JP3204483B2 - データ伝送システムおよびデータ伝送方法 - Google Patents

データ伝送システムおよびデータ伝送方法

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JP3204483B2
JP3204483B2 JP00361895A JP361895A JP3204483B2 JP 3204483 B2 JP3204483 B2 JP 3204483B2 JP 00361895 A JP00361895 A JP 00361895A JP 361895 A JP361895 A JP 361895A JP 3204483 B2 JP3204483 B2 JP 3204483B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ伝送路より遅
い伝送路や回線誤りが比較的多い伝送路を用いて、パー
ソナルコンピュータのデータなどを伝送する際に用いて
好適なデータ伝送システムおよびデータ伝送方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】MNPモデムなどのアナログデータモデ
ムを、アナログ回線網を介して接続する場合には、その
アナログデータモデムに直接接続されているパーソナル
コンピュータ等から所定のコマンドを入力することによ
ってモデムの初期設定や制御を行う。このようなモデム
制御は、アナログデータ信号をPCM変調し、擬似的に
音声信号のようにしてディジタル回線網を用いて伝送す
る場合にも同様に行われる。
【0003】ここで、図9にアナログデータモデムに接
続されたデータ端末装置相互間において、アナログ回線
網を介してデータの授受を行う場合を示す。この図に示
すDTE1、DTE2は、各々パーソナルコンピュータ
等の端末装置であり、アナログデータモデムMOD1
0,MOD20を介してデータの入出力を行う。アナロ
グデータモデムMOD10,MOD20は、例えば、M
NPモデム等であり、アナログ伝送網であるアナログ電
話回線網SLを介して接続される。
【0004】次に、図9に示す端末装置DTE1,DT
E2のデータ転送シーケンスについて図10を参照して
説明する。ここでは、端末装置DTE1から端末装置D
TE2へデータを転送する場合を例にとる。始めに、端
末装置DTE1がアナログデータモデムMOD10に対
して動作設定コマンド21を送信し初期設定を行う。こ
のとき送信されるコマンドは、例えば、「AT¥N2%
C3&K3」等のコードである。また、アナログデータ
モデムMOD10は、動作設定コマンド21が設定可能
な場合には、応答信号(「OK」)22を端末装置DT
E1に返送する。次に、端末装置DTE1は、アナログ
データモデムMOD10に対して、発呼要求コマンド2
3を送出する。このコマンドは、例えば、「ATD03
123456」等のコードである。そして、アナログデ
ータモデムMOD10は、発呼要求コマンド23が供給
されると、アナログ電話回線網SLに対して発信要求2
4を送出し、この結果、アナログ電話回線網SLからア
ナログモデムMOD20に対して着呼信号25が出力さ
れる。この結果、アナログデータモデムMOD20で
は、着呼表示(RING)26を端末装置DTE2に出
力するとともに、モデム間ネゴシエーション処理27を
実行する。
【0005】このネゴシエーション処理27が成功する
と、アナログデータモデムMOD10からは接続信号
(CONNECT)28が端末装置DTE1に送信さ
れ、また、アナログデータモデムMOD20からは接続
信号(CONNECT)29が端末装置DTE2に送信
される。この結果、データ転送モード(符号30)に移
行し、端末装置DTE10とDTE20との間で、デー
タ信号の送受信が開始される。なお、端末装置DTE2
から端末装置DTE1へデータ転送する場合は、上述の
シーケンスのDTE1とDEE2の処理が入れ換わるだ
けである。
【0006】ところで、データ転送モードにおいて、端
末装置からのコマンドにより、アナログデータモデムの
動作モードを変更し、通信中コマンドモードに切り換え
る方法が提唱されており、例えば、特公昭6−4674
1号に開示されている。 ここで、この方法を図11を
参照して説明する。図11において、31はエスケープ
命令であり、所定の記号(図では+記号)を示すコー
ド、およびこのコードの前または後ろの少なくとも一方
に設けられた所定期間の無データ期間によって構成され
ている。このエスケープ命令31が図9に示すアナログ
データモデムMOD10に供給されると、アナログデー
タモデムMOD10は、応答信号33を端末装置DTE
1に返送するとともに、トランスペアレントモードから
コマンドモードに切り替わる。
【0007】通信中コマンドモードにおいて、コマンド
設定確認命令34(例えば、AT¥S等のコード)が端
末装置DTE1から出力されると、アナログデータモデ
ムMOD10はコマンド一覧データ35を端末装置DT
E1へ送信する。端末装置DTE1は、コマンド一覧デ
ータ35を解読することにより、アナログデータモデム
MOD10にどのようなコマンドが設定されているかを
知ることができる。
【0008】次に、端末装置DTE1がデータモード復
帰命令36(例えば、ATO等のコード)を出力する
と、アナログデータモデムMOD10は、接続信号(C
ONNECT)38を端末装置DTE1に送信するとと
もに、データ転送モードに復帰する。
【0009】一方、アナログデータモデムのデータ信号
を、アナログデータ信号の伝送速度と等しいような低速
ディジタル回線を用いて伝送するデータ転送システムが
提案されている。このようなシステムは、例えば、特願
平3−73016号(その請求項3に対応する)に示さ
れており、ディジタル回線区間ではディジタル回線用の
通信プロトコルを使用し、アナログ回線区間ではモデム
通信プロトコルを使用する。このような方式を採用する
ことにより、例えば、移動通信用の無線伝送路のような
低速の回線においても、伝送誤りによるデータ伝送効率
の著しい低下を抑制することができる。
【0010】ここで、図12は、この種のデータ伝送シ
ステムの構成を示すブロック図である。なお、この図に
おいて図9の各部と対応する部分には同一の符号を付け
てある。さて、図12に示すアダプタ装置ADP10お
よびADP20は、ディジタル回線網DLによて接続さ
れ、アダプタ装置ADP10にはインターフェース線I
L1を介して端末装置DTE1が接続されている。一
方、端末装置DTE2は、アナログデータモデムMOD
20を介し、アナログ伝送網であるアナログ電話回線網
SLに接続され、このアナログ電話回線網SLの他端が
アダプタ装置ADP20に接続されている。
【0011】また、アダプタ装置ADP20は、アナロ
グデータモデム6、ディジタル回線用通信プロトコル制
御部5およびフレーム同期制御部4を備えており、アナ
ログデータモデム6は、アナログデータモデムMOD2
0からアナログ電話回線網SLを介して伝達されたモデ
ム信号をディジタルデータに復調する機能と、ディジタ
ル回線用通信プロトコル制御部5にて再生されたディジ
タルデータ信号をモデム信号に変換してアナログ電話回
線網SLに送出する機能とを有している。
【0012】ディジタル回線用通信プロトコル制御部5
は、アダプタ装置ADP10およびADP20の間をデ
ィジタル伝送路専用の通信プロトコルに従って接続する
ための制御を行う。フレーム同期制御部4では、上記デ
ィジタル回線用通信プロトコル制御部5から転送された
送信ディジタル信号にフレーム同期信号を付加してデー
タフレームを構成し、このデータフレームをディジタル
回線網DLへ送出する機能と、ディジタル回線網DLを
介して伝達されたデータフレームを同期をとって受信
し、受信されたデータフレームを分解して受信ディジタ
ルフレームとしてディジタル回線用通信プロトコル制御
部5に転送する機能とを有する。
【0013】一方、アダプタ装置ADP10は、端末装
置接続終端部1と、ディジタル回線用通信プロトコル制
御部2と、フレーム同期制御部3とを備えている。端末
装置接続終端部1では、端末装置DTEとのデータ信号
の送受信を行うとともに、端末装置DTE1とディジタ
ル回線用通信プロトコル制御部2との間でデータ信号フ
ォーマットを変換する。ディジタル回線用プロトコル制
御部2では、端末装置DTE1から送信されるディジタ
ルデータ信号を、ディジタル伝送路専用の通信プロトコ
ルに従ったディジタルデータ信号に組み立て、フレーム
同期制御部3を介してディジタル回線網DLへ送出する
とともに、ディジタル回線網DLを経て伝達されたディ
ジタルデータ信号を受信する場合には、ディジタル伝送
路専用の通信プロトコルに従いデータ信号を再生し、端
末装置接続終端部1を経由して、端末装置DTE1へ送
信する。なお、フレーム同期制御部3、4は、各々同一
の機能を有している。上述した構成によれば、ディジタ
ル回線とアナログ回線とで各々異なる通信プロトコルを
使用することにより、データ転送効率の低下を抑制する
ことができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示すデータ伝送システムでは、次のような改善すべき
種々の課題があった。 まず、上記システムでは、端末装置DTE1が端末装
置DTE2へ発呼する以前の待機状態にあるとき、すな
わち、端末装置DTE1とアダプタ装置ADP20内の
アナログデータモデム6とがディジタル回線網DLを介
して接続されていない状態にあるとき、通信に必要なモ
デムの動作設定ができない。言い換えれば、端末装置D
TE1よりアナログデータモデム6に対して、動作設定
コマンドを直接送信することができない。そのため、ア
ナログデータモデム6を、予め定めた設定状態でしか動
作させることができない。
【0015】次に、通信プロトコルが確立した後のデ
ータ転送モードにおいては、ディジタル回線用通信プロ
トコル制御部2とディジタル回線用通信プロトコル制御
部4の間において、ディジタル回線網DLで発生したデ
ータ誤りをARQ(自動再送要求方式)により回復して
いる。したがって、端末装置DTE1から伝送されるデ
ータをアナログデータモデム6で受信する場合は、デー
タはエラーフリーで伝送されるものの、受信タイミング
および受信速度は、ディジタル回線網DLで発生するデ
ータ誤りの状態に応じて刻々変化する。このため、前述
した図11に示すエスケープ命令31を用いても、コマ
ンドモードへ切り替えられない可能性があった。すなわ
ち、エスケープ命令31は、所定長の無データ区間を含
むが、受信タイミングや受信速度が刻々と変化する状況
では、この所定長無データ区間を検出することができな
いため、エスケープ命令31を解読することができず、
モード切り替えを行うことができなかった。
【0016】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、その第1の目的は、端末とアナログデータモ
デムが、ディジタル回線網DLを介して接続されていな
い状態にあるときでも、アナログデータモデムの動作設
定を行うことができるデータ伝送システムを提供するこ
とにある。また、この発明の第2の目的は、システムが
データ転送状態にあるときでも、アナログデータモデム
の動作モードを確実に切り替えることができるデータ伝
送システムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明においては、アナログ伝送路
とディジタル伝送路との間に設けられるアナログ−ディ
ジタル相互変換用の第1のデータ中継装置と、前記ディ
ジタル伝送路の他端側に設けられる第2のデータ中継装
置とを有するとともに、前記第1、第2のデータ中継装
置が発着呼制御を行うように構成されたデータ伝送シス
テムにおいて、前記第1のデータ中継装置は、(a)前
記アナログ伝送路の他端に接続されるアナログデータモ
デムに対し、アナログ用通信プロトコルに従ってデータ
の授受を行うモデム部と、(b)前記モデム部から転送
されたデータをディジタル用通信プロトコルに従って前
記ディジタル伝送路に送出するとともに、前記ディジタ
ル伝送路からディジタル用通信プロトコルに従って受信
したデータを前記モデム部に転送する第1のディジタル
回線制御部とを有し、前記第2のデータ中継装置は、
(a)外部の端末装置から供給されるディジタルデータ
が前記モデム部の動作状態を設定する動作設定コマンド
である場合に、前記モデム部における処理手順を模倣し
て前記端末装置に応答するモデム模倣手段と、(b)前
記モデム模倣手段の模倣対象となった動作設定コマンド
を記憶するコマンド記憶手段と、(c)前記モデム模倣
手段による模倣が終了した後に、前記端末装置からのコ
マンドに応じて前記第1のデータ中継装置に発呼要求を
行う発呼要求制御手段と、(d)前記発呼要求に対応す
る着信が行われた後に、前記コマンド記憶部に記憶され
たコマンドを前記第1のデータ中継装置のモデム部に転
送するコマンド転送手段と、(e)前記端末装置から転
送されたコマンド以外のデータをディジタル用通信プロ
トコルに従って前記ディジタル伝送路に送出するととも
に、前記ディジタル伝送路からディジタル用通信プロト
コルに従って受信したデータを前記端末装置に転送する
第2のディジタル回線制御部とを有し、前記アナログデ
ータモデム部は、前記コマンド転送手段によるコマンド
転送が行われるとアナログ伝送路に接続されている着信
先のアナログデータモデムに対しネゴシエーションを行
ってデータ転送モードに移行することを特徴とする。
【0018】また、請求項2に記載の発明にあっては、
前記データ転送モードにおいて、外部の端末装置から供
給されるディジタルデータが、コマンドに応答すべきモ
ードを指示するコマンドである場合に、当該コマンドを
所定のコード情報に変換して前記第2のディジタル回線
制御部に送出させる制御部と、外部の端末装置から供給
されるディジタルデータが前記モデム部に対するコマン
ドである場合に、前記モデム部における処理手順を模倣
して前記端末装置に応答し、かつ、この処理を終端させ
るコマンド処理模倣手段とを具備し、前記コマンド処理
模倣手段は、前記第2のディジタル回線制御部によって
送出されたコード情報が前記第1のディジタル回線制御
部によってコマンドに再生され、かつ、当該コマンドが
前記モデム部に受け入れられた後に動作することを特徴
とする。
【0019】請求項3に記載の発明にあっては、前記コ
マンド処理模倣手段は、外部の端末装置から供給される
ディジタルデータが設定コマンドのリストを要求するコ
マンドである場合に、前記モデム部における処理手順を
模倣して前記コマンド記憶手段内のコマンドのリストを
前記端末装置に返送し、かつ、この処理を終端させるこ
とを特徴とする。
【0020】請求項4に記載の発明においては、アナロ
グ伝送路とディジタル伝送路との間に設けられるアナロ
グ−ディジタル相互変換用の第1のデータ中継装置と、
前記ディジタル伝送路の他端側に設けられる第2のデー
タ中継装置とを有するとともに、前記第1、第2のデー
タ中継装置が発着呼制御を行うように構成され、前記第
1のデータ中継装置は、(a)前記アナログ伝送路の他
端に接続されるアナログデータモデムに対し、アナログ
用通信プロトコルに従って、データの授受を行うモデム
部と、(b)前記モデム部から転送されたデータをディ
ジタル用通信プロトコルに従って前記ディジタル伝送路
に送出するとともに、前記ディジタル伝送路からディジ
タル用通信プロトコルに従って受信したデータを前記モ
デム部に転送する第1のディジタル回線制御部とを有
し、前記第2のデータ中継装置は、 (a)前記端末装置から転送されたコマンド以外のデー
タをディジタル用通信プロトコルに従って前記ディジタ
ル伝送路に送出するとともに、前記ディジタル伝送路か
らディジタル用通信プロトコルに従って受信したデータ
を前記端末装置に転送する第2のディジタル回線制御部
を有したデータ伝送システムにおいて、(イ)外部の端
末装置から供給されるディジタルデータが前記モデム部
の動作状態を設定する動作設定コマンドである場合に、
前記モデム部における処理手順を模倣して前記端末装置
に応答する第1の過程と、(ロ)前記第1の過程におい
て模倣手段の模倣対象となった動作設定コマンドを記憶
手段に記憶させる第2の過程と、(ハ)前記第1の過程
が終了した後に、前記端末装置からのコマンドに応じて
前記第1のデータ中継装置に発呼要求を行う第3の過程
と、(ニ)前記発呼要求に対応する着信が行われた後
に、前記記憶手段に記憶されたコマンドを前記第1のデ
ータ中継装置のアナログデータモデム部に転送する第4
の過程と、(ホ)前記第4の過程が終了した後に、アナ
ログ伝送路に接続されている着信先のアナログデータモ
デムと前記モデム部との間でネゴシエーションを行って
データ転送モードに移行することを特徴とする。
【0021】また、請求項5に記載の発明にあっては、
請求項4記載のデータ伝送方法において、外部の端末装
置から供給されるディジタルデータが、コマンドに応答
すべきモードを指示するコマンドである場合に、当該コ
マンドを所定のコード情報に変換して前記第2のディジ
タル回線制御部に送出させるコード情報送出過程と、前
記第2のディジタル回線制御部によって送出されたコー
ド情報を前記第1のディジタル回線制御部によってコマ
ンドに再生する再生過程と、前記再生過程によって再生
されたコマンドが前記モデム部に受け入れられた後に、
外部の端末装置から供給されるディジタルデータが前記
モデム部に対するコマンドである場合に、前記モデム部
における処理手順を模倣して前記端末装置に応答し、か
つ、この処理を終端させるコマンド模倣過程とを具備す
ることを特徴とする。
【0022】請求項6に記載の発明においては、前記コ
マンド模倣過程において、外部の端末装置から供給され
るディジタルデータが設定コマンドのリストを要求する
コマンドである場合に、前記モデム部における処理手順
を模倣して前記コマンド記憶手段内のコマンドのリスト
を前記端末装置に返送し、かつ、この処理を終端させる
ことを特徴とする。
【0023】
【作用】請求項1〜6に記載の発明によれば、外部の端
末装置がモデム部の動作設定コマンドを送出すると、第
2のデータ中継装置がモデム部を模倣した動作によって
端末装置に応答する。したがって、端末装置にとって
は、あたかもモデム部に直接コマンド設定したように動
作する。そして、通信相手となるアナログデータモデム
が着信し、第1、第2のデータ中継装置間のディジタル
伝送路が接続された状態において、模倣の対象となった
コマンドが記憶手段から読み出され、第2のデータ中継
装置内のモデム部に転送される。これにより、モデム部
の動作設定がなされ、ネゴシエーション処理を経て、デ
ータ転送モードが設定される。
【0024】また、請求項2、5に記載の発明によれ
ば、データ転送モード中において、外部の端末装置から
コマンドに応答すべきモードが指示されると、その指示
内容を示すコマンドが所定のコード情報に変換されて第
1のディジタル回線制御部に転送される。そして、第1
のディジタル回線制御部においては、転送されたコード
情報を基のコマンドに再生し、モデム部に転送する。こ
れにより、モデム部のモードが切り換えられる。そし
て、モデム部のモードが切り換えられた後に、前記モデ
ム部に対するコマンドが端末装置から供給されると、第
1のデータ中継装置が、前記モデム部における処理手順
を模倣して前記端末装置に応答し、かつ、この処理を終
端させる。
【0025】請求項3、6に記載の発明においては、設
定コマンドのリストを要求するコマンドが端末装置から
供給されると、第2のデータ中継装置において、モデム
部における処理手順を模倣して前記記憶手段内のコマン
ドのリストを端末装置に返送し、この処理を終端させ
る。これにより、端末装置とっては、モデム部に対して
コマンド確認要求を直接実行したのと同様の処理とな
る。
【0026】
【実施例】
A:第1実施例 (実施例の構成)次に、この発明の実施例について説明
する。図1は、この発明の第1実施例の構成を示すブロ
ック図である。なお、この図において、前述した図12
の各部と対応する部分には同一の符号を付けその説明を
省略する。また、この実施例は、移動通信システムにこ
の発明を適用した実施例であり、図12に示すディジタ
ル回線網DLが無線ディジタル回線DL´に換わり、ま
た、アダプタ装置ADP20が移動通信交換局MCX内
に設けられている点がシステムとしての大きな違いであ
る。
【0027】始めに、この実施例におけるアダプタ装置
ADP10の構成について説明する。まず、符号50は
V.24のインターフェース部であり、端末装置DTE
1とモデム制御コマンド解析部52との間でデータの授
受を行う。また、インターフェイス部50と端末装置D
TE1とはディジタルインターフェース線で接続されて
いる。
【0028】モデム制御コマンド解析部52は、端末装
置DTE1からインターフェース50を介して転送され
るコマンドを解析するとともに、端末装置DTE1に対
して応答信号等を送出する。また、モデム制御コマンド
解析部52は、アナログデータモデム6に設定すべきコ
マンドをモデム制御コマンドメモリ51に書き込む。こ
の場合、モデム制御コマンド解析部52は、アダプタ装
置ADP20内のアナログデータモデム6を模倣した動
作を行う(詳細は後述)。次に、53は装置各部を制御
する制御部であり、例えば、モデム制御コマンド解析部
52の解析結果に基づいて、切替部54およびディジタ
ル移動機MSの動作を制御する。切替部54は、制御部
53の制御の下に、モデム制御コマンドメモリ51また
はモデム制御コマンド解析部52のいずれかをディジタ
ル回線用通信プロトコル制御部2に接続する。
【0029】一方、ディジタル無線基地局BSは、ディ
ジタル移動機MSからの送信信号を受信して移動通信交
換局MCXに転送するとともに、移動通信交換局MCX
から送られてくる信号をディジタル移動機MSに転送す
る。移動通信交換局MCXは、アダプタ装置ADP20
と制御部63とを有し、アダプタ装置ADP20はディ
ジタル回線用通信プロトコル制御部5、V.24インタ
ーフェース61およびアナログデータモデム6を有して
いる。制御部63は、ディジタル無線基地局BSが受信
した発信用制御信号をアナログ電話網SLに転送する。
また、アナログ電話網SLは、転送された発信用制御信
号に含まれる加入者番号に対応した加入者線を選択す
る。上述した構成においては、ディジタル移動機MSお
よびディジタル無線基地局BSは、各々フレーム同期制
御部(図12に示す符号3、4参照)を有している。
【0030】(実施例の動作) 通信待機状態からデータ転送モードに至る動作 次に、上述した構成によるこの実施例の動作について説
明するが、始めに通信待機状態からデータ転送モードに
至る動作について説明する。まず、移動通信交換局MC
X内のアナログデータモデム6を初期化するために、端
末装置DTE1からモデム制御コマンドが出力される。
すなわち、図2に示すように、動作設定コマンド(図示
の例では「AT¥N2%C3&K3」)11が出力され
る。そして、動作設定コマンド11は、インターフェー
ス部50を介してモデム制御コマンド解析部52に転送
され、ここで、解析される。この解析において、操作設
定コマンド11が設定可能であると判断されると、モデ
ム制御コマンド解析部52は、動作設定コマンド11を
モデム制御コマンドメモリ51に格納するとともに、図
2に示すように応答信号(「OK」)12を端末装置D
TE1へ返送する。
【0031】この場合、モデム制御コマンド解析部52
は、アナログデータモデム6の動作を模倣しているの
で、応答信号12を受けた端末装置DTE1は、アナロ
グデータモデム6に対するコマンド設定が正常に行われ
たと判断する。なお、この時点においては、ディジタル
無線回線DL´が接続されていないので、端末装置DT
E1がアナログデータモデム6にコマンドを直接設定す
ることはできない。
【0032】次に、端末装置DTE1は、図2に示すよ
うに発信要求コマンド(図示の例では「ATD0312
34567」)13を送出する。この発信要求コマンド
13は、モデム制御コマンド解析部52において解析さ
れ、制御部53に通知される。この結果、制御部53
は、発信用制御信号14(図2参照)を作成してディジ
タル移動機MSに転送する。ディジタル移動機MSは、
転送された発信制御信号14を、ディジタル無線回線D
L´を介してディジタル無線基地局BSに送信する。
【0033】この発信制御信号14を受けたディジタル
無線基地局BSは、制御回線58を介して制御部63に
転送する。この結果、制御部63は、当該発信制御信号
14をアナログ電話回線網SLに送出し、アナログ電話
回線網SLは、対応する加入者線を選択し、アナログデ
ータモデムMOD20に着呼15(図2参照)を送出す
る。そして、アナログデータモデムMOD20は、着呼
表示(RING)16を端末装置DTE2に出力し、こ
れにより、端末装置DTE2は着信を知る。このような
発着信についての制御信号の伝送方法は、例えば、ディ
ジタル方式自動車電話システムの日本標準規格であるR
CR−STD27Cに示されている。
【0034】一方、アダプタ装置ADP10内の制御部
53は、切替部54を制御し、モデム制御コマンドメモ
リ51とディジタル回線用通信プロトコル制御部2とを
接続する。そして、ディジタル回線用通信プロトコル制
御部2は、モデム制御コマンドメモリ51に格納されて
いるモデム制御コマンド11を読み出し、コマンドAと
しディジタル移動機MSから出力させる。このとき、上
述のように、ディジタル回線の接続が完了しているか
ら、コマンドAはディジタル無線基地局BSを介して、
アダプタ装置ADP20内のアナログデータモデム6に
転送される。この結果、アナログデータモデム6におい
てコマンド設定が行われ、これに対する応答信号B
(「OK」)がディジタル無線基地局BSおよびディジ
タル移動機MSを介して、ディジタル回線用通信プロト
コル制御部2に転送される(図2参照)。
【0035】そして、コマンド設定を行ったアナログデ
ータモデム6はアナログ電話回線網SLを介し、アナロ
グデータモデムMOD20との間でネゴシエーション1
7(図2参照)を行う。このネゴシエーション17が終
了すると、アナログデータモデムMOD20は、端末装
置DTE2に接続信号(「CONNECT」)19を送
信し、同様に、アダプタ装置ADP20内のアナログデ
ータモデム6は接続を示す信号Cをディジタル無線基地
局BSおよびディジタル移動機MSを介して制御部53
に転送する。これにより、制御部53は、モデム制御コ
マンド解析部52から接続信号(「CONNECT」)
18を出力させて端末装置DTE1に転送させるととも
に、切替部54を制御して、ディジタル回線用通信プロ
トコル制御部2とモデム制御コマンド解析部52とを接
続する。
【0036】以上の処理により、端末装置DTE1と端
末装置DTE2とが共に接続信号を受け取る。この結
果、図2に示すように、データ転送モードに移行し、端
末装置DTE1と端末装置DTE2との間でデータ転送
が行われる。上述した動作により、端末待機状態からデ
ータ転送モードへ移行することができるが、この場合の
より一般的な動作を図3に示す。
【0037】まず、図3に示すステップSPa1〜ステ
ップSPa8の処理が順次行われることにより、図2に
示す応答信号12の送出からモデム制御コマンドメモリ
51へのコマンド格納までの動作が終わる。この際、こ
のモデム制御コマンド解析部52は、入力されたコマン
ドが設定不可能なものである場合には、ステップSPa
7,8に代えてステップSPa9を実行し、端末装置D
TE1にエラーメッセージ(「ERROR」)を送出し
てステップSPa1に戻る。この結果、端末装置DTE
1のオペレータは、ステップSPa9において送出され
たエラーメッセージによって、コマンドの誤りを知る。
【0038】そして、正しいコマンドが入力された場合
は、再びステップSPa1〜ステップSPa5を経た
後、ステップSPa5からステップSPa10に進み、
さらに、ステップSPa11〜SPa15の処理を行
う。これにより、図2に示す動作が完了する。ただし、
モデム制御コマンド解析部52が、図2に示す応答信号
Bを受信できなかった場合には、ステップSPa12の
判定が「NO」となり、ステップSPa9を介して、再
びステップSPa1に戻る。
【0039】また、モデム制御コマンド解析部52が、
図2に示す接続信号Cを受信できなかった場合には、ス
テップSPa16に進んで、端末装置DTE1に「NO
CARRIER」信号を送信し、アナログデータモデ
ム6との接続が失敗した旨を通知する。そして、ステッ
プSPa17に進んで、コマンドモードに移行し、設定
コマンドの一覧を端末装置DTE1に送出した後にステ
ップSPa1に移行する。この場合、ステップSPa1
7の処理により、端末装置DTE1は、どのようなコマ
ンドを設定したかを確認することができ、不適切な設定
をしてれば、ステップSPa1においてこれを是正す
る。
【0040】一方、ディジタル移動機MSが着信信号を
受信した場合は、ステップSPa2の判定が「YES」
となり、ステップSPa20に移って「自動着信許可」
となっているか否かを判定する。この判定が「NO」の
場合には、ステップSPa2とステップSPa20の処
理を循環する。自動着信が許可されていれば、ステップ
SPa20からステップSPa21に移り、端末装置D
TE1に着信表示(RING)を送出する。以後は、ス
テップSPa11に至り、前述の発信の場合と同様の処
理を行う。
【0041】データ転送モード中におけるコマンドモ
ードの切り替え動作 次に、データ転送モードが設定されている最中に、コマ
ンドモードへ移行する処理を説明する。まず、図4に示
すように、端末装置DET1からエスケープ命令31が
アダプタ装置ADP10に送出される。このエスケープ
命令31は、図11において説明したものと同じ信号で
あり、モデム制御コマンド解析部52に転送されて解析
される。そして、モデム制御コマンド解析部52は、エ
スケープ命令31を解読すると、ディジタル回線用通信
プロトコル制御部2に対してエスケープ通知Dを発信さ
せる。すなわち、ディジタル回線用通信プロトコル制御
部52は、図4に示すように、エスケープ命令を受信し
た旨を表す通知Dをディジタル回線用の通信プロトコル
を用いて送信する。この通知Dは、ディジタル移動機M
Sからディジタル無線基地局BSに転送され、さらに、
ディジタル回線用通信プロトコル制御部5に入力され
る。ディジタル回線用通信プロトコル制御部5において
は、エスケープ命令31を再生し、インターフェース部
61を介してアナログデータモデム6に供給する。この
結果、アナログデータモデム6は、受信確認した旨を示
す応答信号(「OK」)32を、ディジタル回線用通信
プロトコル制御部5に送信するとともに、コマンドモー
ドに移行する。応答信号32は、ディジタル回線用通信
プロトコル制御部5において応答通知Eに変換され(図
4参照)、ディジタル回線用のプロトコルに従ってディ
ジタル無線基地局BSから送信される。そして、応答通
知Eはディジタル移動機MSに受信され、ディジタル回
線用通信プロトコル制御部2に転送される。そして、応
答通知Eが応答信号33として復調され、モデム制御コ
マンド解析部52を介して端末装置DTE1に供給され
る。これにより、端末装置DTE1は、アナログデータ
モデム6がエスケープ命令を受け入れたことを知る。
【0042】次に、端末装置DTE1からコマンド設定
確認命令(「AT¥S」)35が出力されると、モデム
制御コマンド解析部52は、通信開始時に設定されたコ
マンドをモデム制御コマンドメモリ51から読み出し、
これを端末装置DTE1に転送する。これにより、端末
はDTE1は、どのようなコマンドを設定したかを知る
ことができる。この場合、端末装置DTE1はモデム制
御コマンドメモリ51に記憶されていたコマンド一覧を
受け取るが、これはアナログデータモデム6に設定され
たコマンドと同一であるので(図2のコマンドA参
照)、端末装置DTE1にとっては、アナログデータモ
デム6からコマンド一覧を直接受け取るのと同じであ
る。なお、コマンド設定確認命令35は、モデム制御コ
マンド解析部52によって処理されることによって完了
するため、アナログデータモデム6側には転送されな
い。
【0043】次に、端末装置DTE1が、復帰命令
(「ATO」)36を出力すると、これがモデム制御コ
マンド解析部52を介してディジタル回線用通信プロト
コル制御部2に転送され、ここで、ディジタル回線用の
プロトコルに従って復帰命令Fに変換される。そして、
復帰命令Fは、ディジタル回線DLを介してディジタル
回線用通信プロトコル制御部5に伝送され、ここで、復
帰命令36に復調されてアナログデータモデム6に転送
される。この結果、アナログデータモデム6は、データ
転送モードに復帰するとともに、接続信号(「CONN
ECT」)37を出力する。この接続メッセージ37
は、ディジタル回線用通信プロトコル制御部5において
接続信号Gに変換され、ディジタル無線回線DLを介し
てディジタル用通信プロトコル制御部2に転送される。
ディジタル用通信プロトコル制御部2においては、接続
信号Gを接続信号(「CONNECT」)38に復調し
てモデム制御コマンド解析部52を介して端末装置DT
E1に転送する。この結果、端末装置DTE1では端末
装置DTE2が転送モードへの移行を受け付けたことを
知り、以後はデータ転送モードが再開される。
【0044】上述した動作により、データ転送モードか
らコマンドモードへ移行することができるが、この場合
のより一般的な動作を図5に示す。先ず、ステップSP
b1においては、通信中か否かが判定され、「NO」で
あれば、図3に示すサブルーチンへ移行する。すなわ
ち、この場合は、通信待機中であるから、前述のの動
作が行われる。
【0045】一方、ステップSPb1において「YE
S」と判定され、さらに、ステップSPb2〜SPb6
の処理が行われることにより、コマンドモードへの移行
が行われる。そして、ステップSPb7、SPb8の処
理によって設定コマンド一覧35(図4参照)が端末装
置DTE1に転送される。その後は、復帰コマンド36
が出力されるまで、ステップSPb7、SPb9の処理
を循環し、復帰コマンド36が出力されると、ステップ
SPb10に進み、復帰コマンドFをディジタル無線回
線DL´に転送する。
【0046】以後は、接続信号G(図4参照)を受信す
るまで、ステップSPb7、SPb9、SPb10、S
Pb11の処理を循環する。そして、接続信号Gを受信
すると、ステップSPb12に進んで、端末装置DTE
1に接続信号を送信し、データ転送モードに戻る(ステ
ップSPb13)。以上の処理により図4に示す処理が
実行される。
【0047】一方、応答信号Eを受信できなかった場合
には、ステップSPb4の判定が「NO」となってステ
ップSPb1に戻り、また、エスケープ命令の検出がで
きなかった場合にもステップSPb1に戻る。ここで、
端末装置DTE1から出力された信号が、エスケープ命
令か否かを判定するステップSPb2の処理について説
明する。図6は、ステップSPb2の処理をより詳細に
示すフローチャートである。この図に示すステップSP
c1では、まず、エスケープ命令に用いられる文字
「+」が受信されたか否かが判定される。すなわち、こ
の実施例では、図7に示すようなエスケープ命令を用い
ているため、その使用文字である「+」が検出されたか
否かを判断する。この図7におけるαは、使用文字列の
前後に置かれる無データ期間であり、所定の長さ以上の
期間であることが必要である。また、βは、使用文字の
間の期間であり、所定の長さ以下の期間であることが必
要である。ここでは、これらα,βの期間について、図
7に示すように条件(1)、(2)、(3)、(4)と
する。
【0048】さて、図6において、ステップSPc1の
判定が「YES」となると、ステップSPc2へ進み、
ディジタル無線回線DLへのデータ送出をホールドす
る。そして、ステップSPc3、SPc4、SPc5、
sPc6において各々前述の条件(1)、(2)、
(3)、(4)が満たされているか否かが判断される。
全ての条件が満たされている場合には、ステップSPc
7に至り、エスケープ命令であると判断されるととも
に、エスケープ文字列(++++)を削除して、図5に
示すステップSPb3に進む。
【0049】一方、ステップSPc3〜SPc6のいず
れかにおいて「NO」と判断された場合には、ステップ
SPc8に進んでディジタル無線回線DL´へのデータ
送出ホールドを解除した後、ステップSPc9へ進む。
また、ステップSPc1において「NO」と判断された
場合には、直ちにステップSPc9に進む。このステッ
プSPc9においては、端末装置DTE1から受信した
データをディジタル無線回線DL´に送出する。これ
は、受信データがエスケープ命令ではなく、端末装置D
TE2側へ転送すべき通常のデータであるからである。
そして、このステップSPc9の処理の後は、図5に示
すステップSPb1に戻る。
【0050】B:第2実施例 (実施例の構成)次に、この発明の第2実施例について
図8を参照して説明する。なお、第2実施例は、前述し
た第1実施例のシステムをディジタル携帯電話システム
に適用した実施例である。図において、100は移動
機、200は無線基地局、300は移動通信交換局、4
00は電話網であり、500はアナログデータモデムで
ある。移動機100には、電話機101およびデータ信
号変換機105が接続され、また、データ信号変換機1
05にはデータ端末102が接続されている。この場
合、データ信号変換機は、前述の第1実施例におけるア
ダプタ装置ADP10に相当する。
【0051】また、移動機100は、音声信号変換回路
104、制御装置106、通信用無線送受話回路10
7、制御用無線送受話回線108および切換回路109
を有している。移動通信交換局300は、スイッチ回路
301aと301bとを有している。そして、これらの
スイッチ回路の間に、2つのアダプタ装置ADP310
およびADP311と、1つの音声信号制御部312が
並列に設けられており、これらのうちのいずれかがスイ
ッチ回路301a、301bによって選択されるように
なっている。この場合、スイッチ回路301a,301
bの切り換え動作は、制御装置309によって制御され
る。
【0052】音声信号制御部312は、信号変換回路
(タイプA)302、音声信号変換回路305およびP
CM符復号化回路308から構成され、アダプタ装置A
DP310は、信号変換回路(タイプB)303、変復
調装置(タイプB)306およびPCM符復号化回路3
08から構成され、アダプタ装置ADP311は信号変
換回路(タイプC)304、変復調装置(タイプC)3
07およびPCM符復号化回路308から構成されてい
る。次に、アナログデータモデム500は、網制御装置
504および変復調装置503を有しており、網制御装
置504には電話機501が接続され、変復調装置50
3にはデータ端末502が接続されている。
【0053】(実施例の動作)次に、上記構成によるこ
の実施例の動作について説明する。まず、ディジタル携
帯電話システムでは、音声通話が基本サービスとなるた
め、移動機100においては、通常は、音声信号変換回
路104が使用され、データ信号変換装置105は、切
換え回路109によって切り換えて使用される。また、
移動通信交換局300内においても、音声信号変換回路
302並びにデータ信号変換装置303,304を適宜
切り換えて使用する。この場合、移動機側のデータ信号
変換装置105の種別に対応して、上記データ信号変換
装置303,304を切り換えて使用する。以下に、図
8に示すシステムにおける音声信号制御部312、アダ
プタ装置ADP310,311の切り換え動作について
説明する。
【0054】まず、公衆通信網側のデータ端末502に
送信すべきデータが、移動機100側のデータ端末10
2に発生した場合について述べる。この場合、送信すべ
きデータ情報を持つデータ端末装置102が接続されて
いるデータ信号変換装置105は、通信相手のデータ端
末502が使用する変復調装置500と同一の種別を制
御線110を介して制御装置106に伝達する。これに
より、制御装置106は、切換え回路109を制御し、
データ信号変換装置105を移動機100に接続する。
そして、この接続が完了した後に発呼が行われる。この
場合、移動機100と移動通信交換局300間の発呼制
御は、例えば、自動車電話交換の接続接続制御と同様に
行われるが、移動機100は、この発呼信号に相手端末
の使用する変復調装置の種別を示す情報を含ませて制御
用無線送受信回路108を経由して送信する。
【0055】そして、移動機100から送信された変復
調装置の種別を示す情報は、無線基地局200の制御用
無線送受信回路202、基地局制御回路204および制
御回線205を経由して移動通信交換局300の制御装
置309に受信される。これにより、この変復調装置の
種別に対応するアダプタ装置ADP310またはAdP
311のいずれかが選択される。また、必要な場合、制
御装置309は制御回線205を経由してこの種別を示
す情報を無線基地局200に送信する。なお、変復調装
置の種別を示す情報については、移動通信交換局から無
線基地局に通知する変わりに、無線基地局が中継時に検
出して行ってもよい。
【0056】さて、移動通信交換制御回路309は、変
復調装置の種別を示す情報を移動機100から無線基地
局200を経由して受信すると、上述のようにアダプタ
装置ADP310またはADP311のいずれかを選択
する。この処理は、スイッチ回路301aを制御するこ
とによって、無線基地局200からの通信回線と指定さ
れたアダプタ装置ADP310または311の入回線と
を接続するとともに、スイッチ回路301bを制御する
ことによって該アダプタ装置の出回線と公衆通信網とを
接続することによって行われる。この結果、データ端末
502の使用する変復調装置503と同じタイプのもの
が移動通信交換局300内においても選択されることに
なり、データ端末102とデータ端末502間でエンド
ツーエンド通信が可能となる。
【0057】一方、移動機100が発呼時に電話機10
1による通信を指定した場合には、移動通信交換制御回
路309はスイッチ回路301aおよび301bを制御
して、で無線基地局200からの通信回線と音声信号制
御部312の入回とを接続するとともに、音声信号制御
部312の出回線と公衆通信網とを接続する。
【0058】次に、電話網400側のデータ端末502
から移動機100に着信した場合について説明する。自
動着信機能を持つ移動機100が、切換え回路109で
電話機またはデータ端末102のいずれかに設定してい
る場合に移動機100に着信があると、移動機100と
移動通信交換局300間で着信制御が行われるが、移動
機100は着呼応答信号の中に、設定した通信種別を示
す情報を含めて送信する。以後は、この通信種別情報に
基づく動作が行われるが、この動作は、前述の移動機発
呼接続の場合と全く同様である。
【0059】C:変形例 (1)無線回線を用いる場合、64kbpsのディジタ
ル回線を、例えば、9.6kbps×6チャンネルに時
分割使用することにより、アナログ電話網との接続点に
おいて6回線分のアナログデータモデムを終端する利用
方法が考えられる。これを第1実施例について適用する
ときは、無線回線DL´を64kbpsのディジタル回
線に置き換えればよい。また、実際の利用としては、長
距離を64kbpsのディジタル専用線で伝送し、市内
接続をアナログ電話網で行うことによりトータルの通信
料金を低減することができる。
【0060】(2)また、上述した各実施例において
は、ディジタル回線が無線回線であったが、これを有線
としてもよい。
【0061】(3)また、上述した実施例における通信
中コマンドモードにおいては、コマンドリストを要求す
るコマンドを受け付けたが、勿論、他のコマンドを実行
することもできる。すなわち、通信中コマンドモードに
移行した後は、アナログデータモデム6は、供給される
コマンドを実行する状態になっているため、実行不能な
コマンド以外は全て受け入れる。ここで、通信回線を断
とするコマンドを受け付ける場合を説明する。まず、図
13は、一般的なモデムの通信断までのシーケンスであ
り、図9に示すシステムにおける処理を示す。図13に
おいて、エスケープ命令31がアナログデータモデムM
OD10に供給されると、アナログデータモデムMOD
10は、応答信号33を端末装置DTE1に返送すると
ともに、トランスペアレントモードから通信中コマンド
モードに切り替わる。
【0062】そして、通信中コマンドモードにおいて、
通信回線を断とするコマンド「ATH0」が端末装置D
TE1から供給されると、このコマンドがアナログデー
タモデムMOD10に受け付けられ、通信回線を断(オ
ンフック)として、「NOCARRIER」信号を端末
装置DTE1に転送する。
【0063】次に、図13の処理に対応する本発明の処
理について図14を参照して説明する。なお、この処理
は、図1に示すシステムにおいて実行される処理であ
る。まず、図14に示すように、端末装置DET1から
エスケープ命令31がアダプタ装置ADP10に送出さ
れ、モデム制御コマンド解析部52に転送されて解析さ
れる。そして、モデム制御コマンド解析部52は、エス
ケープ命令31を解読すると、ディジタル回線用通信プ
ロトコル制御部2に対してエスケープ通知Dを発信させ
る。すなわち、ディジタル回線用通信プロトコル制御部
52は、図14に示すように、エスケープ命令を受信し
た旨を表す通知Dをディジタル回線用の通信プロトコル
を用いて送信する。この通知Dは、ディジタル移動機M
Sからディジタル無線基地局BSに転送され、さらに、
ディジタル回線用通信プロトコル制御部5に入力され
る。ディジタル回線用通信プロトコル制御部5において
は、エスケープ命令31を再生し、インターフェース部
61を介してアナログデータモデム6に供給する。この
結果、アナログデータモデム6は、受信確認した旨を示
す応答信号(「OK」)32を、ディジタル回線用通信
プロトコル制御部5に送信するとともに、コマンドモー
ドに移行する。応答信号32は、ディジタル回線用通信
プロトコル制御部5において応答通知Eに変換され(図
14参照)、ディジタル回線用のプロトコルに従ってデ
ィジタル無線基地局BSから送信される。そして、応答
通知Eはディジタル移動機MSに受信され、ディジタル
回線用通信プロトコル制御部2に転送される。そして、
応答通知Eが応答信号33として復調され、モデム制御
コマンド解析部52を介して端末装置DTE1に供給さ
れる。これにより、端末装置DTE1は、アナログデー
タモデム6がエスケープ命令を受け入れたことを知る。
【0064】このようにして、通信中コマンドモードに
移行した後、端末装置DTE1から回線断を指示する命
令「ATH0」が出力されると、モデム制御コマンド解
析部52は、これを解析し、制御部53に伝達する。こ
の結果、制御部57は、通信を断とする制御信号を制御
線57に出力する。この制御信号は、ディジタル移動機
MS、ディジタル無線基地局BSを介して伝達され、さ
らに、制御線58を介して制御部63に供給される。そ
して、制御部63は、通信を断とする制御信号をアナロ
グ電話回線網SLに出力し、これにより、アナログデー
タモデムMOD20の回線が切断される。なお、コマン
ド「ATH0」は、モデム制御コマンド解析部52によ
って処理されることによって完了するため、アナログデ
ータモデム6側には転送されない。一方、モデム制御コ
マンド解析部52は、「NO CARRIER」信号を
端末装置DTE1に伝送し、回線が断となったことを知
らせる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ディジタル回線を介して通信を行うように設定され
ている端末装置とアナログデータモデムとの間の回線が
接続されていない状態にあるときでも、アナログデータ
モデムの動作設定を行うことができる(請求項1〜
6)。
【0066】さらに、請求項2、5に記載の発明にあっ
ては、システムがデータ転送状態にあるときでも、アナ
ログデータモデムの動作モードを確実に切り替えること
ができ、モデムに対して種々のコマンドを実行させるこ
とができる。
【0067】また、請求項3、6に記載の発明にあって
は、システムがデータ転送状態にあるときでも、アナロ
グデータモデムの動作モードを確実に切り替えて、モデ
ムに設定されたコマンドを知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】同実施例の動作を示すシーケンス図である。
【図3】図2に示すシーケンスに対応するフローチャー
トである。
【図4】同実施例におけるモード切り換え動作を示すシ
ーケンス図である。
【図5】図4に示すシーケンスに対応するフローチャー
トである。
【図6】図5に示すエスケープシーケンス判断処理を示
すフローチャートである。
【図7】エスケープ命令の一例を示す図である。
【図8】この発明の第2実施例の構成を示すブロック図
である。
【図9】従来のデータ伝送システムの一例を示ブロック
図である。
【図10】一般的なモデムにおける待機状態からデータ
転送モードまでの処理を示すシーケンス図である。
【図11】一般的なモデムにおけるモード切り換え動作
を示すシーケンス図である。
【図12】従来装置の他の例を示すブロック図である。
【図13】従来システムにおいて、回線を断とするコマ
ンドの実行を示すシーケンス図である。
【図14】図1に示すシステムにおいて、回線を断とす
るコマンドの実行を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
2 ディジタル回線用通信プロトコル制御部(第2のデ
ィジタル回線制御部:コマンド転送手段:制御部) 5 ディジタル回線用通信プロトコル制御部(第1のデ
ィジタル回線制御部) 6 アナログデータモデム(モデム部) 51 モデム制御コマンドメモリ(コマンド記憶手段) 52 モデム制御コマンド解析部(モデム模倣手段:処
理模倣手段) 53 制御部(発呼要求制御手段) 400 電話網(アナログ伝送路) SL アナログ電話回線網(アナログ伝送路) SL´ ディジタル無線回線(ディジタル伝送路) ADP10 アダプタ装置(第1のデータ中継装置) MS ディジタル移動機(第1のデータ中継装置) ADP20 アダプタ装置(第2のデータ中継装置) MOD アナログデータモデム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−132961(JP,A) 特開 平4−129380(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/06 H04B 7/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ伝送路とディジタル伝送路との
    間に設けられるアナログ−ディジタル相互変換用の第1
    のデータ中継装置と、 前記ディジタル伝送路の他端側に設けられる第2のデー
    タ中継装置とを有するとともに、 前記第1、第2のデータ中継装置が発着呼制御を行うよ
    うに構成されたデータ伝送システムにおいて、 前記第1のデータ中継装置は、(a)前記アナログ伝送
    路の他端に接続されるアナログデータモデムに対し、ア
    ナログ用通信プロトコルに従ってデータの授受を行うモ
    デム部と、(b)前記モデム部から転送されたデータを
    ディジタル用通信プロトコルに従って前記ディジタル伝
    送路に送出するとともに、前記ディジタル伝送路からデ
    ィジタル用通信プロトコルに従って受信したデータを前
    記モデム部に転送する第1のディジタル回線制御部とを
    有し、 前記第2のデータ中継装置は、(a)外部の端末装置か
    ら供給されるディジタルデータが前記モデム部の動作状
    態を設定する動作設定コマンドである場合に、前記モデ
    ム部における処理手順を模倣して前記端末装置に応答す
    るモデム模倣手段と、(b)前記モデム模倣手段の模倣
    対象となった動作設定コマンドを記憶するコマンド記憶
    手段と、(c)前記モデム模倣手段による模倣が終了し
    た後に、前記端末装置からのコマンドに応じて前記第1
    のデータ中継装置に発呼要求を行う発呼要求制御手段
    と、(d)前記発呼要求に対応する着信が行われた後
    に、前記コマンド記憶部に記憶されたコマンドを前記第
    1のデータ中継装置のモデム部に転送するコマンド転送
    手段と、(e)前記端末装置から転送されたコマンド以
    外のデータをディジタル用通信プロトコルに従って前記
    ディジタル伝送路に送出するとともに、前記ディジタル
    伝送路からディジタル用通信プロトコルに従って受信し
    たデータを前記端末装置に転送する第2のディジタル回
    線制御部とを有し、前記アナログデータモデム部は、前
    記コマンド転送手段によるコマンド転送が行われるとア
    ナログ伝送路に接続されている着信先のアナログデータ
    モデムに対しネゴシエーションを行ってデータ転送モー
    ドに移行することを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記データ転送モードにおいて、外部の
    端末装置から供給されるディジタルデータが、コマンド
    に応答すべきモードを指示するコマンドである場合に、
    当該コマンドを所定のコード情報に変換して前記第2の
    ディジタル回線制御部に送出させる制御部と、 外部の端末装置から供給されるディジタルデータが前記
    モデム部に対するコマンドである場合に、前記モデム部
    における処理手順を模倣して前記端末装置に応答し、か
    つ、この処理を終端させるコマンド処理模倣手段とを具
    備し、前記コマンド処理模倣手段は、前記第2のディジ
    タル回線制御部によって送出されたコード情報が前記第
    1のディジタル回線制御部によってコマンドに再生さ
    れ、かつ、当該コマンドが前記モデム部に受け入れられ
    た後に動作することを特徴とする請求項1記載のデータ
    伝送システム。
  3. 【請求項3】 前記コマンド処理模倣手段は、外部の端
    末装置から供給されるディジタルデータが設定コマンド
    のリストを要求するコマンドである場合に、前記モデム
    部における処理手順を模倣して前記コマンド記憶手段内
    のコマンドのリストを前記端末装置に返送し、かつ、こ
    の処理を終端させることを特徴とする請求項2記載のデ
    ータ伝送システム。
  4. 【請求項4】 アナログ伝送路とディジタル伝送路との
    間に設けられるアナログ−ディジタル相互変換用の第1
    のデータ中継装置と、 前記ディジタル伝送路の他端側に設けられる第2のデー
    タ中継装置とを有するとともに、 前記第1、第2のデータ中継装置が発着呼制御を行うよ
    うに構成され、 前記第1のデータ中継装置は、(a)前記アナログ伝送
    路の他端に接続されるアナログデータモデムに対し、ア
    ナログ用通信プロトコルに従って、データの授受を行う
    モデム部と、(b)前記モデム部から転送されたデータ
    をディジタル用通信プロトコルに従って前記ディジタル
    伝送路に送出するとともに、前記ディジタル伝送路から
    ディジタル用通信プロトコルに従って受信したデータを
    前記モデム部に転送する第1のディジタル回線制御部と
    を有し、 前記第2のデータ中継装置は、 (a)前記端末装置から転送されたコマンド以外のデー
    タをディジタル用通信プロトコルに従って前記ディジタ
    ル伝送路に送出するとともに、前記ディジタル伝送路か
    らディジタル用通信プロトコルに従って受信したデータ
    を前記端末装置に転送する第2のディジタル回線制御部
    を有したデータ伝送システムにおいて、(イ)外部の端
    末装置から供給されるディジタルデータが前記モデム部
    の動作状態を設定する動作設定コマンドである場合に、
    前記モデム部における処理手順を模倣して前記端末装置
    に応答する第1の過程と、(ロ)前記第1の過程におい
    て模倣手段の模倣対象となった動作設定コマンドを記憶
    手段に記憶させる第2の過程と、(ハ)前記第1の過程
    が終了した後に、前記端末装置からのコマンドに応じて
    前記第1のデータ中継装置に発呼要求を行う第3の過程
    と、(ニ)前記発呼要求に対応する着信が行われた後
    に、前記記憶手段に記憶されたコマンドを前記第1のデ
    ータ中継装置のアナログデータモデム部に転送する第4
    の過程と、(ホ)前記第4の過程が終了した後に、アナ
    ログ伝送路に接続されている着信先のアナログデータモ
    デムと前記モデム部との間でネゴシエーションを行って
    データ転送モードに移行することを特徴とするデータ伝
    送方法。
  5. 【請求項5】 前記データ転送モードにおいて、外部の
    端末装置から供給されるディジタルデータが、コマンド
    に応答すべきモードを指示するコマンドである場合に、
    当該コマンドを所定のコード情報に変換して前記第2の
    ディジタル回線制御部に送出させるコード情報送出過程
    と、 前記第2のディジタル回線制御部によって送出されたコ
    ード情報を前記第1のディジタル回線制御部によってコ
    マンドに再生する再生過程と、 前記再生過程によって再生されたコマンドが前記モデム
    部に受け入れられた後に、外部の端末装置から供給され
    るディジタルデータが前記モデム部に対するコマンドで
    ある場合に、前記モデム部における処理手順を模倣して
    前記端末装置に応答し、かつ、この処理を終端させるコ
    マンド模倣過程とを具備することを特徴とする請求項4
    記載のデータ伝送方法。
  6. 【請求項6】 前記コマンド模倣過程において、外部の
    端末装置から供給されるディジタルデータが設定コマン
    ドのリストを要求するコマンドである場合に、前記モデ
    ム部における処理手順を模倣して前記コマンド記憶手段
    内のコマンドのリストを前記端末装置に返送し、かつ、
    この処理を終端させることを特徴とする請求項5記載の
    データ伝送方法。
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