JP3202869U - ホットスタンプ設備における鋼板搬送冶具 - Google Patents

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淳一郎 鈴木
敦夫 橋本
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Abstract

【課題】高温環境下かつ磁力影響下においても、鋼板加熱装置から冷却槽まで、加熱された鋼板を確実に搬送することができるホットスタンプ設備における鋼板搬送冶具を提供する。【解決手段】ホットスタンプ設備の鋼板加熱装置から冷却槽まで、加熱された鋼板Wを搬送する鋼板搬送冶具である。この装置は、加熱された鋼板Wを上面に支持して搬送する左右一対のアームの各先端に、搬送される鋼板Wの後側の端面に当接する爪15を、バネ16により傾動可能に設置したものである。冷却槽には鋼板Wのストッパー22が設けられており、鋼板Wを冷却槽に落下させる。【選択図】図4

Description

本考案は、鋼板のホットスタンプ設備において用いられる鋼板搬送冶具に関するものである。
鋼板のホットスタンプは加熱焼入れにより高強度部材を製造する技術であり、例えば特許文献1に示されるように、自動車用高強度部品の製造技術として注目されている。
このためのホットスタンプ設備においては、鋼板加熱装置において約900℃に加熱された鋼板を冷却槽まで搬送する設備が必要である。しかし高温環境であることと、鋼板加熱装置の熱源を直接抵抗加熱としているために磁力影響下にあることから、ハンド部分の開閉にアクチュエータ類を利用したロボットアームのような一般的な搬送設備は、使用することができないという問題があった。
特開2015−196890号公報
従って本考案の目的は上記した従来の問題点を解決し、高温環境下かつ磁力影響下においても、鋼板加熱装置から冷却槽まで、加熱された鋼板を確実に搬送することができるホットスタンプ設備における鋼板搬送冶具を提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本考案は、ホットスタンプ設備の鋼板加熱装置から冷却槽まで、加熱された鋼板を搬送する鋼板搬送冶具であって、加熱された鋼板を上面に支持して搬送する左右一対のアームの各先端に、搬送される鋼板の後側の端面に当接する爪を、バネにより傾動可能に設置したことを特徴とするものである。
請求項2に係る考案は、請求項1の考案において、前記冷却槽の上部に、前記アームに支持されて搬送されてくる鋼板の前側の左右端面に当接するストッパーを配置したことを特徴とするものである。
請求項3に係る考案は、請求項1または2の考案において、前記鋼板加熱装置が通電加熱装置であり、前記アームがステンレス製のアームであることを特徴とするものである。
本考案のホットスタンプ設備における鋼板搬送冶具によれば、加熱された鋼板を左右一対のアームの上面に支持し、かつ各アームの先端に設けられた爪を鋼板の後側の端面に当接させた状態でアームを移動させることにより、加熱された鋼板をホットスタンプ設備の鋼板加熱装置から冷却槽まで搬送することができる。本考案の鋼板搬送冶具は搬送される鋼板の近傍にアクチュエータ類を利用しないため、高温環境下かつ磁力影響下においても鋼板を確実に搬送することができる。
請求項2のように、冷却槽の上部に、前記アームに支持されて搬送されてくる鋼板の前側の左右端面に当接するストッパーを配置した構造とすれば、鋼板はこれらのストッパーによって搬送を妨げられる。しかしアームは更に移動しようとするため、アームの先端の爪がバネに抗して倒れ、鋼板は爪を乗り越えるようにして冷却槽に落下することとなる。このように本考案の鋼板搬送冶具は、アームを移動させるだけで、鋼板を搬送したうえで冷却槽に落下させることができる。
請求項3のようにアームをステンレス製としておけば、熱伝導率が低いために鋼板からの抜熱が少なく、しかも通電時の電磁力による誘引を防止することができる。
本考案の鋼板搬送冶具の全体を示す平面図である。 本考案の鋼板搬送冶具の全体を示す平面図である。 爪の部分を示す拡大図である。 爪が倒れた状態を示す拡大図である。 鋼板の搬送状態を示す斜視図である。 鋼板がストッパーに当接した状態を示す斜視図である。
以下に本考案の実施形態を説明する。
図1、図2は本考案の鋼板搬送冶具の一例の全体を示す平面図である。図1において、1は鋼板配置場所、2は鋼板加熱装置、3は冷却槽であり、これらは直線的に配置され、ホットスタンプ設備を構成している。鋼板配置場所1から供給された鋼板Wは鋼板加熱装置2に搬送されて約900℃に加熱され、さらに冷却槽3に搬送されて急冷される。前記したように、鋼板加熱装置2は通電加熱装置であるため、強い磁場を発生させる。鋼板Wは鋼板加熱装置2から冷却槽3に向かって直線的に搬送されるので、本明細書では鋼板Wの冷却槽3の側を前側と呼ぶ。
鋼板Wの搬送は、左右一対のアーム10によって行われる。これらのアーム10は2本のロッド11によって中央の水平スライドポスト12の先端部に固定されている。この水平スライドポスト12の後部はシリンダ13によって進退動されるスライダ14に取付けられているので、アーム10は鋼板加熱装置2や冷却槽3の上方位置を直線的に進退可能である。駆動源であるシリンダ13は鋼板加熱装置2や鋼板Wを支持するアーム10から十分に離れた位置にあるため、前記した鋼板加熱装置2が発生する磁場の影響を受けることがない。
アーム10はステンレス製とすることが好ましい。特に熱伝導率が小さいSUS304材を用いれば、900℃に加熱された鋼板Wを支持しても、接触部からの抜熱が小さくなる利点がある。またSUS304材は、通電時の電磁力による誘引防止の観点からも、好ましい。アーム10のほか、以下に説明するバネ16やストッパーピン21などもSUS304材を使用することが好ましい。
図3に拡大して示すように、アーム10の各先端には、爪15がバネ16により傾動可能に設置されている。爪15は軸17を中心として垂直面内で傾動可能であり、その上端には突起18が形成されている。爪15の軸17と突起18との間のピン19と、アーム10のピン20との間にはバネ16が設けられている。このため、爪15は外力を受けない状態では、その下部がアーム10のストッパーピン21に当たる図3の位置にある。
この図3の状態では、アーム10の上に載せられた鋼板Wの後端に爪15の突起18が当接し、アーム10を鋼板加熱装置2から冷却槽3に向かって移動させれば、鋼板Wも爪15から外れることなく冷却槽3に向かって搬送される。
図5、図6に示すように、冷却槽3の上部にはアーム10に支持されて搬送されてくる鋼板Wの前側の左右端面に当接するストッパー22が配置されている。この実施形態では、ストッパー22は平板状である。ストッパー22の長さは、アーム10に達しないように設定されている。このためアーム10が冷却槽3の方向に移動し、鋼板Wの前端がストッパー22に当接すると、アーム10は移動を続けることができるが、鋼板Wはそれ以上移動することができなくなる。
この状態になると、鋼板Wの後端が爪15の突起18を押圧し、爪15はバネ16に抗して図4、図6に示すように反時計方向(左方向)に傾動する。このため鋼板Wは爪15の突起15を乗り越えてその場に留まり、アーム10は鋼板Wの下をすり抜ける。この結果、鋼板Wはアーム10による支持がなくなるので、冷却槽3に落下して急冷される。
鋼板Wが落下するとアーム10の爪15はバネ16によって元の図3の状態に復帰する。アーム10はシリンダ13により鋼板配置場所1に向かって移動し、次の鋼板Wを受け取って同様のサイクルが繰り返される。
以上に説明したように、本考案の鋼板搬送冶具によれば、アーム10を移動させるだけで高温の鋼板Wを鋼板加熱装置2から冷却槽3まで搬送し、冷却槽3に落下させることができる。本考案の鋼板搬送冶具は爪15の開閉にアクチュエータ類を必要としないので、高温環境下かつ磁力影響下においても、加熱された鋼板Wを確実に搬送することができる。尚、バネ16はコイル状スプリングで示しているが、板状のバネでも構わず、熱の影響を受けることから金属製であることが好ましい。
1 鋼板配置場所
2 鋼板加熱装置
3 冷却槽
10 アーム
11 ロッド
12 水平スライドポスト
13 シリンダ
14 スライダ
15 爪
16 バネ
17 軸
18 突起
19 ピン
20 ピン
21 ストッパーピン
22 ストッパー

Claims (3)

  1. ホットスタンプ設備の鋼板加熱装置から冷却槽まで、加熱された鋼板を搬送する鋼板搬送冶具であって、
    加熱された鋼板を上面に支持して搬送する左右一対のアームの各先端に、搬送される鋼板の後側の端面に当接する爪を、バネにより傾動可能に設置したことを特徴とするホットスタンプ設備における鋼板搬送冶具。
  2. 前記冷却槽の上部に、前記アームに支持されて搬送されてくる鋼板の前側の左右端面に当接するストッパーを配置したことを特徴とする請求項1に記載のホットスタンプ設備における鋼板搬送冶具。
  3. 前記鋼板加熱装置が通電加熱装置であり、前記アームがステンレス製のアームであることを特徴とする請求項1または2に記載のホットスタンプ設備における鋼板搬送冶具。
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