JP2010150830A - 取水口カバー - Google Patents

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Masayasu Watanabe
正康 渡邉
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Abstract

【課題】取水口のスクリーンに木片や塵芥が引っ掛かることを防止する。
【解決手段】スクリーン3が取り付けられた取水口2に、流水が通過可能な隙間をあけて配置された竹材11からなり、所定の高さより下方に位置する部位は、各部の表面と、各部と取水口2の下端とを結ぶ直線との角度θが45°以下となるように形成され、所定の高さより上方に位置する部位は、各部の表面と、各部と取水口2の下端とを結ぶ直線との角度θが45°以上となるように形成されたスクリーンカバー10を、一端を取水口2の上部に、他端を取水口2の上流側の水底に固定して取り付ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、水力発電所の取水口に設けられたスクリーンを保護するための取水口カバーに関する。
従来より、水力発電所の水路の取水口には、水路に木片や塵芥が流入しないように、格子状のスクリーンが取り付けられている。しかしながら、スクリーンに木片や塵芥が大量に引っ掛かると、水路への水の流入を妨げてしまう。
そこで、例えば、特許文献1には、固定スクリーンと可動スクリーンとからなり、これらスクリーンを構成する格子を固定スクリーン側と可動スクリーン側とに交互に配置されるように構成し、可動スクリーンの上部を押し出すことで、格子に挟まった木片等を除去可能なスクリーンが記載されている。
特開2001−279648号公報
しかしながら、上記のスクリーンでは、格子に挟まった木片等は除去できるものの、取水口への水の流入方向に対して、スクリーンが略垂直に設けられているため、可動スクリーンを押し出しても、大きな木片などは依然としてスクリーンに引っ掛かったままとなり、除去することができない。このため、取水口を通る水流を妨げることとなる。
本発明は上記の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、取水口のスクリーンに木片や塵芥が引っ掛かることを防止することである。
本発明の取水口カバーは、スクリーンが設けられた取水口に取り付けられるカバーであって、一端が前記取水口の上部に、他端が前記取水口の上流側の水底に固定され、中間部が上向きに凸となるように湾曲した、流水が通過可能な隙間を有する板状の部材からなることを特徴とする。
上記の取水口カバーにおいて、所定の高さより下方の部位の各位置において、当該カバーと前記取水口の下端とを結ぶ直線と当該カバーの表面とのなす角度が45°以下となるように形成されていてもよい。
また、所定の高さより上方の各位置において、当該カバーと前記取水口の下端とを結ぶ直線と当該カバーの表面とのなす角度が45°以上となるように形成されていてもよい。
また、前記板状の部材は、前記取水口の幅方向に並ぶ複数の竹材からなるものであってもよい。
本発明によれば、河川を流れる木片等は取水口カバーに接触し、この木片や塵芥は取水口カバーに接触した木片等は、スクリーンカバーに沿って上方へ移動するため、スクリーンに木片等が付着することを防止するとともに、スクリーンカバーに木片等が付着することを防止できるため、取水口を通る水流が妨げられるのを防止できる。
以下、本発明のスクリーンカバーの一実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1及び図2は、本実施形態のスクリーンカバー10が取り付けられた取水口2を示し、図1は斜視図、図2は河川6に沿った方向の鉛直断面図である。本実施形態のスクリーンカバー10は、河川と、水力発電所へ供給する水路とを仕切る堰堤1に設けられた取水口2を覆うように設けられ、取水口2に取り付けられたスクリーン3に木片や塵芥が引っ掛かり、取水口2を通過する水流を妨げることを防止するためのものである。同図に示すように、取水口2には格子状に鋼材が組まれてなるスクリーン3が取り付けられている。
スクリーンカバー10は、河川を横断する方向に隙間をあけて並べられた複数の竹材11により構成されている。スクリーンカバー10は、スクリーン3に比べて十分に幅広く形成され、河川6に沿った方向の鉛直断面において、上方に突出するように湾曲した形状を有する。スクリーンカバー10は、一端が堰堤1の取水口2の上部に取り付けられ、他端が堰堤1の上流側の河川の底面に取り付けられることで、取水口2を覆った状態で固定されている。
図3は、スクリーンカバー10の堰堤1に固定されている側の端部の拡大図である。同図に示すように、堰堤1のスクリーンカバー10の端部が取り付けられるべき位置の下にはアンカーボルト16が打設されており、下方のアンカーボルト16には山型鋼15が、河川を横断する方向に延びるように固定されている。そして、スクリーンカバー10の堰堤1側の端部を山型鋼15の上部に配置し、スクリーンカバー10の上面に平型鋼14を当接させ、これら平型鋼14及び山型鋼15によりスクリーンカバー10を挟みこんだ状態で、平型鋼14及び山型鋼15をボルト18及びナット17により締め付けることにより、スクリーンカバー10の端部は堰堤1に固定されている。
図4は、スクリーンカバー10の河川底面4に固定されている側の端部の拡大図である。同図に示すように、スクリーンカバー10の端部が取り付けられるべき位置の河川底面4は、河川を横断する方向に掘削され、この掘削した箇所にコンクリート6が打設されている。そして、コンクリート6の表面には断面逆三角形状の切欠部5が形成されている。
切欠部5の下流側の面(図4における左側の面)には、アンカーボルト20が打設されており、竹材11の上流側の端部に取り付けられた鋼材13が、このアンカーボルト20により固定されることにより、スクリーンカバー10の上流側の端部は河川底面4に固定されている。
なお、スクリーンカバー10の堰堤1及び河川底面4への取付構造は図3、図4に示すものに限らず、他の周知の取付構造を用いて取り付けることができる。
図2に戻り、スクリーンカバー10は、河川の水面から所定の深さまでのスクリーン上部(図1において矢印より左側の部分)10Aと、所定の深さよりも低いスクリーン下部(図2において矢印より右側の部分)10Bとにより構成される。スクリーンカバー下部10Bは、その各部において、取水口2の下端とを結ぶ直線とスクリーンカバー10の表面とのなす角度θが45°以下となるように形成されている。また、スクリーンカバー上部10Aは、その各部において、取水口2の下端とを結ぶ直線とスクリーンカバー10の表面とのなす角度θが45°以上となるように湾曲している。なお、上記の所定の深さは、水深、取水口の設けられている深さ、河川6の水流などに基づき決定すればよい。
図1に矢印で示すように、河川6を流れる水流は、スクリーンカバー10の側方や、構成する竹材11の隙間を通過して取水口2に吸い込まれる。この際、河川6を流れる木片や塵芥は、スクリーンカバー10の下部の上面に接触する。
図5は、スクリーンカバー下部10Bに接触した木片又は塵芥(以下、木片等という)30に作用する力を示す図である。同図に示すように、スクリーンカバー下部10Bに接触した木片等30には竹材11の隙間を通って取水口2に向かって流れる水流により、取水口2に向かうように力Fが作用する。この取水口2に向かう力Fは、スクリーンカバー10の表面に対して平行な平行成分F1と、スクリーンカバー10の表面に対して垂直な垂直成分F2に分解して考えることができる。そして、この平行成分F1は、木片等30がスクリーンカバー10に沿って上方へ流れる向きに作用し、垂直成分F2は木片等30をスクリーンカバー10に押し付ける向きに作用する。
ここで、力Fは取水口2の中央に向けて作用するが、スクリーンカバー10の各部において、取水口2の上端又は中間部とを結ぶ直線とスクリーンカバー10の表面とのなす角度は、取水口2の下端とを結ぶ直線とスクリーンカバー10の表面とのなす角度に比べて小さくなる。上記のように、スクリーンカバー下部10Bは、その各部において、取水口2の下端とを結ぶ直線とスクリーンカバー10の表面とのなす角度θが45°以下となるように構成されているため、力Fとスクリーンカバー10表面とのなす角度γは、θよりも小さく、45°以下となる。これにより、図5に示すように、スクリーンカバー10の下部に接触した木片等30に作用する力は、水平方向成分F1が垂直方向成分F2に比べて大きくなる。
したがって、スクリーンカバー10の上面に接触した木片等30はスクリーンカバー10に沿って上方に向かって流れ、スクリーンカバー10の上部と下部の境界まで到達することとなる。
図6は、スクリーンカバー上部10Aに接触した木片等30に作用する力を示す図である。スクリーンカバー上部10Aは、その各部において、取水口2の下端とを結ぶ直線とスクリーンカバー10の表面とのなす角度θが45°以上となるように構成されている。スクリーンカバー上部10Aの各部における力Fとスクリーンカバー10表面とのなす角度γは、上記のように角度γが角度θよりも小さいため、スクリーンカバー下部10B側の一部の領域において45°以下となる部分もあるが、その他の大部分の領域において45°以上となる。このような角度γが45°以上となる部分では、図6に示すように、スクリーンカバー下部10Bに接触した木片等30に作用する力Fは、垂直方向成分F2が水平方向成分F1に比べて大きくなり、スクリーンカバー上部10Aに接触した木片等30は、スクリーンカバー10に押し付けられ、停留することとなる。
このようにスクリーンカバー上部10Aに停留した木片等30は、適宜なタイミングで作業員が回収すればよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、スクリーンカバー下部10Bに接触した木片等30は、スクリーンカバー10に沿って上方へ移動し、スクリーンカバー上部10Aまで到達すると、その近傍で停留することとなる。このため、スクリーン3に木片等30が付着することを防止できるとともに、スクリーンカバー下部10Bに木片等30が付着することが防止できるため、取水口を通る水流が妨げられるのを防止できる。
また、本実施形態では、スクリーンカバー下部10Bを、各部において、この部分と取水口2の下端とを結ぶ直線のスクリーンカバー10の表面に対する角度θが45°以下となるように構成しているが、これに限らず、スクリーンカバー下部10Bの表面に接触した木片等30がスクリーンカバー10に沿って上方に流れれば、これ以上の角度としてもよい。
また、スクリーンカバー上部10Aを、各部において、この部分と取水口2の下端とを結ぶ直線のスクリーンカバー10の表面に対する角度θが45°以上となるように構成しているが、これに限らず、スクリーンカバー上部10Aの表面に接触した木片等30が停留すれば、これ以下の角度であってもよい。
すなわち、スクリーンカバー10は、中間部が上方に凸となるように湾曲することにより、下部に比べて上部がなだらかに傾斜するような構成であればよい。
本実施形態のスクリーンカバーが取り付けられた取水口を示す斜視図である。 本実施形態のスクリーンカバーが取り付けられた取水口を示す、河川に沿った方向の鉛直断面図である。 スクリーンカバーの堰堤に固定されている側の端部の拡大図である。 スクリーンカバーの河川底面に固定されている側の端部の拡大図である。 スクリーンカバー下部に接触した木片等に作用する力を示す図である。 スクリーンカバー上部に接触した木片等に作用する力を示す図である。
符号の説明
1 堰堤
2 取水口
3 スクリーン
4 河川底面
5 切欠部
6 河川
10 スクリーンカバー
10A スクリーンカバー上部
10B スクリーンカバー下部
11 竹材
13 鋼材
14 平型鋼
15 山形鋼
16 アンカーボルト
18 ボルト
19 ナット
20 アンカーボルト
30 木片等

Claims (4)

  1. スクリーンが設けられた取水口に取り付けられるカバーであって、
    一端が前記取水口の上部に、他端が前記取水口の上流側の水底に固定され、中間部が上向きに凸となるように湾曲した、流水が通過可能な隙間を有する板状の部材からなることを特徴とする取水口カバー。
  2. 請求項1記載の取水口カバーであって、
    所定の高さより下方の部位の各位置において、当該カバーと前記取水口の下端とを結ぶ直線と当該カバーの表面とのなす角度が45°以下となるように形成されていることを特徴とする取水口カバー。
  3. 請求項1又は2記載の取水口カバーであって、
    所定の高さより上方の各位置において、当該カバーと前記取水口の下端とを結ぶ直線と当該カバーの表面とのなす角度が45°以上となるように形成されていることを特徴とする取水口カバー。
  4. 請求項1から3のうち何れか1項に記載の取水口カバーであって、
    前記板状の部材は、前記取水口の幅方向に並ぶ複数の竹材からなることを特徴とする取水口カバー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120130720A (ko) 2011-05-23 2012-12-03 가부시키가이샤 미죠타 수차 발전 유닛
JP2014201882A (ja) * 2013-04-01 2014-10-27 株式会社中山鉄工所 取水口用スクリーン
JP2016075084A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 四国水道工業株式会社 取水装置

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