JP3163237U - 用水路用スクリーン部材 - Google Patents

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禎嗣 西田
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Abstract

【課題】捕集効率のよい用水路用スクリーン部材を提供する。【解決手段】横断面Y形所定長のスクリーン構成材を設け、該構成材の両端下部を斜方切除するとともに、該構成材の一方の端部上部を平面視曲線状に形成し、以上の構成材を複数本所定間隔にて配置するとともに、該構成材の斜方切除面に各々固定板を固着したことを特徴とする。【選択図】図1

Description

この考案は、用水路に設置する除塵目的のスクリーンに用いる部材に関する。
従来より、用水路中の塵埃等を除去するためのスクリーンが多用されているが、本案にて示すように、スクリーン構成材横断面をY字形にするとともに一方の端部上部を曲線状に形成したものは見あたらない。
従来より用水路は、ダム貯水池、溜め池、河川や海から用水を引き入れるための施設として多用されている。この用水路には、用水路に流入した塵埃を除去するためのスクリーンが適所に設けられている。これは一般的には、所定長の金属板を用水路幅方向に連設した通称スクリーンが用いられる。このスクリーン下端は用水路底部に固定され、上端は水面上に位置するように斜方に設けられている。スクリーンを形成する金属板は、用水路の幅方向に所定間隔を有して位置し、この間隙内を流水が通過するが、一定サイズ以上の塵埃はこの間隙を通過できずにスクリーンに捕らえられる。
このスクリーンは斜方設置のために捕らえられた塵埃はスクリーンに沿って上方に移動して堆積するので、これを定期的に除去することにて用水路のつまりを防止して清潔に保つことができる。スクリーンに用いる金属板は平板が多いが、塵埃はこの平板の端面に接して移動するため、その移動効率はあまりよくない。
本案は、この移動効率を上げるために考案されたもので、金属板を横断面Y字形とし、該金属板下端上部を曲線状に形成することにて、用水路底部近傍を移動する塵埃に対しても効率よく除去することのできる、新規かつ有用なる用水路用のスクリーン部材を提供することを目的として開発されたものである。
課題を解決する手段として本案は以下の構成とした。
すなわち、横断面Y形所定長のスクリーン構成材を設け、該構成材の両端下部を斜方切除するとともに、該構成材の一方の端部上部を平面視曲線状に形成し、以上の構成材を複数本所定間隔にて配置するとともに、該構成材の斜方切除面に各々固定板を固着する。
本案は以上の構成よりなる用水路用スクリーン部材である。
本案によれば、断面Y字形のスクリーン構成材を複数本連設した構成のため、単板を用いる従来のスクリーン構成材に比べて塵埃の捕集効率が向上し、また用水路底面に位置する該構成材個所を曲線状に形成したので、この部分に塵埃が留まることを防止できる有用なる物品を得ることができる。
以下、本考案の実施形態について説明する。
図において、1は本案のスクリーン部材である。これは以下のごとく形成される。
2はスクリーン構成材で、図3に示すごとく、平金属板上端にアングル材の稜部を固着した断面を有する所定長のY字形部材で、その一方下端上部のアングル部分は、アングル端からアングル側面に向かう平面視曲線状に形成された下部形成部3を有している。
上記平金属板の両端下部は斜方に切除され、この切断部に長方形状の下部固定板4が該構成材と直角関係に各構成材に接して固着され、同様に上部固定板5も固着される。
以上にて本案のスクリーン部材は形成される。
本案使用時は、図8および図9にて示すごとく、本部材の下部固定板を用水路底面にアンカーボルト(図示略)にて固定し、上部固定板を適宜支持部材を介して用水路上部側面にボルト止めを行い、用水路に本案品を複数個側面視斜方に取り付ける。
この状態において、用水はスクリーン構成材の間隙を通過して流れ、所定サイズ以上の塵埃は該間隙を通過できずに捕捉される。捕捉された塵埃は流水の勢いにてスクリーン構成材に沿って上方へ移動して堆積するので、これを定期的に除去することにて、用水の流れを円滑に保つことができる。本案のスクリーン構成材は、断面Y字形であるため、このY部分に沿って塵埃が上昇するのでより塵埃の捕集効率が向上する。
すなわち、従来の平板構成材に比べて塵埃に対する接触面積が大きく、このY形部分に当接した塵埃をも捕捉することができるのである。しかし、このY形構成材下端を単に切断しただけでは図7のごとく、用水路底面に対してY形上部が角度を有するため、この個所に塵埃が捕捉されてしまう問題がある。これを解決するため、本案ではこの個所を平面視曲線状に切除形成して問題解消を行っている。
すなわち、この曲線状部分を設けない場合は、図7のようにY形部分の端面が用水路底面に対し斜方に上方突出するために、ここに塵埃が捕集堆積してスクリーンに沿って上方移動することが妨げられて、その塵埃の除去が困難になるのである。しかし、既述のごとく曲線状の下部形成部を設けることにて、Y形の構成材下端は先鋭形状となり、上部に向かうにつれてゆるやかにY形へと変化するために、この部分に塵埃が留まることなく捕集することができる。なお、曲線状に代えて直線状すなわち、Y形端部中央から側面に向けて直線的に形成してもよい。以上、本案について説明したが、本案は断面Y字形のスクリーン構成材を用いるとともに、その下端を曲線状に形成したところにその特徴を有し、平板の構成材に比べて流水方向に対する面積が大きいために、従来品に比べて構成材数を少なくできるとともに、塵埃の捕集効率を向上させることのできるものである。なお、既述の例に限定されず、近似の他の構成としてもよい。以上のごとく、本案によって塵埃を効率よく捕集するためのスクリーン部材を得ることができる。
本考案の平面図 本考案の正面図 本考案構成材の横断面拡大図 本考案の要部構造説明図 本考案の要部構造説明図 本考案の要部構造説明図 本考案の曲線状部分形成前状態図 本考案の設置説明図(側面視) 本考案の設置説明図(正面視)
1 スクリーン部材
2 スクリーン構成材
3 下部形成部
4 下部固定板
5 上部固定板

Claims (2)

  1. 横断面Y形所定長のスクリーン構成材を設け、該構成材の両端下部を斜方切除するとともに、該構成材の一方の端部上部を平面視曲線状に形成し、以上の構成材を複数本所定間隔にて配置するとともに、該構成材の斜方切除面に各々固定板を固着したことを特徴とする用水路用スクリーン部材。
  2. 曲線状に代えて直線状とした請求項1記載の用水路用スクリーン部材。
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