JP3202694B2 - 環境アラーム機能評価方法と装置 - Google Patents

環境アラーム機能評価方法と装置

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JP3202694B2
JP3202694B2 JP27607098A JP27607098A JP3202694B2 JP 3202694 B2 JP3202694 B2 JP 3202694B2 JP 27607098 A JP27607098 A JP 27607098A JP 27607098 A JP27607098 A JP 27607098A JP 3202694 B2 JP3202694 B2 JP 3202694B2
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裕也 外川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置シス
テムが動作中に動作環境上の異常が発生(例えば該情報
処理システムの冷却装置であるFANの異常による装置
温度の許容範囲外の上昇等)した場合、情報処理装置シ
ステム内のOS(オペレーティングシステム)にその旨
を通知し、OSによるシステムシャットダウン処理の実
施後にシステムへの電力供給を停止する環境アラーム機
能において、その試験、検査時における評価方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置システムでの環境アラーム
機能は温度の異常な上昇等の環境アラーム障害が発生し
た場合、当事象の発生を認知した情報処理装置システム
はシステムのシャットダウン処理実施後、自システムへ
の給電遮断を行い、システムを速やかに停止させること
で、環境アラームから生ずるハードウェア障害やハード
ウェアの誤動作によって生起する可能性のあるソフトウ
ェア障害やそれに関連したシステムの予期しない動作に
よるファイル破壊等の事象を未然に防止するような方法
が講じられている。
【0003】ところで、上述した環境アラーム機能をサ
ポートするソフトウェアプログラムやハードウェア装置
を使用しての試験検査工程においては、環境アラーム機
能のハードウェア、ソフトウェアに関する試験検査の確
認に必要なハードウェア装置の持つ情報は、環境アラー
ム機能による給電の停止処理により失われてしまうた
め、評価作業に支障をきたすという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な問題点を解決するためになされたもので、環境アラー
ム機能の評価作業時において評価に必要な中央処理装置
の主記憶上等にある情報が給電の停止によって失われる
ことを防ぐため、評価中であることを表すデバッグフラ
グを電源制御部や中央処理装置に設定し環境アラーム機
能が本デバッグフラグがオンの時、システムのシャット
ダウン処理が終了しても電源供給部に給電停止の指示を
行わないようにすることで前記デバッグに必要な情報を
保存し、その後保存された情報を参照して試験検査結果
の確認を実行するような評価方式を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明の環境
アラーム機能評価方法は、情報処理装置システム動作時
における異常な温度の上昇を含む環境アラーム障害事象
が発生した場合、該情報処理装置システムのシャットダ
ウン処理を実施した後、該情報処理装置システムへの給
電の停止を実行する環境アラーム機能において、環境ア
ラーム機能をサポートする前記情報処理装置システムの
中でシステムへの給電の制御を行う電源制御部と前記情
報処理装置システムの中央処理装置のそれぞれに前記情
報処理装置システム内に定義された環境アラーム機能の
評価中であることを表したデバッグフラグを定義し、前
記電源制御部と前記中央処理装置のうちのいずれか一方
に設定したデバッグフラグのオン、オフ状態を他方にも
通知し、環境アラーム機能の評価中である場合、デバッ
グフラグをオンとして設定すると、該情報処理装置シス
テムのシャットダウン処理後も前記情報処理装置システ
ムへの給電を停止せず、一方、評価時ではない通常の運
用時においてデバッグフラグをオフに設定している場合
は前記情報処理装置システムへの給電を停止することを
備える。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】また、第2の発明の環境アラーム機能評価
方法は、第1の発明において、デバッグフラグをオンと
設定した場合、システムシャットダウン処理中に前記情
報処理装置システムに接続されたパソコンにメッセージ
を表示して給電を停止するか否かを問い合わせ、操作者
からの応答に従って給電停止の決定をすることを備え
る。
【0010】さらに、第3の発明の環境アラーム機能評
価方法は、第1の発明において、デバッグフラグがオフ
の場合は、前記情報処理装置システムのシャットダウン
処理中において前記電源制御部上の環境アラーム機能の
動作状況に関する情報を前記中央処理装置に送信し、前
記中央処理装置は、前記中央処理装置の主記憶または磁
気ディスク装置上の環境アラーム機能の動作状況に関す
る情報と統合し、該磁気ディスク装置上に該統合した情
報を格納することを備える。
【0011】さらに、第4の発明の環境アラーム機能評
価装置は、情報処理装置システムへ給電を行う電源供給
部と、前記情報処理装置システムが動作中において異常
な温度の上昇を含む環境アラーム障害事象の発生時にそ
れを検出して電源制御部を構成する電源制御回路に通知
をする環境アラーム検出回路と、前記環境アラーム検出
回路から前記環境アラーム障害事象の発生の通知を受け
ると中央処理装置にシステムシャットダウン処理の実行
を指示し該システムシャットダウン処理の終了同期を取
るためタイマーにより待ちを行い待ち時間が経過すると
前記環境アラーム障害事象を給電停止判定回路に通知を
行う電源制御回路と、前記電源制御部の有するレジスタ
等に定義された環境アラーム機能の試験検査中を表す
1のデバッグフラグと、前記電源制御回路からの前記環
境アラーム障害事象の通知を受けると第1のデバッグフ
ラグの状態をチェックしオフであれば前記電源供給部に
前記情報処理装置システムへの給電の停止を指示しオン
であれば前記電源供給部に前記情報処理装置システムへ
の給電停止の指示を行わない給電停止判定回路と、前記
中央処理装置の主記憶部に設定された第2のデバッグフ
ラグを有し、前記電源制御部と前記中央処理装置とは設
定された前記第1のデバッグフラグと第2のデバッグフ
ラグとを他方にも通知する構成となっている
【0012】さらに、第5の発明の環境アラーム機能評
価装置は、第4の発明において、前記電源制御部は前記
電源制御回路と前記第1のデバッグフラグと前記給電停
止判定回路とを有するものである。
【0013】さらに、第6の発明の環境アラーム機能評
価装置は、第4または、第5の発明において、前記第1
または第2のデバッグフラグのオン、オフの制御は前記
電源制御部または前記中央処理装置のRS232Cやイ
ーサネット(登録商標名)を含む回線制御部に接続した
パソコンから行うものである。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】図1を参照すると、本発明の環境アラーム
機能評価方法の第一の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【0016】本実施の形態は、環境アラーム検出回路
1、環境アラーム通知信号線2、パソコンA3、デバッ
グフラグ設定信号線30、デバッグフラグA31、デバ
ッグフラグ通知信号線32、本体指示信号線33、電源
オフフラグ34、電源制御部4、電源制御回路5、給電
停止通知信号線6、給電停止判定回路7、給電停止指示
信号線8、電源供給部9、電力給電線10、中央処理装
置11、演算処理部12、主記憶部13、本体デバッグ
情報設定線14、デバッグフラグB15、パソコンB1
7、磁気ディスク装置18、情報処理装置19から構成
される。
【0017】環境アラーム検出回路1は温度異常やFA
N回転数の異常等の事象を常に監視し異常を検出した場
合に電源制御回路5に該事象を報告する。
【0018】環境アラーム通知信号線2は環境アラーム
検出回路1が温度異常等を検出した時、そのアラーム信
号を本信号線を使って電源制御回路5に通知する為のも
のである。
【0019】パソコンA3は電源制御部4上のレジスタ
等に存在するデバッグフラグAのオン、オフを設定する
為のものでRS232Cやイーサネット(登録商標名)
等の回線で電源制御部と接続されている。
【0020】デバッグフラグ設定信号線30はパソコン
等の外部診断装置と電源制御部4とのインターフェース
線で本発明の場合パソコンA3と接続され、環境アラー
ム機能の評価中などにおいて給電の停止を行わないデバ
ッグフラグをデバッグフラグA31に対して設定する。
設定されたデバッグフラグの解除もこの信号線で行われ
る。
【0021】デバッグフラグA31は外部診断装置(本
発明の場合はパソコンA3である。)から指示されたデ
バッグ状態を反映するフラグでこのフラグがオンの場合
はデバッグ中を表して給電の停止を行わず、オフの場合
は給電の停止を行うもので電源制御部4上のレジスタ等
に設定される。
【0022】デバッグフラグ通知信号線32はデバッグ
フラグA31のフラグのオン、オフ状態を給電停止判定
回路7に通知するものである。
【0023】本体指示信号線33は電源制御部4と中央
処理装置11との間で情報の交換を行う信号線である。
【0024】電源オフフラグ34はデバッグフラグA3
1がオン状態で、環境アラーム障害が発生してシステム
シャットダウン処理を開始する時、パソコンA31に給
電停止についてメッセージを出力して問い合わせを行い
給電停止を指示されると本フラグがオンとなる。
【0025】電源制御部4は電源供給部9からの情報処
理装置19に対する給電を制御するためのもので給電の
停止を電源供給部9に指示する機能、環境アラーム障害
通知を受ける機能、環境アラーム障害通知を受けてから
中央処理装置11にシステムシャットダウン処理の実施
を要求する機能、時間監視により給電停止をするための
タイマー機能(図示せず)、パソコンA31からのデバ
ッグ指示を受け付ける機能等を持つ。
【0026】電源制御回路5は環境アラーム信号が環境
アラーム通知信号線2より通知されると、中央処理装置
11上のオペレーティングシステム(OS)に環境障害
の発生の報告を行い、一定時間経過後に給電停止指示を
給電停止通知信号線6により給電停止判定回路7に送出
する。
【0027】給電停止通知信号線6は電源制御部4から
電源供給部9に対して給電の停止を指示するための信号
線である。
【0028】給電停止判定回路7は給電停止通知信号線
6からの給電停止の指示が入力された時デバッグフラグ
通知信号線32からのデバッグフラグA31のオン、オ
フをチェックしデバッグフラグA31がオンであれば給
電停止通知信号線6からの給電停止の指示は抑止し、デ
バッグフラグがオフであれば給電停止の指示を電源供給
部9に対して行う。
【0029】給電停止指示信号線8は給電停止判定回路
7が電源供給部9へ給電停止の指示を行う時に使用する
信号線である。
【0030】電源供給部9は情報処理装置19への電力
供給機構である。
【0031】電力供給線10は電源供給部9からの電力
を情報処理装置19へ供給する電力線である。
【0032】中央処理装置11は情報処理装置19中の
CPUを含む中央処理装置である。
【0033】演算処理部12は中央処理装置11内のC
PUを含む演算機構である。
【0034】主記憶部13は中央処理装置11内で動作
するオペレーティングシステムや環境アラーム機能を含
む各種プログラムや演算処理部12での処理結果等を格
納するメモリである。
【0035】本体デバッグ情報設定線14はパソコン等
の外部診断装置を接続し(本発明の場合はパソコンB1
7が接続されている。)、デバッグフラグB15の設定
や中央処理装置11内での環境アラーム機能の実行状況
を主記憶部13や磁気ディスク装置18から取り出し参
照する為のものであり、RS232Cやイーサネット等
で中央処理装置11と接続されている。
【0036】デバッグフラグB15は外部診断装置(本
発明の場合はパソコンBである。)から指示されたデバ
ッグ状態を設定するフラグでこのフラグがオンの場合は
デバッグ中を表して給電の停止を行わずオフの場合は給
電の停止を行うもので、主記憶部13に定義される。
【0037】パソコンB17は中央処理装置11と接続
し主記憶上のデバッグフラグB15のオン、オフを行う
ためのものである。
【0038】磁気ディスク装置18には環境アラーム機
能に関係するデバッグ情報や保守に関係する情報がOS
によるシステムシャットダウン処理時等にて書き込まれ
る。
【0039】情報処理装置19は環境アラーム検出回路
1、電源制御部4、電源供給部9、中央処理装置11を
含み本発明の処理内容が動作する環境全体である。
【0040】次に本発明の第1の実施の形態(図1)に
ついて、図2、図3と図4のフローチャートを参照して
詳細に説明する。
【0041】図2は本発明における電源制御部4の動作
を説明するものである。また、図3は本発明における中
央処理装置11の動作を説明するものである。
【0042】まず、図2のフローチャートを参照すると
環境アラーム機能の評価作業を始めるに当たり、情報処
理装置19を立ち上げた後、パソコンA3から電源制御
部4上のレジスタに予め定義したデバッグフラグA31
をオンに設定する。また逆に、既に情報処理装置19の
対上げ後、ある時点でオンに設定していたデバッグフラ
グA31をオフにすることも行われる(ステップA
1)。但し、上記のオン、オフの設定は必ずしもいつも
行われるものではない。
【0043】尚、デバッグフラグをオンにすることはシ
ステムシャットダウン後においても情報処理装置19へ
の給電を停止しないことを意味し、オフの場合は給電を
停止することを意味する。本発明においてはデバッグフ
ラグA31の既定値はオフとなっており、ユーザの通常
の運用では給電の停止が働くようになっている。
【0044】また、パソコンA3と電源制御部4とはR
S232Cやイーサネット(登録商標名)によって接続
されていて電源制御部4上には図示されていないがそれ
らに対応した機能が存在する。
【0045】次に、電源制御部4は上記のデバッグフラ
グA31のオン、オフの設定が行われるとその行われた
ことを認識し(ステップA2)、(ステップA3)にて
前記の設定内容を中央処理装置11に通知する。中央処
理装置11は受信したデバッグフラグA31の内容を主
記憶部15上のデバッグフラグB15に設定する。デバ
ッグフラグA31のオン、オフの設定が行われてない場
合は(ステップA4)に行く。
【0046】その後、環境アラーム障害が発生すると、
例えば情報処理装置19の設置されている部屋の室温が
情報処理装置19の許容する範囲を越える異常な高温状
態になったり、また評価の為に人為的に高温状態を発生
させたりすると、環境アラーム検出回路1はその状態を
検知して該状態の発生を電源制御部4の電源制御回路5
に環境アラーム通知信号線2を通して通知する。該通知
を受けた電源制御回路5は本体指示信号線33を通じ中
央処理装置11に対しシステムシャットダウンの指示を
行う(ステップA5)。
【0047】尚、通常の運用においてシステムの正常な
終了が行われる場合は、中央処理装置11上でのシャッ
トダウン処理の終了後、中央処理装置11から電源制御
回路5に対して給電停止の指示が行われる。
【0048】さらにデバッグフラグA31がオン状態か
否かをチェックし(ステップA6)、オン状態の場合は
電源制御回路5は電源制御部4上のデバッグ評価に有意
な情報をまとめ、本体指示信号線33を通して該情報を
中央処理装置11に通知する(ステップA7)。前記
(ステップA6)のチェックの結果がオフの場合は(ス
テップA8)に行く。
【0049】次に電源制御回路5は図示されていないが
電源制御部4上のタイマー機能により一定時間の待ち状
態にはいり、中央処理装置11のシステムシャットダウ
ン処理の終了を待つ。この時間はシステムシャットダウ
ン処理が終了する十分な時間を含んでいる(ステップA
8)。
【0050】前記タイマーによって設定した時間が経過
するとタイマーから終了通知をうける(ステップA
9)。タイマーからの通知をうけた電源制御回路5は給
電停止判定回路7に給電停止通知信号線6を通じ給電停
止の通知を行う。給電停止判定回路7は給電停止通知信
号線6からの給電停止通知を受けるとデバッグフラグA
31の状態をデバッグフラグ通知信号線32より受け、
デバッグフラグA31の内容をチェックする(ステップ
A10)。
【0051】デバッグフラグA31がオフの場合は給電
の停止をするため(ステップA11)に行き、デバッグ
フラグA31がオンの場合は給電の停止はせず処理を終
了する。次に、給電停止判定回路7は(ステップA1
1)において、電源供給部9へ給電停止指示信号線8を
通して給電停止の指示を行う。電源供給部9は前記給電
停止の指示に従い電力供給線10からの給電を電源制御
部4と中央処理装置11を含む情報処理装置19に対し
て停止する。
【0052】次に図3のフローチャートを参照して中央
処理装置11における本発明の動作を説明する。
【0053】図3のフローチャートを参照すると、環境
アラーム機能の評価作業を始めるに当たり、情報処理装
置19を立ち上げた後、パソコンB17から中央処理装
置11の主記憶部13上に予め定義されたデバッグフラ
グB15をオンに設定する。また逆に、既に情報処理装
置19の立ち上げ後、ある時点でオンに設定していたデ
バッグフラグB15をオフにすることも行われる(ステ
ップB1)。但し、上記のオン、オフの設定は電源制御
部4のデバッグフラグA31と同様に必ずしもいつも行
われるものではない。
【0054】尚、電源制御部4での説明と同様にデバッ
グフラグB15をオンにすることはシステムシャットダ
ウン後においても情報処理装置19への給電を停止しな
いことを意味し、オフの場合は給電を停止することを意
味する。本発明においてはデバッグフラグB15の既定
値は電源制御部4の場合と同様にオフとなっており、ユ
ーザの通常の運用では給電の停止が働くようになってい
る。
【0055】また、パソコンB17と中央処理装置11
とはRS232Cやイーサネット(登録商標名)によっ
て接続されていて中央処理装置11上には図示されてい
ないがそれらに対応した機能が存在する。
【0056】次に、中央処理装置11は上記のデバッグ
フラグB15のオン、オフの設定が行われるとその行わ
れたことを判断し(ステップB2)、設定の実行があっ
た場合、前記の設定内容を電源制御部4に通知する(ス
テップB3)。電源制御部4は受け取ったデバッグフラ
グB15の内容をデバッグフラグA31に反映する。中
央処理装置11は本情報を主記憶部15上のデバッグフ
ラグB15に設定する。設定が行われてない場合は(ス
テップB4)に行く。
【0057】次に環境アラーム事象の発生により電源制
御部4からシステムシャットダウンの処理要求を受ける
(ステップB4)。続いて電源制御部4上の環境アラー
ムに関連したデバッグ情報を受け取り主記憶部13上に
保存する(ステップB5)。尚、(ステップB5)は電
源制御部4上のデバッグフラグA31がオンの時電源制
御回路5から送信されるのでその場合にのみ受け取るこ
とになる。
【0058】(ステップB4)での電源制御部4からの
通知に従いシステムシャットダウン処理を実行する(ス
テップB6)。(ステップB7)でデバッグフラグB1
5のオン、オフを確認し、オンの場合は先に(ステップ
B5)で受け取り保存した電源制御部4上の情報と中央
処理装置11上の環境アラーム機能に関係した情報を統
合し主記憶部13に設定する。または該統合した情報を
磁気ディスク装置18上に書き出して処理を終了する。
デバッグフラグB15がオフの場合は(ステップB8)
の処理は行わず終了する。(ステップB8)で主記憶部
13に設定したデバッグ情報は必要時SVP機能等によ
り参照することが出来る。
【0059】次に図4のフローチャートを用いてデバッ
グフラグがオンの時、給電の停止をするか否かをパソコ
ン上にメッセージを表示して問い合わせを行う場合につ
いて説明をする。図4は図2に(ステップC1)から
(ステップC4)を追加したものである。それ以外のス
テップは図2で説明した内容と同じであるので説明を省
略する。
【0060】デバッグフラグA31がオンの場合、(ス
テップC1)において電源制御部4はパソコンA3上に
給電の停止をするか否かを問い合わせる。(ステップC
2)において給電停止の指示(オフにする)がされたか
否かを確認し、給電停止の指示がされた場合は(ステッ
プC3)で電源制御部4上の電源オフフラグ34をオン
にして給電停止の状態を表示する。(ステップC2)で
のチェックの結果オフの指示ではない場合は(ステップ
A8)に行く。
【0061】次に(ステップA10)でデバッグフラグ
A31のチェックを行うが、それがオンの場合、さらに
(ステップC4)において前記電源オフフラグ34のチ
ェックを行い、それがオンの場合は(ステップA11)
に行き給電の停止処理を実行する。また電源オフフラグ
がオンでない場合は給電の停止処理を行わずに終了す
る。
【0062】次にデバッグフラグがオンでない場合にも
評価情報を採取する方式について説明する。図2のフロ
ーチャートにおいて電源制御部4はデバッグフラグA3
1のオン、オフのチェックを(ステップA6)で行うが
このステップを省略し、電源制御部4上の環境アラーム
機能に関係したデバッグ情報を中央処理装置11上に常
に送信するようにする。さらに図3のフローチャートに
おいて前述したのと同様に(ステップB7)でのデバッ
グフラグB15のチェックを省略し(ステップB5)で
受け取った電源制御部4上のデバッグ情報を中央処理装
置11上のデバッグ情報とともに(ステップB8)で磁
気ディスク装置18上に書き出すようにする。こうする
ことでデバッグフラグのオンを行わない通常の運用にお
いても不測の環境アラーム障害事象の発生時、関連する
障害情報の入手が可能となる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の環境アラ
ーム機能評価方式は情報処理装置の温度異常等の環境ア
ラーム障害が発生した場合、中央処理装置のOSに該障
害を通知し、システムのシャットダウン処理を実施後、
情報処理装置への給電を停止することにより不測の事態
の発生を未然に防止する環境アラーム機能についてその
評価方式の改善を目的としたものである。
【0064】該機能の評価時においては、デバッグフラ
グを設定して該フラグがオンの場合は給電の停止をせず
また、電源制御部へ設定されたデバッグフラグを中央処
理装置へ送信し、中央処理装置に設定されたデバッグフ
ラグを電源制御部に送信して自動的に相互にデバッグフ
ラグ情報を流通させるようにした。
【0065】これにより、環境アラーム機能のシステム
全体の評価作業を一貫性を保った形で行うとともに操作
性の向上をもたらしている。また、環境アラーム機能に
関係する全ての機能について、デバッグに必要な情報を
主記憶部又は磁気ディスク装置上にシステムシャットダ
ウン時に保存している。そのため主記憶部に保存した情
報は中央処理装置に付設された診断装置(SVP)によ
り内容を確認でき、また磁気ディスク装置に保存した情
報はシステムの再立ち上げ等を行い任意の時点で確認す
ることが出来るため、デバッグ作業を効率よく行うこと
ができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の第一の実施の形態の動作の一例を示す
電源制御部上での処理のフローチャートである。
【図3】本発明の第一の実施の形態の動作の一例を示す
中央処理装置上での処理のフローチャートである。
【図4】本発明の第一の実施の形態の動作の一例を示す
電源制御部上での処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 環境アラーム検出回路 2 環境アラーム通知信号線 3 パソコンA 30 デバッグフラグ設定信号線 31 デバッグフラグA 32 デバッグフラグ通知信号線 33 本体指示信号線 34 電源オフフラグ 4 電源制御部 5 電源制御回路 6 給電停止通知信号線 7 給電停止判定回路 8 給電停止指示信号線 9 電源供給部 10 電力供給線 11 中央処理装置 12 演算処理部 13 主記憶部 14 本体デバッグ情報設定線 15 デバッグフラグB 17 パソコンB 18 磁気ディスク装置 19 情報処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−240390(JP,A) 特開 昭62−209630(JP,A) 特開 平5−19885(JP,A) 特開 平1−217640(JP,A) 特開 平7−244535(JP,A) 特開 平9−259014(JP,A) 特開 平9−265411(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/22 - 11/34 G06F 1/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置システム動作時における異
    常な温度の上昇を含む環境アラーム障害事象が発生した
    場合、該情報処理装置システムのシャットダウン処理を
    実施した後、該情報処理装置システムへの給電の停止を
    実行する環境アラーム機能において、前記環境アラーム
    機能をサポートする前記情報処理装置システムの中でシ
    ステムへの給電の制御を行う電源制御部と前記情報処理
    装置システムの中央処理装置のそれぞれに前記情報処理
    装置システム内に定義された前記環境アラーム機能の評
    価中であることを表したデバッグフラグを定義し、前記
    電源制御部と前記中央処理装置のうちのいずれか一方に
    設定した前記デバッグフラグのオン、オフ状態を他方に
    も通知し、前記環境アラーム機能の評価中である場合、
    前記デバッグフラグをオンとして設定すると、該情報処
    理装置システムのシャットダウン処理後も前記情報処理
    装置システムへの給電を停止せず、一方、評価時ではな
    い通常の運用時において前記デバッグフラグをオフに設
    定している場合は前記情報処理装置システムへの給電を
    停止することを特徴とする環境アラーム機能評価方法。
  2. 【請求項2】 前記デバッグフラグをオンと設定した場
    合、システムシャットダウン処理中に前記情報処理装置
    システムに接続されたパソコンにメッセージを表示して
    給電を停止するか否かを問い合わせ、操作者からの応答
    に従って給電停止の決定をすることを特徴とする請求項
    1記載の環境アラーム機能評価方法。
  3. 【請求項3】 前記デバッグフラグがオフの場合は、前
    記情報処理装置システムのシャットダウン処理中におい
    て前記電源制御部上の前記環境アラーム機能の動作状況
    に関する情報を前記中央処理装置に送信し、前記中央処
    理装置は、前記中央処理装置の主記憶または磁気ディス
    ク装置上の前記環境アラーム機能の動作状況に関する情
    報と統合し、該磁気ディスク装置上に該統合した情報を
    格納することを特徴とした請求項1記載の環境アラーム
    機能評価方法。
  4. 【請求項4】 情報処理装置システムへ給電を行う電源
    供給部と、前記情報処理装置システムが動作中において
    異常な温度の上昇を含む環境アラーム障害事象の発生時
    にそれを検出して電源制御部を構成する電源制御回路に
    通知をする環境アラーム検出回路と、前記環境アラーム
    検出回路から前記環境アラーム障害事象の発生の通知を
    受けると中央処理装置にシステムシャットダウン処理の
    実行を指示し該システムシャットダウン処理の終了同期
    を取るためタイマーにより待ちを行い待ち時間が経過す
    ると前記環境アラーム障害事象を給電停止判定回路に通
    知を行う電源制御回路と、前記電源制御部の有するレジ
    スタに定義された環境アラーム機能の試験検査中を表す
    第1のデバッグフラグと、前記電源制御回路からの前記
    環境アラーム障害事象の通知を受けると第1のデバッグ
    フラグの状態をチェックしオフであれば前記電源供給部
    に前記情報処理装置システムへの給電の停止を指示しオ
    ンであれば前記電源供給部に前記情報処理装置システム
    への給電停止の指示を行わない給電停止判定回路と、
    記中央処理装置の主記憶部に設定された第2のデバッグ
    フラグを有し、前記電源制御部と前記中央処理装置とは
    設定された前記第1のデバッグフラグと第2のデバッグ
    フラグとを他方にも通知することを特徴とする環境アラ
    ーム機能評価装置。
  5. 【請求項5】 前記電源制御部は前記電源制御回路と前
    第1のデバッグフラグと前記給電停止判定回路とを有
    することを特徴とする請求項記載の環境アラーム機能
    評価装置。
  6. 【請求項6】 前記第1または第2のデバッグフラグの
    オン、オフの制御は前記電源制御部または前記中央処理
    装置のRS232Cやイーサネット(登録商標名)を含
    回線制御部に接続したパソコンから行うことを特徴と
    した請求項または記載の環境アラーム機能評価装
    置。
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