JP3203947U - 建築物用部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量で防音性、断熱性、および防水性に優れ、組み立てや解体が容易な建築物用部材を提供する。【解決手段】建築物用部材である壁材30は、基材32と、被覆層34を備えている。基材32は板形状を有している。基材32は、吸湿材層35を段ボール層36で挟んだ構造を有している。被覆層34は、基材32の一方の面32aに設けられている。被覆層34は、強化繊維と、合成樹脂とを含有している。基材32の一方の面32aと反対側の他方の面32bには和紙38が設けられている。和紙38には複数の通気穴38aが形成されている。【選択図】図3

Description

本考案は、防音性、断熱性、および防水性に優れた建築物用部材に関するものである。
屋内建築物を構成する壁材や屋根材などの建築物用部材として、段ボールが使用されている。段ボールは、軽量で防音性および断熱性があるものの防水性がない。このため、段ボールを主体とした防水性に優れた建築物用部材の出現が望まれている。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、軽量で防音性、断熱性、および防水性に優れ、組み立てや解体が容易な建築物用部材を提供することを目的とする。
本考案の建築物用部材は、段ボール層を含む基材と、基材の表面の少なくとも一部に設けられ、合成樹脂を含有する被覆層とを有している。本考案の建築物用部材において、被覆層が強化繊維をさらに含有していてもよい。また、本考案の建築物用部材において、基材が板形状であり、基材の一方の面に被覆層が設けられ、一方の面と反対側の他方の面に合成樹脂層が形成されていてもよい。
また、本考案の建築物用部材において、基材が板形状であるとともに、断熱材層を段ボール層で挟んだ構造を有し、基材の一方の面に被覆層が設けられ、一方の面と反対側の他方の面に和紙が設けられていてもよい。さらに、本考案の建築物用部材において、基材が板形状であるとともに、防音材層を段ボール層で挟んだ構造を有し、基材の一方の面に被覆層が設けられ、一方の面と反対側の他方の面に和紙が設けられていてもよい。
また、本考案の建築物用部材において、基材が板形状であるとともに、吸湿材層を段ボール層で挟んだ構造を有し、基材の一方の面に被覆層が設けられ、一方の面と反対側の他方の面に和紙が設けられ、和紙に複数の通気穴が形成されていてもよい。また、本考案の建築物用部材において、基材が板形状であるとともに、断熱材層と吸湿材層の積層を段ボール層で挟んだ構造を有し、基材の断熱材層側の面に被覆層が設けられ、基材の吸湿材層側の面に和紙が設けられ、和紙に複数の通気穴が形成されていてもよい。
本考案によれば、軽量で防音性、断熱性、および防水性に優れ、組み立てや解体が容易な建築物用部材が得られる。
本考案の第一の実施形態に係る壁材の断面図。 本考案の第二の実施形態に係る壁材の断面図。 本考案の第三の実施形態に係る壁材の断面図。 本考案の第四の実施形態に係る壁材の断面図。 本考案の第一の実施形態に係る壁材の変形例の壁材の斜視図(a)と断面図(b)。 本考案の建築物用部材を用いた建築物の断面図。
以下、本考案の建築物用部材について、図面を参照しながら各実施形態に基づいて説明する。なお、図面は、建築物用部材、建築物用部材の構成物、および建築物用部材の周辺物を模式的に表したものであり、これらの実物の寸法および寸法比は、図面上の寸法および寸法比と必ずしも一致していない。また、重複説明は適宜省略し、同一部材には同一符号を付与することがある。
図1は、本考案の第一の実施形態に係る建築物用部材である壁材10の断面模式図である。本考案の建築物用部材としては、壁材10のほか、屋根材や柱材等が挙げられる。壁材10は、基材12と、被覆層14とを備えている。基材12は段ボール層16を含む。段ボール層16は段ボールからなる。段ボールは、波状に成形した中芯紙の片面または両面に、平らな表板紙である段ボールライナーを設けた通常の板状の段ボールや、波形または蜂の巣状に成形した紙を、断面が波形または蜂の巣状となるように切断した部材の片面または両面に、段ボールライナーを設けた強度に優れる板状の段ボール(図5参照)などがある。
本実施形態では段ボールから構成される段ボール層16が3つ設けられているが、段ボール層16の数は特に制限がない。また、基材12は板形状を有している。なお、建築物用部材の基材は、板形状以外、例えば円柱形状や角柱形状などであってもよい。本実施形態では、壁材10を構成する段ボールの波形が上下方向に凹凸を繰り返しているが、水平方向に凹凸を繰り返してもよい。波形が水平方向に凹凸を繰り返している段ボールは、上下方向の力に耐久性がある。また、波形が水平方向に凹凸を繰り返している段ボールは、上下方向に通気性がある。建築物用部材の用途に応じて、段ボールの波形の向きが調整できる。
被覆層14は、基材12の表面の少なくとも一部、具体的には一方の面12aに設けられている。被覆層14は合成樹脂を含有する。基材12の強度を向上させるために、被覆層14が強化繊維をさらに含有していてもよい。この場合、被覆層14は、例えば、強化繊維(人工クモの糸)の織布または不織布を基材12の一方の面12aに接触させ、それを覆うように合成樹脂を被覆して作製する。強化繊維は、基材12を補強する、すなわち基材12の強度を向上させるための繊維であり、例えば、炭素繊維、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維等の合成繊維などが挙げられる。なお、高強度の基材12を用いる場合には、強化繊維がなくてもよい。
合成樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリテトラフルオロエチレン、またはポリエステルなどが挙げられる。防水機能を有する合成樹脂を用いれば、壁材10は屋外でも使用できる。また、撥水機能や遮熱機能などを有する合成樹脂も使用できるまた、基材12の一方の面12aと反対側の他方の面12bには、合成樹脂層18が形成されている。合成樹脂層18を構成する合成樹脂は、被覆層14を構成する合成樹脂と同じものが使用できる。被覆層14に強化繊維が含まれているので、壁材10の強度が高い。
図2は、本考案の第二の実施形態に係る建築物用部材である壁材20の断面模式図である。壁材20は、基材22と、被覆層24を備えている。基材22は板形状を有している。基材22は、断熱材層25を段ボール層26で挟んだ構造である。断熱材層25は、例えば、80倍発泡スチロールから構成されている。本実施形態では、基材22が断熱材層25を段ボール層26で挟んだ構造を有しているが、断熱材層25に代えて、防音材層や強化材層などを用いてもよい。被覆層24は基材22の一方の面22aに設けられている。被覆層24は、第一の実施形態と同様に、強化繊維と、合成樹脂とを含有する。基材22の一方の面22aと反対側の他方の面22bには、和紙28が設けられている。このため、基材22の他方の面22bで湿気が調整できる。
図3は、本考案の第三の実施形態に係る建築物用部材である壁材30の断面模式図である。壁材30は、基材32と、被覆層34を備えている。基材32は板形状を有している。基材32は、吸湿材層35を段ボール層36で挟んだ構造を有している。吸湿材層35は、例えば、高吸水・高吸湿の繊維から構成されている。被覆層34は基材32の一方の面32aに設けられている。被覆層34は、第一の実施形態と同様に、強化繊維と、合成樹脂とを含有する。基材32の一方の面32aと反対側の他方の面32bには、和紙38が設けられている。さらに、和紙38に複数の通気穴38aが形成されている。このため、壁材30は吸湿性に優れている。
図4は、本考案の第四の実施形態に係る建築物用部材である壁材40の断面図である。壁材40は、基材42と、被覆層44を備えている。基材42は板形状を有している。基材42は、断熱材層45と吸湿材層47の積層を段ボール層46で挟んだ構造を有している。断熱材層45、段ボール層46、および吸湿材層47は、第一から第三の実施形態と同様である。被覆層44は、基材42の断熱材層45側の面42aに設けられている。被覆層44は、第一の実施形態と同様に、強化繊維と、合成樹脂とを含有する。基材42の吸湿材層側の面42bには和紙48が設けられている。さらに、和紙48に複数の通気穴48aが形成されている。このため、壁材40は断熱性と吸湿性に優れている。
図5は、本考案の第一の実施形態に係る壁材の変形例を示しており、図5(a)が斜視図、図5(b)が断面図である。本変形例の壁材50は、図5(a)に示すように、基材52と、被覆層54とを備えている。基材12は段ボール層56を含む。段ボール層56は段ボールからなる。段ボールは、波形に成形した紙を、断面が波形となるように切断した部材の両面に、段ボールライナー57を設けた強度に優れる板状部材である。被覆層54は、基材52の一方の面に設けられている。基材52の他方の面には、合成樹脂層58が形成されている。
図5(b)に示すように、段ボール層56に代えて、段ボール層59を用いてもよい。段ボール層59は段ボールからなり、この段ボールは、蜂の巣状に成形した紙を、断面が蜂の巣状となるように切断した部材の両面に、段ボールライナー(不図示)を設けた強度に優れる板状部材である。本変形例のような段ボールを使用することによって、さらに高強度の建築物用部材が得られる。
図6は、本考案の建築物用部材を用いた建築物60の断面模式図である。建築物60は、例えば東屋である。建築物60は、壁62と、屋根64と、支柱66と、テーブル68とを備えている。テーブル68は、天板70と、側壁72とを備えており、天板70と側壁72で囲まれた空間には、冷却源74が設けられている。壁62、屋根64、支柱66、および側壁72に、本考案の建築物用部材が使用できる。冷却源74は尿素と水を含み、これらが混合したときに発生する冷気が、換気扇76を通過して、支柱66の開口部66aから放出される。このようにして、自然の素材を生かした快適な建築物が得られる。冷却源74としては、上記以外の例えば、地下冷気であってもよいし、氷や冷房装置であってもよい。
本考案の建築物用部材は、上記のような構成をしているため、軽量で防音性、断熱性、および防水性に優れ、組み立てや解体が容易な建築物用部としとして使用できる。
10,20,30,40,50 壁材
12,22,32,42,52 基材
14,24,34,44,54 被覆層
16,26,36,46,56,59 段ボール層
57 段ボールライナー
18,58 合成樹脂層
25,45 断熱材層
28,38,48 和紙
35,47 吸湿材層
60 建築物
62 壁
64 屋根
66 支柱
68 テーブル
70 天板
72 側壁
74 冷却源
76 換気扇

Claims (7)

  1. 段ボール層を含む基材と、
    前記基材の表面の少なくとも一部に設けられ、合成樹脂を含有する被覆層と、
    を有する建築物用部材。
  2. 請求項1において、
    前記被覆層が強化繊維をさらに含有する建築物用部材。
  3. 請求項1または2において、
    前記基材が板形状であり、
    前記基材の一方の面に前記被覆層が設けられ、
    前記一方の面と反対側の他方の面に合成樹脂層が形成されている建築物用部材。
  4. 請求項1または2において、
    前記基材が板形状であるとともに、断熱材層を段ボール層で挟んだ構造を有し、
    前記基材の一方の面に前記被覆層が設けられ、
    前記一方の面と反対側の他方の面に和紙が設けられている建築物用部材。
  5. 請求項1または2において、
    前記基材が板形状であるとともに、防音材層を段ボール層で挟んだ構造を有し、
    前記基材の一方の面に前記被覆層が設けられ、
    前記一方の面と反対側の他方の面に和紙が設けられている建築物用部材。
  6. 請求項1または2において、
    前記基材が板形状であるとともに、吸湿材層を段ボール層で挟んだ構造を有し、
    前記基材の一方の面に前記被覆層が設けられ、
    前記一方の面と反対側の他方の面に和紙が設けられ、
    前記和紙に複数の通気穴が形成されている建築物用部材。
  7. 請求項1または2において、
    前記基材が板形状であるとともに、断熱材層と吸湿材層の積層を段ボール層で挟んだ構造を有し、
    前記基材の前記断熱材層側の面に前記被覆層が設けられ、
    前記基材の前記吸湿材層側の面に和紙が設けられ、
    前記和紙に複数の通気穴が形成されている建築物用部材。
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