JP3202853U - リングファイル用シート体 - Google Patents

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Abstract

【課題】リングファイルに綴じた複数のルーズリーフが傾かないリングファイル用シート体を提供する。【解決手段】ルーズリーフ100は、上部可動穴106及び下部可動穴107がルーズリーフ100の長辺端縁方向で偏心して設けられている。ルーズリーフ100が正しい位置、即ちリングRの中心を接続する仮想線と、ルーズリーフ100の端縁が平行になっている状態で上部可動穴106に着目すると、リングRが標準リング穴1の図中右端1aに当接し、下部可動穴107に着目すると、リングRが標準リング穴1の図中左端1bに当接する。リングファイルを立てると、ルーズリーフ100をリングファイルに綴じた状態でリングRが上部可動穴106の標準リング穴1の図中右端1aに当接し且つリングRが下部可動穴107の標準リング穴1の図中左端1bに当接する結果、ルーズリーフ100が傾くことがない。このため、全体の見た目が整然として綺麗になる。【選択図】図5

Description

本考案は、リングファイル(以下、リングファイルにはパイプ式ファイルを含むものとする)に複数綴じて閲覧等を行うルーズリーフ等のリングファイル用シート体に関するものである。
所謂リングファイルは、パンチにより端縁近傍に所定寸法及び間隔で穴をあけた書類を留めていく文具であり、現在広く普及している。リングファイルは、綴じた書類をめくり易いため、閲覧に適したものと言える。また、リングファイルは、書類の分類、整理、持ち運び、保管等の多種の用途で用いられる。
現在、特許文献1に記載されているようなリングファイルのシート体が知られている。図6は、従来のリングファイルのシート体の一部を示す平面図である。図7は、図6のシート体500をリングファイルに綴じた状態の一部分を示す説明図である。このリングファイルのシート体500は、2穴式のルーズリーフ500であり、その一端部には、リングファイルのリングR(パイプ式ファイルの場合はパイプ。以下同様。図示省略)を通す標準リング穴51が形成される。この標準リング穴51は、当該ルーズリーフ500を綴じるリングファイルのリングRの間隔と同じ間隔で形成される。
また、標準リング穴51に対して前記ルーズリーフ500の端縁に略並行する方向に、更に移動リング穴52がもう一つ形成されている。図6の例では、リング穴51,52は合計4個となり、各リングRに対して1組のリング穴51,52が対応することになる。更に、標準リング穴51と移動リング穴52の組は、直線的な溝状ないし矩形切欠き状の切断部3により連結している。また、前記切断部3は、標準リング穴51と移動リング穴52の接線のごとく設けられる。即ち、リング穴51,52の中心同士を接続する直線ではなく、この中心から一方向(ルーズリーフ500の長辺端縁方向又はその反対方向)にずらして設けられる。
次に、切断部3とリング穴51,52との結合位置には、リング穴51,52から切断部3にリングRが移動しやすくするための導入部54が形成されている。この導入部54は、楔形状ないし三角形であり、一辺がリング穴51,52に対して開口するように、先端が切断部3に一致するように形成される。換言すれば、導入部54はリング穴51,52の一部から切断部3まで切り込まれて形成される。一方、リング穴51,52、切断部3、導入部54により標準リング穴51と移動リング穴52との間にフラップ55が形成される。
なお、上記リング穴51,52、切断部3及び導入部54を可動穴56と総称する。フラップ55は、リングRが標準リング穴51と移動リング穴52との間を通るとき、ルーズリーフ500の紙面に略垂直方向に動いてリングRの移動を可能とし、リングRが移動し終わったら元に戻り、リングRが一方のリング穴51,52から容易に移動しないようにする。これは、リングRを一方のリング穴51,52に位置を固定する効果がある。
次に、このルーズリーフ500の使用方法を説明する。図7(a)に示すように、ルーズリーフ500を、前記標準リング穴51を用いてリングRに通してリングファイルに綴じる。このようなルーズリーフ500を同様にして複数枚、当該リングファイルに綴じるようにする。この状態でリングRは、標準リング穴51に位置決めされる。ユーザは、通常の使用方法として、ルーズリーフ500をめくって閲覧、記入できる。また、全てのルーズリーフ500が、図7(b)に示すように、上端が揃った状態にある。このとき、標準リング穴51を通るリングRは、フラップ55によりルーズリーフ500との相対移動が阻止されており、ユーザが力を加えない状態で移動することはない。また、導入部54もリングRの移動方向に一定の傾斜を有するので、この傾斜部分(フラップ55端縁)がリングRの移動を抑制している。
次に、ユーザが、リングRファイルに綴じている任意のルーズリーフ500をリングファイルの上方に引っ張ると、図7(c)に示すように、標準リング穴51から移動リング穴52にリングRが移動して、当該ルーズリーフ500が標準リング穴51と移動リング穴52との距離分だけ移動する。これにより、当該ルーズリーフ500は、図7(d)に示すように、他のルーズリーフ500に比べて上方に飛び出た状態となる。リングRは、図7(e)に示すように、移動する際に標準リング穴51の導入部54にガイドされつつ相対移動する。フラップ55は、ユーザの引っ張る力によりリングRにより開き、リングRが切断部3に侵入し、通過する。そして、リングRが移動リング穴52に入る。この状態でユーザは引っ張るのを止める。リングRは、フラップ55により移動リング穴52で固定される。
前記ルーズリーフ500を上方に飛び出させた状態で、ルーズリーフ500の横端縁(可動穴56を設けた端縁とは反対側の端縁。図示省略)は、他のルーズリーフ500と同じ位置にあるから、閲覧、記入の際に使用し難くなることはない。ルーズリーフ500が上方に飛び出ることで、例えばどこまで閲覧又は記入をしたか簡単に位置を特定できる。即ち、ルーズリーフ500自体が上方に移動して栞として機能することになる。
次に、当該飛び出したルーズリーフ500をもとに戻す。ユーザが当該ルーズリーフ500の下端を引っ張ると、リングRが移動リング穴52から導入部54によりガイドされつつ相対移動し、フラップ55を押し開け、切断部3を通過して標準リング穴51に戻る。フラップ55が閉じることでリングRが標準リング穴51に固定される。これにより、図7(b)に示すように、全てのルーズリーフ500の上端が揃った状態となる。
国際公開第2015/156332号
ここで、本考案の解決しようとする課題を明確にするため、以下の寸法を仮定する。上記従来のルーズリーフ500の標準リング穴51及び移動リング穴52の直径を、リングRが標準リング穴51で保持されやすくするようにリングRの直径よりも、4mm大きくする。具体的には、リングRの直径が5mmとなるのに対し、標準リング穴51の直径を9mmとする。この寸法設定の場合、リングRが標準リング穴51に引っ掛かりやすくなるので、意図せずルーズリーフ500が移動することを防止できるという利点がある。
図8乃至図11は、ルーズリーフ500が傾いた状態を示す説明図である。上記のように、標準リング穴51の径が大きくなると、リングRとの隙間が大きくなることから、ルーズリーフ500が上下動の他、横方向にも若干動いてしまう。このため、ルーズリーフ500を立てて使用する場合、図8の実線で示すように、自重によりルーズリーフ500が傾いてしまう。即ち、リングRと標準リング穴51とが略同径であれば、ルーズリーフ500を立てても殆ど傾くことがないが、標準リング穴51をリングRの径より大きくなると、その隙間に起因して上側の標準リング穴51の右側端部51aがリングRに当接するまで(図9(a)を参照)、下側の標準リング穴51の左側端部51bがリングRに当接するまで、自重により傾く結果となる。なお、図8中、ルーズリーフ500の好ましい位置(傾いていない状態)を一点鎖線で示す。
同様に、図10に示すように、ルーズリーフ500を上にあげてリングRが移動リング穴52に移動した場合でも、上側の移動リング穴52の右側端部52aがリングRに当接するまで、下側の移動リング穴52の左側端部52bがリングRに当接するまで、自重により傾く結果となる。なお、図10中、ルーズリーフ500の好ましい位置(傾いていない状態)を一点鎖線で示す。
ルーズリーフ500が傾くことで、複数のルーズリーフ500をリングファイルに綴じた場合、見栄えが悪いという問題点がある。本考案は、係る問題点を解決するためになされたものである。
この考案は、リングファイルに綴じるルーズリーフ、クリアポケットその他のシート体であって、リングファイルのリングを通す上部可動穴と、上部可動穴よりもシート体の綴じ側の長辺端縁側にずれて設けられ前記リングファイルのリングを通す下部可動穴と、を有し、前記上部可動穴及び下部可動穴は、前記シート体の端辺近傍の標準規定位置に設けられたリングファイルのリングを通す標準リング穴と、当該標準リング穴に対して前記端辺に略平行方向に設けられ且つ前記リングが通る移動リング穴と、前記標準リング穴と移動リング穴とを連結する切断部とからなる、ことを特徴とするリングファイル用シート体である。前記上部可動穴及び下部可動穴は、前記標準リング穴及び移動リング穴にそれぞれ開口すると共に前記切断部に収斂する導入部を有すると共に、当該導入部の傾斜線の切断部から標準リング穴に接続する点が、標準リング穴の円の中心点から垂直下方の円との交点よりも、シート体の綴じ側端縁側又はその反対側に位置するようにするのが好ましい。
この考案の実施の形態に係るリングファイルのシート体を示す平面図である。 図1の一部拡大図である。 図1の一部拡大図である。 ルーズリーフの使用状態を示す説明図である。 ルーズリーフの使用状態を示す説明図である。 従来のリングファイルのシート体の一部を示す平面図である。 図6のシート体をリングファイルに綴じた状態の一部分を示す説明図である。 仮定寸法におけるルーズリーフの使用状態を示す説明図である。 図8の一部拡大図である。 仮定寸法におけるルーズリーフの使用状態を示す説明図である。 図10の一部拡大図である。
図1は、この考案の実施の形態に係るリングファイルのシート体を示す平面図である。図2は、図1の一部拡大図である。このシート体100は、例えばルーズリーフ100であり、以下ルーズリーフ100として説明する。このルーズリーフ100は、上部可動穴106及び下部可動穴107がルーズリーフ100の長辺端縁T方向で偏心して設けられている点に特徴がある。換言すると、下部可動穴107が、上部可動穴106よりもルーズリーフ100の綴じ側の長辺端縁T側にずれて設けられている。なお、リングRの直径は、5mmである。図2の寸法単位はmmである。
上部可動穴106について、ルーズリーフ100の一端部には、リングファイルのリングRを通す標準リング穴1が形成される。標準リング穴1は、ルーズリーフ100の図中右端縁Tから13.6mmの位置に中心が設定され、当該標準リング穴1の直径は8.25mmである(図2参照)。リングRの直径との差は3.25mmとなる。標準リング穴1に対して前記ルーズリーフ100の端縁に略並行する方向に、更に移動リング穴2がもう一つ形成されている。移動リング穴2は、上記標準リング穴1と同様にルーズリーフ100の図中右(綴じ側)端縁Tから13.6mmの位置に中心が設定され、当該標準リング穴1の直径は8.25mmである(図2参照)。
また、標準リング穴1と移動リング穴2は、直線的な溝状ないし矩形切欠き状の切断部3により連結している。また、前記切断部3は、標準リング穴1と移動リング穴2の接線のごとく設けられる。即ち、リング穴1,2の中心同士を接続する直線ではなく、この中心から一方向(ルーズリーフ100の長辺端縁方向又はその反対方向)にずらして設けられる。
次に、切断部3とリング穴1,2との結合位置には、リング穴1,2から切断部3にリングRが移動しやすくするための導入部4が形成されている。この導入部4は、楔形状ないし三角形であり、一辺がリング穴1,2に対して開口するように、先端が切断部3に一致するように形成される。換言すれば、導入部4はリング穴1,2の一部から切断部3まで切り込まれて形成される。一方、リング穴1,2、切断部3、導入部4により標準リング穴1と移動リング穴2との間にフラップ5が形成される。
また、この上部可動穴106は、図3(a)に示すように、導入部4の傾斜線4aの切断部3から標準リング穴1に接続する点4bが、標準リング穴1の円の中心点から垂直下方の円との交点1cよりも、ルーズリーフ100の図中右(綴じ側)端縁T側に位置される。また、導入部4の傾斜線4aの切断部3から移動リング穴1に接続する点4bが、移動リング穴1の円の中心点から垂直下方の円との交点2cよりも、ルーズリーフ100の図中右(綴じ側)端縁T側に位置される。これにより、リングRの移動はフラップ5により阻害しやすくなり、リングRが標準リング穴1から出てルーズリーフ100が意図せず移動することを防止できると共に、導入部4としての機能もしっかりと維持できる。なお、導入部4の形状は楔形としているが、多少変形しても良い。例えば、前記傾斜線4aが湾曲していても良い(図示省略)。
なお、フラップ5が同図とは反対向きに形成される場合(上部可動穴106が同図に示した形状と端縁T方向の仮想線に対して線対称の形状)、導入部4の傾斜線4aの切断部3から標準リング穴1に接続する点4bが、標準リング穴1の円の中心点から垂直下方の円との交点1cよりも、ルーズリーフ100の図中右(綴じ側)端縁T側の反対側に位置される。また、導入部4の傾斜線4aの切断部3から移動リング穴1に接続する点4bが、移動リング穴1の円の中心点から垂直下方の円との交点2cよりも、ルーズリーフ100の図中右(綴じ側)端縁T側の反対側に位置される。
次に、下部可動穴107について、ルーズリーフ100の一端部には、リングファイルのリングRを通す標準リング穴1が形成される。標準リング穴1は、ルーズリーフ100の図中右(綴じ側)端縁Tから10.4mmの位置に中心が設定され、当該標準リング穴1の直径は8.25mmである(図2参照)。標準リング穴1に対して前記ルーズリーフ100の端縁に略並行する方向に、更に移動リング穴2がもう一つ形成されている。移動リング穴2は、上記標準リング穴1と同様にルーズリーフ100の図中右(綴じ側)端縁Tから10.4mmの位置に中心が設定され、当該標準リング穴1の直径は8.25mmである(図2参照)。
また、標準リング穴1と移動リング穴2は、上部可動穴106と同様、直線的な溝状ないし矩形切欠き状の切断部3により連結している。また、当該切断部3は、標準リング穴1と移動リング穴2の接線のごとく設けられる。即ち、リング穴1,2の中心同士を接続する直線ではなく、この中心から一方向(ルーズリーフ100の長辺端縁T方向又はその反対方向)にずらして設けられる。
また、切断部3とリング穴1,2との結合位置には、上部可動穴106と同様、リング穴1,2から切断部3にリングRが移動しやすくするための導入部4が形成されている。この導入部4は、楔形状ないし三角形であり、一辺がリング穴1,2に対して開口するように、先端が切断部3に一致するように形成される。換言すれば、導入部4はリング穴1,2の一部から切断部3まで切り込まれて形成される。一方、リング穴1,2、切断部3、導入部4により標準リング穴1と移動リング穴2との間にフラップ5が形成される。
また、この下部可動穴107は、図3(b)に示すように、導入部4の傾斜線4aの切断部3から標準リング穴1に接続する点1aが、標準リング穴1の円の中心点から垂直下方の円との交点1bよりも、ルーズリーフ100の図中右(綴じ側)端縁T側に位置される。また、導入部4の傾斜線4aの切断部3から移動リング穴1に接続する点4bが、移動リング穴1の円の中心点から垂直下方の円との交点2cよりも、ルーズリーフの図中右(綴じ側)端縁T側に位置される。これにより、リングRの移動はフラップ5により阻害されやすくなり、リングRが標準リング穴1から出てルーズリーフ100が意図せず移動することを防止できると共に、導入部4としての機能もしっかりと維持できる。
なお、フラップ5が同図とは反対向きに形成される場合(上部可動穴106が同図に示した形状と端縁T方向の仮想線に対して線対称の形状)、導入部4の傾斜線4aの切断部3から標準リング穴1に接続する点1aが、標準リング穴1の円の中心点から垂直下方の円との交点1bよりも、ルーズリーフ100の図中右(綴じ側)端縁T側の反対側に位置される。また、導入部4の傾斜線4aの切断部3から移動リング穴1に接続する点4bが、移動リング穴1の円の中心点から垂直下方の円との交点2cよりも、ルーズリーフの図中右(綴じ側)端縁T側の反対側に位置される。
上部可動穴106及び下部可動穴107の標準リング穴1どうしは、当該ルーズリーフ100を綴じるリングRファイルのリングR間隔と同じ間隔で形成される。同間隔は、図2に示すように、80mmである。移動リング穴2どうしも、当該ルーズリーフ100を綴じるリングRファイルのリングR間隔と同じ間隔で形成される。同間隔は、図2に示すように、80mmである。
次に、このルーズリーフ100の使用状態を図1乃至図5を用いて説明する。ルーズリーフ100を、その標準リング穴1をリングRに通してリングファイルに綴じる。このようなルーズリーフ100を同様にして複数枚、当該リングファイルに綴じる。この状態でリングRは、標準リング穴1に固定される。ユーザは、通常の使用方法として、ルーズリーフ100をめくって閲覧、記入できる。全てのルーズリーフ100が、上端が揃った状態にある。このとき、標準リング穴1を通るリングRは、フラップ5によりルーズリーフ100との相対移動が阻止されており、ユーザが力を加えない状態で移動することはない。
ルーズリーフ100が正しい位置、即ちリングRの中心を接続する仮想線Lと、ルーズリーフ100の端縁が平行になっている状態で上部可動穴106に着目すると、図5(a)に示すように、リングRが標準リング穴1の図中右(綴じ側)端1aに当接し、下部可動穴107に着目すると、リングRが標準リング穴1の図中左端1bに当接する。リングファイルを立てると、ルーズリーフ100が自重で傾きながら落ちようとするところ、本考案では、ルーズリーフ100をリングファイルに綴じた状態でリングRが上部可動穴106の標準リング穴1の図中右(綴じ側)端1aに当接し且つリングRが下部可動穴107の標準リング穴1の図中左端1bに当接する結果、ルーズリーフ100が傾くことがない。
次に、ユーザが、リングファイルに綴じている任意のルーズリーフ100をリングファイルの上方に引っ張ると、標準リング穴1から移動リング穴2にリングRが移動して、当該ルーズリーフ100が標準リング穴1と移動リング穴2との距離分だけ移動する。これにより、当該ルーズリーフ100は、他のルーズリーフ100に比べて上方に飛び出た状態となる(図4中で移動させたルーズリーフ100を実線で、移動していないルーズリーフ100を一点鎖線で示す。)。リングRは、移動する際に標準リング穴1の導入部4にガイドされつつ相対移動する。フラップ5は、ユーザの引っ張る力によりリングRにより開き、リングRが切断部3に侵入し、通過する。そして、リングRが移動リング穴2に入る。この状態でユーザは引っ張るのを止める。リングRは、フラップ5により移動リング穴2で固定される。
この状態で、上部可動穴106に着目すると、リングRが移動リング穴2の図中右(綴じ側)端2aに当接し、下部可動穴107に着目すると、リングRが移動リング穴2の図中左端2bに当接する。よって、上記同様、リングファイルを立てた状態で、リングRが移動リング穴2の図中右(綴じ側)端2aに当接し、且つ、リングRが移動リング穴2の図中左端2bに当接するため、ルーズリーフ100が傾くことがない。
この結果、前記ルーズリーフ100を上方に飛び出させた状態では、ルーズリーフ100の横端縁は、他のルーズリーフ100と同じ位置にあるから、閲覧、記入の際に使用し難くなることはない。そして、ルーズリーフ100が上方に飛び出ることで、例えばどこまで閲覧又は記入をしたか簡単に位置を特定できる。即ち、ルーズリーフ100自体が上方に移動して栞として機能することになる。
以上、本考案のルーズリーフ100によれば、リングファイルに綴じた状態でルーズリーフ100が傾くことがないので、全体の見た目が整然として綺麗になる。また、ルーズリーフ100が上下方向に移動可能となるので栞やインデックスの代わりになり、閲覧、記入等をしたところを簡単に識別できるようになる。また、栞等の余計な部材は不要である。
なお、上記具体的に明示した寸法は、本考案の作用・効果を奏する範囲で適宜変更できるものである。好ましくは、リングRの直径4mm以上6mm以内の場合、標準リング穴1及び移動リング穴2の直径7mm以上12mm以内、上部可動穴106のルーズリーフ100の図中右(綴じ側)端縁Tから標準リング穴1及び移動リング穴2の中心までの距離10mm以上15mm以下、下部可動穴107のルーズリーフ100の図中右(綴じ側)端縁Tから標準リング穴1及び移動リング穴2の中心までの距離8mm以上12mm以下として、本考案が成立する範囲で設定できる。
100 ルーズリーフ(シート体)
1 標準リング穴
2 移動リング穴
3 切断部
4 導入部
5 フラップ
106,107 可動穴
R リング(パイプ)

Claims (2)

  1. リングファイルに綴じるルーズリーフ、クリアポケットその他のリングファイル用シート体であって、
    リングファイルのリングを通す上部可動穴と、
    上部可動穴よりもシート体の綴じ側の長辺端縁側にずれて設けられ前記リングファイルのリングを通す下部可動穴と、を有し、
    前記上部可動穴及び下部可動穴は、前記シート体の端辺近傍の標準規定位置に設けられたリングファイルのリングを通す標準リング穴と、当該標準リング穴に対して前記端辺に略平行方向に設けられ且つ前記リングが通る移動リング穴と、前記標準リング穴と移動リング穴とを連結する切断部とからなる、
    ことを特徴とするリングファイル用シート体。
  2. 前記上部可動穴及び下部可動穴は、前記標準リング穴及び移動リング穴にそれぞれ開口すると共に前記切断部に収斂する導入部を有すると共に、
    当該導入部の傾斜線の切断部から標準リング穴に接続する点が、標準リング穴の円の中心点から垂直下方の円との交点よりも、シート体の綴じ側端縁側又はその反対側に位置することを特徴とする請求項1に記載のリングファイル用シート体。
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