JP3204114B2 - 真空試験装置 - Google Patents

真空試験装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空試験装置に係
り、例えば真空中で試料に表面処理を行いそれを真空雰
囲気中でそのまま分析を行うものに好適な真空試験装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】トライボロジー研究のための試験装置や
半導体製造装置の分野では、材料表面を原子レベルで観
察する技術が要求されるようになり、X線光電子分光分
析装置,オージェ電子分光装置など多くの観察技術が提
供され、且つ威力を発揮している。しかし、これらの分
析装置は、高真空中でなければ表面を観察できず、十分
な結果を得ようとすると10~9Pa相当の真空度が必要
である。この真空度を安定して得るために例えば半導体
製造の分野ではウエハ導入室,ウエハ交換室,評価室,
中間室,成長室から構成される半導体プロセス装置が知
られている(例えば特開平7−94571号公報参照)。
【0003】しかしながら、この場合、ウエハの温度制
御,複数ウエハの評価,複数評価装置での評価は行われ
ていない。また、トライボロジー研究のための試験装置
では、例えば宇宙空間での潤滑剤の振る舞いや劣化等を
観察するために高真空中にて原子状酸素の照射を行い、
その後X線光電子分光分析装置でのその場観察が可能な
ものがある。しかし、いずれの試験装置も一種類の照射
試験を行い、1種類の分析装置で表面分析を行う物だっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】真空中で一種類の照射
試験を行い、一種類の分析装置で分析を行うという従来
の装置では、実際の宇宙空間で発生している数種類の照
射要素の相互作用を試験することが不可能であった。ま
た、従来の真空試験装置,半導体製造装置では、1つの
試料又はウエハが対象であり、複数の試料又はウエハを
同時に試験し評価する装置ではなかった。
【0005】本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、複
数の試料を複数の照射要素に曝すことが可能で、且つ、
照射後の複数の試料を複数の分析装置でその場観察が可
能な真空試験装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】大気中より複数の試料を
設置したトレーを真空中に搬入する容器と、真空中で試
料に加熱を行う容器と、真空中で試料に対し表面処理を
行う容器と、真空中で複数の試料を設置したトレーから
試料を取り出す容器と、真空中で複数の分析装置に試料
を搬送する容器と、真空中で試料の分析を行う複数の容
器と、真空中より試料を大気中に搬出する容器とで構成
され、真空中で試料に加熱を行う容器に、大気中より複
数の試料を設置したトレーを真空中に搬入する容器と、
真空中で試料に対し表面処理を行う容器と、真空中で複
数の試料を設置したトレーから試料を取り出す容器を接
続し、真空中で複数の試料を設置したトレーから試料を
取り出す容器に、真空中で複数の分析装置に試料を搬送
する容器を接続し、真空中で複数の分析装置に試料を搬
送する容器に、真空中で試料の分析を行う複数の容器
と、真空中より試料を大気中に搬出する容器を接続する
ようにした。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図1に示した実施例に基づき
本発明を詳細に説明する。
【0008】本実施例の真空試験装置は、試料搬入室1
0と、中間チャンバ20と、照射チャンバ30と、中間
チャンバ40と、磁気浮上搬送装置50と、分析装置6
1〜63,試料搬出室70とで構成され、それぞれの部
屋間にゲート弁101〜108を設置している。部屋間の
試料の搬送は直線搬送機201〜207で行う。
【0009】本実施例の真空試験装置の動作について説
明する。
【0010】この真空試験装置で試験を行う場合は、ゲ
ート弁101〜108を閉め、中間チャンバ20と、照
射チャンバ30と、中間チャンバ40と、磁気浮上搬送
装置50と、分析装置61〜63を所定の真空度、例え
ば真空度10~7Paまで排気する。その後、アクセスド
ア301より試料搬入室10へ複数の試料が乗ったトレ
ーを搬入し試料搬入室10を所定の真空度、例えば真空
度10~5Paまで排気した後、ゲート弁101を開き直
線搬送機201でトレーを中間チャンバ20に搬送す
る。トレーを中間チャンバ20に搬送後、弁101を閉
め試料搬入室10を遮断する。中間チャンバ20で試料
及びトレーのアウトガス除去、即ちベーキングを行った
後、ゲート弁102,103を開け直線搬送機202で
トレーを照射チャンバ30へ搬送する。そして、ゲート
弁103を閉め照射チャンバ30で試験を行う。照射チ
ャンバ30での試験は宇宙環境を想定し試料を−150
〜100℃間で制御しながら宇宙空間中に存在する紫外
線,電子線等の単一又は複合照射を行う。試験が終わっ
たらゲート弁102,103を開け直線搬送機202でト
レーを中間チャンバ20を通過して中間チャンバ40へ
搬送する。分析装置61〜63ではそれぞれ一つの試料
しか分析できないため、図2に示す如き構造を持つ中間
チャンバ40でトレーより試料を1つずつ取り出しゲー
ト弁104を開け、直線搬送機203で磁気浮上搬送装
置50へ試料を搬送する。その後、分析装置61〜63
のいずれかを選択し試料を選択した分析装置へ搬送す
る。例えば分析装置61を選択した場合、磁気浮上搬送
装置50で分析装置61の位置まで試料を搬送し、ゲー
ト弁105を開き直線搬送機204で試料を分析装置6
1へ搬送する。そして、ゲート弁105を閉め分析を開
始する。同様の手順で他の分析装置へも試料の搬送が可
能である。1つの試料に対する分析が全て終了した後、
試料を磁気浮上搬送装置50で試料搬出室70の位置ま
で搬送し、ゲート弁108を開き直線搬送機207で試
料搬出室70へ搬送する。その後ゲート弁108を閉め
試料をアクセスドア302より真空外へ搬出する。尚試
料を試料搬出室70へ搬送するときはゲート弁104〜
107は閉とし、試料搬出室70を真空度10~5Paに
排気しておく。全ての試料の分析,搬出が終了後、トレ
ーは中間チャンバ40より中間チャンバ20へ直線搬送
機202で搬送しゲート弁102,103を閉め、ゲー
ト弁101を開き直線搬送機201により試料導入室へ
搬送される。その後、ゲート弁101を閉めトレーはア
クセスドア301より真空外へ取り出される。
【0011】次に図2に示した中間チャンバ20につい
て説明する。
【0012】中間チャンバ20は、トレーを固定するマ
ウント21と、マウント21をXY方向に動かすXYス
テージ22と、試料固定具を取り外す治具23と、試料
を取り出す試料把持具24より構成される。
【0013】中間チャンバ20の動作について説明す
る。
【0014】トレーをマウント21へ直線搬送機202
で挿入し固定する。次にXYステージで取り出したい試
料を治具23の真下になる様に位置合わせする。その後
試料固定具を治具23で取り外し、試料把持具24で試
料を取り出す。尚、試料の温度制御を行うためトレーと
試料を所定の面圧で固定する必要があり、試料固定具を
用いて所定の面圧を得ている。
【0015】この実施例の効果について述べる。
【0016】照射チャンバで試料を宇宙空間と同様の環
境に曝し、その後そのまま真空中を搬送し、試料の分析
を3種類の分析装置で行うことが可能である。
【0017】更に、試料搬入室10と中間チャンバ2
0、中間チャンバ20と照射チャンバ30間の搬送を別
々の直線搬送機201,202で行い、ゲート弁101
で試料搬入室10と中間チャンバ20を遮断することに
より、試料の照射試験から分析までを真空度10~7Pa
の雰囲気中で行うことが可能である。
【0018】また、磁気浮上搬送装置50を使用するこ
とにより真空度10~7Paの雰囲気中での試料の長距離
搬送が可能となり、分析装置の台数を任意に設定するこ
とが可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、大気中より複数の試料を設置したトレーを真空中に
搬入する容器と、真空中で試料に加熱を行う容器と、真
空中で試料に対し表面処理を行う容器と、真空中で複数
の試料を設置したトレーから試料を取り出す容器と、真
空中で複数の分析装置に試料を搬送する容器と、真空中
で試料の分析を行う複数の容器と、真空中より試料を大
気中に搬出する容器とで構成され、真空中で試料に加熱
を行う容器に、大気中より複数の試料を設置したトレー
を真空中に搬入する容器と、真空中で試料に対し表面処
理を行う容器と、真空中で複数の試料を設置したトレー
から試料を取り出す容器を接続し、真空中で複数の試料
を設置したトレーから試料を取り出す容器に、真空中で
複数の分析装置に試料を搬送する容器を接続し、真空中
で複数の分析装置に試料を搬送する容器に、真空中で試
料の分析を行う複数の容器と、真空中より試料を大気中
に搬出する容器とを接続したものであるから、複数の試
料を複数の照射要素に曝すことを可能とし、且つ、照射
後の複数の試料を複数の分析装置でその場観察を可能と
した真空試験装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空試験装置の一実施例を示す平面図
である。
【図2】本発明の真空試験装置の一実施例における中間
チャンバを示す要部断面側面図である。
【符号の説明】
10…試料搬入室、20,40…中間チャンバ、21…
マウント、22…XYステージ、23…治具、24…試
料把持具、25…XYZステージ、26…回転導入機、
27〜29…観察窓、30…照射チャンバ、50…磁気
浮上搬送装置、61〜63…分析装置、70…試料搬出
室、101〜108…ゲート弁、201〜207…直線
搬送機、301,302…アクセスドア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−74477(JP,A) 特開 平7−94571(JP,A) 特開 平5−259259(JP,A) 特開 昭63−229836(JP,A) 特開 平6−342837(JP,A) 特開 平8−111449(JP,A) 特開 平4−352447(JP,A) 特開 昭56−112692(JP,A) 特開 平2−265255(JP,A) 尾高憲二、”10−10Pa極高真空への 試料導入”、KEK Proceedi ngs、平成4年、92−4、p.403− 414 尾高憲二、高橋主人、上田新次郎、" 極高真空への試料導入の検討”、真空、 日本真空協会、平成5年、第36巻、第5 号、p.481−489 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 1/00 - 1/44 H01L 21/66 - 21/68 G01N 23/227 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の試料を設置したトレーを大気中より
    真空中に搬入する容器と、 真空中で試料に加熱を行う容器と、 真空中で試料に対し表面処理を行う容器と、 真空中で複数の試料を設置したトレーから試料を取り出
    す容器と、 真空中で複数の分析装置に試料を搬送する容器と、 真空中で試料の分析を行う複数の容器と、 真空中より試料を大気中に搬出する容器とを備え、 前記真空中で試料に加熱を行う容器に、大気中より複数
    の試料を設置したトレーを真空中に搬入する容器と、真
    空中で試料に対し表面処理を行う容器と、真空中で複数
    の試料を設置したトレーから試料を取り出す容器とが接
    続されると共に、 前記真空中で複数の試料を設置したトレーから試料を取
    り出す容器に、真空中で複数の分析装置に試料を搬送す
    る容器が接続され、かつ、真空中で複数の分析装置に試
    料を搬送する容器に、真空中で試料の分析を行う複数の
    容器と、真空中より試料を大気中に搬出する容器とが接
    続されたことを特徴とする真空試験装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
尾高憲二、"10−10Pa極高真空への試料導入"、KEK Proceedings、平成4年、92−4、p.403−414
尾高憲二、高橋主人、上田新次郎、"極高真空への試料導入の検討"、真空、日本真空協会、平成5年、第36巻、第5号、p.481−489

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