JP3204401B2 - デイスク装置 - Google Patents

デイスク装置

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JP3204401B2
JP3204401B2 JP03208291A JP3208291A JP3204401B2 JP 3204401 B2 JP3204401 B2 JP 3204401B2 JP 03208291 A JP03208291 A JP 03208291A JP 3208291 A JP3208291 A JP 3208291A JP 3204401 B2 JP3204401 B2 JP 3204401B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図12) 発明が解決しようとする課題(図12及び図13) 課題を解決するための手段(図1〜図7) 作用(図1〜図7) 実施例(図1〜図11) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はデイスク装置に関し、特
に磁気デイスク上の欠陥部分をセクタ単位で代替する際
に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、ハードデイスク装置、フロツピデ
イスク装置等の磁気デイスク装置においては、同心円状
に形成された記録トラツクを直線的に示す図12に示す
ように、磁気デイスクに形成された1周回分の記録トラ
ツクTRごとにk個の論理セクタSECTkを設け、こ
れらのセクタ列SECT1〜SECTkにプリアンブル
及びポストアンブルを付して同心円状に複数の記録トラ
ツクを構成するようになされている。
【0004】この論理セクタSECTkはそれぞれ先頭
部分にID情報を有する1つの情報単位で構成されてい
る。
【0005】また各セクタSECT1〜SECTkを読
み出すためには、各記録トラツクTRを構成するセクタ
を正確にトラツキング、アクセスする必要があり、当該
トラツキング情報として各セクタ間(各セクタを分割す
る位置)に例えば 50[バイト] 程度のサーボ情報SVO
でなるサーボセクタを予め形成しておき、データを書き
込むライトモード時、又はデータを読み出すリードモー
ド時に当該サーボ情報SVOに基づいてサーボ機構の回
転動作を制御することによつて各記録トラツクに割り当
てられているセクタをアクセスできるようになされてい
る。
【0006】また同心円状に形成された記録トラツクT
Rのうち、外周側の記録トラツクのデータ転送レートを
上げて内周側の記録トラツクのデータ記録密度と等しく
するいわゆるzone recording方式を用いる場合、各論理
セクタSECTkをそれぞれ分割する位置においても同
様のサーボ情報SVOを予め書き込むことにより、各記
録トラツクにおいて磁気デイスクの半径方向に揃うよう
にサーボ情報SVOを配置し、これによりサーボ情報S
VOのデータサンプリングレートを各記録トラツクにお
いて等しくするようになされている。
【0007】このサーボ情報SVOによつて区切られた
セクタをそれぞれ物理セクタSECTPtと呼び、複数
の物理セクタSECTPtによつて1つの論理セクタS
ECTkが形成されている。
【0008】従つて物理セクタSECTkの中にはID
情報を持たないものが有ることより、データの取扱いは
論理セクタ単位で行うようになされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種の磁気
デイスク装置においては、磁気デイスク上に傷等の欠陥
が生じてデータを記録し得ない場合には、論理セクタS
ECTk単位でこれを代替するようになされている。
【0010】すなわち図12において、先頭の物理セク
タSECTP1から3番目の物理セクタSECTP3に
欠陥BADが生じている場合には、当該物理セクタSE
CTP3を含む論理セクタSECT2に記録すべきデー
タを1単位として、最終論理セクタSECTkに続いて
形成されている予備セクタSECTXに記録する。
【0011】従つて図12に示す記録トラツクTRを横
方向に縮小して示す図13に示すように第1及び第3の
論理セクタSECT1及びSECT3間の、欠陥が生じ
ている論理セクタ全体を使用禁止セクタとして、以後こ
の部分に書き込み又は読み出すべき第2の論理セクタS
ECT2のデータを予備セクタSECTXに記録するよ
うになされている。
【0012】ところがこのような方法によつて欠陥部分
の代替を行うようにすると、1記録トラツク分の連続ア
ドレスをするような場合においては、当該予備セクタS
ECTXをアドレスする分、データの処理時間が長くな
る問題があつた。
【0013】さらに1つの理論セクタSECTkがサー
ボ情報SVOによつて複数の物理セクタSECTPtに
分割されている場合には、ID情報を持たない物理セク
タSECTPtだけを予備セクタSECTXに代替させ
ることができず、当該物理セクタSECTPtを含む論
理セクタSECT2全体を代替させなければならず、こ
の分1記録トラツク内で代替できるセクタ数が少なくな
る問題があつた。
【0014】この場合、予備セクタSECTXを多く用
意する方法が考えられるが、予備セクタSECTXを多
く用意すると、この分当該磁気デイスク全体の容量が少
なくなり、解決策としては未だ不十分であつた。
【0015】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、記録領域を一段と有効に利用し得ると共にアクセス
時間の長大化を回避し得るようになされた、欠陥部分の
代替をすることができるデイスク装置を提案しようとす
るものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、リード/ライトデータ部DATA
1、DATA2及び当該リード/ライトデータ部DAT
A1、DATA2に対応するIDデータ部ID(OU
T)、ID(IN)によつて構成される単位論理セクタ
SECT(OUT)k、SECT(IN)mが順次形成
され、複数の各単位論理セクタSECT(OUT)k、
SECT(IN)m間及び又は単位論理セクタSECT
(OUT)k、SECT(IN)m内にサーボセクタS
VOが所定間隔に配置された記録トラツクTR(OU
T)、TR(IN)を有するデイスクDISKを、サー
ボセクタSVOのサーボデータに基づいてサーボ駆動し
ながらリード/ライトデータ部DATA1、DATA2
にリード/ライトデータを読み出し又は書き込むデイス
ク装置10において、記録トラツクTR(OUT)、T
R(IN)にサーボセクタSVOによつて分割された物
理セクタSECTPtでなる予備セクタSECTXを形
成し、記録トラツクTR(OUT)、TR(IN)上に
欠陥BADが検出された際に、当該欠陥領域を含む物理
セクタSECT(BAD)を飛び越して、続く物理セク
タから順次リード/ライトデータDATA1、DATA
2を読み出し又は書き込むようにする。
【0017】
【作用】各記録トラツクTR(OUT)、TR(IN)
上の最後部に予備セクタSECT(OUT)X、SEC
T(IN)Xを形成すると共に、当該記録トラツクTR
(OUT)、TR(IN)上に欠陥が検出された際に当
該欠陥領域を含む物理セクタSECT(BAD)を飛び
越して続く物理セクタから順次リード/ライトデータを
読み出し又は書き込むようにしたことにより、1物理セ
クタ単位で欠陥部の代替処理をすることができる。
【0018】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0019】図1は本発明によるハードデイスク装置の
デイスクDISKに形成されたセクタの構成を示し、同
心円状に複数の記録トラツクTR(OUT)及びTR
(IN)が形成され、各記録トラツクにおいてそれぞれ
先頭位置にID情報記録ゾーンを形成したK個及びM個
の論理セクタSECT(OUT)k(k=1、2、…
…、K)及び論理セクタSECT(IN)m(m=1、
2、……、M)が配列されている。
【0020】また各記録トラツクTR(OUT)及びT
R(IN)においては、所定の角間隔ごとにサーボ情報
記録ゾーンSVOが当該デイスクDISKの半径方向に
対して同一線上に形成され、データを書き込むライトモ
ード時、又はデータを読み出すリードモード時に当該サ
ーボ情報SVOに基づいてサーボ機構の回転動作を制御
するようになされている。
【0021】このサーボ情報記録ゾーンSVOは記録ト
ラツクTR(OUT)及びTR(IN)のそれぞれ第1
の論理セクタSECT(OUT)1及びSECT(I
N)1の先頭位置に形成されていると共に、所定の角間
隔で順次形成されていることにより、図2に示すように
各論理セクタSECT(OUT)k及びSECT(I
N)mをそれぞれ第1のデータ情報記録ゾーンDATA
1及び第2のデータ情報記録ゾーンDATA2に分割し
ている。
【0022】またこの記録トラツクTR(OUT)及び
TR(IN)にはそれぞれ最終論理セクタSECT(O
UT)K及びSECT(IN)Mに続いて、サーボ情報
記録ゾーンSVOによつて分割された複数の領域(以下
これを物理セクタと呼ぶ)でなる予備セクタSECT
(OUT)X及びSECT(IN)Xが形成され、当該
デイスクDISK上に傷等の欠陥が生じてこの部分にデ
ータを書き込むことが困難な場合には、当該欠陥が生じ
ている物理セクタにはデータを書き込まずに続く物理セ
クタから続くデータを順次書込むようになされており、
当該飛越し書込み及び飛越し読出しの情報は各論理セク
タSECT(OUT)k及びSECT(IN)mのID
情報記録ゾーンID(OUT)k及びID(IN)mに
記録されている。
【0023】すなわち図3に示すように各論理セクタS
ECT(OUT)k及びSECT(IN)mのID情報
記録ゾーンID(OUT)k及びID(IN)mはそれ
ぞれ、ハードデイスク装置のデータ処理回路部に設けら
れているPLL(phase locked loop) 発振回路をデイス
クDISKのテータ伝送速度に同期動作させることによ
り基準クロツク信号を発生させるPLL用同期データV
FOと、IDデータの伝送速度を表すバイト同期データ
SYNCと、当該ID情報記録ゾーンID(OUT)k
又はID(IN)mが設けられている論理セクタSEC
T(OUT)k又はSECT(IN)mのシリンダナン
バCYL、ヘツドナンバHEAD、セクタナンバSEC
Tと、当該論理セクタSECT(OUT)k又はSEC
T(IN)mのなかに欠陥を有する欠陥物理セクタBA
Dが有るか否かを表すスキツプ情報SKIPと、論理セ
クタSECT(OUT)k又はSECT(IN)mのな
かでサーボ情報記録ゾーンSVOによつて区切られた第
1のデータ情報記録ゾーンDATA1及び第2のデータ
情報記録ゾーンDATA2の長さを表すスプリツト情報
SPLIT(図4)と、デイスクから読み出されたデー
タにエラーが含まれていないかどうかをチエツクするチ
エツク情報CRCとを、順次その順序で割り当てるよう
になされている。
【0024】ここで図5はハードデイスク装置10を示
し、ハードデイスクコントローラ11にホストインタフ
エイス12を介してバスからのデータが入力されるよう
になされており、当該入力データに基づいて書き込み読
み出し回路17にライト信号S1を送出してデイスクド
ライブ18のデイスク上にデータを書き込むようになさ
れていると共に、デイスク上から読み出したデータを書
き込み読み出し回路17を介してリード信号S2として
読み出すようになされている。
【0025】またハードデイスクコントローラ11には
CPU14が接続されており、デイスク上に欠陥が生じ
ている際に、当該欠陥部の代替をデイスク上に記録され
ているID情報に基づいて実行するようになされてい
る。
【0026】すなわちID情報記録ゾーンに設けられた
スキツプ情報SKIPは、当該ID情報記録ゾーンが設
けられている論理セクタの第1のデータ情報記録ゾーン
及び第2のデータ情報記録ゾーンとの間にいくつの欠陥
物理セクタがあるかを示す情報で、図2に示すように論
理セクタSECT(OUT)kにおいて欠陥物理セクタ
がない場合には、サーボ情報記録ゾーンSVOによつて
区切られた物理セクタに順次データを読み出し又は書き
込むようになされている。
【0027】これに対して図6に示すように、例えば第
2の物理セクタが欠陥物理セクタSECT(BAD)で
ある場合には、当該第2の物理セクタに書き込むべき第
1の論理セクタSECT(OUT)1の第2のデータ情
報DATA2を一旦バツフアRAM回路13に格納して
ヘツドが第2の物理セクタを飛び越して続く第3の物理
セクタSECTP3に到来するタイミングで、バツフア
RAM回路13のデータを当該第3の物理セクタSEC
TP3に書き込むようになされており、以後データバス
を介して入力される書き込みデータは一旦バツフアRA
M回路13を介して、順次所定時間だけ遅れて出力され
ることにより、欠陥物理セクタSECT(BAD)より
も後方の物理セクタには、当該欠陥物理セクタに書き込
まれるべきデータ以降のデータが順次書き込まれるよう
になされている。
【0028】また一旦データが書き込まれた後に、欠陥
物理セクタが発見されて当該欠陥物理セクタのデータを
代替する場合には、当該欠陥物理セクタ以降の物理セク
タに書き込まれているデータを一旦バツフアRAM回路
13に格納し、所定のタイミングで出力することによ
り、当該欠陥物理セクタ以降の物理セクタに順次データ
をずらして書き込むようになされている。
【0029】従つて少なくとも2論理セクタ分のバツフ
アRAM回路を用いることにより、ID情報を有する論
理セクタごとにバツフア回路を介して書き換えることが
できるようになされている。
【0030】すなわち各論理セクタのID情報記録ゾー
ン(図3)には、当該論理セクタの第1のデータ情報記
録ゾーンDATA1及び第2のデータ情報記録ゾーンD
ATA2の間に欠陥物理セクタが有るか否かがスキツプ
情報SKIPとして書き込まれており、欠陥物理セクタ
が有る場合には当該デイスク上からデータを読み出し又
は書き込むようになされたハードデイスク装置10のハ
ードデイスクコントローラ11がこのスキツプ情報に基
づいて第1の物理セクタSECTP1から第1の論理セ
クタの第1のデータ情報DATA1(図6)を読み出し
又は書き込んだ後、続く第2の物理セクタSECT(B
AD)を飛び越して第3の物理セクタSECTP3から
第1の論理セクタの第2のデータ情報DATA2を読み
出し又は書き込むようになされている。
【0031】すなわちハードデイスク装置10のCPU
14は読み出し又は書き込み命令に従つてハードデイス
クコントローラ11に目標セクタのID情報をサーチす
る命令を出力する。
【0032】このときハードデイスクコントローラ11
はデイスクドライブ18を駆動制御することよつて目標
セクタをサーチし、当該サーチ結果をCPU14に報告
し、CPUはこのID情報のうち、スキツプ情報SKI
P及び分割情報SPLITをハードデイスクコントロー
ラ11を介して読み出す。
【0033】ここで例えばスキツプ情報SKIPが1で
あり、さらにスプリツト情報SPLITの第1のデータ
情報記録ゾーンDATA1に対応する第1のオフセツト
情報(図4)が 118であるとすると、このことは当該論
理セクタSECT(OUT)1を形成する第1の物理セ
クタSECTP1及び第3の物理セクタSECTP3間
に欠陥物理セクタSECT(BAD)が1つ有ることを
表していると共に、第1の物理セクタSECTP1に形
成された第1のデータ情報記録ゾーンDATA1のデー
タ長が、当該第1のデータ情報記録ゾーンDATA1を
順次構成する2つの領域(基本データ領域及びオフセツ
トデータ領域)の基本データ領域のデータ長である 128
〔バイト〕に 118〔バイト〕のオフセツトデータ領域の
データ長を加えた 246〔バイト〕であることを表してお
り、このときハードデイスクコントローラ11は基本デ
ータ領域のデータを読み出し又は書き込むと共に、オフ
セツトデータ領域のデータ長( 118〔バイト〕)をハー
ドデイスクコントローラ11のレジスタに書き込み、基
本データ長のデータを読み出し又は書き込んだ後、これ
に続いてオフセツトデータ領域のデータを読み出し又は
書き込む。
【0034】ここでハードデイスクコントローラ11が
オフセツトデータ領域のデータの読み出し又は書き込み
処理が終了すると、CPU14は当該第1の物理セクタ
SECTP1に続く物理セクタが欠陥物理セクタSEC
T(BAD)であると判断して、これを飛び越して第3
の物理セクタSECTP3のデータを読み出し又は書き
込む処理を実行する。
【0035】すなわちCPU14は、第1の物理セクタ
SECTP1のオフセツトデータ領域のデータの読み出
し又は書き込み処理が終了すると、これに続くサーボ情
報記録ゾーンSVO1を読み出した際にこれをCPU1
4に報告すると、CPU14は当該第1のサーボ情報記
録ゾーンSVO1に続く物理セクタが欠陥物理セクタS
ECT(BAD)であると判断して当該欠陥物理セクタ
SECT(BAD)に続く第2のサーボ情報記録ゾーン
SVO2が読み出されるまでの間、この領域に対してデ
ータの読み出し又は書き込み処理を実行しないようにハ
ードデイスクコントローラ11を制御する。
【0036】ここでCPU14は第2のサーボ情報記録
ゾーンSVO2を読み出すと、これに続く物理セクタS
ECTP3のデータを当該論理セクタSECT(OU
T)1の第2のデータ情報記録ゾーンDATA2である
と判断し、当該第3の物理セクタSECTP3における
データの読み出し又は書き込み処理を実行する。
【0037】すなわちハードデイスクコントローラ11
は第3の物理セクタSECTP3の基本データ領域( 1
28〔バイト〕)のデータの読み出し又は書き込み処理を
実行開始すると、ハードデイスクコントローラ11はこ
のことをCPU14に報告する。
【0038】このときCPU14は当該論理セクタSE
CT(OUT)1のID情報として予め読み出している
スプリツト情報SPLITの第2のデータ情報記録ゾー
ンDATA2に対応するオフセツト情報である当該第2
のデータ情報記録ゾーンDATA2のオフセツトデータ
領域のデータ長(この実施例の場合38〔バイト〕)をハ
ードデイスクコントローラ11のレジスタに設定する。
【0039】従つてハードデイスクコントローラ11は
128〔バイト〕分の基本データ領域のデータの読み出し
又は書き込み処理を実行した後、続くオフセツトデータ
領域のデータをレジスタに設定されたデータ長情報に基
づいて読み出し又は書き込み処理する。
【0040】このようにしてCPU14は、目標とする
論理セクタのID情報に基づいて欠陥物理セクタSEC
T(BAD)が有る場合には、当該欠陥セクタを飛び越
して続く物理セクタからデータを読み出し又は書き込み
処理を実行するようになされている。
【0041】従つて図6に示すように、欠陥物理セクタ
SECT(BAD)が有る分、当該記録トラツクTR
(OUT)の記録領域は欠陥物理セクタSECT(BA
D)以降、順次後方にずれることにより、予め当該記録
トラツクTR(OUT)に設けられている予備セクタS
ECT(OUT)Xの1つが最終論理セクタSECT
(OUT)Kによつて使用される。
【0042】また図7に示すように、先頭の物理セクタ
に欠陥が生じている場合においても、上述の場合と同様
にして当該先頭の欠陥物理セクタSECT(BAD)を
飛び越して第2の物理セクタSECTP2から順次デー
タを読み出し又は書き込むようになされている。
【0043】ここで欠陥物理セクタSECT(BAD)
の代替処理をする際に、当該欠陥物理セクタSECT
(BAD)が有る記録トラツクTR(OUT)内の予備
セクタSECT(OUT)Xを用いても当該記録トラツ
クTR(OUT)の全ての代替処理をし得ない場合に
は、他の記録トラツクの予備セクタを用いて代替処理を
実行するようになされており、この処理は図8〜図10
に示すリロケーシヨンテーブル1〜3を用いてCPU1
4が実行するようになされている。
【0044】すなわち図11に示すようにCPU14は
ステツプSP1においてデイスク上の記録トラツクから
のデータを読み出し又は書き込み(以下これをリード/
ライトと呼ぶ)する処理を実行開始し、ステツプSP2
において所定のセクタに対するリード/ライト命令を受
け取ると、続くステツプSP3において読み出し又は書
き込み目標セクタのトラツクを算出すると共に、当該算
出結果に基づいて目標セクタが有る記録トラツクの代替
情報をメモリに設けられている第1のリロケーシヨンテ
ーブルを検索することによつて得る。
【0045】この第1のリロケーシヨンテーブルTAB
LE1は、図8に示すように記録トラツク番号に対応し
たアドレスが設定されており、他のトラツクに代替され
たデータが有る記録トラツクに対応するビツトが「1」
に書換えられている。この実施例の場合、1つのデイス
ク上に1024トラツクが形成されており、この第1のリロ
ケーシヨンテーブルTABLE1は 128バイトで構成さ
れている。
【0046】従つて図8に示すように目標セクタが例え
ば第5の記録トラツクに有る場合、当該第5の記録トラ
ツクに対応した第5のビツトB5を第1のリロケーシヨ
ンテーブルTABLE1において検索し、当該第5のア
ドレスが「1」に書換えられている場合には、これに対
応する第5の記録トラツクにおいて、他の記録トラツク
に代替されたデータが有ることを表しており、この場
合、CPUは続くステツプSP4において肯定結果を
得、続くステツプSP5に移る。
【0047】このステツプSP4は第2のリロケーシヨ
ンテーブルTABLE2をサーチし、目標セクタがどの
記録トラツクのどの論理セクタに代替されているかをサ
ーチする処理ステツプで、この第2のリロケーシヨンテ
ーブルTABLE2は図9に示すように、所定の論理セ
クタの代替先記録トラツク及び代替先論理セクタアドレ
ス(TABLE2B)を元の記録トラツク及び元の論理
セクタアドレス(TABLE2A)と1対にして記録さ
れているテーブルであり、複数の記録トラツクにまたが
る代替ごとにデータが追加される可変長構成のテーブル
である。
【0048】ここで目標セクタの代替先アドレスがサー
チされると、CPU14は続くステツプSP6において
肯定結果を得、続くステツプSP7において当該代替先
アドレスにシーク先の記録トラツクを変更した後、続く
ステツプSP8においてこれをシークしリード/ライト
処理を実行し、当該処理手順を終了する。
【0049】これに対してステツプSP4において否定
結果が得られると、このことは他の記録トラツクへの代
替がないことを表しており、このときCPUはステツプ
SP8に移つて目標セクタをシークしてリード/ライト
処理を実行する。またメモリには図10に示すような第
3のリロケーシヨンテーブルTABLE3が設けられて
おり、欠陥物理セクタが見つかるごとにデータが追加さ
れるようになされている。
【0050】従つて読み出し時において、欠陥が発見さ
れた際に、CPU14は当該第3のリロケーシヨンテー
ブルTABLE3を確認し、当該エラーが発生した記録
トラツク上にそれまで発見されている既存欠陥物理セク
タの数及び位置を調べる。
【0051】ここでこのとき発見された欠陥物理セクタ
及び既存欠陥物理セクタの数の合計が、当該記録トラツ
ク内に設けられている予備セクタの数よりも少ない場合
には、当該記録トラツク内において代替を行うことがで
きることにより、CPU14は第3のリロケーシヨンテ
ーブルTABLE3に今回発見された欠陥物理セクタを
追加し、代替を実行する。
【0052】これに対して発見された欠陥物理セクタ及
び既存欠陥物理セクタの数の合計が、当該記録トラツク
内に設けられている予備セクタの数よりも多くなる場合
には、当該記録トラツク内において代替を実行し得ない
ことを表しており、このときCPU14は近くの記録ト
ラツクに1論理セクタ分の予備があるか否かを判断し、
当該予備領域のある最も近い記録トラツクを選択し、第
2及び第3のリロケーシヨンテーブルTABLE2及び
TABLE3を書き換えると共に1論理セクタ単位で代
替処理を実行する。
【0053】このようにして欠陥物理セクタが発見され
た記録トラツク内の予備セクタの数に応じて当該記録ト
ラツク内での代替をし得るか否かを判断し、当該判断結
果に基づいて当該記録トラツク内での代替又は当該記録
トラツク外への代替を選択し実行する。
【0054】かくして所定の記録トラツクに欠陥物理セ
クタSECT(BAD)が有る場合、これを飛び越して
データをリード/ライト処理すると共に、当該記録トラ
ツクの最後部に設けられている予備セクタSECT(O
UT)X、SECT(IN)Xの容量を越えて飛び越し
代替処理が実行される場合には、当該予備セクタSEC
T(OUT)X、SECT(IN)Xに収まらないデー
タを1論理セクタ単位で他の記録トラツクの予備セクタ
に代替することができる。
【0055】以上の構成によれば、欠陥物理セクタの代
替を行う際に当該欠陥物理セクタSECT(BAD)を
飛び越して以後1物理セクタずつ後方にずらすようにデ
ータをリード/ライト処理することにより、1物理セク
タ単位で代替処理をすることができ、これにより例えば
2つの物理セクタでなる1論理セクタ分の予備セクタに
よつて2つの物理セクタの代替処理をすることができ、
従来のような論理セクタごとの代替処理をする場合に比
して同一数の予備セクタを用いてより多くの欠陥物理セ
クタSECT(BAD)を代替処理することができる。
【0056】また欠陥物理セクタを飛び越して続く物理
セクタからデータをリード/ライト処理するようにした
ことにより、連続した論理セクタから順次データをリー
ド/ライト処理する場合においても、従来のように一旦
予備セクタをシークするような動作をすることなくデー
タのリード/ライト処理をすることができる。
【0057】従つて欠陥物理セクタが生じている場合に
おいてもデータ処理時間(レーテンシイ)が長くなるこ
とを回避することができる。
【0058】なお上述の実施例においては、図1におい
て2つの記録トラツクを形成した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、他の複数の記録トラツクを
形成した場合においても本発明を適用し得る。
【0059】また上述の実施例においては、予備セクタ
SECT(OUT)X、SECT(IN)Xとして2物
理セクタ分の領域を形成した場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、他の大きさの予備セクタを形成す
るようにしても良い。
【0060】また上述の実施例においては、1つの論理
セクタをサーボセクタによつて2分割した場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、他の種々の分割数に
分割するようにした場合においても本発明を適用するこ
とができる。
【0061】さらに上述の実施例においては、本発明を
ハードデイスク装置に適用した場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、他の磁気デイスク装置さらには
光磁気デイスク装置等種々の磁気デイスク装置に適用す
ることができる。
【0062】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、各記録ト
ラツク上に予備セクタを形成すると共に、当該記録トラ
ツク上に欠陥が検出された際に当該欠陥領域を含む物理
セクタを飛び越して続く物理セクタから順次リード/ラ
イトデータを読み出し又は書き込むようにしたことによ
り、1物理セクタ単位で欠陥部の代替処理をすることが
でき、これにより同一数の予備セクタを用いてより多く
の欠陥部の代替処理をし得ると共に、同一記録上の連続
アクセス動作に対して欠陥部が生じている場合において
もデータ処理時間の長大化を回避し得るデイスク装置を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気デイスク装置の一実施例に使
用するデイスクを示す平面図である。
【図2】本発明による論理セクタ及び物理セクタの構成
を示す略線図である。
【図3】本発明によるID情報記録ゾーンの構成を示す
部分的拡大図である。
【図4】本発明によるID情報のスプリツト情報を示す
部分的拡大図である。
【図5】本発明による磁気デイスク装置の一実施例を示
すブロツク図である。
【図6】本発明による飛び越し代替処理の一実施例を示
す略線図である。
【図7】本発明による飛び越し代替処理の一実施例を示
す略線図である。
【図8】本発明による第1のリロケーシヨンテーブルの
構成を示す略線図である。
【図9】本発明による第2のリロケーシヨンテーブルの
構成を示す略線図である。
【図10】本発明による第3のリロケーシヨンテーブル
の構成を示す略線図である。
【図11】本発明によるリード/ライト処理手順を示す
フローチヤートである。
【図12】従来の記録フオーマツトを示す略線図であ
る。
【図13】従来の代替処理を示す略線図である。
【符号の説明】
10……ハードデイスク装置、11……ハードデイスク
コントローラ、TR(OUT)、TR(IN)……記録
トラツク、SECT(OUT)k、SECT(IN)m
……論理セクタ、SECTPt……物理セクタ、SEC
T(OUT)X、SECT(IN)X……予備セクタ、
ID(OUT)k、ID(IN)m……ID情報記録ゾ
ーン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/12 G06F 3/06 306 G11B 20/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リード/ライトデータ部及び当該リード/
    ライトデータ部に対応するIDデータ部によつて構成さ
    れる単位論理セクタが順次形成されると共に、上記複数
    の各単位論理セクタ間及び又は上記単位論理セクタ内に
    サーボセクタが所定間隔に配置され、当該サーボセクタ
    によつて分割されてなる物理セクタが順次形成された
    録トラツクを有するデイスクを、上記サーボセクタのサ
    ーボデータに基づいてサーボ駆動しながら上記リード/
    ライトデータ部にリード/ライトデータを読み出し又は
    書き込むデイスク装置において、 上記記録トラツクに上記サーボセクタによつて分割され
    た上記物理セクタでなる予備セクタを形成し、 上記記録トラツク上に欠陥が検出された際に、当該欠陥
    領域を含む物理セクタを飛び越して、続く物理セクタか
    1物理セクタずつ後方にずらすように順次上記リード
    /ライトデータを読み出し又は書き込むようにしたこと
    を特徴とするデイスク装置。
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