JP3203994B2 - 軸流送風機 - Google Patents

軸流送風機

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JP3203994B2
JP3203994B2 JP26738294A JP26738294A JP3203994B2 JP 3203994 B2 JP3203994 B2 JP 3203994B2 JP 26738294 A JP26738294 A JP 26738294A JP 26738294 A JP26738294 A JP 26738294A JP 3203994 B2 JP3203994 B2 JP 3203994B2
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尚史 池田
憲和 石川
敦史 枝吉
勝久 大蔦
康雄 廣中
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/26Rotors specially for elastic fluids
    • F04D29/32Rotors specially for elastic fluids for axial flow pumps
    • F04D29/38Blades
    • F04D29/384Blades characterised by form
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2240/00Components
    • F05D2240/20Rotors
    • F05D2240/30Characteristics of rotor blades, i.e. of any element transforming dynamic fluid energy to or from rotational energy and being attached to a rotor
    • F05D2240/307Characteristics of rotor blades, i.e. of any element transforming dynamic fluid energy to or from rotational energy and being attached to a rotor related to the tip of a rotor blade

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、換気扇やエアコンな
どに用いられる軸流送風機に関して、特にその空力騒音
を極限まで低くすることを可能とした軸流送風機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】軸流送風機は、空調機や換気扇などに幅
広く使われており、その送風機から発生する騒音をでき
る限り低くすることは、社会的にも非常に重要である。
しかし、軸流送風機から発生する騒音を極力低くし、か
つ、送風機の空力性能を落とさないような軸流送風機の
開発手法は確定しておらず、個々の製品に対応したその
場限りの低騒音化手法がとられていた。
【0003】従来技術の中で、低騒音化を図る手法とし
て、特公平2−2000号公報にみられるように、羽根
車の3次元形状を決めるパラメータを明らかにし、形状
を最適化することによるものがあった。図33は特公平
2−2000号公報に示された従来の送風機の羽根車の
一実施例を示す斜視図である。図において、1は羽根車
の羽根、1a は羽根先端部、1b は羽根前縁部、1c は
羽根後縁部、1d は羽根外周部、2は羽根を取り付ける
ボス部、3は回転軸、4は回転方向である。
【0004】図34は、回転軸3と直交する平面に羽根
車を投影した時の投影図で、1’は平面投影図における
羽根、1a’は平面投影図における羽根先端部、1b’は
平面投影図における羽根前縁部、1c’は平面投影図に
おける羽根後縁部、1d’は平面投影図における羽根外
周部、Pb’はボス部翼弦線中心点、Pt’は外周部翼弦
線中心点、PR’は任意の半径Rにおける翼弦線中心点
である。
【0005】また図35は、図34におけるボス部翼弦
線中心点Pb’から外周部翼弦線中心点Pt’までの半径
方向への軌跡Pb’−PR’−Pt’について、任意の半
径Rにおける翼弦線中心点PR’を平面OX面に半径R
で回転投影した翼弦線中心点PRの半径方向成分、およ
び羽根1の同位置での断面を示している。矢印Aは気体
の流入方向である。
【0006】また図36は、翼弦線中心点PR を相対的
な原点として、羽根面を形成した時、羽根1を半径Rの
円筒面で切断し、その断面を二次元平面に展開して得ら
れる展開図で、5はそり線、5aは羽根負圧面、5bは羽
根圧力面、6は回転軸平行線である。
【0007】従来例においては、羽根1を構成する諸因
子を明確にすることにより、羽根1の3次元的曲面形状
を具体的に定義している。以下にその具体的な形状を説
明する。
【0008】図34において、上記羽根のボス部を半径
Rbの円筒面で切断した時の断面における翼弦線中心点
をPb’とし、上記回転軸を原点Oとして、上記O点と
Pb’点とを結ぶ直線をX軸とした座標系で、上記羽根
を半径Rの円筒面で切断した時の翼弦線中心点をPR’
として、直線PR’−Oと上記X軸とのなす角をδθ
(δθ:回転方向前進角)とした場合、δθの半径方向
分布を、 δθ=δθt ×(R−Rb )/(Rt −Rb ) (Rt :羽根チップ半径、Rb :羽根ボス半径、δθt
:直線Pt’−OとX軸とのなす角度) で与え、δθt =40°から50°とし、図35におい
て、翼弦線中心点PRと、羽根のボス部を半径Rbの円筒
面で切断した時の断面における翼弦線中心点Pbを通り
上記回転軸と直交する平面SC との距離をLS とした
時、気流の吸込側を正方向に位置させ、 δZ =tan-1(LS /(R−Rb )) で表される吸込方向前傾角δZ の値をδZ =12.5゜
から32.5°とし、図36において、その羽根断面に
おけるそり線の形状を円弧形状とし、その円弧を形成す
るための中心角をθ(θ:そり角)とした場合、θの半
径方向分布を、 θ=(θt −θb )×(R−Rb )/(Rt −Rb )+θb (θt :羽根チップでのそり角、θb :羽根ボス部での
そり角)で与え、θt =20°から30°、θb =27
゜ から37°、θt <θb とし、また、羽根の取付位置
は、その翼弦線1b −1C と、回転軸3と平行で羽根前
縁部1b を通る直線6とのなす角度を食い違い角ξとし
た場合、ξの半径方向分布を ξ=(ξt −ξb )×(R−Rb )/(Rt −Rb )+ξb (ξt :羽根チップでの食い違い角、ξb :羽根ボス部
での食い違い角)で与え、ξt =62°から72°、ξ
b =53°から63°、ξt >ξb とし、さらに、図3
7に示すように羽根の翼弦長をL、羽根と羽根との同一
半径点における円周方向距離をTとしたとき、節弦比T
/Lで羽根の大きさを限定しており、各半径点におい
て、T/L=1から1.1としている。
【0009】このような3次元的曲面形状の羽根車にす
ることにより、羽根面上の境界層の発達が抑制された
り、放出渦の状態が変化するため、ある程度広い動作領
域に渡って相当低騒音の送風機の羽根車となっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の送風機の羽根車
は以上のような低騒音の特徴を有するが、羽根外周部に
おいて圧力面と負圧面が隣接して存在するため、圧力面
と負圧面との圧力差により、図38に示すように、圧力
の高い圧力面5b側から圧力の低い負圧面5a側へ急激
に回り込む流れ8が生じる。そのため、羽根外周部で大
きな渦が発生し、それが負圧面上の流れと干渉して圧力
変動をもたらし、騒音が増大するという課題があった。
また、吸込流れの圧力損失が大きいとき、すなわち吸込
口側にホコリ等が付着して吸い込みにくくなったとき等
には、図39に示すように圧力面から負圧面への流れの
漏れが多くなることから流れの方向が揺れるバタツキが
起こり、騒音が増大するという課題もあった。また、図
40に示すように、羽根前縁部1bにおいて、流れの衝
突による乱れや剥離が起こり、この乱れを含んだ流れが
羽根面上を流れるとき、それによる圧力変動の増大を招
き、騒音レベルの悪化の要因となっている。
【0011】この発明では、上記のような問題点を解消
するためになされたもので、開放動作点からサージング
動作点までの動作領域において、騒音レベルを大幅に低
下できる軸流送風機を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る軸流送
風機は、羽根を取り付けて回転するボス部と、回転方向
に面する羽根前縁部、回転方向と反対の方向に面する羽
根後縁部、及び上記ボス部に対向する羽根外周部から周
が構成される羽根とを有する軸流送風機において、上記
ボス部から上記羽根外周部の間に位置する起点までの第
1領域に存在する各翼弦線中心点に対応する第1前傾角
を一定とし、かつ上記第1領域と上記羽根外周部間の第
2領域に存在する各翼弦線中心点に対応する第2前傾角
を上記第1前傾角より大きくなるように形成したもので
ある。
【0013】第2の発明に係る軸流送風機は、第1領域
をボス部から羽根外周部半径の60%〜95%の半径ま
での領域とし、第2領域に存在する各翼弦線中心点で構
成された翼弦線中心線が曲線となるように第2前傾角を
設定したものである。
【0014】第3の発明に係る軸流送風機は、第1前傾
角と羽根外周部の翼弦線中心点に対応する前傾角との差
が0度より大きく10度以下となるように形成したもの
である。
【0015】第4の発明に係る軸流送風機は、羽根を取
り付けて回転するボス部と、回転方向に面する羽根前縁
部、回転方向と反対の方向に面する羽根後縁部、及び上
記ボス部に対向する羽根外周部から周が構成される羽根
とを有する軸流送風機において、上記ボス部から上記羽
根外周部の間に位置する起点までの第1領域に存在する
各翼弦線中心点に対応する第1前傾角を一定とし、かつ
上記第1領域と上記羽根外周部間の第2領域に存在する
各翼弦線中心点に対応する第2前傾角を上記第1前傾角
より小さくなるように形成するとともに、上記第1領域
をボス部から羽根外周部半径の70%〜95%の半径ま
での領域とし、上記第2に存在する各翼弦線中心点で構
成された翼弦線中心線が曲線となるように第2前傾角を
設定したものである。
【0016】
【0017】第5の発明に係る軸流送風機は、第1前傾
角と羽根外周部の翼弦線中心点に対応する前傾角との差
が0度より小さく−10度以上となるように形成したも
のである。
【0018】第6の発明に係る軸流送風機は、羽根を取
り付けて回転するボス部と、回転方向に面する羽根前縁
部、回転方向と反対の方向に面する羽根後縁部、及び上
記ボス部に対向する羽根外周部から周が構成される複数
の羽根とを有する軸流送風機において、羽根前縁部を気
流の吸込側方向へ折り曲げたものである。
【0019】第7の発明に係る軸流送風機は、気流吸込
側に中心をもち、羽根外周部半径の0.2%から1%を
直径とし、羽根のそり線に接する円弧に沿うように羽根
前縁部を形成したものである。
【0020】
【作用】第1の発明に係る軸流送風機は、ボス部から羽
根外周部の間に位置する起点までの第1領域に存在する
各翼弦線中心点に対応する第1前傾角を一定とし、かつ
第1領域と羽根外周部間の第2領域に存在する各翼弦線
中心点に対応する第2前傾角を第1前傾角より大きくな
るように形成したので、羽根外周部の圧力面から気流の
吸込側である負圧面への流れの回り込みが滑らかにな
り、羽根外周部での剥離により発生する渦が羽根面上か
ら遠のき、その渦の乱れと負圧面上の流れとの干渉がな
くなるため、羽根面上で圧力変動がなくなる。
【0021】第2の発明に係る軸流送風機は、第1領域
をボス部から羽根外周部半径の60%〜95%の半径ま
での領域とし、第2領域に存在する各翼弦線中心点で構
成された翼弦線中心線が曲線となるように第2前傾角を
設定したので、羽根外周部の圧力面から気流の吸込側で
ある負圧面への流れの回り込みが滑らかになり、羽根外
周部での剥離により発生する渦が羽根面上から遠のき、
その渦の乱れと負圧面上の流れとの干渉がなくなり、か
つその渦が負圧面から離れ過ぎず、隣接する羽根の圧力
面上の流れと干渉しない場所に移動する。
【0022】第3の発明に係る軸流送風機は、第1前傾
角と羽根外周部の翼弦線中心点に対応する前傾角との差
が0度より大きく10度以下となるように形成したの
で、さらに、羽根外周部の圧力面から気流の吸込側であ
る負圧面への流れの回り込みが滑らかになり、羽根外周
部での剥離により発生する渦が羽根面上から遠のき、そ
の渦の乱れと負圧面上の流れとの干渉がなくなり、かつ
その渦が負圧面から離れ過ぎず、隣接する羽根の圧力面
上の流れと干渉しない場所に移動する。
【0023】第4の発明に係る軸流送風機は、ボス部か
ら羽根外周部の間に位置する起点までの第1領域に存在
する各翼弦線中心点に対応する第1前傾角を一定とし、
かつ第1領域と羽根外周部間の第2領域に存在する各翼
弦線中心点に対応する第2前傾角を上記第1前傾角より
小さくなるように形成するとともに、第1領域をボス部
から羽根外周部半径の70%〜95%の半径までの領域
とし、第2領域に存在する各翼弦線中心点で構成された
翼弦線中心線が曲線となるように第2前傾角を設定した
ので、羽根車回転時の遠心力の圧力面法線成分により圧
力面上の流れを確実に抑制し、また、羽根外周部の流れ
を負圧面に沿わせることにより流れのバタツキも確実に
抑えられる。
【0024】
【0025】第5の発明に係る軸流送風機は、第1前傾
角と羽根外周部の翼弦線中心点に対応する前傾角との差
が0度より小さく−10度以上となるように形成したの
で、羽根車回転時の遠心力の圧力面法線成分により圧力
面上の流れをより確実に抑制し、また、羽根外周部の流
れを負圧面に沿わせることにより流れのバタツキもより
確実に抑えられる。
【0026】第6の発明に係る軸流送風機は、羽根前縁
部を気流の吸込側方向へ折り曲げたものであるので、羽
根前縁部の折り曲げられた部分に渦が発生し、羽根前縁
部での衝突により剥離しようとする負圧面上の流れがそ
の渦に沿って負圧面上に付着し、負圧面上からの剥離を
抑制する。
【0027】第7の発明に係る軸流送風機は、気流吸込
側に中心をもち、羽根外周部半径の0.2%から1%を
直径とし、羽根のそり線に接する円弧に沿うように羽根
前縁部を気流吸込側方向へ折り曲げて形成したので、羽
根前縁部の折り曲げられた部分に渦が発生し、羽根前縁
部での衝突により剥離しようとする負圧面上の流れがそ
の渦に沿って負圧面上に付着し、負圧面上からの剥離を
確実に抑制する。
【0028】
【実施例】実施例1. 以下、第1の発明の一実施例を図を用いて説明する。図
1は、この実施例における軸流送風機の羽根車を示す斜
視図である。例えば、3枚羽根形状のものであり、動作
内容については、主に1枚の羽根について述べるが、他
の羽根についても同様である。図において、1は3次元
形状をもつ羽根、2は羽根1を取り付けるボス部、3は
羽根1の回転軸、矢印4は羽根車の回転方向、矢印Aは
気体の流入方向である。
【0029】図2は、回転軸3と直交する平面に羽根1
を投影した平面投影図である。図において、図1と同一
符号のものは同一のものを示す。1’は平面投影図にお
ける羽根、1a’は平面投影図における羽根先端部、1
b’は平面投影図における羽根前縁部、1c’は平面投影
図における羽根後縁部、1d’は平面投影図における羽
根外周部である。任意半径Rの円筒面で羽根1’ を切
断したときの平面投影図における円弧1bR’−PR’−
1CR’は羽根断面形状となる。ここで、PR’は弧1b
R’−1CR’の中点であり、平面投影図における翼弦線
中心点となる。平面投影図におけるPR’の位置を明確
化するために、ボス部半径Rbの円筒面で羽根1を切断
したときの平面投影図におけるボス部翼弦線中心点をP
b’とし、回転軸3の平面投影図における位置0とを結
ぶ直線Pb’−OをX軸として、Oを原点とした座標系
を平面投影図に形成する。Pt’は羽根外周部半径Rtに
おける羽根外周部1d’での翼弦線中心点、Pw’は前傾
角を増加させる起点である半径RWの弧1bW’−1CW’
の中点であり、投影面における翼弦線中心点となる。ま
た、ダッシュ(’)のついている符号は、平面投影図に
おける各部分を示す。
【0030】図3は、図2におけるボス部翼弦線中心点
Pb’から羽根外周部翼弦線中心点Pt’までの各翼弦線
中心点の半径方向への軌跡、すなわち翼弦線中心線P
b’−PR’−Pt’について、任意の半径Rにおける翼
弦線中心点PR’を平面OX面に半径Rで回転投影した
翼弦線中心点PR の半径方向分布、および羽根1の同位
置での断面を示している。図において、5a は羽根1の
負圧面、5b は羽根1の圧力面、8は羽根外周部1dに
発生する渦、矢印Aは気体の流入方向を示す。ここで、
ボス部半径Rbから羽根外周部半径Rtの間に位置する起
点半径Rwをもつ翼弦線中心点PW とボス部翼弦線中心
点Pbを結ぶ直線がボス部翼弦線中心点Pbを通り回転軸
3と直交する平面SC となす角度を翼弦線中心点PW に
対応する前傾角δZW(第1前傾角)、羽根外周部翼弦線
中心点Ptとボス部翼弦線中心点Pbを結ぶ直線が平面S
Cとなす角度を羽根外周部翼弦線中心点Ptに対応する前
傾角δZt(第2前傾角)としたとき、δZW<δZtとなる
ように羽根を形成する。すなわち、羽根1の半径Rwの
円弧と羽根外周部1d の間の領域を気流吸込側方向であ
る羽根負圧面側へ向けて曲げて形成する。なお、この実
施例1においては、図に示すように、起点半径RW から
羽根外周部半径Rt までの間の羽根の断面が直線になる
ように形成している。
【0031】このように形成することにより、従来の羽
根車における問題点として図38に示したような羽根外
周部1d付近の圧力面5bから負圧面5aへの流れの急激
な回り込みが滑らかになり、羽根外周部1dでの剥離に
より発生する渦8が羽根負圧面5a上から遠のき、その
渦8の乱れと負圧面5a上の流れとの干渉がなくなるた
め、羽根面上の圧力変動がなくなり、低騒音化を図るこ
とができる。
【0032】図4は従来の軸流送風機と上記第1の発明
の一実施例による軸流送風機の比騒音Ksと流量係数φ
の関係を実験的に求めたものである。図のようにこの実
施例による軸流送風機は、従来の軸流送風機に比べ低騒
音である。
【0033】実施例2. 図5は、第1の発明の他の実施例における軸流送風機の
羽根車を示す斜視図、図6は、回転軸3と直交する平面
に、羽根1を投影した平面投影図、図7は、図6におけ
るボス部翼弦線中心点Pb’から羽根外周部翼弦線中心
点Pt’までの半径方向への軌跡、すなわち翼弦線中心
線であるPb’−PR’−Pt’について、任意の半径R
における翼弦線中心点PR’を平面OX面に半径Rで回
転投影した翼弦線中心点PR の半径方向分布、および羽
根1の同位置での断面を示しており、各図はそれぞれ上
記実施例1の図1から図3に相当するものである。図に
おいて、実施例1と同一のものについては同一符号を付
して説明を省略する。
【0034】図7に示すように、実施例2における羽根
1は起点PWから羽根外周部翼弦線中心点Pt までを任
意の曲線で結び、かつδZW<δZtとなるように形成した
ものである。すなわち、羽根1の半径Rwの円弧と羽根
外周部1d の間の領域を気流吸込側方向である羽根負圧
面側へ向けて曲線状に曲げて形成している。
【0035】このように形成することにより、羽根外周
部1d 付近の圧力面5b から負圧面5a 側への流れの急
激な回り込みがより滑らかになり、羽根外周部1d での
剥離により発生する渦8が羽根負圧面5a から遠のき、
その渦の乱れと負圧面5a 上の流れとの干渉がなくなる
ため、羽根面上の圧力変動がなくなり、より低騒音化が
図れる。
【0036】図8は、従来の軸流送風機と上記第2の発
明の一実施例による軸流送風機の最小比騒音Ksと流量
係数φの関係を実験的に求めたものである。図に示すよ
うに、この実施例による軸流送風機はより低騒音化が図
られていることがわかる。
【0037】実施例3 図9は、第1の発明のさらに他の実施例における軸流送
風機の斜視図、図10は、回転軸3と直交する平面に、
羽根1を投影した平面投影図であり、それぞれ上記実施
例1の図1、図2に相当する。図において、実施例1と
同一のものには同一の符号を付して説明を省略する。P
w1’ は半径RW1の弧1bW1’−1CW1’の中点で、平面
投影図における翼弦線中心点であり、前傾角を増加させ
る起点である。PW2’ は半径RW2(Rw1<RW2)の弧
1bW2’−1CW2’の中点で、平面投影図における翼弦線
中心点であり、羽根外周部翼弦線中心点Pt までの直線
部の起点となる。
【0038】図11は、図10におけるボス部翼弦線中
心点Pb’から羽根外周部翼弦線中心点Pt’までの半径
方向への軌跡Pb’−PR’−Pt’について、任意の半
径Rにおける翼弦線中心点PR’を平面OX面に半径R
で回転投影した翼弦線中心点PR の半径方向分布、およ
び羽根1の同位置での断面を示しており、実施例1にお
ける図3に相当する。図において、実施例1と同一のも
のには同一符号を付して説明を省略する。上記の前傾角
を増加させる起点であるPW1での前傾角をδZW1 、羽根
外周部までの直線部の起点PW2での前傾角をδZW2、羽
根外周部翼弦線中心点Pt での前傾角をδZtとすると
き、起点PW1から直線部起点PW2までを任意の曲線で、
PW2から羽根外周部翼弦線中心点Pt までを任意の直線
で結び、かつδZW1<δZW2 <δZtとなるように負圧面
側へ曲げて羽根1を形成する。
【0039】このように形成することにより、上記実施
例2と同様の効果を奏する。図12は、従来の軸流送風
機と上記第2の発明の別の実施例による軸流送風機の比
騒音Ksと流量係数φの関係を実験的に求めたものであ
るが、この図から、この実施例による軸流送風機は、従
来の軸流送風機に比べ、より低騒音化が図られているこ
とがわかる。
【0040】上記実施例1ないし実施例3に示したよう
に、所定の起点半径の円弧と羽根外周部の間の領域を、
羽根外周部翼弦線中心点Ptに対応する前傾角が翼弦線
中心点PW に対応する前傾角より大きくなるように、気
流吸込側すなわち羽根負圧面側に折り曲げることによ
り、その曲げられた部分が直線状でも曲線状でも同様に
低騒音化が図れる。
【0041】実施例4. 図13は、第1ないし第3の発明の一実施例による軸流
送風機の羽根車を示す斜視図、図14は、回転軸3と直
交する平面に、羽根1を投影した平面投影図であり、上
記実施例1の図1、図2に相当する。図において、上記
の実施例1と同一のものは同一の符号を付して説明を省
略する。PW’は前傾角を増加させる起点であり、半径
RW の弧1bW’−1CW’の翼弦線中心点を示す。
【0042】図15は、図14におけるボス部翼弦線中
心点Pb’から羽根外周部翼弦線中心点Pt’までの半径
方向への軌跡である翼弦線中心線Pb’−PR’−Pt’
について、任意の半径Rにおける翼弦線中心点PR’を
平面OX面に半径Rで回転投影した翼弦線中心点PR の
半径方向分布および羽根1の同位置での断面を示してお
り、上記実施例1の図3に相当する。図において、上記
の実施例1と同一のものは同一の符号を付して説明を省
略する。図に示すように気流の吸込方向を正方向とした
とき、翼弦線中心点PRを回転軸3と直交するSC平面に
対して常に正方向に位置させるように羽根を形成する。
その形状は、SC平面とPR点との距離をLS、ボス部半
径Rbから羽根外周部半径Rtの間に位置し、前傾角を変
化させる起点である翼弦線中心線上の点PWでの半径を
RW、羽根外周部1dでの前傾角をδZt、起点PW での前
傾角をδZWとしたとき、ボス部半径Rb から起点半径R
Wまでの間の第1領域に存在する任意の半径Rをもつ翼
弦線中心点PR に対応した第1前傾角δZを δZ =tan-1(LS /(R−Rb )) (0<R≦RW ) で表し、起点半径RW から羽根外周部半径Rt までの間
の第2領域に存在する任意の半径Rをもつ翼弦線中心点
PR に対応した第2前傾角δZdを δZd=α(R−RW )2 +δZW α=(δZtーδZW)/(Rt −RW )2 (RW <R≦Rt ) で表せる二次関数で決定するように形成する。
【0043】このように形成することにより、図38に
おいて、従来の問題点として示したような羽根外周部1
d付近の圧力面5bから負圧面5aへの流れの急激な回り
込みがより滑らかになり、羽根外周部1d での剥離によ
り発生する渦8が羽根面上から遠のき、その渦の乱れと
負圧面5a上の流れとの干渉がなくなり、かつその渦が
負圧面から離れ過ぎず、隣接する羽根の圧力面上の流れ
と干渉しない場所に移動することから低騒音化を図るこ
とができる。
【0044】ここで、起点PW での半径RW があまり小
さすぎたり、起点PW での前傾角δZWと羽根外周部翼弦
線中心点Pt での前傾角δZtとの前傾角差ΔδZ (=δ
Zt−δZW)が大きすぎると羽根外周部1dでの流れの漏
れが大きくなるとともに、隣接する羽根の圧力面上の流
れと干渉してしまい性能が悪化する。従って、起点PW
での半径RW(以下起点半径RWという)と前傾角差Δδ
Z の最適範囲が存在する。
【0045】図16は、前傾角差ΔδZ =一定のときの
起点半径RW の騒音特性への影響を実験的に検討した結
果を示す。このとき比騒音は、動作点によって変化する
ため、Ksが最小となる動作点での値を最小比騒音Ks
としてグラフ化している。ここで、比騒音Ksは、次式
のように定義する。 Ks=SPL−10Log(Q・Ps2.5) SPL:騒音特性(Sound Pressure Level) Q :流量 Ps :静圧 図に示すように、起点半径RW が羽根外周部半径Rt の
60%から95%の間であるとき最小比騒音レベルの値
は小さく低騒音である。また、図中、起点半径RW がR
tのときの比騒音Ksの値は、前傾角がほとんど変化し
ない従来の軸流送風機の値を示すが、従来の値に比べ最
大5dB低騒音になることがわかる。
【0046】図17は、起点半径RW =一定のときの前
傾角差ΔδZ の騒音特性への影響を実験的に検討し、K
sが最小となる動作点での値をグラフ化した結果を示
す。図17より、前傾角差ΔδZ が0°より大きく、1
0°以下のとき最小比騒音レベルの値は小さく低騒音で
ある。また、前傾角差ΔδZ が0°のときの比騒音Ks
の値は、従来の軸流送風機の比騒音Ksの値に相当し、
従来の値に比べ最大5dB低騒音になることがわかる。
【0047】図18は、起点半径RW と前傾角差ΔδZ
の騒音特性への影響を実験的に検討し、Ksが最小とな
る動作点での値をグラフ化した結果を示す。図18よ
り、0.6Rt ≦RW ≦0.95Rt 、かつ0°<Δδ
Z ≦10°であれば最小比騒音レベルの値は十分小さ
く、非常に低騒音である。なお、起点半径RW がRt
で、前傾角差ΔδZ が0°のときの比騒音Ksの値は、
従来の軸流送風機の比騒音Ksの値に相当する。
【0048】実施例5. 次に、第1ないし第3の発明の他の実施例を示す。図1
9はこの実施例における軸流送風機の羽根車のボス部翼
弦線中心点Pb’から羽根外周部翼弦線中心点Pt’まで
の半径方向への軌跡Pb’−PR’−Pt’について、任
意の半径Rにおける翼弦線中心点PR’を平面OX面に
半径Rで回転投影した翼弦線中心点PRの半径方向分布
および羽根1の同位置での断面を示している。図におい
て上記の実施例4と同一のものには同一の符号を付して
説明を省略する。実施例5において実施例4と異なる点
は、起点半径RWから羽根外周部半径Rt までの間の第
2領域に存在する任意の半径Rをもつ翼弦線中心点PR
に対応した第2前傾角δZdを、 δZd=α(R−RW )3 +δZW α=(δZtーδZW)/(Rt −RW )3 (RW <R≦Rt ) で表せる三次関数で決定するように形成した点である。
【0049】このように形成することにより、図38に
おいて従来の問題点として示したような羽根外周部1d
付近の圧力面5bから負圧面5aへの流れの急激な回り込
みがより滑らかになり、羽根外周部1dでの剥離により
発生する渦8が羽根面上から遠のき、その渦の乱れと負
圧面5a 上の流れとの干渉がなくなることため、羽根面
上の圧力変動がなくなり、かつその渦が負圧面から離れ
過ぎず、隣接する羽根の圧力面上の流れと干渉しない場
所に移動するため低騒音化を図ることができる。
【0050】ここで、上記の実施例4と同様に起点半径
RW があまり小さすぎたり、起点PW での前傾角δZWと
羽根外周部翼弦線中心点Pt での前傾角δZtとの前傾角
差ΔδZ (=δZt−δZW)が大きすぎると羽根外周部1
d での流れの漏れが大きくなるため性能が悪化する。従
って、起点半径RW と前傾角差ΔδZの最適範囲が存在
する。
【0051】図20は、実施例4における図16に相当
し、前傾角差ΔδZ =一定のときの起点半径RW の騒音
特性への影響を実験的に検討した結果を示す。図に示す
ように、実施例4と同様に起点半径RW が羽根外周部半
径Rt の60%から95%の間であるとき最小比騒音レ
ベルの値は小さく低騒音である。また、図中、起点半径
RW がRtのときの比騒音Ksの値は、前傾角がほとん
ど変化しない従来の軸流送風機の値を示すが、実施例5
においては、従来の値に比べ最大3dB低騒音になること
がわかる。
【0052】図21は、実施例4における図17に相当
し、起点半径RW =一定のときの前傾角差ΔδZの騒音
特性への影響を実験的に検討し、Ksが最小となる動作
点での値をグラフ化した結果を示す。図21より、前傾
角差ΔδZ が0°より大きく、10°以下のとき最小比
騒音レベルの値は小さく低騒音である。また、前傾角差
ΔδZ が0°のときの比騒音Ksの値は、従来の軸流送
風機の比騒音Ksの値に相当し、実施例5においては、
従来の値に比べ最大3dB低騒音になることがわかる。
【0053】図22は、実施例4における図18に相当
し、起点PWでの半径RWと前傾角差ΔδZの騒音特性へ
の影響を実験的に検討し、Ksが最小となる動作点での
値をグラフ化した結果を示す。図22より、実施例4と
同様に0.6Rt ≦RW ≦0.95Rt 、かつ0°<Δ
δZ ≦10°であれば最小比騒音レベルの値は十分小さ
く、非常に低騒音である。なお、起点半径RW がRt
で、前傾角差ΔδZ が0°のときの比騒音Ksの値は、
従来の軸流送風機の比騒音Ksの値に相当する。
【0054】なお、上記実施例4、5では、起点PW か
ら羽根外周部翼弦線中心点Pt までの前傾角δZdをそれ
ぞれ二次関数、三次関数を用いて決定したが、起点半径
RWおよび前傾角差ΔδZ を上記の範囲を満たすように
構成すれば、第2前傾角δZdは、 δZd=α(R−RW )N +δZW α=(δZtーδZW)/(Rt −RW )N (RW <R≦Rt ) で表されるN次関数(N:実数)でも同様な効果が得ら
れる。すなわち、第2前傾角を半径Rで二階微分した値
が0より大きくなるような連続関数で決定するように羽
根1を形成すれば同様の効果が得られる。
【0055】実施例6. 図23は、第4ないし第6の発明の一実施例による軸流
送風機の羽根車を示す斜視図、図24は、回転軸3と直
交する平面に、羽根1を投影した平面投影図、第25図
は、第24図におけるボス部翼弦線中心点Pb’から羽
根外周部翼弦線中心点Pt’までの半径方向への軌跡P
b’−PR’−Pt’について、任意の半径Rにおける翼
弦線中心点PR’を平面OX面に半径Rで回転投影した
翼弦線中心点PR の半径方向分布および羽根1の同位置
での断面を示しており、それぞれ上記実施例1の図1、
図2及び図3に相当する。図において、上記の実施例1
と同様のものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0056】実施例6において上記の実施例1〜5と異
なる点は、点PW’を起点として、前傾角を増加させる
のではなく減少させる点である。すなわち、図25に示
すように、気流の吸込方向を正方向とした場合に、翼弦
線中心点PR をSC 平面に対して常に正方向に位置さ
せ、ボス部翼弦線中心点Pb から起点PW までの間の第
1領域に存在する任意の半径Rをもつ翼弦線中心点PR
に対応した第1前傾角δZを、 δZ =tan-1(LS /(R−Rb )) (0<R≦RW ) で表し、起点PW から羽根外周部翼弦線中心点Pt まで
の間の第2領域に存在する任意の半径Rをもつ翼弦線中
心点PR に対応した第2前傾角δZdを、 δZd=α(R−RW )2 +δZW α=(δZtーδZW)/(Rt −RW )2 (RW <R≦Rt ) で表せる二次関数で決定するように形成する。すなわ
ち、第2前傾角δZdは半径Rで二階微分した値が0より
小さくなるような連続関数で表される。
【0057】このように形成した軸流送風機の羽根外周
部付近に生じる気流の様子を図25に示す。図において
7は羽根1回転時の遠心力、7a は遠心力7の圧力面法
線成分、7b は遠心力7の圧力面接線成分である。従来
例においては図39に示したように、吸込流れの圧力損
失が大きいときに、羽根外周部1d 付近の高圧の圧力面
5b から低圧の負圧面5a への流れの漏れが多くなり、
流れのバタツキが生じていたが、この実施例において
は、遠心力7の圧力面法線成分7a により圧力面上の流
れ10が抑え込まれることにより流れの漏れが少なくな
り、吹出風量の低下を防止できるとともに、羽根外周部
の流れを負圧面5a に沿わせることにより、流れのバタ
ツキを抑え、低騒音化を図ることができる。
【0058】しかし、起点PW での半径RW があまり小
さすぎたり、起点PW での前傾角δZWと羽根外周部翼弦
線中心点Pt での前傾角δZtとの前傾角差ΔδZ (=δ
Zt−δZW)が小さすぎると羽根外周部1d での流れの漏
れが大きくなるため性能が悪化する。従って、起点PW
の半径RW と前傾角差ΔδZ の最適範囲が存在する。
【0059】図26は、前傾角差ΔδZ =一定のときの
起点半径RW の騒音特性への影響を実験的に検討した結
果を示し、上記実施例4の図16及び上記実施例5の図
20に相当する。比騒音Ksは、動作点によって変化す
るため、Ksが最小となる動作点での値をグラフ化して
いる。図26より、起点半径RW が羽根外周部半径Rt
の70%から95%の間であるとき最小比騒音レベルの
値は小さく低騒音である。また、図中、起点半径RW が
Rt のときの比騒音Ksの値は、前傾角がほとんど変化
しない従来の軸流送風機の値を示すが、実施例6におい
ては、従来の値に比べ最大3dB低騒音になることがわか
る。
【0060】図27は、起点半径RW =一定のときの前
傾角差ΔδZ の騒音特性への影響を実験的に検討し、K
Sが最小となる動作点での値をグラフ化した結果を示
し、上記実施例4の図17及び上記実施例5の図21に
相当する。図27より、前傾角差ΔδZ が0°より小さ
く、−10°以上のとき最小比騒音レベルの値は小さく
低騒音である。また、前傾角差ΔδZ が0°のときの比
騒音Ksの値は、従来の軸流送風機の比騒音Ksの値に
相当し、実施例6においては、従来の値に比べ最大3dB
低騒音になることがわかる。
【0061】図28は、起点PW での半径RW と前傾角
差ΔδZ の騒音特性への影響を実験的に検討し、KSが
最小となる動作点での値をグラフ化した結果を示し、上
記実施例4の第18図及び上記実施例5の図22に相当
する。図28より、0.7Rt ≦RW ≦0.95Rt 、
かつ−10°≦ΔδZ <0°であれば最小比騒音レベル
の値は十分小さく、非常に低騒音である。
【0062】実施例7. 図29は、第7または第8の発明の一実施例による軸流
送風機の羽根車を示す斜視図、図30図は、回転軸3と
直交する平面に、羽根1を投影した平面投影図であり、
上記実施例1の図1、図2に相当する。図において、上
記の実施例1と同一のものは同一の符号を付して説明を
省略する。図において、破線の弧Mb’−MR’−Mt’
は前縁部の曲げ中心を結んだ曲線を示す。
【0063】図31は、翼弦線中心点PR を相対的な原
点として羽根面を形成したとき、羽根1を任意の半径R
の円筒面で切断し、その断面を二次元的平面に展開して
得られる展開図を示す。図に示すように、この実施例に
おける羽根前縁部1b は、羽根1のそり線5近傍負圧面
5a 側に中心をもち、そり線5に接する円弧に沿うよう
に折り曲げて形成されている。このように形成すること
により羽根前縁部の折り曲げられた部分の負圧面5a 側
に渦11が発生し、図40に示したような羽根前縁部1
b での衝突により剥離しようとする負圧面上の流れ9が
渦11に沿って負圧面5a 側へ付着し、負圧面上の流れ
9の羽根負圧面5a からの剥離を抑制し、低騒音化が図
れる。
【0064】しかし、羽根前縁部負圧面側の円弧の直径
RS が大きすぎると、これが抵抗になり、また前縁部で
流れが逆に剥離を起こすため性能が悪化する。従って、
この円弧の直径RS の最適範囲が存在する。図32は、
この円弧の直径RS の騒音特性への影響を実験的に検討
した結果である。比騒音は、動作点によって変化するた
め、図32では、KS が最小となる動作点での値をグラ
フ化している。図32より、円弧の直径RS が羽根外周
部半径Rt の0.2%から1.0%の間であれば、最小
比騒音KS の値は小さく、非常に低騒音である。
【0065】
【発明の効果】第1の発明に係る軸流送風機は、ボス部
から羽根外周部の間に位置する起点までの第1領域に存
在する各翼弦線中心点に対応する第1前傾角を一定と
し、かつ第1領域と羽根外周部間の第2領域に存在する
各翼弦線中心点に対応する第2前傾角を第1前傾角より
大きくなるように形成したので、羽根外周部の圧力面か
ら気流の吸込側である負圧面への流れの回り込みが滑ら
かになり、羽根外周部での剥離により発生する渦が羽根
面上から遠のき、その渦の乱れと負圧面上の流れとの干
渉がなくなるため、羽根面上で圧力変動がなくなり、低
騒音化を図ることができる。
【0066】第2の発明に係る軸流送風機は、第1領域
をボス部から羽根外周部半径の60%〜95%の半径ま
での領域とし、第2領域に存在する各翼弦線中心点で構
成された翼弦線中心線が曲線となるように第2前傾角を
設定したので、羽根外周部の圧力面から気流の吸込側で
ある負圧面への流れの回り込みが滑らかになり、羽根外
周部での剥離により発生する渦が羽根面上から遠のき、
その渦の乱れと負圧面上の流れとの干渉がなくなり、か
つその渦が負圧面から離れ過ぎず、隣接する羽根の圧力
面上の流れと干渉しない場所に移動するため、より低騒
音化を図ることができる。
【0067】第3の発明に係る軸流送風機は、第1前傾
角と羽根外周部の翼弦線中心点に対応する前傾角との差
が0度より大きく10度以下となるように形成したの
で、さらに、羽根外周部の圧力面から気流の吸込側であ
る負圧面への流れの回り込みが滑らかになり、羽根外周
部での剥離により発生する渦が羽根面上から遠のき、そ
の渦の乱れと負圧面上の流れとの干渉がなくなり、かつ
その渦が負圧面から離れ過ぎず、隣接する羽根の圧力面
上の流れと干渉しない場所に移動するため、より低騒音
化を図ることができる。
【0068】第4の発明に係る軸流送風機は、ボス部か
ら羽根外周部の間に位置する起点までの第1領域に存在
する各翼弦線中心点に対応する第1前傾角を一定とし、
かつ第1領域と羽根外周部間の第2領域に存在する各翼
弦線中心点に対応する第2前傾角を上記第1前傾角より
小さくなるように形成するとともに、第1領域はボス部
から羽根外周部半径の70%〜95%の半径までの領域
とし、第2領域に存在する各翼弦線中心点で構成された
翼弦線中心線が曲線となるように第2前傾角を設定した
ので、羽根車回転時の遠心力の圧力面法線成分により圧
力面上の流れを抑制し、また、羽根外周部の流れを負圧
面に沿わせることにより流れのバタツキが抑えられるた
め、より低騒音化を図ることができる。
【0069】
【0070】第5の発明に係る軸流送風機は、第1前傾
角と羽根外周部の翼弦線中心点に対応する前傾角との差
が0度より小さく−10度以上となるように形成したの
で、羽根車回転時の遠心力の圧力面法線成分により圧力
面上の流れをより確実に抑制し、また、羽根外周部の流
れを負圧面に沿わせることにより流れのバタツキもより
確実に抑えられるため、更に低騒音化を図ることができ
る。
【0071】第6の発明に係る軸流送風機は、羽根前縁
部を気流の吸込側方向へ折り曲げたものであるので、羽
根前縁部の折り曲げられた部分に渦が発生し、羽根前縁
部での衝突により剥離しようとする負圧面上の流れがそ
の渦に沿って負圧面上に付着し、負圧面上からの剥離を
抑制するため、低騒音化を図ることができる。
【0072】第7の発明に係る軸流送風機は、気流吸込
側に中心をもち、羽根外周部半径の0.2%から1%を
直径とし、羽根のそり線に接する円弧に沿うように羽根
前縁部を気流吸込側方向へ折り曲げて形成したので、羽
根前縁部の折り曲げられた部分に渦が発生し、羽根前縁
部での衝突により剥離しようとする負圧面上の流れがそ
の渦に沿って負圧面上に付着し、負圧面上からの剥離を
確実に抑制することにより確実に低騒音化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1における軸流送風機の羽根車を示す
斜視図である。
【図2】 実施例1における軸流送風機の羽根車の平面
投影図である。
【図3】 実施例1における軸流送風機の羽根車の翼弦
線中心点PR の半径方向分布、および羽根の同位置での
断面を示す説明図である。
【図4】 従来の軸流送風機と実施例1における軸流送
風機の比騒音Ksと流量係数φの関係を示すグラフであ
る。
【図5】 実施例2における軸流送風機の羽根車を示す
斜視図である。
【図6】 実施例2における軸流送風機の羽根車の平面
投影図である。
【図7】 実施例2における軸流送風機の羽根車の翼弦
線中心点PR の半径方向分布、および羽根の同位置での
断面を示す説明図である。
【図8】 従来の軸流送風機と実施例2における軸流送
風機の比騒音Ksと流量係数φの関係を示すグラフであ
る。
【図9】 実施例3における軸流送風機の羽根車を示す
斜視図である。
【図10】 実施例3における軸流送風機の羽根車の平
面投影図である。
【図11】 実施例3における軸流送風機の羽根車の翼
弦線中心点PR の半径方向分布、および羽根の同位置で
の断面を示す説明図である。
【図12】 従来の軸流送風機と実施例3における軸流
送風機の比騒音Ksと流量係数φの関係を示すグラフで
ある。
【図13】 実施例4における軸流送風機の羽根車を示
す斜視図である。
【図14】 実施例4における軸流送風機の羽根車の平
面投影図である。
【図15】 実施例4における軸流送風機の羽根車の翼
弦線中心点PR の半径方向分布、および羽根の同位置で
の断面を示す説明図である。
【図16】 実施例4における前傾角差ΔδZ =一定の
時の起点半径RW に対する最小比騒音のグラフである。
【図17】 実施例4における起点半径RW =一定の時
の前傾角差ΔδZ に対する最小比騒音のグラフである。
【図18】 実施例4における起点半径RW と前傾角差
ΔδZ に対する最小比騒音のグラフである。
【図19】 実施例5における軸流送風機の羽根車の翼
弦線中心点PR の半径方向分布、および羽根の同位置で
の断面を示す説明図である。
【図20】 実施例5における前傾角差ΔδZ =一定の
時の起点半径RW に対する最小比騒音のグラフである。
【図21】 実施例5における起点半径RW =一定の時
の前傾角差ΔδZ に対する最小比騒音のグラフである。
【図22】 実施例5における起点半径RW と前傾角差
ΔδZ に対する最小比騒音のグラフである。
【図23】 実施例6における軸流送風機の羽根車を示
す斜視図である。
【図24】 実施例6における軸流送風機の羽根車の平
面投影図である。
【図25】 実施例6における軸流送風機の羽根車の翼
弦線中心点PR の半径方向分布、および羽根の同位置で
の断面を示す説明図である。
【図26】 実施例6における前傾角差ΔδZ =一定の
時の起点半径RW に対する最小比騒音のグラフである。
【図27】 実施例6における起点半径RW =一定の時
の前傾角差ΔδZ に対する最小比騒音のグラフである。
【図28】 実施例6における起点半径RW と前傾角差
ΔδZ に対する最小比騒音のグラフである。
【図29】 実施例7における軸流送風機の羽根車を示
す斜視図である。
【図30】 実施例7における軸流送風機の羽根車の平
面投影図である。
【図31】 実施例7における軸流送風機の羽根車の羽
根前縁部における気流の流れを説明する説明図である。
【図32】 前縁部曲げ円弧直径RS に対する最小比騒
音を示すグラフである。
【図33】 従来の軸流送風機の羽根車を示す斜視図で
ある。
【図34】 従来の軸流送風機の羽根車の平面投影図で
ある。
【図35】 従来の軸流送風機の羽根車の翼弦線中心点
PR の半径方向分布、および羽根の同位置での断面を示
す説明図である。
【図36】 図34における翼弦線中心点PR を相対的
な原点として羽根面を形成したとき、羽根を任意半径R
の円筒面で切断し、その断面を二次元平面に展開して得
られる展開図である。
【図37】 従来の軸流送風機の羽根車の平面図であ
る。
【図38】 従来の軸流送風機の羽根車の羽根外周部付
近の渦及び流れの様子を示す説明図である。
【図39】 従来の軸流送風機の羽根車のにおける、吸
込流れの圧力損失が大きいときの羽根外周部付近の渦お
よび流れの様子を示す説明図である。
【図40】 従来の軸流送風機の羽根車の羽根前縁部で
の流れの様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 羽根、1a 羽根先端部、1b 羽根前縁部、1c
羽根後縁部、1d羽根外周部、2 ボス部、3 回転
軸、4 回転方向、5 そり線、5a 羽根負圧面、5
b 羽根圧力面、Pb ボス部における翼弦線中心点、
Pw 起点における翼弦線中心点、Pt 羽根外周部にお
ける翼弦線中心点、δz 第1前傾角、δzd 第2前傾
角。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 枝吉 敦史 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株 式会社 住環境エンジニアリング統括セ ンター内 (72)発明者 大蔦 勝久 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電 機株式会社 中央研究所内 (72)発明者 廣中 康雄 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電 機株式会社 中央研究所内 (56)参考文献 特開 平3−89000(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 29/38

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽根を取り付けて回転するボス部と、回
    転方向に面する羽根前縁部、回転方向と反対の方向に面
    する羽根後縁部、及び上記ボス部に対向する羽根外周部
    から周が構成される羽根とを有する軸流送風機におい
    て、上記ボス部から上記羽根外周部の間に位置する起点
    までの第1領域に存在する各翼弦線中心点に対応する第
    1前傾角を一定とし、かつ上記第1領域と上記羽根外周
    部間の第2領域に存在する各翼弦線中心点に対応する第
    2前傾角を上記第1前傾角より大きくなるように形成し
    たことを特徴とする軸流送風機。
  2. 【請求項2】 上記第1領域は上記ボス部から上記羽根
    外周部半径の60%〜95%の半径までの領域とし、上
    記第2領域に存在する各翼弦線中心点で構成された翼弦
    線中心線が曲線となるように上記第2前傾角を設定した
    ことを特徴とする請求項1記載の軸流送風機。
  3. 【請求項3】 上記第1前傾角と上記羽根外周部の翼弦
    線中心点に対応する前傾角との差が0度より大きく10
    度以下となるように形成したことを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の軸流送風機。
  4. 【請求項4】 羽根を取り付けて回転するボス部と、回
    転方向に面する羽根前縁部、回転方向と反対の方向に面
    する羽根後縁部、及び上記ボス部に対向する羽根外周部
    から周が構成される羽根とを有する軸流送風機におい
    て、上記ボス部から上記羽根外周部の間に位置する起点
    までの第1領域に存在する各翼弦線中心点に対応する第
    1前傾角を一定とし、かつ上記第1領域と上記羽根外周
    部間の第2領域に存在する各翼弦線中心点に対応する第
    2前傾角を上記第1前傾角より小さくなるように形成
    るとともに、上記第1領域は上記ボス部から上記羽根外
    周部半径の70%〜95%の半径までの領域とし、上記
    第2領域に存在する各翼弦線中心点で構成された翼弦線
    中心線が曲線となるように上記第2前傾角を設定した
    とを特徴とする軸流送風機。
  5. 【請求項5】 上記第1前傾角と上記羽根外周部の翼弦
    線中心点に対応する前傾角との差が0度より小さく−1
    0度以上となるように形成したことを特徴とする請求項
    4記載の軸流送風機。
  6. 【請求項6】 羽根を取り付けて回転するボス部と、回
    転方向に面する羽根前縁部、回転方向と反対の方向に面
    する羽根後縁部、及び上記ボス部に対向する羽根外周部
    から周が構成される複数の羽根とを有する軸流送風機に
    おいて、上記羽根前縁部を気流の吸込側方向へ折り曲げ
    たことを特徴とする軸流送風機。
  7. 【請求項7】 気流吸込側に中心をもち、上記羽根外周
    部半径の0.2%から1%を直径とし、羽根のそり線に
    接する円弧に沿うように上記羽根前縁部を形成したこと
    を特徴とする請求項6記載の軸流送風機。
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