JP4244081B2 - ガス絶縁電気機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気絶縁性ガスで絶縁したガス絶縁電気機器に係り、特に、地球温暖化への影響を考慮したガス絶縁電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の変電所の開閉器や母線は、密閉金属容器に封入されSF6ガスで絶縁された,所謂、ガス絶縁開閉装置で構成されている。SF6ガスは、化学的に安定であり、毒性が極めて低く、しかも、電気絶縁性能とアーク消弧性能に優れたガスである。従って、SF6ガスの年間の使用量は、全世界で8千トン近くになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、最近の研究によりSF6ガスは、地球温暖化係数が極めて大きなガスであるという問題があることが明らかにされてきた。従って、SF6ガスの使用量の削減が、世界的規模で必要になってきている。
【0004】
本発明の目的は、現状よりも地球温暖化への寄与の小さなガス絶縁電気機器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、電路を開閉する開閉器と、開閉箇所を有しない通電路とを有し、絶縁ガスにより電気絶縁したガス絶縁電気機器において、上記通電路には、少なくともCF 3 Iを含む2種類以上の電気絶縁性ガスを混合した混合ガスを封入し、上記開閉器には、通電路とは異なる電気絶縁性ガスを封入するようにしたものである。
かかる構成により、地球温暖化への寄与を小さくし得るものとなる。
【0007】
)上記()において、好ましくは、上記混合ガスは、CF3IとN2の混合ガスとしたものである。
【0008】
)上記()において、好ましくは、上記混合ガスは、CF3IとSF6の混合ガスとしたものである。
【0009】
)上記()において、好ましくは、上記混合ガスは、全圧が0.2MPa以上であり、CF3I分圧が0.109MPa以下としたものである。
【0010】
)上記()において、好ましくは、上記混合ガスを充填した通電路の最大電界を雷インパルス試験電圧に対し16MV/m(波高値)以上にしたものである。
【0011】
)上記()において、好ましくは、上記混合ガスは、ガス絶縁電気機器が使用される最低温度でCF3Iが液化しないような分圧に混合したものである。
【0012】
(7)上記目的を達成するために、本発明は、電路を開閉する開閉器と、開閉箇所を有しない通電路とを有し、絶縁ガスにより電気絶縁したガス絶縁電気機器において、上記通電路には、少なくともCF 3 Iを含む2種類以上の電気絶縁性ガスを混合した混合ガスを封入し、上記開閉器には、SF6を封入したものである。
かかる構成により、地球温暖化への寄与を小さくし得るものとなる。
【0013】
)上記目的を達成するために、本発明は、電路を開閉する開閉器と、開閉箇所を有しない通電路とを有し、絶縁ガスにより電気絶縁したガス絶縁電気機器において、上記通電路若しくは、上記開閉器の一部には、SF6よりも大気空気中で分解しやすく、かつ、地球温暖化係数がSF6よりも小さい電気絶縁性ガスを封入したものである。
かかる構成により、地球温暖化への寄与を小さくし得るものとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4を用いて、本発明の一実施形態によるガス絶縁電気機器について説明する。
【0015】
従来からガス絶縁電気機器の絶縁ガスとして用いられているSF6ガスは、上述したように、化学的に安定であり、毒性が極めて低く、しかも、電気絶縁性能とアーク消弧性能に優れたガスである。しかしながら、地球温暖化係数が大きいものである。
【0016】
SF6ガスの地球温暖化効果を低減するためには、SF6ガスよりも地球温暖化係数の小さいガスを使用し、SF6の使用量を最小限にする必要がある。ガス絶縁電気機器に使用可能な電気絶縁性ガスについては、例えば、R.Wootton著,”Gases Superior to SF6 for Insulation and Interrution” EPRI Rep. EL-2620 (1982)や、高木著,”電気電子絶縁材料”電気新聞社,p.65-78(昭和53年4月発行)に記載されている。しかしながら、電気絶縁性にすぐれたガスは、フッ素や塩素がふくまれており、オゾン層破壊や毒性などの別の環境問題を持つことが知られている。
【0017】
そこで、本発明者らは、SF6ガスの地球温暖化効果を低減するための電気絶縁性ガスについて種々検討を行った結果、地球温暖化係数を小さくするためには、分子が大気中で分解しやすくなればよく、例えば、分子中にヨウ素を導入することにより大気中で光や水分で分解しやすなるという点に着目した。
【0018】
分子中にヨウ素を含む代表的なガスであるCF3Iは、沸点が−22.5℃と低く室温で気体であり、分子量が195.9、ガス圧力0.1MPaにおける電気絶縁耐力が約7Vrms/mと高く、SF6の約1.1倍である。このガスは光で容易に分解しやすく、S.Solomon et al., "Ozone Depletion and Global Warming Potentials of CF3I" J.Geophys. Res., vol.99, p.20929-20935,(1994)によれば、寿命は大気中で1日以下といわれている。このため、20年間の地球温暖化係数は、CO2の5倍以下で、また、オゾン層破壊ポテンシャルは0.008以下である。
【0019】
したがって、CF3Iを用いることにより、電気絶縁性に優れ、かつ、地球温暖化への寄与の極めて小さいガス絶縁電気機器を提供することができる。即ち、電気絶縁性に優れ、かつ,地球温暖化係数が小さいCF3Iに代表される分子中にヨウ素を含む化合物を用いることにより、高性能で、地球温暖化への寄与の極めて小さいガス絶縁電気機器を提供することができる。そこで、本発明者らは、CF3Iの破壊電界について測定を行った。
【0020】
ここで、図1を用いて、CF3Iの破壊電界の測定結果について説明する。
図1は、CF3Iの破壊電界の測定結果の説明図である。
【0021】
CF3Iの破壊電界の測定は、直径12.5mmの球ギャップ(電極間隔1mm)を用いて、CF3Iのガス圧力(MPa)を変えて行われた。図中、白丸がSF6の破壊電界(MVrms/m)(実効値)を示し、黒丸がCF3Iの破壊電界(MVrms/m)(実効値)を示している。
CF3Iは、室温では、約0.4MPaまで気体であり、図示から明かなように、CF3Iの破壊電界は、SF6より高いという特徴がある。
【0022】
しかしながら、分子中にヨウ素を含む化合物の代表であるCF3Iは、液化温度が比較的高いものである。CF3Iは、沸点が−22.5℃であり、本実施形態のようなガス絶縁電気機器の最低使用温度−20℃では、蒸気圧が0.109MPaになる。ここで、CF3Iの蒸気圧と温度の関係について、表1に示す。
【0023】
【表1】
Figure 0004244081
【0024】
従って、高気圧で絶縁するガス絶縁機器においては、CF3Iよりも液化温度の低いガス,例えば、窒素ガスN2との混合ガスを用いることが必要になる。
そこで、本発明者らは、CF3IとN2との混合ガスの混合量を変えて、破壊電界を測定した。
【0025】
ここで、図2を用いて、CF3IとN2との混合ガスの混合量を変えた場合の破壊電界の測定結果について説明する。
図2は、CF3IとN2との混合ガスの混合量を変えた場合の破壊電界の測定結果の説明図である。
【0026】
CF3IとN2との混合ガスの破壊電界の測定は、直径12.5mmの球ギャップ(電極間隔1mm)を用いて、CF3Iのガス圧力を一定としたとき、N2のガス圧力(MPa)を変えて行われた。図中、白四角がSF6単体の破壊電界(MVrms/m)(実効値)を示している。白丸は、CF3IとN2との混合ガスのCF3Iのガス圧力を0.1MPaとした場合の破壊電界を示しており、黒丸は、CF3IとN2との混合ガスのCF3Iのガス圧力を0.2MPaとした場合の破壊電界を示している。
【0027】
一般に、混合ガスの破壊電界は、以下の(1)式によって求めることができる。この(1)式は、宅間,”気体絶縁への混合ガスの応用”,電気学会技術報告II部第248号,p.16(昭和62年5月)に記載されている。
Em=E2+(E1−E2)/{1+C(1/k−1)}……(1)
ここで、Emは混合ガスの破壊電界であり、E1,E2は、それぞれ、ガス1と2の破壊電界であり、E1>E2とする。また、kはガス1の混合比であり、Cはガスに固有な定数である。
【0028】
上式(1)において、ガス1をCF3Iとし、ガス2をN2として、定数Cを求める必要がある。CF3Iの破壊電界E1は、図1の測定結果より求めることができる。N2の破壊電界E2は、大気圧で約2MV/m(実効値)である。また、混合ガスの破壊電界Emは、図2の測定結果より求めることができる。従って、以上の条件に基づいて求められたガス定数Cは、CF3IとN2の混合ガスではC≒0.68になる。
以上より、式(1)のE1、E2及びCが分かったため任意の混合量kと任意の全ガス圧力に対して、破壊電界を求めることができる。
【0029】
ここで、図3を用いて、各全ガス圧力における破壊電界とCF3I混合量の関係について説明する。
図3は、各全ガス圧力における破壊電界とCF3I混合量の関係の説明図である。
【0030】
図3の実線は、CF3IとN2の混合ガスの全ガス圧力が、0.1MPa〜1.0MPaまでの、0.1MPa毎の全ガス圧力のそれぞれについて、CF3I混合量を0%〜100%まで変えた時の破壊電界(MV/m)(実効値)を示している。混合ガスの破壊電界は、CF3I混合量20%で純CF3Iの破壊電界の約60%になる。
【0031】
一方、CF3Iの飽和蒸気圧は表1に示した通りであり、混合ガス中のCF3I分圧が表1の値になると液化する。この関係は、図3の破線で表され、使用温度により異なる曲線群になる。
【0032】
最低周囲温度が−20℃で使用されるガス絶縁機器の場合、液化防止のためには、図中に破線で示すCF3Iの液化圧力特性の曲線以下の範囲で使用することが必要である。
ガス絶縁開閉装置は、通常、最低使用温度が−20℃であるため、当該曲線よりも下側の領域で使用することが必要である。また、ガス絶縁開閉装置は、ガス圧力が0.3MPa以上で使用される。
【0033】
従来のSF6を絶縁ガスとして使用したガス絶縁開閉装置の0.3MPaの時の確率50%の破壊電界は19.5MV/m(波高値)であり、14MV/m(実効値)である。
【0034】
そこで、従来のSF6を絶縁ガスとして使用したガス絶縁開閉装置と、同一使用温度でかつ同等以上の破壊電界を達成するためのCF3I混合量を求めると以下のようになる。
【0035】
即ち、全圧力0.3MPaの場合には、破壊電界(実効値)が14MV/m以上で、CF3Iの液化圧力特性の−20℃の曲線以下の条件を満たすCF3I混合量を求めると、約37%となる。
【0036】
また、全圧力0.4MPaの場合には、破壊電界(実効値)が14MV/m以上で、CF3Iの液化圧力特性の−20℃の曲線以下の条件を満たすCF3I混合量を求めると、約20〜27%となる。
【0037】
同様にして、全圧力0.5MPaでは、CF3I混合量約10〜22%となり、全圧力0.6MPaでは、CF3I混合量約5〜18%となり、全圧力0.7MPaでは、CF3I混合量約1〜15%となり、全圧力0.8MPa以上ではCF3I混合量は13%以下となる。
【0038】
また、全圧力を0.2MPaとして、最低使用温度を−20℃とすると、図中のCF3Iの液化圧力特性の−20℃の曲線と全圧力0.2MPaの曲線の交点におけるCF3I混合量は、54.5%であるため、混合ガスの全圧力を0.2MPa以上で、CF3Iが0.109MPa以下とすることができる。
【0039】
また、全圧力を0.2MPaとして、最低使用温度を−20℃とすると、図中のCF3Iの液化圧力特性の−20℃の曲線と全圧力0.2MPaの曲線の交点における破壊電界は、11.5MV/m(実効値)であるため、波高値で16MV/mとなり、混合ガスを充填した通電路の最大電界を雷インパルス試験電圧に対して、16MV/m(波高値)以上とできる。
【0040】
次に、図4を用いて、本実施形態によるガス絶縁電気機器の一例であるガス絶縁開閉装置の構成について説明する。
図4は、本発明の一実施形態によるガス絶縁電気機器の一例であるガス絶縁開閉装置の構成を示す部分断面図である。
【0041】
ガス絶縁開閉装置は、電流を遮断する遮断器1と、高電圧の加わっている高電圧導体2a,…,2cを電気的に切り離す断路器3a,…,3cと、送電線からの高電圧を導入するガスで絶縁されたブッシング4と、サージ電圧を抑制するための避雷器5と、これらを連結する母線6a,…,6fとから構成されている。なお、それぞれの部分は、絶縁物でできたスペーサ7a,…,7lによって気密に仕切られている。
【0042】
図示したガス絶縁開閉装置の構成において、遮断器1はアークを遮断し、また、断路器3a,…,3cは再点弧を繰り返すため、強い光を発生する。一方、上述したCF3IとN2の混合ガスの中で、CF3Iは、光で分解する性質を有している。従って、遮断器1や断路器3a,…,3cのような開閉箇所を有しており、強い光を発生する箇所には、耐光性のある絶縁ガスである純SF6を充填している。純SF6の充填圧力は、通常0.3MPa以上としている。
【0043】
一方、開閉箇所を有さず、アークを発生しないブッシング4と、避雷器5と、母線6a,…,6fとには、アークを発生する部分がないため光による分解の恐れはなく、純粋に電気絶縁耐力を満足すればよいため、上述したCF3IとN2の混合ガスを充填している。用いる混合ガスとしては、ガス絶縁開閉装置の最低使用温度を−20℃とし、全ガス圧を0.5MPaとし、所用破壊電界を14MV/m(実効値)とすると、上述したように、CF3Iの混合量を15%とすることにより、破壊電界を17MV/m(実効値)とすることができる。なお、CF3Iの混合量は、最低使用温度,全ガス圧,所用破壊電界に基づいて、図3に示した関係から求めることができる。
【0044】
従来のガス絶縁開閉装置における遮断器1,断路器3a,…,3c,ブッシング4,避雷器5及び母線6a,…,6fにおける絶縁ガスの使用量を、「100」とすると、大規模なGIS(例えば、30〜50万Vの規模)においては、ブッシング4,避雷器5及び母線6a,…,6fにおける絶縁ガスの使用量は「40〜50」であるので、ブッシング4,避雷器5及び母線6a,…,6fの絶縁ガスとしてCF3IとN2の混合ガスを用いることにより、SF6の使用量を40〜50%低減することができる。また、小規模なGIS(例えば、7万Vの規模)においては、ブッシング4,避雷器5及び母線6a,…,6fにおける絶縁ガスの使用量は「40〜60」であるので、ブッシング4,避雷器5及び母線6a,…,6fの絶縁ガスとしてCF3IとN2の混合ガスを用いることにより、SF6の使用量を40〜60%低減することができる。
【0045】
なお、以上の説明では、CF3Iを含む混合ガスとして、CF3IとN2の混合ガスについて説明しているが、CF3IとCF3Iよりも液化温度の低いガスの混合ガスを用いることができる。具体的には、CF3IとCO2の混合ガスや、CF3Iと空気の混合ガスや、CF3IとCF4の混合ガス等も用いることができる。また、混合ガスとしては、CF3IとSF6の混合ガスを用いることもできる。CF3Iの混合量を20%とすると、従来の100%SF6に対して、SF6の使用量を20%低減することができる。
【0046】
以上説明したように、本実施形態によれば、SF6の使用量を大幅に削減できるため、地球温暖化作用を極小化できるものである。
また、混合ガスは、アークの発生しない個所に使用するためアーク光によるガスの劣化がないものである。
また、従来の純SF6で絶縁した場合と同等の大きさのガス絶縁電気機器を構成することができる。
さらに、最低周囲温度−20℃まで液化することなく運転できる。
また、さらに、N2は大気中に放出しても無害なため、回収装置はCF3I用だけでよく、小形にできる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、ガス絶縁電気機器における地球温暖化への寄与を減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるCF3Iの破壊電界の測定結果の説明図である。
【図2】本発明の一実施形態によるCF3IとN2との混合ガスの混合量を変えた場合の破壊電界の測定結果の説明図である。
【図3】本発明の一実施形態による各全ガス圧力における破壊電界とCF3I混合量の関係の説明図である。
【図4】本発明の一実施形態によるガス絶縁電気機器の一例であるガス絶縁開閉装置の構成を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1…遮断器
2…高圧導体
3…断路器
4…ブッシング
5…避雷器
6…母線
7…スペーサ

Claims (8)

  1. 電路を開閉する開閉器と、開閉箇所を有しない通電路とを有し、絶縁ガスにより電気絶縁したガス絶縁電気機器において、
    上記通電路には、少なくともCF 3 Iを含む2種類以上の電気絶縁性ガスを混合した混合ガスを封入し、上記開閉器には、通電路とは異なる電気絶縁性ガスを封入したことを特徴とするガス絶縁電気機器。
  2. 請求項記載のガス絶縁電気機器において、
    上記混合ガスは、CF3IとN2の混合ガスであるを特徴とするガス絶縁電気機器。
  3. 請求項記載のガス絶縁電気機器において、
    上記混合ガスは、CF3IとSF6の混合ガスであるを特徴とするガス絶縁電気機器。
  4. 請求項記載のガス絶縁電気機器において、
    上記混合ガスは、全圧が0.2MPa以上であり、CF3I分圧が0.109MPa以下であることを特徴とするガス絶縁電気機器。
  5. 請求項記載のガス絶縁電気機器において、
    上記混合ガスを充填した通電路の最大電界を雷インパルス試験電圧に対し16MV/m(波高値)以上にしたことを特徴とするガス絶縁電気機器。
  6. 請求項1記載のガス絶縁電気機器において、
    上記混合ガスは、ガス絶縁電気機器が使用される最低温度でCF3Iが液化しないような分圧に混合したことを特徴とするガス絶縁電気機器。
  7. 電路を開閉する開閉器と、開閉箇所を有しない通電路とを有し、絶縁ガスにより電気絶縁したガス絶縁電気機器において、
    上記通電路には、少なくともCF 3 Iを含む2種類以上の電気絶縁性ガスを混合した混合ガスを封入し、上記開閉器には、SF6を封入したことを特徴とするガス絶縁電気機器。
  8. 電路を開閉する開閉器と、開閉箇所を有しない通電路とを有し、絶縁ガスにより電気絶縁したガス絶縁電気機器において、
    上記通電路若しくは、上記開閉器の一部には、SF6よりも大気空気中で分解しやすく、かつ、地球温暖化係数がSF6よりも小さい電気絶縁性ガスを封入したことを特徴とするガス絶縁電気機器。
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