JP2016116637A - シートディスペンサー及びシート移送機構 - Google Patents

シートディスペンサー及びシート移送機構 Download PDF

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Yoshinobu Iwasaki
吉宣 岩崎
佳祐 鈴木
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佳祐 鈴木
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地人 倉田
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一史 阿久津
宏旨 今枝
Hiroshi Imaeda
宏旨 今枝
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Shigeru Komaba
繁 駒場
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Abstract

【課題】積層状態で提供されるシートを自動で供給し、使用者が他の構成部品に触れることなく衛生的にシートのみを取り出すようにする。【解決手段】シート移送機構10が、複数枚積層された状態で保持されたウェットシート群Sのうち、上層側のウェットシートS1から順に少なくとも1枚ずつ取り出し口に移送する移送手段12を有し、非接触で使用者の存在を検出するセンサ部30によって駆動部20が駆動する構成である。使用者の接近がセンサ部30によって非接触で検出されれば、積層状態で保持されたウェットシート群Sから、ウェットシートS1が通常1枚ずつ、あるいは2枚以上の所定枚数ずつ取り出し口まで自動的に移送される。使用者は、取り出し口に移送されたウェットシートS1のみを把持でき、容器等の構成部品に手で触れて押さえたりする必要がなく、衛生的である。【選択図】 図2

Description

本発明は、複数枚積層された状態で保持されたシート群から、シートを所定枚数ずつ取り出し、特に、ウェットシートの供給に適するシートディスペンサー及びシート移送機構に関する。
ウェットティッシュやウェットタオル等、紙や不織布等に薬液を含浸させたウェットシートは、通常、特許文献1に示したように、複数枚積層されて袋体内に収容され、該袋体の開口部に設けた蓋材を開閉して1枚ずつ取り出して使用される。また、特許文献2では、積層状態のウェットティッシュを密閉性の容器内に収容し、その内部に起立可能な部材を配置し、ウェットティッシュの減少に伴って、ウェットティッシュを底上げし、取り出しやすくする技術を開示している。一方、特許文献3では、ペーパータオルをロール状にして収容し、電動で所定量ずつ繰り出すものを開示している。
特開2014−196112号公報 特開2014−24589号公報 実開平7−11995号公報
ウェットシートは、薬液が含浸されたものであり、特許文献1及び特許文献2に示されたように、複数枚積層された状態で提供され、それを1枚ずつ取り出して使用するのが通常である。特許文献3のようにロール状のものであれば、回転させることで、連続して使用する長さに相当する分のペーパータオルを繰り出すことができ、電動式とすることも比較的容易である。しかし、ウェットシートは、上記のように薬液が含浸されていることもあり、薬液の乾燥対策が困難であったり、あるいは、そのための構造が複雑にならざるを得ないこと等の理由からロール状で提供されるものはほとんど知られていない。
その一方、特許文献1や特許文献2のように積層状態のウェットシートを開口部から1枚ずつ取り出す形式のものは、袋体や容器が軽量であり、ウェットシートを取り出そうとするとそれらが一緒に上昇してしまうため、袋体や容器を使用者が手で押さえている必要がある。個人使用のものであればよいが、公共施設、病院、デパート、飲食店、公園、列車、航空機など不特定の人が多数集まる場所のトイレ、洗面所あるいは飲食用のテーブルなどに設置されている場合、衛生面から容器等を手で押さえることに躊躇を覚えることもある。また、身体障害者の方や、赤ちゃんのおむつカバー交換中など片手しか使えない状況も考えられる。
本発明は上記に鑑みなされたものであり、積層状態で提供されるシートを自動で供給することができ、さらには、使用者が他の構成部品に触れることなく衛生的にシートのみを取り出すことができ、特にウェットシートの供給に適するシートディスペンサーを提供することを課題とする。また、本発明は、かかるシートディスペンサーに組み込んで自動化を図るのに適したシート移送機構を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明のシートディスペンサーは、本体ケース内に設けられ、複数枚のシートが積層された状態で保持されたシート群のうち、上層側のシートから順に少なくとも1枚ずつ取り出し口に移送するシート移送機構と、前記シート移送機構を動作させる駆動部と、使用者の存在を非接触で検出し、前記駆動部に検出信号を出力するセンサ部とを具備し、
前記シート移送機構が、前記シート群を保持するシートホルダーと、一方向に動作すると、前記シート群中のシートに、上層側から順に少なくとも1枚ずつ係合する係合爪を備え、前記係合爪により前記シートを係合した後、逆方向に動作して、前記係合爪から前記シートを離脱させ、前記取り出し口に前記シートを移送する移送手段とを備え、
前記センサ部からの検出信号によって前記駆動部が駆動すると、前記移送手段が動作し、前記シートホルダーに保持された前記シート群から前記シートが少なくとも1枚ずつ引き出され、前記シートが前記取り出し口を介して供給されることを特徴とする。
前記移送手段は、前記シートホルダーの上方に配置され、周面に、基部から先端部に向かって傾斜して突出する前記係合爪が設けられた回転ローラを備えて構成され、前記回転ローラが前記係合爪の傾斜方向に回転することにより、前記係合爪に前記シートを係合し、逆方向に回転することにより、前記係合爪から前記シートが離脱され、前記取り出し口を介して供給される構成であることが好ましい。
前記シートホルダーを上方に付勢するホルダー用弾性部材と、前記シート群から、少なくとも1枚のシートが前記係合爪に係合されて引き出された直後に、一時的に前記ホルダー用弾性部材の弾性に抗して前記シートホルダーを下方に変位させ、前記シート支持台上に残っている前記シート群を退避させるシート退避機構とをさらに有することが好ましい。
前記シートホルダー内に配置され、前記シート群を支持すると共に、前記シートホルダーの底面に対して支持台用弾性部材を介して上方に付勢されて配設されるシート支持台と、前記シート群中、最上層に位置する前記シートの前縁部を露出させた状態で、その後方寄りの範囲を被覆するシートカバーとを有し、前記移送手段の動作によって、前記シート支持台上の前記シート群から、前記シートが前記係合爪に係合されて少なくとも1枚ずつ引き出されると、引き出されたシートに相当する厚さ減少分、前記支持台用弾性部材により前記シート支持台が上方に変位し、常に、最上層に位置することになるシートが前記シートカバーに接する構成であることが好ましい。
下縁部を中心として上縁部が前記取り出し口に離接可能に設けられ、前記取り出し口を開閉する取り出し口扉をさらに有し、前記移送手段が動作して前記シートホルダーに保持された前記シート群から前記シートを少なくとも1枚ずつ引き出した後、前記取り出し口扉の上縁部が前記取り出し口から離間する前傾姿勢となるように動作し、前記シートが前記取り出し口を介して、前傾姿勢となった前記取り出し口扉の内面上に移送される構成であることが好ましい。
前記係合爪に前記シートを係合した状態で、前記移送手段が逆方向に動作する際に、前記シートの逆方向への移動を中途で規制する規制部材を備えていることが好ましい。
また、本発明のシート移送機構は、複数枚積層された状態で保持されたシート群を保持するシートホルダーと、一方向に動作すると、前記シート群中のシートに、上層側から順に少なくとも1枚ずつ係合する係合爪を備え、前記係合爪により前記シートを係合した後、逆方向に動作して、前記係合爪から前記シートを離脱させ、取り出し口に前記シートを移送する移送手段とを備えることを特徴とする。前記移送手段は、前記シートホルダーの上方に配置され、周面に、基部から先端部に向かって傾斜して突出する前記係合爪が設けられた回転ローラを備えて構成され、前記回転ローラが前記係合爪の傾斜方向に回転することにより、前記係合爪に前記シートを係合し、逆方向に回転することにより、前記係合爪から前記シートが離脱され、前記取り出し口を介して供給される構成とすることが好ましい。
本発明のシートディスペンサーによれば、シート移送機構が、複数枚積層された状態で保持されたシート群のうち、上層側のシートから順に少なくとも1枚ずつ取り出し口に移送する移送手段を有し、非接触で使用者の存在を検出するセンサ部によって駆動部が駆動する構成である。従って、使用者が手を近づけるなどしてその存在がセンサ部によって非接触で検出されれば、積層状態で保持されたシート群から、特に、積層状態で保持されることが一般的であるウェットシート群から、ウェットシート等のシートが通常1枚ずつ、あるいは2枚以上の所定枚数ずつ取り出し口まで自動的に移送される。使用者は、取り出し口に移送されたシートのみを把持でき、従来のように、ウェットシート等のシートを取り出すにあたって、容器等の構成部品に手で触れて押さえたりする必要がなく、衛生的である。このため、上記の各種施設、乗物などにおける不特定の人が集まる場所のトイレ、洗面所あるいは飲食用のテーブルなどに設置して用いると、衛生的で使用時の不快感もなくなる。
また、本発明のシート移送機構は、移送手段が、一方向に動作して少なくとも1枚のシートを係合し、逆方向に動作してシートを離脱させ、取り出し口に移送する係合爪を備えている。すなわち、係合爪をシートに対して離接するように動作させれば、シートを移送できるため、複数枚の積層状態で保持されたシート群に対して離接させることにより、該シートを上層側から順に移送することができ、複数枚積層された状態で保持されることが一般的であるウェットシートのようなシートを取り出し口まで移送するのに適している。従って、このシート移送機構は、駆動部及びセンサ部と組み合わせることにより、非接触で、ウェットシートの自動供給を実現するシートディスペンサーに用いるのに適している。
図1は、本発明の一の実施形態に係るシートディスペンサーの外観を示した斜視図である。 図2は、図1の分解斜視図である。 図3は、図2の透視図である。 図4(a)は、移送手段の斜視図であり、図4(b)は、図4(a)のギヤユニット側から見た側面図であり、図4(c)は、図4(a)の正面図である。 図5(a)は、使用者が手をシートディスペンサーに近づけた状態を示した斜視図であり、図5(b)は、ウェットシートが取り出されるときのシートディスペンサーを示した斜視図である。 図6(a)〜(f)は、上記実施形態のシートディスペンサー及びシート移送機構の作用を説明するための模式図である。 図7(a)〜(f)は、板状カム及び突出片の動きを説明するための模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて更に詳しく説明する。図1〜図3に示したように、本実施形態のシートディスペンサー1は、シート移送機構10、駆動部20、センサ部30及び取り出し口扉40を有して構成される。
シート移送機構10は、シートホルダー11及び移送手段12を備え、これらは、箱状の本体ケース2内に収容配設される。シートホルダー11は、ホルダーケース111、ホルダースタンド112、シート支持台113及びシートカバー114を有している。ホルダーケース111は、本体ケース2内に収まる大きさの上面開口の箱状に形成され、対向する2つの側面板111a,111aに上下方向に沿ってガイド溝111c,111cが形成されている。
ホルダースタンド112は、平面視で前方が開口側となる略コ字状の底面板112aと、ホルダーケース111の背面に位置するように略コ字状の底面板112aの連結辺の後縁から立ち上がる背面板112bと、略コ字状の底面板112aの対向する両側辺の外縁から立ち上がるガイド板112c,112cとを備え、本体ケース2の背面に開口された開口部2aを、該背面板112bで塞ぐように、本体ケース2内に収容される。ホルダーケース111は、このホルダースタンド112の背面板112bの手前側に配置され、ガイド溝111c,111cが、ホルダースタンド112のガイド板112c,112cに嵌め合わせて配置される。ホルダーケース111の底面と、本体ケース2の底面2dとの間には、コイルスプリング等のホルダーケース用弾性部材115が配設されており、これにより、ホルダーケース111は上方に付勢されている。従って、ホルダーケース111は、下方に押圧する力が加わると、ガイド板112c,112cに沿って下降し、下方に押圧する力が解除されると、ホルダーケース用弾性部材115により、ガイド板112c,112cに沿って上昇する(図6参照)。
ホルダーケース111を下方に押圧する機構は任意である。本実施形態では、側面板111a,111aにおけるガイド溝111c,111cの前方において、上縁部より上方に突出する突出片111d,111dを設け、この突出片111d,111dを、後述する回転ローラ121の軸方向の両端部に配置される板状カム121c,121cに設けた円弧状切り欠き部121d,121dと円弧状作用部121e,121eによって下方に押圧する機構を採用しているが、その詳細は後述する。
なお、本実施形態では、本体ケース2の背面に開口部2aを形成し、この開口部2aを通じてホルダーケース111及びホルダースタンド112を収容している。このようにすることで容易に取り外し可能となり、メンテナンス作業等の便宜を図ることができる。但し、本体ケース2内でホルダーケース111を昇降可能に支持する手段としては、ホルダースタンド112を用いた構成に限定されるものではなく、本体ケース2の内面にガイド板を設けるなどして、開口部2aを形成せず、また、ホルダースタンド112を用いない構成とすることもできる。
シート支持台113は、ホルダーケース111内に収容され、四隅に、ホルダーケース111の内面に接して転動するガイドローラ113a,113bが設けられている。このうち3つの隅には上下に隣接して2つずつのガイドローラ113a,113bが設けられているが、残りの1つの隅には、下方のガイドローラ113bのみが設けられている。この残りの1つの隅のガイドローラ113bは、ホルダーケース111における対向する内面に突設したストッパ113cに当接し、シート支持台113の上昇位置が規制されるようになっている。シート支持台113の上面には、供給対象のシートが積層状態のシート群として、本実施形態では、ウェットティッシュ、ウェットタオルなどのウェットシートS1,S2が複数枚積層された状態のウェットシート群Sとして載置される。ウェットシート群Sは、通常、数十枚から数百枚のウェットシートS1,S2が積層された状態で密閉袋に収容されて提供されるため、この密閉袋からウェットシート群Sを取り出して、複数枚積層された状態でシート支持台113上にセットされる。
シートカバー114は、シート支持台113上にセットされたウェットシート群Sのうち、最上層のウェットシートS1に接するように配設される。本実施形態では、後述のように、移送手段12を構成する回転ローラ121が最上層のウェットシートS1の前縁部S1aに接することができる位置に配設されるため、シートカバー114は、ウェットシートS1のうち、回転ローラ121が接する前縁部S1aよりも後方寄りの範囲S1bを被覆できる大きさで形成される。
シート支持台113は、その下面とホルダーケース111の底面との間に配設されたコイルスプリング等の支持台用弾性部材113dにより弾性的に支持されている。そのため、ウェットシート群Sをセットすると、その積層枚数に応じて該支持台用弾性部材113dが収縮し、ウェットシート群Sは、側面板111a,111a、前面板111b及び背面板111eに取り囲まれてホルダーケース111内に位置することになり、乾燥が防止される。また、支持台用弾性部材113dは、シート支持台113を上方に付勢しているため、最上層のウェットシートS1は、常にシートカバー114にその弾性力に応じて押し付けられ、回転ローラ121によりウェットシートS1が引き出させる際、ウェットシートS1が所定枚数以上、例えば、1枚ずつ移送する場合に2枚以上、一緒に重なったまま移送されることを防止する抵抗となる。また、シートカバー114は、ホルダーケース111と共にウェットシートS1,S2を含むウェットシート群Sの乾燥防止の機能を果たす。
移送手段12は、本体ケース2の側面間に掛け渡されて回転可能に支持される回転軸121aと、該回転軸121aに支持される筒部121bとを有する回転ローラ121を備えて構成される。回転ローラ121の筒部121bの周面には、係合爪122が設けられている。回転ローラ121は、シートカバー11の上方、具体的には、ホルダーケース111の上方かつシートカバー114の前方であって、シートカバー114から前縁部S1aが露出しているウェットシートS1に、筒部121bの周面に設けられた係合爪122が接触する位置に取り付けられる。より正確には、回転ローラ121は、筒部121bの周面に設けられた係合爪122によって、ウェットシートS1を所定枚数、例えば、1枚のみ係合する程度のくい込み深さで接触するように、筒部121bの直径等を考慮して本体ケース2の所定の位置に取り付けられる。
係合爪122は、回転ローラ121が一方向に回転すると、所定枚数、例えば最上層の1枚のウェットシートS1のみに係合し、シート支持台113上の積層状態のウェットシート群Sから、該最上層のウェットシートS1のみを引き出すことができる一方で、ウェットシートS1を引っかけた状態で逆方向に所定量回転すると、あるいは、所定量回転すると共にウェットシートS1が後述の規制部材に当接すると、ウェットシートS1の係合状態が解除される機能を果たすものであれば、その形状、大きさ、回転ローラ121からの立ち上げ高さ等は何ら限定されるものではない。本実施形態の係合爪122は、ウェットシートS1を係合する際の回転ローラ121の回転方向に沿って、回転ローラ121の周面から僅かに離間する程度(約0.5〜1.5mmの範囲)に傾斜して突出し、かつ、周面との境界の基部よりも先端部122aが尖鋭に形成され、周面との境界である基部を底辺とした略三角形状に形成されている(図4参照)。先端部122aが回転ローラ121の周面から僅かに離間しているだけであるため、回転ローラ121が係合爪122が突出している一方向(傾斜方向)に回転してウェットシートS1を係合する際は、先端部122aがウェットシートS1に僅かに刺さって引っかかるが、逆方向に回転した際、ウェットシートS1は先端部122aから比較的速やかに離脱する。なお、ウェットシートS1の後方寄りの範囲S1bは、シートカバー114により被覆されているため、ウェットシートS1は、その前縁部1aのみが係合爪122に係合される。また、ウェットシートS1は、軽量であり、係合爪122によって1箇所でも係合されていれば引き出されるため、前縁部1aといっても、ウェットシートS1の幅方向の全てではなく、例えば、幅方向中央付近の一部のみがシートカバー114により被覆されていない部位とすることもできる。シートカバー114による被覆面積をより大きくすることで、ウェットシート群Sの乾燥防止機能をより高めることができる。
回転ローラ121は、図4に示したように、筒部121bの両端部に隣接して回転軸121aに支持される板状カム121c,121cを備えている。この板状カム121c,121cは、円周に沿った所定の弧長の円弧に相当する分が切り欠かれた円弧状切り欠き部121d,121dと、この円弧状切り欠き部121d,121dに相当する円弧の分を除いた弧長を有し、相対的に外方に突出する円弧状作用部121e,121eとを備えている。なお、円弧状切り欠き部121d,121dは、その円弧に沿った一端が最も深く、他端に向かうに従って徐々に浅くなっており、やがて円弧状作用部121e,121eの外周に一致する形状に形成されている。板状カム121c,121cは、ホルダーケース111の各側面板111a,111aに設けた突出片111d,111dに対応する位置に設けられる。回転ローラ121の回転前の初期位置においては、図7(a)に示したように、円弧状切り欠き部121d,121dがホルダーケース111の突出片111d,111dに対応している。そのため、突出片111d,111dが円弧状切り欠き部121d,121dの最も深い位置に対応し、ホルダーケース111の上死点はその位置となる(図6(a)参照)。この状態から回転ローラ121が回転すると、図7(b)に示したように、突出片111d,111dの、該円弧状切り欠き部121d,121dの円周方向に対する位置が徐々に浅くなって、下方に押圧され、ホルダーケース111は下降していく(図6(b)参照)。回転ローラ121がさらに回転すると、図7(c)に示したように、突出片111d,111dは、円弧状切り欠き部121d,121dから離脱し、板状カム121c,121cの円弧状作用部121e,121eが突出片111d,111dに接触するため、突出片111d,111dはさらに下方に押圧され、ホルダーケース111は下降していく(図6(c)参照)。その後、板状カム121c,121cが逆方向に回転すると突出片111d,111dは、図7(d)の円弧状切り欠き部121d,121dに対応した位置から、図7(e)に示したように再び円弧状切り欠き部121d,121dに対応し、回転に伴って浅い位置から深い位置への対応する部位が変化していき、ホルダーケース111はそれに伴って上昇し、やがて、図7(f)に示したように上死点まで復帰する(図6(d)〜(f)参照)。なお、本実施形態では、板状カム121c,121c、突出片111d,111d及びホルダーケース用弾性部材115を含む部材により、請求項に規定したシート退避機構が構成される。
回転ローラ121の回転軸121aの一方の端部には、複数のギヤの組み合わせからなるギヤユニット123が配設され、該ギヤユニット123を介してモータからなる駆動部20に連結されている。従って、駆動部20が駆動すると該ギヤユニット123により適宜に減速され、回転軸121aが所定の速度で回転する。駆動部20は、駆動後、所定の回転角度正転し、それにより回転ローラ121が一方向に回転する。本体ケース2の一方の側面板の内面における、回転ローラ121の一端側の板状カム121c付近に対応する位置には、リミットスイッチ35が設けられている(図5(a),(b)参照)。一端側の板状カム121cの外面には、図4に示したように突起部121fが突設されており、回転ローラ121が所定量回転すると、該突起部121fによってリミットスイッチ35がON又はOFFされ、その信号により、駆動部20が逆回転し、回転ローラ121が逆方向に回転する。センサ部30は、赤外線や超音波などを利用した人感センサ部が用いられ、本実施形態では駆動部20と共に、本体ケース2の上部付近に設けられている。センサ部30の上方は、本体ケース2の上面開口に装着される透明な蓋部材31によって被覆され、使用者の手等が近づくとその所在を検出し、その検出信号が駆動部20に送信されて駆動部20が駆動する。なお、センサ部30はかかる機能を果たす限り、シートディスペンサー1における取り付け位置、あるいはその種類は限定されるものではない。
ここで、ホルダーケース111の前面板111bは、図6に示したように、本体ケース2の前面板2bとの間に、ウェットシートS1が通過可能な隙間Gを形成し得る位置に設けられている。回転ローラ121が一方向に回転してウェットシートS1の前縁部S1aに係合爪122が引っかかって引き出され(図6(a),(b)参照)、その後、回転ローラ121が逆方向に回転すると該ウェットシートS1は係合爪122から離脱するが、係合爪122から離脱せずにそのまま逆方向に引き戻されようとしても、該ウェットシートS1が前面板111bに接触し(図6(d)参照)、ウェットシートS1がそれ以上逆方向に引き戻されないようにする規制部材として機能する。
本体ケース2の前面板2bには取り出し口2cが開口されており、係合爪122から離脱したウェットシートS1は、ホルダーケース111の前面板111bと本体ケース2の前面板2bとの隙間Gに落下する(図6(e)参照)。駆動部20による正転方向の回転量、すなわち、回転ローラ121がウェットシートS1の引き出し方向(一方向)に回転する量は、ウェットシートS1の引き出し方向後端縁S1cが、ホルダーケース111の前面板111bと本体ケース2の前面板2bとの隙間Gに位置するまでとなるように設定される(図6(c)の位置)。係合爪122は、ウェットシートS1の前縁部S1aのみに係合するため、その時点まで回転すると、2つの前面板111b及び2bの隙間Gにおいて、ウェットシートSの引き出し方向後端縁S1cが垂れ下がった状態となり、その位置から逆方向に回転した場合には、垂れ下がったウェットシートS1の重みで係合の度合いが弱くなり、係合爪122から前縁部S1aが離脱する。また、係合爪122の先端部122aが下方に向いた時点でウェットシートS1が離脱せず、そのまま逆方向に引き戻されようとした場合には、上記の規制部材であるホルダーケース111の前面板111bに接触して係合爪122から離脱する(図6(d)参照)。そして、係合爪122から離脱したウェットシートS1は、引き出し方向後端縁S1cを下側に向け、その各面が、2つの前面板111b及び2bにそれぞれ対面する姿勢となって落下する(図6(e)参照)。そのため、本体ケース2の前面板2bに形成する取り出し口2cを、ウェットシートS1の平面形状と略同形状で、その平面積とほぼ同じか若干大きな面積で形成しておければ、落下したウェットシートS1は、取り出し口2cから外方に取り出し可能となる(図6(f)参照)。
取り出し口扉40は、下縁部40aが取り出し口2cの下部に軸支され、該下縁部40aを中心として上縁部側が取り出し口2cに対して離接し、所定の角度の範囲で前方に傾倒可能に設けられている。取り出し口扉40は、下縁部40aに設けたギヤ40bに噛合するラック41aと、出力ギヤ41bが該ラック41aに噛合する扉用駆動部41によって開閉動作される。ここで、上記のリミットスイッチ35は、回転ローラ121が所定量一方向に回転してON又はOFFされると、駆動部20に回転ローラ121を逆方向に回転させる信号を出力するが、このリミットスイッチ35は同時に、扉用駆動部41に駆動信号を出力する。この駆動信号が出力されると、出力ギヤ41b、ラック41aを介してギヤ40bを回転させ、取り出し口扉40を前方に傾倒させる。これにより、前方に傾倒するタイミングが、ウェットシートS1が取り出し口2cに落下する直前となり、取り出し口扉40の開放時間が短くて済み、シートディスペンサー1内のウェットシート群Sの乾燥防止に寄与する。また、扉用駆動部41は、タイマーにより設定時間が経過すると、逆転動作し、取り出し口扉40を閉鎖方向に動作させる。なお、取り出し口2cと、取り出し口2cに対して開閉する取り出し口扉40との間の僅かな隙間、あるいは、上記本体ケース2の開口部2aとホルダースタンド112との間の僅かな隙間など、開閉可能な部位における隣接する構成部品間の隙間は、気密性を高め、ウェットシート群Sの乾燥を防止するため、ゴムパッキンなどを介在させておくことが好ましい。
ウェットシートS1は、上記のように、引き出し方向後端縁S1cを下側に向けた姿勢で落下するが、取り出し口2cが該ウェットシートS1の平面積以上の面積で開口されているため、取り出し口扉40が、所定の角度前方へ傾倒している状態では、取り出し口2cを経由して、ウェットシートS1が前傾状態の取り出し口扉40の内面40c上に落下する。使用者は、この落下したウェットシートS1を取り出す。取り出し口扉40の前方への傾倒角度は、取り出し口扉40の内面40cでウェットシートS1を受け止めることができると共に、使用者が手で取り出しやすい角度となるように設定される。また、取り出し口扉40の内面40cのウェットシートS1を使用者が手で取り出す際に、取り出し口扉40に接触しないよう、取り出し口扉40には、上縁から切り欠かれるように形成された略半円形の切り欠き部40dを形成しておくことが好ましい(図1〜図3、図5参照)。なお、本実施形態のように切り欠き部40dを設けると、仮に上記のように取り出し口2cと取り出し口扉40との間の僅かな隙間等にゴムパッキンを配設したとしても、気密性がある程度損なわれる可能性がある。そこで、気密性機能を優先する場合には、この切り欠き部40dを形成しない構造とすることも可能である。
次に、本実施形態に係るシートディスペンサー1の作用を説明する。図5(a)に示したように、使用者が本実施形態のシートディスペンサー1に近づき、センサ部30に手等をかざす。センサ部30がそのことを検出すると、駆動部20が正転し、ギヤユニット123により適宜に減速されて回転ローラ121が一方向(図6(a)〜(c)の矢印A方向)に回転する。係合爪122が先端部122aが一方向に突出しているため、一方向に回転すると、図6(a)に示したように、ウェットシートS群中、シートカバー114に被覆されずに露出している最上層のウェットシートS1の前縁部S1aに係合する。そのまま同方向に回転すると、図6(b)に示したように、最上層のウェットシートS1のみを同方向に引き出して巻き取っていく。
このとき、回転ローラ121の回転と共に、板状カム121c,121cの円弧状作用部121e,121eがシートホルダー111の突出片111d,111dを下方に押圧し(図7(a)〜(c)参照)、図6(c)に示したように、シートホルダー111を下降させる。これにより、上層側から2枚目のウェットシートS2以下の残存する積層されたウェットシート群Sが下方に退避され、複数枚取りが防止される。
駆動部20は、ウェットシートS1を、図6(c)に示したように、その引き出し方向後端縁S1cが、ホルダーケース111の前面板111bと本体ケース2の前面板2bとの隙間Gに位置するまで巻き取るように回転し、その位置に至ると上記のリミットスイッチ35が操作されて逆転動作する。駆動部20が逆転すると、回転ローラ121が逆方向(図6(d),(e)の矢印B方向)に回転する。逆方向に回転すると、ウェットシートS1は、図6(d)に示したように、引き出し方向後端縁S1cを下側に向け、次第に回転ローラ121の周面から離れていき、その各面が、2つの前面板111b及び2bにそれぞれ対面する姿勢で、下方へと変位していく。逆方向への回転により係合爪122の先端部122aが下向きになっていくと共に、ウェットシートS1における回転ローラ121に巻き付いていた面積が減少していくため、自重によって該ウェットシートS1は係合爪122から離脱する。係合爪122に係合している前縁部S1aが離脱しない場合でも、回転ローラ121がさらに逆方向に回転していくに伴い、規制部材であるホルダーケース111の前面板111bに近づいて該前縁部S1a付近が接触し、ウェットシートS1は強制的に係合爪122から離脱する。
一方、回転ローラ121が上記のように逆方向に回転し始める時点で、上記のリミットスイッチ35からの信号を受けて取り出し口扉40は前傾して開口している。そのため、図6(e),(f)に示したように、係合爪122から離脱したウェットシートS1は、該取り出し口扉40の内面40a上に落下する。使用者は、ウェットシートS1をその位置から取り出せば、該ウェットシートS1を使用できる(図5(b)参照)。その後、タイマーで一定時間経過すると、扉用駆動部41が逆方向に動作して取り出し口扉40が閉じられる。
ウェットシートS1が1枚減ると、すなわち、最上層のウェットシートS1が回転ローラ121に巻き付いて、その引き出し方向後端縁S1cが隙間Gに至った図6(c)の段階になると、ホルダーケース111内の支持台用弾性部材113dの復元力によりシート支持台113は、減った厚さに相当する分上昇する。これにより、この時点で最上層になっているウェットシートS2が、シートカバー114の下面に押し付けられた状態となっている。従って、ウェットシートS1を取り出した後は、新たな使用者が手等をセンサ部40に近づけると、最上層に位置しているウェットシートS2が上記の過程と同様に取り出されることになる。
本実施形態によれば、使用者は、シートディスペンサー1に一切触れることなく、ウェットシートS1のみを取り出すことができ、衛生的であり、不特定多数の人が集まる施設におけるトイレ等に設置しても快適に使用できる。
なお、上記実施形態では、回転ローラ121に係合爪122を設けた移送手段を有するシート移送機構10を採用している。回転ローラ121を採用し、その周面に設けた係合爪122であれば、回転ローラ121を一方向と逆方向に回転させることにより、ウェットシートS1の係合と係合解除の動作を容易に行うことができ、積層状態で収容されるウェットシート群Sから所定枚数ずつ、特に、1枚ずつ取り出すのに適している。しかしながら、積層状態で収容されるシート群から所定枚数ずつ自動的に取り出すことができる機構であれば、上記実施形態のシート移送機構以外のものも本発明に含まれる態様である。
また、上記実施形態のシート移送機構10は、駆動部20及びセンサ部30を併用して、自動的にウェットシート群SからウェットシートS1,S2を所定枚数ずつ取り出しているが、シート移送機構10自体は、積層状態のシート群から所定枚数のシートを簡易かつ確実に取り出せるという特徴があり、センサ部30を有さず、スイッチボタンを操作して駆動部20を駆動させるタイプ、あるいは、回転ローラ121を手動で回転させるタイプにおいて使用することも可能である。但し、衛生面等を考慮すると、上記のように駆動部20及びセンサ部30と組み合わせた構成が好ましいことはもちろんである。また、上記実施形態のウェットシートとしては、濡れタオル、濡れガーゼなどの繊維であってもよい。さらに、上記実施形態で例示したウェットシートに限らず、回転ローラに巻き付く柔軟性があれば乾燥した不織布、繊維などにも適用可能である。また、本発明は、不特定の人の利用に供されるトイレ、洗面所等のほか、衛生面でより高い配慮が必要となる医療現場、介護施設、レストランの厨房などでの使用にも適している。また、室温のシートのみではなく、スチーマーなどの機能を追加すれば温かいシートを提供することも可能である。
1 シートディスペンサー
2 本体ケース
2c 取り出し口
10 シート移送機構
11 シートホルダー
111 ホルダーケース
111d 突出片
112 ホルダースタンド
113 シート支持台
114 シートカバー
12 移送手段
121 回転ローラ
121c 板状カム
122 係合爪
20 駆動部
30 センサ部
40 取り出し口扉
41 扉用駆動部

Claims (8)

  1. 本体ケース内に設けられ、複数枚のシートが積層された状態で保持されたシート群のうち、上層側のシートから順に少なくとも1枚ずつ取り出し口に移送するシート移送機構と、
    前記シート移送機構を動作させる駆動部と、
    使用者の存在を非接触で検出し、前記駆動部に検出信号を出力するセンサ部と
    を具備し、
    前記シート移送機構が、
    前記シート群を保持するシートホルダーと、
    一方向に動作すると、前記シート群中のシートに、上層側から順に少なくとも1枚ずつ係合する係合爪を備え、前記係合爪により前記シートを係合した後、逆方向に動作して、前記係合爪から前記シートを離脱させ、前記取り出し口に前記シートを移送する移送手段と
    を備え、
    前記センサ部からの検出信号によって前記駆動部が駆動すると、前記移送手段が動作し、前記シートホルダーに保持された前記シート群から前記シートが少なくとも1枚ずつ引き出され、前記シートが前記取り出し口を介して供給されることを特徴とするシートディスペンサー。
  2. 前記移送手段は、
    前記シートホルダーの上方に配置され、周面に、基部から先端部に向かって傾斜して突出する前記係合爪が設けられた回転ローラを備えて構成され、
    前記回転ローラが前記係合爪の傾斜方向に回転することにより、前記係合爪に前記シートを係合し、逆方向に回転することにより、前記係合爪から前記シートが離脱され、前記取り出し口を介して供給される請求項1記載のシートディスペンサー。
  3. 前記シートホルダーを上方に付勢するホルダー用弾性部材と、
    前記シート群から、少なくとも1枚のシートが前記係合爪に係合されて引き出された直後に、一時的に前記ホルダー用弾性部材の弾性に抗して前記シートホルダーを下方に変位させ、前記シート支持台上に残っている前記シート群を退避させるシート退避機構とをさらに有する請求項1又は2記載のシートディスペンサー。
  4. 前記シートホルダー内に配置され、前記シート群を支持すると共に、前記シートホルダーの底面に対して支持台用弾性部材を介して上方に付勢されて配設されるシート支持台と、
    前記シート群中、最上層に位置する前記シートの前縁部を露出させた状態で、その後方寄りの範囲を被覆するシートカバーと
    を有し、
    前記移送手段の動作によって、前記シート支持台上の前記シート群から、前記シートが前記係合爪に係合されて少なくとも1枚ずつ引き出されると、引き出されたシートに相当する厚さ減少分、前記支持台用弾性部材により前記シート支持台が上方に変位し、常に、最上層に位置することになるシートが前記シートカバーに接する構成である請求項1〜3のいずれか1に記載のシートディスペンサー。
  5. 下縁部を中心として上縁部が前記取り出し口に離接可能に設けられ、前記取り出し口を開閉する取り出し口扉をさらに有し、
    前記移送手段が動作して前記シートホルダーに保持された前記シート群から前記シートを少なくとも1枚ずつ引き出した後、前記取り出し口扉の上縁部が前記取り出し口から離間する前傾姿勢となるように動作し、前記シートが前記取り出し口を介して、前傾姿勢となった前記取り出し口扉の内面上に移送される請求項1〜4のいずれか1に記載のシートディスペンサー。
  6. 前記係合爪に前記シートを係合した状態で、前記移送手段が逆方向に動作する際に、前記シートの逆方向への移動を中途で規制する規制部材を備えている請求項1〜5のいずれか1に記載のシートディスペンサー。
  7. 複数枚積層された状態で保持されたシート群を保持するシートホルダーと、
    一方向に動作すると、前記シート群中のシートに、上層側から順に少なくとも1枚ずつ係合する係合爪を備え、前記係合爪により前記シートを係合した後、逆方向に動作して、前記係合爪から前記シートを離脱させ、取り出し口に前記シートを移送する移送手段と
    を備えることを特徴とするシート移送機構。
  8. 前記移送手段は、
    前記シートホルダーの上方に配置され、周面に、基部から先端部に向かって傾斜して突出する前記係合爪が設けられた回転ローラを備えて構成され、
    前記回転ローラが前記係合爪の傾斜方向に回転することにより、前記係合爪に前記シートを係合し、逆方向に回転することにより、前記係合爪から前記シートが離脱され、前記取り出し口を介して供給される請求項7記載のシート移送機構。
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