JP3200027U - 可動型用水路用スクリーン部材 - Google Patents

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敏昭 斉藤
敏昭 斉藤
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株式会社新興工業
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Abstract

【課題】捕集効率のよい用水路用スクリーン部材を提供する。【解決手段】横断面Y形所定長のスクリーン構成材2を設け、その一方の下端上部のアングル部分は、アングル端からアングル側面に向かう平面視および正面視における先鋭に形成された下部形成部3を有している。スクリーン構成材は本例では5本が用いられ、中央の3本は長く、両サイドの2本はやや短く形成されており、用水路内側面が斜面となっているために、この斜面に沿うよう形成したものである。上記金属板の下部は斜方に切除され、この切除部に長方形状の下部接続板4および5が該構成材と側面視直角関係に接して固定されている。また、構成材の中間位置下面にはアングル材による中間補強材6および7が固着される。スクリーン構成材の上端近傍下部には貫通孔が穿設され、この孔に所定長の貫通軸8が挿通固着される。【選択図】図1

Description

この考案は、用水路に設置する除塵目的のスクリーンに用いる部材に関する。
従来より、用水路中の塵埃等を除去するためのスクリーンが多用されているが、本案にて示すように、スクリーン構成部材断面をY字形にするとともに一方の端部上面を先鋭とし、さらに用水路中にて載置するタイプのものは現在のところ見当たらない。
従来より用水路は、ダム貯水池、溜め池、河川や海から用水を引き入れるための施設として多用されている。この用水路には用水路に流入した塵埃等を除去するためのスクリーンが適所に設けられている。これは一般的には、所定長の金属板を用水路幅方向に連設した通称スクリーンと呼ばれるものが用いられる。このスクリーン下端は用水路底部に固定され、上端は水面上方に位置するように斜方に設けられている。スクリーンを形成する金属板は、用水路の幅方向に所定間隔を有して位置し、この間隙内を流水が通過するが、一定サイズ以上の塵埃や雑物等はこの間隙を通過できずにスクリーンに捕らえられる。
このスクリーンは斜方設置のために捕らえられた塵埃等はスクリーンに沿って上方に移動して堆積するので、これを定期的に除去することにて用水路のつまりを防止して清潔に保つことができる。スクリーンに用いる金属板は平板が多いが、塵埃等はこの平板の端面に接して移動するため、その移動効率はあまりよくない。また、スクリーンにて捕捉できなかった塵埃等は比重が大きめのものは用水路底部上に堆積することもあるが、従来のスクリーンはボルト等にて固定する方式のために、この用水路底部の塵埃等を除去するためには、ボルトを緩め外してからスクリーンを取り外して、塵埃等を清掃しなければならず、手間と時間のかかるものであった。
本案は以上に鑑み、金属板を横断面Y字形とし、該金属板下端上部を先鋭に形成することにて、用水路底部近傍を移動する塵埃等に対しても金属板にこの塵埃等が引っかかることを防止し、また、載置方式のスクリーンとすることにて、スクリーン移動を容易として、スクリーンにて除去できなかった塵埃等の清掃労力を極小とする、新規かつ有用なる用水路用のスクリーン部材を提供することを目的として開発されたものである。
課題を解決する手段として本案は以下の構成とした。すなわち、横断面Y形所定長のスクリーン構成材を設け、該構成材の一端下部を斜方に切除するとともに、該斜方切除部の上部をを平面視先鋭に形成し、以上の構成材を平面視にて複数本所定間隔にて平行接続配置するとともに、連設された該構成材における斜方切除部と反対側の一端を貫通する貫通軸を設ける。本案は以上の構成よりなる可動型用水路用スクリーン部材である。
本案によれば、断面Y字形のスクリーン構成材を複数本連設した構成のため、単板を用いる従来のスクリーン構成材に比べて塵埃等の捕集効率が向上し、また用水路底面に位置する該構成材端部を先鋭に形成したので、この部分に塵埃が留まることを防止し、かつ、スクリーン部材を用水路内に載置する方式としたので、このスクリーン部材を随時用水路から外して、捕集できずに用水路内に留まっていた塵埃をすみやかに除去することのできる、有用なる物品を得ることができる。
本考案の平面図 本考案の正面図 本考案のスクリーン構成材断面形状説明図 本考案の要部拡大説明図(平面視) 本考案の要部拡大説明図(正面視) 本考案の要部拡大説明図(正面視) 本考案の載置部分拡大説明図(平面視) 本考案の使用説明図(横断面視) 本考案の使用説明図(平面視) 本考案の使用説明図(正面視)
以下、本考案の実施形態について説明する。
図において、1は本案のスクリーン部材である。これは以下のごとく形成される。
2はスクリーン構成材で図3にて示すように、長尺の平金属板上端に断面L形のアングル材の稜部を固着した所定長の断面Y字形部材で、その一方の下端上部のアングル部分は、アングル端からアングル側面に向かう平面視および正面視における先鋭に形成された下部形成部3を有している。
スクリーン構成材は本例では5本が用いられ、中央の3本は長く、両サイドの2本はやや短く形成されており、これは図8にて示すように、用水路内側面が斜面となっているために、この斜面に沿うよう形成したものである。上記金属板の下部は斜方に切除され、この切除部に長方形状の下部接続板4および5が該構成材と側面視直角関係に接して固定されている。また、構成材の中間位置下面にはアングル材による中間補強材6および7が固着される。スクリーン構成材の上端近傍下部には貫通孔が穿設され、この孔に所定長の貫通軸8が図1のごとく挿通固着される。
以上にて、本案のスクリーン部材が構成される。
本案の使用に際しては、図10のごとく、固定台10が用いられる。
この固定台は、用水路内側面上部に固定される部分で、平板とアングル材を用いて平面視長方形状に形成される部分である。この固定台の一端下面には添材11が固定され、この添材と固定台の端面に接して突片状のスクリーン部材載置板12が突設される。
この載置板の上部には切除部13が設けられる。添材にてスクリーン載置板の上下位置をやや下方とし、従ってスクリーン構成材左端上面位置を固定台とほぼ近似の上下位置とすることができ、固定台上での作業をスムースに行うことができる。
本案使用時は図9および図10にて示すように、本部材の正面視における左端すなわち上端の貫通軸をスクリーン部材載置板の切除部に乗せ、右端すなわち下端は用水路底面に乗せる。この状態において、用水は右方より左方へスクリーン構成材の間隙を通過して流れ、所定サイズ以上の塵埃は該間隙を通過できずに捕捉される。
捕捉された塵埃は流水の勢いにてスクリーン構成材に沿って上方へ移動して堆積するので、用具を用いてこれを定期的に除去することにて、用水の流れを円滑に保つことができる。
本案のスクリーン構成材は断面Y字形であるため、このY部分に沿って塵埃が上昇するので、より塵埃の捕集効率が向上する。すなわち、従来の平板構成材に比べて塵埃に対する接触面積が大きく、このY形部分に当接した塵埃を捕捉するのである。しかし、このY形構成材を単に切断しただけでは、用水路底面に対してこのY形部分上部が角度を有するため、この箇所に塵埃が捕捉されてしまう問題がある。これを解決するため、本案ではこの箇所を平面視鋭角に切除形成して問題解消を行っている。
すなわち、この先鋭部を設けない場合には、Y形部分の端面が用水路底面に対し斜方に上方突出するために、ここに塵埃が捕集堆積してスクリーンに沿って上方移動することが妨げられて、その塵埃の除去が困難になるのである。しかし、既述のごとく先鋭の下部形成部を設けることにて、Y形の構成材下端に塵埃が留まることなく捕集することができる。
また、本案ではスクリーン部材を用水路に載置する構成としており、すなわち貫通軸は固定台の側面に突出しているスクリーン部材載置板の切除部内に位置し、他端下面は下部接続板を介して用水路底面に当接している。従って、スクリーン部材はその位置を保持しつつ塵埃等を捕集することができ、必要に応じてこのスクリーン部材を用水路から容易に引き上げることができる。これは、捕捉できずに用水路下面に留まっている夾雑物等を除去するための方策である。
スクリーン構成材は平面視において所定間隔を有して連設されており、この間隙内を用水が通過して塵埃を捕集するのであるが、この間隙間隔より小さい塵埃は捕捉できずに、流水とともに移動通過する。しかし、水分を吸った木材その他の比重の大きい雑物は用水路下方に絡まって堆積する場合がある。また用水路内面が汚れてくる。
こういった場合に、用水路からスクリーン部材を取り外して、用水路内の清掃が必要となるが、従来のスクリーン部材は用水路内にアンカーボルトその他の手段にて固定する方式であるために、用水路からスクリーン部材を取り外す場合の時間と労力が大であった。
また再設置の場合も同様である。これを鑑みて、本案では既述のごとくスクリーン部材を載置方式として、上記の場合における作業労力を極小としたのである。なお、固定台はスクリーン部材上の塵埃を除去する場合に人が乗る部分である。
以上、本案について説明したが、本案は断面Y字形のスクリーン構成材を用いるとともに、その下端を先鋭に形成したところにその特徴を有し、従来の平板型構成材に比べて流水方向に対する面積が大きいために、従来品に比べて構成材数を少なくできるとともに、塵埃の捕集効率を向上させることができ、かつ、スクリーン部材は用水路への載置方式のため、用水路からのその取り外しと再設置を容易として、用水路の清掃にも有効なものとなったのである。なお、既述の例に限定されずに近似の他の構成としてもよい。
以上のごとく、本案によって塵埃等を効率よく捕集できるとともに用水路内の清掃にも便利なるスクリーン部材を得ることができる。
1 スクリーン部材
2 スクリーン構成材
3 下部形成部
4 下部接続板
5 下部接続板
6 中間補強材
7 中間補強材
8 貫通軸
10 固定台
11 添材
12 スクリーン部材載置板
13 切除部

Claims (1)

  1. 横断面Y形所定長のスクリーン構成材を設け、該構成材の一端下部を斜方に切除するとともに、該斜方切除部の上部をを平面視先鋭に形成し、以上の構成材を平面視にて複数本所定間隔にて平行接続配置するとともに、連設された該構成材における斜方切除部と反対側の一端を貫通する貫通軸を設けたことを特徴とする可動型用水路用スクリーン部材。
JP2015003687U 2015-07-02 2015-07-02 可動型用水路用スクリーン部材 Active JP3200027U (ja)

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