JP3204441U - 手摺り部材を備えた梯子 - Google Patents
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Abstract
Description
梯子を使用する際には、最も小径の筒状体を固定して、他の筒状体の落下を許す。該他の筒状体はストッパによって落下が規制されるまで落下し、これにより、側柱ユニットは伸びる。複数の横桟体は使用者が昇降するのに適した間隔を空けるように設定され、使用者は横桟体を踏んで昇降する。梯子を使用しないときは、最下位の筒状体を上昇させる。筒状体は下隣りの筒状体内に順に収納され、側柱ユニットは収縮する。これにより、梯子はコンパクトになり、例えば鉄道車両内に容易に収納される。
本考案の目的は、手摺り部材を側柱ユニットに対向させることができ、収納時にコンパクトとなる梯子を提供することにある。
該手摺り部材は、各側柱ユニットの側部に位置する一対の把持部と、両把持部間に架けられて、手摺り部材の開き位置にて前記側柱ユニットに接する繋ぎ片を備え、
前記側柱ユニットには、前記繋ぎ片から外れて前記手摺り部材の上下回動を許す第1の位置と、前記手摺り部材の開き位置における前記繋ぎ片に接近又は接して前記手摺り部材の上下回動を規制する第2の位置の間を移動する押さえ具が設けられている。
手摺り部材の開き位置にて、押さえ具が第2の位置にあるときは、押さえ具は手釣り部材の繋ぎ片に接近又は接して手摺り部材の上下回動を規制する。これにより、手摺り部材の開き位置である梯子の使用時に、手摺り部材がグラ付かず、使用者が手摺り部材を把持し易くなる。
梯子1を使用しないときは、第6筒状体26又は脚片11を手動で上昇させる。各筒状体は下隣りの筒状体内に順に収納され、図2(a)、(b)に示すように、第1乃至第5筒状体21、22、23、24、25は、第6筒状体26内に収納されて、側柱ユニット2は収縮状態となる。これにより、梯子1はコンパクトになり、収納し易くなる。
把持部30は手摺り部材3の外側から支持筒20に挿入される枢軸35を中心として、横桟体10を含んで上下に延びた仮想面に対し直交する面内を上下に回動する。繋ぎ片31は横桟体10と略平行であって、把持部30の枢軸35を中心とした回動に伴って、図1(a) 、(b)に示すように支持筒20に当接した位置と、図2(a) 、(b)に示すように支持筒20の上側にある位置との間を回動する。図1(a)、(b)に示す手摺り部材3の位置を開き位置、図2(a)、(b)に示す手摺り部材3の位置を閉じ位置と呼ぶ。
図1(b)に示す手摺り部材3の開き位置では、繋ぎ片31が支持筒20に当接しているから、手摺り部材3が枢軸35を中心として時計方向に回動することは規制される。しかし、手摺り部材3が反時計方向に回動することは支持筒20では規制されないから、手摺り部材3がグラ付く虞がある。かかる虞に鑑みて、以下に示すように、手摺り部材3が不用意に回転しない工夫をしている。
図5(b)に示すように、当接片5が繋ぎ片31に被さるように、押さえ具4を第1の位置から90度回動させた位置では、当接片5が繋ぎ片31に接近し又は接して、枢軸35を中心とする手摺り部材3の回動を押さえている。この図5(b)における押さえ具4の位置を第2の位置とする。
尚、押さえ具4を図5(a)に示す第1の位置に戻すには、バネの付勢力に抗して操作レバー51を操作して、係止ピン50を第2孔28から外す。押さえ具4は支え筒27を中心として回動可能な状態となる。その後、手動で押さえ具4を支え筒27を中心として第1の位置まで回動させる。
上記した手摺り部材3の開閉動作を以下に記載する。尚、側柱ユニット2の伸長及び収縮動作は、手摺り部材3の開閉動作の前後の何れでもよい。
手摺り部材を閉じ位置から開くとき
まず、図5(a)に示すように、押さえ具4が第1の位置にあることを確認したうえで、手動で手摺り部材3を枢軸35を中心として上向きに回転させる。繋ぎ片31が支持筒20に接して手摺り部材3が開き位置(図1(a)、(b))に達すると、押さえ具4を図5(a)に示す第1の位置から手動で90度回転させ、図5(b)に示す第2の位置に到達させる。当接片5の下面が繋ぎ片31の上端に接近し又は接することにより、手摺り部材3は枢軸35を中心として回動することが出来ない。図6に示すように、係止ピン50が第2孔28に嵌まって、押さえ具4は第2の位置に固定され、梯子1は図1(a)、(b)に示す開き位置に固定される。
操作レバー51を手動で操作して、係止ピン50を第2孔28から外す。次に、手動で押さえ具4を支え筒27を中心として90度回転させ、第1の位置に設定する。当接片5と繋ぎ片31との当接が外れるから、手摺り部材3は枢軸35を中心として回動することが出来る。手摺り部材3を枢軸35を中心として下向きに回動させ、図2(a)、(b)に示すように、手摺り部材3を閉じ位置に設定する。
2 側柱ユニット
3 手摺り部材
4 押さえ具
5 当接片
10 横桟体
30 把持部
31 繋ぎ片
41 フック
50 係止ピン
Claims (6)
- 互いに平行で上下に延びた一対の側柱ユニットと、
両側柱ユニット間に互いに間隔をおいて架けられた複数の横桟体と、
両側柱ユニットの上端部に上下回動自在に取り付けられて、各側柱ユニットから上向きに突出した開き位置と、各側柱ユニットに対向した閉じ位置との間を移動する手摺り部材を備え、
該手摺り部材は、各側柱ユニットの側部に位置する一対の把持部と、両把持部間に架けられて、手摺り部材の開き位置にて前記側柱ユニットに接する繋ぎ片を備え、
前記側柱ユニットには、前記繋ぎ片から外れて前記手摺り部材の上下回動を許す第1の位置と、前記手摺り部材の開き位置における前記繋ぎ片に接近又は接して前記手摺り部材の上下回動を規制する第2の位置の間を移動する押さえ具が設けられた、梯子。 - 前記押さえ具は、前記側柱ユニットを中心として水平面内を回動可能に取り付けらえた、請求項1に記載の梯子。
- 前記押さえ具は、第2の位置にて出入り口の縁部に架けられるフックを設けている、請求項1又は2に記載の梯子。
- 前記押さえ具は、前記側柱ユニット上の支え軸を中心として回動自在に設けられ、前記押さえ具内には、前記支え軸に向かって付勢され、少なくとも第2の位置にて前記支え軸の周壁に嵌まって、前記押さえ具の回動を規制する係止ピンが設けられた、請求項1乃至3の何れかに記載の梯子。
- 前記押さえ具には、前記支え軸の周壁に嵌まった係止ピンを操作して、前記支え軸の周壁と係止ピンの嵌合を解除する操作レバーが設けられた、請求項4に記載の梯子。
- 前記側柱ユニットは、互いに内径が異なる複数本の筒状体を連ねて構成され、伸縮自在に構成された、請求項1乃至5の何れかに記載の梯子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016001163U JP3204441U (ja) | 2016-03-14 | 2016-03-14 | 手摺り部材を備えた梯子 |
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JP (1) | JP3204441U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019173466A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | 特殊梯子製作所有限会社 | 伸縮可能な梯子 |
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2016
- 2016-03-14 JP JP2016001163U patent/JP3204441U/ja active Active
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JP2019173466A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | 特殊梯子製作所有限会社 | 伸縮可能な梯子 |
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