JP3201282U - 手動給液装置 - Google Patents

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正登 山本
正登 山本
功 大下
功 大下
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株式会社ケミカル山本
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Abstract

【課題】電解式表面処理装置の使用時に、電極に取り付けたモップを電解液容器の電解液に浸すことなく、必要な時に必要な量をモップに供給できる手動給液装置を提供する。【解決手段】電解液容器の中の電解液を吸い出すパイプを2個の逆止弁の1個目の流入側に接続し、流出側に復元性のある弾性パイプ2を接続すると共に、弾性パイプ2の反対側を2個目の逆止弁1流入側に接続し、2個目の逆止弁の流出側に表面処理用モップへの電解液供給パイプ5を接続したものを、電解式表面処理用電極グリップにワンタッチで取り付けられる構造の手動給液装置であって、2個の逆止弁を接続した弾性パイプ2を押圧することによってパイプ内に溜まっている電解液を逆止弁の電解液供給側に押し出し、押圧を解放することで電解液容器からパイプの中に電解液を吸い込む。【選択図】図1

Description

本考案は、電解方式によりステンレス鋼溶接加工品の溶接焼け除去や不動態皮膜の形成、および、ステンレス表面研磨等の、電解式表面処理用の電極へ電解液を供給する構造に関するものである。
本出願人は、過去ステンレス鋼の溶接後の溶接焼け取り作業が極めて危険な毒劇物に該当する硝弗酸に依存している実情に鑑み研究の結果、安全無害な中性塩の溶液を電解液とする電解焼け取り法を開発し、「合金鋼の脱スケール法」の名称のもとに特許第1543867号を取得し、従来の危険な毒劇物硝弗酸を使用せず、より安全無害な溶接焼け取りを可能とする電解装置を開発した。
この発明の要旨とするところは、中性塩水溶液をベースとした電解液を使用し、被処理ステンレス鋼を陽極とする直流電解法である。
電解式表面処理の方法では、電極に取り付けた布製のモップを電解液を溜めた容器に浸す事によりモップに常時電解液を保水させ、処理部に電解液を供給し処理を行っており、電解式表面処理により電解液が消耗した際、電解液の供給のため頻繁に容器の電解液にモップを浸し、電解液を保水させる工程が必要である。
電解液を保水させる方法として、電動式ポンプを使用した電動式給液装置もあるが、電源が必要で設置式となり携行することが難しく課題も多い。
特許第1543867号
従来の方法では、頻繁に電解液容器の電解液にモップを浸し、電解液をモップに保水させる工程が必要であるという欠点があり、下記の課題がある。
(1)電解液容器の電解液にモップを浸し、必要な量の電解液をモップに保持させる必要がある。
(2)電解液供給のための電解液容器が必要になり設置場所が必要。
(3)電解液供給のため電解液容器にモップを浸すため、作業時間がかかる。
(4)移動して作業する際は、電解液容器を持ちながらの作業になるため、両手での作業になる。
(5)電解液が不足しても、電解液供給が面倒なため、少ない電解液で処理する場合があり品質が安定しない。
電動式給液装置で電解液を供給する場合には、下記の課題がある。
(1)必要な量の電解液を供給することが難しく、電解液の不足または過供給による無駄の欠点がある。
(2)供給装置に供給指示のためのスイッチ付の専用の電極ホルダーが必要になる。
(3)電動式給液装置は電源が必要で移動の際は電源の差し替え、またはコードの延長が必要になる。
(4)給液装置は、大きく重いため固定設置となり携行が難しい。
(5)電極についたモップの背面から電解液を供給する為、電解式表面処理面に電解液はまわり難いため、効率よく処理できない。
(6)電解液が必要になり、電動式給液装置にスイッチを押して、信号を送っても、供給用のパイプが長いため、電解液が出てくるまで時間がかかり、待つ必要がある。
以上の如き問題に鑑みて、本考案では、手動給液装置を使用することにより、電解液容器の電解液にモップを浸すことなく、必要な時に必要な量の電解液をモップに供給できる装置を提供することを目的としている。
本考案は、電解液容器の中の電解液を吸い出すパイプを2個の逆止弁の1個目の流入側に接続し、流出側に復元性のある弾性パイプを接続すると共に、弾性パイプの反対側を2個目の逆止弁流入側に接続し、2個目の逆止弁の流出側に表面処理用モップへの電解液供給パイプを接続したものを、電解式表面処理用電極グリップにワンタッチで取り付けられる構造の手動給液装置であって、2個の逆止弁を接続した弾性パイプを押圧することによってパイプ内に溜まっている電解液を逆止弁の電解液供給側に押し出し、押圧を解放することで電解液容器からパイプの中に液体を吸い込むことを特徴とする手動給液装置を提供することにより、上記の目的を達成したものである。
本考案にあっては次に列挙する効果が得られる。
電解液の供給のため頻繁に容器の電解液にモップを浸し、電解液を保水させる工程が必要なくなり、次に列挙する効果が得られる。
(1)電解液にモップを浸すことなく、必要な量の電解液をモップに保水させることができる。
(2)電解液供給のための電解液容器が不要になり設置場所が不要。
(3)電解液供給のため電解液容器にモップを浸す必要がないため作業時間が短縮される。
(4)移動して作業する際も、電解液容器が不要となり、片手作業で効率が良くなる。
(5)電解液が不足しても、電解液供給が簡単にできるため、常に最適の電解液の量で作業できるため品質が安定する。
(6)手元作業ででき、電解式表面処理面を目視できスポイトのように押圧の加減で微妙な調整をしながら供給量を調整でき、不足または、過供給による電解液の無駄がなく必要な時必要な量の電解液を保水させることができる。
(7)電極ホルダーにワンタッチで取り付けられるため専用の電極グリップが不要。
(8)電源が不要で、どこでも簡単に使用できる。
(9)小型、軽量のため、電解液容器もホルダー等に入れ腰に取り付ける等できるので、簡単に携行が出来る。
(10)電極に数個の穴を開けることによって、電極についたモップの背面から電解液を供給しても、電解式表面処理面に電解液がまわり、効率よく処理できる。
(11)手動給液装置が手元にあるため、操作してから電解液供給までの反応が早く待ち時間が無くなる。
(12)電解液容器が供給位置より低くても吸い上げて供給することができる。
(13)スプリング方式のシール付逆止弁採用で電解液容器が供給位置より高くても電解液が流れ出ることを防ぐことができる。
(14)使用する材質をシリコンチューブ、PP樹脂、フッ素ゴム、ステンレスボールとスプリングを選定することにより、中性、酸性および、アルカリ性の電解液を使用することができる。
本考案に係る手動給液装置のポンプ部断面図である。 本考案に係る手動給液装置のポンプ部を電極グリップに取り付けた図である。 本考案に係る手動給液装置のポンプ部動作説明図である。 電解式表面処理装置の一実施例を示す概要図である。
考案を実施する為の形態
以下、添付図面を参照して、本考案の実施の形態の概要を説明する。
図1に示す手動給液装置のポンプ部の構造は、電解液容器15から電解液14を吸い出すパイプを2個の逆止弁1の1個目の逆止弁の流入側に接続し、流出側に復元性のある弾性パイプ2を接続し、パイプの反対側を2個目の逆止弁流入側に接続する。2個目の逆止弁の流出側に電解式表面処理のモップへの電解液供給パイプ5を接続する構造となっている。
図2は、電解式表面処理用装置の電極グリップ9に手動給液装置をワンタッチで取り付けた概要図となっている。
図3は手動給液装置のポンプ部動作説明図で、2個の逆止弁を接続したパイプを押圧することによってパイプ内に溜まっている電解液を逆止弁の電解液供給側に押し出し、電解液を供給し、押圧を解放することで電解液容器からパイプの中に電解液を吸い込む。
図4は、本発明に係る電解式表面処理装置の一実施例を示す概要図で、電源器10に接続された2本のコードの内のアースクリップコード11を溶接加工品13に取り付け、一方の電極グリップ9の先端に取り付けられた電極8に電解液14を含浸させ、溶接加工品13の溶接焼け部に当てることで溶接焼け取りが始まり焼けが除去される。
ステンレス鋼の電解式表面処理の作業時、必要な時に必要な量の電解液をモップに供給できることにより、適切な電解液を供給し処理することによる仕上り性アップによる品質安定や、電解液供給時間短縮による作業改善が図れる。
また、電解液容器が不要になり、電解液タンクをホルダーに入れ腰ベルトに取り付け携行することにより、片手作業が可能になり、処理作業、特に高所作業では安全性が改善される。
1 逆止弁
2 弾性パイプ
3 ボール
4 スプリング
5 電解液供給パイプ
6 電極グリップホルダー
7 手動給液装置ポンプ部
8 電極
9 電極グリップ
10 電源器
11 アースクリップコード
12 電極グリップコード
13 溶接加工品
14 電解液
15 電解液容器

Claims (1)

  1. 電解液容器の中の電解液を吸い出すパイプを2個の逆止弁の1個目の流入側に接続し、流出側に復元性のある弾性パイプを接続すると共に、弾性パイプの反対側を2個目の逆止弁流入側に接続し、2個目の逆止弁の流出側に表面処理用モップへの電解液供給パイプを接続したものを、電解式表面処理用電極グリップにワンタッチで取り付けられる構造の手動給液装置であって、2個の逆止弁を接続した弾性パイプを押圧することによってパイプ内に溜まっている電解液を逆止弁の電解液供給側に押し出し、押圧を解放することで電解液容器からパイプの中に液体を吸い込むことを特徴とする手動給液装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105926028A (zh) * 2016-06-23 2016-09-07 成都新图新材料股份有限公司 一种ctp版基涂布工序前的处理系统
CN105951165A (zh) * 2016-06-23 2016-09-21 成都新图新材料股份有限公司 一种铝板基电解池
JP7505801B2 (ja) 2022-11-15 2024-06-25 株式会社ケミカル山本 電解研磨装置用電極

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