JP3203515B2 - ディスク成形機 - Google Patents
ディスク成形機Info
- Publication number
- JP3203515B2 JP3203515B2 JP19161299A JP19161299A JP3203515B2 JP 3203515 B2 JP3203515 B2 JP 3203515B2 JP 19161299 A JP19161299 A JP 19161299A JP 19161299 A JP19161299 A JP 19161299A JP 3203515 B2 JP3203515 B2 JP 3203515B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- disk
- molding machine
- preset
- air blow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク（例え
ば、光ディスク）を成形する成形機に関する。
ば、光ディスク）を成形する成形機に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ディスクを成形する成形機（例
えば、射出成形機：以下ディスク成形機という）では、
ディスク成形品を金型から遊離する際（取り出す際）、
機械式エジェクタ及びエアブローが用いられている。こ
のようなディスク成形機では、型開時間が一定でない関
係上、エアブローを行うタイミングが型開毎にずれてし
まい、このため、形成品の品質（特に、機械的特性）が
形成毎に変化して安定しない。
えば、射出成形機：以下ディスク成形機という）では、
ディスク成形品を金型から遊離する際（取り出す際）、
機械式エジェクタ及びエアブローが用いられている。こ
のようなディスク成形機では、型開時間が一定でない関
係上、エアブローを行うタイミングが型開毎にずれてし
まい、このため、形成品の品質（特に、機械的特性）が
形成毎に変化して安定しない。
【０００３】このような不具合を防止するため、従来の
ディスク成形機では、冷却時間終了後又は保圧終了後等
の時間から所定の時間経過した後、エアブローを行うよ
うにしている。
ディスク成形機では、冷却時間終了後又は保圧終了後等
の時間から所定の時間経過した後、エアブローを行うよ
うにしている。
【０００４】しかしながら、上述のように、エアブロー
を制御するようにすると、例えば、脱圧・型開時間にば
らつきが生じると、エアブローが時間設定によって動作
するため、機械式エジェクタとエアブローのタイミング
並びに取り出し機の吸着のタイミング等がずれてしま
い、ディスク成形品において品質が安定しなくなってし
まう。特に、反り量及び面振れ量が安定しなくなってし
まう。
を制御するようにすると、例えば、脱圧・型開時間にば
らつきが生じると、エアブローが時間設定によって動作
するため、機械式エジェクタとエアブローのタイミング
並びに取り出し機の吸着のタイミング等がずれてしま
い、ディスク成形品において品質が安定しなくなってし
まう。特に、反り量及び面振れ量が安定しなくなってし
まう。
【０００５】上述のようなばらつきを防止する装置とし
て、例えば、特開平９−７０８６６号公報に記載された
ものが知られている。この装置では、全型開の位置を検
出する検出器を設けて、全型開設定位置に金型が位置す
ると、エアブローを行っている。
て、例えば、特開平９−７０８６６号公報に記載された
ものが知られている。この装置では、全型開の位置を検
出する検出器を設けて、全型開設定位置に金型が位置す
ると、エアブローを行っている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
装置の場合、離型性の良い成形品によっては、成形品の
離型と取り出し機とのタイミングがあわなくなって、取
り出し機の成形品吸着にミスが発生することがあり、成
形品がうまく取り出せないという問題点がある。
装置の場合、離型性の良い成形品によっては、成形品の
離型と取り出し機とのタイミングがあわなくなって、取
り出し機の成形品吸着にミスが発生することがあり、成
形品がうまく取り出せないという問題点がある。
【０００７】本発明の目的は、ディスク成形品の品質を
損なうことなくディスク成形品をうまく取り出すことの
できるディスク成形機を提供することにある。
損なうことなくディスク成形品をうまく取り出すことの
できるディスク成形機を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、可動金
型部と固定金型部とによって形成される金型キャビティ
に溶融樹脂を射出してディスク成形品を成形するディス
ク成形機において、型開きを行って前記ディスク成形品
を金型から取り出す際、前記可動金型部の位置を検出し
て検出位置を得る検出手段と、該検出位置で示す前記可
動金型部の位置が予め設定された金型位置に達すると予
め設定された遅延時間の計時を開始して該遅延時間が経
過するとエアブローを開始する制御手段とを有すること
を特徴とするディスク成形機が得られる。そして、例え
ば、前記予め設定された金型位置は最大型開き位置に設
定される。
型部と固定金型部とによって形成される金型キャビティ
に溶融樹脂を射出してディスク成形品を成形するディス
ク成形機において、型開きを行って前記ディスク成形品
を金型から取り出す際、前記可動金型部の位置を検出し
て検出位置を得る検出手段と、該検出位置で示す前記可
動金型部の位置が予め設定された金型位置に達すると予
め設定された遅延時間の計時を開始して該遅延時間が経
過するとエアブローを開始する制御手段とを有すること
を特徴とするディスク成形機が得られる。そして、例え
ば、前記予め設定された金型位置は最大型開き位置に設
定される。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下本発明について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００１０】図１を参照して、図示のディスク成形機
は、固定プラテン１１を備えており、固定プラテン１１
上には金型（固定金型）１２が配設されている。固定プ
ラテン１１に対して移動可能に可動プラテン１３が配置
されており、この可動プラテン１３はタイバー（図示せ
ず）にガイドされて移動する。そして、可動プラテン１
３上には金型（可動金型）１４が配設され、後述するよ
うに、固定金型１２と可動金型１４とが型締めされて射
出成形が行われる。
は、固定プラテン１１を備えており、固定プラテン１１
上には金型（固定金型）１２が配設されている。固定プ
ラテン１１に対して移動可能に可動プラテン１３が配置
されており、この可動プラテン１３はタイバー（図示せ
ず）にガイドされて移動する。そして、可動プラテン１
３上には金型（可動金型）１４が配設され、後述するよ
うに、固定金型１２と可動金型１４とが型締めされて射
出成形が行われる。
【００１１】可動プラテン１３の後段には型締め装置が
配置されており、この型締め装置は、型締めシリンダー
１５及びピストン部１６を備えている。型締めを行う際
には、型締めシリンダー１５によってピストン部１６を
図中右方向に移動させて型締めを行う。そして、型締め
が完了すると、金型キャビティーに溶融樹脂を射出し
て、例えば、ディスクを成形する。保圧・冷却工程が終
了すると、型締めシリンダー１５によってピストン部１
６を図中左方向に移動させて型開を行い、後述するよう
にしてディスク成形品が金型から取り出される。
配置されており、この型締め装置は、型締めシリンダー
１５及びピストン部１６を備えている。型締めを行う際
には、型締めシリンダー１５によってピストン部１６を
図中右方向に移動させて型締めを行う。そして、型締め
が完了すると、金型キャビティーに溶融樹脂を射出し
て、例えば、ディスクを成形する。保圧・冷却工程が終
了すると、型締めシリンダー１５によってピストン部１
６を図中左方向に移動させて型開を行い、後述するよう
にしてディスク成形品が金型から取り出される。
【００１２】型締めシリンダー１５と可動金型１４との
間にはガイド１７が配置されており、このガイド１７に
は型開閉距離エンコーダ１８が配置されて、エンコーダ
によって型開閉の際の可動プラテン１３の位置が測定さ
れ、測定位置情報として制御装置１９に与えられる。
間にはガイド１７が配置されており、このガイド１７に
は型開閉距離エンコーダ１８が配置されて、エンコーダ
によって型開閉の際の可動プラテン１３の位置が測定さ
れ、測定位置情報として制御装置１９に与えられる。
【００１３】いま、型開き動作がスタートすると、前述
のように、エンコーダ１８から測定位置情報が制御装置
１９に与えられる。制御装置１９には予め距離位置設定
値が設定されており、この距離位置設定値は成形機制御
画面２０に設定位置（単位ｍｍ）として表示される。測
定位置情報で示す測定距離が距離位置設定値となると、
制御装置１９は予め設定された遅延時間の計時をスター
トする。この設定遅延時間は成形機制御画面２０に遅延
時間（単位ｓｅｃ）として表示される。設定遅延時間が
経過すると、制御装置１９は予め設定されたエアブロー
時間エアブロー（ＡＩＲ ＢＬＯＷ）を行う。設定エア
ブロー時間は成形機制御画面２０にＡＩＲ ＢＬＯＷ時
間（単位ｓｅｃ）として表示される。そして、設定エア
ブロー時間が経過すると、制御装置１９はエアブローを
終了する。
のように、エンコーダ１８から測定位置情報が制御装置
１９に与えられる。制御装置１９には予め距離位置設定
値が設定されており、この距離位置設定値は成形機制御
画面２０に設定位置（単位ｍｍ）として表示される。測
定位置情報で示す測定距離が距離位置設定値となると、
制御装置１９は予め設定された遅延時間の計時をスター
トする。この設定遅延時間は成形機制御画面２０に遅延
時間（単位ｓｅｃ）として表示される。設定遅延時間が
経過すると、制御装置１９は予め設定されたエアブロー
時間エアブロー（ＡＩＲ ＢＬＯＷ）を行う。設定エア
ブロー時間は成形機制御画面２０にＡＩＲ ＢＬＯＷ時
間（単位ｓｅｃ）として表示される。そして、設定エア
ブロー時間が経過すると、制御装置１９はエアブローを
終了する。
【００１４】なお、上記の距離設定値は、例えば、金型
が最大型開き位置に設定され、金型が最大型開き位置に
達した後、制御装置に内蔵されたタイマーで設定遅延時
間を計時して、その後エアブローが行われる。
が最大型開き位置に設定され、金型が最大型開き位置に
達した後、制御装置に内蔵されたタイマーで設定遅延時
間を計時して、その後エアブローが行われる。
【００１５】上述のエアブローの際、機械式エジェクタ
も用いてディスク成形品が、例えば、取り出し機によっ
て吸着して取り出される。なお、エアブローは機械式エ
ジェクタを動作させる前後で行われる。また、取り出し
機を用いることなくディスク成形品をエアブロー及び機
械式エジェクタによって自然落下させて金型から取り出
すようにしてもよい。
も用いてディスク成形品が、例えば、取り出し機によっ
て吸着して取り出される。なお、エアブローは機械式エ
ジェクタを動作させる前後で行われる。また、取り出し
機を用いることなくディスク成形品をエアブロー及び機
械式エジェクタによって自然落下させて金型から取り出
すようにしてもよい。
【００１６】上述のように、型開の際、金型が予め設定
された位置に達した後、所定のタイミングをとってエア
ブローを行うようにしたので、脱圧時間又は型開時間が
変化しても機械式エジェクタの動作及び取り出し機の吸
着動作とのタイミングのずれを少なくできる。
された位置に達した後、所定のタイミングをとってエア
ブローを行うようにしたので、脱圧時間又は型開時間が
変化しても機械式エジェクタの動作及び取り出し機の吸
着動作とのタイミングのずれを少なくできる。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では型開の
際、金型が予め設定された位置に達した後、所定のタイ
ミングをとってエアブローを行うようにしたので、エア
ブローのタイミングがずれることが少なく、その結果、
成形品の機械的特性を安定させることができるという効
果がある。つまり、ディスク成形品の品質を損なうこと
なくディスク成形品をうまく取り出すことのできる。
際、金型が予め設定された位置に達した後、所定のタイ
ミングをとってエアブローを行うようにしたので、エア
ブローのタイミングがずれることが少なく、その結果、
成形品の機械的特性を安定させることができるという効
果がある。つまり、ディスク成形品の品質を損なうこと
なくディスク成形品をうまく取り出すことのできる。
【図１】本発明によるディスク成形機における成形品取
り出し動作を説明するための図である。
り出し動作を説明するための図である。
【符号の説明】 １１ 固定プラテン １２ 金型（固定金型） １３ 可動プラテン １４ 金型（可動金型） １５ 型締めシリンダー １６ ピストン部 １７ ガイド １８ 型開閉距離エンコーダ １９ 制御装置 ２０ 成形機制御画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B29C 45/00 - 45/84 B29C 33/00 - 33/76
Claims (3)
- 【請求項１】 可動金型部と固定金型部とによって形成
される金型キャビティに溶融樹脂を射出してディスク成
形品を成形するディスク成形機において、型開きを行っ
て前記ディスク成形品を金型から取り出す際、前記可動
金型部の位置を検出して検出位置を得る検出手段と、該
検出位置で示す前記可動金型部の位置が予め設定された
金型位置に達すると予め設定された遅延時間の計時を開
始して該遅延時間が経過するとエアブローを開始する制
御手段とを有することを特徴とするディスク成形機。 - 【請求項２】 請求項１に記載されたディスク成形機に
おいて、前記予め設定された金型位置は最大型開き位置
でに設定されるようにしたことを特徴とするディスク成
形機。 - 【請求項３】 請求項１又は２に記載されたディスク成
形機において、前記制御手段は予め設定されたエアブロ
ー時間前記エアブローを行うようにしたことを特徴とす
るディスク成形機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19161299A JP3203515B2 (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | ディスク成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19161299A JP3203515B2 (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | ディスク成形機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001018267A JP2001018267A (ja) | 2001-01-23 |
| JP3203515B2 true JP3203515B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=16277540
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19161299A Expired - Lifetime JP3203515B2 (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | ディスク成形機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3203515B2 (ja) |
-
1999
- 1999-07-06 JP JP19161299A patent/JP3203515B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001018267A (ja) | 2001-01-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010523 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090629 Year of fee payment: 8 |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629 Year of fee payment: 9 |