JP3203199U - 寸胴鍋用加熱補助器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】寸胴鍋の側面の加熱を補助する寸胴鍋用加熱補助器具であって、寸胴鍋の加熱効率を向上することができる寸胴鍋用加熱補助器具を提供すること。【解決手段】寸胴鍋の側面の加熱を補助する寸胴鍋用加熱補助器具であって、前記寸胴鍋の外周に配置する平板部材と、前記平板部材を前記寸胴鍋に固定するための略円形の固定バンドと有し、 前記平板部材は、断面が凹形状であり、前記寸胴鍋の外周に略円環形状に複数並べて配置する、ことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、寸胴鍋の側面の加熱を補助する寸胴鍋用加熱補助器具に関する。
ガスコンロで直火で加熱する寸胴鍋(寸胴の形をした鍋)が知られている。特許文献1では、鍋底が熱による変形で不安定となる事を防ぐ為に、鍋底にかかる熱応力を鍋底内に逃げるように、ほんの僅か中心に向かう凸勾配を付けた加工を施し、鍋外に変形し湾曲し不安定になる事を防止した、電磁調理器用寸胴鍋に関する技術を開示している。
登録実用新案公報第3161760号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、鍋の側面から熱が逃げてしまい、加熱効率が悪くなる場合がある。寸胴の形をした寸胴鍋では、特に鍋の側面から熱が逃げ易い場合がある。
本考案は、寸胴鍋の側面の加熱を補助する寸胴鍋用加熱補助器具であって、寸胴鍋の加熱効率を向上することができる寸胴鍋用加熱補助器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案の一つの実施形態は、寸胴鍋の側面の加熱を補助する寸胴鍋用加熱補助器具であって、前記寸胴鍋の外周に配置する平板部材と、前記平板部材を前記寸胴鍋に固定するための略円形の固定バンドと有し、前記平板部材は、断面が凹形状であり、前記寸胴鍋の外周に略円環形状に複数並べて配置する、ことを特徴とする寸胴鍋用保温器具を提供する。
本考案の他の実施形態は、上記の寸胴鍋用加熱補助器具であって、前記固定バンドは、前記寸胴鍋の外周に配置した複数の前記平板部材を締め付けて、該寸胴鍋に該平板部材を固定する、ことを特徴とする寸胴鍋用加熱補助器具であってもよい。
本考案の他の実施形態は、上記の寸胴鍋用加熱補助器具であって、前記平板部材はステンレス鋼である、ことを特徴とする寸胴鍋用加熱補助器具であってもよい。
本考案に係る寸胴鍋用加熱補助器具によれば、寸胴鍋の側面の加熱を補助することによって、寸胴鍋の加熱効率を向上することができる。
本考案の実施形態に係る寸胴鍋用加熱補助器具の使用例を説明する説明図である。 本考案の実施形態に係る寸胴鍋用加熱補助器具の例を説明する説明図である。 本考案の実施形態に係る寸胴鍋用加熱補助器具の平板部材の例を説明する説明図である。
実施形態に係る寸胴鍋用加熱補助器具の例を用いて、本考案を説明する。なお、本考案は、以後に説明する寸胴鍋以外でも、寸胴の形をした鍋であれば、いずれのものにも用いることができる。また、寸胴鍋の形状、材質は、特に限定されない。
以後に、本考案を説明する。
図1乃至図3を用いて、本考案に係る寸胴鍋用加熱補助器具の構成を説明する。ここで、図1は、本考案の実施形態に係る寸胴鍋用加熱補助器具の使用例を説明する説明図である。図2(a)は、本考案の実施形態に係る寸胴鍋用加熱補助器具の例を説明する正面図である。図2(b)は、本考案の実施形態に係る寸胴鍋用加熱補助器具の例を説明する平面図である。図3は、本考案の実施形態に係る寸胴鍋用加熱補助器具の平板部材の例を説明する説明図である。なお、図1等に示す寸胴鍋用加熱補助器具の構成等は一例であり、本考案は図1等に示す寸胴鍋用加熱補助器具に示すものに限定されるものではない。
図1に示すように、本考案に係る寸胴鍋用加熱補助器具100は、寸胴鍋PNの側面の加熱を補助する器具(装置、部品、もの)であり、寸胴鍋PNの外周に配置するものである。本考案に係る寸胴鍋用加熱補助器具100は、図2(a)及び図2(b)に示すように、寸胴鍋の外周に配置する複数の平板部材10と、複数の平板部材10を寸胴鍋に固定する固定バンド20と有する。
平板部材10は、図3に示すように、2カ所を90度折り曲げた平板であり、断面が凹形状の平板である。平板部材10は、図1及び図2に示すように、寸胴鍋の外周に略円環形状に複数並べて配置する。これにより、本考案に係る寸胴鍋用加熱補助器具100は、複数の平板部材と寸胴鍋の側面との間に加熱された空気のための通路を形成することができる。また、本考案に係る寸胴鍋用加熱補助器具100は、複数の平板部材と寸胴鍋の側面との間の通路に鍋底で加熱された空気を流通することができるので、寸胴鍋の側面の加熱を補助(付加、再加熱)することができる。なお、平板部材の材質は、例えばステンレス鋼を用いることができる。また、平板部材の材質は、寸胴鍋と同じ材質であってもよい。
なお、寸胴鍋の周りに配置する平板部材10の数は、使用する寸胴鍋の直径に基づいて、予め実験や計算で定められる数とすることができる。また、平板部材10の形状は、使用する寸胴鍋の高さや直径に基づいて、予め実験や計算で定められる形状とすることができる。
固定バンド20は、図2(a)及び図2(b)に示すように、寸胴鍋に平板部材10を固定するものである。固定バンド20は、略円形のゴムバンドなどを用いることができる。固定バンド20は、寸胴鍋の外周に配置した複数の平板部材10を締め付けて、寸胴鍋に平板部材10を固定する。
なお、図2(a)及び図2(b)に示す固定バンド20は一例であり、本考案は図2(a)及び図2(b)に示す固定バンド20に限定されるものではない。固定バンド20は、例えば1箇所または3箇所以上で、平板部材10を固定するものであってもよい。
以上のとおり、本考案に係る寸胴鍋用加熱補助器具によれば、固定バンドを用いて、複数の平板部材を寸胴鍋の側面に配置することができ、複数の平板部材と寸胴鍋の側面との間の通路に鍋底で加熱された空気を流通することができるので、寸胴鍋の側面の加熱を補助することができる。また、本考案に係る寸胴鍋用加熱補助器具によれば、寸胴鍋の側面の加熱を補助することができるので、寸胴鍋の加熱効率を向上することができる。
以上のとおり、本考案に係る実施形態について説明したが、本考案は上記の実施形態に限定されるものではない。すなわち、本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載の内容に基づいて、様々に変形、変更又はその他任意に改変され得る。
100 : 寸胴鍋用加熱補助器具
10 : 平板部材
20 : 固定バンド
PN : 寸胴鍋

Claims (3)

  1. 寸胴鍋の側面の加熱を補助する寸胴鍋用加熱補助器具であって、
    前記寸胴鍋の外周に配置する平板部材と、
    前記平板部材を前記寸胴鍋に固定するための略円形の固定バンドと
    有し、
    前記平板部材は、断面が凹形状であり、前記寸胴鍋の外周に略円環形状に複数並べて配置する、
    ことを特徴とする寸胴鍋用加熱補助器具。
  2. 前記固定バンドは、前記寸胴鍋の外周に配置した複数の前記平板部材を締め付けて、該寸胴鍋に該平板部材を固定する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の寸胴鍋用加熱補助器具。
  3. 前記平板部材はステンレス鋼である、ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の寸胴鍋用加熱補助器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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