを含むことを特徴とす
る請求項１または２記載のガスの圧力制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28899192A JP3204555B2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | ガスの圧力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28899192A JP3204555B2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | ガスの圧力制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06138952A JPH06138952A (ja) | 1994-05-20 |
| JP3204555B2 true JP3204555B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=17737433
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28899192A Expired - Fee Related JP3204555B2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | ガスの圧力制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3204555B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6472353B2 (ja) * | 2015-08-20 | 2019-02-20 | アズビル金門株式会社 | パイロット式ガバナの２次側整流装置 |
-
1992
- 1992-10-27 JP JP28899192A patent/JP3204555B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06138952A (ja) | 1994-05-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2466932C (en) | Flow measurement module and method | |
| JP3204555B2 (ja) | ガスの圧力制御装置 | |
| US1864250A (en) | Method of and means for disposing of dangerous fluids | |
| JPH08128914A (ja) | 漏洩検知装置 | |
| JP3682735B2 (ja) | ガバナの整圧管設置機構 | |
| JPH1183659A (ja) | 差圧発信器の調整方法及び差圧発信器調整用三岐弁 | |
| JP5194969B2 (ja) | 流体払出装置 | |
| US2227405A (en) | Plural valve control | |
| JPH08326683A (ja) | 可変速給水装置 | |
| JP3388049B2 (ja) | ガスメータ | |
| JPH05693A (ja) | 潜水ヘルメツト用エア供給システム | |
| KR200161187Y1 (ko) | 관내 유속 검출에 의한 비상유체 차단장치 | |
| JP3549061B2 (ja) | パイロット式ガバナの整圧管設置機構 | |
| JPH0147707B2 (ja) | ||
| JPH07317113A (ja) | 給水設備の漏水緊急遮断装置 | |
| JP7046253B2 (ja) | 整圧装置 | |
| JP3894646B2 (ja) | 整圧機構 | |
| JPH026968B2 (ja) | ||
| JPH11212656A (ja) | 整圧機構 | |
| JPH01227012A (ja) | 流量制御方法及び装置 | |
| JP2001281036A (ja) | 過流量遮断装置 | |
| US3570535A (en) | Apparatus for developing differential pressures in a conduit line | |
| JPH08171425A (ja) | 圧力制御装置 | |
| JPS6245440B2 (ja) | ||
| JP2005177665A (ja) | ガス供給装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |