JP3202340B2 - 受電設備 - Google Patents
受電設備Info
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- JP3202340B2 JP3202340B2 JP20283292A JP20283292A JP3202340B2 JP 3202340 B2 JP3202340 B2 JP 3202340B2 JP 20283292 A JP20283292 A JP 20283292A JP 20283292 A JP20283292 A JP 20283292A JP 3202340 B2 JP3202340 B2 JP 3202340B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vacuum
- power receiving
- container
- receiving equipment
- receiving facility
- Prior art date
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H33/00—High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
- H01H33/60—Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
- H01H33/66—Vacuum switches
- H01H33/666—Operating arrangements
- H01H33/6661—Combination with other type of switch, e.g. for load break switches
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H33/00—High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
- H01H33/60—Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
- H01H33/66—Vacuum switches
- H01H33/668—Means for obtaining or monitoring the vacuum
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、受電設備に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の受電設備について、６６／７７Ｋ
Ｖクラスの特高変電設備を例にとり、説明する。
Ｖクラスの特高変電設備を例にとり、説明する。
【０００３】６６ＫＶクラスの受電設備は、（１）開放
式（オ―プン）受電設備、（２）ハウジング形受電設
備、（３）ガス絶縁式受電設備（ＧＩＳ；Gas Insulate
d Switchgear）、（４）キュ―ビクル式ガス絶縁開閉装
置（Ｃ−ＧＩＳ；CubicletypeＧＩＳ）へと変遷してき
ている。
式（オ―プン）受電設備、（２）ハウジング形受電設
備、（３）ガス絶縁式受電設備（ＧＩＳ；Gas Insulate
d Switchgear）、（４）キュ―ビクル式ガス絶縁開閉装
置（Ｃ−ＧＩＳ；CubicletypeＧＩＳ）へと変遷してき
ている。
【０００４】ところで、開放式受電設備は、遮断器、断
路器、接地断路器、計器用変圧器、変流器、避雷器等の
各電気機器を銅より線、アルミパイプで接続し、空気絶
縁を利用した受電設備であった。このため、各電気機器
を直列的に配列する関係上、設置スペ―スが大きくな
り、また空気絶縁方式のため充電部が露出しており、安
全性に問題があった。
路器、接地断路器、計器用変圧器、変流器、避雷器等の
各電気機器を銅より線、アルミパイプで接続し、空気絶
縁を利用した受電設備であった。このため、各電気機器
を直列的に配列する関係上、設置スペ―スが大きくな
り、また空気絶縁方式のため充電部が露出しており、安
全性に問題があった。
【０００５】これに対して、建設費や用地の高騰と共
に、充電部汚損、安全性、騒音等の問題から受電設備の
小形化や密閉化が要求され、ガス絶縁式受電設備（ＧＩ
Ｓ）が開発された。これは、各電気機器をパイプ状の金
属容器で覆い、絶縁媒体として高圧のＳＦ6 ガスを封入
して、小形化、密閉化したものである。
に、充電部汚損、安全性、騒音等の問題から受電設備の
小形化や密閉化が要求され、ガス絶縁式受電設備（ＧＩ
Ｓ）が開発された。これは、各電気機器をパイプ状の金
属容器で覆い、絶縁媒体として高圧のＳＦ6 ガスを封入
して、小形化、密閉化したものである。
【０００６】またキュ―ビクル式ガス絶縁受電設備は、
ガス絶縁式受電設備に対し、より高い信頼性、安全性、
保守・点検の簡素化と同時に、狭い用地に短期間で建設
でき、かつ周囲との環境に調和させる要請にも対応すべ
く開発された受電設備である。これは、大気圧近傍の低
圧力絶縁ガスを利用したキュ―ビクル形の容器に各電気
機器を一括して収納し、内部を構成単位ごとに区分した
ものであり、他の閉鎖配電盤と同様の外観である。この
ように最近では、ＳＦ6 ガスを絶縁媒体として用いた受
電設備が、多数運転されている。
ガス絶縁式受電設備に対し、より高い信頼性、安全性、
保守・点検の簡素化と同時に、狭い用地に短期間で建設
でき、かつ周囲との環境に調和させる要請にも対応すべ
く開発された受電設備である。これは、大気圧近傍の低
圧力絶縁ガスを利用したキュ―ビクル形の容器に各電気
機器を一括して収納し、内部を構成単位ごとに区分した
ものであり、他の閉鎖配電盤と同様の外観である。この
ように最近では、ＳＦ6 ガスを絶縁媒体として用いた受
電設備が、多数運転されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】このＳＦ6 ガスは、通
常の運転状態では、無色、無臭、無味、不燃性の非常に
安定した気体であり、しかも無害である。その高度な安
定性と優れた電気的特性のゆえに、電気機器の絶縁材料
として広く利用されている。しかし、事故などによって
過電圧が発生したＳＦ6 ガス中でア―ク放電が発生する
と、ＳＦ6 ガスは、ＳＯＦ2 、ＳＯ2 、Ｆ2 、ＳＯ
Ｆ4 、ＳＯ2 、ＨＦ、ＳｉＦ4 等の分解生成物や分解ガ
スを発生する。このＳＦ6 ガスの分解生成物や分解ガス
は有害である。
常の運転状態では、無色、無臭、無味、不燃性の非常に
安定した気体であり、しかも無害である。その高度な安
定性と優れた電気的特性のゆえに、電気機器の絶縁材料
として広く利用されている。しかし、事故などによって
過電圧が発生したＳＦ6 ガス中でア―ク放電が発生する
と、ＳＦ6 ガスは、ＳＯＦ2 、ＳＯ2 、Ｆ2 、ＳＯ
Ｆ4 、ＳＯ2 、ＨＦ、ＳｉＦ4 等の分解生成物や分解ガ
スを発生する。このＳＦ6 ガスの分解生成物や分解ガス
は有害である。
【０００８】このためＳＦ6 ガスを用いた受電設備にお
いては、活性アルミナまたは合成ゼオライト等の吸着剤
を設置して分解ガスを吸着させている。しかし、この吸
着剤の処理に苦慮しているが現状であり、ＳＦ6 ガスを
受電設備に用いるのが困難な状況にある。本発明の目的
は、信頼性、安全性に優れた受電設備を提供することに
ある。
いては、活性アルミナまたは合成ゼオライト等の吸着剤
を設置して分解ガスを吸着させている。しかし、この吸
着剤の処理に苦慮しているが現状であり、ＳＦ6 ガスを
受電設備に用いるのが困難な状況にある。本発明の目的
は、信頼性、安全性に優れた受電設備を提供することに
ある。
【０００９】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために第１の発明では、電気機器を収納する容器
内に絶縁媒体を封入した受電設備において、電気機器を
収納する容器内に絶縁媒体を封入した受電設備におい
て、絶縁媒体を１０-2Ｐａ以下の真空とし、金属容器内
の真空度が１０-2Ｐａをこえたときに真空引きを行う制
御手段を備えるようにしたので、ＳＦ6 ガスと同等の絶
縁耐力を維持したまま安全性を向上することができる。
成するために第１の発明では、電気機器を収納する容器
内に絶縁媒体を封入した受電設備において、電気機器を
収納する容器内に絶縁媒体を封入した受電設備におい
て、絶縁媒体を１０-2Ｐａ以下の真空とし、金属容器内
の真空度が１０-2Ｐａをこえたときに真空引きを行う制
御手段を備えるようにしたので、ＳＦ6 ガスと同等の絶
縁耐力を維持したまま安全性を向上することができる。
【００１０】また第２の発明では、電気機器を収納する
容器内に絶縁媒体を封入した受電設備において、電気機
器として真空遮断器、真空断路器を有し、この真空遮断
器と真空断路器の主接点部の摺動部を備えた容器内を１
０-2Ｐａ以下の真空にするとともに、容器に収納された
電気機器を絶縁物で含浸または充填したので、ＳＦ6ガ
スと同等の絶縁耐力を維持したまま安全性を向上でき、
さらに絶縁距離を短縮できる。
容器内に絶縁媒体を封入した受電設備において、電気機
器として真空遮断器、真空断路器を有し、この真空遮断
器と真空断路器の主接点部の摺動部を備えた容器内を１
０-2Ｐａ以下の真空にするとともに、容器に収納された
電気機器を絶縁物で含浸または充填したので、ＳＦ6ガ
スと同等の絶縁耐力を維持したまま安全性を向上でき、
さらに絶縁距離を短縮できる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例を参照して説明す
る。
る。
【００１２】図１は、本発明の一実施例を示す受電設備
の一部を切断した断面図である。図１において、受電設
備の容器１の内部には、遮断器３、断路器４が設けら
れ、高電圧の開閉操作ができるようになっている。ま
た、接地断路器５の操作により、点検・保守が可能とな
っている。電力会社より供給された高電圧は、受電設備
のこれらの機器に接続される。さらに高電圧は、容器１
を貫通するブッシング６を介して、別に設けられた受電
設備が供給される。本発明の受電設備では、受電設備の
容器１の内部の圧力が、１０-2Ｐａ以下の高真空となっ
ている。なお受電設備の容器１は、例えば外気との圧力
差１気圧に充分耐え得るような密閉型の金属容器で構成
されている。
の一部を切断した断面図である。図１において、受電設
備の容器１の内部には、遮断器３、断路器４が設けら
れ、高電圧の開閉操作ができるようになっている。ま
た、接地断路器５の操作により、点検・保守が可能とな
っている。電力会社より供給された高電圧は、受電設備
のこれらの機器に接続される。さらに高電圧は、容器１
を貫通するブッシング６を介して、別に設けられた受電
設備が供給される。本発明の受電設備では、受電設備の
容器１の内部の圧力が、１０-2Ｐａ以下の高真空となっ
ている。なお受電設備の容器１は、例えば外気との圧力
差１気圧に充分耐え得るような密閉型の金属容器で構成
されている。
【００１３】また受電設備の容器１には、止め弁９を介
して真空ポンプ10が接続されている。さらに、容器１内
の真空度を監視するための真空計11が設けられており、
真空ポンプ10は、真空計11で計測された真空度が低下す
ると、止め弁９とともに作動するようなシステムとなっ
ている。具体的には、真空計11で計測された圧力が、１
０-2Ｐａ以上になると真空ポンプ10の電源が“ＯＮ”状
態になり、真空ポンプ10が作動する。次に止め弁９が
“開”状態になり、受電設備の容器１の真空引きを行
う。真空計11の圧力が１０-2Ｐａ以下になると、止め弁
９が“閉”状態になり、真空ポンプ10が停止する。
して真空ポンプ10が接続されている。さらに、容器１内
の真空度を監視するための真空計11が設けられており、
真空ポンプ10は、真空計11で計測された真空度が低下す
ると、止め弁９とともに作動するようなシステムとなっ
ている。具体的には、真空計11で計測された圧力が、１
０-2Ｐａ以上になると真空ポンプ10の電源が“ＯＮ”状
態になり、真空ポンプ10が作動する。次に止め弁９が
“開”状態になり、受電設備の容器１の真空引きを行
う。真空計11の圧力が１０-2Ｐａ以下になると、止め弁
９が“閉”状態になり、真空ポンプ10が停止する。
【００１４】止め弁９は、例えば制御が可能な電磁弁か
らなっている。真空ポンプ10は、例えば容器１内の真空
度を１０-2Ｐａ以下の高真空にすることが可能なタ―ボ
分子ポンプ、スパッタイオンポンプ、クライオポンプな
どで構成されている。
らなっている。真空ポンプ10は、例えば容器１内の真空
度を１０-2Ｐａ以下の高真空にすることが可能なタ―ボ
分子ポンプ、スパッタイオンポンプ、クライオポンプな
どで構成されている。
【００１５】図２は、圧力Ｐと絶縁耐力の関係を示す。
図２において、絶縁耐力が最低となる圧力Ｐmin は、１
０2 Ｐａ程度である。受電設備の内部機器の絶縁媒体と
して用いた１０-2Ｐａ以下の高真空の絶縁耐力は、図２
に示すように真空度によって大きく影響を受ける。また
１０-2Ｐａ以下の高真空中の絶縁耐力は、真空遮断器の
場合では、電極表面の酸化などの微視的表面状態によっ
ても大きく影響を受ける。従って、電極表面の吸着ガス
を除去するために真空中での加熱処理を行うと、図２に
示すように絶縁耐力は高くなる。しかしながら、受電設
備のように大きな設備の場合、加熱処理を行うための加
熱処理装置を設けると、非常に高価になる。ところが、
加熱処理を行わなくても１０-2Ｐａ以下の高真空であれ
ば、キュ―ビクル式ガス絶縁受電設備で用いている大気
圧近傍の低圧力ＳＦ6 ガスと同等の絶縁耐力を有するの
である。
図２において、絶縁耐力が最低となる圧力Ｐmin は、１
０2 Ｐａ程度である。受電設備の内部機器の絶縁媒体と
して用いた１０-2Ｐａ以下の高真空の絶縁耐力は、図２
に示すように真空度によって大きく影響を受ける。また
１０-2Ｐａ以下の高真空中の絶縁耐力は、真空遮断器の
場合では、電極表面の酸化などの微視的表面状態によっ
ても大きく影響を受ける。従って、電極表面の吸着ガス
を除去するために真空中での加熱処理を行うと、図２に
示すように絶縁耐力は高くなる。しかしながら、受電設
備のように大きな設備の場合、加熱処理を行うための加
熱処理装置を設けると、非常に高価になる。ところが、
加熱処理を行わなくても１０-2Ｐａ以下の高真空であれ
ば、キュ―ビクル式ガス絶縁受電設備で用いている大気
圧近傍の低圧力ＳＦ6 ガスと同等の絶縁耐力を有するの
である。
【００１６】前述したように、受電設備の容器１の表面
は吸着ガス層で覆われている。この吸着ガスが徐々に放
出されて経年的に真空度が低下する。真空度が低下する
と、図２からわかるように、絶縁性能は大きく低下す
る。しかしながら、本発明の受電設備には真空計11が設
けられているので、真空度が低下すると止め弁９が
「開」状態となり、真空ポンプ10が作動して１０-2Ｐａ
以下の高真空を維持でき、絶縁性能の低下を防ぐ事がで
きる。
は吸着ガス層で覆われている。この吸着ガスが徐々に放
出されて経年的に真空度が低下する。真空度が低下する
と、図２からわかるように、絶縁性能は大きく低下す
る。しかしながら、本発明の受電設備には真空計11が設
けられているので、真空度が低下すると止め弁９が
「開」状態となり、真空ポンプ10が作動して１０-2Ｐａ
以下の高真空を維持でき、絶縁性能の低下を防ぐ事がで
きる。
【００１７】一方、高真空は低圧力ＳＦ6 ガスと同等の
絶縁耐力を有するので、本発明の受電設備の大きさは、
従来のキュ―ビクル式ガス絶縁受電設備と同等の大きさ
とすることができる。また高真空は、通常の運転状態で
は無害であり、事故などによって過電圧が発生し高真空
中でア―ク放電が発生しても、ア―クを形成しているプ
ラズマが高真空中で拡散して消弧する。従って、ＳＦ6
ガスのように分解生成物や分解ガスを発生しないため、
事故が発生しても無害であり、環境保全に適している。
さらに絶縁媒体として高真空を用いるため、受電設備の
容器内の部品の腐食などによって経年的に劣化すること
がない。
絶縁耐力を有するので、本発明の受電設備の大きさは、
従来のキュ―ビクル式ガス絶縁受電設備と同等の大きさ
とすることができる。また高真空は、通常の運転状態で
は無害であり、事故などによって過電圧が発生し高真空
中でア―ク放電が発生しても、ア―クを形成しているプ
ラズマが高真空中で拡散して消弧する。従って、ＳＦ6
ガスのように分解生成物や分解ガスを発生しないため、
事故が発生しても無害であり、環境保全に適している。
さらに絶縁媒体として高真空を用いるため、受電設備の
容器内の部品の腐食などによって経年的に劣化すること
がない。
【００１８】また、図３に本発明の他の実施例を示す受
電設備の一部を切断した断面図を示す。図３において、
容器１内の遮断器３，断路器４，接地断路器５は、主接
点部３ａ、４ａ、５ａの容器の圧力が例えば１０-2Ｐａ
以下の高真空とした真空遮断器や真空断路器を用いた。
遮断器３の操作機構と連結される接点の摺動部３ｂの容
器内の圧力を１０-2Ｐａ以下の高真空とすることによ
り、遮断器３の接点の開閉動作が可能となっている。同
様に断路器４や接地断路器５の操作機構と連結される接
点の摺動部４ｂ、５ｂの容器内の圧力も１０-2Ｐａ以下
の高真空とすることにより、遮断器３の接点の開閉動作
が可能となっている。この接地断路器５の操作により、
点検・保守が可能となっている。これらの受電設備の容
器１内の主要機器は、例えばエポキシ樹脂の固体絶縁物
で含浸又は充填して絶縁した。また、電力会社より供給
された高電圧は、受電設備のこれらの機器に接続され
る。さらに、高電圧は、容器１を貫通するブッシング６
を介して、別に設けられた変電設備に供給される。
電設備の一部を切断した断面図を示す。図３において、
容器１内の遮断器３，断路器４，接地断路器５は、主接
点部３ａ、４ａ、５ａの容器の圧力が例えば１０-2Ｐａ
以下の高真空とした真空遮断器や真空断路器を用いた。
遮断器３の操作機構と連結される接点の摺動部３ｂの容
器内の圧力を１０-2Ｐａ以下の高真空とすることによ
り、遮断器３の接点の開閉動作が可能となっている。同
様に断路器４や接地断路器５の操作機構と連結される接
点の摺動部４ｂ、５ｂの容器内の圧力も１０-2Ｐａ以下
の高真空とすることにより、遮断器３の接点の開閉動作
が可能となっている。この接地断路器５の操作により、
点検・保守が可能となっている。これらの受電設備の容
器１内の主要機器は、例えばエポキシ樹脂の固体絶縁物
で含浸又は充填して絶縁した。また、電力会社より供給
された高電圧は、受電設備のこれらの機器に接続され
る。さらに、高電圧は、容器１を貫通するブッシング６
を介して、別に設けられた変電設備に供給される。
【００１９】遮断器３、断路器４および接地断路器５の
摺動部の容器３ｂ、４ｂ、５ｂには、止め弁９を介して
真空ポンプ10が接続されている。また、摺動部の容器３
ｂ、４ｂ、５ｂの真空度を監視するための真空計11が、
設けられている。真空ポンプ10は、真空計11で計測され
た真空度が低下すると、止め弁９とともに作動するよう
なシステムとなっている。具体的には真空計11で計測さ
れた圧力が、１０-2Ｐａ以上になると真空ポンプ10の電
源が“ＯＮ”状態になり、真空ポンプ10が作動する。次
に止め弁９が“開”状態になり、受電設備の容器１の真
空引きを行う。真空計11の圧力が１０-3Ｐａ以下になる
と、止め弁９が“閉”状態になり、真空ポンプ10が停止
する。この止め弁９は、制御が可能な電磁弁からなって
いる。真空ポンプ10は、容器１内の真空度を１このよう
にすれば、特に絶縁耐力を必要とする箇所の絶縁を１０
-2Ｐａ以下の真空にしたので、前述した実施例と同等の
効果を得ることができる。さらに、受電設備の容器１内
の主要機器は、エポキシ樹脂などの固体絶縁物で含浸又
は充填して絶縁されるので、各機器間の絶縁距離を短縮
することができ、コンパクトな受電設備とすることが可
能である。
摺動部の容器３ｂ、４ｂ、５ｂには、止め弁９を介して
真空ポンプ10が接続されている。また、摺動部の容器３
ｂ、４ｂ、５ｂの真空度を監視するための真空計11が、
設けられている。真空ポンプ10は、真空計11で計測され
た真空度が低下すると、止め弁９とともに作動するよう
なシステムとなっている。具体的には真空計11で計測さ
れた圧力が、１０-2Ｐａ以上になると真空ポンプ10の電
源が“ＯＮ”状態になり、真空ポンプ10が作動する。次
に止め弁９が“開”状態になり、受電設備の容器１の真
空引きを行う。真空計11の圧力が１０-3Ｐａ以下になる
と、止め弁９が“閉”状態になり、真空ポンプ10が停止
する。この止め弁９は、制御が可能な電磁弁からなって
いる。真空ポンプ10は、容器１内の真空度を１このよう
にすれば、特に絶縁耐力を必要とする箇所の絶縁を１０
-2Ｐａ以下の真空にしたので、前述した実施例と同等の
効果を得ることができる。さらに、受電設備の容器１内
の主要機器は、エポキシ樹脂などの固体絶縁物で含浸又
は充填して絶縁されるので、各機器間の絶縁距離を短縮
することができ、コンパクトな受電設備とすることが可
能である。
【００２０】
【発明の効果】以上のように第１の発明によれば、電気
機器を収納する容器内に絶縁媒体を封入した受電設備に
おいて、絶縁媒体を１０-2Ｐａ以下の真空とし、容器内
の真空度が１０-2Ｐａをこえたときに真空引きを行う制
御手段を備えたので、信頼性、安全性が向上した受電設
備を得ることができる。
機器を収納する容器内に絶縁媒体を封入した受電設備に
おいて、絶縁媒体を１０-2Ｐａ以下の真空とし、容器内
の真空度が１０-2Ｐａをこえたときに真空引きを行う制
御手段を備えたので、信頼性、安全性が向上した受電設
備を得ることができる。
【００２１】また第２の発明によれば、容器内に収納さ
れる電気機器として真空遮断器、真空断路器を有し、こ
の真空遮断器と真空断路器の主接点部の摺動部を備えた
容器内を１０-2Ｐａ以下の真空にするとともに、電気機
器を絶縁物で含浸または充填したので、信頼性、安全性
が向上し、絶縁距離の短縮によりコンパクト化が可能な
受電設備を得ることができる。
れる電気機器として真空遮断器、真空断路器を有し、こ
の真空遮断器と真空断路器の主接点部の摺動部を備えた
容器内を１０-2Ｐａ以下の真空にするとともに、電気機
器を絶縁物で含浸または充填したので、信頼性、安全性
が向上し、絶縁距離の短縮によりコンパクト化が可能な
受電設備を得ることができる。
【図１】本発明の一実施例を示す受電設備の一部を切断
した断面図。
した断面図。
【図２】本発明および従来の受電設備の圧力−絶縁耐力
特性を示す図。
特性を示す図。
【図３】本発明の他の実施例を示す受電設備の一部を切
断した断面図。
断した断面図。
９…止め弁、10…真空ポンプ、11…真空計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹本 修文 東京都港区芝浦一丁目１番１号 株式会 社東芝 本社事務所内 (56)参考文献 特開 昭52−98978（ＪＰ，Ａ) 特開 昭51−130873（ＪＰ，Ａ) 特開 昭50−69567（ＪＰ，Ａ) 実開 昭50−145468（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H02B 13/02 H01H 33/66 H02B 7/00 H02B 13/025
Claims (3)
- 【請求項１】 電気機器を収納する容器内に絶縁媒体を
封入した受電設備において、前記絶縁媒体を１０-2Ｐａ
以下の真空とし、前記容器内の真空度が１０-2Ｐａをこ
えたときに真空引きを行う制御手段を備えたことを特徴
とする受電設備。 - 【請求項２】 電気機器を収納する容器内に絶縁媒体を
封入した受電設備において、前記電気機器として真空遮
断器、真空断路器を有し、この真空遮断器と真空断路器
の主接点部の摺動部を備えた容器内に１０-2Ｐａ以下の
真空とするとともに、前記容器に収納された電気機器を
絶縁物で含浸または充填したことを特徴とする受電設
備。 - 【請求項３】 前記真空遮断器と真空断路器の主接点部
の摺動部を備えた容器内の真空度が１０-2Ｐａをこえた
とき真空引きを行う制御手段を備えたことを特徴とする
請求項２記載の受電設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20283292A JP3202340B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-07-30 | 受電設備 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7679192 | 1992-03-31 | ||
| JP4-76791 | 1992-03-31 | ||
| JP20283292A JP3202340B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-07-30 | 受電設備 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05336628A JPH05336628A (ja) | 1993-12-17 |
| JP3202340B2 true JP3202340B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=26417921
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20283292A Expired - Fee Related JP3202340B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-07-30 | 受電設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3202340B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP3788148B2 (ja) * | 1999-12-16 | 2006-06-21 | 株式会社日立製作所 | 真空スイッチ及びその運転方法 |
-
1992
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