JP3204473U - 梱包体 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単に組み立てられ得る梱包体を提供する。【解決手段】梱包体は、複数の梱包物を下から支持するボトム部材10と、複数の梱包物の上部を覆うトップ部材30と、ボトム部材10とトップ部材30との間に配置されるフレーム部材とを備える。フレーム部材は、第1サブフレーム51及び第2サブフレーム61を備える。第1サブフレーム51及び第2サブフレーム61によりボトム部材10とトップ部材30との間の空間を梱包物が収容される複数の収容空間に仕切る。サブフレーム51,61のそれぞれは、収容空間の一つを構成する周壁52,62と、周壁52,62から延びて他のサブフレーム51,61と協働して他の収容空間を構成する延長壁53,63とを有し、かつ折り畳み可能である。【選択図】図3

Description

本考案は、コンパクトにすることが可能な梱包体に関する。
梱包体として、特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1に記載の梱包体は、梱包物を下から支持するボトム部材(同文献では下方のパレット)と、梱包物の上部を覆うトップ部材(同文献では上方のパレット)と、ボトム部材とトップ部材との間に配置されるフレーム部材(同文献では枠スペーサ及び中スペーサ)とを備える。梱包体は、これらの部材に分解され得る。梱包体の組み立てでは、フレーム部材を構成する2個の分割体の端部を折り曲げてボトム部材に取り付け、中スペーサを2つの分割体に係合させる。
特開2003−137335号公報
ところで、複数の収容空間を構成する梱包体では、ボトム部材とトップ部材との間に配置されるフレーム部材は複雑な構造になる。このため、フレーム部材を、コンパクトにした状態から組み立てた状態(すなわち梱包物を収容することができる収容空間を有する状態)にすることに手間がかかる。本考案は、このような課題を解決する。
(1)上記課題を解決する梱包体は、複数の梱包物を下から支持するボトム部材と、前記複数の梱包物の上部を覆うトップ部材と、前記ボトム部材と前記トップ部材との間に配置されるフレーム部材とを備え、前記フレーム部材は、少なくとも2つのサブフレームを備え、前記サブフレームにより前記ボトム部材と前記トップ部材との間の空間を前記梱包物が収容される複数の収容空間に仕切り、前記サブフレームのそれぞれは、前記収容空間の一つを構成する周壁と前記周壁から延びて他の前記サブフレームと協働して他の前記収容空間を構成する延長壁とを有し、かつ折り畳み可能である。この構成によれば、サブフレームは周壁を有するため、サブフレームを、折畳み状態から開いた状態(すなわち、周壁内に空間が構成される状態)に簡単に変形させることができる。このため、梱包体は、簡単に組み立てられ得る。
(2)上記梱包体において、前記フレーム部材は、前記サブフレームとして第1サブフレームと第2サブフレームとを備え、前記ボトム部材と前記トップ部材との間の空間を、第1収容空間、第2収容空間及び第3収容空間の順で一列に並ぶ3つの収容空間に仕切るものであり、前記第1サブフレームは、前記第1収容空間を囲む周壁と、前記第2収容空間の一部を構成する延長壁とを有し、前記第2サブフレームは、前記第3収容空間を囲む周壁と、前記第2収容空間の一部を構成する延長壁とを有し、前記第1サブフレーム及び前記第2サブフレームは、前記第1サブフレームの前記周壁の一部と、前記第1サブフレームの延長壁と、前記第2サブフレームの前記周壁の一部と、前記第2サブフレームの延長壁とにより、前記第2収容空間を構成する。この梱包体によれば、3つの収容空間が構成される。
(3)上記梱包体において、前記第1サブフレームの前記周壁は、平面視で矩形であり、4つの壁により構成され、前記第1サブフレームの前記延長壁は、前記4つの壁のいずれか一つの延長として構成され、前記第2サブフレームの前記周壁は、平面視で矩形であり、4つの壁により構成され、前記第2サブフレームの前記延長壁は、前記4つの壁のいずれか一つの延長として構成され、前記第1サブフレームと前記第2サブフレームとは、前記第1サブフレームの前記延長壁と前記第2サブフレームの前記延長壁とを対向させることにより前記第3収容空間を構成する。この梱包体によれば、平面視矩形である3つの収容空間が構成される。
(4)上記梱包体において、前記ボトム部材は、前記梱包物を支持する支持部と、前記第1サブフレーム及び前記第2サブフレームを支持する溝と、折り畳まれた前記第1サブフレームを収容する第1収容部と、折り畳まれた前記第2サブフレームを収容する第2収容部と、前記トップ部材に係合する係合部とを有し、前記トップ部材は、前記梱包物に当接する当接部と、前記第1サブフレーム及び前記第2サブフレームを支持する溝と、折り畳まれた前記第1サブフレームを収容する第1収容部と、折り畳まれた前記第2サブフレームを収容する第2収容部と、前記ボトム部材の係合部に係合する被係合部とを有し、前記ボトム部材の前記係合部と前記トップ部材の前記被係合部とが係合するように、前記ボトム部材に前記トップ部材が重ねられるとき、前記ボトム部材の前記第1収容部と前記トップ部材の前記第1収容部とにより、折り畳まれた前記第1サブフレームが収容される第1フレーム収容空間が構成され、前記ボトム部材の前記第2収容部と前記トップ部材の前記第2収容部とにより、折り畳まれた前記第2サブフレームが収容される第2フレーム収容空間が構成される。この構成によれば、ボトム部材とトップ部材とが重ねられた構造体内に、折り畳まれた第1サブフレーム及び第2サブフレームが収容される。このため、梱包体で梱包物を梱包しないときは、梱包体をコンパクトにして搬送することができる。
(5)上記梱包体において、前記第1サブフレームと前記第2サブフレームは、同じ構造を有する。第1サブフレームと第2サブフレームとが異なる構造を有するとき、ボトム部材にこれらを取り付けるとき、その配置に注意する必要がある。この点、第1サブフレームと第2サブフレームとが同じ構造であるため、配置に注意して組み立てるという煩雑さが軽減される。このため、ボトム部材に第1サブフレーム及び第2サブフレームを取り付けるときの取り付け作業効率が向上する。
上記梱包体は、簡単に組み立てられ得る。
複数の梱包体が積み上げられた集合物の斜視図。 第1実施形態に係る梱包体の斜視図。 第1実施形態に係る梱包体の分解斜視図。 フレーム部材が取り付けられたボトム部材の斜視図。 上から見たボトム部材の斜視図。 下から見たボトム部材の斜視図。 ボトム部材の平面図。 図7のA−A線に沿うボトム部材の断面図。 ボトム部材の側面図。 下から見たトップ部材の斜視図。 上から見たトップ部材の斜視図。 トップ部材の底面図。 図12のB−B線に沿うトップ部材の断面図。 トップ部材の側面図。 (a)は、第1サブフレームの斜視図、(b)は、第2サブフレームの斜視図。 折り畳まれた第1サブフレームの平面図。 ボトム部材の上にトップ部材が重ねられた構造体の側面図。 図12のB−B線に対応する線に沿う、ボトム部材の上にトップ部材が重ねられた構造体の断面図。 第1サブフレーム及び第2サブフレームの収容状態を示す、ボトム部材の平面図。 第2実施形態に係る梱包体について、(a)フレーム部材の模式図、(b)第1及び第2サブフレームの模式図。 第3実施形態に係る梱包体について、(a)フレーム部材の模式図、(b)第1及び第2サブフレームの模式図。 第4実施形態に係る梱包体について、(a)フレーム部材の模式図、(b)第1〜第4サブフレームの模式図。 第5実施形態に係る梱包体について、(a)フレーム部材の模式図、(b)第1〜第4サブフレームの模式図。 第6実施形態に係る梱包体について、(a)フレーム部材の模式図、(b)第1〜第3サブフレームの模式図。 第7実施形態に係る梱包体について、(a)フレーム部材の模式図、(b)第1及び第2サブフレームの模式図。
実施形態に係る梱包体について説明する。
梱包体1は、複数個の梱包物2を梱包する。梱包物2は、梱包体1内で移動しないように梱包体1により保持される。梱包物2は限定されないが、底面と上面とが後述のボトム部材10とトップ部材30とにより挟持される形状構造を有することが好ましい。梱包物2としては、車両に搭載されるインバータ、電池ユニット等が挙げられる。
なお、梱包体1の説明においては、梱包体1における上下方向は、梱包物2が梱包体1に包装されて搬送されるときの梱包体1の姿勢を基準にして定義される。具体的には、梱包体1の「上側」とは、梱包体1を搬送状態に置いたときの上側に一致する。梱包体1の「下側」は上側の反対側を示す。
<第1実施形態>
図1〜図19を参照して梱包体の一例を説明する。図1に示されるように、梱包体1は、段積みが可能である。このように段積みされた梱包体1は、バンドで結束されて搬送される。
図2に示されるように、梱包体1は、6個の梱包物2を梱包する。
図3に示されるように、梱包体1は、梱包物2を下から支持するボトム部材10と、梱包物2の上側を保持するトップ部材30と、ボトム部材10とトップ部材30との間に配置されるフレーム部材50とを備える。フレーム部材50は、ボトム部材10とトップ部材30との空間を複数の収容空間に仕切る。フレーム部材50は、2個のサブフレーム(以下、「第1サブフレーム51」及び「第2サブフレーム61」という。)により構成される。トップ部材30、ボトム部材10、及びフレーム部材50は、樹脂(例えば、硬質樹脂)により構成される。
図4は、フレーム部材50が取り付けられたボトム部材10の斜視図である。図4に示されるように、フレーム部材50は、ボトム部材10とトップ部材30との間の空間を3つの収容空間に仕切る。3つの収容空間の平面視形状は同一であり、各収容空間には、2個の梱包物2が収容される。3つの収容空間は一列に並べられる。収容空間内において、2個の梱包物2は、収容空間の並びの方向とは交差する方向に並べられる。なお、本実施形態では、収容空間の並びの方向を「横方向」といい、横方向に垂直な方向を「縦方向」という。また、3つの収容空間は、横方向の並びにおいて、順に、第1収容空間SA、第2収容空間SB、第3収容空間SCという。
図5〜図9を参照して、ボトム部材10を説明する。
図5に示されるように、ボトム部材10は、横方向に延びる一対の横枠部11と、縦方向に延びる一対の縦枠部12と、横方向に延びて一対の横枠部11の間に配置される中間部(以下、「第1中間部13」という。)と、縦方向に延びて一対の縦枠部12の間に配置される2個の中間部(以下、「第2中間部14」及び「第3中間部15」という。)とを有する。第1中間部13は、一対の縦枠部12を連結する。第2中間部14及び第3中間部15は、一対の横枠部11を連結する。第2中間部14及び第3中間部15は、第1中間部13に交差し、交差部分で結合されている。すなわち、一対の横枠部11と一対の縦枠部12とにより構成される平面視矩形の環状体は、第1中間部13、第2中間部14及び第3中間部15により、6個の領域に区画される。
図7に示されるように、各区画には、梱包物2を支持する支持部16が設けられる。例えば、支持部16は、各領域内に設けられる。これらの支持部16の支持面は、ボトム部材10の上面10a(横枠部11の上面11aと一致する面)と、ボトム部材10の下面10b(横枠部11の下面11bと一致する面)との間に配置される。
また、各区画には、フレーム部材50の下端が挿通する溝17が設けられている。溝17は、フレーム部材50の所々に対応して設けられている。
また、2個の縦枠部12、第2中間部14及び第3中間部15には、それぞれサブフレームを位置決めするためのフレーム係合部18が設けられている。これらフレーム係合部18は、溝17の底面から窪む凹部として構成される。
また、図7に示されるように、ボトム部材10には、折畳みサブフレーム(折り畳まれたサブフレームと同じ意味。以下同じ。)を収容する収容部が設けられている。ボトム部材10には、2個の収容部(以下、「第1収容部21」及び「第2収容部22」という。)が設けられ、それぞれに、折畳みサブフレームが収容される。
図7及び図8に示されるように、第1収容部21は、縦方向の一方側に並べられる3つの区画に渡るように構成される。
第1収容部21は、第2中間部14において折畳みサブフレームを保持する第1保持部21aと、第3中間部15において折畳みサブフレームを保持する第2保持部21bと、一方の縦枠部12において折畳みサブフレームを保持する第3保持部21cとにより構成される。
第1保持部21a、第2保持部21b、及び第3保持部21cは、例えば、サブフレームの高さ幅LHと等しいまたは若干長い幅長を有する凹部として構成される(図19参照)。これら凹部の底面は、ボトム部材10の上面10a(横枠部11の上面11aと一致する面)と、ボトム部材10の下面10b(横枠部11の下面11bと一致する面)との間に配置される。なお、第2収容部22は、第1収容部21と同じ構造を有する。
図6に示されるように、横枠部11には、下面11bから窪む第1係合部23が設けられる。第1係合部23は、梱包体1が積み上げられてトップ部材30の上にボトム部材10が重ねられたときに、トップ部材30の第1被係合部43に係合する。
また、図9に示されるように、横枠部11には、上面11aから突出する第2係合部24が設けられる。第2係合部24は、後述するようにボトム部材10の上にトップ部材30が重ねられたときに、トップ部材30の第2被係合部44に係合する(図17参照)。
さらに、図9に示されるように、横枠部11において、下面11bと側面11cとにより構成される角部には、切欠部25が設けられる。切欠部25は、後述するように取っ手を構成する。
図10〜図14を参照して、トップ部材30を説明する。
図10に示されるように、トップ部材30は、横方向に延びる一対の横枠部31と、縦方向に延びる一対の縦枠部32と、横方向に延びて一対の横枠部31の間に配置される中間部(以下、「第1中間部33」という。)と、縦方向に延びて一対の縦枠部32の間に配置される2個の中間部(以下、「第2中間部34」及び「第3中間部35」という。)とを有する。第1中間部33は、一対の縦枠部32を連結する。第2中間部34及び第3中間部35は、一対の横枠部31を連結する。第2中間部34及び第3中間部35は、第1中間部33に交差して、交差部分で結合されている。すなわち、一対の横枠部31と一対の縦枠部32とにより構成される平面視矩形の環状体は、第1中間部33、第2中間部34及び第3中間部35により、6個の領域に区画される。
図12に示されるように、各区画には、梱包物2を支持する当接部36が設けられる。例えば、当接部36は、各領域内に設けられる。これらの当接部36の当接面は、トップ部材30の上面30a(横枠部31の上面31aと一致する面)と、トップ部材30の下面30b(横枠部31の下面31bと一致する面)との間に配置される。
また、各区画には、フレーム部材50の上端が挿通する溝37が設けられている。溝37は、フレーム部材50の所々に対応して設けられている。
また、図12に示されるように、トップ部材30には、折畳みサブフレームを収容する収容部が設けられている。トップ部材30には、2個の収容部(以下、「第1収容部41」及び「第2収容部42」という。)が設けられ、それぞれに、折畳みサブフレームが収容される。
図12及び図13に示されるように、第1収容部41は、縦方向の一方側に並べられる3つの区画に渡るように構成される。
第1収容部41は、第2中間部34において折畳みサブフレームを保持する第1保持部41aと、第3中間部35において折畳みサブフレームを保持する第2保持部41bと、一方の縦枠部32において折畳みサブフレームを保持する第3保持部41cとにより構成される。
第1保持部41a、第2保持部41b、及び第3保持部41cは、例えば、サブフレームの高さ幅LHと等しいまたは若干長い幅長を有する凹部として構成される。これら凹部の底面は、トップ部材30の上面30a(横枠部31の上面31aと一致する面)と、トップ部材30の下面30b(横枠部31の下面31bと一致する面)との間に配置される。なお、第2収容部42は、第1収容部41と同じ構造を有する。
図11に示されるように、横枠部31には、上面31aから突出する第1被係合部43が設けられる。
第1被係合部43は、梱包体1が積み上げられてトップ部材30の上にボトム部材10が重ねられたときに、ボトム部材10の第1係合部23に係合する。これにより、梱包物2搬送中におけるトップ部材30とボトム部材10との位置ずれが抑制される。
また、図14に示されるように、横枠部31には、下面31bから窪む第2被係合部44が設けられる。第2被係合部44は、後述するようにボトム部材10の上にトップ部材30が重ねられたときに、ボトム部材10の第2係合部24に係合する(図17参照)。これにより、ボトム部材10とトップ部材30とを重ねた状態での梱包体1の搬送において、ボトム部材10に対するトップ部材30の位置ずれが抑制される。
さらに、図14に示されるように、横枠部31において、上面31aと側面31cとにより構成される角部には、切欠部45が設けられる。この切欠部45は、上述したように梱包体1が積み上げられてトップ部材30の上にボトム部材10が重ねられたときに(図1参照)、ボトム部材10の切欠部25に対向するように配置される。このようなトップ部材30の切欠部25とボトム部材10の切欠部45とは、人の手が挿通される空間を構成する。すなわち、2つの切欠部25,45により構成される凹部は、梱包体1の持ち上げの際に利用される取っ手を構成する。
図15及び図16を参照して、第1サブフレーム51及び第2サブフレーム61について説明する。なお、第1サブフレーム51及び第2サブフレーム61の説明においては、縦方向において一方の方向を第1縦方向といい、第1縦方向の反対方向を第2縦方向という。
第1サブフレーム51は、第1収容空間SAを構成する平面視で矩形の周壁52と、周壁52から延びる延長壁53とを有する。延長壁53は、第2収容空間SBを囲む壁の一部分を構成する(図4及び図15参照)。
第2サブフレーム61は、第3収容空間SCを構成する平面視で矩形の周壁62と、周壁62から延びる延長壁63とを有する。延長壁63は、第2収容空間SBを囲む壁の一部分を構成する(図4及び図15参照)。
第2収容空間SBは、第1サブフレーム51の周壁52の一部分と、第1サブフレーム51の延長壁53と、第2サブフレーム61の周壁62の一部分と、第2サブフレーム61の延長壁63とにより囲まれる(図4参照)。
以下、第1サブフレーム51及び第2サブフレーム61の具体例を説明する。
図15(a)に示されるように、第1サブフレーム51は、第1壁55〜第5壁59を有する。
第1壁55は、第1収容空間SAと第2収容空間SBとの間の壁を構成する。第2壁56は、第1収容空間SAにおいて第1縦方向側の壁を構成する。第3壁57は、第1収容空間SAにおいて横方向の壁(第1壁55に対向する壁)を構成する。第4壁58は、第1収容空間SAにおいて第2縦方向側の壁を構成する。第5壁59は、第2収容空間SBにおいて第2縦方向側の壁を構成する。
第1壁55〜第5壁59は、この順で連結され、かつ、第1壁55の一方の端(第2壁56に接続される端とは反対側の端)は、第4壁58と第5壁59との境界に接続される。すなわち、第1サブフレーム51の第1壁55〜第4壁58は、第1収容空間SAを構成する上述の周壁52を構成する。第5壁59は、上述の延長壁53を構成する。
第1サブフレーム51は、第1壁55と第2壁56との境界、第2壁56と第3壁57との境界、第3壁57と第4壁58との境界、第1壁55と第4壁58(または第5壁59)との境界とで折り曲げ可能である。そして、好ましくは、第5壁59は、第4壁58が延長した部分として構成される。すなわち、第4壁58と第5壁59とは一体に構成され、第4壁58と第5壁59との境界で折り曲げ難いように構成される。第1壁55の下端及び第3壁57の下端には、ボトム部材10のフレーム係合部18に係合する下係合部54が設けられている。
第1サブフレーム51の高さ幅LHは、ボトム部材10の縦方向の幅長の1/2よりも短い(以下、この構成を「第1寸法構造」という。)。
また、第1壁55の幅長(幅長とは、高さ方向とは垂直な方向における幅長を示す。以下、各壁において同じ。)と第3壁57の幅長とは等しい。第2壁56の幅長と第4壁58の幅長と第5壁59の幅長とは等しい。この構成において、第1壁55の幅長が第2壁56の幅長よりも長い場合は、第1壁55の幅長と第2壁56の幅長とを足した長さが、ボトム部材10の横方向の幅長よりも短いことが好ましい(以下、この構成を「第2寸法構造」という。)。
図15(b)に示されるように、第2サブフレーム61は、第6壁65〜第10壁69を有する。
第6壁65は、第2収容空間SBと第3収容空間SCとの間の壁を構成する。第7壁66は、第3収容空間SCにおいて第2縦方向側の壁を構成する。第8壁67は、第3収容空間SCにおいて横方向の壁(第6壁65に対向する壁)を構成する。第9壁68は、第3収容空間SCにおいて第1縦方向側の壁を構成する。第10壁69は、第2収容空間SBにおいて第1縦方向側の壁を構成する。
第6壁65〜第10壁69は、この順で連結され、かつ、第6壁65の一方の端(第7壁66に接続される端とは反対側の端)は、第9壁68と第10壁69との境界に接続される。すなわち、第2サブフレーム61の第6壁65〜第9壁68は、第3収容空間SCを構成する上述の周壁62を構成する。第10壁69は、上述の延長壁63に構成する。
第2サブフレーム61は、第6壁65と第7壁66との境界、第7壁66と第8壁67との境界、第8壁67と第9壁68との境界、第6壁65と第9壁68(または第10壁69)との境界とで折り曲げ可能である。そして、好ましくは、第10壁69は、第9壁68が延長した部分として構成される。すなわち、第9壁68と第10壁69とは一体に構成され、第9壁68と第10壁69との境界で折り曲げ難いように構成される。第6壁65の下端及び第8壁67の下端には、ボトム部材10のフレーム係合部18に係合する下係合部64が設けられている。
第2サブフレーム61の高さ幅LHは、ボトム部材10の縦方向の幅長の1/2よりも短い。
また、第6壁65の幅長と第8壁67の幅長とは等しい。第7壁66の幅長と第9壁68の幅長と第10壁69の幅長とは等しい。この構成において、第6壁65の幅長が第7壁66の幅長よりも長い場合は、第6壁65の幅長と第7壁66の幅長とを足した長さが、ボトム部材10の横方向の幅長よりも短いことが好ましい。第2サブフレーム61は第1サブフレーム51と同様の第1及び第2寸法構造を有することが好ましい。
第1サブフレーム51と第2サブフレーム61とは次のようにボトム部材10に取り付けられる。
第1サブフレーム51の周壁52及び第2サブフレーム61の周壁62が開かれる。すなわち、周壁52,62内に梱包物2が収容される収容空間が構成されるように、周壁52,62が変形される。そして、第1サブフレーム51は、ボトム部材10に対して一方の端側に配置され、第2サブフレーム61は、ボトム部材10に対して他方の端側に配置される。このとき、第1サブフレーム51の延長壁53(すなわち、第5壁59)と第2サブフレーム61の延長壁63(すなわち、第10壁69)とを向い合せる。第1サブフレーム51と第2サブフレーム61とがボトム部材10に組み付けられると、第1サブフレーム51の第1壁55と、第5壁59と、第2サブフレーム61の第6壁65と、第10壁69とにより第2収容空間SBが構成される(図4及び図15参照)。
なお、第1収容空間SAと第2収容空間SBと第3収容空間SCとが同じ容積かつ平面視で同じ形状である場合、第1サブフレーム51と第2サブフレーム61とは、同一の構造に構成される。
図16を参照して、第1サブフレーム51の折り畳み構造を説明する。
第1サブフレーム51を折り畳む方法は2通りある。本実施形態では、第1サブフレーム51がよりコンパクトになるように折り畳められる。具体的には、第1壁55と第5壁59とが接触するようにして第1サブフレーム51が折り畳められる。このような折り畳み方法により第1サブフレーム51が折り畳められると、上述の第1寸法構造及び第2寸法構造により、折畳み第1サブフレーム51の全部が後述の第1フレーム収容空間SX内に収容される。なお、第2サブフレーム61は、第1サブフレーム51と同様態様で折り畳まれる。
図17〜図19を参照して、折畳みサブフレームの収容構造を説明する。
梱包体1は、ボトム部材10と、トップ部材30と、第1サブフレーム51と、第2サブフレーム61とに分解され得る。上述したように、第1サブフレーム51及び第2サブフレーム61は、各壁の境界(但し、上述の構成によれば、第4壁58と第5壁59との境界、及び第9壁68と第10壁69との境界を除く。)で折り曲げ可能であることから、折り畳まれ得る。
図17に示されるように、ボトム部材10とトップ部材30とは、重ねた状態で係合され得る。
すなわち、ボトム部材10の所定の位置にトップ部材30を重ねると、ボトム部材10の上面10aとトップ部材30の下面30bとが接触して、ボトム部材10の第2係合部24とトップ部材30の第2被係合部44とが係合する。このような係合状態のとき、ボトム部材10とトップ部材30との間には、折畳みサブフレームが収容される2つのフレーム収容空間(以下、「第1フレーム収容空間SX」及び「第2フレーム収容空間SY」という。)が構成される(図18及び図19参照)。
図18に示されるように、第1フレーム収容空間SXは、ボトム部材10の第1収容部21とトップ部材30の第1収容部41とが対向するように配置されることにより構成される。第2フレーム収容空間SYは、ボトム部材10の第2収容部22とトップ部材30の第2収容部42とが対向するように配置されることにより構成される。
図19に示されるように、第1フレーム収容空間SXには、折畳み第1サブフレーム51が収容される。第2フレーム収容空間SYには、折畳み第2サブフレーム61が収容される。
上述したように、第1サブフレーム51及び第2サブフレーム61は、第1寸法構造及び第2寸法構造を有する。そして、第1収容部21,41の縦方向の幅長LAは、第1サブフレーム51の高さ幅LHに等しいまたは若干長い。第2収容部22,42の縦方向の幅長LBは、第2サブフレーム61の高さ幅LHに等しいまたは若干長い。このため、第1フレーム収容空間SX及び第2フレーム収容空間SY内に第1サブフレーム51の全部及び第2サブフレーム61の全部が収容される。
このような梱包体1の作用を説明する。
上述のような梱包体1は、梱包体1は、ボトム部材10と、トップ部材30と、第1サブフレーム51と、第2サブフレーム61とに分解され得る。そして、第1サブフレーム51と第2サブフレーム61とは折り畳み可能である。一方、ボトム部材10とトップ部材30とは重ねられて、折畳み第1サブフレーム51と折畳み第2サブフレーム61とを収容する第1フレーム収容空間SX及び第2フレーム収容空間SYを構成する。このため、ボトム部材10にトップ部材30が重ねられた構造物に、第1サブフレーム51と第2サブフレーム61とを収容することができる。また、梱包体1の組み立てでは、上述したように、第1サブフレーム51の周壁52及び第2サブフレーム61の周壁62を開いて、これをボトム部材10に取り付ける。これにより、周壁52,62内に梱包物2が収容される収容空間が構成される。このように、梱包体1が簡単に組み立てられる。
梱包体1の効果を説明する。
(1)梱包体1は、ボトム部材10と、トップ部材30と、フレーム部材50とを備える。フレーム部材50は、第1サブフレーム51及び第2サブフレーム61を備え、第1サブフレーム51及び第2サブフレーム61により複数の収容空間を構成する。第1サブフレーム51及び第2サブフレーム61のそれぞれは、収容空間の一つを構成する周壁52,62と、延長壁53,63とを有する。第1サブフレーム51及び第2サブフレーム61は協働して他の収容空間を構成する。また、第1サブフレーム51及び第2サブフレーム61は、折り畳み可能である。この構成によれば、第1サブフレーム51及び第2サブフレーム61を、折畳み状態から開いた状態に簡単に変形させることができる。このため、梱包体1は、簡単に組み立てられ得る。
(2)上記梱包体1において、ボトム部材10の第2係合部24とトップ部材30の第2被係合部44とが係合するように、ボトム部材10にトップ部材30が重ねられると、ボトム部材10の第1収容部21とトップ部材30の第1収容部41とにより、第1フレーム収容空間SXが構成される。また、ボトム部材10の第2収容部22とトップ部材30の第2収容部42とにより、第2フレーム収容空間SYが構成される。この構成によれば、ボトム部材10とトップ部材30とが重ねられた構造体内に、折り畳まれた第1サブフレーム51及び第2サブフレーム61が収容される。このため、梱包体1で梱包物2を梱包しないときは、梱包体1をコンパクトにして搬送することができる。
(3)上記梱包体1において、第1サブフレーム51と第2サブフレーム61は、同じ構造に構成され得る。第1サブフレーム51と第2サブフレーム61とが異なる構造を有するとき、ボトム部材10にこれらを取り付けるとき、その配置に注意する必要がある。この点、第1サブフレーム51と第2サブフレーム61とが同じ構造である場合、配置に注意して組み立てるという煩雑さが軽減される。このため、ボトム部材10に第1サブフレーム51及び第2サブフレーム61を取り付けるときの取り付け作業効率が向上する。
<第2実施形態>
図20(a)及び図20(b)を参照して、第2実施形態に係る梱包体を説明する。
本実施形態に係る梱包体は、4つの収容空間を構成する。
梱包体は、ボトム部材とトップ部材とフレーム部材とを備え、これらの部品に分解され得る。フレーム部材100は、2つのサブフレームにより構成される。
ボトム部材とトップ部材とは第1実施形態と同様に、重ねられて係合し得る。そして、ボトム部材の上にトップ部材が重ねられるとき、ボトム部材とトップ部材との間には、折畳みサブフレームが収容されるフレーム収容空間が構成される。ボトム部材及びトップ部材は、サブフレームの寸法に応じたフレーム収容空間が構成されるように、ボトム部材及びトップ部材の寸法が設定される。なお、複数のサブフレームを重ねずに配置したときの全体の面積がボトム部材の平面視の面積よりも大きくなる場合がある。この場合には、サブフレームは重ねられてフレーム収容空間に収容される。サブフレームの寸法に応じてフレーム収容空間が構成されることについては、以下に示す他の実施形態(第3実施形態〜第7実施形態)においても同様である。他の実施形態ではこの説明を省略する。
本実施形態の梱包体の4つの収容空間(以下、「第1収容空間SA」〜「第4収容空間SD」という。)の平面視形状は、いずれも矩形であり、全て同一形状である。第1収容空間SA〜第4収容空間SDは、2列2行に配列される。
2つのサブフレーム(以下、「第1サブフレーム111」及び「第2サブフレーム121」という。)は同一の構造を有する。
第1サブフレーム111及び第2サブフレーム121は、1つの収容空間を構成する平面視矩形の周壁112,122と、周壁112,122から延長して他の収容空間の一部分の壁を構成する延長壁113,123とを有する。周壁112,122は折り畳み可能である。延長壁113,123は、周壁112,122のうち隣り合う2つの壁と同じ構造を有する。
第1サブフレーム111と第2サブフレーム121とは対角に配置される。
第1収容空間SAは、第1サブフレーム111の周壁112により構成される。第2収容空間SBは、第2サブフレーム121の延長壁123と、第1サブフレーム111の周壁112の1つの壁と、第2サブフレーム121の周壁122の1つの壁とにより構成される。第3収容空間SCは、第1サブフレーム111の延長壁113と、第2サブフレーム121の周壁122の1つの壁と、第1サブフレーム111の周壁112の1つの壁とにより構成される。第4収容空間SDは、第2サブフレーム121の周壁122により構成される。
このような構成によれば、ボトム部材とトップ部材との間の空間は4つの収容空間に仕切られる。また、第1サブフレーム111及び第2サブフレーム121は周壁112,122を有するため、折畳み状態から開いた状態に簡単に変形させることができる。このため、梱包体は、簡単に組み立てられ得る。
<第3実施形態>
図21(a)及び図21(b)を参照して、第3実施形態に係る梱包体を説明する。本実施形態に係る梱包体は、5つの収容空間を構成する。梱包体は、ボトム部材とトップ部材とフレーム部材とを備え、これらの部品に分解され得る。フレーム部材200は、2つのサブフレームにより構成される。
本実施形態の梱包体の5つの収容空間(以下、「第1収容空間SA」〜「第5収容空間SE」という。)の平面視形状は、いずれも矩形であり、全て同一形状である。第1収容空間SA〜第5収容空間SEは、一列に並べられる。2つのサブフレーム(以下、「第1サブフレーム211」及び「第2サブフレーム221」という。)は同一の構造を有する。
第1サブフレーム211及び第2サブフレーム221は、第1収容空間SA(または第5収容空間SE)を構成する平面視矩形の周壁212,222と、周壁212,222から延長して他の収容空間の一部分の壁を構成する延長壁213,223とを有する。周壁212,222は折り畳み可能である。延長壁213,223は、第2収容空間SB〜第4収容空間SDにおける一方側(または他方側)を構成する側壁213a,223aと、第2収容空間SBと第3収容空間SCとを仕切る隔壁213b(または第3収容空間SCと第4収容空間SDとを仕切る隔壁223b)とを有する。
第1サブフレーム211と第2サブフレーム221とはそれぞれ両端に配置される。
第1収容空間SAは、第1サブフレーム211の周壁212により構成される。第2収容空間SBは、第1サブフレーム211の周壁212の1つの壁と、第1サブフレーム211の側壁213aの一部分と、第1サブフレーム211の隔壁213bと、第2サブフレーム221の側壁223aの一部分とにより構成される。
第3収容空間SCは、第1サブフレーム211の側壁213aの一部分と、第1サブフレーム211の隔壁213bと、第2サブフレーム221の隔壁223bと、第2サブフレーム221の側壁223aの一部分とにより構成される。
第4収容空間SDは、第2サブフレーム221の周壁222の1つの壁と、第2サブフレーム221の側壁223aの一部分と、第2サブフレーム221の隔壁223bと、第1サブフレーム211の側壁213aの一部分とにより構成される。第5収容空間SEは、第2サブフレーム221の周壁222により構成される。
このような構成によれば、ボトム部材とトップ部材との間の空間は5つの収容空間に仕切られる。また、第1サブフレーム211及び第2サブフレーム221は周壁212,222を有するため、折畳み状態から開いた状態に簡単に変形させることができる。このため、梱包体は、簡単に組み立てられ得る。
<第4実施形態>
図22(a)及び図22(b)を参照して、第4実施形態に係る梱包体を説明する。本実施形態に係る梱包体は、9つの収容空間を構成する。梱包体は、ボトム部材とトップ部材とフレーム部材とを備え、これらの部品に分解され得る。フレーム部材300は、4つのサブフレームにより構成される。
本実施形態の梱包体の9つの収容空間(以下、「第1収容空間SA」〜「第9収容空間SI」という。)の平面視形状は、いずれも矩形であり、全て同一形状である。第1収容空間SA〜第9収容空間SIは、3列3行に配列される。4つのサブフレーム(以下、「第1サブフレーム311」,「第2サブフレーム321」,「第3サブフレーム331」,「第4サブフレーム341」という。)は同一の構造を有する。第1サブフレーム311及び第2サブフレーム321は、第3サブフレーム331及び第4サブフレーム341に対向して配置される。
第1サブフレーム311〜第4サブフレーム341は、周壁312,322,332,342と、第1延長壁313a,323a,333a,343aと、第2延長壁313b,323b,333b,343bとを有する。周壁312,322,332,342は折り畳み可能である。
周壁312,322,332,342は、角部の収容空間、すなわち、第1収容空間SA、第3収容空間SC、第7収容空間SG、及び第9収容空間SIを構成する。
第1延長壁313a,323a,333a,343aの4つの壁は、周壁312,322,332,342から延長して、フレーム部材300の中心部の収容空間、すなわち第5収容空間SEを構成する。
第2延長壁313b,323b,333b,343bは、周壁312,322,332,342から延長して、2つの角部の収容空間に挟まれた収容空間(すなわち、第2収容空間SB、第4収容空間SD、第6収容空間SF及び第8収容空間SH)の外側の壁を構成する。
第1サブフレーム311〜第4サブフレーム341の周壁312,322,332,342は、ボトム部材の4つの角部にそれぞれ配置される。これにより、ボトム部材とトップ部材との間の空間は9つの収容空間に仕切られる。また、第1サブフレーム311〜第4サブフレーム341は周壁312,322,332,342を有するため、折畳み状態から開いた状態に簡単に変形させることができる。このため、梱包体は、簡単に組み立てられ得る。
<第5実施形態>
図23(a)及び図23(b)を参照して、第5実施形態に係る梱包体を説明する。本実施形態に係る梱包体は、8つの収容空間を構成する。梱包体は、ボトム部材とトップ部材とフレーム部材とを備え、これらの部品に分解され得る。フレーム部材400は、4つのサブフレームにより構成される。
本実施形態の梱包体の8つの収容空間(以下、「第1収容空間SA」〜「第8収容空間SH」という。)の平面視形状は、いずれも矩形であり、全て同一形状である。第1収容空間SA〜第8収容空間SHは、4列2行に配列される。2つのサブフレーム(以下、「第1サブフレーム411」及び「第4サブフレーム441」という。)は同一の構造を有し、他の2つのサブフレーム(以下、「第2サブフレーム421」及び「第3サブフレーム431」という。)は同一の構造を有する。
第1サブフレーム411及び第4サブフレーム441は、角部の収容空間(すなわち、第1収容空間SAまたは第8収容空間SH)を構成する平面視矩形の周壁412,442と、周壁412,442から延長して他の収容空間の一部分の壁を構成する延長壁413,443とを有する。周壁412,442は折り畳み可能である。延長壁413,443は、角部の収容空間の隣の収容空間、すなわち第2収容空間SB及び第7収容空間SGの外側の壁を構成する。
第2サブフレーム421及び第3サブフレーム431は、非角部の収容空間すなわち、第3収容空間SC及び第6収容空間SFを構成する平面視矩形の周壁422,432と、周壁422,432から延長して他の収容空間の一部分の壁を構成する延長壁423,433とを有する。周壁422,432は折り畳み可能である。延長壁423,433は、角部の収容空間において外側の2つの壁を構成する。
第1サブフレーム411〜第4サブフレーム441の周壁412,422,432,442は、2列4行の配列において、隣接しないように配列され、かつ第1サブフレーム411と第4サブフレーム441とが対角の位置に、第2サブフレーム421と第3サブフレーム431とが対角の位置に配置される。これにより、ボトム部材とトップ部材との間の空間は8つの収容空間に仕切られる。また、第1サブフレーム411〜第4サブフレーム441は周壁412,422,432,442を有するため、折畳み状態から開いた状態に簡単に変形させることができる。このため、梱包体は、簡単に組み立てられ得る。
<第6実施形態>
図24(a)及び図24(b)を参照して、第6実施形態に係る梱包体を説明する。本実施形態に係る梱包体は、6つの収容空間を構成する。梱包体は、ボトム部材とトップ部材とフレーム部材とを備え、これらの部品に分解され得る。フレーム部材500は、3つのサブフレームにより構成される。
本実施形態の梱包体の6つの収容空間(以下、「第1収容空間SA」〜「第6収容空間SF」という。)の平面視形状は、いずれも矩形であり、全て同一形状である。第1収容空間SA〜第6収容空間SFは、3列2行に配列される。3つのサブフレーム(以下、「第1サブフレーム511」〜「第3サブフレーム531」という。)は同一の構造を有する。
第1サブフレーム511〜第3サブフレーム531は、収容空間を構成する平面視矩形の周壁512,522,532と、周壁512,522,532から延長して他の収容空間の一部分の壁を構成する延長壁513,523,533とを有する。周壁512,522,532は折り畳み可能である。延長壁513,523,533は、他の収容空間の2つの壁を構成する。
第2サブフレーム521及び第3サブフレーム531は、第1サブフレーム511とは反対の向きに配置されて、第1サブフレーム511、第2サブフレーム521、第3サブフレーム531の順に一例に配列される。このとき、第2サブフレーム521の周壁522のうちの一つの壁は、第3サブフレーム531の周壁532のうちの一つの壁に重ねられる(破線部分参照)。これにより、ボトム部材とトップ部材との間の空間は6つの収容空間に仕切られる。また、第1サブフレーム511〜第3サブフレーム531は周壁512,522,532を有するため、折畳み状態から開いた状態に簡単に変形させることができる。このため、梱包体は、簡単に組み立てられ得る。
<第7実施形態>
図25(a)及び図25(b)を参照して、第7実施形態に係る梱包体を説明する。本実施形態に係る梱包体は、4つの収容空間を構成する。梱包体は、ボトム部材とトップ部材とフレーム部材とを備え、これらの部品に分解され得る。フレーム部材600は、2つのサブフレームにより構成される。
本実施形態の梱包体の4つの収容空間(以下、「第1収容空間SA」〜「第4収容空間SD」という。)の平面視形状は、いずれも矩形であり、全て同一形状である。第1収容空間SA〜第4収容空間SDは、一列に配列される。2つのサブフレーム(以下、「第1サブフレーム611」及び「第2サブフレーム621」という。)は、同一の構造を有する。
第1サブフレーム611及び第2サブフレーム621は、収容空間を構成する平面視矩形の周壁612,622と、周壁612,622から延長して他の収容空間の一部分の壁を構成する延長壁613,623とを有する。周壁612,622は折り畳み可能である。延長壁613,623は、第2収容空間SB及び第3収容空間SCの壁を構成する側壁613a,623aと、第2収容空間SBと第3収容空間SCとを仕切る隔壁613b,623bとを有する。
第1サブフレーム611の周壁612と第2サブフレーム621の周壁622とは、両端に配置される。第1サブフレーム611の側壁613aと第2サブフレーム621の側壁623aとは向かい合わされて、第1サブフレーム611の隔壁613bと第2サブフレーム621の隔壁623bとは重ねられる(破線部分参照)。これにより、ボトム部材とトップ部材との間の空間は4つの収容空間に仕切られる。また、第1サブフレーム611及び第2サブフレーム621は周壁612,622を有するため、折畳み状態から開いた状態に簡単に変形させることができる。このため、梱包体は、簡単に組み立てられ得る。
<その他の実施形態>
ボトム部材及びトップ部材の構造は、実施形態の例に限定されない。実施形態では、ボトム部材及びトップ部材は、縦枠部、横枠部、第1中間部、第2中間部、及び第3中間部により構成されるが、この構成に代えて、平面矩形の板材をベースにして構成され得る。また、フレームを構成する各壁には、貫通する窓が設けられたり、補強のためのリブが設けられたりし得る。また、フレームの折曲り構造は特に限定されない。例えば、折曲り構造は、フレームの2つの壁の境界に折曲り線(切り込み)を設けることにより構成される。また、折曲り構造はヒンジ部品により構成され得る。
1…梱包体、2…梱包物、10…ボトム部材、10a…上面、10b…下面、11…横枠部、11a…上面、11b…下面、11c…側面、12…縦枠部、13…第1中間部、14…第2中間部、15…第3中間部、16…支持部、17…溝、18…フレーム係合部、21…第1収容部、21a…第1保持部、21b…第2保持部、21c…第3保持部、22…第2収容部、23…第1係合部、24…第2係合部、25…切欠部、30…トップ部材、30a…上面、30b…下面、31…横枠部、31a…上面、31b…下面、31c…側面、32…縦枠部、33…第1中間部、34…第2中間部、35…第3中間部、36…当接部、37…溝、41…第1収容部、41a…第1保持部、41b…第2保持部、41c…第3保持部、42…第2収容部、43…第1被係合部、44…第2被係合部、45…切欠部、50…フレーム部材、51…第1サブフレーム、52…周壁、53…延長壁、54…下係合部、55…第1壁、56…第2壁、57…第3壁、58…第4壁、59…第5壁、61…第2サブフレーム、62…周壁、63…延長壁、64…下係合部、65…第6壁、66…第7壁、67…第8壁、68…第9壁、69…第10壁、100…フレーム部材、111…第1サブフレーム、112…周壁、113…延長壁、121…第2サブフレーム、122…周壁、123…延長壁、200…フレーム部材、211…第1サブフレーム、212…周壁、213…延長壁、213a…側壁、213b…隔壁、221…第2サブフレーム、222…周壁、223…延長壁、223a…側壁、223b…隔壁、300…フレーム部材、311…第1サブフレーム、312…周壁、313a…第1延長壁、313b…第2延長壁、321…第2サブフレーム、322…周壁、323a…第1延長壁、323b…第2延長壁、331…第3サブフレーム、332…周壁、333a…第1延長壁、333b…第2延長壁、341…第4サブフレーム、342…周壁、343a…第1延長壁、343b…第2延長壁、400…フレーム部材、411…第1サブフレーム、412…周壁、413…延長壁、421…第2サブフレーム、422…周壁、423…延長壁、431…第3サブフレーム、432…周壁、433…延長壁、441…第4サブフレーム、442…周壁、443…延長壁、500…フレーム部材、511…第1サブフレーム、512…周壁、513…延長壁、521…第2サブフレーム、522…周壁、523…延長壁、531…第3サブフレーム、532…周壁、533…延長壁、600…フレーム部材、611…第1サブフレーム、612…周壁、613…延長壁、613a…側壁、613b…隔壁、621…第2サブフレーム、622…周壁、623…延長壁、623a…側壁、623b…隔壁、LH…高さ幅、LA…幅長、LB…幅長、SA…第1収容空間、SB…第2収容空間、SC…第3収容空間、SD…第4収容空間、SE…第5収容空間、SX…第1フレーム収容空間、SY…第2フレーム収容空間。

Claims (5)

  1. 複数の梱包物を下から支持するボトム部材と、前記複数の梱包物の上部を覆うトップ部材と、前記ボトム部材と前記トップ部材との間に配置されるフレーム部材とを備え、
    前記フレーム部材は、少なくとも2つのサブフレームを備え、前記サブフレームにより前記ボトム部材と前記トップ部材との間の空間を前記梱包物が収容される複数の収容空間に仕切り、
    前記サブフレームのそれぞれは、前記収容空間の一つを構成する周壁と前記周壁から延びて他の前記サブフレームと協働して他の前記収容空間を構成する延長壁とを有し、かつ折り畳み可能である
    梱包体。
  2. 前記フレーム部材は、前記サブフレームとして第1サブフレームと第2サブフレームとを備え、前記ボトム部材と前記トップ部材との間の空間を、第1収容空間、第2収容空間及び第3収容空間の順で一列に並ぶ3つの収容空間に仕切るものであり、
    前記第1サブフレームは、前記第1収容空間を囲む周壁と、前記第2収容空間の一部を構成する延長壁とを有し、
    前記第2サブフレームは、前記第3収容空間を囲む周壁と、前記第2収容空間の一部を構成する延長壁とを有し、
    前記第1サブフレーム及び前記第2サブフレームは、前記第1サブフレームの前記周壁の一部と、前記第1サブフレームの延長壁と、前記第2サブフレームの前記周壁の一部と、前記第2サブフレームの延長壁とにより、前記第2収容空間を構成する
    請求項1に記載の梱包体。
  3. 前記第1サブフレームの前記周壁は、平面視で矩形であり、4つの壁により構成され、前記第1サブフレームの前記延長壁は、前記4つの壁のいずれか一つの延長として構成され、
    前記第2サブフレームの前記周壁は、平面視で矩形であり、4つの壁により構成され、前記第2サブフレームの前記延長壁は、前記4つの壁のいずれか一つの延長として構成され、
    前記第1サブフレームと前記第2サブフレームとは、前記第1サブフレームの前記延長壁と前記第2サブフレームの前記延長壁とを対向させることにより前記第3収容空間を構成する
    請求項2に記載の梱包体。
  4. 前記ボトム部材は、前記梱包物を支持する支持部と、前記第1サブフレーム及び前記第2サブフレームを支持する溝と、折り畳まれた前記第1サブフレームを収容する第1収容部と、折り畳まれた前記第2サブフレームを収容する第2収容部と、前記トップ部材に係合する係合部とを有し、
    前記トップ部材は、前記梱包物に当接する当接部と、前記第1サブフレーム及び前記第2サブフレームを支持する溝と、折り畳まれた前記第1サブフレームを収容する第1収容部と、折り畳まれた前記第2サブフレームを収容する第2収容部と、前記ボトム部材の係合部に係合する被係合部とを有し、
    前記ボトム部材の前記係合部と前記トップ部材の前記被係合部とが係合するように、前記ボトム部材に前記トップ部材が重ねられるとき、前記ボトム部材の前記第1収容部と前記トップ部材の前記第1収容部とにより、折り畳まれた前記第1サブフレームが収容される第1フレーム収容空間が構成され、前記ボトム部材の前記第2収容部と前記トップ部材の前記第2収容部とにより、折り畳まれた前記第2サブフレームが収容される第2フレーム収容空間が構成される
    請求項2または請求項3に記載の梱包体。
  5. 前記第1サブフレームと前記第2サブフレームは、同じ構造を有する
    請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の梱包体。
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