JP3204284U - サニタリーボックスおよび汚れ防止シート - Google Patents

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秀人 三橋
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Abstract

【課題】内フタの清掃が容易なサニタリーボックスを提供すること。【解決手段】本考案のサニタリーボックス(1)は、上方が開口する箱状のボックス本体(2)と、投入口部(33)を有し、ボックス本体(2)に被さる上フタ(3)と、投入口部(33)を閉める閉位置と投入口部を開ける開位置との間を回動可能に設けられる蓋部材(4)と、生理用ナプキンを受けるための汚れ防止シート(7)と、蓋部材(4)と一体に設けられる内フタ(6)であって、内フタ(6)上に汚れ防止シート(7)があり、蓋部材(4)が開位置にある際に投入口部(33)から外部に汚れ防止シート(7)を露出させる内フタ(6)と、を備える。本考案によれば、廃棄される生理用ナプキンによって汚れ防止シート(7)が汚れた場合には、汚れ防止シート(7)を例えば取り換えることで、簡単に内フタ(6)を清潔に保つことができる。【選択図】図1

Description

本考案は、サニタリーボックスおよび汚れ防止シートに関する。
使用済みの生理用ナプキンをサニタリーボックスに捨てる際に、サニタリーボックス内の使用済みの生理用ナプキンが見えると、利用者が不快な思いをするおそれがある。そこで、生理用ナプキンをサニタリーボックス内に投入する際に、内部が極力見えないように工夫されたサニタリーボックスがある(例えば、特許文献1)。
このサニタリーボックスでは、ボックス本体の上フタに投入口部がある。通常時は、投入口部を蓋部材が覆っている。生理用ナプキンの投入時には、蓋部材が上方に回動し、投入口部を開く。この際、蓋部材と一体の内フタが上方に回動して投入口部に露出する。内フタは、利用者が投入する使用済みの生理用ナプキンを受ける。
利用者の生理用ナプキンの投入後に蓋部材は下方へ回動し、投入口部を閉塞する。蓋部材の下方への回動とともに、内フタも下方へ回動し、内フタ上にある生理用ナプキンをサニタリーボックス内へ落下させる。このサニタリーボックスでは、生理用ナプキンの投入時に、内フタがサニタリーボックス内への利用者の視線を遮るので、利用者からサニタリーボックス内を見えにくくできる。
特開平11−292208号公報
しかしながら、このようなサニタリーボックスでは、内フタは、利用者が投入する生理用ナプキンを受けるので汚れやすい。そのため、このようなサニタリーボックスでは、内フタを洗浄したり拭いたりして清掃する必要があり、清掃に手間がかかるという問題がある。
本考案は、内フタの清掃が容易なサニタリーボックスを提供することを目的とする。
本考案のサニタリーボックスは、上方が開口する箱状のボックス本体と、投入口部を有し、前記ボックス本体に被さる上フタと、前記投入口部を閉める閉位置と前記投入口部を開ける開位置との間を回動可能に設けられる蓋部材と、生理用ナプキンを受けるための汚れ防止シートと、前記蓋部材と一体に設けられる内フタであって、該内フタ上に前記汚れ防止シートがあり、前記蓋部材が前記開位置にある際に前記投入口部から外部に前記汚れ防止シートを露出させる内フタと、を備えることを特徴とする。
本考案の汚れ防止シートは、上方が開口する箱状のボックス本体と、投入口部を有し、前記ボックス本体の上部に被さる上フタと、前記投入口部を閉める閉位置と前記投入口部を開ける開位置との間を回動可能な蓋部材と、前記蓋部材と一体に設けられ、前記蓋部材が前記開位置にある際に前記投入口部から外部に露出する内フタと、を備えるサニタリーボックスに用いられる汚れ防止シートであって、基材上に積層されて前記汚れ防止シートを前記内フタから剥離可能とする粘着層を備え、前記内フタ上に貼られることを特徴とする。
本考案によれば、内フタ上に汚れ防止シートがあるので、サニタリーボックスに投入される生理用ナプキンが直接内フタに接触することを抑制できる。そして、本考案によれば、廃棄される生理用ナプキンによって汚れ防止シートが汚れた場合には、汚れ防止シートを例えば取り換えることで、簡単に内フタを清潔に保つことができる。
本考案では、前記汚れ防止シートの基材には、前記汚れ防止シートを前記内フタから剥離可能とする粘着層が積層されていることが好ましい。
本考案によれば、汚れ防止シートの基材に粘着層が積層されているので、汚れ防止シートを内フタから容易に剥離できる。
サニタリーボックスの斜視図である。 図1のサニタリーボックスのA−A線断面図である。 汚れ防止シートを示す斜視図である。 汚れ防止シートの構成を示す断面図である。 図1のサニタリーボックスのB−B線断面図である。
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、サニタリーボックス1の斜視図である。
サニタリーボックス1は、ボックス本体2、上フタ3、蓋部材4、側板51、52、内フタ6、および汚れ防止シート7を備える。
ボックス本体2は、上方が開口し、図1の左右方向に長い箱状である。
上フタ3は、下方が開口する箱状であり、ボックス本体2の上部に被さる。上フタ3の上面31の中央部には、周囲から1段下がった段差部32がある。段差部32には、投入口部33がある。
蓋部材4の基端部には不図示の軸部がある。該軸部は、上フタ3に回動可能に保持される。蓋部材4は、投入口部33を閉める図5の閉位置と投入口部33を開ける図1の開位置との間を回動可能に設けられる。
側板51,52は、蓋部材4の下面41の幅方向両側(図1の左右両側)に立設される。一方の側板51にはギヤ53が取り付けられる。
図2は、図1のサニタリーボックス1のA−A線断面図である。
側板51,52は、蓋部材4の下面41と内フタ6の上面61とに繋がる。
内フタ6は、基端部が蓋部材4の基端部と繋がり、蓋部材4とL字状に繋がる。内フタ6は、このように蓋部材4と一体に設けられる。内フタ6上に汚れ防止シート7がある。内フタ6は、蓋部材4が図2の開位置にある際に、投入口部33から外部に汚れ防止シート7を露出させる。
ボックス本体2の上縁には、専用袋91が掛けられる。専用袋91は、使用済みの生理用ナプキンを収容する。
図3は、汚れ防止シート7を示す斜視図である。
汚れ防止シート7は、内フタ6上に貼り付けられ、利用者が投入する生理用ナプキンを受ける。汚れ防止シート7の大きさは、奥行き方向(図3の紙面奥側および手前側方向)および幅方向(図3の左右方向)に亘って内フタ6をおおよそ覆う大きさである。汚れ防止シート7の表面は例えば黒色であり、これにより、内フタ6上が生理用ナプキンの投入場所であることが利用者に直感的にわかるようになっている。
図4は、汚れ防止シート7の構成を示す断面図である。
汚れ防止シート7の基材71の裏面には、汚れ防止シート7を内フタ6から剥離可能とする粘着層72が積層されている。これにより、汚れ防止シート7が汚れた際に、汚れ防止シート7を内フタ6から容易に剥離できる。
図5は、図1のサニタリーボックス1のB−B線断面図である。
上フタ3内における幅方向(図5の左右方向)の一方側には、ギヤ92、モータ93、センサ94、電池ボックス95、制御基板96が設置され、他方側には、消臭剤97が設置される。消臭剤97は、除菌、消臭、芳香効果のある薬剤が袋に収容されたものであり、上フタ3の下面34に両面テープによって貼り付けられている。
ギヤ92は、側板51のギヤ53と噛み合う。
モータ93は、ギヤ92を駆動する。
センサ94は、上フタ3の上方であって、該センサ94の上方に使用者の手がかざされると、該手を検知し、制御基板96に検出信号を出力する。
電池ボックス95は、電池を収容し、モータ93、センサ94、および制御基板96に電力を供給する。
利用者は、使用済みの生理用ナプキンを廃棄する際に、まず、センサ94の上方に手をかざす。制御基板96は、センサ94により利用者の手を検知すると、モータ93を駆動して蓋部材4を上方に回動させ、図1に示すように投入口部33を開く。これにより、蓋部材4と一体の内フタ6も上方に回動し、汚れ防止シート7を投入口部33から露出させる。利用者は、汚れ防止シート7に向けて生理用ナプキンを投入する。この際、サニタリーボックス1内への利用者の視線は、側板51、52、および内フタ6(汚れ防止シート7)により遮られるので、利用者からサニタリーボックス1内を見えにくくできる。
制御基板96は、例えば5秒経過すると、モータ93を駆動して蓋部材4を下方に回動させ、投入口部33を閉める。蓋部材4の下方への回動とともに内フタ6も下方へ回動し、生理用ナプキンをボックス本体2内へ落下させる。このように、本実施形態では、蓋部材4および内フタ6を自動で開閉するので、利用者は、サニタリーボックス1に直接触れることなく生理用ナプキンを投入できる。そのため、本実施形態では、蓋部材4等への接触に起因する利用者間の交差感染を予防できる。
本実施形態では、内フタ6上に貼り換え可能な汚れ防止シート7を設けたので、投入される生理用ナプキンによって汚れ防止シート7が汚れた場合、汚れ防止シート7を貼り換えることで、簡単に内フタ6を清潔に保つことができる。
1…サニタリーボックス、2…ボックス本体、3…上フタ、4…蓋部材、6…内フタ、7…汚れ防止シート、33…投入口部、71…基材、72…粘着層。

Claims (3)

  1. 上方が開口する箱状のボックス本体と、
    投入口部を有し、前記ボックス本体に被さる上フタと、
    前記投入口部を閉める閉位置と前記投入口部を開ける開位置との間を回動可能に設けられる蓋部材と、
    生理用ナプキンを受けるための汚れ防止シートと、
    前記蓋部材と一体に設けられる内フタであって、該内フタ上に前記汚れ防止シートがあり、前記蓋部材が前記開位置にある際に前記投入口部から外部に前記汚れ防止シートを露出させる内フタと、
    を備えることを特徴とするサニタリーボックス。
  2. 請求項1に記載のサニタリーボックスにおいて、
    前記汚れ防止シートの基材には、前記汚れ防止シートを前記内フタから剥離可能とする粘着層が積層されていることを特徴とするサニタリーボックス。
  3. 上方が開口する箱状のボックス本体と、投入口部を有し、前記ボックス本体の上部に被さる上フタと、前記投入口部を閉める閉位置と前記投入口部を開ける開位置との間を回動可能な蓋部材と、前記蓋部材と一体に設けられ、前記蓋部材が前記開位置にある際に前記投入口部から外部に露出する内フタと、を備えるサニタリーボックスに用いられる汚れ防止シートであって、
    基材上に積層されて前記汚れ防止シートを前記内フタから剥離可能とする粘着層を備え、前記内フタ上に貼られることを特徴とする汚れ防止シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112357391A (zh) * 2020-12-10 2021-02-12 中国人民解放军陆军军医大学第一附属医院 自动封口的智能化医疗垃圾箱

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