JP3199791U - 予作動式流水検知装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】弁体のシール構造がシンプルで、安定したシール性能を有するスイングチャッキ構造の予作動式流水検知装置を提供する。【解決手段】中空状の本体1の内部に開閉可能に設置された弁体2がスイングチャッキ構造をしており、弁体2の開放によって信号を出力する弁体開放検知手段を備えており、弁体2の回動軸21側に設置され、先端が弁体2の近傍に配置される第1位置と先端が弁体2から離れた第2位置との間を動力源33によって移動可能なロッド3と、ロッド3と弁体2の間に設置される弁体制御部材4を有しており、弁体制御部材4は弁体2の中心に作用し、弁体2の開放を阻止するよう構成する。【選択図】図1
Description
本考案は、予作動式スプリンクラー設備に設置される予作動式流水検知装置に関するものである。
予作動式流水検知装置は、予作動スプリンクラー設備の配管上に設置されるものであり、一次側が水源と接続され二次側にはスプリンクラーヘッドが設置された配管と接続している。予作動式流水検知装置の弁体は常時閉じられており、該弁体はスプリンクラーヘッドの近傍に設置された火災感知器の作動によって開放される。
予作動式流水検知装置の構造の一例として、内部がスイングチャッキ式のものがある(特許文献1参照)。常時において弁体の端はロック手段により係止されて閉止状態に維持されている。火災時において火災感知器の作動によりロック手段の係止を解除して弁体が開放可能な構成となっている。
特許文献1の予作動式流水検知装置は、ロック手段が弁体の縁に作用しているので、弁体のロック手段が係合している側は弁座に強く押圧される。一方、弁体のロック手段と対向する側は弁体を弁座に押圧する力が弱く、弁体と弁座の間に僅かな隙間が生じる可能性があり弁体と弁座のシール性を確保するためにシール構造が複雑になるという問題があった。
さらに、通常の予作動式スプリンクラー設備では、予作動式流水検知装置の一次側流体の圧力が二次側流体の圧力よりも高く設定されており、これにより一次側の圧力によって弁体が開放する方向に付勢された状態にあり、弁体の二次側から弁座側に向けて強い力で均一に弁体を押圧しないとOリング等のシール材の潰し量が不足して封止性能が低下するおそれがあった。
また近年においては、平時において二次側の流体圧力を所定範囲に制御可能な予作動式スプリンクラー設備が存在しており、弁体と弁座のシール性が良くないと少量ずつではあるが一次側の流体が二次側に漏れてしまうことが懸念される。これにより二次側の流体圧力が所定範囲を超えてしまい、頻繁に二次側の流体圧力を調整する機器が作動して、予作動式スプリンクラー設備のランニングコストが増加する可能性がある。
そこで本考案では、上記問題に鑑み、弁体のシール構造がシンプルであり安定したシール性能を有するスイングチャッキ構造の予作動式流水検知装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本考案は以下の予作動式流水検知装置を提供する。
すなわち、中空状の本体の内部に開閉可能に設置された弁体がスイングチャッキ構造をしており、弁体の開放によって信号を出力する弁体開放検知手段を備えており、弁体の回動軸側に設置され、先端が弁体の近傍に配置される第1位置と先端が弁体から離れた第2位置との間を動力源によって移動可能なロッドと、ロッドと弁体の間に設置される弁体制御部材を有しており、弁体制御部材は弁体の中心に作用し、ロッドが弁体制御部材を押圧することで弁体の開放を阻止することを特徴とした予作動式流水検知装置である。
これによれば、弁体制御部材とロッドが係合した状態(ロッドが第1位置にある状態)では弁体を閉止状態に維持し、弁体制御部材とロッドが離れた状態(ロッドが第2位置にある状態)では弁体を開放可能にすることができる。
すなわち、中空状の本体の内部に開閉可能に設置された弁体がスイングチャッキ構造をしており、弁体の開放によって信号を出力する弁体開放検知手段を備えており、弁体の回動軸側に設置され、先端が弁体の近傍に配置される第1位置と先端が弁体から離れた第2位置との間を動力源によって移動可能なロッドと、ロッドと弁体の間に設置される弁体制御部材を有しており、弁体制御部材は弁体の中心に作用し、ロッドが弁体制御部材を押圧することで弁体の開放を阻止することを特徴とした予作動式流水検知装置である。
これによれば、弁体制御部材とロッドが係合した状態(ロッドが第1位置にある状態)では弁体を閉止状態に維持し、弁体制御部材とロッドが離れた状態(ロッドが第2位置にある状態)では弁体を開放可能にすることができる。
予作動式流水検知装置が設置される予作動スプリンクラー設備では、通常二次側の圧力が一次側の圧力よりも低く設定されているので、弁体制御部材とロッドが離れて弁体が開放可能な状態になると、弁体は一次側の圧力により二次側へ押圧されて弁体が開放する。一方、弁体が開放した状態から閉止状態に戻す際にはロッドを第2位置から第1位置に移動させることでロッドと弁体制御部材が係合して弁体制御部材が弁体を閉止方向に移動させ、ロッドが第1位置に到達した段階でロッドが弁体制御部材を介して弁体の開放を阻止する。
ロッドが第1位置にあるとき、弁体制御部材は弁体の中心に作用するので弁体制御部材が弁体を押える力は弁体の全体に均一に作用する。これより、Oリング等の汎用的なシール材を弁体と弁座の間に設置することでシール性能を確保することができる。
ロッドが第2位置にあるとき、ロッドは弁体から離れて弁体が開閉可能な状態となる。こうすることで、例えば停電時にロッドが第2位置に移動するように構成すると本考案の予作動式流水検知装置を湿式の流水検知装置として作用させることができる。具体的に説明すると、ロッドが第1位置にあるときに停電となり火災が発生した場合、火災感知器から予作動式流水検知装置へ信号の受け渡しができなくなるおそれがあり、これによりロッドが第1位置に留まるので弁体が閉止状態を維持する。すると作動したスプリンクラーヘッドへ水を供給することができずに火災を延焼させてしまうおそれがある。しかしながら、停電時にロッドが第2位置に移動するように構成すると停電時には弁体が開放可能となり、火災が発生した場合にはスプリンクラーヘッドが作動して、そのスプリンクラーヘッドからの放水による流水によって予作動式流水検知装置の弁体が開いて作動したスプリンクラーヘッドへ水を送ることが可能となり火災を消火することができる。
前記本考案については、弁体制御部材は弁体の中心に固定設置して構成可能である。
弁体制御部材の一端を弁体の中心に固定設置して他端側にロッドを作用させることで、ロッドの力を弁体に直接伝えることができる。またロッドの力を弁体の中心に確実に伝えることができる。
弁体制御部材の一端を弁体の中心に固定設置して他端側にロッドを作用させることで、ロッドの力を弁体に直接伝えることができる。またロッドの力を弁体の中心に確実に伝えることができる。
前記本考案については、弁体制御部材は本体内に変位可能に設置することができる。
これによれば、弁体と弁体制御部材はそれぞれ変位可能に構成されており、弁体は弁体制御部材から間接的にロッドの力を受けることができる。弁体と弁体制御部材を切り離して変位可能に構成したことで、例えばロッドの動作に遅延して弁体制御部材を変位させることが可能となる。より具体的に説明すると、弁体制御部材にダンパー機構を設置してロッドの動作に遅延させて変位動作することで弁体の開閉動作を緩慢にすることができる。
これによれば、弁体と弁体制御部材はそれぞれ変位可能に構成されており、弁体は弁体制御部材から間接的にロッドの力を受けることができる。弁体と弁体制御部材を切り離して変位可能に構成したことで、例えばロッドの動作に遅延して弁体制御部材を変位させることが可能となる。より具体的に説明すると、弁体制御部材にダンパー機構を設置してロッドの動作に遅延させて変位動作することで弁体の開閉動作を緩慢にすることができる。
前記本考案については、閉弁時において弁体制御部材の側面からロッドが作用するように構成可能である。
これによれば、弁体制御部材の側面をロッドで押圧することで弁体の開放方向への回動を阻止可能である。さらに弁体制御部材の側面から作用する力を弁体を弁座側に押圧する力として用いることができる。
これによれば、弁体制御部材の側面をロッドで押圧することで弁体の開放方向への回動を阻止可能である。さらに弁体制御部材の側面から作用する力を弁体を弁座側に押圧する力として用いることができる。
前記本考案については、閉弁時において弁体制御部材に形成された斜面にロッドが作用するように構成可能である。
これによれば、ロッドの先端が斜面を押圧することで弁体の開放方向への回動を阻止するとともに、弁体の上側(弁座から離れる側)に移動することを阻止できる。具体的に説明すると弁体に作用する一次側の圧力が二次側の圧力よりも高い場合、弁体には二次側方向(弁体が弁座から離れる方向)へ移動する力が作用するが、弁体制御部材の斜面をロッドの先端が押圧していることで弁体を弁座側に押さえ付けることができる。また、ロッドの側面を弁体制御部材の端面に当接させることで同様の効果を得ることができる
これによれば、ロッドの先端が斜面を押圧することで弁体の開放方向への回動を阻止するとともに、弁体の上側(弁座から離れる側)に移動することを阻止できる。具体的に説明すると弁体に作用する一次側の圧力が二次側の圧力よりも高い場合、弁体には二次側方向(弁体が弁座から離れる方向)へ移動する力が作用するが、弁体制御部材の斜面をロッドの先端が押圧していることで弁体を弁座側に押さえ付けることができる。また、ロッドの側面を弁体制御部材の端面に当接させることで同様の効果を得ることができる
前記本考案については、弁体が閉止から開放に至る動作を緩慢にして構成可能である。
前述のように予作動式流水検知装置が設置される予作動スプリンクラー設備では、通常二次側の圧力が一次側の圧力よりも低く設定されているので、弁体制御部材とロッドが離れて弁体が開放可能な状態になると、弁体は一次側の圧力により二次側へ押圧されて弁体が開放する。このとき弁体に作用する一次側の圧力と二次側の圧力の差が大きいと弁体は一次側の圧力により急激に開放動作して弁体や本体内部が破損するおそれがあるので、弁体の閉止から開放に至る動作を緩慢にすることで弁体や本体内部の破損を防ぐことができる。
前述のように予作動式流水検知装置が設置される予作動スプリンクラー設備では、通常二次側の圧力が一次側の圧力よりも低く設定されているので、弁体制御部材とロッドが離れて弁体が開放可能な状態になると、弁体は一次側の圧力により二次側へ押圧されて弁体が開放する。このとき弁体に作用する一次側の圧力と二次側の圧力の差が大きいと弁体は一次側の圧力により急激に開放動作して弁体や本体内部が破損するおそれがあるので、弁体の閉止から開放に至る動作を緩慢にすることで弁体や本体内部の破損を防ぐことができる。
前記本考案について、動力源はピストン機構であり筒状のチャンバー内を摺動可能なピストンにロッドが接続され、チャンバー内に流体を供給・排出することでピストンが移動可能な構成とした。
これによれば、動力源としてピストン機構を用いることでピストンを移動させるための流体として流水検知装置が接続された配管内の水を用いることができる。
これによれば、動力源としてピストン機構を用いることでピストンを移動させるための流体として流水検知装置が接続された配管内の水を用いることができる。
前記本考案については、チャンバーの流体供給部と本体の一次側を接続し、チャンバーの流体排出部に電動弁を設置した。
これによれば、本体の一次側とチャンバーを接続することでピストンを移動させるための流体として一次側に充填されている流体を使用することができる。また流体排出部に電動弁を設置するとチャンバー内に流体を充填・排出することが可能となり、ピストンおよびロッドの移動が可能になる。
これによれば、本体の一次側とチャンバーを接続することでピストンを移動させるための流体として一次側に充填されている流体を使用することができる。また流体排出部に電動弁を設置するとチャンバー内に流体を充填・排出することが可能となり、ピストンおよびロッドの移動が可能になる。
前記本考案については、チャンバーの流体排出部に流量制御可能な電動弁を設置した。
これによれば、チャンバーの流体排出部に流量制御可能な電動弁を設置したことで電動弁の弁体開放量を微量にすることによりチャンバー内の流体を少しずつ外部に排出してピストンおよびロッドの動きを遅くして弁体が閉止から開放に至る動作を緩慢にすることができる。
これによれば、チャンバーの流体排出部に流量制御可能な電動弁を設置したことで電動弁の弁体開放量を微量にすることによりチャンバー内の流体を少しずつ外部に排出してピストンおよびロッドの動きを遅くして弁体が閉止から開放に至る動作を緩慢にすることができる。
上記に説明したように本考案によれば、弁体のシール構造がシンプルで、安定したシール性能を有するスイングチャッキ構造の予作動式流水検知装置を実現することができる。
第1実施形態(図1〜図5)
本考案の第1実施形態の予作動式流水検知装置100は、本体1、弁体2、ロッド3、弁体制御部材4、弁体開放検知機構5から構成される。
本考案の第1実施形態の予作動式流水検知装置100は、本体1、弁体2、ロッド3、弁体制御部材4、弁体開放検知機構5から構成される。
本体1は中空状であり、上下の端には配管と接続するためのフランジ11が形成されている。本体1の内部はスイングチャッキ構造となっており、内部の隔壁12によって一次側Iと二次側IIに仕切られており、隔壁12には穴13が穿設されている。穴13には円筒形状のシートリング14が設置されており、シートリング14の一端側に弁体2が載置され、弁体2が載置される面が弁座15となっている。本体1の二次側IIには、二次側II内の流体を外部に排出するための排水弁16が設置されている。
弁体2は円板形状をしており弁座15の上に回動自在に載置されている。弁体2の回動軸21は二次側IIに設置されており、回動軸21が設置された側の本体1の外部から弁体2の近傍にかけてロッド3が配置されている。また弁体2の弁座15との接触面の反対側には弁体制御部材4が固定設置されている。弁体2は弁体制御部材4を介してロッド3により押圧されており、開放方向への回動を阻止された状態にある。
弁体2において弁座15と接触する面の内側には、シートリング14の内側へ延出したスカート22が形成されている。スカート22は弁体2にボルト22Aによって固定設置されており、一次側I方向の端はやや先細りとなるテーパー状に形成されている。スカート22の側面とシートリング14の内側との間には間隙部23が形成される。間隙部23は弁体2の開放量を増加する作用を有している。
具体的に説明すると、二次側IIの末端に接続された後述するスプリンクラーヘッド62の近傍に設置されている火災感知器64が作動するとロッド3が弁体2から離れる側へ移動して弁体2が開放可能な状態となる。弁体2には一次側I内の流体圧力と二次側II内の流体圧力が作用しており、ロッド3が弁体2に作用している状態では一次側Iの圧力が二次側IIの圧力よりも高く設定してあるので、ロッド3が弁体2から離れる側へ移動した直後においては一次側Iの圧力により弁体2が開放して一次側Iの流体が二次側IIへ供給される。
やがて一次側Iの圧力と二次側IIの圧力は同圧となり弁体2は弁座15に着座する。その後に、スプリンクラーヘッド62が火災の熱によって作動すると二次側IIの圧力が減少するので一次側I内の流体圧力によって弁体2は弁座15から離れて開放する。そのとき一次側Iから二次側IIへ供給される水量は作動しているスプリンクラーヘッド62から放水される水量しか通過しないので、スカート22と間隙部23により水が通過できる面積を絞ることで弁体2の開放(回動)量を増加することができる。
弁体2の開放量を増加させたことで、弁体開放検知機構5に用いられるスイッチ装置56は汎用の安価なものを使用することが可能となる。また弁体2の開放量が大きいことにより、弁体開放検出範囲を広く設定することができるので、弁体開放検知性能が安定しており信頼性が高い弁体開放検知機構5を安価に製造することが可能となる。
ロッド3は本体1の外部から弁体2に向けて挿通されており、ロッド3の先端31は弁体2の近傍に配置される。本体1の外部側の端32は本体1の外部に設置されたピストン機構33のピストン34と接続されている。ピストン機構33はロッド3の動力源であり、チャンバー35内にピストン34を摺動可能に設置してある。ロッド3とピストン34は接続しており一緒にチャンバー35内を移動可能である。
ピストン34がチャンバー35内の左側に移動した状態のときロッド3の先端31は弁体2の近傍に配置され、この位置を第1位置とする。逆にピストン34がチャンバー35の右側に移動した状態のときロッド3の先端31は弁体2から離れた位置に配置され、この位置を第2位置とする。
チャンバー35には給水管36と排水管37が接続されている。給水管36は本体1の一一次側Iと接続しており、一次側Iの流体がチャンバー35内に充填される。排水管37には電動弁EVが設置されている。電動弁EVは常時閉止状態となっており、火災感知器64の作動によって開放する。
電動弁EVが閉止しているときチャンバー35内は一次側Iから供給管36を通ってきた水が充填された状態となっており、ピストン34は弁体2側に移動した位置つまりチャンバー35の左側に配置される。電動弁EVが開放してチャンバー35内の水が排水管37から排水されるとピストン34とチャンバー35の左端の間に設置されたバネ34Aの作用によりチャンバー35の右側へ移動する。
電動弁EVは停電時に開放状態となるものを用いると、停電時に予作動式流水検知装置100を湿式流水検知装置として機能させることができる。具体的に説明すると、停電時にチャンバー35内の水を排出してロッド3を第1位置から第2位置に移動可能としたことで弁体2が開閉可能な状態となり、特開2011−255058号公報や特開2011−152182号公報に記載された湿式流水検知装置と同じ機構・機能を有する。電動弁EVとして例えば停電時にはバネの力により開放状態になるスプリングリターン式の電動弁を用いてもよい。または通電時に閉弁する電磁弁を用いることも可能である。
弁体制御部材4は棒状であり、前述のように一端が弁体2の弁座15と接触する面と反対側に設置される。弁体制御部材4は弁体2の中心位置に固定設置され、本実施形態では弁体2の中心に螺刻された牝ネジに弁体制御部材4の牡ネジを螺合させて構成している。
弁体制御部材4を弁体2の中心位置に垂直に設置することで、弁体制御部材4が受ける力を弁体2の中心位置に作用させることができる。これにより弁体2の中心位置に力が作用することで弁体2から弁座15に均一に力を作用させることができるので弁体2と弁座15の間にOリング25を設置することでシール性が確保され、シール構造をシンプルなもので構成することができる。
弁体制御部材4にはロッド3が作用しているとともに、弁体2に印加されている流体圧力も作用している。より詳しく説明すると弁体2には一次側I内の流体圧力による力と二次側II内の流体圧力による力が作用している。通常、一次側I内の流体圧力は二次側II内の流体圧力よりも高く設定されているので、弁体2には二次側II方向へ押し上げられる力が印加されている。
上記の弁体2に作用している力は弁体制御部材4を介してロッド3にも伝わっている。従ってロッド3が弁体制御部材4に及ぼす力は上記の弁体2に作用している力を上回らなければ弁体2を閉止状態に維持することができず、これによりチャンバー35とピストン34のサイズが設計される。ロッド3が弁体制御部材4から離れると、上記の弁体2に作用している力により弁体2は二次側II方向へ押し上げられ開放動作する。
弁体開放検知機構5は図2に示すように弁体2の回動軸21と反対側の本体1の外部に設置される。弁体開放検知機構5の検知棒51は弁体2の周縁に形成された突出部24の下面と接触している。この検知棒51の突出部24と接触している側の先端は鍔状に形成されたフランジ52となっている。
検知棒51は弁体開放検知機構5内に回動軸53を有しており図1または図3において上下方向に揺動可能である。検知棒51のフランジ52は弁体開放検知機構5内の付勢部材である圧縮バネ54によって弁体2の開放方向つまり図1において上方に付勢されている。従って弁体2が開放動作すると圧縮バネ54の作用により検知棒51のフランジ52は図中上方へ回動動作する。一方、検知棒51の弁体開放検知機構5内部に配置された側の端55も下方へ回動変位する。検知棒51の端55の近傍に配置されたスイッチ装置56は、端55により係止されていたスイッチ押圧片57が開放されスイッチ装置56側に移動して、スイッチ装置56をオン状態として外部に信号が出力される。
回動変位した検知棒51は図3の二点鎖線で示すように、本体1の内部と弁体開放検知機構5の間の貫通穴17の端に係留されており、弁体2が開放した後で閉止状態に戻るときには貫通穴17の端に係留されている検知棒51のフランジ52が弁体2の突出部24と係合するので、弁体2が弁座15に着座する際には検知棒51も元の状態に戻ることができる。尚、弁体開放検知機構5の詳しい内部構造は特開特開2011−152182号公報に記載されているので上記以外の部分の説明は省略する。
上記に説明した流水検知機構5の検知棒51は二次側IIに設置されているが、これに限らず一次側Iに設置することも可能である。この場合、検知棒51の先端をスカート22に接触させて弁体開放方向に付勢させて構成することができる。上記を含む流水検知機構の変形例として国際公開番号WO2010/147112号に記載されているものを本考案に適用することが可能である。
次に第1実施形態の予作動式流水検知装置100の動作について説明する。
予作動式流水検知装置100は予作動式スプリンクラー設備の配管上に設置される。図4に示すように予作動式流水検知装置A1の一次側Iは貯水槽WやポンプPが設置された一次側配管61と接続され、二次側IIは末端にスプリンクラーヘッド62が設置された二次側配管63と接続している。一次側配管61および二次側配管63には貯水槽からポンプPで汲み上げた水が充填されている。ここで、一次側配管61内の水の圧力よりも二次側配管63内の水の圧力は低く設定されている。場合によっては二次側配管63内の水の圧力を負圧とすることも可能である。
スプリンクラーヘッド62の近傍には火災感知器64が設置されており、火災感知器64は予作動制御盤65と電気的に接続され、予作動制御盤65は電動弁EVと電気的に接続されている。図1に示すように電動弁EVは平時において閉止状態となっており、チャンバー35内には一次側Iから給水管36を通じて水が供給され、ピストン34が図中左側に移動した状態となる。
ピストン34に固定設置されたロッド3の先端は弁体制御部材4を押圧している。図1においてロッド3は弁体2の回動軸21側から弁体制御部材4の側面を押圧しており、弁体2の開放を阻止している。このときピストン34およびロッド3は第1位置に配置されている。
火災が発生すると、スプリンクラーヘッド62の近傍に設置された火災感知器64が作動する。火災感知器64の作動信号は予作動制御盤65に出力され、予作動制御盤65は電動弁EVへ開放信号を出力する。電動弁EVが開放するとチャンバー35内の水が排水管37から外部へ流出してチャンバー35内の圧力が低下する。
チャンバー35内の圧力低下によりピストン34を弁体制御部材4側に押圧する力が減少する。それによりピストン34内の流体がロッド3の先端31から弁体制御部材4を押圧する力よりも、チャンバー35の左端に設置されたバネ34Aの作用および弁体2に作用している一次側Iの水の圧力による力が上回り、弁体制御部材4と弁体2は開放方向(図中時計回り)に回動してピストン34およびロッド3は図中右側に移動を始める。
ピストン34の移動によりロッド3の先端は図中右側へ移動する。弁体2は一次側I内の水の圧力によって二次側IIの方向に押圧されているので、ロッド3の移動により弁体2も回動軸21を支点として僅かに開放する。弁体2に設置された弁体制御部材4とロッド3は接触した状態を維持しながら徐々に開放動作する。
この間にもチャンバー35内の水は排水され続けており、チャンバー35内の水が排出されピストン34が図5に示すように第2位置まで移動すると、弁体2が全開放状態となる。
やがて一次側Iと二次側IIの水の圧力が略等しくなり、弁体2は自重によって弁座15に着座する。このロッド3による弁体2の閉止状態が解除され弁体2が弁座15に着座して閉止している状態において、予作動式流水検知装置100は一般の湿式流水検知装置と同じ機能・作用を行うことができる。
火災感知器64の作動後にスプリンクラーヘッド62が火災の熱によって作動すると、作動したスプリンクラーヘッド62から二次側配管63内の水が放出されるので二次側配管63および二次側II内の水の圧力は減少する。
二次側IIの水の圧力減少により、弁体2に一次側Iから作用する水の圧力による力が二次側IIから作用する力を上回り、弁体2が開放動作する。このとき一次側Iから二次側IIへ供給される水量は作動しているスプリンクラーヘッド62から放水される水量しか通過しないので、弁体2は閉止位置から5〜10°程度開いた状態となる。
この弁体2の開放による変位量を弁体開放検知機構5が検出して流水信号を出力する。具体的には図3にて二点鎖線で示すように検知棒51を付勢する圧縮バネ54が回動軸53を中心としてフランジ52側の端を図中上方に回動させる。また、スイッチ装置56側の端55を図中下方に回動させる。
ここで検知棒51は弁体2の開放方向と離れる方向に回動する。具体的に説明すると、弁体2が開放するとき弁体2は時計回りに回動動作するが、検知棒51は反時計回りに回動する。これにより弁体2の開放動作の軌跡と検知棒51の回動動作の軌跡とは交わらないので、弁体2が急激に開放動作した場合に検知棒51が弁体2の動作によって損傷することや過負荷を受けることを防止できる。
スイッチ装置56側の端55の回動によりスイッチ装置56がオン状態となり、管理人室に設置されている受信盤に流水信号を出力して、館内の人々に火災が発生したことを報知することができる。また一方では、ポンプPが連続運転を開始して貯水槽Wから汲み上げた水を作動したスプリンクラーヘッド62から連続的に放出して室内へ散布し、火災を消し止めることができる。
次に予作動式流水検知装置100を元の状態つまりロッド3により弁体2を閉止した状態に戻す動作について説明する。
まず、ポンプPを停止して一次側配管61および二次側配管63内の水の流れを止める。このとき作動したスプリンクラーヘッドは新品のスプリンクラーヘッドに交換しておく。配管内の流水が無い状態では弁体2が弁座15に着座しているので、この状態でロッド3を弁体2上に設置された弁体制御部材4と係合させる。
電動弁EVを閉じるとチャンバー35内に一次側Iの水が充填される。これによりピストン34は図中左側に移動してピストン34に固定接続されているロッド3も図中左側に移動する。ロッド3の先端31が弁体制御部材4の側面に当たるとロッド3及びピストン34の移動が阻止され、ロッド3の押圧力が弁体制御部材4を介して弁体2の中心に印加され、弁体2に均一に封止力が作用する。これによりロッド3により弁体2を閉止した状態に戻る。
第2実施形態(図6)
続いて本考案の第2実施形態の予作動式流水検知装置200について説明する。第2実施形態における第1実施形態との差異点は、閉弁時において弁体制御部材に形成された斜面をロッドの先端が押圧する構成としたことである。これにより、弁体が閉止した状態から開放動作をする際の弁体の開放量を第1実施形態よりも小さくすることができ、急激な弁体開放動作を抑制することができる。尚、第1実施形態と構成が同じ部分については同符号を付して詳細な説明は省略する。
続いて本考案の第2実施形態の予作動式流水検知装置200について説明する。第2実施形態における第1実施形態との差異点は、閉弁時において弁体制御部材に形成された斜面をロッドの先端が押圧する構成としたことである。これにより、弁体が閉止した状態から開放動作をする際の弁体の開放量を第1実施形態よりも小さくすることができ、急激な弁体開放動作を抑制することができる。尚、第1実施形態と構成が同じ部分については同符号を付して詳細な説明は省略する。
第2実施形態の弁体制御部材4の先端には斜面41が形成されており、ロッド3の先端31は斜面41を押圧する構成である。弁体制御部材4の斜面41によりロッド3の力を受けることで弁体2を弁座15に押し付ける封止力と、弁体2の回動を阻止する力を弁体2に作用させることができる。また、弁体制御部材4は弁体2の中心位置に設置されており、斜面41がロッド3から受ける力は弁体2の中心に伝わり、弁体2へ均一にロッド3の力を印加することができる。
これに加えて、弁体2が閉止状態から開放動作を行う際には、ロッド3の先端31が斜面41と接触していることで、ロッド3の移動量に対して弁体2の開放量を少なくすることができる。より具体的に説明すると、斜面41の傾き角度θが弁体制御部材4の軸に対して垂直に近づく程、弁体2が閉止状態から開放動作を行う際にロッド3の移動量に対して弁体2の開放量を低減することができる。これにより、弁体2の急激な開放動作を抑えるとともに、弁体の開放量が少ない間に一次側Iから二次側IIへ水を供給して一次側Iと二次側IIの流体の圧力差を低減することが可能となる。
第3実施形態(図7〜図8)
次に本考案の第3実施形態の予作動式流水検知装置300について説明する。第3実施形態における第1実施形態との差異点は、弁体制御部材と弁体を分離して設置し、各々が回動可能に構成したことである。これにより弁体制御部材に錘やダンパー等の遅延手段を設置してロッド3の移動時に弁体制御部材の動作を遅延させることができる。尚、第1実施形態と構成が同じ部分については同符号を付して詳細な説明は省略する。
次に本考案の第3実施形態の予作動式流水検知装置300について説明する。第3実施形態における第1実施形態との差異点は、弁体制御部材と弁体を分離して設置し、各々が回動可能に構成したことである。これにより弁体制御部材に錘やダンパー等の遅延手段を設置してロッド3の移動時に弁体制御部材の動作を遅延させることができる。尚、第1実施形態と構成が同じ部分については同符号を付して詳細な説明は省略する。
第3実施形態の弁体制御部材4には回動軸42が設置されており、弁体2とは別個に回動動作可能である。弁体制御部材4の弁体当接部43は弁体2の中心位置を押圧可能となっておりロッド3から弁体制御部材4を介して弁体2に均一に封止力を印加することができる。
弁体制御部材4に遅延機能を持たせるために、弁体制御部材4を金属製にして自重により錘の作用を持たせることができる。また弁体制御部材4と回動軸42を固定して一体に回動可能とし、回動軸42の端部を本体1の外部に突出させて、回動軸42の端部にロータリーダンパーを設置することも可能である。
これにより、弁体制御部材4の動作が緩慢となり、チャンバー35内の流体が排出されてピストン34およびロッド3が弁体2から離れる方向(図中右方向)へ移動する際には、ロッド3と弁体制御部材4は離れて動作する。ロッド3はバネ34Aの作用により動作し、弁体制御部材4は弁体2に作用する一次側Iの流体からの圧力により押圧されて回動動作する。弁体制御部材4の遅延機能によって弁体2は動作が緩慢となり急激な開放動作の発生を防いで、弁体2が開放動作した際の本体1の内部や弁体2の破損を防止することができる。
第4実施形態(図9)
続いて第4実施形態について説明する。第4実施形態は、動力源にピストン機構33を用いピストン機構33のピストン34の動作を緩慢にする手段について説明する。尚、本体1や弁体2等のピストン機構33以外の構成部分については、第1〜第3実施形態の何れかの構成を用いることができる。また先に説明したものと構成が同じ部分については同符号を付して詳細な説明は省略する。
続いて第4実施形態について説明する。第4実施形態は、動力源にピストン機構33を用いピストン機構33のピストン34の動作を緩慢にする手段について説明する。尚、本体1や弁体2等のピストン機構33以外の構成部分については、第1〜第3実施形態の何れかの構成を用いることができる。また先に説明したものと構成が同じ部分については同符号を付して詳細な説明は省略する。
ピストン34およびロッド3の動作を緩慢にする手段として、図9に示すようにピストン34のロッド3が設置された面と反対側の面に位置検出ロッド38を設けて、位置検出ロッド38の先端をチャンバー35の外部に突出させる。位置検出ロッド38の近傍にリミットスイッチS1を設置して位置検出ロッド38の移動をリミットスイッチS1により検知することで、電動弁EVの開閉制御を行いピストン34の動きを緩慢にする。
具体的には、位置検出ロッド38の先端に断部39を形成し、断部39の近傍にリミットスイッチS1を設置する。リミットスイッチS1、電動弁EV、火災感知器64は予作動制御盤65と電気的に接続されており、リミットスイッチS1と火災感知器64の状態により電動弁EVの開閉制御を可能とする。例えば、火災感知器64が作動してから弁体2の微開状態を所定の間維持することで弁体2が閉止から開放に至る動作を緩慢にすることができる。
図9により説明すると、平時においては図9(a)に示すように、チャンバー35内は充水されており、ピストン34はチャンバー35内の左側に位置している。また、リミットスイッチS1と位置検出ロッド38の段部39は接触しておらず、リミットスイッチS1はオフ状態にある。
火災が発生して火災感知器64の作動により電動弁EVを開放するとチャンバー35内の水が排水管37から排出され、ピストン34が図中右側に移動する(図9(b)参照)。ピストン34の移動により位置検出ロッド38も図中右側に移動して、位置検出ロッド38の先端の段部39がリミットスイッチS1と接触してオン状態にする。
リミットスイッチS1のオン信号により電動弁EVは閉止される。電動弁EVを閉止したことでチャンバー35内には給水管36を通じて水が供給され、ピストン34は図中左側へ移動する。ピストン34が左側に移動するとリミットスイッチS1はオフ状態となり、それにより電動弁EVは再び開放する。
上記の動作を火災感知器64が作動してから所定の時間繰り返した後に、リミットスイッチS1の状態に関わらず予作動制御盤65から電動弁EVに開放信号を出力して電動弁EVを開放させ、その状態を維持する。これによりピストン34はチャンバー35の右端に移動してロッド3が弁体2から離れて弁体2が全開放可能となる。
上記においては、火災感知器64の作動信号を受けてから所定時間経過後に電動弁EVを開放状態に維持して弁体2を全開放可能としたが、これに限らず、火災感知器64の作動信号を受けてから二次側配管63内の圧力値が所定値以上となった場合に電動弁EVを開放状態に維持することも可能である。あるいは、弁体開放検知機構5のスイッチ装置56がオン状態となり信号を出力した際に電動弁EVを開放状態に維持することもできる。
上記において第1実施形態から第4実施形態までを説明したが、既に説明したものを除いた他の実施形態として、ロッド3の動力源として前述のピストン機構33の代わりに電動モーターや油圧機構を用いることができる。
また電動弁EVの代わりに流量制御が可能なリニア式の電動弁を使用することができる。これによれば、リニア式の電動弁の弁体開放量を微量にすることにより、チャンバー35内の流体を少しずつ外部に排出してピストン34およびロッド3の動作を遅くして弁体2が閉止から開放に至る動作を緩慢にすることができる。
本考案の予作動式流水検知装置は、上記では二次側配管に水が充填されている湿式予作動スプリンクラー設備に設置した実施形態を説明したが、これに限らず二次側配管内の水を真空引きして負圧に維持した負圧予作動スプリンクラー設備に設置することも可能である。さらに、二次側配管に空気や不燃ガスを充填した乾式予作動スプリンクラー設備に設置することも可能である。
100、200、300 予作動式流水検知装置
1 本体
2 弁体
3 ロッド
4 弁体制御部材
5 弁体開放検知機構
11 フランジ
12 隔壁
14 シートリング
15 弁座
21 弁体の回動軸
22 スカート部
23 間隙部
24 突出部
25 Oリング
33 ピストン機構
34 ピストン
35 チャンバー
36 給水管
37 排水管
41 斜面
42 弁体制御部材の回動軸
43 弁体当接部
51 検知棒
52 フランジ
53 検知棒の回動軸
54 バネ
56 スイッチ装置
57 スイッチ押圧片
61 一次側配管
62 スプリンクラーヘッド
63 二次側配管
64 火災感知器
65 予作動制御盤
EV 電動弁
1 本体
2 弁体
3 ロッド
4 弁体制御部材
5 弁体開放検知機構
11 フランジ
12 隔壁
14 シートリング
15 弁座
21 弁体の回動軸
22 スカート部
23 間隙部
24 突出部
25 Oリング
33 ピストン機構
34 ピストン
35 チャンバー
36 給水管
37 排水管
41 斜面
42 弁体制御部材の回動軸
43 弁体当接部
51 検知棒
52 フランジ
53 検知棒の回動軸
54 バネ
56 スイッチ装置
57 スイッチ押圧片
61 一次側配管
62 スプリンクラーヘッド
63 二次側配管
64 火災感知器
65 予作動制御盤
EV 電動弁
Claims (9)
- 中空状の本体の内部に開閉可能に設置された弁体がスイングチャッキ構造であり弁体の開放によって信号を出力する弁体開放検知手段を備えており、、弁体の回動軸側に設置され、先端が弁体の近傍に配置される第1位置と先端が第1位置よりも弁体から離れた第2位置との間を動力源によって移動可能なロッドと、ロッドと弁体の間に設置される弁体制御部材を有しており、弁体制御部材は弁体の中心に作用し、ロッドが弁体制御部材を押圧することで弁体の開放を阻止することを特徴とした予作動式流水検知装置。
- 弁体制御部材は弁体の中心に固定設置される請求項1記載の予作動式流水検知装置。
- 弁体制御部材は本体内に変位可能に設置される請求項1または請求項2記載の予作動式流水検知装置。
- 閉弁時において弁体制御部材の側面からロッドが作用する請求項1〜請求項3の何れか1項記載の予作動式流水検知装置。
- 閉弁時において弁体制御部材に形成された斜面にロッドが作用する請求項1〜請求項3の何れか1項記載の予作動式流水検知装置。
- 弁体が閉止から開放に至る動作を緩慢にした請求項1〜請求項5の何れか1項記載の予作動式流水検知装置。
- 動力源はピストン機構であり筒状のチャンバー内を摺動可能なピストンにロッドが接続され、チャンバー内に流体を供給・排出することでピストンが移動可能な構成とした請求項1〜請求項6の何れか1項記載の予作動式流水検知装置。
- チャンバーの流体供給部と本体の一次側を接続し、チャンバーの流体排出部に電動弁を設置した請求項7記載の予作動式流水検知装置。
- チャンバーに流量制御可能な電動弁を設置した請求項8記載の予作動式流水検知装置。
Priority Applications (1)
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