JP2001281036A - 過流量遮断装置 - Google Patents

過流量遮断装置

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JP2001281036A
JP2001281036A JP2000088668A JP2000088668A JP2001281036A JP 2001281036 A JP2001281036 A JP 2001281036A JP 2000088668 A JP2000088668 A JP 2000088668A JP 2000088668 A JP2000088668 A JP 2000088668A JP 2001281036 A JP2001281036 A JP 2001281036A
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flow
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JP2000088668A
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Takusei Oyama
沢成 大山
Kenichi Shintani
賢一 新谷
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MIYAIRI VALVE Manufacturing
Miyairi Valve Mfg Co Ltd
Original Assignee
MIYAIRI VALVE Manufacturing
Miyairi Valve Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス供給容量の変更に容易に対応可能な過流
量遮断装置を提供するものである。 【解決手段】 ガス状物の入口側開口部11、入力され
たガス状物が排出される出口側開口部12、流量センサ
ー13、電磁弁等からなる遮断部14から構成される本
体部1と、前記遮断部を作動させる制御部2とを有す
る。制御部2は、出口側開口部12から放出される流量
値が所定値を越えた場合に電磁弁駆動手段23を動作さ
せ、これにより出口側開口部12の流路に設けた遮断部
14を閉鎖する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過流量遮断装置に
関し、特に、液化石油ガス(LPG)などの液化ガス状
物の貯蔵容器(貯蔵タンク)から過剰な流量のガス放出
があった場合に遮断するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】貯蔵タンクやボンベなどの貯蔵容器に充
填されたLPGガスなどの液化ガス状物は、例えば、一
般家庭、LPGを燃料とする自動車、工場などにおいて
使用されている。そして、通常は、貯蔵容器から圧力調
整用の調整器(レギュレータ)を経てユーザ側に供給さ
れる。
【0003】上記したように液化ガス状物を用いたシス
テムでは、ユーザに供給する管路の一部が破断する事故
が発生した場合、当該破断個所からガスが噴出してしま
う。このような事故による影響を回避するため、従来
は、調整器の上流側に過流量遮断装置を設けている。こ
の種の過流量遮断装置として、従来は、例えば、ガス放
出防止弁などが使用されている。この種のガス放出防止
弁は、調整器の容量に対応した過流量の遮断動作を行う
構造のものであり、使用される調整器の大きさに応じて
異なる種類のものが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガス放出防止弁を用いた過流量遮断装置の場合、例えば
ガス供給容量が変更した場合などには、ユーザ側におい
てガス放出防止弁や関連部品などをそれぞれ対応した別
のものと交換する必要がある。そのため、ユーザが負担
するコストおよび手間が多くかかり、融通性に欠けると
いう問題点を有していた。
【0005】また、従来のガス放出防止弁を用いた過流
量遮断装置では、何らかの原因でガスの流量が一時的に
大きく変化した場合においても、ガス放出防止弁が動作
してしまうという問題点をも有していた。
【0006】そこで、本発明の課題は、ユーザ側のガス
供給容量の変更などに柔軟且つ容易に対応することが可
能な過流量遮断装置を提供することにある。また、本発
明の別の課題は、圧力流量が一時的に変動した場合にお
ける誤動作を防止できる過流量遮断装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の過流量遮断装置
は、入口側にガス状物の供給源が、出口側に前記ガス状
物の供給先がそれぞれ接続され、前記出口側開口部から
放出されるガス状物の流量が所要の大きさを越えた場合
に前記出口側開口部からのガス状物の放出を遮断する過
流量遮断装置において、前記出口側開口部から放出され
るガス状物の流量を検出する流量値算出手段と、前記流
量値算出手段が検出した流量値を判別する判別手段と、
前記出口側開口部におけるガス状物の放出を遮断する遮
断部を有する電磁弁駆動手段とを備えた制御部を設けて
なり、前記判別手段は、前記流量値が所定値を越えた場
合に前記遮断部を動作させて前記出口側開口部の流路を
遮断することを特徴とする。
【0008】好ましい実施の形態では、判別手段におい
て前記所定値が調節可能である。また、遮断手段が外部
信号によっても動作可能である。さらに、判別手段は前
記流量値が所定値に達すると共に、前記流量値が所定値
を越えた時間が所定時間以上継続する場合に前記遮断部
を動作させて前記出口側開口部の流路を遮断させる。そ
して、この過流量遮断装置は、例えば、その入口側に、
液化ガス状物が充填・貯蔵された貯蔵容器が接続されて
使用されるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る実施の形態
における過流量遮断装置を示すものである。この過流量
遮断装置は、全体としてバルブ状のものであり、ガス状
物が入力される入口側開口部11と、該入口側開口部か
ら入力されたガス状物が排出ないし放出される出口側開
口部12と、および入口側開口部11と出口側開口部1
2との間に設けた、ガス流量を算出するための流量値算
出手段である流量センサー13と、さらに出口側開口部
12内に設けて流路を遮断するための電磁弁などからな
る遮断部14とから構成された本体部1と、前記遮断部
14を作動させる制御部2とを有して構成されている。
【0010】ここで、入口側開口部11には、例えば、
LPGガスの貯蔵タンクに接続された調整器(図示せ
ず)のガス出口側が接続されている。また、出口側開口
部12には、例えば、一般家庭、LPGを燃料とする自
動車、工場などのガス配管システムにおいて使用される
ユーザ側機器(図示せず)が接続されている。
【0011】入口側開口部11と出口側開口部12との
間に形成されたガス流路4内を通過するガスの流量の変
化を計測する流量センサー13を設けてある。この流量
センサー13は、どんな形式のものでもよく、ガス状物
の流量を計測して信号を取り出す。
【0012】ここで用いる流量センサーは、例えば差圧
式流量センサーであり、オリフィス式、ノズル式、ベン
チュリー管式などの装置を管路に設け,該装置の前後の
圧力差を測定して流量の変化を算出するものである。
【0013】流量センサー13、即ち,差圧式流量セン
サーの一例を説明すると、入口側開口部11と出口側開
口部12との間に形成されたガス流路4の内壁の一部
に、圧力検出用の通路15と16をガス状物が流れる方
向Dに順次形成されている。ここで、上記ガス流路は方
向Dにおいて中央部が最も狭く、且つその前後がこれよ
り広く形成されている。この通路15は中央部より入口
側開口部11寄りに、また第2の通路16は中央部の最
も狭い部分あるいはガス流路の最も狭い中央部より下流
側に、それぞれ位置決めされているが、これに限るもの
ではない。
【0014】そのため、入口側開口部11から出口側開
口部12にガス状物が流れる際、圧力検出用の通路15
の部分を通過するガスの速度は、圧力検出用の通路16
の部分を通過するガス状物の速度よりも遅い。このた
め、一方の通路15で検出されるガス圧P1は、他方の
通路16で検出されるガス圧P2よりも高い。
【0015】この流量センサー13は、例えば、ダイヤ
フラム131、ばね133により図1において下方向に
弾性付勢されていると共に、上下方向に移動可能なばね
133、移動素子132、ダイヤフラム131などを、
本体部1との間に密封させる蓋部材134などを有して
構成してある。
【0016】なお、ダイヤフラム131と本体部1との
間に画定される空間135は、前記通路15に連通して
いる。また、蓋部材134とダイヤフラム131および
本体部1との間で画定される空間136は、他の通路1
6に連通している。
【0017】前記通路15におけるガス圧P1が、通路
16でのガス圧P2よりも高いことから、空間135の
内圧は空間136の内圧よりも大きく、流量センサー1
3の空間135と136との間に差圧が生じる。その結
果、方向Dにガス状物が流れている状態では、移動素子
132はばね133の圧力に抗しつつ図1において上側
にやや移動する。
【0018】この移動素子132の移動距離は、該移動
距離がその大きさに対応した電気信号に変換する公知の
変換機構ないし装置により、移動距離に対応する大きさ
を有する信号に変換され、この信号が制御部2に入力す
る。
【0019】また、出口側開口部12内に設けた電磁弁
等からなる遮断部14は、通常の状態では開いた状態で
ある。そして、流量センサー13からの信号入力により
作動する制御部2からの駆動信号により動作し、図1に
示したように、動作時には出口側開口部12の流路を閉
鎖する遮断部14を有した電磁弁駆動手段23を構成し
ている。これにより、入口側開口部11から進入したガ
ス状物は出口側開口部12からの流出が阻止されるもの
である。
【0020】一方、図2に示したように、制御部2は、
流量値算出手段21と判別手段22と電磁弁などからな
る遮断部14を有した電磁弁駆動手段23とにより構成
されている。なお、流量値算出手段21および判別手段
22は、例えば、所定のコンピュータに各手段を有する
機能を実現させるためのコンピュータプログラムにより
実現することができる。
【0021】流量値算出手段21は、流量センサー13
から入力された移動距離(流量)に対応する電気信号の
大きさに基づいて流量値を算出する。このような流量値
の算出は、例えば、電気信号の大きさとこれに対応する
流量値との対応させたテーブルを用意し、このテーブル
に基づいて行えば良い。
【0022】判別手段22は、流量値算出手段21から
入力された実際の流量値を予め設定された基準流量値と
比較する。そして、実際の流量値が基準流量値を越えた
場合には、該判別手段22は基準流量値を越えた状態が
予め定められた所定の時間より長く継続するかを判別す
る。そして、所定時間より長く継続する場合には、電磁
弁駆動手段23を作動させるように動作する。これはあ
たかも信号遅延回路を設けたと同じ動作を行うものであ
る。
【0023】さらに、電磁弁駆動手段23が動作する場
合は、遮断部14を駆動させて出口側開口部12を閉じ
るようになっている。なお、遮断部14は、外部から入
力される停止信号によっても動作させることができるよ
うにしてある。
【0024】以上のように構成された実施の形態におけ
る過流量遮断装置、特に制御部2の動作を、さらに図3
を参照しつつ説明すれば、次の通りである。
【0025】まず、入口側開口部11から出口側開口部
12に所定圧力のガスが方向Dに流れると、このガスの
流量に対応する信号が流量センサー13によって検値さ
れて制御部2に入力される(ステップS31)。そし
て、制御部2において、入力した信号から流量値算出手
段21において流量値が算出される(ステップS3
2)。
【0026】次いで、この流量値は、判別手段22にお
いて基準流量値と比較される(ステップS33)。そし
て、基準流量値を越えた場合(YES)には、この基準
流量値を越えた時間が、所定の時間以上継続するかどう
かが判別されるものである(ステップS34)。
【0027】そして、この基準流量値を超えた時間が、
所定時間以上継続する場合には、電磁弁駆動手段23が
作動して、遮断部14が動作することにより出口側開口
部12の流路を閉鎖してガスの流出を遮断する。
【0028】上記の過流量遮断装置では、例えば、この
装置の下流側、つまり出口側開口部12に接続する下流
側において、管路が破断するなどしてガス漏れが発生し
た場合、出口側開口部12を介して流出する流量が過剰
になった場合においても、遮断部14を動作させること
ができ、このような管路破断によるガス漏れをも防止す
ることができる。
【0029】また、判別手段22において、設定する基
準流量値や所定の時間を適宜変更することで、例えば供
給容量の異なる各種システムに容易に対応することがで
きる。さらに、この過流量遮断装置において制御部2や
電磁弁などからなる遮断部14などの電源として電池、
例えばリチウム電池を使用することで、外部からの電源
供給なしに動作させることができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明の過流量遮断装置
によれば、例えばユーザ側におけるガス供給容量が変更
した場合などにおいて、判別手段における設定値を変え
るだけで容易に対応することができるので、従来のよう
な部品交換などの必要がなく、そのためのコストおよび
手間が非常に簡略化され、ユーザ側のガス供給容量の変
更などに柔軟且つ容易に対応することができる利点を有
している。
【0031】また、何らかの原因で圧力や流量が一時的
に大きく変化した場合における誤動作をも防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る過流量遮断装置を示した実施形態
の説明図である。
【図2】図1の装置を構成する制御部のより詳しい構成
を示した説明図である。
【図3】図1の過流量遮断装置の動作を説明したフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 本体部 2 制御部 4 流路 11 入口側開口部 12 出口側開口部 13 センサー 14 遮断部 21 流量値算出手段 22 判別手段 23 電磁弁駆動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F030 CC13 CF05 CF11 3H060 BB08 CC07 CC40 DF04 DF05 EE08 GG11 HH07 HH20 3J071 AA23 BB11 CC14 EE02 EE25 FF03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口側にガス状物の供給源が、出口側に
    前記ガス状物の供給先がそれぞれ接続され、前記出口側
    開口部から放出されるガス状物の流量が所要の大きさを
    越えた場合に前記出口側開口部からのガス状物の放出を
    遮断する過流量遮断装置において、 前記出口側開口部から放出されるガス状物の流量を検出
    する流量値算出手段と、 前記流量値算出手段が検出した流量値を判別する判別手
    段と、 前記出口側開口部におけるガス状物の放出を遮断する遮
    断部を有する電磁弁駆動手段とを備えた制御部を設けて
    なり、 前記判別手段は、前記流量値が所定値を越えた場合に前
    記遮断部を動作させて前記出口側開口部の流路を遮断す
    ることを特徴とする過流量遮断装置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段において、前記所定値が調
    節可能であることを特徴とする請求項1記載の過流量遮
    断装置。
  3. 【請求項3】 前記遮断部が、外部信号により動作可能
    であることを特徴とする請求項1または2記載の過流量
    遮断装置。
  4. 【請求項4】 前記判別手段は、前記流量値が所定値に
    達すると共に、前記流量値が所定値を越えた時間が所定
    時間以上継続する場合に前記遮断部を動作させて前記出
    口側開口部の流路を遮断させることを特徴とする請求項
    1から3のいずれか1記載の過流量遮断装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100721932B1 (ko) 2006-04-19 2007-05-25 주식회사 메츠 중간밸브 안전 잠금장치
KR100836072B1 (ko) 2007-05-29 2008-06-09 주식회사 메츠 디지털 가스 밸브용 안전장치

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