JP3200809U - 電気電子機器収納用箱 - Google Patents

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JP3200809U JP2015004334U JP2015004334U JP3200809U JP 3200809 U JP3200809 U JP 3200809U JP 2015004334 U JP2015004334 U JP 2015004334U JP 2015004334 U JP2015004334 U JP 2015004334U JP 3200809 U JP3200809 U JP 3200809U
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祐司 高津
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Abstract

【課題】電気電子機器のサイズを変更する場合に、筐体を変更することなく、電気電子機器取付部材の取付位置を変更可能とした電気電子機器収納用箱を提供する。【解決手段】縦フレーム9、横フレーム10、奥行フレーム11を組み合わせて構成される筐体1と、筐体内に設けられる電気電子機器と、電気電子機器を前記フレームに取付けるための電気電子機器取付部材であるマウントフレーム12とを備え、マウントフレームを、左右位置調整部を有する移動金具13を介して、奥行フレーム11に取りつけることにより、その取付位置を、筐体に対して前後左右に変更可能とした。【選択図】図2

Description

本考案は、電気電子機器を収納する電気電子機器収納用箱に関するものである。
電気電子機器収納用箱は、複数のフレームを組み合わせて構成される筐体と、この筐体内に収納される電気電子機器とを備えており、電気電子機器はマウントフレームや機器取付板といった電気電子機器取付部材を介して筐体に取付けられる(特許文献1)。
しかしながら、マウントフレーム等は筐体を構成するフレームのサイズに合わせて形成されていることから、電気電子機器のサイズを変更する場合には、筐体自体のサイズを変更することでマウントフレーム等の取付位置を電気電子機器のサイズに対応させる必要があり、作業性が悪く、またコスト高となる問題があった。
実用新案登録第3080876号公報
本考案の目的は前記した従来の問題点を解決し、電気電子機器のサイズを変更する場合に、筐体を変更することなく、電気電子機器取付部材の取付位置を変更可能とした電気電子機器収納用箱を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本考案は、フレームを組み合わせて構成される筐体と、筐体内に設けられる電気電子機器と、この電気電子機器を前記フレームに取付けるための電気電子機器取付部材とを備え、この電気電子機器取付部材の取付位置を、前記筐体に対して前後左右に変更可能としたことを特徴とするものである。
本考案に係る電気電子機器収納用箱は、フレームを組み合わせて構成される筐体と、筐体内に設けられる電気電子機器と、この電気電子機器を前記フレームに取付けるための電気電子機器取付部材とを備え、電気電子機器取付部材の取付位置を、筐体に対して前後左右に変更可能とした。これにより、電気電子機器のサイズを変更する必要が生じた場合において、電気電子機器のサイズに対応する位置に電気電子機器取付部材を移動させた上で、この電気電子機器取付部材をフレームに固定することができるため、電気電子機器のサイズ変更の都度、筐体のサイズを変更する必要がないものとなる。
電気電子機器収納用箱の全体斜視図である。 扉開放時の全体斜視図及び実施形態1の要部を示す斜視図である。 実施形態1におけるマウントフレームの移動を説明する斜視図である。 移動金具の斜視図及び分解図である。 移動金具のその他の形状を示す斜視図である。 移動金具のその他の形状を示す斜視図である。 マウントフレームの分解図及び要部拡大図である。 マウントフレームの要部拡大図である。 補強金具を配置した全体斜視図である。 補強金具の拡大図である。 補強金具のその他の形態を示す全体斜視図及び拡大図である。 棚板を設けた形態の扉閉塞時及び扉開放時を示す全体斜視図である。 シールド板の説明図である。 シールド板のその他の形態を示す斜視図である。 奥行フレームを設けない形態を示す全体斜視図及び分解図である。 扉の斜視図及び拡大図である。 クランプ部及びロッド棒の拡大図である。 ロッド棒規制部材の分解図である。 受部の拡大図及び分解図である。 天井板の斜視図及びボルト固定具の拡大図である。 扉を観音扉とした形態の斜視図及び拡大図である。 換気扇ユニットの取付例を示す斜視図である。 換気扇ユニットの斜視図である。 実施形態2における全体斜視図及び制震ユニットの拡大図である。 実施形態2の要部を示す斜視図である。 補強コーナ金具の斜視図及び扉裏面の下端を示す斜視図である。 筐体蝶番部及び扉蝶番部を示す斜視図である。 筐体蝶番部及び扉蝶番部を示す分解図である。 側板の内側を示す斜視図及びその拡大図である。 図25を別角度からみた斜視図及び規制部材の拡大図である。 扉のその他の形態を示す斜視図である。 図27の拡大図である。 実施形態3における扉開放時の斜視図及び要部の拡大図である。 実施形態3における要部の拡大図である。 アダプタの斜視図である。 受部の斜視図及びロッド棒挿入時の斜視図である。 補強金具の斜視図である。 扉裏面の斜視図及びその拡大図である。 ロッド規制部材の斜視図及び分解図である。 扉を観音扉とした形態の斜視図及び拡大図である。 ロッド棒の係止構造を示す斜視図及び拡大図である。 実施形態4における扉開放時の斜視図及び要部の拡大図である。 実施形態4におけるマウントフレーム並びに取付金具の全体斜視図及び取付金具の拡大図である。 マウントフレームを部分的に配置した形態を示す斜視図である。 機器取付レールの斜視図及び鉄製基板の取付状態を示す斜視図である。 機器取付レールのその他の形態及び取付金具の拡大図である。 扉を開状態で保持した斜視図(左)及びドアストッパ(右上)並びに孔部の拡大図(右下)である。 側板固定具及び補強コーナ金具を取付けた状態を示す斜視図である。 屋根取付時の全体斜視図及び分解図である。 扉裏面の斜視図及びコーナ拡大図である。 扉裏面のコーナ拡大図及び分解図である。 ローラ受部の斜視図及びローラ受部によりロッド棒を受けた状態を示す斜視図である。 照明装置斜視図及び分解図である。 実施形態4における扉開放時の斜視図及び要部の拡大図である。 摺動レールの斜視図である。 アダプタを介して機器取付板を奥行レールに取付た状態を示す拡大図である。 アダプタを介して機器取付板を補強金具に取付た状態を示す拡大図である。 コーナ金具の取付状態を示す斜視図である。 扉裏面の斜視図(左)、拡大図(中央)及びロッド棒規制部材の拡大図(右)である。 実施形態4における筐体の全体斜視図及び受部の拡大図である。 天井板の形状を示す全体斜視図及びその拡大図である。
以下に本考案の好ましい実施形態を示す。なお、上下、左右、前後方向は図1に示す方向を指すものとする。
図1において、筐体1の前面を覆う扉2、後面を覆う背面板3、側面を覆う側板4、天面を覆う天井板5とが設けられている。背面板3は上下に2分割されており、その下方側はパネル3aにより構成され、配線を通すための配線部をカバーしている。扉2にはハンドル7が設けられ、側板4にはラッチ8が設けられている。
図2のように、筐体1は縦フレーム9、横フレーム10、及び奥行フレーム11とを組み合わせて構成されている。そして、図示しない電気電子機器を取付けるための電気電子機器取付部材としてのマウントフレーム12が筐体1の長手方向に延びるように設けられており、さらにマウントフレーム12は、移動金具13を介して奥行フレーム11に取付けられている。なお収納される電気電子機器は、分電盤、制御盤等の電気機器や、パソコン等の電子機器である。この移動金具13は、奥行フレーム11の長手方向に沿って筐体1の前後方向に移動可能であり、任意の取付位置でねじ14により奥行フレーム11の孔部15に固定される。これにより、電気電子機器のサイズを変更する必要が生じた場合においては、図3のように電気電子機器のサイズに対応する任意の位置にマウントフレーム12を移動させた上で、奥行フレーム11に固定することができるため、電気電子機器のサイズ変更の都度、筐体1のサイズを変更する必要がないものとなる。
図4のように、移動金具13は、奥行フレーム11に取付けるためのアダプタ16と、位置調整部17とからなる。アダプタ16には奥行フレーム11への固定のための奥行フレーム取付孔18が形成され、位置調整部17にはマウントフレームを取付けるマウントフレーム取付孔19が形成されている。このように2部材から構成することで、アダプタ16により筐体1に対する前後方向の取付位置の変更を可能とした上で、さらに位置調整部17により筐体1に対する左右方向の取付位置の変更を可能としている。この2部材は、アダプタ16に形成した係止突起20と、位置調整部17に形成した係止孔21とを係合して位置決めした上で、溶接により接合するものであるが、両者の固定はねじ止めによるものであっても差し支えない。なお、アダプタ16の一端には位置規制部22が形成されており、これにより奥行フレーム11を挟止して固定可能とし、左右方向の位置規制ができるものとしている。
図5及び図6のように、位置調整部17をアダプタ16に対して垂直方向に立設するように取付けることもできる。ここで、アダプタ16には仮保持部23を形成して、当該箇所により位置調整部17を仮保持するものとしている。なお、2部材の固定方法や奥行フレーム11への取付方法は、図4等に示した構造と同様である。
図7に示すように、マウントフレーム12は、奥行フレーム11に固定されるアングル部24と、電気電子機器が取付けられる機器取付部25とから構成されている。アングル部24には棚板等を取付けるための取付孔26が形成されている。また機器取付部25には、電気電子機器を取付けるための機器取付孔27が形成されており、その一側面には複数の切欠孔28が形成されている。
以上の構成とすることで、図8のように、機器取付部25をアングル部24に対して前後方向に移動させることが可能となり、電気電子機器のサイズに応じたマウントフレーム12の位置調整ができるものとしている。なお、切欠孔28は電気電子機器に接続される配線を通す配線孔として使用される。
図9のように、前後のマウントフレーム12間に渡る補強金具29が設けられている。この補強金具29は、図10のように、中央のレール部30と、両端の取付部31とからなり、マウントフレーム12の前後間隔に対応して取付部31の取付位置を変更可能としている。さらに、レール部30の中央には開口部32が形成されており、この開口部32に、筐体1上下方向に延びる側板補強レール33が通過するものとしている。また、この開口部32に側板補強レール33が係合するものとしても良く、これにより、補強金具29はマウントフレーム12及び側板4と連結されることとなり、耐震性能が向上する。
前記補強金具29は3部材により構成するものとしたが、図11のように単一の補強レール34により構成しても良い。また補強レール34の前後に渡って複数の孔部35を形成し、この孔部35に図示しない配線通過孔や配線保持部材を固定することができる。
図12に示すように、筐体1の内部空間を棚板36により区画することができる。また、扉2の下方側には配線収納部37を覆うパネル38が取付けられている。マウントフレーム12は、前記と同様に奥行フレーム11に固定されるアングル部24と、電気電子機器が取付けられる機器取付部25とから構成される。アングル部24は棚板36を貫通するように設けられ、また機器取付部25は棚板36により区画される筐体1内の上下空間毎にそれぞれ設けるものとした。ここで、アングル部24は棚板36に形成された切欠孔39に挿通されており、当該箇所の隙間には別部材として塞ぎ板40を取付けることができる。
図13のように、マウントフレーム12と側板4との間には、両者の空隙を閉塞して通気を制御するシールド板41が設けられている。このシールド板41は、上下に分割するよう形成されており、それぞれの取付部42がマウントフレーム12の取付孔に固定される。このようにシールド板41を分割式とすることで、様々なサイズの筐体1に対応して取付けることができる。また、左右のマウントフレーム12間に天井シールド板43を設けることで、図示しない天井側の移動金具13と天井板5との間の空隙を埋めるものとしている。なお、シールド板41、天井シールド板43の材質は樹脂や金属とすることができ、また天井シールド板43に代わり、底側の移動金具13と底板6との空隙を埋める底面シールド板を設けても良い。
図14に示すように、シールド板41は、マウントフレーム12及び縦フレーム9に対して固定するものとしても良い。このシールド板41には図示しない開口部を複数形成して、配線孔として利用するとともに、使用しない開口部には覆い板44を着脱自在に取付けることができる。
図15は、奥行フレームを備えていない筐体構造を示すものである。この場合、前後の縦フレーム9間に補強フレーム45を渡すことが好ましい。そして、この補強フレーム45に対して、マウントフレーム12や側板4を固定することができる。
図16のように、扉2の中央部には透過板46が設けられている。この透過板46は透過板46の外周を囲うように配置された扉補強フレーム47に対して、透過板固定部48により係止されて固定される。また、扉2の上端には、扉2と筐体1との間の空隙を埋める被覆フレーム49が設けられている。
扉2に設けられたハンドル7の動作により、図17に示すクランプ部50が回動し、クランプ部50に設けたロッド棒51が駆動される。なお、ロッド棒51は回動されるものの、図18に示すロッド棒規制部材52により規制されて、ロッド棒51が上下に移動することとなる。ロッド棒規制部材52は、図18のように固定部53と、樹脂製のロッド棒受部54とからなるものである。
図19のように、縦フレーム9には、ロッド棒51の上下の端部及びクランプ部50を受けるための受部55が形成されている。また、受部55には扉2に対する戸当たりとしての緩衝部材56が取付けられている。受部55は取付孔57により筐体1に取付けられるが、この取付孔57に近接する箇所には突起状の位置規制部58が形成されている。また、緩衝部材56にも同様に位置規制部59を形成するものとした。
図20のように、天井板5の裏面には、吊下ボルト60を固定するための金属製のボルト固定具61を設けている。また、ボルト固定具61に突出部61aを形成し、天井板5に設けた孔部を通過させ、ボルト固定部61の位置合わせを行った後に、吊下ボルト60を固定することも可能である。
図21のように、扉2を観音扉とすることもできる。この場合、横フレーム10の上下に扉2を固定するためのドア固定具112を設けるものとしている。また、扉2に設けたロッド棒51を、ドア固定具112に形成したロッド棒係止孔113に係止することができる。さらに、ドア固定具112の前面には、両扉2、2の戸当たり114を形成するものとした。
本実施形態においては、マウントフレーム12を筐体1に対して前後または左右方向に移動可能としていることから、マウントフレーム12間の離距離の変更に伴い、通常はマウントフレーム12間に取付けられるユニットの幅も変更する必要が生ずる。そのため、図22及び図23のように、縦フレーム9間に取付具115を介して換気扇ユニット116を固定するものとして、ユニットの幅を変更する必要がないものとしている。
(実施形態2)
図24に示すように、奥行フレーム11に制震ユニット62を配設し、この制震ユニット62に取付けた底板6上にマウントフレーム12を固定するものとした。なお、底板6へのマウントフレーム12の取付けは、図25のように底板6に対して前後左右方向に取付位置を変更可能なアダプタ16を介して行い、電気電子機器のサイズに合わせて任意の位置でマウントフレーム12を固定できるものとしている。また、マウントフレーム12はアングル部24と電気電子機器が取付けられる機器取付部25とから構成し、このアングル部24には異なる方向からアダプタ16や機器取付部25がねじ63によりねじ止めされるものとした。
図26のように、扉2の裏面には扉補強フレーム47が設けられており、さらにこの扉補強フレーム47の上下端部には、扉制震ユニット64が設けられている。扉制震ユニット64には係合部65が形成されており、この係合部65が筐体1の横フレーム10に係合する。また扉2の下端を切欠いて形成した逃げ部66を設けるものとした。そして縦フレーム9と横フレーム10との間には補強コーナ金具67が渡されている。
図27のように、筐体1には筐体蝶番部68が設けられるとともに、扉2には扉蝶番部69が設けられており、これにより扉2を開閉自在としている。なお、操作ピン70は扉2の裏面側に設けるものとし、扉2の内側からのみ操作可能としている。
詳しくは図28のように、扉蝶番部69を上下に形成するものとし、さらにそれぞれに筐体蝶番部68の軸部68aを挿入する筒部69aを形成するものとして、操作ピン70により固定する。
図29、図30のように、側板4の前後には側板補強レール71が設けられており、さらにこの側板補強レール71に隣接する規制レール72を、縦フレーム9に取付けるものとしている。側板補強レール71及び規制レール72には、それぞれの高さ位置が対応する通過孔部73が形成されており、略コ字状の規制部材74を各々の通過孔部73に挿通させて固定するものとしている。これにより、側板4の内側から規制部材74を外した後にのみ、側板4を筐体1から取外し可能としている。なお図30のように規制部材74には規制ピン75が設けられている。
図31及び図32に示すように、扉2は自動開閉されるものとしても良い。扉2の裏面中央部には図32に示す監視ユニット(電源ユニット)76を設け、この監視ユニット76からの信号を受けてソレノイド77が駆動し、クランプ部50に挿入されて扉2の開閉を規制する。また、図31のように監視ユニット76は扉2の裏面に設けられた監視ユニット収納部78に収納され、ソレノイド77はソレノイド収納部79に収納される。なお、ソレノイド77はシリンダ錠80の操作によっても動作可能であり、手動により2重ロックを行うこともできる。
(実施形態3)
図33に示す本実施形態は、奥行フレーム11に別部材として取付金具81を設け、図34のようにこの取付金具上81でアダプタ16を前後方向に移動可能として、マウントフレーム12を筐体1に対して前後方向に移動可能としている。また、実施形態1、2同様にマウントフレーム12を2部材から構成することで、その左右位置も変更できるものとしている。アダプタ16は、一端が奥行フレーム11に固定され、他端が取付金具81に固定されるものであり、また図35のように、アダプタ16は複数の板金を組み合わせて溶接またはねじ止めして構成される。なお、図33中の84は戸当たりである。
図36のように、コーナ金具82に固定された縦フレーム9には、ロッド棒51を左右で挟み込むようにして受ける受部55が形成されている。ロッド棒51には図33及び図38のように係合部83が設けられており、この係合部83が受部55に挿入されることで、ロッド棒51が固定される。また、扉2の端部に形成した係合部65が、扉2の閉塞時に横フレーム10と係合する構造としている。
図37には、実施形態1と同様、前後のマウントフレーム12間に渡る補強金具29を設け、またこの補強金具29を中央のレール部30と、両端の取付部31とからなるものとして、マウントフレーム12の前後間隔に対応して取付部31の取付位置を変更可能としている。
図38のように、実施形態1と同様、ロッド棒51が上下動するように規制するロッド棒規制部材52を設けるものとし、またこのロッド棒規制部材52は図39のように扉2に設けられた固定部53と樹脂製のロッド棒受部54とからなるものとしている。
図40のように、実施形態1と同様に扉2を観音扉として差し支えない。ここで、扉2の一方にハンドル係止片120を形成し、クランプ部50により扉2をクランプして閉状態に保持する構造としている。また、ハンドル係止片120を固定するねじ121間には、他方の扉2の戸当たり114を設けるものとした。そして図41のように、クランプ部50に設けたロッド棒51を横フレーム10の溝部122に係止することで、さらに扉2の上下をロックするものとしている。
(実施形態4)
図42に示す本実施形態は、横フレーム10間に渡って設けられた取付金具81上に、マウントフレーム12を前後方向に移動可能として取付けたものである。またこの取付金具81は左右方向にも移動可能であるため、マウントフレーム12を筐体1に対して前後左右に移動させて固定することができる。
図43のように、マウントフレーム12はアダプタ16を介して取付金具81に固定される。
図44のように、マウントフレーム12を部分的に設けることもできる。縦フレーム9間に渡って左右一対の固定レール85が設けられており、さらにこの固定レール85間を左右に渡すように、システムレール86が設けられている。そして、このシステムレール86上に、マウントフレーム12を前後方向に移動自在に固定するものとしている。
左右のマウントフレーム12間には、図45に示す機器取付レール87を設け、この機器取付レール87に電気電子機器を取付けることができるものとしている。また、機器取付レール87を複数配置して、鉄製基板88を設置しても良い。なお、機器取付レール87はその両端に形成された取付部89を介してマウントフレーム12に取付けられる。
前記取付部89を形成しない場合には、図46のように、機器取付レール87の左右両端に取付金具90を設けても差し支えない。
扉2を開状態に保持するために、通常はドアストッパ91の端部が係止される専用金具を用いるが、図47のように、横フレーム10の孔部92を代用することができる。ここで、孔部92はその一角の連通部93に繋がる略円状の切欠孔94を有する。これにより、ドアストッパ91の端部に形成した回動支持部95を連通部93に対応する角度から切欠孔94に挿通することで、ドアストッパ91が孔部92内で回動可能となる。また、ドアストッパ91を孔部92から外す際には、回動支持部95を連通部93に対応した向き、即ち切欠孔94への挿入時と同じ向きとすることで離脱できるものとしている。
図48のように、縦フレーム9には略L字形状の側板固定具96が設けられ、また縦フレーム9と奥行フレーム11との間を補強する補強コーナ金具67が設けられる。
図49のように、天井板5の上方には、屋根97を設けることができる。また、屋根97は天井板5との間に設けられた傾斜を有する屋根保持部98を介して取付けられる。
実施形態1と同様、図50のように、扉2の内面には扉補強フレーム47が設けられている。扉補強フレーム47は、複数の孔部99を有している。また、扉補強フレーム47の端部間をコーナ位置で接続する連結部100を形成するものとした。この連結部100は上下、左右、前後の3方向に開口部を備えており、この開口部には図51のようにブッシュ101等を固定することができる。このブッシュ101は、その取付方向により、筐体1との緩衝部材や扉下がり防止部材としての機能を備えるものとなる。
図51のように、ロッド棒51の先端にはローラ部102が設けられている。また、ローラ部102の近接位置には、ロッド棒規制部材52が取付けられている。そして図52のように、ローラ部102が筐体1に形成したローラ受部103に係合する構造としている。
図53のように、照明固定金具104を介して、マウントフレーム12や横フレーム10等に照明装置105を取付けることもできる。
(実施形態5)
図54に示す本実施形態は、電気電子機器取付部材である機器取付板106を筐体1に対して前後左右方向に移動可能としたものである。機器取付板106は、摺動レール107によって前後方向に移動可能であり、また摺動レール107自体も前後の横フレーム10間を渡すように任意の位置に固定できるため、左右方向に機器取付板106の取付位置を調整できる。
機器取付板106は、図55のように、保持部材108に固定された上で摺動レール107に取付けられる。
図56、図57のように、機器取付板106は、アダプタ16によって奥行フレーム11や補強金具29に対して任意の位置で取付けできるものとしている。
図58のように、横フレーム10と奥行フレーム11とを跨ぐように、コーナ金具82を設けることができる。
図59のように、扉部2の内側面のうち、その左右側にのみ扉補強フレーム47を設けるものとしても良い。扉2に設けられたハンドル7の動作によりクランプ部50が回動してロッド棒51が上下動する構造は、実施形態1乃至4と同様である。また、クランプ部50はロッド棒51の上下端部にもそれぞれ設ける(上端クランプ部50a、下端クランプ部50b)ものとし、ロッド棒51の動作によって上下のクランプ部50が回動する。なお、ロッド棒規制部材52はロッド棒51を挟み込む挟止片109を有するものとした。
図60のように、筐体1には各クランプ部50を係止可能な受部55が形成されている。
図61のように、天井板5は、その左右端部を折り曲げて形成した段曲げ部110を有するものとしても良い。これにより、段曲げ部110に伝わった水は、筐体1に形成した水切部111へと案内されることとなる。また、この段曲げ部110は側板4の上端よりも内側に設けることで、側板4を取付けた後の外観が良いものとしている。
1 筐体
2 扉
3 背面板
3a パネル
4 側板
5 天井板
6 底板
7 ハンドル
8 ラッチ
9 縦フレーム
10 横フレーム
11 奥行フレーム
12 マウントフレーム
13 移動金具
14 ねじ
15 孔部
16 アダプタ
17 位置調整部
18 奥行フレーム取付孔
19 マウントフレーム取付孔
20 係止突起
21 係止孔
22 位置規制部
23 仮保持部
24 アングル部
25 機器取付部
26 取付孔
27 機器取付孔
28 切欠孔
29 補強金具
30 レール部
31 取付部
32 開口部
33 側板補強レール
34 補強レール
35 孔部
36 棚板
37 配線収納部
38 パネル
39 切欠孔
40 塞ぎ板
41 シールド板
42 取付部
43 天井シールド板
44 覆い板
45 補強フレーム
46 透過板
47 扉補強フレーム
48 透過板固定部
49 被覆フレーム
50 クランプ部
50a 上端クランプ部
50b 下端クランプ部
51 ロッド棒
52 ロッド棒規制部材
53 固定部
54 ロッド棒受部
55 受部
56 緩衝部材
57 取付孔
58 位置規制部
59 位置規制部
60 吊下ボルト
61 ボルト固定具
61a 突出部
62 制震ユニット
63 ねじ
64 扉制震ユニット
65 係合部
66 逃げ部
67 補強コーナ金具
68 筐体蝶番部
68a 軸部
69 扉蝶番部
69a 筒部
70 操作ピン
71 側板補強レール
72 規制レール
73 通過孔部
74 規制部材
75 規制ピン
76 監視ユニット
77 ソレノイド
78 監視ユニット収納部
79 ソレノイド収納部
80 シリンダ錠
81 取付金具
82 コーナ金具
83 係合部
84 戸当たり
85 固定レール
86 システムレール
87 機器取付レール
88 鉄製基板
89 取付部
90 取付金具
91 ドアストッパ
92 孔部
93 連通部
94 切欠孔
95 回動支持部
96 側板固定具
97 屋根
98 屋根保持部
99 孔部
100 連結部
101 ブッシュ
102 ローラ部
103 ローラ受部
104 照明固定金具
105 照明装置
106 機器取付板
107 摺動レール
108 保持部材
109 挟止片
110 段曲げ部
111 水切部
112 ドア固定具
113 ロッド棒係止孔
114 戸当たり
115 取付具
116 換気扇ユニット
117 取付孔
120 ハンドル係止片
121 ねじ
122 溝部

Claims (1)

  1. フレームを組み合わせて構成される筐体と、
    筐体内に設けられる電気電子機器と、
    この電気電子機器を前記フレームに取付けるための電気電子機器取付部材とを備え、
    この電気電子機器取付部材の取付位置を、前記筐体に対して前後左右に変更可能としたことを特徴とする電気電子機器収納用箱。
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WO2018018420A1 (zh) * 2016-07-26 2018-02-01 酷码科技股份有限公司 具有组合式侧板的电脑机箱
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