JP3202254U - 水素貯蔵建屋及び水素ステーション - Google Patents

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Abstract

【課題】建屋を覆うような仮設足場の設置が不要であり、短期間で施工でき、建設作業時の安全性の高い水素貯蔵建屋及び水素ステーションを提供する。【解決手段】水素ステーションにおける水素貯蔵建屋10であり、鋼板と、前記鋼板の全長に亘って所定間隔をあけて溝形鋼の凹部が内側となるように前記溝形鋼の両端部を前記鋼板に当接状態で取付けられてなる複数の溝形鋼支柱と、前記複数の溝形鋼支柱の間に前記溝形鋼と直交するように前記鋼板に取り付けられた等辺山形鋼と、を含む障壁パネル16,16a〜16dを連結せしめて壁及び屋根が形成されてなる水素貯蔵建屋とした。【選択図】図1

Description

本考案は、自動車等に水素を供給するための水素ステーションにおける水素貯蔵建屋に関し、特に高圧ガス保安法上の要件も満たす水素貯蔵建屋に関する。
従来、水素ステーションにおける水素貯蔵建屋としては、高圧ガス保安法上、予想されるガス爆発の衝撃等に対して十分耐えられる構造のものである必要があり、高圧ガス保安法上の要請から、壁や屋根をコンクリートや鋼板で形成することが行われている。
鋼板で水素貯蔵建屋を建てる場合には、従来は、基礎の上に1.8m毎に支柱を立て、前記支柱に厚さ6mmの鋼板を溶接せしめて接合し、前記鋼板同士を溶接せしめて接合することが行われていた。また、柱の上には梁を渡して前記梁に厚さ6mmの鋼板をやはり溶接せしめて接合し、前記鋼板同士を溶接せしめて接合することが行われていた。
しかしながら、このように1.8m毎に支柱を立てて鋼板を溶接していく建設方法の場合、厚さ6mmの鋼板は大変重量があるため、建屋の建設作業にあたっては、建屋の外側に建屋を覆うように、溶接などのための仮設足場の設置作業をまず行ってから建屋の建設作業を行う必要があり、建屋を覆うような仮設足場の設置・撤去作業を行うだけの日数が工期には必要であり、工期がどうしても長くなってしまうという問題があった。また、このような重量のある鋼板を取扱う場合には、特に慎重に作業しないと非常に危険であり、また、高所での溶接作業も必須であるため作業者が転落する危険もあった。さらに、建設作業にあたって、天候などにも左右されることがあり、工期が遅くなるおそれがあった。
また、コンクリートで建屋を建設する方法もあるが、同様に建屋を覆うような仮設足場の設置は必要であるし、コンクリートの打設・養生には日数もかかり、工期がどうしても長くなってしまうという問題があった。また、高所でのコンクリートの打設・養生は作業者が転落する危険もあった。さらに、天候などにも左右されることがあり、やはり工期が遅くなるおそれがあった。
例えば、特許文献1に記載されたような水素貯蔵建屋が提案されているが、上記した問題を解決するものではない。
特開2008−57185号公報 特開2014−177848号公報
本考案は上記した従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、建屋を覆うような仮設足場の設置が不要であり、短期間で施工でき、建設作業時の安全性の高い水素貯蔵建屋及び水素ステーションを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案の水素貯蔵建屋具は、水素ステーションにおける水素貯蔵建屋であり、鋼板と、前記鋼板の全長に亘って所定間隔をあけて溝形鋼の凹部が内側となるように前記溝形鋼の両端部を前記鋼板に当接状態で取付けられてなる複数の溝形鋼支柱と、前記複数の溝形鋼支柱の間に前記溝形鋼と直交するように前記鋼板に取り付けられた等辺山形鋼と、を含む障壁パネルを連結せしめて壁及び屋根が形成されてなる水素貯蔵建屋である。
前記障壁パネルをボルトで連結せしめて壁及び屋根が形成されてなるのが好適である。
前記鋼板の厚さが3.2mmであり、前記溝形鋼が1.8m毎に前記鋼板に当接状態で取付けられてなるのが好適である。
本発明の水素ステーションは、前記水素貯蔵建屋を設置してなる水素ステーションである。
本考案によれば、建屋を覆うような仮設足場の設置が不要であり、短期間で施工でき、建設作業時の安全性の高い水素貯蔵建屋及び水素ステーションを提供することができるという著大な効果を奏する。
本考案の水素貯蔵建屋を建設している様子を示す要部概略斜視図である。 水素貯蔵建屋に用いられる障壁パネルを示す斜視図である。 障壁パネルに用いられる溝形鋼及び等辺山形鋼の断面図である。 障壁パネルを並列に連結した状態を裏側からみた平面図である。 障壁パネルの連結部分の要部断面図である。 水素貯蔵建屋の基礎部分に好適に用いられるアンカーボルト付き弾性支承連続基礎梁の概略断面図である。 本考案の水素貯蔵建屋を建設している様子を示す要部概略斜視図である。 本考案の水素貯蔵建屋を建設した様子を示す要部概略斜視図である。
以下に本考案の実施の形態を説明するが、これらは例示的に示されるもので、本考案の技術思想から逸脱しない限り種々の変形が可能なことはいうまでもない。
本考案の水素貯蔵建屋は水素ステーションに設置される建屋である。図1は本考案の水素貯蔵建屋10を建設している様子を示す要部概略斜視図である。図1において、符号12は柱であり、符号14は梁である。そして、符号16a,16b,16c,16dを含む符号16は障壁パネルを示す。柱12及び梁は鉄骨であり、それぞれボルトで相互に連結された鉄骨構造となっている。水素ステーションは、ガソリンに代わって水素を自動車に供給するための施設であり、水素供給ノズル等を備えた水素供給設備と、水素貯蔵建屋と、を含む施設である。水素ステーションは、水素スタンドとも呼ばれることがある。本考案の水素ステーションには、本考案の水素貯蔵建屋を設置する水素ステーションであればいずれも含まれる。なお、水素貯蔵建屋を除く水素ステーションの設備、例えば水素供給設備などについては公知の技術を適用することができる。
図2には、本考案の水素貯蔵建屋の基礎部分に好適に用いられる、弾性支承連続基礎梁の一つの実施の形態を示す。建設予定地の床用地面Gの基礎形成部分に所定の深さを有する上面四角形状の基礎用周回溝18を掘り、前記基礎用周回溝18に砕石20を敷いて、前記砕石20を敷いた前記基礎用周回溝18に鉄筋及び/又は鉄骨22(図示例では鉄筋)を周回状に載置し、コンクリートを打設することにより、弾性支承連続基礎梁24を作成すると共に、アンカーボルト26が等間隔で型板に固定突出せしめられたアンカーボルト型板部材を立設せしめてコンクリートを打設しアンカーボルト付き弾性支承連続基礎梁28が作製される。符号30は捨てコンクリートであり、符号32は床用コンクリートである。
上記したアンカーボルト付き弾性支承連続基礎梁28としては、特許文献2に記載されたものを適用できる。
障壁パネル16の構造を図3〜6に基づいて説明する。図3によく示される如く、障壁パネル16は、鋼板34と、前記鋼板34の全長に亘って所定間隔(図示例では1.8m)をあけて溝形鋼36の凹部38が内側となるように前記溝形鋼36の両端部40を前記鋼板34に当接状態で取付けられてなる複数の溝形鋼支柱42(符号42a,42b,42c,42d,42e,42fを含む)と、前記複数の溝形鋼支柱42の間に前記溝形鋼42と直交するように前記鋼板34に取り付けられた等辺山形鋼44と、を含む障壁パネルである。図示例では、鋼板34に溝形鋼36が溶接で取り付けられており、前記溝形鋼36に等辺山形鋼44が溶接で取り付けられている。溝形鋼36の断面図は図4(a)に、等辺山形鋼44の断面図は(b)にそれぞれ示される。
水素貯蔵建屋10が完成すると、鋼板34は厚さ3.2mmのものを使用し、前記溝形鋼3.6が1.8m毎に前記鋼板34に溶接されているため、溝形鋼支柱42が1.8m毎に立設せしめられることとなる。このため、従来のように、基礎の上に1.8m毎に支柱を立て、前記支柱に厚さ6mmの鋼板を溶接せしめて接合し、前記鋼板同士を溶接せしめて接合する建築方法を採用しなくとも、ガス爆発の衝撃等に対して十分耐えられる構造の水素貯蔵建屋10となる。
なお、符号46は前記溝形鋼36で同様に鋼板34に取り付けられた枠部材である。枠部材46には、アンカーボルト付き弾性支承連続基礎梁28のアンカーボルト26が挿入固定される孔48が開穿されている。
また、図3に示される障壁パネル16の両端に位置する溝形鋼支柱42a及び42dは、ボルトを通すための貫通孔50を有し且つ前記貫通孔50内部にパイプ管52が挿入せしめられ、鉄板54で補強されてなる連結部56が複数個所に設けられている。なお、パイプ管52は鉄製の鋼管である。
また、前記貫通孔50が設けられた面とは他方の面に、手を入れてボルトを締緩するための作業穴58が設けられている。
図6によく示される如く、障壁パネル16の両端に位置する溝形鋼支柱42は、鉄板54を介してボルト60で連結固定されている。なお、図6において、符号62はナット、符号64はワッシャーを示す。
このようにして連結すると、図5のように、障壁パネル16同士が連結した障壁パネルとなる。
鉄骨で柱12や梁14を形成した後、図7に示すように、アンカーボルト付き弾性支承連続基礎梁28上に障壁パネル16をワイヤーで吊るなどしながら次々に取り付けていく。図7の例では、障壁パネル16a,障壁パネル16b,障壁パネル16は壁を形成している途中の障壁パネルであり、障壁パネル16eは屋根を形成している途中の障壁パネルである。
このようにして次々に障壁パネル16を連結させていくと、図8に示すような本考案の水素貯蔵建屋10が完成する。障壁パネル16は、予め工場で生産してから現場に運ぶようにすることで、現場施工の作業工程を大幅に減少させることができ短期間での施工が可能となる。また、建屋を覆うような仮設足場の設置も不要である。これにより、従来の施工方法よりも大幅なコストダウン及び大幅な工期の短縮を実現することができた。このように、本考案の水素貯蔵建屋10では、建屋を覆うような仮設足場の設置が不要であり、短期間で施工でき、建設作業時の安全性の高い水素貯蔵建屋である。さらに、本考案の水素貯蔵建屋10を水素ステーションに設置することで、高圧ガス保安法上の要件も満たす安全性の高い水素ステーションとなる。
10:水素貯蔵建屋、12:柱、14:梁、16,16a,16b,16c,16d,16e:障壁パネル、18:基礎用周回溝、20:砕石、22:鉄筋及び/又は鉄骨、24:弾性支承連続基礎梁、26:アンカーボルト、28:アンカーボルト付き弾性支承連続基礎梁、30:捨てコンクリート、32:床用コンクリート、34:鋼板、36:溝形鋼、38:凹部、40:両端部、42,42a,42b,42c,42d,42e,42f:溝形鋼支柱、44:等辺山形鋼、46:枠部材、48:孔、50:貫通孔、52:パイプ管、54:鉄板、56:連結部、58:作業穴、60:ボルト、62:ナット、64:ワッシャー、G:床用地面。

Claims (4)

  1. 水素ステーションにおける水素貯蔵建屋であり、
    鋼板と、前記鋼板の全長に亘って所定間隔をあけて溝形鋼の凹部が内側となるように前記溝形鋼の両端部を前記鋼板に当接状態で取付けられてなる複数の溝形鋼支柱と、
    前記複数の溝形鋼支柱の間に前記溝形鋼と直交するように前記鋼板に取り付けられた等辺山形鋼と、
    を含む障壁パネルを連結せしめて壁及び屋根が形成されてなる水素貯蔵建屋。
  2. 前記障壁パネルをボルトで連結せしめて壁及び屋根が形成されてなる請求項1記載の水素貯蔵建屋。
  3. 前記鋼板の厚さが3.2mmであり、前記溝形鋼が1.8m毎に前記鋼板に当接状態で取付けられてなる請求項1又は2記載の水素貯蔵建屋。
  4. 請求項1〜3いずれか1項記載の水素貯蔵建屋を設置してなる水素ステーション。
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