JP3200660B2 - 多目的競技場設備 - Google Patents

多目的競技場設備

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JP3200660B2
JP3200660B2 JP08807394A JP8807394A JP3200660B2 JP 3200660 B2 JP3200660 B2 JP 3200660B2 JP 08807394 A JP08807394 A JP 08807394A JP 8807394 A JP8807394 A JP 8807394A JP 3200660 B2 JP3200660 B2 JP 3200660B2
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茂美 岡田
祐二 永田
七郎 松方
三千夫 宮本
智久 奥野
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Takenaka Corp
Kawasaki Motors Ltd
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Takenaka Corp
Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車競技(競輪)を
含め各種のスポーツ,各種のイベントの開催,展示場な
ど多目的に使用される競技場設備の改善に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】従来、自転車競技用のバンク本
体を他の使用目的に転換する設備として、グランド面に
形成したピット内の上部において所定の軸栓のまわりに
反転可能な多数に分割された床構造体を軸支し、この床
構造体の一面にバンク(走行路)を設けるとともに、他
面に可動観覧席を設け、前記軸線のまわりに反転駆動装
置及び固定装置を具備させ、自転車競技場をイベントの
開催など多目的に使用しうる競技場設備は知られてい
る。(例えば、実開平2−20643号公報参照)
【0003】前記従来の設備には次のような課題があ
る。 (a)床構造体を180°反転させるために、ピットの
深さが必要以上に大きくなり、これに伴う土木工事費が
嵩むとともに、特に、バンクのコーナー部は急勾配とな
るためピットの深さは更に大きく要求される。 (b)分割されたバンクのコーナー部は前端が狭く、後
端に至るに従い拡幅されるため、180°反転させる構
成に困難性が伴い、また、床構造体を反転させた際に生
ずる間隙を何らかの手段で補填する必要がある。
【0004】また、従来この種の多目的競技場として
は、西宮競輪場のように、通常は野球場として使用し、
競輪開催時のみ球場外の屋外に分割して保管されている
バンクを、クレーン車を用いて搬入し組立てる方式や、
東京ドームのように、通常は野球場として使用し、その
他各種のイベントが開催され、また、競輪開催時はグラ
ンド下部の収納ピットに分割し保管されているバンクを
電動走行及び昇降リフタを利用してグランド上に組立て
る方式や、グリーンドーム前橋(前橋競輪場)のよう
な、多目的イベントホールとして建設され、バンクは固
定式で競輪以外のイベントの開催に際しては、バンク内
側のフィールド部を利用するものなどが知られている。
(特開昭62−225663号公報,特開昭62−23
3383号公報,特開昭62−240077号公報,実
公平3−23963号公報参照)
【0005】前記従来の設備では、自転車競技以外のイ
ベントの開催を可能にしているものの次のような諸問題
がある。 (a)バンク未使用時の保管スペースが別途必要で、こ
れに関連する設備費が嵩むという課題がある。 (b)バンク使用時の設営に多大な労力と時間を要す
る。 (c)固定式バンクの場合、他のイベント開催時にデッ
トスペースとなる。
【0006】本発明の目的は、自転車競技場の有効施設
利用を可能とするとともに、多目的施設利用を簡便化し
て地域社会への貢献が図れ、従来施設の問題点を全面的
に解決しうる多目的設備を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】従来技術の課題を解決す
る本発明の構成は、円形又は楕円形状に構成された自転
車競技用のバンク本体を複数に分割し、この分割された
各バンク構成体を多目的に使用されるグランドに形成さ
れたピット構造の凹所に配設するとともに、前記バンク
構成体を自転車競技用として使用する傾斜姿勢と、前記
グランド面と同一平面の水平姿勢の2姿勢が得られるよ
う角度調節可能としたこと、および、前記各バンク構成
体の内側端縁をグランド面と同一面となるよう前記凹所
に軸支するとともに、少くとも各バンク構成体の外側両
端部に各別に作用する昇降手段を配設したものである。
【0008】
【作用】各バンク構成体をバンク所要の角度に設定する
ことによりバンク本体が形成され、自転車競技(競輪)
が実施される。また、各バンク構成体を水平姿勢とする
ことにより、このバンク面を他のスポーツ,各種イベン
トの開催,展示場などの多目的に使用することができ
る。
【0009】
【実施例】次に、図面について本発明実施例の詳細を説
明する。図1は、複数のバンク構成体により形成される
バンク本体の平面図、図2は、バンク本体の直線部の縦
断側面図、図3は、バンク本体のコーナー部の縦断側面
図、図4は、バンク本体のコーナー部に隣接する直線部
バンク構成体の縦断正面図である。
【0010】図1に示す1は、グランド2上に設けられ
たバンク本体で、該バンク本体1は複数に分割され、直
線部aを構成するバンク構成体1aと、コーナー部bを
構成する複数のバンク構成体1bによって形成されてい
る。尚、前記直線部aは1個のバンク構成体1a、コー
ナー部bは5個のバンク構成体1bによって形成した
が、バンク本体1の分割個数は任意であるので図示実施
例のものに特定されることはない。
【0011】図2は、直線部aに対応するバンク構成体
1aの断面を示している。このバンク構成体1aは、前
記グランド2に設けられたピット構造の凹所3に配設さ
れており、バンク構成体1aの内側端縁はグランド2面
と同一面となるように凹所3内に設置したステー4に対
して回動可能に軸支せしめられ、また、バンク構成体1
aの外側部は凹所3内に設けた複数のシリンダ5に対し
て昇降可能に軸支されている。そして、このシリンダ5
の昇降作用により、自転車競技として必要な傾斜姿勢に
設定されるとともに、仮想線で示すようにグランド2面
と一致する水平姿勢が得られるようにしたものである。
このようにバンク構成体1aをグランド2面と一致させ
ることにより、自転車競技以外の他のスポーツ、各種の
イベントの開催,展示場などの多目的に利用することが
できる。また、特に図示してないが、水平姿勢としたバ
ンク構成体1aの上面に、人工芝マット,カーペットな
どを敷設することも可能である。図中3aは支持部材で
ある。
【0012】図3は、コーナー部bに対応するバンク構
成体1bの断面を示し、このバンク構成体1bは、直線
部aのバンク構成体1aに比べて外側部には傾斜角度の
大きなバンク面1cが、又内側端部にはフラットなバン
ク面1dが形成されている。このように同一のバンク構
成体1bに異ったバンク面1c,1dを形成する手段と
して図に示すように、バンク面を可撓性を有する板状部
材6にて形成し、該板状部材6を内外側に分けられた枠
組7,8上に張設支持せしめ、両枠組7,8の上部をヒ
ンジ手段9にて連結するとともに、両枠組7,8の下部
間にシリンダ10を介設せしめたもので、該シリンダ1
0の伸縮作用により板材を局部的に屈曲させバンク面1
c,1dを構成し、あるいは、平面状に変形しうるよう
にしたものである。尚、図2の実施例と同一構成部材に
は同一符号を付すことによって詳細な構造説明は省略す
る。
【0013】図4は、バンク本体1の直線部aのバンク
構成体1aに隣接するコーナー部bのバンク構成体1b
を示し、該バンク構成体1bの外側両端部に各別に昇降
作用するシリンダ5が設けられている。該バンク構成体
1bの紙面右側のシリンダ5は、隣接する直線部aのバ
ンク構成体1aの傾斜角度に適合するように昇降調整さ
れ、又紙面左側のシリンダ5は隣接する傾斜角度の大き
なバンク構成体1bの傾斜姿勢に適合するよう大きく上
昇付勢するようにしたものである。特に、コーナー部b
を構成する全てのバンク構成体1bは、これを隣接する
バンク構成体1bの傾斜姿勢と一致させる必要があるこ
とから、各バンク構成体1bの左右に夫々シリンダ5を
設ける必要がある。又直線部aを構成するバンク構成体
1aは左右端の傾斜角度は一定でよいことから、使用す
るシリンダ5の数は2本に特定する必要はない。
【0014】
【発明の効果】上述のように本発明の構成によれば、次
のような効果が得られる。 (a)バンク本体を複数に分割し、この分割された各バ
ンク構成体をピット構造の凹所に配設するとともに、バ
ンク構成体を自転車競技用としての傾斜姿勢と、グラン
ド面と同一平面の水平姿勢の2姿勢が得られるよう角度
調節可能としたので、自転車競争バンク面をそのままの
位置で他のスポーツ,各種のイベントの開催,展示場な
どに使用できるフラットな面に転換することができ、従
来技術に比べて構成が簡易で、而も迅速に転換しうる。 (b)バンク本体のコーナー部を構成するバンク構成体
同士及びコーナー部と直線部の各バンク構成体の接続部
位の角度調整が適確、かつ、容易に行われるとともに、
バンク本体に要求される傾斜角度が無継目的に形成で
き、円滑な自転車競技の運営がなし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数のバンク構成体により形成されるバンク本
体の平面図である。
【図2】バンク本体の直線部の縦断側面図である。
【図3】バンク本体のコーナー部の縦断側面図である。
【図4】バンク本体のコーナー部に隣接する直線部バン
ク構成体の縦断正面図である。
【符号の説明】
a 直線部 b コーナー部 1 バンク本体 1a バンク構成体 1b バンク構成体 1c バンク面 1d バンク面 2 グランド 3 凹所 4 ステー 5 シリンダ 6 板状部材 7 枠組 8 枠組 9 ヒンジ手段 10 シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永田 祐二 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店 東京本店内 (72)発明者 松方 七郎 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店 東京本店内 (72)発明者 宮本 三千夫 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店 東京本店内 (72)発明者 奥野 智久 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店 東京本店内 (56)参考文献 特開 昭60−203703(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 3/00 - 3/14 A63C 19/00 - 19/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形又は楕円形状に構成された自転車競
    技用のバンク本体を複数に分割し、この分割された各バ
    ンク構成体を多目的に使用されるグランドに形成された
    ピット構造の凹所に配設するとともに、前記バンク構成
    体を自転車競技用として使用する傾斜姿勢と、前記グラ
    ンド面と同一平面の水平姿勢の2姿勢が得られるよう角
    度調節可能としたことを特徴とする多目的競技場設備。
  2. 【請求項2】 前記各バンク構成体の内側端縁をグラン
    ド面と同一面となるよう前記凹所に軸支するとともに、
    少くとも各バンク構成体の外側両端部に各別に作用する
    昇降手段を配設した請求項1記載の多目的競技場設備。
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