JP3200499B2 - 磁気浮上搬送装置 - Google Patents

磁気浮上搬送装置

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  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気浮上搬送装置に係
り、特に、レールと台車とのギャップを磁気により一定
に保持しつつ、台車をレールにそって移動させる磁気浮
上搬送装置に関する。
【0002】半導体装置は極端に塵埃を嫌うため、半導
体装置を製造する半導体装置製造工場では塵埃の発生の
低減が要求されている。このため、半導体装置製造工場
では、ウェハの搬送等を行なう搬送装置として磁気浮上
搬送装置が用いられている。磁気浮上搬送装置は、磁性
レールとの磁気的吸引力を制御し、一定のギャップを保
ちながら浮上走行し、ウェハ搬送等を行なうもので、磁
性レールと台車とは、無接触であるため、塵埃等が発生
しにくい構成とされている。
【0003】このような磁気浮上搬送装置では、搬送を
安定して行なうために、ギャップを常に一定に保持する
必要があった。
【0004】
【従来の技術】図5に磁気浮上搬送装置の横断面図を示
す。同図中、11は浮上用レール、12は移動用レール
を示す。浮上用レール11及び移動用レール12は天井
13に固定され、台車14の移動方向(図5においては
紙面に直角方向)に延在している。浮上用レール11は
台車14が吸引され、台車14を浮上状態に保持する。
台車14には浮上用レール11に対向する位置の4隅に
永久磁石15a〜15d及びコイル16a〜16dより
なる複合磁石17a〜17dが配設されていて、台車1
4は複合磁石17a〜17dが磁気により浮上用レール
11に吸引されることにより浮上される。このとき制御
部24は台車14と浮上用レール11とのギャップを検
出するギャップセンサ23により検出されるギャップが
一定値となるようにコイル16に供給する電流を制御
し、台車14と浮上用レール11とはギャップを一定に
保持し、非接触で浮上される。
【0005】なお、台車14にはガイドローラ18が設
けられていて、台車14に矢印B方向への急激な負荷変
動が生じてもガイドローラ18がカイドレール19によ
り当接し、台車14の移動が規制され、台車14の脱落
を防止する構成とされている。
【0006】また、台車14には移動用レール12に対
向して駆動部20が設けられている。駆動部20は移動
用レール12と共にリニアモータを構成していて、台車
14を移動させる。台車14の下部には搬送物21を保
持するための保持部22が設けられていて、台車14が
浮上用レール11及び移動用レール12にそって移動す
ることにより搬送物21を搬送する構成とされている。
【0007】図6に従来の浮上制御系の一例の概略構成
図を示す。台車14には搬送物21が搭載されたときに
浮上のバランスがとれるようにその4隅に複合磁石17
a〜17dが配設されている。複合磁石17a〜17d
のコイル16a〜16dは浮上制御回路24と接続され
ていて、浮上制御回路24からの駆動電流に応じて励磁
される。
【0008】浮上制御回路24はギャップセンサ23a
〜23dから供給される浮上用レール11と台車14と
のギャップに応じた検出ギャップ信号に応じて駆動電流
を制御する。複合磁石17は浮上制御回路24から供給
される駆動電流に応じて発生する磁束が制御され、台車
14と浮上用レール11とのギャップを制御する。
【0009】図7に複合磁石17付近の構成図を示す。
【0010】磁気浮上台車14の1つの複合磁石17a
は、中央部に永久磁石15aが配設され、その両脇のコ
ア25に巻回されたコイル16a(鉄心に電線を数百タ
ーン程巻きつけている。)が配設されており、永久磁石
15aで発生している磁力と、両脇のコイル16aで発
生させている磁力とが重畳されて磁束ΦB が発生してお
り、コイル16aに流す電流によって磁束ΦB の大きさ
を変化させ台車を浮上状態に維持している。
【0011】つまり、台車14上の4隅に配置されてい
る複合磁石17a〜17dは、浮上制御回路24から各
々操作量が供給されており、平衡点(台車14の設定さ
れている浮上ギャップのことで、だいたい3mm程度)
からプラス方向にずれた場合(プラス方向とは、平衡点
より大きくなること)磁束ΦB を大きくしなければなら
ないため、コイル16a〜16dにプラス方向の電流を
流すことで永久磁石15a〜15dの磁力を強くし、マ
イナス方向にずれた場合、磁束ΦB を小さくしなければ
ならないためコイル16a〜16dにマイナス方向の電
流を流すことで永久磁石15a〜15dの磁力を弱くし
ている。また、平衡状態を維持しているときは、コイル
に電流を余り流さなくてもよく永久磁石15a〜15d
の磁力だけで浮上させ消費電力の低減を図る構成とされ
ている。
【0012】図8にギャップセンサ23のブロック構成
図、図9,図10にギャップセンサ23の動作説明図、
図11乃至図13にギャップセンサ23の動作波形図、
図14にギャップセンサ23の動作特性図を示す。
【0013】渦電流式ギャップセンサ23は発振回路2
7の検出を構成するセンサヘッド26:コイル28
(C:コンデンサで高周波発振型の並列共振回路を構成
している。)に高周波電流を流し、レール11に向け高
周波磁界を貫かせている。ここで、図9に示すようにあ
る時刻に大きさと向きがΦA なる磁場(この場合、磁場
とは磁束のこと)であると、対象には誘導起電力が生じ
て誘導電流(回転的な電流で渦電流と呼ばれる。)が発
生し、この渦電流は、電磁誘導の法則よりΦA に逆らう
方向の磁場ΦA ’を発生するためコイルが相互誘導作用
を受け、インダクタンスの減少と、発振回路の実効イン
ピーダンス減少が起こり、それに伴い発振電圧の減衰が
起こることを利用してギャップ検出を行っている。
【0014】つまり、コイル16からある交流磁場が発
せられていると、図10に示すようにレール11が接近
した場合上述した渦電流は大きくなるためΦA ’も大き
くなり、相互誘導作用が強まり、コイルのインダクタン
ス減少が著しくなり、その結果、実効インピーダンスと
発振電圧の減衰が起こり、また逆に図10に示すように
レール11が遠ざかると、上述した渦電流は小さくなる
ためΦA ’も小さくなり、相互誘導作用の影響が弱まっ
てコイルのインダクタンスの増加が起こり、その結果、
実効インピーダンスと発振電圧の増大が起こる。そして
以上のようにして得られる発振電圧(図1−(d)参
照)は図11(A)に示すようになり、整流平滑回路2
9によって整流し、図11(B)に示すようにギャップ
値を直流電圧として取り出している。
【0015】なお、一般には整流平滑回路29で得られ
た直流電圧を直線補正回路30、アナログ出力回路31
を介して出力している。また、発振回路28、整流平滑
回路29、直線補正回路30、アナログ出力回路31に
は電源回路32より安定した電圧が供給され、正確な検
出が行ない得る構成とされている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の磁気
浮上搬送装置ではギャップセンサが図7に示すように配
置されていたため、複合磁石17の磁束の影響を受けや
すくコイルにプラス方向の電流が流れると、磁束ΦA
がΦB に重畳され実際よりも大きくなることが原因し
て、発振電圧が図12(A)に示すように上方向にシフ
トしてしまい、その結果、図12(B)に示すようにギ
ャップセンサ23a〜23dの検出ギャップZが真のギ
ャップZ’よりも小さい値を出力してしまい、また逆に
コイルにマイナス方向の電流が流れると、磁束ΦA ’が
磁束ΦB に重畳され実際より小さくなることが原因し
て、図13(A)に示すように発振電圧が下方向にシフ
トし、その結果、図13(B)に示すようにギャップセ
ンサが真のギャップよりも大きいギャップを出力してし
まう。したがって、上述した関係をグラフにすると図1
4に示すようにコイルにマイナス電流が流れている時
は、ギャップセンサが実ギャップ(Z’)より大きな値
を出力し、コイルにプラス電流が流れている時は、曲線
で示されるようにギャップセンサが実ギャップ(Z’)
より小さな値を出力してくるという特性をもっているた
め、正確な浮上制御が行なえない。その結果、台車とレ
ールとの浮上制御が発振気味になり、台車に振動や衝撃
を与え、搬送物を落下させたり、損傷させてしまう等の
問題点があった。
【0017】また、複合磁石に発生する磁束により、ギ
ャップセンサの検出信号に誤差が生じ、この誤差により
不要な制御信号が複合磁石に流れてしまい消費電流が増
加してしまう等の問題点があった。また、複合磁石の影
響を排除するために反射型光学センサ(投光部より出射
された光を受光部で受け、その光量変化でギャップ検出
を行う。)をギャップセンサに用いた場合には、照明な
どの外乱光に影響され易いとか、レールの表面粗さで特
性が変わってくるとか、投光スポットが径2mm未満と
小さいため、レールの継ぎ目部分でうまくギャップ検出
が出来ない等の問題点があった。
【0018】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
台車とレールとのギャップを一定に、かつ、安定して保
持できる磁気浮上搬送装置を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理図を
示す。レール2は台車1の移動方向Aに延在する。
【0020】浮上手段3は台車1にレール2に対向して
搭載され、磁気により台車1をレール2からの間隔が一
定となるように浮上させる。ギャップ検出手段4は磁気
により台車1とレール2とのギャップを検出する。駆動
信号検出手段5は浮上手段3に磁気を発生させる駆動信
号を検出する。
【0021】制御手段6は、駆動信号とギャップ検出手
段4の検出ギャップ値とに応じてギャップ値を補正し、
補正されたギャップ値に応じて浮上手段3を制御する。
【0022】
【作用】本発明によれば、制御手段により駆動信号及び
ギャップ検出手段により検出された検出ギャップ値に応
じて検出ギャップ値を補正し、その補正ギャップ値に応
じて駆動信号を制御するため、浮上手段の磁気の影響に
よりギャップ検出手段により磁気的に検出される検出ギ
ャップ値が真のギャップ値と異なってしまっても、検出
ギャップ値を補正したギャップ値で浮上手段に供給する
駆動信号を制御することができる。
【0023】したがって、浮上手段に発生する磁気の影
響を受けずに浮上制御が行なえ、台車とレールとのギャ
ップを常に一定に保持することができる。
【0024】
【実施例】図2に本発明の一実施例の概略構成図を示
す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、
その説明は省略する。41a〜41dは図1中駆動信号
検出手段5となる電流検出センサを示す。電流検出セン
サ41a〜41dは複合磁石17の磁束を制御するコイ
ル16に供給される電流を検出し、図1中制御手段とな
る浮上制御回路42に供給する。
【0025】図3に浮上制御回路42のブロック構成図
を示す。浮上制御回路42はタイミング回路43、A/
Dコンバータ44、CPU45、D/Aコンバータ4
6、ドライバ47よりなる。
【0026】タイミング回路43にはギャップセンサ2
3a〜23dより検出ギャップ信号Za〜Zdが供給さ
れると共に電流検出センサ41a〜41dより複合磁石
17a〜17dを構成するコイル16a〜16dに供給
される駆動電流Ia〜Idに応じた検出電流信号ia〜
idが供給される。タイミング回路43はギャップセン
サ23a〜23dからの検出ギャップ信号Za〜Zdと
電流検出センサ21a〜21dからの検出電流信号ia
〜idとを同一のタイミングでサンプルホールドし、A
/Dコンバータ24に供給する。
【0027】A/Dコンバータ24はタイミング回路2
3から供給されたアナログ信号の検出ギャップ信号Za
〜Zd及び検出電流信号ia〜idをディジタルデータ
に変換して、CPU25に供給する。CPU25はA/
Dコンバータ24から供給された検出ギャップ信号Za
〜Zd及び検出電流信号に応じたディジタルデータに対
して後述する処理を行ない、複合磁石17a〜17d夫
々に供給すべき、制御信号に応じたディジタルデータを
算出し、D/Aコンバータ26に供給する。
【0028】D/Aコンバータ26はCPU25から供
給されたディジタルデータをアナログ信号に変換して、
ドライバ27に供給する。ドライバ27はD/Aコンバ
ータ26から供給されたアナログ信号に応じて複合磁石
17a〜17dを構成するコイル16a〜16dに駆動
電流Ia〜Idを供給する。
【0029】図4にCPU25の処理フローチャートを
示す。浮上制御は各複合磁石17a〜17dで別々に実
行され、CPU25内での処理も夫々別々に行なわれる
ため、1つの複合磁石17aに供給すべき信号に関する
処理について説明する。
【0030】CPU25はまず電流検出センサにより検
出された検出電流値及びギャップセンサにより検出され
た検出ギャップ値をA/Dコンバータ24から所定のタ
イミングで入力する。(ステップS1)。
【0031】CPU25は次に検出電流値iaがプラス
か、マイナスかを判別する(ステップS2)。ここで、
検出電流iaがプラスであるというのは複合磁石17a
とレール11との吸引力を増加させる方向を示し、マイ
ナスであるというのは複合磁石17aとレール11との
吸引力を減少させる方向を示している。
【0032】ステップS2で検出電流値がプラスである
と判断された場合には次に検出電流値iaがプラス時に
生じるギャップの誤差ΔZa(+)を検出電流値ia及
び検出ギャップ値Zaより求める(ステップS3)。こ
こで検出電流値iaがプラス時のギャップ誤差ΔZ
(+)は次式で求められる。 ギャップ誤差ΔZa(+)=α(Za)・ia3 + β(Za)ia2 +γ(Za) …(1) (α(Za)、β(Za)、γ(Za)は実験的に求ま
る検出ギャップ値Zaに対する関数)式(1)は図14
(B)に示すような実験的な特性図の電流値がプラス側
の領域の特性より求められている。このとき、図14
(B)の電流iがプラス側の領域の特性は曲線となって
いるため、電流値iaの3次方程式により決定できる。
次に、ステップS3で求められたギャップ誤差ΔZa
(+)を用いて検出ギャップZaを補正し、真のギャッ
プ値Za’を求める(ステップS4)。
【0033】ここで、ΔZa(+)はマイナス方向への
誤差となるため、真のギャップ値Za’は次式で求めら
れる。
【0034】 Za’=Za+ΔZa(+) …(2) 次に式(3)で求められた真のギャップ値Z’に基づい
て複合磁石17に供給すべき電流を制御する操作量Ua
を計算する(ステップS5)。
【0035】次にステップS5で求められた操作量Ua
をD/Aコンバータ26に供給する(ステップS6)。
以上によりCPU25での電流値iaがプラス時の1サ
イクル分の処理が終了する。
【0036】また、ステップS2で検出電流値iaがマ
イナスであると判断された場合には次に検出電流値ia
でマイナス時に生じるギャップの誤差ΔZa(−)を検
出電流値ia及び検出ギャップ値Zaより求める(ステ
ップS7)。
【0037】このとき、検出電流値iがマイナス時のギ
ャップ誤差ΔZa(−)は次式で求められる。
【0038】 ギャップ誤差ΔZa(−)=ρ(Za)・ia …(3) (ρ(Za)は実験的に求まる検出ギャップの値Zaの
関数)式(3)は図14(B)に示すような実験的な特
性のマイナス側の特性より求められている。このとき、
図(B)の電流値iがマイナス側の領域の特性は直線と
なっているため、電流値iの1次方程式で決定できる。
【0039】次に、ステップS7で求められた電流値i
がマイナス時の誤差ΔZ(−)及び検出ギャップ値Za
より真のギャップ値Za’を求める(ステップS8)。
【0040】ここで、誤差ΔZa(−)はプラス方向へ
の誤差となるため真のギャップ値Za’は次式で求めら
れる。
【0041】 Za’=Za−ΔZa(−) …(4) 次に式(4)で求められた真のギャップ値Za’に基づ
いて複合磁石17に供給すべき電流を制御する操作量U
aを計算する(ステップS5)。
【0042】次にステップS5で求められた操作量Ua
をD/Aコンバータ26に供給する(ステップS6)。
以上によりCPU25での電流値iがマイナス時の1サ
イクル分の処理が終了する。
【0043】以上ステップS1〜S8が所定のサイクル
で繰り返し行なわれ、ギャップを一定値に保持してい
る。
【0044】CPU25から出力された操作量Uaのデ
ィジタルデータはD/Aコンバータ26によりアナログ
信号に変換されドライバ27に供給される。ドライバ2
7は、D/Aコンバータ26から供給された操作量Uに
応じたアナログ信号に応じて駆動電流を生成して、複合
磁石17のコイル16に供給する。
【0045】以上のように複合磁石17a〜17dのコ
イル16a〜16dには複合磁石17a〜17dで発生
する磁束の影響を補正した真のギャップ値に応じて生成
された駆動電流iが供給されるため、真のギャップ値に
応じたギャップ制御が行なえる。
【0046】このため、ギャップセンサ23a〜23d
を複合磁石17a〜17dに近接して設けることがで
き、高精度のギャップ制御が可能となる。
【0047】なお、本実施例では台車14はレール11
下部に配設され、懸垂式とされているが、これに限るこ
とはなく、台車14の下部にレールが配設され、レール
上で台車が浮上する構成としてもよい。
【0048】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、浮上手段
に供給する電流に応じてギャップ検出手段の検出信号に
生じる検出誤差を補正し、補正値により浮上手段を制御
しているため、台車を常に一定のギャップ量で安定して
浮上させることができ、台車の浮上制御の信頼性を向上
させることができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の概略構成図である。
【図3】本発明の一実施例の浮上制御回路のブロック図
である。
【図4】本発明の一実施例の要部の動作フローチャート
である。
【図5】磁気浮上搬送装置の横断面図である。
【図6】従来の浮上制御系の一例の概略構成図である。
【図7】複合磁石の構成図である。
【図8】ギャップセンサのブロック構成図である。
【図9】ギャップセンサの動作説明図である。
【図10】ギャップセンサの動作説明図である。
【図11】ギャップセンサの動作波形図である。
【図12】ギャップセンサの動作波形図である。
【図13】ギャップセンサの動作波形図である。
【図14】ギャップセンサの動作特性図である。
【符号の説明】
1 台車 2 レール 3 浮上手段 4 ギャップ検出手段 5 駆動信号検出手段 6 制御手段 41a〜41d 電流検出センサ 42 浮上制御回路 45 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−7303(JP,A) 特開 平1−152905(JP,A) 特開 平3−230704(JP,A) 特開 平5−30610(JP,A) 実開 平4−43304(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 13/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車(1)の移動方向(A)に延在した
    レール(2)に対向して設けられ、駆動信号に応じた磁
    気を発生し、該磁気により該台車(1)を該レール
    (2)から浮上させる浮上手段(3)と、該台車(1)
    と該レール(2)とのギャップ値を磁気的に検出するギ
    ャップ検出手段(4)とを具備し、該ギャップ検出手段
    (4)の検出ギャップ値に応じて該浮上手段を駆動する
    駆動信号を制御して該台車(1)を該レール(2)から
    一定の間隔で浮上させる磁気浮上搬送装置において、 前記駆動信号と、前記ギャップ検出手段(4)の検出ギ
    ャップ値とに応じて前記検出ギャップ値を補正し、補正
    したキャップ値により前記浮上手段(3)を駆動する駆
    動信号を制御する制御手段(5)を有することを特徴と
    する磁気浮上搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段(5)は前記駆動信号が前
    記台車(1)と前記レール(2)とを前記一定間隔より
    小さくしようとするときには前記ギャップ検出手段
    (4)の検出ギャップ値Zにギャップ誤差ΔZ(+)を
    加算したギャップ値Z’=Z+ΔZ(+)(ΔZ=α
    (Z)・i3 +β(Z)・i2 +γ(Z);α(Z)、
    β(Z)、γ(Z)は検出ギャップ値Zに応じて実験的
    に求まる関数)に基づいて前記駆動信号を生成し、 前記駆動信号が前記台車(1)と前記レール(2)とを
    前記一定間隔より大きくしようとするときには前記ギャ
    ップ検出手段(4)の検出ギャップ値Zからギャップ誤
    差ΔZ(−)を減算したギャップ値Z’=Z−ΔZ
    (−)(ΔZ=ρ(Z)・i,ρ(Z)は検出ギャップ
    値Zに応じて実験的に求まる関数)に基づいて前記駆動
    信号を生成することを特徴とする請求項1記載の磁気浮
    上搬送装置。
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