JP3203135B2 - 強誘電体記憶素子 - Google Patents

強誘電体記憶素子

Info

Publication number
JP3203135B2
JP3203135B2 JP23758594A JP23758594A JP3203135B2 JP 3203135 B2 JP3203135 B2 JP 3203135B2 JP 23758594 A JP23758594 A JP 23758594A JP 23758594 A JP23758594 A JP 23758594A JP 3203135 B2 JP3203135 B2 JP 3203135B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
ferroelectric
substrate
voltage
polarization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23758594A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08102528A (ja
Inventor
泰史 荻本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP23758594A priority Critical patent/JP3203135B2/ja
Publication of JPH08102528A publication Critical patent/JPH08102528A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3203135B2 publication Critical patent/JP3203135B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強誘電体記憶素子に関す
る。詳しくは強誘電体薄膜の自発分極による静電誘導を
介して、不純物ドープ領域中のキャリアの移動量を変化
させる強誘電体記憶素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータなどに利用される不
揮発性の半導体記憶素子として、ROM(Read Only Me
mory)、PROM(Programmable ROM)、EPRO
M(Erasable PROM)、EEPROM(Electrical
ly Erasable PROM)などが知られており、特にこ
の中でも、EEPROMは電気的に記憶内容を書き換え
ることができるので有望視されている。
【0003】このEEPROMにおいては、MIS(Me
tal Insulator Semiconductor)電界効果型トランジス
タのゲート絶縁膜中のトラップ領域あるいはフローティ
ングゲートを、シリコン基板からのトンネル効果等を利
用した電荷注入によって帯電させ、その静電誘導によっ
て基板の表面伝導度を変調する方法が知られている。し
かしながら、フローティングゲート等への電子の注入
に、電子のトンネル効果を利用した素子においては、シ
リコン基板からの電荷注入の際に大きな電界が必要であ
ったり、SiO2 絶縁膜中にトラップが発生して書換回
数が制限されるという問題があった。
【0004】一方、EEPROMとは全く異なった不揮
発性メモリとして、強誘電体の自発分極を利用した方法
も考えられている。この強誘電体薄膜を利用した方法に
は2通りの構造があり、それぞれキャパシタ構造、MF
S(Metal Ferroelectric Semiconductor)−FET(F
ield Effect Transistor)構造と呼ばれている。
【0005】キャパシタ構造は、強誘電体薄膜を電極で
挟んだ構造をしており、強誘電体の自発分極の分極反転
による反転電流の有無を検出して、メモリ内容の読み出
しを行うものである。キャパシタ構造では読み出し時に
蓄積されたメモリ内容を破壊してしまうので、読み出し
後にもう一度メモリ内容を書き直すという動作(リライ
ト動作)を行わなければならないという欠点がある。し
かし、Pt電極などの上に強誘電体薄膜を形成するた
め、比較的良質の膜が得られ易く、現在、製品化に向け
て精力的に開発が進められている。このキャパシタ構造
には例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)、PbT
iO3 (チタン酸鉛)、BaTiO3 (チタン酸バリウ
ム)、Bi4 Ti312(チタン酸ビスマス)などのい
わゆる酸化物ペロブスカイトあるいは酸化物層状ペロブ
スカイト強誘電体材料が検討されている。これは、酸化
物ペロフスカイト強誘電体は自発分極の値が大きく抗電
界が小さいため、LSIで用いられる動作電圧で分極反
転が十分可能であり、メモリ内容の判別に十分な信号量
が確保できるからである。
【0006】一方、MFS−FET構造は、MIS−F
ETのゲ−ト絶縁膜を強誘電体薄膜としたもので、強誘
電体の自発分極の向き、大きさに応じてその自発分極を
補償するように半導体表面に誘起される電荷によって、
半導体表面の伝導度が変調されることを利用してメモリ
内容の読み出しをするものである。MFS−FET構造
では読み出し時にメモリ内容を破壊しない非破壊読み出
しが可能であるばかりか、現在、高集積化が進むDRA
Mなどの1Tr−1C(1トランジスタ−1キャパシ
タ)で構成されるメモリ素子が直面しているスケーする
ことが可能であり、今後、更に1Gbit以上の高集積
化が進展すると予想されるメモリ素子として優れた可能
性を有していると考えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このMFS
−FET構造で安定な素子を作製するには次のような困
難がある。 半導体に直接強誘電体薄膜を形成するため、界面準
位密度が大きくなる。 強誘電体を形成するプロセス中に、半導体表面に酸
化膜が形成されるため、強誘電体の結晶性、モフォロジ
ーが劣化し、強誘電特性が損なわれる。 強誘電体が高い比誘電率(200〜1000)を有
するために、酸化シリコンなどの低誘電率層が形成され
た場合、強誘電体キャパシタ部分にかかる実効的な電圧
が非常に小さくなる。 強誘電体キャパシタ部分にかかる電圧を大きくする
と、酸化シリコンなど低誘電率層が形成するキャパシタ
に大きな電圧がかかり、絶縁破壊が発生する。 強誘電体キャパシタ部分にかかる電圧を大きくする
と動作電圧が大きくなる。
【0008】、の問題は、半導体に直接、強誘電体
膜を作製する必要のないMFMIS(Metal Ferroelect
ric Metal Insulator Semiconductor)構造を用いるこ
とにより、回避することが可能である。あるいは、半導
体直上の絶縁体膜として、従来、MOS−FETに用い
られている熱酸化により作製した酸化シリコン膜を用
い、酸化シリコン膜上に強誘電体膜を作製するMFOS
(Metal FerroelectricOxide Semiconductor)構造によ
っても回避できる。ただし、MFOS構造においては、
酸化シリコン膜がアモルファスであり、かつ、熱膨張係
数が強誘電体と大きく異なるため、強誘電体膜の下地と
して適していないという問題がある。
【0009】しかしながら、いずれの構造においても、
〜の問題を解決することはできない。例えば、文献
「強誘電体薄膜のNDRO不揮発性メモリ応用への研
究」信学技報(1993ー11)pp.53−59で
は、MFMIS構造に膜厚250nmのPZT強誘電体
膜を用いてCーV特性を調べているが、約1.5Vのメ
モリウインドウを得るのに、±10Vのバイアス電圧を
必要としている。これは、PZT膜の誘電率が約850
と非常に高いため、酸化シリコン膜に電圧のほとんどが
かかってしまい、強誘電体膜に実効的にかかる電圧が
0.6Vと非常に小さくなるためと考えられている。
【0010】メモリデバイスとして実用化するには、L
SIで用いられる5Vの電源電圧、更に16Mbit以
降の高集積メモリにおいて用いられると思われる3.3
Vの電源電圧で動作することが要求されるため、それに
見合う駆動電圧の低減が非常に大きな課題となる。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本願発明は、S
i(100)単結晶基板と、基板表層部に形成されたソース
およびドレインと、ソース−ドレイン間にまたがるよう
に形成された酸化シリコン絶縁膜上に、フローティング
ゲート電極、強誘電体膜、ゲート電極が順次形成された
積層ゲート構造からなる強誘電体記憶素子において、強
誘電体膜LMnO3薄膜(Lは、Y、Er、Ho、Tm、Yb、L
uからなる群から選択された元素である。)であるもの
に対してなされたものである。
【0012】また、願発明は、Si(100)単結晶基板
と、基板表層部に形成されたソースおよびドレインと、
ソース−ドレイン間にまたがるように形成された酸化シ
リコン絶縁膜上に、バッファ膜、強誘電体膜、ゲート電
極が順次形成された積層ゲート構造からなる強誘電体記
憶素子において、強誘電体膜が、LMnO3薄膜(Lは、
Y、Er、Ho、Tm、Yb、Luからなる群から選択された元素
である。)であるものに対してなされたものであって、
特に、前記バッファ膜がY 2 3 からなることを特徴とす
る。
【0013】
【0014】本願第3の発明は、Si(100)単結晶
基板と、基板表層部に形成されたソースおよびドレイン
と、ソース−ドレイン間にまたがるように形成された誘
電体バッファ膜上に、強誘電体膜、ゲート電極が順次積
層された積層ゲート構造からなる強誘電体記憶素子にお
いて、強誘電体が、LMnO3 薄膜(LはY、Er、H
o、Tm、Yb、Luからなる群から選択された元素で
ある。)であることを特徴とする。
【0015】好ましくは、前記第3の発明に記載のバッ
ファ膜が、100以上の高誘電率を示すSrTiO3
たはBa1 - x Srx TiO3 からなることを特徴とす
る。
【0016】
【作用】本発明によれば、LMnO3 (但し、LはY、
Er、Ho、Tm、Yb、Luからなる群から選択され
た元素)で表される材料による低誘電率の強誘電体薄膜
を形成しているので、強誘電体キャパシタ部分にかかる
実効的な電圧において、強誘電体膜の分極反転を行い半
導体表面の伝導度を変調するに十分な値を確保でき、か
つ、LSIとして要求される低駆動電圧に対応すること
が可能となる。そこで、MFS−FET構造の強誘電体
記憶素子を実用化することが可能となる。
【0017】即ち、LMnO3 は、構成元素が3元素と
比較的単純な系であり、なおかつ揮発性元素を含まない
ため、Pb系強誘電体のようなPb欠陥によるリーク特
性の劣化や、半導体基板へのPb拡散などの問題がな
い。また、その結晶系は最密充填構造をとる六方晶系で
あり、分極方向が[0001]であることから、配向方
向と分極方向が一致した膜を作製するプロセスが他の層
状化合物強誘電体や、複雑な結晶構造の材料と比して、
容易になることを見いだしたことにより、本願の強誘電
体記憶素子が可能となったものである。
【0018】また、本発明によれば、強誘電体記憶素子
のバッファ膜として、アモルファスの酸化シリコン膜上
で配向膜を作製可能なY23 、YSZを用いることに
より、熱ひずみによるストレスを緩和し、良好な配向お
よびモフォロジーを有する強誘電体膜が得られる。特
に、強誘電体薄膜として、バッファ層と同じYを構成元
素とするYMnO3 との組み合わせが望ましい。
【0019】さらに、本発明によれば、強誘電体記憶素
子のバッファ層として、Siとの良好な界面を形成し、
100以上の高い誘電率を示すSrTiO3 または、B
1 - x Srx TiO3 を組み合わせることで、半導体
界面に接する誘電体バッファ膜に実効的にかかる電圧が
より低減され、その結果、Si側からの電荷注入による
リーク電流を低減することも可能となる。
【0020】ここで、LMnO3 (但し、LはY、E
r、Ho、Tm、Yb、Luからなる群から選択された
元素)で表される強誘電体材料による強誘電体記憶素子
の有用性についての計算結果を以下に示す。表1に、L
MnO3 のバルクでの誘電率、残留分極、抗電界などの
電気特性を示す。
【0021】
【表1】
【0022】例えば、MFMIS構造に膜厚tf=10
0nmのYMnO3 を用いた場合、その誘電率としてε
f=20(バルク値)、酸化シリコンの膜厚をto=1
0nm、誘電率をεo=3.9、という値を用いて強誘
電体膜と酸化シリコンとにかかる電圧比を見積もると、
Vf=0.66Vg、Vo=0.34Vg(Vg:印加
電圧)となる。Vg=1.65V(16Mbit以降の
高集積化メモリにおいて用いられると思われる電源電圧
3.3Vの1/2)とした場合、実際に印加される電圧
はVf=1.09V、Vo=0.56Vとなり、それぞ
れの電界強度はEf=109kV/cm、Eo=0.5
6MV/cmとなる。よって、表1からYMnO3 の抗
電界はEc=20kV/cmであり、分極反転を行い、
飽和したヒステリシス特性を得るに十分な電界を確保で
きると考えられる。また、YMnO3 の残留分極は5μ
C/cm2 (バルク値)と、半導体表面の伝導度を変調
するに十分な値を有している。
【0023】比較のため、PZTの850という誘電率
(文献参考値)を用いて同様の計算を行った。この場
合、強誘電体膜と酸化シリコンとにかかる電圧比は、V
f=0.04Vg、Vo=0.96Vgとなり、強誘電
体膜には、印加電圧のわずか4%しか分配されない。V
g=1.65Vとした場合、実際に印加される電圧はV
f=0.066V、Vo=1.584Vとなり、それぞ
れの電界強度はEf=6.6kV/cm、Eo=1.5
84MV/cmとなる。この電界強度では、強誘電体メ
モリの動作原理となる分極反転を行い、飽和したヒステ
リシス特性を得ることは不可能である。
【0024】
【実施例】
<実施例1>本発明の材料を適用したMFMIS構造に
ついて、いわゆるバラクタ構造を用いて調べた実施例を
図1〜4に従い説明する。
【0025】まず、LMnO3 (但し、LはY、Er、
Ho、Tm、Yb、Luからなる群から選択された元
素)で表される強誘電体の薄膜を作製し、薄膜での強誘
電特性の測定を行った。図1は、測定に用いた構造の断
面模式図である。ここでは、一例としてYMnO3 膜の
作製方法について説明する。p型で抵抗率が50Ωcm
(ドーパント:ホウ素)のSi(100)基板1に、シ
リコン酸化膜2を10nm膜厚でドライ熱酸化により形
成する。この酸化膜2上に、膜厚30nmのTa膜3を
スパッタ法で形成し、このTa膜3上に膜厚200nm
のPt膜4を同じくスパッタ法で形成し、これを基板と
して用いた。
【0026】上記基板上に、強誘電体膜5として膜厚1
00nmのYMnO3 膜をゾルゲル法によって形成し
た。前駆体溶液を上記基板上に滴下し、スピンコーティ
ングを200rpm×3秒、5000rpm×20秒で
行ない、乾燥ゲルを100℃×15分の熱処理で作製
し、最後に有機物の熱分解を400℃×30分で行な
う。この一連の操作を2回繰返した。前記強誘電体膜
に、赤外線ランプを用いたアニーリング装置を用いて、
熱処理を施して結晶化を行った。熱処理条件は、大気
圧、100%酸素雰囲気中、アニーリング温度は600
℃、アニーリング時間は60秒であった。熱処理による
結晶化の後、強誘電体膜5上に真空蒸着法でPt上部電
極6を形成した。Pt上部電極6の形状は、100μm
×100μmの矩形で膜厚は100nmであった。同様
にして、ErMnO3 、HoMnO3 、TmMnO3
YbMnO3 、LuMnO3 薄膜をそれぞれ作製した。
【0027】図2にX線回折により調べた各薄膜の配向
性を示す。分極方向の射影成分をもつ(111)が最も
強く、次いで、分極方向[001]のピークである(0
04)、ほかには、(111)と同じく分極方向の射影
成分をもつ(112)ピークがみられた。よって、基板
と垂直方向に残留分極電荷を取り出すことが可能である
ことが解る。
【0028】図1に示す構造において、強誘電体膜のヒ
ステリシスカーブを測定した。印加電圧は±1.65V
(3.3Vpーp)の三角波であり、周期は75Hzで
ある。また、あわせて誘電率を振幅10mVrms、1
MHzの正弦波にて測定した。表2に、本発明による各
薄膜について、誘電率、残留分極、抗電界などの電気特
性の測定結果を示す。
【0029】
【表2】
【0030】半導体表面の伝導度を変調するには、0.
1〜1μC/cm2 程度あればよいといわれているが、
どの膜においても残留分極は1μC/cm2 以上得られ
ており、十分な値であることがわかる。また、誘電率に
ついては17〜32とPZTなどで得られる500〜1
000のεと比較して十分に低い値であることがわか
る。
【0031】次に、強誘電体としてYMnO3 薄膜を用
いたMFMIS構造について説明する。図3は本実施例
であるMFMIS構造の断面模式図である。上記と同様
なPt(10)/Ta(9)/SiO2 (8)/Si基
板(7)上に、膜厚100nmのYMnO3 膜11をゾ
ルゲル法によって形成した。作製条件は上記と同様であ
る。その後、強誘電体膜11上に真空蒸着法で膜厚10
0nmのPt上部電極12を形成した。最後に、フォト
リソグラフィーとイオンミリングによりPt上部電極1
2、YMnO3 膜11、下部Pt電極10、Ta膜9、
SiO2 膜8、を一括してSi基板7の表面までエッチ
ングした。この加工により作製したキャパシタサイズは
100μm×100μmの矩形である。
【0032】次に、上部電極と基板裏面間に信号を印加
することにより、本構造でのC−V特性を測定し、しき
い値電圧のシフトΔVthを求めた。測定は、振幅10
mVrms、1MHzの正弦波にDCバイアスを−1.
7〜1.7Vまで印加し、行った。バイアスの掃引はΔ
V=100mV、Δt=100msec.の条件とし
た。 ここで、酸化シリコンの膜厚to=10nm、誘
電率εo=3.9、という値、YMnO3 膜の誘電率に
表2に示す17を用いた場合、YMnO3 膜とSiO2
膜とにかかる電圧比は、Vf=0.70Vg、Vo=
0.30Vv(Vg:印加電圧)となる。印加電圧±
1.65Vの場合、実際に印加される電圧(及び電界強
度)はそれぞれ1.15V(115kV/cm)、0.
5V(0.5MV/cm)になると考えられる。強誘電
体膜にかかる1.15V(115kV/cm)という電
圧値は、表2に示す強誘電体膜の抗電界42kV/cm
の約2.7倍であり、分極反転をするに十分な値である
ことがわかる。
【0033】上記の測定条件の下でC−V測定を行った
ところ、図4に示すように、強誘電体の分極によるD−
Eヒステリシスループに対応するC−Vヒステリシスル
ープが観測された。測定バイアス=±1.7Vのとき、
このC−Vヒステリシスからしきい値電圧のシフトを求
めるとΔVth=1.4Vが得られ、強誘電体の分極に
よるメモリ効果が確認された。
【0034】同様に、ErMnO3 、HoMnO3 、T
mMnO3 、YbMnO3 、LuMnO3 薄膜を用いて
MFMIS構造を作製し、C−V特性を評価したところ
いずれの場合でもC−Vヒステリシスが得られ、強誘電
体の分極によるメモリ効果が確認された。
【0035】表3に本発明のよる各薄膜を用いたMFM
IS構造(Pt/Ta/SiO2 /Si基板)でのしき
い値電圧シフトΔVth量を示す。
【0036】
【表3】
【0037】表3に示すように、低誘電率の強誘電体L
MnO3 を薄膜にしてMFMIS構造を作製することに
より、はじめて3.4Vp−pという低電圧でメモリ効
果を得られることが示された。
【0038】本実施例は基板としてp型Si(100)
基板を用いたが、n型でもよい。また、シリコン酸化膜
の膜厚として10nmのものを用いたが、5〜30nm
の範囲でも構わない。それと同時に強誘電体の膜厚も1
00nmに限定されることはなく、50〜300nmの
範囲でも構わない。また、強誘電体の下地電極として、
Ptを用いたが、他にRuO2 などの導電性酸化物など
を用いてもよい。
【0039】また、強誘電体の作製には、ゾル−ゲル法
を用いたが、その他、EB蒸着法、MBE法、スパッタ
法やレーザーアブレーション法などの物理的成膜方法
や、MOCVD法などの化学的成膜方法であってもよ
い。
【0040】<実施例2>本発明の強誘電体材料を適用
したMFIOS構造について、いわゆるバラクタ構造を
用いて調べた実施例を図5〜7に従い説明する。
【0041】以下では、強誘電体膜としてYMnO3
膜を用いたMFIOS構造について説明する。図5は本
実施例のMFIOS構造の断面模式図である。p型で抵
抗率が50Ωcm(ドーパント:ホウ素)のSi(10
0)基板13にシリコン酸化膜14を10nmの膜厚で
ドライ熱酸化により形成する。これを基板として用い
た。上記基板上に、バッファ膜15としてY23 膜を
RF−マグネトロンスパッタ法により作製した。ベース
プレッシャー2×10- 7 Torrまで、真空排気した
後、基板温度を600℃、RFパワー100w、ガス圧
2mTorr、Ar/O2 =8:2の条件で成膜した。
得られた膜厚は、20nmであった。Y23 膜をX線
回折により調べたところ、無配向の多結晶膜であった。
【0042】前記バッファ膜15上に、強誘電体膜16
として膜厚100nmのYMnO3膜をゾルゲル法によ
って形成した。作製方法は、実施例1に記載した方法と
同様である。膜厚20nmの多結晶Y23 膜をバッフ
ァとして用いたことにより、結晶化したYMnO3 膜が
得られた。
【0043】図6にYMnO3 膜、及び、同様にして作
製したErMnO3 、HoMnO3、TmMnO3 、Y
bMnO3 、LuMnO3 薄膜の配向性をX線回折によ
り調べた結果を示す。Pt基板上と異なり、(112)
が最も強く、次いで(004)、(111)の順であっ
た。下地のバッファ層であるY23 膜が多結晶膜であ
るため、自然配向に近い配向パターンが得られたと考え
られる。
【0044】その後、強誘電体膜16上に真空蒸着法で
膜厚100nmのPt上部電極17を形成した。最後
に、フォトリソグラフィーとイオンミリングによりPt
上部電極17、YMnO3 膜16、Y23膜15、Si
2膜14、を一括してSi基板13の表面までエッチ
ングした。この加工により作製したキャパシタサイズは
100μm×100μmの矩形である。
【0045】このMFIOS構造において、上部電極と
基板裏面間に信号を印加することにより、C−V特性を
測定し、しきい値電圧のシフトΔVthを求めた。測定
条件は、実施例1と同様である。上記の測定条件の下で
C−V測定を行ったところ、図7に示すように、強誘電
体の分極によるD−Eヒステリシスループに対応するC
−Vヒステリシスル−プが観測された。測定バイアス=
±1.7Vのとき、このC−Vヒステリシスからしきい
値電圧のシフトを求めるとΔVth=1.0Vが得ら
れ、強誘電体の分極によるメモリ効果が確認された。
【0046】同様に、ErMnO3 、HoMnO3 、T
mMnO3 、YbMnO3 、LuMnO3 薄膜を用いて
MFIOS構造を作製し、C−V特性を評価したところ
いずれの場合でもC−Vヒステリシスが得られ、強誘電
体の分極によるメモリ効果が確認された。表3に各薄膜
を用いたMFIOS構造(Y23 (15)/SiO2
(14)/Si基板(13))でのしきい値電圧シフト
ΔVth量を示す。
【0047】このように、バッファ層として膜厚20n
mの多結晶Y23 膜を用いたことにより、SiO2
Si基板上においても結晶化したYMnO3 膜が得ら
れ、MFIOS構造を作製することが可能となった。そ
して、MFMIS構造と同様に3.4Vp−pという低
電圧でメモリ効果を得られることが示された。
【0048】本実施例は基板としてp型Si(100)
基板を用いたが、n型でもよい。また、シリコン酸化膜
の膜厚として10nmのものを用いたが、5〜30nm
の範囲でも構わない。バッファ膜として膜厚20nmの
23 を用いたが、YSZでもよく、また、膜厚も2
0nmに限定するものではない。強誘電体の膜厚も10
0nmに限定されることはなく、50〜300nmの範
囲でも構わない。
【0049】また、バッファ膜作製には、スパッタ法を
用いたが、その他、反応性EB蒸着法、MBE法、スパ
ッタ法やレーザーアブレーション法などの物理的成膜方
法や、ゾル−ゲル法、MOCVD法などの化学的成膜方
法であってもよい。
【0050】<実施例3>本発明の強誘電体材料を適用
したMFIS構造について、いわゆるバラクタ構造を用
いて調べた一実施例を図8〜10に従い説明する。
【0051】以下では、強誘電体膜としてYMnO3
膜を用いたMFIS構造について説明する。図8は本実
施例であるMFIS構造の断面模式図である。p型で抵
抗率が50Ωcm(ドーパント:ホウ素)のSi(10
0)基板18をBHF(緩衝フッ酸溶液)により処理
し、表面の自然酸化膜を除去した。その後、できるだけ
速やかにRF−マグネトロンスパッタ装置の真空チェン
バー内基板ホルダーに上記基板を装着し、真空排気を開
始する。
【0052】上記基板上に、バッファ膜19としてSr
TiO3 をRF−マグネトロンスパッタ法により作製し
た。ベースプレッシャー2×10- 7 Torrまで、真
空排気した後、基板温度を400℃、RFパワー50
w、ガス圧2mTorr、Ar/O2 =8:2の条件で
成膜した。得られた膜厚は、100nmであった。Sr
TiO3 膜をX線回折により調べたところ、(110)
を主ピークとする多結晶膜であった。
【0053】また、上記SrTiO3 膜の誘電率を調べ
るために実施例1において強誘電特性の測定に用いたP
t/Ta/SiO2 /Si基板上に同様の条件で成膜、
同様に上部Pt電極を作製し、誘電率を測定したとこ
ろ、ε=120という高い誘電率が得られた。ここで、
SrTiO3 バッファの膜厚tb=100nm、誘電率
εb=120、という値、YMnO3 膜の誘電率に表2
に示す17を用いた場合、YMnO3 膜とバッファ膜と
にかかる電圧比は、Vf=0.88Vg、Vb=0.1
2Vg(Vg:印加電圧)となる。印加電圧±1.65
Vの場合、実際に印加される電圧(及び電界強度)はそ
れぞれ1.45V(145kV/cm)、0.2V(2
0kV/cm)になると考えられる。
【0054】上記SrTiO3 バッファ膜19上に強誘
電体膜20として膜厚100nmのYMnO3 膜をゾル
ゲル法によって形成した。作製方法は、実施例1に記載
した方法と同様である。多結晶SrTiO3 膜上におい
ても結晶化したYMnO3 膜が得られた。図9にYMn
3 膜、及び、同様にして作製したErMnO3 、Ho
MnO3 、TmMnO3 、YbMnO3 、LuMnO3
薄膜の配向性をX線回折により調べた結果を示す。Y2
3 膜上とほぼ同様な配向パターンが得られていた。
【0055】その後、強誘電体膜16上に真空蒸着法で
膜厚100nmのPt上部電極21を形成した。最後
に、フォトリソグラフィーとイオンミリングによりPt
上部電極21、YMnO3 膜20、SrTiO3 膜1
9、を一括してSi基板18の表面までエッチングし
た。この加工により作製したキャパシタサイズは100
μm×100μmの矩形である。
【0056】このMFIS構造において、上部電極と基
板裏面間に信号を印加することにより、C−V特性を測
定し、しきい値電圧のシフトΔVthを求めた。測定条
件は、実施例1に示したものと同様である。上記の測定
条件の下でC−V測定を行ったところ、図10に示すよ
うに、強誘電体の分極によるD−Eヒステリシスループ
に対応するC−Vヒステリシスループが観測された。測
定バイアス=±1.7Vのとき、このC−Vヒステリシ
スからしきい値電圧のシフトを求めると、ΔVth=
1.2Vが得られ、強誘電体の分極によるメモリ効果が
確認された。
【0057】同様に、ErMnO3 、HoMnO3 、T
mMnO3 、YbMnO3 、LuMnO3 薄膜を用いて
MFIS構造を作製し、C−V特性を評価したところい
ずれの場合でもC−Vヒステリシスが得られ、強誘電体
の分極によるメモリ効果が確認された。表3に各薄膜を
用いたMFIS構造(SrTiO3 (19)/Si基板
(18))でのしきい値電圧シフトΔVth量を示す。
【0058】このように、バッファ層として誘電率12
0という高誘電率のバッファSrTiO3 膜を用いたこ
とで、強誘電体膜にかかる電圧比を増加させることが実
現される。また、実施例1、2で用いたMFMIS構
造、MFIOS構造と比較して最も作製プロセスが簡単
になる本MFIS構造においても、同様に3.4Vp−
pという低電圧でメモリ効果を得られることが示され
た。
【0059】本実施例は基板としてp型Si(100)
基板を用いたが、n型でもよい。バッファ膜として膜厚
100nmのSrTiO3 を用いたが、さらに高い誘電
率が得られるBa1 - x Srx TiO3 でもよく、ま
た、膜厚も100nmに限定するものではない。強誘電
体の膜厚も100nmに限定されることはなく、50〜
300nmの範囲でも構わない。
【0060】また、バッファ膜作製には、スパッタ法を
用いたが、その他、反応性EB蒸着法、MBE法、スパ
ッタ法やレーザーアブレーション法などの物理的成膜方
法や、ゾル−ゲル法、MOCVD法などの化学的成膜方
法であってもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明により、強誘電体キャパシタ部分
にかかる実効的な電圧が、強誘電体膜の分極反転を行い
半導体表面の伝導度を変調するに十分な値を確保でき、
なおかつ、LSIとして要求される低駆動電圧に対応す
ることが可能となった。そこで、はじめて、MFS−F
ET構造の強誘電体記憶素子を実用化することが可能と
なった。
【0062】また、バッファ膜としてY23 、YSZ
を用いるMFIOS構造においては、Pt下地電極の困
難な微細加工プロセスが不要となる。さらに、MFIS
構造においては、低誘電率の強誘電体膜と高誘電率誘電
体膜を組み合わせることで、より強誘電体膜にかかる電
圧比を増加させ、かつリーク電流を低減することも可能
となった。
【0063】本発明は、デバイスにおいて非破壊読み出
しが可能であり、かつ、プロセスの観点からは高集積可
能という強誘電体記憶素子を実現可能とするものであ
り、工業上有用な強誘電体記憶素子を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における強誘電体薄膜のヒステリシス
測定に用いたバラクタ構造の断面模式図である。
【図2】実施例1におけるPt/Ta/SiO2 /Si
基板上のLMnO3 (L=Y、Er、Ho、Tm、Y
b、Lu)薄膜の配向性を示す図である。
【図3】実施例1におけるMFMIS構造の断面模式図
である。
【図4】実施例1におけるMFMIS構造で得られたC
−V特性の図である。
【図5】実施例2におけるMFIOS構造の断面模式図
である。
【図6】実施例2におけるY23 /SiO2 /Si基
板上のLMnO3 (L=Y、Er、Ho、Tm、Yb、
Lu)薄膜の配向性を示す図である。
【図7】実施例2におけるMFIOS構造で得られたC
−V特性の図である。
【図8】実施例3におけるMFIS構造の断面模式図で
ある。
【図9】実施例3におけるSrTiO3 /Si基板上の
LMnO3 (L=Y、Er、Ho、Tm、Yb、Lu)
薄膜の配向性を示す図である。
【図10】実施例3におけるMFIS構造で得られたC
−V特性の図である。
【符号の説明】
1、7、13、18 p型Si(100)基板 2、8、14 シリコン熱酸化膜 3、9 Ta膜 4、10 Pt下地電極 5、11、16、20 強誘電体膜 6、12、17、21 Pt上部電極 15、19 バッファ膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8247 H01L 27/10 451 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si(100)単結晶基板と、基板表層部に
    形成されたソースおよびドレインと、ソース−ドレイン
    間にまたがるように形成された酸化シリコン絶縁膜上
    に、バッファ膜、強誘電体膜、ゲート電極が順次形成さ
    れた積層ゲート構造からなる強誘電体記憶素子におい
    て、前記 強誘電体膜が、LMnO3薄膜(LはY、Er、H
    o、Tm、Yb、Luからなる群から選択された元素で
    ある。)であって、かつ前記バッファ膜がY 2 3 からな
    ことを特徴とする強誘電体記憶素子。
JP23758594A 1994-09-30 1994-09-30 強誘電体記憶素子 Expired - Fee Related JP3203135B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23758594A JP3203135B2 (ja) 1994-09-30 1994-09-30 強誘電体記憶素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23758594A JP3203135B2 (ja) 1994-09-30 1994-09-30 強誘電体記憶素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08102528A JPH08102528A (ja) 1996-04-16
JP3203135B2 true JP3203135B2 (ja) 2001-08-27

Family

ID=17017505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23758594A Expired - Fee Related JP3203135B2 (ja) 1994-09-30 1994-09-30 強誘電体記憶素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3203135B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104150902A (zh) * 2014-07-21 2014-11-19 河南科技大学 一种新型多铁电介质陶瓷的制备方法

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2907322B2 (ja) * 1995-05-18 1999-06-21 日本電気株式会社 不揮発性半導体記憶装置
JP3137880B2 (ja) * 1995-08-25 2001-02-26 ティーディーケイ株式会社 強誘電体薄膜、電子デバイスおよび強誘電体薄膜の製造方法
KR100319462B1 (ko) * 1999-05-20 2002-01-12 대한민국(관리청:특허청장, 승계청:충남대학교총장) 반도체 기억소자구조 및 그 제조방법
JP5790791B2 (ja) 2012-01-20 2015-10-07 富士電機株式会社 マンガン酸化物薄膜および酸化物積層体
US9006737B2 (en) 2012-01-20 2015-04-14 Fuji Electric Co., Ltd. Manganese oxide thin film and oxide laminate
WO2013121660A1 (ja) * 2012-02-15 2013-08-22 富士電機株式会社 マンガン酸化物薄膜積層体および酸化物積層体
WO2013121661A1 (ja) * 2012-02-15 2013-08-22 富士電機株式会社 マンガン酸化物薄膜積層体および酸化物積層体
CN108493289B (zh) * 2018-03-09 2020-06-30 华南师范大学 基于六角YMnO3外延薄膜的平面紫外光探测器及其制备方法
WO2022140453A1 (en) * 2020-12-22 2022-06-30 Advanced Nanoscale Devices Ferroelectric semiconducting floating gate field-effect transistor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104150902A (zh) * 2014-07-21 2014-11-19 河南科技大学 一种新型多铁电介质陶瓷的制备方法
CN104150902B (zh) * 2014-07-21 2015-11-11 河南科技大学 一种新型多铁电介质陶瓷的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08102528A (ja) 1996-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5998819A (en) Thin ferroelectric film element having a multi-layered thin ferroelectric film and method for manufacturing the same
JP3950179B2 (ja) トンネルダイオード
Hou et al. Bi 3.25 La 0.75 Ti 3 O 12 thin films prepared on Si (100) by metalorganic decomposition method
Yang et al. Schottky barrier effects in the electronic conduction of sol–gel derived lead zirconate titanate thin film capacitors
KR100754264B1 (ko) 반도체 강유전체 기억 디바이스와 그 제조방법
KR100476867B1 (ko) 강유전체기억소자 및 그 제조방법
Park et al. Fabrication of PbZrxTi1-xO3 Films on Si structures using Y2O3 buffer layers
Singh et al. Memory improvement with high-k buffer layer in metal/SrBi2Nb2O9/Al2O3/silicon gate stack for non-volatile memory applications
JP3203135B2 (ja) 強誘電体記憶素子
Li et al. One transistor ferroelectric memory with Pt/Pb 5 Ge 3 O/sub 11//Ir/poly-Si/SiO 2/Si gate-stack
JP3159561B2 (ja) 結晶性薄膜用電極
JP2004111856A (ja) 不揮発性有機半導体記憶素子、その製造方法、及び非接触情報管理表示装置
Tang et al. Structural and electrical properties of metal-ferroelectric-insulator–semiconductor transistors using a Pt/Bi3. 25Nd0. 75Ti3O12/Y2O3/Si structure
Ishiwara et al. Recent progress in ferroelectic-gate FETs
JP3229911B2 (ja) 強誘電体記憶素子
Noda et al. A Study on a Metal-Ferroelectric-Oxide-Semiconductor Structure with Thin Silicon Oxide Film Using SrBi2Ta2O9 Ferroelectric Films Prepared by Pulsed Laser Deposition
JPH104181A (ja) 強誘電体素子及び半導体装置
Tokumitsu et al. Characterization of metal-ferroelectric-(metal-) insulator-semiconductor (MF (M) IS) structures using (Pb, La)(Zr, Ti) O3 and Y2O3 films
JP3130410B2 (ja) 強誘電体メモリ素子
JPH08340084A (ja) 誘電体薄膜の製造方法および該製造方法によって作製された誘電体薄膜
KR100363393B1 (ko) 비파괴판독형 불휘발성 기억소자의 메모리 셀 소자 및 그제조 방법
JP3403507B2 (ja) 強誘電体記憶素子およびその製造方法
JPH10152398A (ja) 強誘電体薄膜の形成方法
Lee et al. Effects of annealing temperatures on the electrical properties of pulsed laser deposited Bi3. 25La0. 75Ti3O12 thin films for field effect transistor-type memory device
JP3813206B2 (ja) 強誘電体記憶素子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090622

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees