JP3201170U - 冷却用流路を備える中ぐり切削工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】開け穴に用いる冷却用流路を備える中ぐり切削工具を提供する。【解決手段】円柱体であり、上部に固定部111が設けられると共に、下部に刃装着部112が形成される棒体11と、固定部111と刃装着部112との間の外周面に設けられるフランジ部12と、棒体11の軸方向に沿うように棒体11の上端に凹設される装着部13と、装着部13の底部から棒体11の底面まで貫通するように形成されると共に、その内周面にネジ部141が形成される遮断路14と、棒体11の外周面かつフランジ部の下方に凹設される放出溝15と、装着部13と放出溝15とが連通するように斜めに形成される冷却流路16とを備えるヘッド10と、それぞれが放出溝15及び冷却流路16に対応するように刃装着部112に取り付けられ、内側面を有し、対応する冷却流路16の軸方向に沿って延出する仮想軸と前記内側面との間に投影距離が形成される、少なくとも1つの刃部材20と、遮断路14のネジ部141に螺合される止水ボルト30とを有する。【選択図】図3
Description
本考案は、特に冷却用流路を備える中ぐり切削工具に関するものである。
既存の中ぐり切削工具は、被加工物の穴を所望の寸法まで広げるものであり、ドリルよりも精度が良いことから、高精密部品の加工に広く用いられている。その構造によれば、内部に設けられる冷却用流路を通って切削剤を放出することにより、中ぐり切削工具の摩擦の程度を抑制すると同時に冷却することができる。
しかしながら、既存の中ぐり切削工具における刃部材は、本体に外部へ突出するように設けられることから、切削剤を冷却用流路を通っても刃部材の先端まで流れなく、刃部材を潤滑、冷却することができない。故に、摩擦抑制の効果に劣るので、改良する必要があった。
本願の請求項1の考案は、円柱体であり、上部に固定部が設けられると共に、下部に刃装着部が形成される棒体と、前記棒体の固定部と刃装着部との間の外周面に設けられるフランジ部と、前記棒体の軸方向に沿うように棒体の上端に凹設される装着部と、前記装着部の底部から棒体の底面まで貫通するように形成されると共に、その内周面にネジ部が形成される遮断路と、前記棒体の外周面かつフランジ部の下方に凹設される放出溝と、前記装着部と放出溝とが連通するように斜めに形成される冷却流路とを備えるヘッドと、
それぞれが前記放出溝及び冷却流路に対応するように刃装着部に取り付けられ、内側面を有し、対応する冷却流路の軸方向に沿って延出する仮想軸と前記内側面との間に投影距離が形成される、少なくとも1つの刃部材と、
前記遮断路のネジ部に螺合される止水ボルトとを有することを特徴とする冷却用流路を備える中ぐり切削工具を提供する。
それぞれが前記放出溝及び冷却流路に対応するように刃装着部に取り付けられ、内側面を有し、対応する冷却流路の軸方向に沿って延出する仮想軸と前記内側面との間に投影距離が形成される、少なくとも1つの刃部材と、
前記遮断路のネジ部に螺合される止水ボルトとを有することを特徴とする冷却用流路を備える中ぐり切削工具を提供する。
本願の請求項2の考案は、前記放出溝は、上部が深く下部が浅い傾斜状の凹部であることを特徴とする請求項1に記載の冷却用流路を備える中ぐり切削工具を提供する。
本願の請求項3の考案は、前記流出溝の上面が弧状であることを特徴とする請求項1または2に記載の冷却用流路を備える中ぐり切削工具を提供する。
本願の請求項4の考案は、前記ヘッドは、2つの放出溝及び2つの冷却流路を有し、該放出溝がそれぞれ棒体の外周面の相対する両側に凹設され、該冷却流路がそれぞれ放出溝の上方に形成され、
更に2つの刃部材を有し、該刃部材がそれぞれ放出溝及び冷却流路に対応するように、刃装着部の相対する両側に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至3に何れか1項に記載の冷却用流路を備える中ぐり切削工具を提供する。
更に2つの刃部材を有し、該刃部材がそれぞれ放出溝及び冷却流路に対応するように、刃装着部の相対する両側に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至3に何れか1項に記載の冷却用流路を備える中ぐり切削工具を提供する。
本願の請求項5の考案は、前記刃部材が着脱可能にヘッドに取り付けられることを特徴とする請求項4に記載の冷却用流路を備える中ぐり切削工具を提供する。
本願の請求項6の考案は、前記刃部材は保持部及びカッターを備え、該保持部が刃装着部の一側に取り付けられ、該カッターが着脱可能に保持部の一側に取り付けられ、また、該カッターは先端を有し、該カッターの先端は冷却流路の軸方向に沿って延出する仮想軸に面することを特徴とする請求項5に記載の冷却用流路を備える中ぐり切削工具を提供する。
本願の請求項7の考案は、前記刃部材の内側面と冷却流路の軸方向に沿って延出する仮想軸との間に3mmの投影距離が形成されることを特徴とする請求項4乃至6の何れか1項に記載の冷却用流路を備える中ぐり切削工具を提供する。
本考案に係る冷却用流路を備える中ぐり切削工具は、上記の構成を有することから、切削加工を行う時に、切削剤を装着部13及び冷却流路16を通って放出溝15から放出することができ、また、その刃部材20のカッター22の先端が、放出溝15及び冷却流路16と対応していることから、冷却剤を刃部材20のカッター22の先端へ流すことができるので、刃部材20のカッター22を充分に潤滑にし、冷却することができる。
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、下記実施例は、本考案の好適な実施の形態を示したものにすぎず、本考案の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。
図1乃至図4に示すように、本考案に係る冷却用流路を備える中ぐり切削工具は、ヘッド10と、2つの刃部材20と、止水ボルト30とを有する。
図1及び図2に示すように、前記ヘッド10は、棒体11と、フランジ部12と、装着部13と、遮断路14と、2つの放出溝15と、2つの冷却流路16とを備え、その内、棒体11は、上部が大径で、下部が小径である円柱体を呈し、その上部に固定部111が設けられると共に、下部に刃装着部112が設けられ、該固定部111を介してマシーンの駆動装置に装着され、該刃装着部112を介して刃部材20を装着して切削加工を行う。また、前記フランジ部12は、棒体11の中段、すなわち、固定部111と刃装着部112との間の外周面に設けられ、その棒体11の刃装着部112の底面に断面が矩形の挟持凹部113が形成される。
図2及び図3に示すように、前記装着部13は、内径が徐々に小さくなる段階状の止まり穴であり、前記棒体11の軸方向に沿って棒体11の上端に凹設され、前記遮断路14は、装着部13の底部から棒体11の底面まで貫通するように形成され、装着部13の近傍の内周面にネジ部141が形成され、前記放出溝15はそれぞれ、棒体11の外周面の相対する両側かつフランジ部12の下方に凹設され、該各放出溝15は、上部が深く、下部へ行くにつれて浅くなる傾斜状の凹部であると共に、凹部の上面が弧状を呈し、前記冷却流路16はそれぞれ、装着部13の内周面から放出溝15の上面まで斜めに延出すると共に、装着部13と放出溝15とが連通するように形成される。
図2及び図4に示すように、前記刃部材20はそれぞれ、放出溝15及び冷却流路16に対応するように、刃装着部112の相対する両側に取り付けられ、該刃部材20の内側面と冷却流路16の軸方向に沿って延出する仮想軸との間に3mmの投影距離Dが形成されることが好ましい。
また、その刃部材20はそれぞれ、着脱可能にヘッド10に取り付けられ、保持部21及びカッター22を備え、該保持部21は、挟持凹部113における、放出溝15と対応する箇所に取り付けられ、該カッター22は、着脱可能に保持部21における、放出溝15と対応する箇所に取り付けられ、また、該カッター22の先端は冷却流路16の軸方向に沿って延出する仮想軸に面する。
図3に示すように、前記止水ボルト30は、切削剤が遮断路14を介して漏れないようにするために、遮断路14のネジ部141に螺合される。
図5に示すように、本考案に係る冷却用流路を備える中ぐり切削工具を使用する時は、切削剤を装着部13から注入し、この時、止水ボルト30により遮断路14が遮断されていることから、切削剤が両側の冷却流路16を通って放出溝15から放出され、冷却流路16を通って仮想軸カッター22の先端へ流れるので、刃部材20のカッター22を充分に潤滑にし、冷却することができる。
本考案に係る冷却用流路を備える中ぐり切削工具では、1枚の刃部材を用いても、本実施例のように2枚の刃部材を用いてもよく、複数の刃部材を用いてもよく、その刃部材の枚数に応じて、ヘッド10の棒体11に同数の放出溝15及び冷却流路16を形成すればよい。
10 ヘッド
11 棒体
111 固定部
112 刃装着部
12 フランジ部
13 装着部
14 遮断路
141 ネジ部
15 放出溝
16 冷却流路
20 刃部材
21 保持部
22 カッター
D 距離
30 止水ボルト
11 棒体
111 固定部
112 刃装着部
12 フランジ部
13 装着部
14 遮断路
141 ネジ部
15 放出溝
16 冷却流路
20 刃部材
21 保持部
22 カッター
D 距離
30 止水ボルト
本願の請求項3の考案は、前記放出溝の上面が弧状であることを特徴とする請求項1または2に記載の冷却用流路を備える中ぐり切削工具を提供する。
Claims (7)
- 円柱体であり、上部に固定部が設けられると共に、下部に刃装着部が形成される棒体と、前記棒体の固定部と刃装着部との間の外周面に設けられるフランジ部と、前記棒体の軸方向に沿うように棒体の上端に凹設される装着部と、前記装着部の底部から棒体の底面まで貫通するように形成されると共に、その内周面にネジ部が形成される遮断路と、前記棒体の外周面かつフランジ部の下方に凹設される放出溝と、前記装着部と放出溝とが連通するように斜めに形成される冷却流路とを備えるヘッドと、
それぞれが前記放出溝及び冷却流路に対応するように刃装着部に取り付けられ、内側面を有し、対応する冷却流路の軸方向に沿って延出する仮想軸と前記内側面との間に投影距離が形成される、少なくとも1つの刃部材と、
前記遮断路のネジ部に螺合される止水ボルトとを有することを特徴とする冷却用流路を備える中ぐり切削工具。 - 前記放出溝は、上部が深く下部が浅い傾斜状の凹部であることを特徴とする請求項1に記載の冷却用流路を備える中ぐり切削工具。
- 前記流出溝の上面が弧状であることを特徴とする請求項1または2に記載の冷却用流路を備える中ぐり切削工具。
- 前記ヘッドは、2つの放出溝及び2つの冷却流路を有し、該放出溝がそれぞれ棒体の外周面の相対する両側に凹設され、該冷却流路がそれぞれ放出溝の上方に形成され、
更に2つの刃部材を有し、該刃部材がそれぞれ放出溝及び冷却流路に対応するように、刃装着部の相対する両側に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至3に何れか1項に記載の冷却用流路を備える中ぐり切削工具。 - 前記刃部材が着脱可能にヘッドに取り付けられることを特徴とする請求項4に記載の冷却用流路を備える中ぐり切削工具。
- 前記刃部材は保持部及びカッターを備え、該保持部が刃装着部の一側に取り付けられ、該カッターが着脱可能に保持部の一側に取り付けられ、また、該カッターは先端を有し、該カッターの先端は冷却流路の軸方向に沿って延出する仮想軸に面することを特徴とする請求項5に記載の冷却用流路を備える中ぐり切削工具。
- 前記刃部材の内側面と冷却流路の軸方向に沿って延出する仮想軸との間に3mmの投影距離が形成されることを特徴とする請求項4乃至6の何れか1項に記載の冷却用流路を備える中ぐり切削工具。
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JP2015003987U JP3201170U (ja) | 2015-08-05 | 2015-08-05 | 冷却用流路を備える中ぐり切削工具 |
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JP2015003987U Expired - Fee Related JP3201170U (ja) | 2015-08-05 | 2015-08-05 | 冷却用流路を備える中ぐり切削工具 |
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JP (1) | JP3201170U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108044400A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-05-18 | 河南艾通科技股份有限公司 | 一种用于加工液压缸缸筒的镗头 |
-
2015
- 2015-08-05 JP JP2015003987U patent/JP3201170U/ja not_active Expired - Fee Related
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