JP3200595U - 簡易起重機 - Google Patents
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Abstract
【課題】アームが延びていて、重量物を吊り上げるのに便利であり、しかも容易に各種の機械に取付けて機械力を吊り上げに利用できる簡易起重機を提供する。【解決手段】機械力を利用できる位置に取付けて使用されるアームaの先端a1寄りに設けられた滑車1と基端a2寄りに設けられた滑車2を備えており、しかもアームaの基端a2寄りに連結されたロープ3が、駆動源と連結される駆動フックFの中継滑車4を経由し、さらに前記の基端a2寄りの滑車2と先端a1寄りの滑車1とを経由して、重量物Lに連結される構造としたので、機械力を利用してロープ3を引き上げ、重量物Lを引き上げ移動でき、従来のように人力で重量物を持ち上げる必要が無くなる。【選択図】図1
Description
重い物を持ち上げる必要のある仕事は、高齢になると肉体的に無理が効かず、廃業したりするケースが増えている。このような場合に簡易に取付けて、重い物でも機械力を利用して容易に持ち上げることの出来る簡易式の起重機が有ると便利である。
簡易式の起重機として、特許文献1のような自在架台が提案されている。すなわち、エアコン室外機等の比較的重量物を人力に任せて庇や壁等の高所に取り付けたり、外したりという危険な作業をなくし、大幅に作業時間とコストを削減するために、次のような構成とした。
エアコン室外機等の取り付け架台を取り付ける為のアンカーボルト等に、滑車や緩衝材等、ウィンチ等を取り付け、ウィンチでエアコン室外機の底側に回したロープを巻き上げ、或はロープでエアコン室外機の上面に取り付けた緩衝材を介してロープを巻き上げ、希望の位置まで吊り上げると取り付け作業は完了する。
エアコン室外機等の取り付け架台を取り付ける為のアンカーボルト等に、滑車や緩衝材等、ウィンチ等を取り付け、ウィンチでエアコン室外機の底側に回したロープを巻き上げ、或はロープでエアコン室外機の上面に取り付けた緩衝材を介してロープを巻き上げ、希望の位置まで吊り上げると取り付け作業は完了する。
ところが、前記のような構造では、アームが無いため、真下に有る重量物しか上げ下ろし出来ず、用途が限られる。さらに、取付け場所も限定されるため、応用範囲が狭い。
本考案の技術的課題は、このような問題に着目し、アームが延びていて、重量物を吊り上げるのに便利であり、しかも容易に各種の機械に取付けて機械力を吊り上げに利用できる構造を実現する。
本考案の技術的課題は、このような問題に着目し、アームが延びていて、重量物を吊り上げるのに便利であり、しかも容易に各種の機械に取付けて機械力を吊り上げに利用できる構造を実現する。
本考案の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、機械力を利用できる位置に取付けて使用されるアームの先端寄りに設けられた滑車と基端寄りに設けられた滑車を備えており、しかもアームの基端寄りに連結されたロープが、駆動源と連結される駆動フックの中継滑車を経由し、さらに前記の基端寄りの滑車と先端寄りの滑車とを経由して、前記の重量物に連結される構造としたことを特徴とする簡易起重機である。なお、前記のロープとは、金属製のワイヤーを含む概念とする。
請求項2は、前記のアームは、その任意の部位を、機械力を利用できる位置に取付けて、機械力が前記の駆動フックに伝わるように連結される構造を特徴とする請求項1に記載の簡易起重機である。
請求項3は、前記のアームの先端側が水平方向に首振り旋回できるように、可動式に取付けてあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の簡易起重機である。
請求項4は、清掃車の往復動体に前記の駆動フックを引っ掛けて連結する構造を特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の簡易起重機である。
請求項1のように、機械力を利用できる位置に取付けて使用されるアームの先端寄りに設けられた滑車と基端寄りに設けられた滑車を備えており、しかもアームの基端寄りに連結されたロープが、駆動源と連結される駆動フックの中継滑車を経由し、さらに前記の基端寄りの滑車と先端寄りの滑車とを経由して、前記の重量物に連結される構造としたので、械力を利用してロープを引き上げ、重量物を引き上げ移動でき、従来のように人力で重量物を持ち上げる必要が無くなる。
請求項2のように、前記のアームは、その任意の部位を、機械力を利用できる位置に取付けて、機械力が前記の駆動フックに伝わるように連結される構造としたため、アームの取付け位置を工夫することにより、機械力でロープを引き上げて、重量物を持ち上げることが可能となる。
請求項3のように、前記のアームの先端側が水平方向に首振り旋回できるように、可動式に取付けてあるので、重量物の移動範囲が広くなり、使い勝手が良くなる。
請求項4のように、清掃車の往復動体に前記の駆動フックを引っ掛けて連結する構造となっているので、清掃車の往復動体の動きを利用してロープを引き上げ、機械力を生かして容易に重量物を引き上げて移動でき、人間の労力を軽減できる。
次に本考案による簡易起重機が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図1は斜視図であり、アームaを包囲するUボルトU1、U2を基体アングルA1、A2に溶接して取付けた状態で、アームaの先端a1寄りの滑車1と基端a2寄りの滑車2にロープ3を渡し、このロープ3の先端に重量物Lを掛けるフックfを取付け、他端はアームaの基端a2に取付けてある。そして、この基端a2と基端側滑車2との間で、駆動源に取付ける駆動フックFの中継滑車4が介在している。
図2は、この簡易起重機を清掃車に取付けて重量物Lの積込みをしている状態の斜視図であり、清掃車の後壁に取付けてある棚にアングルA1、A2とUボルトU1、U2でアームaを取付け固定してある。より確実に固定するには、図1の雄ねじSを併用するとよい。
図2は、この簡易起重機を清掃車に取付けて重量物Lの積込みをしている状態の斜視図であり、清掃車の後壁に取付けてある棚にアングルA1、A2とUボルトU1、U2でアームaを取付け固定してある。より確実に固定するには、図1の雄ねじSを併用するとよい。
使用に際しては、前記の駆動側フックFを清掃車の往復動体5に取付けた状態で、重量物Lを前記のフックfに取付ける。そして、前記往復動体5を前進させると、ロープ3が巻き取られて前進し、ロープ3の先端が巻き上げられる。このとき、フックfに掛けられた重量物Lが上昇し、後は重量物Lが吊られた状態で人手で清掃車内に押し込まれて積み込まれる。
その後、前記往復動体5をわずかに後退させてロープ3の張力を緩めて、フックfが重量物Lから取り外されると共に、往復動体5がさらに後退してロープ3が戻され、先端のフックfが下降して、次の重量物に引っ掛けられる。
その後、前記往復動体5をわずかに後退させてロープ3の張力を緩めて、フックfが重量物Lから取り外されると共に、往復動体5がさらに後退してロープ3が戻され、先端のフックfが下降して、次の重量物に引っ掛けられる。
図1、図2は、重量物Lが吊られた状態で、人手で目的地に押し込む構造であるのに対し、図3は、アームaを棚などに固定する構造に代えて、アームa自体が旋回して重量物を水平方向に移動させる実施形態である。図3の(1)は、アームの基端a2の鉛直断面図であり、鉛直方向のボルトBを旋回中心軸とする。
このボルトBを、アーム基端a2と例えば前記棚などの水平部6に挿通すると共にバネワッシャーW1、W2を取付け、ナット7で締め付けてある。このように、バネワッシャーW1、W2を介在させてあるので、アームaの先端が多少上下に変位してもバネ性で吸収され、特に支障は生じない。なお、アームaの中間部は図示を省略してある。
(2)は、アーム先端a1の鉛直断面図であり、アーム先端a1寄りの下向きU字ボルトU3に吊りワイヤー8を通し、前記水平部6より上側の支持部9に吊ってある。
このボルトBを、アーム基端a2と例えば前記棚などの水平部6に挿通すると共にバネワッシャーW1、W2を取付け、ナット7で締め付けてある。このように、バネワッシャーW1、W2を介在させてあるので、アームaの先端が多少上下に変位してもバネ性で吸収され、特に支障は生じない。なお、アームaの中間部は図示を省略してある。
(2)は、アーム先端a1の鉛直断面図であり、アーム先端a1寄りの下向きU字ボルトU3に吊りワイヤー8を通し、前記水平部6より上側の支持部9に吊ってある。
従って、前記の要領で重量物Lにフックfを取付けた状態で、往復動体5を駆動してロープ3を前進させると、重量物Lが上昇する。次に、アームaを手で水平方向に押して人力で清掃車の積込み位置に重量物Lを移動してから、前記のようにロープ3の張力を緩めて前記フックfを重量物Lから取り外すと、積込みが完了する。次いで、アームaを手で水平方向に押し戻すと共に、往復動体5が後退してロープ3を戻し、先端のフックfを下降して、次の重量物に引っ掛ける。
この実施形態では、旋回に伴って、基端側滑車2から駆動側のロープが外れる恐れがあるので、旋回の角度はあまり大きくできないが、滑車2に2回巻きすると、外れにくくなる。
なお、図3では、滑車1、2やロープ3は省略してある。
この実施形態では、旋回に伴って、基端側滑車2から駆動側のロープが外れる恐れがあるので、旋回の角度はあまり大きくできないが、滑車2に2回巻きすると、外れにくくなる。
なお、図3では、滑車1、2やロープ3は省略してある。
以上の実施形態は、清掃車の往復動体5の駆動力を利用したが、他の機械の駆動力を利用してロープ3を前進・後退させることもできる。
アームaの長さは、使用目的に応じて決まるが、簡易式であるから、本格的な起重機のように長くはない。UボルトU1 、U2 、U3 は、ねじを使用せずに溶接固定する場合は、ねじ山は不必要である。
アームaの長さは、使用目的に応じて決まるが、簡易式であるから、本格的な起重機のように長くはない。UボルトU1 、U2 、U3 は、ねじを使用せずに溶接固定する場合は、ねじ山は不必要である。
以上のように、機械力を利用できる位置に取付けて使用されるアームの先端寄りに設けられた滑車と基端寄りに設けられた滑車を備えており、しかもアームの基端寄りに連結されたロープが、駆動源と連結される駆動フックの中継滑車を経由し、さらに前記の基端寄りの滑車と先端寄りの滑車とを経由して、前記の重量物に連結される構造としたので、機械力を利用してロープを引き上げ、重量物を機械力で引き上げ移動でき、従来のように人力で重量物を持ち上げる必要が無くなる。しかも、アームが延びていて、容易に各種の機械に取付け、機械力を利用してロープを駆動できる。
a アーム
U1、U2 Uボルト
a1 アーム先端
a2 アーム基端
1 先端滑車
2 基端滑車
3 ロープ
f 負荷用のフック
F 駆動源に取付けるフック
4 駆動滑車
A1、A2 アングル
5 往復動体
L 重量物(負荷)
B ボルト(旋回中心軸)
6 水平部
W1、W2 バネワッシャー
7 ナット
U3 下向きUボルト
8 吊りワイヤー
9 支持部
U1、U2 Uボルト
a1 アーム先端
a2 アーム基端
1 先端滑車
2 基端滑車
3 ロープ
f 負荷用のフック
F 駆動源に取付けるフック
4 駆動滑車
A1、A2 アングル
5 往復動体
L 重量物(負荷)
B ボルト(旋回中心軸)
6 水平部
W1、W2 バネワッシャー
7 ナット
U3 下向きUボルト
8 吊りワイヤー
9 支持部
Claims (4)
- 機械力を利用できる位置に取付けて使用されるアームの先端寄りに設けられた滑車と基端寄りに設けられた滑車を備えており、しかもアームの基端寄りに連結されたロープが、駆動源と連結される駆動フックの中継滑車を経由し、さらに前記の基端寄りの滑車と先端寄りの滑車とを経由して、前記の重量物に連結される構造としたことを特徴とする簡易起重機。
- 前記のアームは、その任意の部位を、機械力を利用できる位置に取付けて、機械力が前記の駆動フックに伝わるように連結される構造を特徴とする請求項1に記載の簡易起重機。
- 前記のアームの先端側が水平方向に首振り旋回できるように、可動式に取付けてあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の簡易起重機。
- 清掃車の往復動体に前記の駆動フックを引っ掛けて連結する構造を特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の簡易起重機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015004092U JP3200595U (ja) | 2015-08-12 | 2015-08-12 | 簡易起重機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015004092U JP3200595U (ja) | 2015-08-12 | 2015-08-12 | 簡易起重機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015004092U Expired - Fee Related JP3200595U (ja) | 2015-08-12 | 2015-08-12 | 簡易起重機 |
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JP (1) | JP3200595U (ja) |
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2015
- 2015-08-12 JP JP2015004092U patent/JP3200595U/ja not_active Expired - Fee Related
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