JP3460549B2 - ごみ投入口付流し台 - Google Patents

ごみ投入口付流し台

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JP3460549B2 JP32262297A JP32262297A JP3460549B2 JP 3460549 B2 JP3460549 B2 JP 3460549B2 JP 32262297 A JP32262297 A JP 32262297A JP 32262297 A JP32262297 A JP 32262297A JP 3460549 B2 JP3460549 B2 JP 3460549B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流し台の上から生
ごみのようなごみに投入し得るようにしたごみ投入口付
流し台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に生ごみを処理する生ごみ処理装置
を流し台のシンクの下方に設けた場合、流し台の上面に
ごみ投入口を設け、ごみ投入口からごみ投入筒を介して
生ごみ処理装置にごみを投入するようにすることが考え
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ごみ投入口を流し
台の上面に設ける場合、シンクの縁部でシンクと一体の
フランジ面に設けることは、ごみ投入口の周囲の掃除性
を考えるとよいが、シンクの面積が減るという問題があ
る。シンクの面積が減るのを防止するために小さい面積
のごみ投入口とすると、生ごみを投入するとき生ごみが
周囲に散乱するという問題がある。またごみ投入口を小
さくすると、汚れるのでメンテナンス性をよくする必要
がある。またごみ投入口から生ごみが落ちやすいように
配慮する必要がある。
【0004】本発明は叙述の点に鑑みてなされたもので
あって、シンクの面積を小さくすることなく生ごみのよ
うなごみをスムーズに投入することができ、しかもメン
テナンスが容易にできるごみ投入口付流し台を提供する
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1のごみ投入口付流し台は、流し台1
の上面の奥部に開口2を設けると共にこの開口2から下
方にごみ投入筒3を垂下し、開口2より左右方向の幅及
び前後方向の幅の広い投入口部材4をごみ投入筒3の上
に着脱自在に載設すると共に投入口部材4で上記開口2
の周縁及び流し台1の上面のバックガード5の前面まで
覆い、投入口部材4に上記ごみ投入筒3の平面断面と略
同じ大きさの投入口4aを設け、投入口部材4の上面に
投入口部材4の投入口4aに向かって下方に下がるよう
に傾斜せる傾斜面6を設け、投入口部材4の投入口4a
に開閉自在に蓋7を設けて成ることを特徴とする。蓋7
を開いて投入口4aから生ごみのようなごみを投入する
とき、バックガード5の前面まで至る面積の広い投入口
部材4の上面の上から傾斜面6に沿わせて投入口4aに
投入でき、生ごみのようなごみが周囲に飛散しないよう
にスムーズに投入することができる。また上面の面積の
広い投入口部材4でガイドして生ごみのようなごみを投
入するため、投入口4aの面積やごみ投入筒3の断面積
が小さくても生ごみのようなごみを投入でき、シンク1
0の面積小さくすることなく生ごみのようなごみをス
ムーズに投入できる。また投入口部材4は着脱自在に載
設してあるので、投入口部材4が汚れても容易に投入口
部材4を取り外して掃除等のメンテナンスを行うことが
できる。
【0006】また請求項2のごみ投入口付流し台は、請
求項1において、ごみ投入筒3の上端の周囲に水と溜め
る凹部8を全周に亙って設け、投入口部材4の周囲に全
周に亙って上記凹部8に挿入される垂下部9を設け、凹
部8の水と垂下部9とでトラップ構造を形成して成るこ
とを特徴とする。投入口部材4を着脱自在に設けても、
ごみ投入筒3の上端と投入口部材4との間から流し台1
の上に臭気が漏れるを防止できる。
【0007】また請求項3のごみ投入口付流し台は、請
求項1または請求項2において、投入口部材4の上面の
傾斜面6の表面に微細な凹凸面を施して成ることを特徴
とする。傾斜面6の表面に生ごみのようなごみが付着し
て落ちにくくなるのを防止できる。また請求項4のごみ
投入口付流し台は、請求項1乃至請求項3のいずれかに
おいて、投入口部材4またはごみ投入筒3に蓋7の着脱
に応じて作動するリードスイッチSWを設けたことを特
徴とする。蓋7の開閉をリードスイッチSWにて検出で
き、蓋7を開いたとき生ごみ処理装置24の撹拌羽根の
駆動を停止して安全性を図ったり、蓋7を開いたとき生
ごみ処理装置24の排気風量を多くして投入口4aから
臭気が流し台1の上に漏れないようにしたりできる。
【0008】
【発明の実施の形態】流し台1の上面には図1、図2に
示すようにカウンター11を載設してあり、カウンター
11にはシンク10を装着するためにシンク10の外形
に応じた開口を設けてある。シンク10の周囲にはカウ
ンター11の上面より一段低くなるフランジ部12を設
けてあり、フランジ部12のうち最外周の取り付け縁部
13はカウンター11の下面に当接して固定してある。
フランジ部12のうちシンク10の奥部側の位置にはご
み投入口用フランジ面12aや、カラン取り付け用フラ
ンジ面や、洗剤等を保持するポケット用フランジ面を設
けてある。流し台1内のシンク10の下方には生ごみ処
理装置24を設置してある。
【0009】上記ごみ投入口用フランジ面12aには左
右方向に幅が広い略矩形状の開口2を設けてあり、この
開口2から下方に略角筒状のごみ投入筒3を垂下してあ
る。このごみ投入筒3の上端は開口2に挿通してあり、
ごみ投入筒3の上端の外周に全周に亙って設けた鍔部3
aを開口2縁に載置してあり、ごみ投入筒3の下端は生
ごみ処理装置24内に連通させてある。投入口部材4は
図4に示すように上面から見て上記開口2より左右方向
の幅がやや広く、前後方向の幅が広い矩形状に形成され
ており、投入口部材4の上面側の前寄りの位置には上記
ごみ投入筒3の平面断面と略同じ大きさの投入口4aが
設けられており、投入口4aの全周から下方に向けて略
角筒状の接続筒14を一体に垂下してある。そしてこの
投入口部材4は接続筒14をごみ投入筒3内に上端の開
口から挿入し、投入口4aの外周の周縁部16を上記鍔
部3aを介して投入口用フランジ面12aに被着するこ
とで、ごみ投入筒3の上に着脱自在に載設してある。こ
のように投入口部材4を装着した状態で、投入口部材4
は投入口用フランジ面12aからカウンター11の奥部
のバックガード5の前面まで覆うようになっており、投
入口部材4のカウンター載置面17がカウンター11の
上面に載置され、投入口部材4のガード当接面18がバ
ックガード5の前面に当接される。この投入口部材4の
上面部は投入口4aより左右方向の幅及び前後方向の幅
が広く(特に前後方向の幅が広くなっている)なってお
り、投入口部材4の上面部の周縁から投入口4aに向け
て漸次下方に下がる傾斜面6を設けてある。投入口部材
4の四周に設ける傾斜面6のうち、後側に設ける傾斜面
6aは前後に幅の広い部分となっており、前側及び左右
の両側に設ける傾斜面6bは幅の狭いものとなってい
る。
【0010】ごみ投入口部材4の上方に配置して投入口
4aを閉塞する蓋7は図5に示すよう投入口部材4の上
面を覆う大きさに形成されており、蓋7の下面に投入口
4aを閉塞し得る栓部20を下方に向けて突設してあ
る。蓋7の上面の両側の側壁部21間には取手部22を
一体に架設してある。この蓋7は栓部20を投入口4a
に嵌合することで投入口部材4の上に被着されて投入口
4aが閉塞される。このとき栓部20の外周にOリング
のようなシール材21を装着してあり、シール材21に
て気密的にシールできるようになっている。
【0011】しかして生ごみのようなごみを投入するに
あたっては、蓋7を開き、投入口部材4の上面側からご
みを投入するが、このとき、投入口4aの面積が狭くて
も面積の広い投入口部材4の上面から傾斜面6でガイド
してスムーズに投入口4aに投入できる。このように投
入することで広い面積から導入できてごみを投入しやす
くできると共にごみのこぼれを防止できる。また上面の
面積の広い投入口部材4でガイドして生ごみのようなご
みを投入するため、投入口4aの面積やごみ投入筒3の
断面積が小さくても生ごみのようなごみを投入でき、ご
み投入口用フランジ面12aの面積が小さくてもよく、
シンク10の面積を小さくすることなく生ごみのような
ごみをスムーズに投入できる。また投入口部材4は上か
ら取り外すことができ、投入口部材4が汚れたりした場
合の掃除等のメンテナンスが容易にできる。
【0012】また上記投入口部材4の傾斜面6は微細な
凹凸面を設けることが望ましい。つまり、0.8mmφ
〜1.2mmφの大きさで深さ0.2mmのしぼ加工を
して凹凸面を設ける。傾斜面6が平滑な面であると、生
ごみのようなごみが傾斜面6に付着して滑り落ちないこ
とが生じるおそれがあるが、凹凸面を設けてあると、生
ごみのようなごみが付着せず、滑り落ちやすくなる。
【0013】また図6は他の例を示すものである。本例
も上記例と基本的に同じであるが、本例の場合、ごみ投
入筒3の上端の鍔部3aに凹部8を全周に亙って凹設し
てあり、この凹部8内に水25を溜めるようにしてあ
る。投入口部材4の周縁部16の下面から垂下部9を全
周に亙るように垂下してあり、この垂下部9を凹溝8の
水25内に挿入してある。そして水25と垂下部9とで
トラップ構造を構成してあり、ごみ投入筒3の上部と投
入口部材4との間から臭気が漏れるを防止できるように
なっている。
【0014】また図7は他の例を示すものである。本例
も上記例と基本的に同じであり、異なる点だけを述べ
る。本例の場合、ごみ投入筒3の上部にリードスイッチ
SWを設けてあり、蓋7の栓部20は下方に長く突出さ
せてあり、栓部20の下端部に上記リードスイッチSW
に対応する磁石23を装着してある。そして蓋7を閉塞
した状態ではリードスイッチSWと磁石23とが対応し
ており、磁石23にてリードスイッチSWがオンとなっ
ているが、蓋7を外すとリードスイッチSWから磁石2
3が離れてリードスイッチSWがオフとなるようにして
ある。この蓋7を外して生ごみのようなごみを投入する
ときはリードスイッチSWがオフされ、生ごみ処理装置
24の撹拌羽根の駆動を停止したり、生ごみ処理装置2
4からの臭気の排出の風量が大きくしたりされる。生ご
み処理装置24の撹拌羽根の駆動を停止すると、生ごみ
のようなごみを投入するときの安全性を確保でき、また
生ごみ処理装置24からの臭気の排出の風量を大きくす
ると、流し台1の上面から室内への臭気の流入を防ぐこ
とができる。
【0015】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、流し台の上
面の奥部に開口を設けると共にこの開口から下方にごみ
投入筒を垂下し、開口より左右方向の幅及び前後方向の
幅の広い投入口部材をごみ投入筒の上に着脱自在に載設
すると共に投入口部材で上記開口の周縁及び流し台の上
面のバックガードの前面まで覆い、投入口部材に上記ご
み投入筒の平面断面と略同じ大きさの投入口を設け、
入口部材の上面に投入口部材の投入口に向かって下方に
下がるように傾斜せる傾斜面を設け、投入口部材の投入
口に開閉自在に蓋を設けているので、蓋を開いて投入口
から生ごみのようなごみを投入するとき、バックガード
の前面まで至る面積の広い投入口部材の上面の上から傾
斜面に沿わせて投入口に投入できるものであって、生ご
みのようなごみが周囲に飛散しないようにスムーズに投
入することができるものであり、また上面の面積の広い
投入口部材でガイドして生ごみのようなごみを投入する
ため、投入口の面積やごみ投入筒の断面積が小さくても
生ごみようなごみを投入できるものであって、シンクの
面積を小さくすることなく生ごみのようなごみをスムー
ズに投入できるものであり、また投入口部材が着脱自在
に載設してあるので、投入口部材が汚れても容易に投入
口部材を取り外して掃除等のメンテナンスを行うことが
できるものである。
【0016】また本発明の請求項2の発明は、請求項1
において、ごみ投入筒の上端の周囲に水と溜める凹部を
全周に亙って設け、投入口部材の周囲に全周に亙って上
記凹部に挿入される垂下部を設け、凹部の水と垂下部と
でトラップ構造を形成しているので、投入口部材を着脱
自在に設けても、ごみ投入筒の上端と投入口部材との間
から流し台の上に臭気が漏れるを防止できるものであ
る。
【0017】また本発明の請求項3の発明は、請求項1
または請求項2において、投入口部材の上面の傾斜面の
表面に微細な凹凸面を施しているので、傾斜面の表面に
生ごみのようなごみが付着して落ちにくくなるのを防止
できるものである。また本発明の請求項4の発明は、請
求項1乃至請求項3のいずれかにおいて、投入口部材ま
たはごみ投入筒に蓋の着脱に応じて作動するリードスイ
ッチを設けたので、蓋の開閉をリードスイッチにて検出
でき、蓋を開いたとき生ごみ処理装置の撹拌羽根の駆動
を停止して安全性を図ったり、蓋を開いたとき生ごみ処
理装置の排気風量を多くして投入口から臭気が流し台の
上に臭気が漏れないようにしたりできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の要部の断面図であ
る。
【図2】同上の全体を示す概略断面図である。
【図3】同上の要部の斜視図である。
【図4】同上の投入口部材を示し、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図5】同上の蓋を示し、(a)は平面図、(b)は正
面図、(c)は側面図である。
【図6】同上の他例の要部の断面図である。
【図7】同上のさらに他例の要部の断面図である。
【符号の説明】
1 流し台 2 開口 3 ごみ投入筒 4 投入口部材 4a 投入口 5 バックガード 6 傾斜面 7 蓋 8 凹部 9 垂下部 10 シンク SW リードスイッチ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流し台の上面の奥部に開口を設けると共
    にこの開口から下方にごみ投入筒を垂下し、開口より左
    右方向の幅及び前後方向の幅の広い投入口部材をごみ投
    入筒の上に着脱自在に載設すると共に投入口部材で上記
    開口の周縁及び流し台の上面のバックガードの前面まで
    覆い、投入口部材に上記ごみ投入筒の平面断面と略同じ
    大きさの投入口を設け、投入口部材の上面に投入口部材
    の投入口に向かって漸次下方に下がるように傾斜せる傾
    斜面を設け、投入口部材の投入口に開閉自在に蓋を設け
    て成ることを特徴とするごみ投入口付流し台。
  2. 【請求項2】 ごみ投入筒の上端の周囲に水と溜める凹
    部を全周に亙って設け、投入口部材の周囲に全周に亙っ
    て上記凹部に挿入される垂下部を設け、凹部の水と垂下
    部とでトラップ構造を形成して成ることを特徴とする請
    求項1記載のごみ投入口付流し台。
  3. 【請求項3】 投入口部材の上面の傾斜面の表面に微細
    な凹凸面を施して成ることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載のごみ投入口付流し台。
  4. 【請求項4】 投入口部材またはごみ投入筒に蓋の着脱
    に応じて作動するリードスイッチを設けたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のごみ投入
    口付流し台。
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