JP3200568U - 水滴落下防止機構を有するレンジフード - Google Patents
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Abstract
【課題】結露水が調理器具内に落下するのを防止し、調理ガスの排出と調理器具等の周辺機器に何らの影響を与えることなく、結露水を効果的に捕集し排出する水滴落下防止機構を有するレンジフードを提供する。【解決手段】水滴落下防止機構6は、それぞれ、水平面に対し45度以上の傾斜角を以て取り付けられた二枚の傾斜板61を向かい合って組み合わせ、頂部に開放空間7を形成し、この開放空間を保持した状態で上部を覆うカバー材62から構成されている。そして、これらの二枚の傾斜板61は、レンジフード1の外側板の下端内側に形成された結露水の溜部5内に接合されている。【選択図】図1
Description
本考案は、調理場で発生する調理ガスを屋外に導出するレンジフード、とくに、レンジフードで発生する結露による水滴が調理器具内に落下するのを防止する機構を有するレンジフードに関する。
通常、調理用レンジフードaは、図6に示すように、調理ガス捕集空間を形成した箱形のフード1の天井面に外気と通じるダクト2と連通した構造を有し、その下面開口を調理用レンジRを有する調理台の直上に配置して使用に供される。
この調理用レンジフードは、ダクト2の基部に設けた排風機3を作動せしめることによって、フード内に吸引された調理ガスをフィルタ4を経てダクト2から外気に放出する。
そして、フィルタ4によって分離された調理ガス中の油煙は、調理ガスの水分の結露水とともに、フード1の側面の下端内側に設けられた溜5に集積されるようになっている。
ところが、ダクト2付近の調理ガス中の水分が結露した水は、その相当量がフードの直下に配置された調理鍋、調理器具上に落下し、調理物への混入、加熱器具への落下などの種々の弊害をもたらすことになる。
このレンジフードの調理ガス中の水分の結露水の落下による弊害を防止するための対策は、以下に挙げた特許文献に開示されているように種々提案されている。ところが、その提案された対策の多くは、その効果が十分ではない場合の他、レンジフードとしての基本構造の変更にまで及ぶ場合もあって、フードそのものが高価になるという欠点がある。
本考案は、レンジフードにおける結露水による弊害を防止し、調理ガスの排出と調理器具等の周辺機器に何らの影響を与えることなく、結露水を効果的に捕集し排出する水滴落下防止機構を提供することにある。
本考案は、四方の壁面を形成する側板と天井板からなり、下面を開放するとともに、天井部にフィルタと排風機を有するダクトと連通せしめた調理ガス捕集空間を形成した箱形のレンジフードにおいて、調理ガス捕集空間内に、下方開放面を覆う向い合う二枚の傾斜板からなる結露水流下板を設け、頂部に開放部分を設けるとともに、前記二枚の傾斜板の頂部に形成された開放部分が保持された状態で覆うカバー材を設け、前記結露水流下板の下端とフードの側板の下端との間に流下した結露水の溜り部分を形成した水滴落下防止機構を設けたことを特徴とする。
前記結露水流下板の傾斜角度は、任意に形成できるが、結露水を調理ガス中の水分をガスから分離された油煙を巻き込んでスムーズに溜りに流下させるためには水平面に対して45度以上とすることもある。
本考案の前記構成、とくに、箱形フードの下方開放面を覆う傾斜板を結露水流下板としたことによって、フード内で結露した調理ガス中の水分は、その全量が、フードの下端部に設けた溜に収納されることになり、フードの下方開放部の下で調理される調理物、調理器具に落下することはない
本考案のレンジフードの水滴落下防止機構における二枚の相向かい合う傾斜板の水平面に対する傾斜角度は、フードの下開口面の長さとフードの高さに応じて、任意に設定できるが、水滴流下板の機能からは45度程度以上の角度が都合がよい。
また、二枚の相向かい合う傾斜板の頂部に形成される空間を覆うカバー材は、二枚の傾斜板とは別に、設けても良いし、また、傾斜板と一体した構造とすることもできる。
第1実施例
図1は、本考案の水滴落下防止機構6を有するレンジフードの第1の実施例10−1の断面構造を示し、図2は、図1のA−A線からの水平断面構造を示すもので、先の従来例を示す図5と同一部分は同一記号によって示す。同図において、水滴落下防止機構6は、それぞれ、水平面に対し45度以上の傾斜角を以て取り付けられた二枚の傾斜板61を向かい合って組み合わせ、頂部に開放空間7を形成し、この開放空間7を保持した状態で覆うカバー材62から構成されている。そして、これらの2枚の傾斜板61は、下方端部は、レンジフードの外側板の下端内側に形成された溜部5の底に接合されている。そして、溜部5の複数箇所の底部には、溜まった水と油煙を取り出すための栓51が取付けられている。このカバー材61がレンジフードの天井、とくにダクト2の基部で多量に発生する調理ガス中の水分からの結露水は、カバー材の62の表面を流下し、さらに、傾斜板61の表面に落下して流下し、調理ガスから分離した油煙ガスを巻き込んでフード下端の溜5に落下蓄積される。
図1は、本考案の水滴落下防止機構6を有するレンジフードの第1の実施例10−1の断面構造を示し、図2は、図1のA−A線からの水平断面構造を示すもので、先の従来例を示す図5と同一部分は同一記号によって示す。同図において、水滴落下防止機構6は、それぞれ、水平面に対し45度以上の傾斜角を以て取り付けられた二枚の傾斜板61を向かい合って組み合わせ、頂部に開放空間7を形成し、この開放空間7を保持した状態で覆うカバー材62から構成されている。そして、これらの2枚の傾斜板61は、下方端部は、レンジフードの外側板の下端内側に形成された溜部5の底に接合されている。そして、溜部5の複数箇所の底部には、溜まった水と油煙を取り出すための栓51が取付けられている。このカバー材61がレンジフードの天井、とくにダクト2の基部で多量に発生する調理ガス中の水分からの結露水は、カバー材の62の表面を流下し、さらに、傾斜板61の表面に落下して流下し、調理ガスから分離した油煙ガスを巻き込んでフード下端の溜5に落下蓄積される。
第2実施例
図4は、本考案の第2の実施形態を10−2によって示すもので、カバー材62を傾斜板と一体的に形成した例を示している。この例の場合の水滴落下防止機構6は、それぞれ長さが異なる二枚の傾斜板からなる結露水流下板61が相向かい合って組み立てられ、その中の短かい方の板の先端部に開放空間7が形成される。そして、長い方の傾斜板の先端部の延長部分がカバー材62として、前記短い方の先端と長い方の傾斜板との間に設けられた開放空間7を覆った状態に形成している。
図4は、本考案の第2の実施形態を10−2によって示すもので、カバー材62を傾斜板と一体的に形成した例を示している。この例の場合の水滴落下防止機構6は、それぞれ長さが異なる二枚の傾斜板からなる結露水流下板61が相向かい合って組み立てられ、その中の短かい方の板の先端部に開放空間7が形成される。そして、長い方の傾斜板の先端部の延長部分がカバー材62として、前記短い方の先端と長い方の傾斜板との間に設けられた開放空間7を覆った状態に形成している。
第3実施例
図5は、本考案の実施例10−3を示す。同図においては、水滴落下防止機構6の相対する二枚の傾斜板61の中の長い方の先端部分を折り曲げて、実施例1に示す傘状としたものである。この先端の曲がり部によってダクト2の直下の水滴をほぼ完全に傾斜板61によって溜5に流下させることができる。
図5は、本考案の実施例10−3を示す。同図においては、水滴落下防止機構6の相対する二枚の傾斜板61の中の長い方の先端部分を折り曲げて、実施例1に示す傘状としたものである。この先端の曲がり部によってダクト2の直下の水滴をほぼ完全に傾斜板61によって溜5に流下させることができる。
本考案は、外側壁を有しない傘形のレンジフードへの適用も可能である。
1 フード
2 ダクト
3 排風機
4 フィルタ
5 溜
51 栓
6 水滴落下防止機構
61 傾斜板
62 カバー材
7 開放空間
10−1、10−2、10−3 本考案に係るレンジフードの実施例
a 従来の調理用レンジフード
b 調理用レンジ
2 ダクト
3 排風機
4 フィルタ
5 溜
51 栓
6 水滴落下防止機構
61 傾斜板
62 カバー材
7 開放空間
10−1、10−2、10−3 本考案に係るレンジフードの実施例
a 従来の調理用レンジフード
b 調理用レンジ
Claims (3)
- 四方の壁面を形成する側板と天井板からなり、下面を開放するとともに、天井部にフィルタと排風機を有するダクトと連通せしめた調理ガス捕集空間を形成した箱形のレンジフードにおいて、
前記調理ガス捕集空間内に、頂部に開放部分を設けるとともに下方開放面を覆う向い合う二枚の傾斜板からなる結露水流下板を設け、
前記二枚の傾斜板の頂部に形成された開放部分が保持された状態で覆うカバー材を設け、
前記結露水流下板の下端とフードの側板の下端との間に流下した結露水の溜り部分を形成した水滴落下防止機構を有するレンジフード。 - 水滴落下防止機構の向い合う二枚の傾斜板からなる結露水流下板の頂部に形成された開放部分が保持された状態で覆うカバー材が、
山型状に形成されている請求項1に記載の水滴落下防止機構を有するレンジフード。 - 水滴落下防止機構の向い合う二枚の傾斜板からなる結露水流下板の頂部に形成された開放部分が保持された状態で覆うカバー材が、
向い合う二枚の傾斜板か、それぞれ長さが異なるように形成し、何れか長い方の傾斜板の突出先端部分を、短い方の先端に形成された空間を覆うカバー材とした
請求項1に記載の水滴落下防止機構を有するレンジフード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015004048U JP3200568U (ja) | 2015-08-10 | 2015-08-10 | 水滴落下防止機構を有するレンジフード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015004048U JP3200568U (ja) | 2015-08-10 | 2015-08-10 | 水滴落下防止機構を有するレンジフード |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016145539A Continuation JP6266050B2 (ja) | 2016-07-25 | 2016-07-25 | 水滴落下防止機構を有するレンジフード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3200568U true JP3200568U (ja) | 2015-10-22 |
Family
ID=54477589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015004048U Ceased JP3200568U (ja) | 2015-08-10 | 2015-08-10 | 水滴落下防止機構を有するレンジフード |
Country Status (1)
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105299723A (zh) * | 2015-10-28 | 2016-02-03 | 张聚兵 | 水冷式除油烟回收油抽油烟机 |
KR200482382Y1 (ko) * | 2015-11-03 | 2017-01-17 | 한국단자공업 주식회사 | 전기적 연결장치의 수분차단구조 |
CN106835806A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-06-13 | 重庆皖渝纸制品有限公司 | 一种烘干罩 |
CN107275267A (zh) * | 2017-08-17 | 2017-10-20 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 一种湿制程装置 |
KR102059177B1 (ko) * | 2018-09-11 | 2019-12-24 | 정병춘 | 만두 조리장치 |
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2015
- 2015-08-10 JP JP2015004048U patent/JP3200568U/ja not_active Ceased
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